JPH07298043A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH07298043A
JPH07298043A JP6086202A JP8620294A JPH07298043A JP H07298043 A JPH07298043 A JP H07298043A JP 6086202 A JP6086202 A JP 6086202A JP 8620294 A JP8620294 A JP 8620294A JP H07298043 A JPH07298043 A JP H07298043A
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渡 富田
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一延 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーにより複数のドットを選択的に形成し
て画像記録を行い、トナーを節約するトナーセーブ記録
の実行を、使用者の面倒な手動操作なしで、原画像デー
タの種類に応じて適切に行う記録装置を得ることであ
る。 【構成】 原画像データの種類に応じて、トナーセーブ
記録と非トナーセーブ記録とが自動で選択されるため、
使用者が原画像データの種類を知らなくても選択が行わ
れることとなる。また、これらの選択が、面倒な手動操
作を必要とせず自動で行われる。トナーセーブ記録が選
択された場合には、記録部がトナーセーブ記録画像デー
タに基づいて制御され、トナーの消費量が原画像データ
に基づく場合より少なくて済む。このトナーセーブ記録
画像データに基づいて形成された記録画像は原画像を認
識可能なものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーを使用して記録
を行う記録装置に関するものであり、特にトナーの節約
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マトリックス状に並んだ複数個のドット
形成点の各々にトナーによりドットを選択的に形成する
ことによって画像の記録を行う記録装置において、トナ
ーの節約が望まれており、特開平2─144574号公
報には、トナーを節約し得る記録装置が記載されてい
る。この記録装置は、(1) トナーにより記録媒体に画像
を記録する記録部と、(2) 原画像に対応した原画像デー
タに基づいて記録部を制御する非トナーセーブ記録制御
部と、(3) 原画像データよりドット形成率が低く、か
つ、原画像を認識可能な記録画像を形成するトナーセー
ブ記録画像データに基づいて記録部を制御するトナーセ
ーブ記録制御部と、(4) 使用者の手動操作によって非ト
ナーセーブ記録制御部とトナーセーブ記録制御部とを選
択し得る選択スイッチとを備えたものである。
【0003】トナーセーブ記録制御部は、原画像データ
に基づいて、ドット形成点の各々についてドットの形成
を省略するか否かを演算により決定するドット不形成演
算手段を含むものとされており、マトリックスの1行ま
たは1列においてドットが形成されるドット形成点が連
続する場合に、1個おきにドットの形成が省略されるよ
うになっている。例えば、ある行においてドットが形成
されるドット形成点が3個連続していれば、中央のドッ
ト形成点においてドットの形成が省略されるのであり、
その行について均一にドットの形成が省略される。すな
わち、この記録装置のトナーセーブ記録制御部において
は、ドット形成点各々に対してドットを形成するか否か
が演算により決定されることになる。
【0004】また、非トナーセーブ記録制御部とトナー
セーブ記録制御部との選択が、使用者の選択スイッチの
手動操作によって行われる。非トナーセーブ記録制御部
が選択された場合には、記録部が原画像データに基づい
て制御され、トナーセーブ記録制御部が選択された場合
には、トナーセーブ記録画像データに基づいて制御され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この記録装置において
は、非トナーセーブ記録制御部とトナーセーブ記録制御
部との選択を行う場合には、使用者が選択スイッチを手
動操作しなければならず、操作が面倒であるという問題
があった。また、原画像データが表す情報の種類(以
下、原画像データの種類と略称する。)に応じてトナー
セーブ記録制御部が選択された方が望ましい場合や非ト
ナーセーブ記録制御部が選択された方が望ましい場合が
あるが、これらの選択が使用者の判断に依存することに
なるため、必ずしも原画像データの種類に応じて適切な
トナーセーブが行われるとは限らないという問題もあっ
た。しかも、原画像データの種類を使用者が知ることが
できない場合もあり、その場合には、トナーセーブを適
切に行うことができないのである。
【0006】そこで、本発明の課題は、使用者の面倒な
手動操作なしで、原画像データの種類に応じて適切なト
ナーセーブが行われる記録装置を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第一発明の要旨は、記録
装置に、前記(1) の記録部,(2) の非トナーセーブ記録
制御部および(3) のトナーセーブ記録制御部の他に、原
画像データが表す情報の種類に応じて、非トナーセーブ
記録制御部とトナーセーブ記録制御部とのいずれかを自
動で選択する情報種類対応記録制御部選択手段を設ける
ことにある。
【0008】情報種類対応記録制御部選択手段は、例え
ば、原画像データの種類が中間調データ,文字データ,
数字データ,記号データであることを検出したり、原画
像が細かい画像であることを検出したりする原画像デー
タ種類検出手段を備え、それの検出結果に基づいて記録
制御部の選択を行う。
【0009】第二発明の要旨は、情報種類対応記録制御
部選択手段を、原画像データの種類が中間調データであ
る場合には、非トナーセーブ記録制御部を選択する中間
調データ対応記録制御部選択手段を含むものとすること
にあり、第三発明の要旨は、情報種類対応記録制御部選
択手段を、原画像データの変化頻度が設定頻度以上であ
る場合に、中間調データを検出する中間調データ検出手
段を含むものとすることにある。
【0010】
【作用】第一発明の記録装置においては、原画像データ
の種類に応じて、情報種類対応記録制御部選択手段によ
り非トナーセーブ記録制御部とトナーセーブ記録制御部
とが自動で選択される。そのため、使用者が原画像デー
タの種類を知らなくても選択が行われることになる。ま
た、これらの選択が、面倒な手動操作を必要とせず自動
で行われる。情報種類対応記録制御部選択手段によって
トナーセーブ記録制御部が選択された場合には、記録部
がトナーセーブ記録画像データに基づいて制御され、ト
ナーの消費量が原画像データに基づく場合より少なくて
済む。このトナーセーブ記録画像データに基づいて形成
された記録画像は原画像を認識可能なものとなる。トナ
ーセーブ記録画像データがそのように作成されるからで
ある。
【0011】第二発明の記録装置においては、原画像デ
ータの種類が中間調データである場合には、中間調デー
タ対応記録制御部選択手段によって非トナーセーブ記録
制御部が選択される。中間調データは、通常は、ディザ
マトリックスに基づいて作成されるため、トナーセーブ
記録制御部が選択されると、中間調データの表す階調特
性に偏りが生じたり、階調レベル(濃さ)に応じた記録
ができなかったりするおそれが生じる。それを回避する
ために、非トナーセーブが選択されるのである。
【0012】第三発明の記録装置においては、原画像デ
ータの変化頻度が設定頻度以上である場合に中間調デー
タ検出手段により原画像データが中間調データであると
決定される。上述のように、中間調データはディザマト
リックスに基づいて作成されるため、原画像データ(ド
ットデータの場合と、そのドットデータに基づいて作成
された符号化データの場合とがある。)の値が頻繁に変
化する。したがって、その変化頻度が設定頻度以上であ
れば、原画像データの種類が中間調データであると決定
されるのである。
【0013】
【発明の効果】第一発明の記録装置においては、非トナ
ーセーブ記録制御部とトナーセーブ記録制御部とが自動
で選択され、使用者が面倒な手動操作を行う必要がな
い。その上、これらの選択が、原画像データの種類に応
じて行われるため、使用者が原画像データの種類を知ら
なくても、原画像データの種類に応じてトナーセーブを
適切に行うことができる。
【0014】第二発明の記録装置においては、原画像デ
ータの種類が中間調データである場合に非トナーセーブ
記録制御部が選択されるため、第一発明における効果を
得ることができる上、階調特性の偏りが生じることを回
避し得、良好な記録画像を形成し得る。また、第三発明
の記録装置においては、原画像データの種類が中間調デ
ータであることを確実に検出することができる。
【0015】
【発明の望ましい態様】以下、本発明の望ましい態様を
列挙するとともに、必要に応じてそれぞれに関する説明
を行う。 (1)前記トナーセーブ記録制御部が、行と列との少な
くとも一方に関して、少なくとも1個の整数ごとのドッ
ト形成点におけるドット不形成を指示するドット不形成
指示データを含む一括処理型トナーセーブ記録画像デー
タに基づいて記録部を制御する一括処理型トナーセーブ
記録制御手段を含む請求項1ないし3のいずれか1つに
記載の記録装置。
【0016】この態様においては、トナーセーブ記録画
像データには、行と列との少なくとも一方に関して、少
なくとも1個の整数ごとの行や列ドット形成点における
ドット不形成を指示するドット不形成指示データが含ま
れ、このドット不形成指示データによって指示される少
なくとも1個の整数ごとの行番号や列番号により規定さ
れる行や列に含まれるすべてのドット形成点においては
ドットが形成されない。ここで、「行と列との少なくと
も一方に関して」は、行単位のみで一括処理される場合
と,列単位のみで一括処理される場合と、行単位と列単
位との両方において一括処理される場合とを含む。ただ
し、以下の説明は煩雑さを避けるために、特に必要がな
い限り行についてのみ行う。殆どの場合、行を列と読み
変えるのみでよいからである。
【0017】また、「少なくとも1個の整数」は、整数
を常に1つの整数に決めておく場合と、複数の整数のう
ちから1個の整数を選択可能とする場合とを含む。前者
の場合は、例えば、整数が2であれば2行ごとにドット
が形成されない行(ドット不形成行と称する)が生じ、
整数が3であれば3行ごとにドット不形成行が生じるこ
とになる。整数が4以上の場合も同様である。整数が何
であっても常にその整数行ごとにドット不形成行が生じ
るのである。
【0018】なお、整数が3以上である場合には、ドッ
ト不形成行の組を2組以上生じさせることが可能であ
る。例えば、整数が3である場合に、第2行から起算し
て3行ごとのドット不形成行の組と、第3行から起算し
て3行ごとのドット不形成行の組との2組を生じさせる
ことが可能なのである。そして、この2組を共にドット
不形成行とすることも、いずれか一方のみをドット不形
成行とすることも可能である。起算行の組合わせも、第
1行と第2行の組合わせ、第1行と第3行との組合わせ
に変更することができる。
【0019】また、整数が4の場合には、4行ごとの行
にドットが形成され、その他の行のすべてにおいてドッ
トが形成されないようにすることも、その他の行のうち
の一部の行においてのみドットが形成されないようにす
ることも可能である。例えば、第1行,第5行,第9
行,・・・にドットが形成される場合に、第2行,第3
行,第4行,第6行,第7行,第8行,・・・にドット
が形成されないようにすることも、第2行,第4行,第
6行,第8行,・・・にドットが形成されないようにし
たり、第2行,第3行,第6行,第7行,・・・にドッ
トが形成されないようにしたり、第3行,第4行,第7
行,第8行,・・・にドットが形成されないようにした
りすることも可能なのである。
【0020】さらに付言すれば、起算行を選択可能とす
ることも可能であるが、一律に決まる構成とすることも
可能である。例えば、整数が2の場合には起算行は必ず
第2行とし、3の場合には第2行および第3行とし、4
の場合には第2行,第3行および第4行とするのであ
り、この場合には、起算行の設定操作を行う必要がなく
なる。
【0021】それに対して、後者の場合、すなわち複数
の整数のうちから1個の整数を選択可能とする場合に
は、例えば、2と3との2個の整数のいずれかを選択し
て採用することが可能な構成とされる。2が選択された
場合には2行ごとにドット不形成行が生じることにな
り、3が選択された場合には3行ごとにドット不形成行
が生じることになる。この場合にも、第2行から起算さ
れる行の組と第3行から起算される行の組とを生じさせ
ることができ、2組ともドット不形成行の組とする場合
といずれか1組のみをドット不形成行の組とする場合と
を選択可能な構成とすることができる。整数の個数は3
個以上とすることも可能であり、整数の組合わせも種々
に変えることが可能である。
【0022】本態様(1)の記録装置においては、ドッ
ト不形成指示データによってドットの不形成が行単位
(列単位)で決定されるため、従来の記録装置における
場合より処理時間が短くて済む。またドット不形成を指
示する電子回路を設ける場合より装置を安価にすること
ができる。従来の記録装置においては、前述のように、
ドットの形成を省略するか否かを決定するための演算が
ドット形成点の各々について行われるため、画像データ
の処理時間が長くなるという問題があり、電子回路によ
ってドット不形成点を決定するようにすれば処理時間を
短縮することができる記録装置が高価になるという問題
があったのであるが、本態様(1)によればこれらの問
題が解消されるのである。
【0023】(2)情報種類対応記録制御部選択手段
が、原画像データの変化幅が小さい場合に、原画像デー
タが表す原画像が細かいと決定する原画像細かさ検出手
段と、その原画像細かさ検出手段によって原画像が細か
いことが検出された場合に、非トナーセーブ記録制御部
を選択する大きさ対応記録制御部選択手段とを含むこと
を特徴とする請求項1または態様(1)記載の記録装
置。原画像が細かい場合には、ドットデータの変化する
幅が小さくなる。特に、原画像が小さい文字で構成され
ている場合には、ドットを連続して形成すべき領域の幅
が小さくなるため、この事実に基づいて小字を検出する
小字検出手段を設けることが有効である。原画像が細か
い場合には、トナーセーブ記録が行われると原画像の認
識が困難になることが多いため、非トナーセーブ記録制
御部が選択されることが望ましい。
【0024】(3)前記トナーセーブ記録制御部が、前
記整数とドット不形成の組数との少なくとも一方を、前
記原画像細かさ検出手段によって検出された原画像の細
かさに応じて決定する原画像細かさ対応手段を含むこと
を特徴とする態様(2)記載の記録装置。ドット不形成
行の組を1組に決めれば、整数が大きいほどドット不形
成が指示される行の頻度が低くなり、整数を1つに決め
れば、ドット不形成行の組数が少ないほどドット不形成
が指示される行の頻度が低くなるため、トナーセーブの
度合い(以下、トナーセーブ度と略称する)が低くな
る。原画像が大きな文字で構成されている等、細かくな
い場合には、トナーセーブ度を高くしても差し支えない
が、細かい場合には、細かいほどトナーセーブ度を低く
することが望ましい。
【0025】(4)当該記録装置が外部制御装置に接続
され、原画像データがその外部制御装置から供給される
ことを特徴とする請求項1ないし3,態様(1)のいず
れか1つに記載の記録装置。 (5)前記トナーセーブ記録制御部が、前記整数とドッ
ト不形成の組数との少なくとも一方を、前記外部制御装
置から供給された外部情報に基づいて決定する外部情報
対応手段を含むことを特徴とする態様(4)記載の記録
装置。トナーセーブ度の設定を容易にすることができ
る。
【0026】(6)前記原画像データに対応したキャラ
クタデータを記憶するキャラクタデータ記憶手段と、そ
のキャラクタデータ記憶手段に記憶されたキャラクタデ
ータに基づいて2値化データを作成する2値化データ作
成手段とを含み、かつ、前記情報対応記録制御部選択手
段が、キャラクタデータの種類を検出するキャラクタデ
ータ種類検出手段と、そのキャラクタデータ種類検出手
段によって検出されたキャラクタデータの種類に応じ
て、非トナーセーブ記録制御部とトナーセーブ記録制御
部との選択を行うキャラクタデータ対応記録制御部選択
手段とを備えることを特徴とする請求項1,態様
(1),(4)のいずれか1つに記載の記録装置。2値
化データを作成する以前のキャラクタデータの種類、例
えば、アルファベット,仮名等構成の簡単な文字か漢字
等構成の複雑な文字かや、大きな文字か小さな文字か等
が検出され、そのキャラクタデータの種類に基づいて、
非トナーセーブ記録制御部とトナーセーブ記録制御部と
の選択が行われる。
【0027】(7)前記キャラクタデータ種類検出手段
が、キャラクタデータの大きさを表すポイント数が設定
値より大きいことを検出するポイント数検出手段を含
み、かつ、キャラクタデータ対応記録制御部選択手段
が、そのポイント数検出手段によって検出されたポイン
ト数が設定値より大きいことが検出された場合に、前記
トナーセーブ記録制御部を選択するポイント数対応記録
制御部選択手段を含むことを特徴とする態様(6)記載
の記録装置。キャラクタデータの大きさを表すポイント
数が設定値以上であり、大きさが大きい場合には、トナ
ーセーブ記録制御部が選択されても差し支えない。
【0028】(8)前記キャラクタデータ種類検出手段
が、キャラクタデータ記憶手段において記憶されたキャ
ラクタデータから、文字データ以外のキャラクタデータ
を検出する文字以外データ検出手段を含むことを特徴と
する態様(6)または(7)記載の記録装置。文字デー
タ以外のキャラクタデータを検出すれば、結果的に文字
データを検出したことと同じになるため、文字以外デー
タ検出手段は実質的に文字データ検出手段と同じであ
る。そして、キャラクタデータの大部分は、通常は、文
字データであるため、文字データを検出するより文字デ
ータ以外のキャラクタデータを検出する方が、検出に要
する時間が短くて済む。
【0029】(9)前記文字以外データ検出手段が、検
出された文字以外データの数の供給された全キャラクタ
データの数に対する比率を検出する文字以外データ比率
検出手段を含み、前記キャラクタデータ対応記録制御部
選択手段が、その文字以外データ比率検出手段によって
検出された比率が設定値以上の場合に、非トナーセーブ
記録制御部を選択する比率対応非トナーセーブ記録制御
部選択手段を含むことを特徴とする態様(8)記載の記
録装置。キャラクタデータが文字データである場合に
は、記録が薄く読み難くても、前後の文章のつながりか
ら推定することができるが、文字以外の数字データや記
号データ等である場合には、前後から推定することがで
きない。特に、数字データにおいては、トナーセーブ記
録制御部が選択されると、3と8,6と8等の識別が困
難な場合もあるため、トナーセーブ記録制御部が選択さ
れることは望ましくない場合が多い。前記比率の設定値
を0に近い値にすれば、全キャラクタデータ中に文字デ
ータ以外の数字データや記号データが少しでもある場合
に非トナーセーブ記録制御部が選択され、設定値を0.
5ぐらいにすれば、全キャラクタデータ中に数字データ
や記号データ等が半分ぐらいある場合に非トナーセーブ
記録制御部が選択される。
【0030】(10)前記トナーセーブ記録制御部が、
前記行に関してドット不形成を指示するデータを含み、
列に関してドット不形成を指示するデータを含まないド
ット不形成指示データを作成する行単位ドット不形成デ
ータ作成手段を含む請求項1ないし3,態様(1)ない
し(9)のいずれか1つに記載の記録装置。通常、列単
位で処理するより行単位で処理する方が処理時間を短く
することができる。
【0031】
【実施例】以下、第一発明および第三発明の共通の一実
施例である記録装置がファクシミリ装置に適用された場
合について、図面に基づいて詳細に説明する。図2は、
電話機付ファクシミリ装置の外観を示す図である。この
ファクシミリ装置の本体10の側部には受話器12が取
り付けられ、上面の前部には操作パネル14が設けられ
るとともに後部にはカセット装着部16が設けられてい
る。このカセット装着部16には、図3に示すように記
録紙カセット17が取り外し可能に装着される。
【0032】記録紙カセット17内に収容された記録紙
18は、給紙ローラ20および分離パッド22を含む自
動給紙装置によって、一枚づつ送り出される。すなわ
ち、記録紙カセット17に収容された記録紙18の最も
上(自動給紙装置側)に位置する記録紙18から順に送
り出されるのである。カセット装着部16の上側の壁で
形成された手差しテーブル24に記録紙18がセットさ
れている場合には、その手差しテーブル24にセットさ
れた記録紙18が自動給紙装置によって送り出されるこ
とになる。手差しテーブル24にセットされた記録紙
が、記録紙カセット17に収容された記録紙より上方に
位置することになるからである。手差しテーブル24に
記録紙18がセットされていることは手差しセンサ25
によって検出される。
【0033】自動給紙装置によって送り出された記録紙
18は、一対の搬送ローラ26によって感光ドラム30
と転写装置32との間に送られる。感光ドラム30の表
面がスキャナユニット34によるレーザ光によって走査
され、静電潜像が形成される。スキャナユニット34
は、レーザ発光部36,レンズ37,反射ミラー38等
を備えている。レーザ発光部36は、制御装置40の指
令に従ってレーザ光を発射するレーザ光源およびそのレ
ーザ光を反射するポリゴンミラー等を有するものであ
る。レーザ発光部36から発せられたレーザ光は、レン
ズ37によって集光させられて反射ミラー38に供給さ
れ、反射されて感光ドラム30に照射される。
【0034】感光ドラム30の回転と、レーザ光の走査
とによって、感光ドラム30の表面上に静電潜像が形成
されるのであるが、この静電潜像は、潜像形成の際の最
小単位としてのドット形成点42(図19参照)に分割
される。このドット形成点42の走査線方向の大きさ
は、レーザ光の走査速度によって決まり、副走査線方向
の大きさは、感光ドラム30の回転速度によって決まる
が、本ファクシミリ装置においては、これらは一定の大
きさに定められている。本実施例におけるドット形成点
42の大きさは、約0.07mm(1/16mm)×0.0
7mm(15.4ライン/mm)であり、後述するが、解像
度がスーパファインに設定された場合に読み取られる最
小単位の大きさに対応する。感光ドラム30を回転させ
るドラムモータ44(図18参照)は、駆動回路45を
介して制御装置40に接続されている。
【0035】スキャナユニット34は、制御装置40か
ら供給される記録画像データに基づいて制御される。こ
の記録画像データは、後述するが、1行(1ドットライ
ン)分のドット形成点42に対するドットデータであ
る。ドットデータによりドットの形成が指示されたドッ
ト形成点42には、レーザ光が照射され、ドットの不形
成が指示されたドット形成点42にはレーザ光が照射さ
れない。本ファクシミリ装置においては、この記録画像
データが2種類ある。そのうちの一方は、通常の非トナ
ーセーブ記録画像データであるが、他方は、後述するト
ナーセーブのためのトナーセーブ記録画像データであ
る。前者のデータが供給された場合には、非トナーセー
ブ記録が行われ、後者のデータが供給された場合には、
トナーセーブ記録が行われる。
【0036】スキャナユニット34に供給された記録画
像データに基づいてレーザ光が制御されつつ感光ドラム
30の表面が1行分ずつ順次走査されることによって感
光ドラム30上に静電潜像が形成される。感光ドラム3
0に形成された静電潜像は、後述する現像装置48によ
り現像剤としてのトナー50(図15参照)が付着させ
られて現像され、転写装置32によって記録紙18に転
写される。なお、記録紙18に転写されないで感光ドラ
ム30上に残ったトナーは、クリーニング装置51によ
って除去される。
【0037】転写装置32は転写ローラ52を有してお
り、記録紙18に電荷を付与し、感光ドラム30に付着
したトナーを記録紙18に転写する。転写後、図示しな
い除電器によって除電された後、図示を省略するガイド
により案内されて定着装置54に送られる。定着装置5
4は、加熱ローラ56および押さえローラ58を有して
おり、画像を定着された記録紙18は、1対の排紙ロー
ラ60により本体10の前面に取り付けられた排紙トレ
イ62に排出される。一方、現像装置48の近傍には、
湿度センサ64が取り付けられ、制御装置40にその出
力信号が供給される。
【0038】また、本体10の上部には画像読取装置6
6が設けられている。本体10の上面の中間部に設けら
れた原稿台68上に載せられた原稿は、読み取り開始の
指令に基づいて原稿送り装置70(図18参照)によっ
て1枚ずつ送り出される。送り出された原稿は、送りロ
ーラ等によって画像読取装置66へ送られる。原稿台6
8に原稿がセットされていることは原稿センサ72によ
って検出される。
【0039】画像読取装置66は、光源74によって原
稿支持板76上の原稿に光を照射し、原稿からの反射光
をミラー78,80により反射させ、レンズ82により
集光してラインイメージセンサ84に入光させ、原稿の
画像を1行分ずつ読み取るものである。原稿支持板76
は、全体的には不透明な部材によって形成されている
が、光が照射される部分のみにガラス等透明な部材が嵌
め込まれてたものである。ラインイメージセンサ84に
よって読み取られた画像の最小単位の大きさは、解像度
に応じて異なるが、スーパファインが設定された場合に
おけるそれは、前述のドット形成点42と同じ大きさで
ある。本実施例においては、解像度を、スーパファイ
ン,ファイン,スタンダードの3段階に設定し得る。原
稿送り装置70の回動速度は解像度に応じて制御され
る。読み取り後、原稿は排出ローラ86により送られ、
開口から排出トレイ88に排出される。
【0040】現像装置48は、特願平6─19227号
の明細書に詳細に説明されているものであり、以下、図
4ないし図14に基づいて簡単に説明する。図4に示す
ように、現像装置48の本体100は、仕切壁102,
104によってトナーカートリッジ収容室106,攪拌
室108,現像室110の3個の室に分けられている。
攪拌室108,現像室110には第一攪拌部材112,
第二攪拌部材114がそれぞれ回動可能に取り付けられ
ている。トナーカートリッジ収容室106と攪拌室10
8とを仕切る仕切壁102には開口116が形成され、
同様に、攪拌室108と現像室110とを仕切る仕切壁
104には開口118が形成されている。
【0041】トナーカートリッジ収容室106に図5に
示すトナーカートリッジ120が取り付けられると、ト
ナーカートリッジ120内のトナー50は、図6に示す
第三攪拌部材122によって攪拌されつつ開口116を
経て攪拌室108に供給される。攪拌室108に供給さ
れたトナー50は、第一攪拌部材112によって攪拌さ
れつつ開口118を経て現像室110に供給される。現
像室110に供給されたトナー50は、予め収容されて
いた磁性キャリアと共に第二攪拌部材114によって攪
拌され、現像スリーブ124に向かってはね上げられ
る。開口118の上方に設けられた規制板126は、攪
拌室108から供給されたトナー50が直接現像スリー
ブ124に付着しないようにするとともに、第二攪拌部
材114へ供給されるようにするために取り付けられた
ものである。なお、仕切壁102は、断面形状が、トナ
ーカートリッジ収容室106内の一点を中心とする円弧
状とされており、トナーカートリッジ120の外周面に
沿うようになっている。
【0042】現像スリーブ124の内部には、磁石ロー
ラ128が配設され、両者は互いに逆方向に回転させら
れる。現像スリーブ124の表面に、上述の磁性キャリ
アに担持されたトナー50が付着し、その付着したトナ
ー50の量がドクターブレード130によって調整され
る。現像スリーブ124の表面に均一に付着したトナー
50は、帯電器131によって帯電させられた後レーザ
光により走査された感光ドラム30の表面に選択的に供
給される。トナー50は、感光ドラム30の表面のレー
ザ光が照射された部分、すなわち、ドットの形成が指示
されたドット形成点42に対応する部分に供給され、レ
ーザ光が照射されなかった部分には供給されないのであ
る。
【0043】トナーカートリッジ収容室106におい
て、その両側壁132には、図8に示すように、幅H1
のU字形の支持溝134が形成され、その支持溝134
に連通した係合溝136が、支持溝134の円弧状の底
部138の中心を中心とした円弧に沿って形成されてい
る。また、底部138の周辺には図6に示すように軸部
139とそれより大径の頭部140とを有する係合突部
141が設けられている。係合突部141は図8に示す
ように二面取りが施されて幅H2が上記支持溝134の
幅H1より僅かに小さくされている。さらに、トナーカ
ートリッジ収容室106の底部には、図4に示すよう
に、後述するトナー残量センサ142(図15参照)の
検出部144を貫通させるための貫通穴146が形成さ
れている。
【0044】トナーカートリッジ収容室106の両側壁
132の内側には図6に示す一対のアーム150が配設
されている。アーム150の、支持溝134に対応する
位置には図9に示すように幅H1のU字形の支持溝15
4が形成されるとともに、前記係合突部141と係合可
能な係合凹部156が形成されている。前記係合突部1
41の幅H2が、支持溝154の幅H1より僅かに小さ
いため、係合凹部156は支持溝154の開口157を
先頭として、係合突部140に方向Wから係合可能であ
り、係合突部141が係合凹部156の最深部に達した
後、アーム150が側壁132に対して相対的に回動さ
せられることにより、係合突部141と係合凹部156
とが離脱不能かつ相対回転可能に係合する。
【0045】このようにしてアーム150が側壁132
に取り付けられた状態においては、図5に示すようにア
ーム150の支持溝154が側壁132の支持溝134
と一致し、連携部158が係合溝136と立体交差する
状態となる。また、アーム150には、ピン160が、
側壁132に形成された円弧状の長穴162を貫通して
固定されており、アーム150の回動限度が長穴162
の両端部とピン160との当接により規定されるように
なっている。
【0046】アーム150には、第一シャッタ164が
固定されている。第一シャッタ164は、開口116を
覆うものである。断面が仕切壁102に沿った円弧を成
す板状の部材であり、その両端部に形成された取付部に
おいて両アーム150に固定されている。したがって、
第一シャッタ164とアーム150とは一体的に回動す
る。第一シャッタ164は、仕切壁102の開口116
の上方において、第一ロック装置166によってロック
される。第一ロック装置166については後述する。
【0047】トナーカートリッジ収容室106には、ト
ナーカートリッジ120が取り外し可能に装着される。
トナーカートリッジ120は、図7に示すように、本体
170,一対のレバー172,第二シャッタ174等を
備えている。本体170は長手方向に伸びた円筒形状を
成しており、その円筒面の一部には長手方向に延びた開
口176が形成されている。その開口176は、第二シ
ャッタ174によって覆われている。また、本体170
の底部付近には、図15,16に示すように透明な部材
で形成された一対の中空突部178が間隔を隔てて設け
られている。この中空突部178は本体170の底部上
面から上向きに突出しており、本体170の底部の下面
に開口する凹部を備えて中空となっている。トナーカー
トリッジ120がトナーカートリッジ収容室106に装
着された状態では、この中空突部178内にトナー残量
センサ142の検出部144が嵌入する。
【0048】また、本体170の両側部には、支持軸1
79が、本体170に対して回転可能に取り付けられ、
その支持軸179にはレバー172が相対回動可能に取
り付けられている。レバー172は、支持部180とハ
ンドル181とを備えており、その支持部180には上
記第二シャッタ174が固定されている。第二シャッタ
174は、断面が本体170の円筒面に沿った円弧状を
成した板状部材であり、その両端部が曲げられて扇形の
被取付け部182とされている。被取付け部182の先
端にはU字形の切欠184が形成されるとともに、その
中間部には係合穴186が形成されている。
【0049】それに対して、レバー172の支持部18
0は、被取付け部182とほぼ同形とされ、それの両縁
部には、抜出し防止爪187を有したガイド188が設
けられるとともに、その中間部の第二シャッタ174の
係合穴186に対する部分には断面形状が直角三角形を
成す係合爪190が設けられている。また、ハンドル1
81の基部には、係合突部192が設けられ、前記側壁
132に形成された係合溝136と係合するようになっ
ている。さらに、一対のハンドル181の先端部同士が
連結棒194によって連結され、両レバー172が一体
的に回動するよになっている。
【0050】レバー172の支持部180には第二シャ
ッタ174が、それの両側部がガイド188,187に
係合させられ、係合穴186に係合爪190が係合させ
られることによって固定させれている。したがって、レ
バー172と第二シャッタ174とは、一体的に回動す
る。また、この状態においては、第二シャッタ174の
切欠184の底部と、支持部180に形成された支持穴
195とが同じ位置になる。この切欠184と支持穴1
95とに本体170の支持軸179が嵌合されて一体的
なトナーカートリッジ120が構成され、トナーカート
リッシ収容室106に着脱される。第二シャッタ174
は、トナーカートリッジ本体170の開口176の上方
において後述する第二ロック装置196によってロック
される。
【0051】トナーカートリッジ本体170の内部に
は、図6に示す第三攪拌部材122が、支持軸179と
一体的に回転可能に設けられている。支持軸179は、
攪拌モータ200(図18参照)によって回転させられ
る。攪拌モータ200は、駆動回路201を介して制御
装置40に接続されており、支持軸179および第三攪
拌部材122は、制御装置40の指令に基づいて一体的
に回転させられる。本ファクシミリ装置においては、記
録の開始指令に基づいて回転が開始されるようになって
いる。前述の第一攪拌部材112,第二攪拌部材114
も同様である。
【0052】第三攪拌部材122は、本体170の内周
面近傍に位置するトナー攪拌部202を備え、そのトナ
ー攪拌部202の中央部にU字形の干渉回避部203が
設けられている。干渉回避部203はトナー攪拌部20
2と前記透明な中空突部178との干渉を避けるために
設けられたものであり、第三攪拌部材122の回動時に
は一対の中空突部178が干渉回避部203の内側を通
過する。干渉回避部203の底部に相当する部分は支持
軸179と同軸にされており、その部分に攪拌アーム2
04が設けられ、その攪拌アーム204の先端にワイパ
206が取り付けられている。ワイパ206はフェルト
等繊維集合材やスポンジ等軟質多孔材により形成され、
一対の中空突部178の間を通過する際にそこに存在す
るトナー50を排除するとともに、それら中空突部17
8の互いに対向する面を拭う機能を果たす。
【0053】前記第二ロック装置196は、図12,1
3に示すように、本体170に固定されたばね板220
と第二シャッタ174に設けられた係合穴222とを備
えている。ばね板220の一部が曲げられて係合突部2
24が形成されるのに対して、第二シャッタ174のそ
れに対向する位置には上述の係合穴222が設けられて
いるのである。係合突部224が係合穴222に係合さ
せられることによってロック状態となり、第二シャッタ
174が本体170にロックされる。
【0054】また、第二シャッタ174の、ばね板22
0に対応する位置にはU字形の切欠226が形成されて
いるが、この切欠226は第二ロック装置196のロッ
クを解除するために設けられたものである。一方、本体
170の開口176周辺には図7に示すようにシール部
材としてのフェルト材230が貼り付けられており、第
二シャッタ174と本体170との間の隙間からトナー
50が外部に漏れないようになっている。
【0055】本体100の仕切壁102の開口116の
上方の、トナーカートリッジ120が取り付けられた状
態における第二シャッタ174の切欠226に対向する
位置には、第二ロック装置解除部材としての突部232
が設けられている。突部232が切欠226を経てばね
板220を本体170の方へ押すことにより、第二ロッ
ク装置196のロックが解除され、第二シャッタ174
およびレバー172が本体170に対して回動し得る状
態となる。
【0056】第一ロック装置166は、第二ロック装置
196とほぼ同様なものであり、図14に示すように、
仕切壁102の開口116の上方に固定されたばね板2
40の突部242が、第一シャッタ164の上端縁に形
成された係合部244に係合して第一シャッタ164を
開口116を覆う状態でロックする。また、第二ロック
装置196における場合と同様に、仕切壁102の開口
116の周辺にはシール部材としてのフェルト材246
が貼り付けられている。
【0057】一方、トナーカートリッジ120の本体1
70の開口176の上方には、第一ロック装置解除部材
としての突部250が固定されている。突部250は、
第一ロック装置166のばね板240の面に対向する位
置に設けられ、突部250がばね板240を押すことに
よって第一ロック装置166のロックが解除され、第一
シャッタ164およびアーム150が仕切壁102に対
して相対回動し得る状態となる。
【0058】トナーカートリッジ120は、その支持軸
179を図5の方向Eから支持溝154,134に嵌入
させることによって取り付けられる。この状態におい
て、トナーカートリッジ120の本体170と仕切壁1
02とが近接し、突部250が第一ロック装置166の
ばね板240を押すとともに、突部232が第二ロック
装置196のばね板220を押すため、第一ロック装置
166,第二ロック装置196のロックが解除される。
【0059】この状態において、ハンドル181の操作
によりレバー172を方向Fに回動させると第二シャッ
タ174が本体170に対して回動し、開口176が開
かれる。それと同時に、係合突部192が連携部158
を介してアーム150および第一シャッタ164を回動
させ、第一シャッタ164が仕切壁102に対して回動
させられ、開口116が開かれる。
【0060】また、この状態においては、アーム150
が本体100(側壁132)に対して相対回動させられ
るため、支持溝154と支持溝134とが交差し、これ
らの溝の開口が塞がれる。さらに、レバー172の係合
突部192がアーム150の係合溝136に係合させら
れるため、トナーカートリッジ120の支持溝132か
らの抜出しが防止される。
【0061】次に、前述のトナー残量センサ142につ
いて説明する。トナー残量センサ142は、前記検出部
144とワイパ206とを備えており、検出部144が
本ファクシミリ装置の下部の支持板256上に固定され
ている。トナー残量センサ142は、透過式フォトセン
サ型で、検出部144は、一対の発光部と受光部とを備
えている。検出部144は、現像装置48の本体100
に設けられた開口146を貫通して、トナーカートリッ
ジ120の本体170の底部に設けられた2個の中空突
部178内に嵌入する。発光部が一方の中空突部178
内に位置し、受光部が他方の中空突部178内に位置す
るのである。中空突部178は前述のように、透明な材
料によって形成されているため、トナーカートリッジ1
20内にトナー50が全くないか、あっても少なく、一
対の中空突部178間の空間を埋めない場合には、発光
部から発せられた光が受光部によって受光される。
【0062】それに対して、トナー50の上面が検出部
144の感知部より高い場合において、攪拌アーム20
4が静止している場合には、発光部によって発せられた
光は、発光部と受光部との間にあるトナー50によって
遮断され、受光部によって受光されない。
【0063】ワイパ206は、第三攪拌部材122の回
動に伴って回動させられ、一対の中空突部178の間を
通過する。この通過に伴って、一対の中空突部178の
間に存在していたトナーが掻き上げられるとともに、中
空突部178の互いに対向している面が拭われる。その
結果、発光部からの光が受光部によって一瞬受光される
が、トナー50の残量が多く、トナー50の上面が検出
部144の感知部より十分高い場合には、一対の中空突
部178の間が周辺に存在する多くのトナー50によっ
て直ちに埋められ、発光部からの光が直ちに遮られる。
したがって、受光部の受光時間が短くなる。
【0064】それに対して、トナー50の上面が、検出
部144の感知部より高くても、トナー50残量が少な
い場合には、ワイパ206の通過に伴ってそれらの間に
存在していたトナーが掻き上げられ、受光部が受光状態
になってから、周辺部のトナー50によって一対の中空
突部178間が埋められまでに要する時間が長くなり、
受光時間が長くなる。したがって、受光部の受光時間,
すなわち、受光部が受光状態になってから再び遮光状態
になるまでの時間によって、トナー50の残量を検出す
ることができる。
【0065】受光部の受光時間、すなわち、トナー残量
センサ142の出力信号は、受光部の受光時間が設定時
間より長いか否かを判定する後述する判定手段に供給さ
れる。受光時間が設定時間より長い場合には、トナー5
0の残量が少なくてトナーカートリッジ120の取り替
え時期が近いことが検出され、後述する作動条件フラグ
1がセットされる。なお、前述のように、第三攪拌部材
122は、記録時に回転させられるようになっているた
め、トナー残量センサ142の出力信号は記録時に発せ
られる。
【0066】ファクシミリ装置の上面の前部に設けられ
た操作パネル14を図20に示す。操作パネル14の上
部には、表示器300,トナーセーブランプ302等が
設けられ、下部には、テンキー304,スピードダイヤ
ルキー306,スタートキー308,ストップキー31
0,コピーキー312等が設けられている。また、中間
部には、ファンクションキー314,セットキー31
6,クリアキー318,レゾルーションキー320,カ
ーソルキー322,324等が設けられている。
【0067】表示器300には、本ファクシミリ装置の
状態や使用者の操作手順等が表示される。トナーセーブ
ランプ302は、使用者によってトナーセーブ記録が選
択された場合、後述するトナーセーブフラグがセットさ
れている場合等に点灯させられるものである。テンキー
304は、相手先のファクシミリ装置(以下、相手装置
と略称する)325に本ファクシミリ装置からファクシ
ミリ情報を送信する際に相手装置325のファクシミリ
番号を入力したり、相手装置325のファクシミリ番号
を予め短縮番号と対応付けて登録したり、その他ファク
シミリ装置が有する機能を選択したりするためのキーで
ある。
【0068】スピードダイヤルキー306は、短縮ダイ
ヤル番号と対応付けて登録された相手装置325のファ
クシミリ番号を発生させるためのキーであり、スタート
キー308は、ファクシミリ情報の送信開始を指示した
り、呼出信号の登録を指示したりするためのキーであ
る。ストップキー310は、機能の選択の停止等を指示
するためのキーである。
【0069】また、ファンクションキー314は、本フ
ァクシミリ装置において実行可能な種々の機能の表示開
始等を指示するキーである。セットキー316は、機能
の選択の決定等を指示する場合に操作するキーであり、
クリアキー318は、機能の選択の解除等を指示するた
めのキーである。レゾルーションキー320は、本ファ
クシミリ装置の解像度を選択するためのキーである。解
像度は、レゾルーションキー320が押下されない場合
には、スタンダードに設定されている。1回の押下でフ
ァインに設定され、2回の押下でスーパファインに設定
される。3回押下すれば、中間調に設定され、その階調
がファンクションキー314,カーソルキー322,3
24の操作によって選択される。カーソルキー322,
324は、表示器300内のカーソルを移動させる場合
や、機能の選択を行う場合等に操作されるキーである。
短縮ダイヤル番号の入力時において番号の入力を誤った
場合等には、カーソルを移動させれば訂正が可能とな
る。
【0070】本ファクシミリ装置の下部に設けられた制
御装置40は、図18に示すように、CPU330,R
AM332,ROM334,EEPROM336の他
に、2値化回路338,しきい値回路340,パラレル
/シリアル回路342,符号・復号制御回路344およ
び送信・受信制御回路346等を備えたものである。ま
た、制御装置40には、画像読取装置66,操作パネル
14,トナー残量センサ142,手差しセンサ25,原
稿センサ72,湿度センサ64等が接続されるととも
に、モデム350,ネットワークコントロールユニット
(以下、NCUと略称する)352を介して外部回線3
54に接続され、相手装置325に接続されている。ま
た、駆動回路201,354,356を介して、第三攪
拌部材122を駆動する攪拌モータ200,原稿送り装
置70,呼出音発生装置358に接続されている。
【0071】2値化回路338は、画像読取装置66に
よって読み取られたが画像データを2値化データに変換
する回路であり、しきい値回路340によって、2値化
データに変換する際のしきい値が供給される。パラレル
/シリアル変換回路342は、制御装置40においてパ
ラレル処理された信号をシリアル信号に変換したり、そ
の逆にシリアル信号をパラレル信号に変換したりする回
路であり、符号・復号制御回路344は、受信した符号
化データをドットデータ復号化したり、ドットデータと
しての読取りデータを送信する場合に符号化したりする
回路である。また、送信・受信制御回路346は、本フ
ァクシミリ装置と相手装置325とが外部回線354で
接続された場合に、相手装置325との間において、双
方のファクシミリ番号、解像度等交信関連情報の交信を
行う回路である。
【0072】また、モデム350は、デジタル信号をア
ナログ信号に変調し、NCU352を介して外部回線3
54に出力するとともに、外部回線354から入力され
たアナログ信号をデジタル信号に復調するものである。
NCU352は、データ受信時には、外部回線354か
らの発呼に対して自動的に着信し、データ送信時には相
手先に対して自動的に発呼するものである。
【0073】呼出音発生装置358は、相手装置325
から送られた呼出信号や、制御装置40からの指令に基
づいて駆動回路356を介して電圧が供給され、呼出音
を発生するものである。駆動回路356は、呼出信号に
対応して電圧を供給したり、供給停止したりする。呼出
信号を生じさせる電圧は、画像データの送信がない定常
状態における電圧より低く、かつ、大きさが2段階に異
ならされており、呼出信号の電圧が低いときに呼出音発
生装置358に呼出音を発生させ、高いときには発生さ
せない。
【0074】呼出信号は電圧の高さの違いにより2つの
状態を取り得るのであり、呼出発生装置358に呼出音
を発生させる状態をON状態,発生させない状態をOF
F状態と称する。ON状態およびOFF状態の個数およ
び長さの組合わせにより異なる種類の呼出信号が得られ
るが、一周期の呼出信号にはON状態およびOFF状態
は同数ずつ含まれ、かつ、必ず1つの長いOFF状態
(ロングオフと称する)が含まれる。そのため、呼出信
号の一周期の時間が既知でなくても、ロングオフの検出
によって一周期が規定される。
【0075】前記RAM332には、図21に示すよう
に、符号化受信画像データメモリ360,復号化受信画
像データメモリ362,読取画像データメモリ364,
受信側ファクシミリ番号関連データメモリ366,発信
元ファクシミリ番号データメモリ368,送信先情報メ
モリ370,管理レポートデータメモリ372等が設け
らるとともに、図示しないフラグ,カウンタ等が設けら
れている。
【0076】ROM334には、図22に示すように、
記録制御プログラムメモリ380,重要度フラグ1設定
プログラムメモリ381,重要度フラグ2設定プログラ
ムメモリ382,送信先情報設定プログラムメモリ38
3,管理レポート低重要度設定プログラムメモリ38
4,トナーセーブフラグ設定プログラムメモリ385,
作動条件対応トナーセーブフラグ設定プログラムメモリ
386,トナー残量検出プログラムメモリ387,種類
フラグ1設定プログラムメモリ388,解像度対応整数
決定テーブルメモリ389,トナーセーブマーク記録画
像データ作成プログラムメモリ390,管理レポート出
力プログラムメモリ391等が設けられている。
【0077】また、EEPROM336には、図23に
示すように、受信側ファクシミリ番号関連情報としての
登録された呼出信号を格納する呼出信号メモリ392が
設けられるとともに作動条件フラグ1が設けられてい
る。作動条件フラグ1は、トナー残量センサ142,前
述の判定手段等によってトナー残量が設定量より少ない
ことが検出された場合にセットされるフラグである。ま
た、各メモリに格納されたデータ,プログラム等につい
ては、以下、適宜説明する。
【0078】以上のように構成されたファクシミリ装置
の作動を説明する。本ファクシミリ装置においては、受
信した画像データに基づく記録画像の形成が行われる。
記録は、制御装置40から供給される記録画像データに
基づいて行われる。後述するトナーセーブフラグがリセ
ットされている場合には、スキャナユニット34には、
非トナーセーブ記録画像データが供給され、非トナーセ
ーブ記録が行われる。トナーセーブフラグがセットされ
ている場合には、トナーセーブ記録画像データが供給さ
れ、トナーセーブ記録が行われる。
【0079】トナーセーブフラグの設定は、使用者の操
作によって行うことも可能であるが、本ファクシミリ装
置においては、後述する発信元情報,トナー残量等トナ
ーセーブ関連情報に基づいて自動に設定される。トナー
セーブフラグの設定は、トナーセーブフラグ設定プログ
ラムメモリ385に格納されたプログラムに基づいて行
われる。トナーセーブフラグ設定プログラムは、図24
のフローチャートで表される。
【0080】ステップ1(以下、単にS1と略称する。
他のステップにおいても同じ),S2において、重要度
フラグ3や種類フラグ1がセットされているか否かが判
定され、S3において、その他作動条件フラグ1〜3や
使用者フラグがセットされているか否かが判定される。
上記いずれか1つのフラグがリセットされていれば、S
4において、トナーセーブフラグがリセットされ、すべ
てのフラグがセットされている場合には、S5におい
て、トナーセーブフラグがセットされる。つまり、重要
度フラグ3がリセットされている場合には、トナーセー
ブフラグはリセットされるが、セットされている場合に
は、作動条件フラグ1〜3や使用者フラグ等他のフラグ
の状態に基づいて設定されることになる。
【0081】なお、重要度フラグ3は、ファクシミリ情
報に含まれる主情報である受信した画像データの表す内
容が重要であると推定される場合にリセットされるフラ
グである。重要度フラグ3は、重要度フラグ1および重
要度フラグ2の状態に基づいて設定され、両方がセット
された場合にセットされ、少なくとも一方がリセットさ
れている場合にリセットされる。
【0082】受信した画像データの表す内容が重要であ
るか否かを客観的に判断することは困難である。そのた
め、本実施例においては、その画像データを送信した相
手(発信元)が重要な情報を送信する可能性の高い特定
の発信元であるか否かが判定され、発信元が特定発信元
である場合に、その画像データの表す内容が重要である
と推定されるようになっている。
【0083】発信元が特定発信元であるか否かは、ファ
クシミリ情報に含まれる交信関連情報としての受信側フ
ァクシミリ番号データメモリ366,発信元ファクシミ
リ番号データメモリ368に記憶されたデータに基づい
て、重要度フラグ1設定プログラムメモリ381,重要
度フラグ2設定プログラムメモリ382に格納されたプ
ログラムに従って判定される。発信元が特定発信元であ
ると判定された場合には、重要度フラグ1,2がリセッ
トされる。
【0084】重要度フラグ1は、受信側ファクシミリ番
号関連データ対応重要度フラグである。いわゆるディス
ティンクティブリンギングサービスを利用する場合にお
いて、特定の呼出信号パターンを有する呼出音で発呼さ
れた場合に、相手が特定発信元であるとされ、リセット
されるフラグである。ディスティンクティブリンギング
サービスとは、ファクシミリ装置に複数の異なるファク
シミリ番号が割り当てられ、それぞれのファクシミリ番
号に対応した異なる呼出音によって発呼されるサービス
である。したがって、予め定められたファクシミリ番号
を特定の相手にのみ連絡しておけば、そのファクシミリ
番号に対応する呼出音で発呼された場合には、相手が特
定発信元であることがわかる。重要な情報を発信する相
手にのみ、予め定められた番号を連絡しておけば、その
ファクシミリ番号に対応する呼出音が発せられた場合に
は、送信された画像データの表す内容が重要であると推
定することができるのである。
【0085】呼出音の呼出信号パターンは、所定の手順
に従って操作パネル14が操作されることによって、各
ON状態,OFF状態の時間の長さで登録され、EEP
ROM336の呼出信号メモリ392に格納されてい
る。また、発信元によって使用された受信側のファクシ
ミリ番号を表す情報や、その情報に対応した呼出信号パ
ターン等の情報は、受信側ファクシミリ番号関連情報メ
モリ366に記憶される。受信側ファクシミリ番号関連
情報メモリ366に記憶された着信した呼出信号パター
ン(実際に発呼された呼出信号パターン)と呼出信号メ
モリ392に記憶されている呼出信号パターンとの一致
は、それぞれの呼出信号の各ON状態,OFF状態の時
間の長さの許容誤差内での一致により判断される。
【0086】図25のフローチャートで表されるプログ
ラムに基づいて、これらが一致するか否かが判定される
とともに、その判定結果に基づいて重要度フラグ1が設
定される。S11において、CI(Calling indicatio
n)信号が検出され、S12において、そのCI信号のパ
ターンが、呼出信号メモリ392に格納されているパタ
ーンと一致するか否が判定される。一致する場合には、
YESと判定され、S13において、そのファクシミリ
番号に対応するパターンの呼出音が発せられるが、一致
しない場合には、判定がNOとなり、S14において予
め定められた通常のパターンの呼出音が発せられる。次
に、S15において、両者のパターンが一致するか否か
が再度判定され、一致する場合には、S16において、
重要度フラグ1がリセットされ、一致しない場合には、
S17において、重要度フラグ1がセットされる。
【0087】重要度フラグ2は、発信元ファクシミリ番
号対応重要度フラグであり、相手装置325(発信元)
のファクシミリ番号が、本ファクシミリ装置において短
縮ダイヤル番号と対応して記憶されているファクシミリ
番号と一致する場合に、リセットされるフラグである。
スピードダイヤルキー306およびテンキー304の操
作によって発生させられるファクシミリ番号で特定され
る相手先は、送信が頻繁に行われ、その相手先からの情
報の内容は重要であると推定できるからである。
【0088】本ファクシミリ装置において、スピードダ
イヤルキー306およびテンキー304の操作によって
発生させられる相手先のファクシミリ番号は、短縮ダイ
ヤル番号と対応付けて送信先情報メモリ370に格納さ
れている。相手先のファクシミリ番号等の登録は、使用
者のキー操作によって行われる。また、発信元のファク
シミリ番号を表すデータは受信元ファクシミリ番号デー
タメモリ368に記憶される。図26のフローチャート
で表される重要度フラグ2設定プログラムの実行によっ
て、これらが一致するか否かが判定され、その判定結果
に基づいて重要度フラグ2が設定される。
【0089】S21において、交信関連情報からTSI
信号、すなわち、発信元のファクシミリ番号を表す信号
が検出され、S22においてその番号が送信先情報メモ
リ370に記憶されている番号と一致するか否かが判定
される。一致する場合には、YESと判定され、S23
において重要度フラグ2がリセットされ、一致しない場
合には、NOと判定され、S24において重要度フラグ
2がセットされる。
【0090】種類フラグ1は、中間調データフラグであ
り、受信した画像データが中間調データであると判定さ
れた場合にリセットされるフラグである。画像データが
中間調データである場合にトナーセーブ記録が行われる
と、階調特性に偏りが生じたり、濃さ(階調のレベル)
に応じた記録ができなかったりする等の問題が生じるお
それがあるからである。中間調データは、濃さに応じて
ディザマトリックスに基づいて作成される。そのため、
ドットデータにおいて0と1とが頻繁に変化する。した
がって、隣接するドット形成点におけるドットデータが
0と1とであるドットデータの組の数、すなわち、ドッ
トデータが0から1、1から0に変化する数が設定値よ
り多い場合や、ランレングス圧縮符号化データにおける
数字の数(0のドットデータと1のドットデータとが変
化する数)が設定値より多い場合等に中間調データであ
ると判断することができる。
【0091】本実施例においては、中間調データである
か否かの判定は、図30に例示する符号化受信画像デー
タをドットデータに変換した後の図31に例示する復号
化受信画像データに基づいて行われる。また、第1行か
ら第3行までの合計3行においてすべて中間調データで
あると判定された場合に、その復号化受信画像データが
中間調データであると判定される。1行における判断で
は、誤って判定される場合があるからである。復号化受
信画像データが中間調データであるか否かの判定および
種類フラグ1の設定は、種類フラグ1設定プログラムメ
モリ388に格納されたプログラムに基づいて行われ
る。このプログラムは、図27のフローチャートで表さ
れる。
【0092】S31において、行番号Lおよびカウンタ
Cの初期値が0とされ、S32において、第1行のドッ
トデータが変化する数Nsが検出される。S33におい
て、その変化する数(変化数と称する)Nsが設定数よ
り多いか否かが判定され、多い場合には、YESと判定
され、S34において、カウンタCのカウント値が1増
加させられるが、少ない場合には、NOと判定され、カ
ウンタCのカウント値は増加させられない。
【0093】次に、S36において、行番号Lが設定値
より大きいか否かが判定される。設定値sは、本実施例
においては3である。S36が最初に実行される場合に
は、行番号Lは1であるため判定がNOとなり、S37
において、行番号Lが1増加させられ、S32の実行に
戻される。第2行,第3行における変化数Nsが検出さ
れ、同様の実行が行われる。第3行の検出が行われた
後、S36における判定がYESとなり、S38におい
て、カウンタCのカウント値が3以上か否かが判定され
る。3である場合には、中間調データであるとされ、S
39において種類フラグ1がリセットされ、0ないし2
の場合には、中間調データでないと判定され、S40に
おいて、種類フラグ1がセットされる。
【0094】作動条件対応トナーセーブフラグは、本フ
ァクシミリ装置の作動条件に応じて設定されるフラグで
ある。作動条件対応トナーセーブフラグは、作動条件対
応トナーセーブフラグ設定プログラムメモリ386に格
納され、図28のフローチャートで表されるプログラム
に従って設定される。
【0095】S51〜53において、作動条件フラグ1
〜3のフラグがセットされているか否かが判定される。
いずれか1つの作動条件フラグがセットされていれば、
S54において、作動条件対応トナーセーブフラグがセ
ットされ、いずれもセットされていない場合には、S5
5において、リセットされる。
【0096】作動条件フラグ1は、トナー残量対応作動
条件フラグであり、トナーカートリッジ120内のトナ
ー50の残量が設定量より少ない場合にセットされるフ
ラグである。トナー50の残量が少なくなった場合に、
トナーセーブ記録が選択されれば、トナー50の減少速
度が遅くなり、トナーカートリッジ120の交換時期を
遅らせることができるからである。トナー50の残量
は、トナー残量センサ142の出力信号に基づいて、ト
ナー残量検出プログラムメモリ387に格納されたプロ
グラムに従って検出される。このプログラムは図29に
示すフローチャートで表される。本実施例においては、
トナー残量センサ142によってトナー50の残量が設
定量より少ないことが3回連続して判定された場合にト
ナーカートリッジ120内のトナー50の残量が少ない
ことが検出されるのである。前述のように、トナー残量
の検出は記録時に行われ、作動条件フラグ1の状態はE
EPROM336に記憶される。
【0097】S61において、作動条件フラグ1がセッ
トされているか否かが判定される。トナー50の残量が
十分であり、セットされていない場合には、S62にお
いて、3回の受光時間tがすべて設定時間Tu(図17
参照)より長くなったか否かが判定される。すべて設定
時間Tuより長くトナー50の残量が少なくなったと判
定された場合には、S63において作動条件フラグ1が
セットされる。
【0098】次に、作動条件フラグ1がセットされてい
る場合において、3回の受光時間tが、すべて設定時間
Tdより短い場合には、S64における判定がYESと
なる。トナー50の残量が少ないと判定されたのは、誤
っていたとされ、S65において作動条件フラグがリセ
ットされるのである。作動条件フラグ1をリセット状態
からセット状態に切り換える場合の設定時間と、セット
状態からリセット状態に切り換えるための設定時間とを
異ならせ、ヒステリシスを持たせたのは、フラグ状態の
切換えが頻繁に行われないようにするためである。ま
た、3回の受光時間tがすべて設定時間Tdより長い場
合には、作動条件フラグ1はセットされたままである。
【0099】作動条件フラグ2は、作動環境対応フラグ
であり、本ファクシミリ装置内部の湿度が設置値より高
い場合にリセットされるフラグである。湿度が高いと、
トナー50が感光ドラム30の表面に付着し易くなるた
め、記録紙18に転写し難くなる。その状態において、
トナーセーブ記録が選択されると、形成された記録画像
が不鮮明になる可能性が高くなるからである。湿度は湿
度センサ64によって検出される。
【0100】作動条件フラグ3は、記録媒体セット条件
対応フラグであり、手差しテーブル24に記録紙18が
セットされていることが検出された場合にセットされる
フラグである。手差しテーブル24にセットされる記録
紙18は再生紙や再利用紙(裏面に記録されている紙)
である場合が多く、情報の内容を長期保存する必要がな
いことが多いため、手差しテーブル24にセットされた
記録紙18への記録画像は薄くても差し支えないからで
ある。手差しテーブル24に記録紙18がセットされて
いるか否かは手差しセンサ25によって検出される。
【0101】使用者フラグは、使用者のキー操作によっ
て設定されるフラグである。ファンクションキー314
およびテンキー304の5が押下されるとメニュー選択
可能状態となり、テンキー304の6が操作されると表
示器300に「6.TONNER SAVE 」と表示される。その
後、セットキー316が押下されると、表示器300の
表示は、「TONNER SAVE:OFF 」と「SELECT < >& SET 」
とに交互に変わる。前者は現在非トナーセーブが設定さ
れていることを表し、後者はカーソルキー322を操作
して非トナーセーブとトナーセーブとを選択した上で、
セットキー316を押下すべきことを教えるガイダンス
である。
【0102】このガイダンスに従って、カーソルキー3
24の操作によりトナーセーブが選択されれば、表示器
300の表示が「TONNER SAVE 」となり、カーソルキー
322の操作により非トナーセーブが選択されれば、表
示器300の表示が「TONNERSAVE:OFF 」となる。いず
れが選択されても、その後のセットキー316の押下に
よりその選択が確定され、表示器300の表示は、「6.
TONNER SAVE 」に戻る。使用者は、これから受信する情
報の内容の重要度がわかっている場合、トナーセーブを
積極的に望む場合等状況に応じて、トナーセーブフラグ
をセットあるいはリセットすることができるのである。
使用者によってトナーセーブが選択された場合には使用
者フラグがセットされる。これらファンクションキー3
14,セットキー316,テンキー304等によってト
ナーセーブ切換操作部が構成される。
【0103】一方、使用者によって管理レポートの出力
の設定が行われた場合には、トナーセーブフラグが自動
でセットされる。管理レポートは発信元,送信先等交信
関連情報の一部を表すレポートであるため、重要度が低
いとされるのである。トナーセーブフラグがセットさ
れ、トナーセーブ記録が行われることになる。管理レポ
ートに表されるデータは、管理レポートデータメモリ3
72に記憶されている。
【0104】管理レポートは使用者のキー操作に基づい
て出力される。ファンクションキー314とテンキー3
04の3とが押下されると、表示器300には「1.ACT.
REPORT」と表示される。次に、セットキー316が押下
されると、トナーセーブフラグがセットされる。表示器
300の表示は、「PRESS START KEY 」となり、表示に
従ってスタートキー308が押下されれば、管理レポー
トが出力され、表示器300の表示は「1.ACT.REPORT」
に戻される。
【0105】以上のようにして設定されたトナーセーブ
フラブの状態に基づいて、受信した画像データの記録が
行われる。符号化受信画像データは、符号化受信画像デ
ータメモリ360に記憶される。この符号化受信画像デ
ータは、符号・復号制御回路344によって復号化受信
画像データに変換され、復号化受信画像データメモリ3
62に記憶される。
【0106】復号化受信画像データはドットマトリック
スデータであり、各ドット形成点42は、行番号と列番
号とによって規定される。ドットマトリックスを構成す
るドット形成点42の数はそれぞれ記録紙18の大きさ
によって異なるが、記録紙18の大きさがA4サイズの
場合には、1行のドット形成点42の数は1728個で
あり、8ビットのドットデータの数は216(D8)個
である。復号化受信画像データは、通常、1頁づつ作成
される。
【0107】スキャナユニット34には、復号化受信画
像データのうち、後述するアドレスデータで指定される
行の、データ数データで指定される数のドットデータが
供給される。このドットデータに基づいてレーザ光が制
御されつつ感光ドラム30の表面が1行分づつ順次走査
される。アドレスデータおよびデータ数データは、記録
制御プログラムメモリ380に格納されたプログラムに
よって設定される。記録制御プログラムは図33のフロ
ーチャートで表される。
【0108】また、プログラムの実行に際して必要な整
数K,Mは、スキャナユニット34におけるドット形成
点42の大きさと、相手装置325との間の交信におい
て決定された解像度(以下、相手解像度と略称する)と
に基づいて、ROM334の解像度対応整数決定テーブ
ルメモリ389に格納された図32に表されるテーブル
に基づいて自動的に設定される。本実施例においては、
ドット形成点42の大きさが、前述のように、スーパフ
ァインにおいて読み取られる最小単位に対応するように
設定されているが、ファインにおけるそれに対応するよ
うに設定されているスキャナユニットも考えられるた
め、以下、スキャナユニット34におけるドット形成点
42の大きさに対応する解像度を自解像度と称すること
にする。自解像度は、記録画像データ作成時の解像に対
応する。また、相手装置325との間の交信において決
定された解像度は、原画像データ作成時の解像度であ
り、原稿が相手装置325において読み取られる場合の
解像度である。
【0109】整数Kは、自解像度と相手解像度との異同
にかかわらず原画像の再現性を得るための整数である。
具体的にいえば、相手解像度がファインで、自解像度が
スーパファインの場合には、復号化受信画像データをそ
のままスキャナユニット34に供給すると、走査線方向
および副走査線方向に2分の1に縮められた記録画像が
形成されてしまう。それを回避するためには上記復号化
受信画像データの走査線方向において1ドットデータを
2ドットデータにするとともに副走査線方向において1
行分のデータを2行分のデータにすればよく、原画像の
再現性が得られる。この場合、整数Kは2に設定され
る。
【0110】整数Kの値は、相手解像度と自解像度とに
基づいて決定される。画像データがスーパファインの解
像度(相手解像度に対応)で読み取られる場合には、そ
の最小単位は約0.07mm×0.07mm(15.4ライ
ン/mm)であり、ファインで読み取られる場合の最小単
位は約0.13mm×0.13mm(7.7ライン/mm)で
あり、スタンダードの場合のそれは、約0.26mm×
0.26mm(3.85ライン/mm)である。したがっ
て、自解像度と相手解像度とが一致する場合には、整数
Kは1,ファインとスタンダードとのように、解像度が
1ランク異なる場合には2、2ランク異なる場合には4
に設定されれば、原画像の再現性が得られることにな
る。
【0111】整数Mは、特許請求の範囲にいう「少なく
とも1個の整数ごと」の整数であり、トナーセーブ度を
設定するものである。例えば、整数Mの大きさが2とさ
れれば、記録される行数の全体の行数に対する比率は1
/2となり、4とされれば3/4となる。すなわち、整
数Mが大きいほどトナーセーブの度合いが低くなるので
ある。
【0112】整数Mの大きさは整数Kの大きさ(解像
度)と独立に決めても、整数Kに応じて決めてもよい
が、本実施例においては解像度に応じて決められる。解
像度に応じて決めた方が、原画像の再現性を保証しつつ
薄い記録画像を得ることができるからである。本実施例
においては、自解像度がスーパファインで、相手解像度
がスタンダードである場合には、整数Kが4、整数Mが
2に設定される。また、自解像度と相手解像度とが同じ
場合には、整数Kが1,整数Mが2に設定され、両方の
解像度が同じ場合においてもトナーセーブ記録が行われ
得るようにされている。
【0113】以下、トナーセーブフラグがセットされて
いない場合における非トナーセーブ記録について説明す
る。行番号L,整数m,nの初期値は共に0に設定され
る。行番号Lは、感光ドラム30の表面上に形成される
静電潜像の行の番号であり、換言すれば、スキャナユニ
ット34にドットデータが供給される順番であり、復号
化受信画像データの行の番号ではない。
【0114】行番号Lが(K×n+1)から{K×(n
+1)}の場合に、スキャナユニット34に供給される
ドットデータは、復号化受信画像データの行番号(n+
1)に対応するアドレス値で指定される行の216個の
ドットデータである。例えば、nが0のときは、復号化
受信画像データの第1行のデータが静電潜像の第1〜K
行の各行のドットデータとして供給され、nが1のとき
には、復号化受信画像データの第2行のドットデータが
静電潜像の第K+1〜2×K行の各行のドットデータと
して供給されるのである。
【0115】S81において、行番号Lが1増加させら
れる。当初は行番号Lが0とされているため1とされる
のであり、S82において行番号LがK×n+1である
か否かが判定される。当初はnが0であるため、1(=
4×0+1)であるか否かが判定されることになる。こ
こでは、行番号Lが1であるため判定がYESとなり、
S83においてアドレス値AL (=A1 )が復号化受信
画像データの第1行(n+1=0+1)のアドレス値0
000とされ、S84において整数nが1増加させられ
る。S85においてトナーセーブフラグがセットされて
いるか否かが判定されるが、ここではセットされていな
い場合を想定しているため、NOと判定され、S86に
おいてデータ数が216に設定される。
【0116】記録紙18のサイズがA4である場合に
は、一行に含まれるドットデータの数は216個である
ため、データ数216は1行分の8ビットのドットデー
タを意味する。すなわち、スキャナユニット34に供給
されるデータは、復号化受信画像データのアドレス値0
000から始まる記憶領域に格納されている216個の
ドットデータとなり、レーザ光による走査が図19に示
すように行われる。ドット形成点42のドットデータが
1である場合にはレーザ光が照射され、感光ドラム30
の表面が露光されるが、0である場合には露光されな
い。レーザ光による走査は水平同期信号が供給されてか
ら設定時間後に開始される。水平同期信号は、復号化受
信画像データの読み出しと、レーザ光の走査を同期させ
るための信号である。また、設定時間後に、走査が開始
されるのは、記録紙18のない位置に記録画像の形成が
行われないようにするためである。
【0117】次に、S81において行番号Lが2とさ
れ、S82において行番号Lが5(4×1+1)である
か否かが判定される。行番号Lは5ではないため、NO
と判定され、S87において行番号2のアドレス値A2
が復号受信画像データの第1行(n=1)のアドレス値
0000とされる。つまり、アドレス値A2 が、前述と
同じ第1行のアドレス値0000とされるのである。次
に、S85の判定がNOであるため、S86においてデ
ータ数が216に設定される。行番号2の場合には、ス
キャナユニット34には、行番号1の場合に供給された
ドットデータと全く同じドットデータが供給されること
になる。
【0118】行番号Lが3,4である場合にも同様に、
復号受信画像データのアドレス値0000で指定される
行のすべてのドットデータが供給され、それに基づいて
レーザ光による走査が行われる。行番号Lが5の場合に
は、S82の判定がYESとなり、S83において、ア
ドレス値A5 が、第2行のアドレス値00D8とされ、
同様に、データ数が216にされる。行番号Lが6ない
し9の場合にも、行番号5における場合と同様のアドレ
ス値00D8,データ数216が設定される。
【0119】行番号Lが1ないし4の場合には、復号化
受信画像データのアドレス値0000で指定される行の
ドットデータが供給され、行番号Lが5ないし8の場合
には、アドレス値00D8で指定される行のドットデー
タが供給されるのである。以下、同様の実行を繰り返す
ことによって、図34に示す記録画像404が記録紙1
8上に形成されることになる。また、感光ドラム30
は、自解像度であるスーパファインに応じた速度で回転
させられる。
【0120】相手解像度が自解像度と同じスーパファイ
ンの場合には記録画像406が形成され、相手解像度が
ファインの場合には記録画像408が形成されることに
なる。非トナーセーブ記録が行われる場合にスキャナユ
ニット34に供給されるこれらドットデータを非トナー
セーブ記録画像データと称する。
【0121】次に、トナーセーブフラグがセットされて
おり、トナーセーブ記録が行われる場合について説明す
る。この場合には、ドット形成の不実施が整数Mごとの
行に対して指示される。行番号Lが(M×m+p)の場
合には、その行番号の行のデータ数が0にされるのであ
る。つまり、スキャナユニット34に供給されるデータ
数が0となる。データ数が0であれば、その行について
はドットデータの実行が行われず、ドットは形成されな
い。スキャナユニット34にはドットデータが供給され
ないため、レーザ光が発射されず、感光ドラム30の表
面にはレーザ光が照射されないことになる。それに対し
て、感光ドラム30は、解像度に応じた回転速度で回転
させられる。その結果、感光ドラム30の表面には静電
潜像が形成されないで、すなわち、レーザ光による走査
が実施されないで、感光ドラム30のみが回転させられ
ることになるのである。
【0122】整数mは、整数nとは別に増加させられる
値であり、起算行pは、最初にドット不形成が指示され
る行である。起算行pは、任意に設定し得るが、本実施
例においては、第2行に予め定められている。したがっ
て、起算行2で整数Mごとの行に対して、ドット不形成
が指示されることになる。
【0123】行番号Lが1の場合には、S81ないしS
84,S87の実行は、上述と同様であるため説明を省
略する。S85において、トナーセーブフラグがセット
されているため判定がYESとなり、S88において、
行番号Lが2(M×m+2=2×0+2)であるか否か
が判定される。最初にS88が実行される場合には、行
番号Lが1であるため、NOと判定され、S86におい
てデータ数が216とされる。
【0124】行番号Lが2になると、S88における判
定がYESとなり、S89,90において、データ数が
0にされ、整数mが1増加させられる。アドレス値00
00が指定されても、データ数は0であるため、スキャ
ナユニット34にはドットデータは供給されない。行番
号2の場合には、ドット形成のためのレーザ光による走
査が実施されないことになる。本実施例においては、デ
ータ数0を表すデータがドットの不形成を指示するデー
タなのである。
【0125】行番号Lが3の場合には、S88におい
て、行番号Lが4(2×1+2)であるか否かが判定さ
れる。判定はNOとなり、S86においてデータ数は2
16と設定される。行番号Lが4の場合には、S88に
おける判定がYESとなるため、データ数が0とされ、
整数mが1増加させられる。行番号Lが5になると、S
82における判定がYESとなる。アドレス値A5が0
0D8とされ、データ数が216とされる。その結果、
スキャナユニット34には、復号化受信画像データのア
ドレス00D8で指定される行のすべてのドットデータ
が供給される。行番号Lが6になると、データ数が0と
され、ドットデータは供給されない。
【0126】以下同様に繰り返し実行されることによ
り、行番号2,4,6・・・等整数M(ここでは2)ご
との行番号で規定される行のドットデータの数は0にな
り、スキャナユニット34には、ドットデータが供給さ
れない。すなわち、ドット形成の不実施が指示されるの
である。この結果、記録紙18には図1に示す記録画像
410が形成される。トナーセーブ記録が行われる場合
にスキャナユニット34に供給されるドットデータをト
ナーセーブ記録画像データと称する。
【0127】また、本実施例においては、スキャナユニ
ット34にトナーセーブ記録画像データが供給される際
には、トナーセーブマーク記録画像データも供給され
る。その結果、記録紙18には、図35に示すトナーセ
ーブマーク411が右上端部に記録される。トナーセー
ブマーク411は、ROM334のトナーセーブマーク
記録画像データ作成プログラムメモリ390に格納され
ているプログラムの実行によって作成された記録画像デ
ータに基づいて形成される。また、操作パネル14に設
けられたトナーセーブランプ302が点灯させられる。
【0128】本ファクシミリ装置においてコピーが行わ
れる場合にも、トナーセーブフラグの状態に応じて同様
に非トナーセーブ記録あるいはトナーセーブ記録が行わ
れる。画像読取装置66によって読み取られ、読取画像
データメモリ364に記憶されたドットデータがトナー
セーブフラグに応じてスキャナユニット34に供給され
るのである。
【0129】トナーセーブフラグは、図示しないROM
に格納されたコピー対応トナーセーブフラグ設定プログ
ラムに基づいて設定される。コピーが行われる場合に
は、重要度フラグ1ないし3は設定されないため、種類
フラグ1および作動条件フラグ等に基づいて設定される
ことになる。作動条件フラグ等の設定については、ファ
クシミリ受信が行われる場合と同様であるが、種類フラ
グ1は、本ファクシミリ装置において、レゾルーション
キー320等の操作によって中間調が設定されている場
合にリセットされ、中間調が設定されていない場合にセ
ットされる。また、コピーが行われる場合には、相手解
像度が本ファクシミリ装置において使用者によって設定
された解像度に対応する。
【0130】以上のように、本実施例のファクシミリ装
置においてトナーセーブ記録が行われる場合には、ドッ
ト不形成を指示するデータが行単位で作成されるため、
ドット形成点単位で作成されるより、処理時間が短くて
済む。また、トナーセーブ記録画像データが原画像デー
タとしての復号化受信画像データに基づいて、原画像を
認識可能な記録画像を形成し得るように作成されるた
め、記録画像は支障なく利用することができる。また、
整数K,Mが自解像度と相手解像度とに基づいて設定さ
れるため、原画像を忠実に薄くした記録画像を得ること
ができる。
【0131】さらに、トナーセーブランプ302の点灯
状態によって、本ファクシミリ装置がトナーセーブ記録
が行われる状態にあるか否かを知ることができるため、
記録紙18に形成された記録画像が薄くても、その原因
がトナーセーブ記録のためか、トナー残量が少ないため
かを知ることができる。その上、トナーセーブ記録が行
われたことが記録紙18にトナーセーブマーク411で
表示されるため、使用者が本ファクシミリ装置の近傍に
いなくても、記録の実行から長時間が経過した後におい
ても、その記録紙18を見ればトナーセーブ記録か否か
がわかるという利点がある。
【0132】さらに、トナーセーブフラグの設定が、フ
ァクシミリ装置の作動条件,画像データの内容の重要
度,種類等トナーセーブ関連情報に基づいて、自動で行
われるため、面倒な操作なしでトナーセーブを行うこと
ができる。また、適切にトナーセーブを行うことができ
る。さらに、使用者がファクシミリ装置の作動条件等ト
ナーセーブ関連情報を知らなくても、トナーセーブフラ
グの設定が、自動で行われるという利点もある。一方、
使用者のキー操作によって非トナーセーブ記録とトナー
セーブ記録とが選択可能とされているため、記録紙18
に形成された記録画像の濃さ,トナーセーブマーク41
1の有無等の情報に基づいて、トナーセーブ記録から非
トナーセーブ記録に切り換えたり、逆に、非トナーセー
ブ記録からトナーセーブ記録に切り換えたりすることが
できる。
【0133】以上のように、本実施例においては、スキ
ャナユニット34を含む現像装置48等によって記録部
が構成される。また、復号化受信記録画像データが原画
像データであり、復号化受信画像データメモリ362に
よって原画像データ記憶手段が構成されている。そし
て、この原画像データ記憶手段がファクシミリ装置にお
ける主情報記録手段を成している。ただし、符号化受信
画像データメモリ360を原画像データ記憶手段と考え
ることも可能である。変更画像データがトナーセーブ記
録画像データであり、制御装置40の記録制御プログラ
ムのS85〜89を実行する部分によって変更画像デー
タ作成手段が構成されている。変更画像データ作成手段
は、トナーセーブ制御手段やトナーセーブ記録制御部と
考えることもできる。また、解像度対応整数決定テーブ
ルを記憶する解像度対応整数決定テーブルメモリ389
と、制御装置40の解像度(自解像度および相手解像
度)に基づいて整数K,Mを決定する部分とによって解
像度対応整数決定手段が構成されている。制御装置40
のS81〜85,87を実行する部分によって非トナー
セーブ記録制御手段が構成されている。また、ROMの
トナーセーブフラグ設定プログラムメモリ385および
それに格納されたプログラムを実行する部分等によっ
て、トナーセーブ記録と非トナーセーブ記録とを選択す
るトナーセーブ記録制御部選択手段が構成されている。
このトナーセーブ記録制御部は、記録部制御選択手段と
考えることもできる。
【0134】また、制御装置40の、トナーセーブマー
ク記録画像作成プログラムメモリ390およびそれに格
納されたプログラムを実行する部分等によってトナーセ
ーブ表示像記録装置が構成され、トナーセーブランプ3
02および制御装置40のトナーセーブフラグの状態に
基づいてトナーセーブランプ302の点灯状態を切り換
える部分等によって記録装置トナーセーブ状態表示装置
が構成されている。さらに、これらトナーセーブ表示像
記録装置および記録装置トナーセーブ状態表示装置等に
よってトナーセーブ報知装置が構成されている。
【0135】さらに、トナー残量センサ142,湿度セ
ンサ64,手差しセンサ25および制御装置40のこれ
らの各検出信号を処理する部分等によって、それぞれト
ナー残量検出装置,作動環境検出装置,記録媒体セット
条件検出装置が構成され、これら装置等によって作動条
件検出装置が構成されている。また、ROM334の作
動条件対応トナーセーブフラグ設定プログラムメモリ3
86,制御装置40のこのプログラムを実行する部分等
によって作動条件対応記録制御部選択手段が構成されて
いる。
【0136】さらに、制御装置40の、ROM334の
種類フラグ1設定プログラムメモリ388のS32を記
憶している部分、およびそれを実行する部分によって中
間調データ検出手段が構成され、種類フラグ1設定プロ
グラムメモリ388のS38〜S40を記憶している部
分、およびそれをを実行する部分によって中間調データ
対応記録制御部選択手段が構成されている。一方、中間
調データ検出手段等によって、原画像データ種類検出手
段が構成されている。
【0137】また、ファクシミリ情報は、交信関連情報
と主情報とを含み、交信関連情報が、解像度情報,発信
元ファクシミリ番号データ,受信側ファクシミリ番号関
連データ等を含み、主情報が、符号化受信画像データ,
復号化受信画像データを含む。送信先情報メモリ370
によって相手先ファクシミリ番号記憶手段が構成され、
受信側ファクシミリ番号関連データメモリ366によっ
て受信側ファクシミリ番号関連データ記憶手段が構成さ
れ、これらによって交信関連情報記憶手段が構成されて
いる。また、非トナーセーブ記録制御部,トナーセーブ
記録制御部等によって主情報対応記録画像データ作成手
段が構成されている。制御装置40の管理レポート出力
プログラムおよびそれを実行する部分によって管理レポ
ート記録画像データ作成手段が構成され、この管理レポ
ート記録画像データ作成手段,上述の主情報対応記録画
像データ作成手段等によって記録画像データ作成手段が
構成されている。
【0138】さらに、制御装置40の重要度フラグ1設
定プログラムメモリ381およびそれに格納されたプロ
グラムを実行する部分によって受信側ファクシミリ番号
関連データ対応重要度検出手段が構成され、重要度フラ
グ2設定プログラムメモリ382およびそれに格納され
たプログラムを実行する部分によって発信元ファクシミ
リ番号対応重要度検出手段が構成され、これらによって
発信元情報対応重要度検出手段が構成されている。ま
た、制御装置40の管理レポート低重要度設定プログラ
ムメモリ384およびそれに格納されたプログラムを実
行する部分によって管理レポート低重要度検出手段が構
成され、管理レポート重要度検出手段等によって記録画
像データ対応重要度検出手段が構成されている。さら
に、制御装置40の、管理レポートの出力のためのキー
操作によってトナーセーブフラグがセットされる部分に
よって管理レポートトナーセーブ選択手段が構成され、
この管理レポートトナーセーブ選択手段等によって重要
度対応記録制御部選択手段が構成されている。
【0139】なお、上記実施例においては、トナー残量
が設定量より少ない場合に作動条件フラグ1がセットさ
れるようになっていたが、逆に、作動条件フラグ1がリ
セットされるようにしてもよい。トナー残量が少なくな
ると、トナーセーブ記録が行われなくても、記録画像が
薄くなるため、記録画像の認識がさらに困難になる場合
がある。そのため、トナー残量が設定量より少なくなっ
た場合に、非トナーセーブ記録が行われれば、鮮明な記
録画像が得られる期間を延長することができる。トナー
の減少速度を遅らせることより、鮮明な記録画像が得ら
れる期間を延長することの方が重要な場合もある。
【0140】また、重要度フラグ1,2についても同様
に、発信元が特定発信元である場合には、重要度フラグ
1,2がセットされるようにしてもよい。相手装置32
5から送られる受信画像データの内容を容易に推定する
ことができる場合、あるいは万一不鮮明な場合にはそれ
を電話等で確認することができる場合には、トナーセー
ブ記録が行われても差し支えないからである。
【0141】さらに、同一頁の特定部分のみについて非
トナーセーブ記録が行われ、他の部分についてトナーセ
ーブ記録が行われるようにしてもよい。例えば、原稿を
送信する場合には、第1頁の上部に発信元(本ファクシ
ミリ装置に画像データを送信して来た相手装置325)
が記載されている場合が多いため、形成される記録画像
の第1頁目の上端から予め定められた長さ(例えば10
0mm)の部分を特定部分とするのである。本実施例に
よれば、トナーセーブ記録が行われる場合でも、第1頁
の特定部分に対しては非トナーセーブ記録が行われるこ
とになる。
【0142】また、同一頁において、部分的にトナーセ
ーブフラグを設定し、トナーセーブフラグに応じて非ト
ナーセーブ記録、トナーセーブ記録が選択的に行われる
ようにしてもよい。例えば、種類フラグ1の設定が、同
一頁において、部分的に異なることもある。
【0143】さらに、上記実施例においては、重要度フ
ラグ等各フラグのすべてがセットされている場合にのみ
トナーセーブフラグがセットされるようになっていた
が、設定数以上のフラグがセットされている場合、ある
いは少なくとも1つのフラグがセットされている場合に
トナーセーブフラグがセットされるようにしてもよい。
また、トナーセーブフラグを種類フラグ1に基づいて設
定してもよい。さらに、トナーセーブフラグの設定の方
法についても上記実施例に限定されるわけではない。
【0144】また、中間調データであるか否かが、2値
化されたドットデータに基づいて判定されるようになっ
ていたが、例えば、符号化受信画像データに基づいて判
定されるようにしてもよい。例えば、1頁におけるラン
レングス圧縮符号化データのデータの個数に基づいて判
定されるようにするのである。さらに、上記実施例にお
いては、復号化受信画像データの最初の3行のドットデ
ータの変化数に基づいて判定されるようにされていた
が、4行以上の行に基づいて判定されるようにしてもよ
い。また、複数個の行の変化数の合計に基づいて判定さ
れるようにしてもよい。
【0145】さらに、ドットデータの変化数が多い場合
には、その画像データがディザマトリックスに基づいて
作成された場合の他、原画像データが細かい(例えば、
文字が細かい)場合にも該当する。したがって、本実施
例における中間調データ検出手段等を原画像データ細か
さ検出手段等にに適用することも可能である。
【0146】また、上記実施例においては、トナーセー
ブ記録状態にあることがトナーセーブランプの点灯によ
って使用者に知らされるようになっていたが、図41に
示すように表示器300に表示されるようにしてもよ
い。その場合には、記録中にのみ表示されるようにして
も、常時表示されるようにしてもよい。さらに、出力さ
れた記録紙18にトナーセーブマーク411が記録され
る場合、あるいは記録画像自体からトナーセーブ記録が
判る場合のように、他の手段でトナーセーブ記録の実行
を認識し得る場合には、トナーセーブランプ302等は
不可欠ではない。
【0147】また、上記実施例においては、スキャナユ
ニット34への供給時に記録画像データが1行づつ処理
されていたが、1行づつ処理されたデータが1頁分等予
め定められた量記憶され、その記憶されたデータが1行
づつスキャナユニット34に供給されるようにしてもよ
い。
【0148】さらに、上記実施例においては、トナーセ
ーブ度を決定する整数Mの大きさが自解像度と相手解像
度とに基づいて設定されたが、トナー残量検出装置の検
出値等記録装置の作動条件に基づいて設定されるように
してもよい。例えば、トナー残量検出装置を、トナー5
0の残量を受光時間に応じて連続的に、あるいは、段階
的に検出するものとするなど、トナー残量を少なくとも
複数段階(連続的検出は無数段階の検出と考える)で検
出可能なものとし、その検出結果に基づいてトナーセー
ブ度が自動的に変更されるようにするのである。トナー
残量が少ないほど整数Mを小さくすれば、トナー残量の
減少に伴ってトナーセーブ度を高くすることができる。
そのため、トナー残量が設定量より少なくなった場合に
急激に非トナーセーブからトナーセーブに切り換えられ
ず、段階的あるいは連続的に切り換えられることになる
ため、使用者に違和感を与えることがない。逆に、トナ
ー残量が少ないほど整数Mを大きくするなどにより、ト
ナーセーブ度を低くすることも可能である。一方、トナ
ー残量検出センサ142において、攪拌アーム204,
ワイパ206が第三攪拌部材122のトナー攪拌部20
2と同じ方向に取り付けられていてもよい。
【0149】また、整数K,Mの大きさを、解像度とト
ナー残量との両方に基づいて変えることもでき、整数
K,Mを解像度やトナー残量とは無関係に、任意に設定
することもできる。さらに、上記実施例においては、整
数Mの起算行が第2行に予め設定されていたが、起算行
を第1行,第3行等他の行番号に設定しておくことも可
能である。
【0150】また、上記実施例においては、解像度対応
整数決定テーブルにおいて、自解像度がスーパファイン
で相手解像度がスタンダードの場合には、整数Mが2で
あったが、整数Mを4とすることができる。その場合に
は、ドット不形成行の組数を設定することもできる。組
数を2とした場合には、起算行を第2行および第3行に
設定したり、第2行および第4行に設定したりし得、組
数を3にした場合には、起算行を第2行,第3行および
第4行に設定することが可能である。
【0151】整数Mが4であり、起算行が第2行に設定
された場合には、上記実施例の図33のフローチャート
において、行番号Lが2,6,10・・・の場合におけ
るS88の判定がYESとなり、データ数が0に設定さ
れ、その結果、図36の記録画像412が形成されるこ
とになる。このように、整数Mの大きさを大きくすれ
ば、ドット不形成が指示される行の頻度が少なくなるた
め、トナーセーブ度を低くすることができる。
【0152】また、起算行が第2行,第3行および第4
行に設定される場合には、図37のフローチャートに基
づく処理が行われる。S101ないしS105の実行に
ついては上記実施例における場合と同じであるため説明
を省略する。行番号Lが1である場合において、S10
7において、行番号Lが2(4×0+2)であるか否が
判定される。この場合、判定はNOとなり、さらに、S
108,109において、行番号Lが3または4である
か否かが判定される。これらステップにおける判定もN
Oとなるため、S110において、データ数が216と
される。復号化受信画像データのアドレス0000で指
定される行から216個のドットデータがスキャナユニ
ット34に供給される。
【0153】次に、行番号Lが2である場合には、S1
07における判定がYESとなり、S111においてデ
ータ数が0とされる。行番号Lが3である場合には、S
108における判定がYESとなるため、S112にお
いてデータ数が0とされる。行番号Lが4の場合には、
同様に、S113においてデータ数が0とされ、S11
4において整数mが1増加させられる。つまり、行番号
Lが2ないし4である場合には、スキャナユニット34
にはドットデータは供給されないことになる。
【0154】行番号Lが5になると、S102における
判定がYESとなり、アドレス値が第2行のアドレス値
(00D8)となる。また、S107〜109における
判定がすべてNOとなるため、S110においてデータ
数が216に設定される。同様に、行番号Lが6〜8で
ある場合には、データ数が0に設定される。以下、同様
に繰り返し実行されると、行番号Lが1,5,9・・・
の場合には、データ数が216に設定され、行番号Lが
2,3,4,6,7,8・・・の場合には、データ数が
0に設定される。その結果、図38に示される記録画像
414が形成される。したがって、起算行が第2行,第
3行,第4行に設定された場合(組数が3の場合)に
は、起算行が第2行のみに設定された場合(組数が1の
場合)よりトナーセーブ度が高くなる。
【0155】なお、本実施例においては、ドット不形成
が4行当たり3行について指示されていたが、ドット形
成が4行当たり1行について指示されるようにしてもよ
い。つまり、図33のフローチャートにおいて、S86
とS89とを入れ換えれば図37のフローチャートで表
されるプログラムが実行された場合と同じになる。すな
わち、繰返しの単位行Pのうちp行(p<P)について
ドット不形成を指示することと、(P−p)行について
のみドット形成を指示することとは実質的に同じことな
のである。したがって、請求項1は後者の場合をも包含
するものと解釈されるべきである。
【0156】また、上記各実施例においては、ドット形
成の不実施を指示することによってドットの不形成が指
示されていたが、ドットデータをドットの不形成を表す
データとすることによってドットの不形成が指示される
ようにしてもよい。上記各実施例においては、符号化受
信画像データが符号・復号制御回路344によって図3
1に示す復号化受信画像データに変換されるようになっ
ていたが、本実施例においては、復号化受信画像データ
にドットデータが0であるドット形成点42のみからな
る行を設けた図39に示す0データ追加復号化記録画像
データに変換される。0のドットデータのみから成る行
(216個の0のドットデータから成る行)は、アドレ
ス0000で指定される第0行である。
【0157】本実施例においては、記録制御が、図40
のフローチャートで表されるプログラムに基づいて行わ
れる。また、整数K,Mは上記実施例における場合と同
様に、それぞれ大きさが4,2に設定されている。さら
に、行番号L,整数m,nの初期値は共に0で、上記実
施例における場合と同じである。
【0158】本実施例における非トナーセーブ記録は上
記実施例におけると同様であるため説明を省略し、トナ
ーセーブ記録についてのみ説明する。行番号Lが1であ
る場合には、S202における判定がYESであるた
め、S203において、アドレス値AL (=A1 )が第
1行のアドレス00D8とされ、S204において、整
数nが1増加させられる。S205においてデータ数が
216とされる。本実施例においては、いずれの行に対
してもデータ数は216に設定される。
【0159】行番号Lが2の場合には、S202におけ
る判定がNO,S206における判定がYESであるた
め、S207における判定がYESとなり、S208に
おいて、アドレス値A2 が0000とされる。整数mが
1増加させられ、データ数が216個とされる。すなわ
ち、行番号2で規定される行を構成するすべてのドット
形成点42のドットデータが一括して0とされるのであ
る。すなわち、0のドットデータのみからなる行ドット
データ群が予め作成され、その行ドットデータ群が行番
号2で規定される行のドット形成点42のドットデータ
とされるのである。行番号Lが2の場合には、この行ド
ットデータ群がスキャナユニット34に供給され、レー
ザ光が照射されないまま感光ドラム30の表面が1行分
走査される。
【0160】また、行番号Lが3の場合には、S202
における判定がNO,S206における判定がYES,
S207における判定がNOとなり、アドレス値A3
00D8とされる。また、S205において、データ数
が216個とされる。行番号Lが4の場合には、S20
2,S206における判定結果は行番号Lが3の場合と
同様であるが、S207における判定がYESとなり、
アドレス値A 4 が0000とされる。0ドットデータの
みからなる行ドットデータ群がスキャナユニット34に
供給される。以下、同様の処理が繰り返し実行されるこ
とによって、図1に示す記録画像410が形成される。
【0161】本実施例におけるファクシミリ装置によれ
ば、1行すべてのドット形成点42のドットデータが一
括して0のドットデータとされるため、処理時間が短く
て済む。
【0162】さらに、上記各実施例においては、本画像
データ処理装置によって記録制御が行われるようにされ
ていたが、読取制御が行われるようにしてもよい。例え
ば、画像読取制御装置66において、ラインイメージセ
ンサ84によって読み取られた2値化データを上述の図
40のフローチャートで表されるプログラム等に従って
処理し、その処理されたドットデータを符号化して送信
することもできる。また、画像の読取り自体がトナーセ
ーブ記録画像データが得られるように行われるようにす
ることもできる。ドット不形成が予定されている行の読
取りは行われないようにするのである。
【0163】これら画像読取制御装置66におけるトナ
ーセーブ記録画像データの作成は、ファクシミリ装置が
複写機として使用される場合、あるいは専用の複写機に
おいて特に有効であるが、ファクシミリ装置においても
実施可能である。例えば、原画像データを送信しようと
するファクシミリ装置または使用者独自の判断で、ある
いは相手装置との交信により相手装置がトナーセーブ画
像記録状態にあることが判明した場合に、トナーセーブ
画像読取が実行されるようにすればよいのである。この
場合には、相手装置において復号化受信画像データに基
づいて記録が行われれば、トナーセーブ記録が行われる
ことになる。
【0164】また、本ファクシミリ装置においては、相
手装置352から供給される符号化画像データが、MH
方式,MR方式等で作成された符号化画像データであっ
てもよい。
【0165】また、上記各実施例においては行単位でド
ット不形成を指示するデータが作成されるようになって
いたが、列単位でドット不形成を指示するデータが作成
されるようにしてもよい。その場合にも、従来の画像デ
ータ処理装置におけるようにドット形成点毎に演算が行
われる場合より処理時間が短くて済む。列単位のドット
不形成指示データの作成は、例えば、1頁分の復号化受
信画像データまたは記録画像データが作成された後に行
われるようにすれば、指定された行のドットデータを一
括して0にする等の処理が可能であるため特に容易であ
るが、1行分ずつのドットデータが記録部に供給される
際に並行して行われるようにすることも可能である。
【0166】さらに、行単位と列単位との両方でドット
不形成指示データが作成されるようにすることも可能で
あり、この場合、行単位のドット不形成指示データの作
成と列単位のドット不形成指示データの作成とが同時に
行われるようにしてもよく、別個の機会に行われるよう
にしてもよい。例えば、列単位のドット不形成指示デー
タの作成は1頁分の復号化受信画像データについて行
い、行単位のドット不形成指示データの作成は1行分ず
つのドットデータが記録部に供給される際に並行して行
われるようにするのである。
【0167】さらに、第一発明ないし第三発明に共通の
一実施例である記録装置に外部コンピュータを接続した
場合について、図面に基づいて詳細に説明する。図42
は、記録装置の外観を示す図である。この記録装置の本
体500の上面の前部はカバー502によって覆われ、
カバー502の側方には、種々の操作スイッチと並んで
ランプ504が設けられている。ランプ504は、トナ
ーセーブフラグがセットされている場合に点灯させられ
るものである。また、上面の後部には、カセット装着部
506が設けられている。このカセット装着部506に
は、図43に示すように記録紙カセット508が取り外
し可能に装着される。記録紙カセット508内に収容さ
れた記録紙18は、自動給紙装置によって一枚づつ送り
出される。
【0168】また、カセット装着部506の上側の壁が
手差しテーブル510とされる。手差しテーブル510
に記録紙18がセットされている場合には、手差しテー
ブル510にセットされた記録紙18が自動給紙装置に
よって送り出される。
【0169】一方、カバー502は、本体500の中間
部に設けられたピン512を中心として回動可能に取り
付けられている。その結果、カバー502をピン512
を中心に時計方向に回動させれば、排紙トレーとなる。
本記録装置のその他の構造は、ファクシミリ装置の構造
と同じであるため、同じ符号を付してその説明を省略す
る。
【0170】本記録装置の制御装置520は、図44に
示すように、CPU522,RAM524,ROM52
6,NVRAM528の他に、パラレル/シリアル変換
回路342,符号・復号制御回路532,インタフェイ
ス534等を備えている。また、制御装置520には、
ランプ504が接続されるとともに、インターフェイス
534を介して複数個の外部コンピュータに接続されて
いるが、図には、それらを代表して外部コンピュータ5
36が記載されている。
【0171】符号・復号制御回路532は、外部コンピ
ュータ536から供給されたキャラクタコードデータを
復号化する回路である。キャラクタコードデータのドッ
トデータへの復号化は、図46に示すROM526のキ
ャラクタパターンデータメモリ540に格納されたパタ
ーンデータに基づいて行われる。パターンデータは、例
えば、キャラクタ「A」を表す48×48のドットマト
リックスデータである。本記録装置においては、スーパ
ファインの解像度のドットマトリックスデータとされて
いる。
【0172】RAM524は、図45に示すように、キ
ャラクタコードデータメモリ542,外部復号化画像デ
ータメモリ543,復号化記録画像データメモリ54
4,外部コンピュータ関連情報メモリ546等を備えて
いる。キャラクタコードデータメモリ542には、外部
コンピュータ536から供給されたキャラクタコードデ
ータが記憶され、外部復号化画像データメモリ543に
は、供給されたドットデータが記憶される。外部コンピ
ュータ536から線図等を表す画像データが供給される
場合には、ドットデータで供給されるのである。
【0173】復号化記録画像データメモリ544には、
外部キャラクタコードデータがパターンデータに基づい
て復号化されたデータが記憶される。また、キャラクタ
コードデータ,外部復号化画像データ以外の外部コンピ
ュータ536から供給された情報は、外部コンピュータ
関連情報メモリ546に記憶される。外部コンピュータ
関連情報メモリ546には、キャラクタの大きさを指示
する情報,トナーセーブ記録あるいは非トナーセーブ記
録を指示する情報,トナーセーブ度を表す情報等が含ま
れる。トナーセーブ度は本実施例においては3段階に設
定可能である。
【0174】ROM526は、図46に示すように、前
記キャラクタパターンデータメモリ540の他、作動条
件対応トナーセーブフラグ設定プログラムメモリ38
6,トナーセーブマーク記録画像データ作成プログラム
メモリ390の他、記録制御プログラムメモリ550,
種類フラグ2設定プログラムメモリ551,種類フラグ
3設定プログラムメモリ552,トナーセーブフラグ設
定プログラムメモリ554,外部解像度対応整数決定テ
ーブル555等が設けられている。
【0175】また、NVRAM528には、図47に示
すように、トナー残量対応フラグとしての作動条件フラ
グ1が設けられている。
【0176】以下、本記録装置の作動を説明する。な
お、ファクシミリ装置における作動と同様な作動につい
ての説明は省略する。トナーセーブフラグは、トナーセ
ーブフラグ設定プログラムメモリ554に記憶されたプ
ログラムに従って設定される。そのプログラムは、図4
8のフローチャートで表される。なお、外部復号化画像
データについての処理は、ファクシミリ装置における場
合と同様であるため、外部キャラクタコードデータにつ
いての処理についてのみ説明する。
【0177】S301〜303において、種類フラグ
2,3およびその他のフラグ等がセットされているか否
かが判定される。すべてのステップの判定がYESであ
る場合には、トナーセーブフラグがセットされ、いずれ
か1つのステップにおける判定でもNOの場合には、ト
ナーセーブフラグはリセットされる。
【0178】種類フラグ2は、キャラクタの大きさが設
定値より大きい場合にセットされるフラグである。記録
されるキャラクタが大きい場合には、形成された記録画
像が薄くてもキャラクタを認識し得るため、トナーセー
ブ記録が行われても差し支えないからである。キャラク
タの大きさを表す情報は、ポイント数データで表され、
外部コンピュータ関連情報メモリ546に記憶される。
【0179】図49のフローチャートにおいて、外部コ
ンピュータ関連情報からポイント数が検出され、そのポ
イント数が設定値より大きいか否かが判定される。大き
い場合には判定はYESとなり、種類フラグ2がセット
され、小さい場合には種類フラグ2がリセットされる。
【0180】種類フラグ3は、キャラクタコードデータ
のうち、文字以外の数字,記号等を表すキャラクタコー
ドデータの数の、全体のキャラクタコードデータの数に
対する比率が設定値より大きい場合には、リセットされ
るフラグである。例えば、キャラクタコードデータがア
スキーコードデータである場合には、各キャラクタが予
め決められた8ビットのコードで表される。そのため、
アスキーコード自体からそのアスキーコードが表すキャ
ラクタの種類がわかるのである。
【0181】キャラクタコードデータの大部分は文字を
表すデータである。そのため、文字を表すキャラクタコ
ードデータに基づいて作成された復号化記録画像データ
に基づいて記録画像が形成された場合には、その記録画
像がの一部が薄いために多少判読し難くても、文章の流
れからその一部の内容を理解することができる。しか
し、数字や記号等は、その前後との関係で判読し難いこ
とが多いため、前記比率が設定値より大きい場合には、
種類フラグ3がリセットされるのである。
【0182】設定値が0に近い場合には、数字や記号等
が少数個でも含まれる場合にリセットされ、設定値が
0.1以上あるいは0.3以上であるなど、大きい場合
には、キャラクタコードデータの中に式,表等が含まれ
ると推定され、式,表が含まれると推定された場合にリ
セットされることになる。
【0183】図50のフローチャートのS331〜33
3において、1頁あるいは一定行分のキャラクタコード
データの総数Dと、そのうちの数字,符号等文字以外の
ものを表すキャラクタコードデータの数Cとが検出さ
れ、それらの比率C/Dが演算される。S334におい
て比率C/Dが設定値より大きいか否かが判定され、小
さい場合には種類フラグ3がセットされ、大きい場合に
はリセットされる。
【0184】その他のフラグは、トナー残量に応じて設
定されるフラグ等が含まれるが、これらはファクシミリ
装置における場合と同様であるため説明を省略する。本
記録装置においては、これらフラグの他、外部コンピュ
ータ536から供給されるトナーセーブ関連情報に基づ
いて設定されるフラグを有する。外部コンピュータ53
6から、トナーセーブ記録を指示する情報が供給されれ
ば、外部フラグがセットされる。
【0185】以上のように設定されたトナーセーブフラ
グの状態に基づいて記録制御が行われる。スキャナユニ
ット34には、ファクシミリ装置における場合と同様
に、復号化記録画像データメモリ544に記憶された図
52に示す復号化記録画像データに基づいて、アドレス
データによって規定された行からデータ数データによっ
て指定された数のドットデータが供給され、このドット
データに基づいてレーザ光が制御されつつ感光ドラム3
0の表面が1行分ずつ順次走査される。記録制御は、記
録制御プログラムメモリ550に格納されたプログラム
に従って行われる。記録制御プログラムは、図51のフ
ローチャートで表される。
【0186】また、整数Mおよび組数等が、外部情報対
応整数決定テーブルメモリ555に格納された図示しな
いテーブルに基づいて決定される。トナーセーブ度を表
す情報が1段階を表す場合には、起算行2の整数M4に
設定され(組数1)、2段階を表す場合には、起算行2
および4の整数M4に設定され(組数2)、3段階を表
す場合には起算行が2,3および4の整数M4に設定さ
れる(組数3)。
【0187】以下、起算行2の整数M4が設定された場
合について説明する。行番号L,整数mが初期値0に設
定される。行番号Lが1の場合には、アドレス値A
L (=A1 )が外部復号化記録画像データ550の第1
行のアドレス値0000とされる。S353においてト
ナーセーブフラグがセットされているか否かが判定さ
れ、セットされていない場合には、データ数が216に
設定される。すなわち、行番号Lのアドレス値AL が第
L行のアドレス値とされるとともにデータ数が216に
設定される。スキャナユニット34には、復号化記録画
像データの第L行のドットデータが順に供給される。そ
の結果、図53の記録画像562が形成されることにな
る。
【0188】また、トナーフラグがセットされている場
合には、S355において行番号Lが2(2×0+2)
か否かが判定される。この場合は1であるためNOと判
定され、データ数が216個に設定される。次に、行番
号Lが2の場合には、アドレス値A2 が第2行目のアド
レス00D8とされるが、S355における判定がYE
Sとなるため、データ数が0にされる。すなわち、スキ
ャナユニット34には、ドットデータが供給されないこ
とになる。同様に、行番号Lが3の場合には、アドレス
値A3 が第3行のアドレス値01B0とされるとともに
データ数が216とされる。以下、同様の処理を繰り返
すことによって記録画像564が形成されることにな
る。
【0189】以上のように、本実施例においては、記録
装置に供給される画像記録データが外部復号化画像デー
タやキャラクタコードデータ等、複数種類の形式の画像
データが仕分けして扱われるため、画像データの形式に
応じてトナーセーブフラグの設定を変えることができ
る。また、キャラクタコードデータから文字のデータか
文字以外のデータか等、キャラクタの種類を判定するこ
とができ、その判定結果に基づいてトナーセーブフラグ
を設定することができる。キャラクタの大きさを表すデ
ータに基づいてトナーフラグの設定を行うこともでき
る。さらに、使用者の要望に基づいてトナーセーブ度を
調節することができ、外部コンピュータにおいてトナー
セーブ度を設定することができる。
【0190】なお、本実施例においては、整数Mが外部
コンピュータ536から供給された外部情報に基づいて
決定されたが、前記文字以外のキャラクタコードデータ
の比率に基づいて決定されるようにしてもよい。その場
合には、ROM526に文字以外比率対応整数決定テー
ブルメモリを設ければよい。また、ポイント数に応じて
整数を決定することもできる。その場合には、大きさ対
応整数決定テーブルメモリを設け、そのテーブルに基づ
いて整数が決定されることになる。さらに、記録装置に
は、必ずしも、複数個の外部コンピュータが接続されて
いなくてもよい。
【0191】本実施例においては、キャラクタコードデ
ータが原画像データに対応し、外部符号化キャラクタデ
ータメモリ542等が符号化データ記憶手段を構成して
いる。符号・復号制御回路532によって2値化データ
作成手段が構成され、制御装置520のトナーセーブ設
定プログラムのS301,302を実行する部分等によ
って符号化データ対応記録制御部選択手段が構成され
る。
【0192】また、制御装置520の種類フラグ2設定
プログラムのS321を実行する部分によってポイント
数検出手段が構成され、S322〜324が実行される
部分によってポイント数対応記録制御部選択手段が構成
されている。さらに、制御装置520の種類フラグ3設
定プログラムのS332を実行する部分によって文字以
外データ検出手段が構成され、S333を実行する部分
によって文字以外データ数比率検出手段が構成されてい
る。また、S334〜336を実行する部分によって比
率対応非トナーセーブ記録制御部選択手段が構成される
ことになる。制御装置520の外部情報対応整数決定テ
ーブルメモリ555に格納されたテーブルに基づいて整
数を決定する部分によって外部情報対応整数決定手段が
構成されている。
【0193】その他、いちいち例示することはしない
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明ないし第三発明に共通の実施例である
記録装置を含むファクシミリ装置において記録紙に形成
された記録画像の一例を示す図である。
【図2】上記ファクシミリ装置の外観を表す図である。
【図3】上記ファクシミリ装置の側面断面図である。
【図4】上記ファクシミリ装置の現像装置の側面一部断
面図である。
【図5】上記現像装置におけるトナーカートリッジ取り
付け部周辺を表す側面図(一部断面)である。
【図6】上記現像装置におけるトナーカートリッジ収容
室の平面断面図である。
【図7】上記トナーカートリッジ収容室に収容されるト
ナーカートリッジの一部を示す斜視図である。
【図8】上記トナーカートリッジ収容室の側壁の図6に
おけるP矢視図である。
【図9】上記側壁に取り付けられたアームの図6におけ
るP矢視図である。
【図10】上記トナーカートリッジ収容室にトナーカー
トリッジを取り付けた場合における側面断面図である。
【図11】上記トナーカートリッジのレバーを回動させ
た状態を示す側面断面図である。
【図12】上記トナーカートリッジの第二ロック装置周
辺を示す斜視図である。
【図13】上記第二ロック装置および第二ロック装置解
除部材周辺の側面断面図である。
【図14】上記現像装置の仕切壁に設けられた第一ロッ
ク装置および第一ロック装置解除部材周辺の側面断面図
である。
【図15】上記トナーカートリッジのトナー残量センサ
の周辺を示す正面断面図である。
【図16】上記トナーカートリッジの側面断面図であ
る。
【図17】上記トナー残量センサの出力信号の状態を表
す図である。
【図18】上記ファクシミリ装置の制御装置を表すブロ
ック図である。
【図19】上記ファクシミリ装置における感光ドラム表
面上に形成された静電潜像を概念的に示す図である。
【図20】上記ファクシミリ装置の操作パネル周辺の平
面図である。
【図21】上記制御装置のRAMの構成を概念的に示す
図である。
【図22】上記制御装置のROMの構成を概念的に示す
図である。
【図23】上記制御装置のEEROMの構成を概念的に
示す図である。
【図24】上記制御装置のROMに格納されたトナーセ
ーブフラグ設定プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図25】上記制御装置のROMに格納された重要度フ
ラグ1設定プログラムを表すフローチャートである。
【図26】上記制御装置のROMに格納された重要度フ
ラグ2設定プログラムを表すフローチャートである。
【図27】上記制御装置のROMに格納された種類フラ
グ1設定プログラムを表すフローチャートである。
【図28】上記制御装置のROMに格納された作動条件
フラグ設定プログラムを表すフローチャートである。
【図29】上記制御装置のROMに格納された作動条件
フラグ1設定プログラムを表すフローチャートである。
【図30】上記制御装置のRAMに記憶された符号化受
信画像データを概念的に示す図である。
【図31】上記制御装置のRAMに記憶された復号化受
信画像データを概念的に示す図である。
【図32】上記制御装置のROMに格納された解像度対
応整数決定テーブルを示す図である。
【図33】上記制御装置のROMに格納された記録制御
プログラムを表すフローチャートである。
【図34】上記ファクシミリ装置において非トナーセー
ブ記録が行われた場合に、記録紙に形成された記録画像
を概念的に示す図である。
【図35】上記ファクシミリ装置においてトナーセーブ
記録が行われた場合に、記録紙に記録されたトナーセー
ブマークを示す図である。
【図36】第一発明ないし第三発明に共通の別の実施例
である記録装置がファクシミリ装置に適用された場合
に、記録紙に形成された記録画像を概念的に表す図であ
る。
【図37】第一発明ないし第三発明に共通のさらに別の
実施例である記録装置がファクシミリ装置に適用された
場合に、制御装置のROMに格納された記録制御プログ
ラムを示すフローチャートである。
【図38】上記ファクシミリ装置において出力された記
録紙に形成された記録画像を概念的に示す図である。
【図39】第一発明ないし第三発明に共通のさらに別の
実施例である記録装置がファクシミリ装置に適用された
場合において、制御装置で作成された0データ追加復号
化記録画像データを概念的に示す図である。
【図40】上記制御装置のROMに格納された記録制御
プログラムを表すフローチャートである。
【図41】第一発明ないし第三発明に共通のさらに別の
実施例である記録装置が適用されたファクシミリ装置の
操作パネルを示す平面図である。
【図42】第一発明ないし第三発明に共通のさらに別の
実施例である記録装置の外観図である。
【図43】上記記録装置の側面断面図である。
【図44】上記記録装置の制御装置を表すブロック図で
ある。
【図45】上記制御装置のRAMの構成を概念的に示す
図である。
【図46】上記制御装置のROMの構成を概念的に示す
図である。
【図47】上記制御装置のNVRAMの構成を概念的に
示す図である。
【図48】上記制御装置のROMに格納されたトナーセ
ーブフラグ設定プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図49】上記制御装置のROMに格納された種類フラ
グ2設定プログラムを表すフローチャートである。
【図50】上記制御装置のROMに格納された種類フラ
グ3設定プログラムを表すフローチャートである。
【図51】上記制御装置のROMに格納された記録制御
プログラムを表すフローチャートである。
【図52】上記記録装置のROMに格納された復号化記
録画像データを概念的に示す図である。
【図53】上記記録装置においてトナーセーブ記録が行
われた場合に、記録紙に形成された記録画像を概念的に
表す図である。
【符号の説明】
30 感光ドラム 34 スキャナユニット 40,520 制御装置 42 ドット形成点 44 ドラムモータ 48 現像装置 50 トナー 120 トナーカートリッジ 122 第三攪拌部材 142 トナー残量センサ 178 中空突部 200 攪拌モータ 204 攪拌アーム 206 ワイパ 302 トナーセーブランプ 344 符号・復号制御回路 346 送信・受信制御回路 358 呼出音発生回路 360 符号化受信画像データメモリ 362 復号化受信画像データメモリ 366 受信側ファクシミリ番号関連データメモリ 368 発信元ファクシミリ番号データメモリ 370 送信先情報メモリ 372 管理レポートデータメモリ 380 記録制御プログラムメモリ 381 重要度1フラグ設定プログラムメモリ 382 重要度2フラグ設定プログラムメモリ 385 トナーセーブフラグ設定プログラムメモリ 386 作動条件対応トナーセーブフラグ設定プログラ
ムメモリ386 387 トナー残量検出プログラムメモリ 388 種類フラグ設定プログラムメモリ 392 呼出信号メモリ 532 符号・復号制御回路 542 外部符号化キャラクタコードデータメモリ 544 復号化記録画像データメモリ 546 外部コンピュータ関連情報メモリ 554 トナーセーブフラグ設定プログラムメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に並んだ複数個のドット
    形成点の各々にトナーを使用してドットを選択的に形成
    することにより記録媒体に記録を行う記録装置であっ
    て、 前記トナーにより前記記録媒体に画像を記録する記録部
    と、 原画像に対応した原画像データに基づいて前記記録部を
    制御する非トナーセーブ記録制御部と、 原画像データよりドット形成率が低くかつ原画像を認識
    可能な記録画像を形成するトナーセーブ記録画像データ
    に基づいて前記記録部を制御するトナーセーブ記録制御
    部と、 原画像データが表す情報の種類に応じて、前記非トナー
    セーブ記録制御部とトナーセーブ記録制御部とのいずれ
    かを自動で選択する情報種類対応記録制御部選択手段と
    を含むことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記情報種類対応記録制御部選択手段
    が、前記原画像データが中間調データである場合には、
    前記非トナーセーブ記録制御部を選択する中間調データ
    対応記録制御部選択手段を含むことを特徴とする請求項
    1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記情報種類対応記録制御部選択手段
    が、前記原画像データの変化頻度が設定頻度以上である
    場合に中間調データを検出する中間調データ検出手段を
    含むことを特徴とする請求項2記載の記録装置。
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