JP4634261B2 - 画像形成装置、画像処理装置、画像出力装置、携帯端末、画像処理システム、画像形成方法、画像処理方法、画像出力方法、画像形成プログラム、画像処理プログラムおよび画像出力プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像処理装置、画像出力装置、携帯端末、画像処理システム、画像形成方法、画像処理方法、画像出力方法、画像形成プログラム、画像処理プログラムおよび画像出力プログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力画像を補正して出力する画像形成装置、画像処理装置、画像出力装置、携帯端末、画像処理システム、画像形成方法、画像処理方法、画像出力方法、画像形成プログラム、画像処理プログラムおよび画像出力プログラムに関する。
従来から、スキャンした画像の傾き角度を検出し、検出した傾き角度に基づいて画像の傾きを補正して出力する技術が開発されており、文書画像処理の前処理としてさまざまな機器に実装されている。
例えば、特許文献1では、黒画素を含む外接矩形を求め、外接矩形から傾き検出の基準となる基準点を検出し、基準点に基づいて画像の傾きを検出することにより、傾き算出時の処理負担を軽減する技術が提案されている。
また、特許文献2の画像認識装置では、予め定められた角度の分だけ入力画像を回転し、回転後の画像に対して傾き角度を検出することにより、傾き角度が微小角度である場合の検出精度を高める技術が提案されている。
このように、画像の傾き角度検出精度を高めるさまざまな技術が開発されているが、傾き角度を誤って検出する可能性を完全に排除することはできない。傾き角度の誤認識が発生した場合は、誤った角度で画像が補正されて出力される。このため、画像の表示等により誤って画像の傾きの補正がなされたことを確認した利用者は、再度傾きを補正する画像処理を行う必要がある。
特開平03−213053号公報 特開平09−171538号公報
しかしながら、原稿の傾き角度などの補正は一般に補正前の状態に戻すことができない非可逆な補正であり、補正を繰り返すことにより画質が劣化するという問題があった。このような問題は、画像の傾きの補正に限らず、画像に対して非可逆の補正を行ってから画像を出力する場合に生じる共通の問題である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像の補正による画質の劣化を最小限に抑止することができる画像形成装置、画像処理装置、画像出力装置、携帯端末、画像処理システム、画像形成方法、画像処理方法、画像出力方法、画像形成プログラム、画像処理プログラムおよび画像出力プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、プリンタ部またはスキャナ部を有し、入力された画像から画像データの形成処理を行う画像形成装置であって、入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出手段と、前記補正量検出手段が検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記補正量検出手段は、入力された画像の傾き角度を前記補正量として検出し、前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記傾き角度を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記補正量検出手段は、画像データの解像度を前記補正量として検出し、前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記解像度を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記補正量検出手段は、画像データの圧縮率を前記補正量として検出し、前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記圧縮率を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記補正量を修正し、修正した前記補正量を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力する補正量修正手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記補正量に基づいて前記画像データを補正する補正手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記補正手段が補正した前記画像データを表示手段に出力する表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項6または7に記載の画像形成装置において、前記補正手段が補正した前記画像データをプリンタ部に出力する出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項6または7に記載の画像形成装置において、前記補正手段が補正した前記画像データをファクシミリ送信する出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記補正量を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを外部に送信する出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記補正量を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを記憶手段に出力する出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、画像処理装置において、入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出手段と、前記補正量検出手段が検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項12に記載の画像処理装置において、前記補正量検出手段は、入力された画像の傾き角度を前記補正量として検出し、前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記傾き角度を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項12に記載の画像処理装置において、前記補正量検出手段は、画像データの解像度を前記補正量として検出し、前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記解像度を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項12に記載の画像処理装置において、前記補正量検出手段は、画像データの圧縮率を前記補正量として検出し、前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記圧縮率を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、画像出力装置において、入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を含むヘッダが画像データに付加された画像ファイルの入力を受付ける画像入力受付手段と、前記補正量に基づいて、画像入力受付手段が受付けた前記画像ファイルに含まれる前記画像データを補正する補正手段と、前記補正手段が補正した前記画像データを出力する出力制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、携帯端末において、入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を含むヘッダが画像データに付加された画像ファイルの入力を受付ける画像入力受付手段と、前記補正量に基づいて、画像入力受付手段が受付けた前記画像ファイルに含まれる前記画像データを補正する補正手段と、前記補正手段が補正した前記画像データを表示手段に出力する出力制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項18にかかる発明は、入力された画像の画像処理を行う画像処理装置と、前記画像処理装置とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置により画像処理が行われた画像の出力を行う画像出力装置とからなる画像処理システムであって、前記画像処理装置は、入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出手段と、前記補正量検出手段が検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合手段と、前記画像ファイルを外部に送信する出力制御手段と、を備え、前記画像出力装置は、前記画像処理装置から送信された前記画像ファイルの入力を受付ける画像入力受付手段と、前記補正量に基づいて、画像入力受付手段が受付けた前記画像ファイルに含まれる画像データを補正する補正手段と、前記補正手段が補正した前記画像データを出力する出力制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項19にかかる発明は、プリンタ部またはスキャナ部を有し、入力された画像から画像データの形成処理を行う画像形成装置の画像形成方法であって、入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出ステップと、前記補正量検出ステップが検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項20にかかる発明は、画像処理方法において、入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出ステップと、前記補正量検出ステップが検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項21にかかる発明は、画像出力方法において、入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を含むヘッダが画像データに付加された画像ファイルの入力を受付ける画像入力受付ステップと、前記補正量に基づいて、画像入力受付ステップが受付けた前記画像ファイルに含まれる前記画像データを補正する補正ステップと、前記補正ステップが補正した前記画像データを出力する出力制御ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項22にかかる発明は、請求項19に記載の画像形成方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
また、請求項23にかかる発明は、請求項20に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
また、請求項24にかかる発明は、請求項21に記載の画像出力方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項1にかかる発明によれば、入力された画像の補正量と入力された画像の画像データとを対応づけて出力することができる。このため、検出した補正量が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像の画像データを基に補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、補正量として入力された画像の傾き角度を検出し、検出した傾き角度と入力された画像の画像データとを対応づけて出力することができる。このため、検出した傾き角度が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像の画像データを基に画像の傾きの補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、補正量として画像データの解像度を検出し、検出した解像度と入力された画像とを対応づけて出力することができる。このため、検出した解像度が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像を基に解像度の補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、補正量として画像データの圧縮率を検出し、検出した圧縮率と入力された画像とを対応づけて出力することができる。このため、検出した圧縮率が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像を基に圧縮率の補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、補正量を修正して画像データと対応づけて出力することができる。このため、補正量の誤認識があった場合でも適切な補正量に修正し、修正した補正量により補正した画像を出力することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、検出した補正量に基づいて補正した画像を出力することができる。このため、入力された画像に生じている不具合を解消した画像を出力することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、検出した補正量に基づいて補正した画像を表示手段に表示することができる。このため、利用者が画像の補正が正常に行われているか、すなわち、補正量が誤認識されていないかを確認することができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、検出した補正量に基づいて補正した画像を印刷することができる。このため、入力された画像に生じている不具合を解消した画像を印刷することができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、検出した補正量に基づいて補正した画像をファクシミリ送信することができる。このため、入力された画像に生じている不具合を解消した画像を送信することができるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、検出した補正量を対応づけた入力画像の画像データを外部の画像処理装置等に送信することができる。このため、外部の画像処理装置等において、補正後の画像データではなく、入力画像を基に画像の補正を行うことができ、補正による画質の劣化を最小限に抑止することができるという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、検出した補正量を対応づけた入力画像の画像データを記憶手段に出力することができる。このため、記憶手段から画像データを読み出して印刷、ファクシミリ送信または外部装置への送信など、画像データを多用途に利用することができる。その際、補正後の画像データではなく、入力画像を基に画像の補正等の画像処理を行うことができ、補正による画質の劣化を最小限に抑止することができるという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、入力された画像の補正量と入力された画像の画像データとを対応づけて出力することができる。このため、検出した補正量が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像の画像データを基に補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、補正量として入力された画像の傾き角度を検出し、検出した傾き角度と入力された画像の画像データとを対応づけて出力することができる。このため、検出した傾き角度が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像の画像データを基に画像の傾きの補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項14にかかる発明によれば、補正量として画像データの解像度を検出し、検出した解像度と入力された画像とを対応づけて出力することができる。このため、検出した解像度が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像を基に解像度の補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項15にかかる発明によれば、補正量として画像データの圧縮率を検出し、検出した圧縮率と入力された画像とを対応づけて出力することができる。このため、検出した圧縮率が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像を基に圧縮率の補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項16にかかる発明によれば、補正量と対応づけて出力された入力画像の画像データを補正量に応じて補正して出力することができる。このため、入力された画像に生じている不具合を解消した画像を出力することができるという効果を奏する。
また、請求項17にかかる発明によれば、補正量と対応づけて出力された入力画像の画像データを補正量に応じて補正して表示手段に表示することができる。このため、入力された画像に生じている不具合を解消した画像を表示画面で確認することができるという効果を奏する。
また、請求項18にかかる発明によれば、画像処理装置で補正量が対応づけられた入力画像の画像データを送信し、画像出力装置で受信して補正量に応じて入力画像を補正して出力する画像処理システムを実現することができる。このため、検出した補正量が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像の画像データを基に補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。また、入力された画像に生じている不具合を解消した画像を出力することができる。
また、請求項19にかかる発明によれば、入力された画像の補正量と入力された画像の画像データとを対応づけて出力することができる。このため、検出した補正量が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像の画像データを基に補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項20にかかる発明によれば、入力された画像の補正量と入力された画像の画像データとを対応づけて出力することができる。このため、検出した補正量が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像の画像データを基に補正を行うことができ、画質劣化を最小限にすることができるという効果を奏する。
また、請求項21にかかる発明によれば、補正量と対応づけて出力された入力画像の画像データを補正量に応じて補正して出力することができる。このため、入力された画像に生じている不具合を解消した画像を出力することができるという効果を奏する。
また、請求項22の発明によれば、請求項19に記載の方法をコンピュータに実行させることができるという効果を奏する。
また、請求項23の発明によれば、請求項20に記載の方法をコンピュータに実行させることができるという効果を奏する。
また、請求項24の発明によれば、請求項21に記載の方法をコンピュータに実行させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像処理装置、画像出力装置、携帯端末、画像処理システム、画像形成方法、画像処理方法、画像出力方法、画像形成プログラム、画像処理プログラムおよび画像出力プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、画像形成装置として複合機に本発明を適用した例について説明する。複合機とは、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した装置である。なお、画像形成装置は複合機に限られるものではなく、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置などのあらゆる画像形成装置に適用することができる。
第1の実施の形態にかかる複合機100は、スキャンした画像(入力画像)の傾き角度を検出し、検出した傾き角度と入力画像とを対応づけて出力するものである。出力の方法としては、表示手段にプレビュー表示した後印刷する方法、表示手段にプレビュー表示した後ファクシミリ送信する方法、外部の装置に電子メールにより送信する方法、内蔵する記憶手段に出力する方法の4つの方法について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる複合機100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、複合機100は、主要なハードウェアとして、スキャナエンジン110と、ユーザインターフェースである操作パネル120と、プリンタエンジン130と、FCU(Fax Control Unit)140と、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)150と、通信部160とを備えている。
また、複合機100は、主要なソフトウェア構成として、スキャナエンジン制御部101と、操作パネル制御部102と、プリンタエンジン制御部103と、ファクシミリ通信制御部104と、補正量検出部105と、補正量・画像統合部106と、補正部107と、画像出力制御部108と、補正量修正部109とを備えている。
操作パネル制御部102が、本発明における表示制御手段に相当する。また、プリンタエンジン制御部103と、ファクシミリ通信制御部104と、画像出力制御部108と、が本発明における出力制御手段に相当する。
スキャナエンジン110は、スキャナを駆動し、原稿のスキャン処理を実行するものである。
操作パネル120は、機能設定キー、部数、および複合機100の状態を示すメッセージを表示する表示部121と、テンキー、クリア/ストップキー、スタートキー、予熱キー、リセットキー、初期設定キー、印刷キー、送信キー、保存キーなどのキー入力を受付ける入力部122とを有する。表示部121は、画像を表示するとともにタッチパネル方式で操作入力可能な入力部も兼ねている。操作パネル120の表示部121は、本発明における表示手段に相当する。
プリンタエンジン130は、画像データを紙媒体に印刷する処理を実行するものである。FCU140は、画像データを外部のファクシミリ装置300にファクシミリ送信する処理を制御するものである。
HDD150は、補正量を対応づけられた入力画像の画像データ151を格納する記憶手段である。なお、記憶手段はHDDに限られるものではなく、光ディスク、メモリカードなどの一般的に利用されているあらゆる記憶手段により構成することができる。HDD150が本発明における記憶手段に相当する。
図2は、HDD150に記憶される画像データ151のデータ構造の一例を示す説明図である。同図に示すように、画像データ151は、ファイルサイズと傾き補正角度および拡大・縮小補正係数によって表される補正を実行する際の変数である補正量とを含むヘッダ部が付加されてHDD150に格納される。
同図は、PDF(Portable Document Format)ファイル形式で画像データ151を表した例を示している。PDFファイル形式では、画像表示時に画像を回転および拡大縮小するアフィン変換を実行するための情報をヘッダ部に定義することができる。同図の傾き補正角度がアフィン変換の回転のために必要な変数を表し、同図の拡大・縮小補正係数がアフィン変換の拡大縮小のために必要な変数を表している。
なお、ヘッダ部に格納する補正量は、上記に限られるものではなく、画像を補正するときの変数であれば、解像度、圧縮率などのあらゆる補正量を格納することができる。また、ファイル形式はPDFファイル形式に限られるものではなく、画像データに補正のための補正量を対応づけて格納できる形式であれば、Exif(Exchangeable Image File Format)形式、XML(eXtensible Markup Language)形式、Tiff(Tagged Image File Format)形式などのあらゆるファイル形式を利用することができる。また、画像データと補正量とを別のファイルに格納するように構成してもよい。
図1に戻り、通信部160は、インターネット等のネットワークを介して、PC(Personal Computer)200a、PC200bなどの外部の装置に画像データを送信するものである。
スキャナエンジン制御部101は、スキャナエンジン110を制御するものである。
操作パネル制御部102は、操作パネル120の表示部121への各種画面の表示制御、入力部122からのキー入力イベントの受付けを行うものである。
また、操作パネル制御部102は、補正量に応じて補正した画像データを表示部121に出力する。これにより、利用者が補正後の画像をプレビュー表示して確認することができる。すなわち、補正量を誤認識または誤検出したことにより補正後の画像が誤っている場合は、利用者が画像を確認することにより誤認識を確認し、適切な補正を再度実行することが可能となる。
プリンタエンジン制御部103は、プリンタエンジン130を制御する。ファクシミリ通信制御部104は、FCU140を制御する。
補正量検出部105は、スキャナから入力された画像の画像データから傾き角度を検出するものである。傾き検出では、特許文献1または特許文献2に記載された傾き検出方法などの従来から用いられているあらゆる方法を適用することができる。
なお、画像データの入力元はスキャナに限られるものではなく、デジタルカメラなどの一般的に利用されているあらゆる画像入力装置からの画像を入力するように構成してもよい。また、画像入力装置により入力され、HDD150などの記憶装置に記憶されている画像を入力するように構成してもよい。
補正量・画像統合部106は、補正量検出部105により検出された傾き角度と、入力された画像の画像データとを統合して出力するものである。例えば、画像データをPDFファイル形式で出力し、PDFファイルのヘッダ部の「傾き補正角度」部分に、補正量検出部105により検出された傾き角度を設定する。
なお、第1の実施の形態では、補正量検出部105により検出された傾き角度そのものを設定しているが、補正の際に必要な角度である傾き補正角度を設定してもよい。傾き補正角度をβとすると、一般に傾き角度αとの間にはβ=(−α)の関係が成立する。原稿がα度傾いていると検出された場合、−α度補正すればよいためである。
補正部107は、ヘッダ部に設定されている補正量に従い画像データを補正して出力するものである。例えば、ヘッダ部に傾き補正角度が設定されている場合、その傾き補正角度の分だけ画像データを回転させる傾き補正処理を実行し、処理結果である画像データを出力する。傾き補正処理は、アフィン変換などの一般的に利用されているあらゆる手法を適用することができる。
なお、補正量が解像度の場合は、解像度を変換する拡大縮小処理を実行する。拡大縮小処理は、画素の補間により解像度を変換する方法などの一般的に利用されているあらゆる手法を適用することができる。
また、補正量が圧縮率の場合は、圧縮率に従い画像データを圧縮する画像圧縮処理を実行する。画像圧縮処理は、ランレングス法、ハフマン法、LZ77法などの一般的に利用されているあらゆる方法を適用することができる。
画像出力制御部108は、画像データの出力先に応じて、補正量・画像統合部106が出力した画像データ、または、補正部107が補正した画像データの出力を制御するものである。例えば、操作パネル120の表示部121にプレビュー画像を表示する場合は、補正量に応じて補正した画像である補正部107が出力した画像データを操作パネル制御部102に対して出力するように制御する。
また、例えば、プリンタ出力またはファクシミリ送信する場合も同様に、補正した画像データをプリンタエンジン制御部103またはファクシミリ通信制御部104に出力するように制御する。
また、内蔵する記憶手段に出力または外部の装置にメール送信する場合は、補正量・画像統合部106が出力した画像データを、HDD150または通信部160に出力するように制御する。補正量・画像統合部106が出力した画像データは、補正後の画像データではなく、入力された画像データが含まれている。従って、外部の装置等では入力された画像を基に補正を行うことができるため、画質の劣化を最小限に抑えることが可能となる。
なお、画像出力制御部108は、補正部107が補正した画像データを、HDD150または通信部160に出力するように構成してもよい。この場合は、プレビュー表示して正しいことが確認された補正量、または、後述する補正量修正部109が適切な値に修正した補正量により補正した画像を出力するように構成すれば、誤認識した補正量により補正された画像データが出力されることはない。
補正量修正部109は、画像データに対応づけられた補正量を修正し、修正後の補正量と画像データとを対応づけて出力するものである。補正量修正部109は、画像データに対応づけられた補正量の値を利用者が直接修正するように構成してもよい。また、表示部121等に表示した画像上で利用者が正しい傾き角度を指定し、指定した角度を検出して画像データに対応づけられた傾き角度を書き変えるように構成してもよい。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかる複合機100による画像形成処理について説明する。まず、形成した画像を表示部121にプレビュー表示した後印刷する例であるコピープレビュー処理について説明する。
図3は、コピープレビュー処理の概要を示す説明図である。同図に示すように、コピープレビュー処理は、画像入力処理、中間ファイル出力処理および画像出力処理の3つの段階に分けられる。
画像入力処理では、コピー開始操作により原稿がスキャナエンジンによりスキャンされて入力画像データが出力される。
中間ファイル出力処理では、入力画像データから傾き角度を検出し、入力画像データのヘッダ部に検出した傾き角度を設定した画像データを中間ファイルとして出力する。また、検出した傾き角度に応じて補正した画像を表示部121にプレビュー表示し、検出した傾き角度が誤っている場合は、利用者により指定された角度に従い補正量修正部109が修正した傾き角度でヘッダ部を更新する。
画像出力処理では、ヘッダ部に格納された傾き角度に従い傾き補正した画像を印刷する。なお、検出した傾き角度が正しいと判断された場合は、最初に検出された傾き角度に従い傾き補正した画像を印刷する。
このように、検出した傾き角度で補正した画像をそのまま印刷するのではなく、プレビュー表示によって検出した傾き角度が正しいか否か判断し、必要に応じて傾き角度を修正した後に画像を印刷するため、傾き角度の誤認識が解消された正しい画像を出力することが可能となる。
従来の方法では、プレビューにより検出した傾き角度が誤っていると判明し、再度補正する場合は、傾き補正後の画像に対してさらに傾き補正処理を行う必要があった。これは傾き補正後の画像データだけが出力され、補正前の画像である入力画像の画像データが残っていないためである。また、一般に画像の傾きの補正は、補正前の画像データを復元することができない非可逆な補正であるため、補正後の画像データから補正前の画像データを復元することもできないためである。従って、補正を繰り返すことによる画質の劣化が生じる可能性があった。
これに対し、第1の実施の形態の方法では、補正後の画像の画像データではなく、入力された画像の画像データが中間ファイルとして出力されているため、再度画像の傾きを補正する場合であっても補正を繰り返すことによる画質の劣化を回避することができる。
なお、補正量は傾き角度に限られるものではなく、入力された画像データの内容に応じた適切な画像処理を行う際の変数であれば、あらゆる変数を補正量として扱うことができる。
例えば、画像データに含まれる文字のフォントサイズに応じて適切な解像度を検出し、検出した解像度で画像を出力する場合にも本発明を適用することができる。この場合は、画像の解像度を補正量として扱う。
具体的には、例えば、フォントサイズが小さい文字が多く含まれる通常の文書を含む入力画像に対しては読み取り時の解像度と同じ400DPI(Dot Per Inch)で画像データを出力し、フォントサイズが大きい文字が多く含まれるプレゼンテーション用の文書等を含む入力画像に対しては、200DPIの低解像度画像に補正して画像データを出力するといった画像処理が考えられる。
一般に高解像度画像から低解像度画像への補正は非可逆な補正である。このため、フォントサイズの判別を誤り、高解像度で出力すべき画像に対して低解像度画像への補正処理を行った後に、低解像度画像から高解像度画像へ再度補正すると画質の劣化が生じる。
このような場合にも本発明を適用すれば、補正前の高解像度画像が保存されているため、画質を劣化させることなく適切な補正量で再度画像処理を行うことが可能となる。
別の例として、画像データの内容に応じて、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式のファイルを出力する際の圧縮率を検出し、検出した圧縮率で画像データを出力する場合にも本発明を適用することができる。この場合は、画像の圧縮率を補正量として扱う。
具体的には、例えば、写真が多く含まれる入力画像に対しては高圧縮率で画像データを出力し、文字が多く含まれる入力画像に対しては低圧縮率で画像データを出力するといった画像処理が考えられる。
JPEG形式の圧縮では、圧縮率を高めるためにデータの損失が発生する非可逆の圧縮方式を採用することができる。この場合は、圧縮後の画像から圧縮する前の入力画像を復元することができない。このため、画像に含まれるデータ種別の判別を誤り、低圧縮率で出力すべき文字が多い画像を高圧縮率で出力した後に、低圧縮率の画像へ再度補正すると画質の劣化が生じる。
このような場合にも本発明を適用すれば、補正前の入力画像が保存されているため、画質を劣化させることなく適切な補正量で再度画像処理を行うことが可能となる。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかる複合機100によるコピープレビュー処理の詳細について説明する。図4は、第1の実施の形態におけるコピープレビュー処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、スキャナエンジン制御部101が、スキャンした入力画像を取得する(ステップS401)。次に、補正量検出部105が、入力画像の傾き角度を検出する(ステップS402)。
具体的には、以下のようにして傾き角度を検出する。まず、補正量検出部105に入力された画像が、例えば、JPEG形式に圧縮されている場合は、伸長してビットマップ画像として展開する。ビットマップ画像に展開した入力画像は、特許文献1または特許文献2に記載された方法、あるいは、画像中から直線を抽出することにより傾きを検出する。
直線を抽出する方法では、ハフ変換を用いた方法が広く知られている。また入力された画像がカラーやグレーなど多値画像である場合は、2値化処理を行い、黒連結成分を求め、その黒連結成分の座標を用いて文字行を抽出し、文字行の傾きから傾き角度を検出する方法を利用してもよい。
図5は、傾き角度検出処理の一例を示す説明図である。同図は、文字行の傾きから傾き角度を検出する方法を示した例である。
同図では、矩形で示された部分が黒連結成分を表している。各黒連結成分の中心座標を求め、予め定められた探索範囲501に含まれる中心座標の回帰直線502を求めることにより、文字行を抽出し、文字行の傾きを検出することができる。
すなわち、回帰直線502がY=aX+bで表されるとすると、aが直線の傾きを表す値であり、aから回帰直線の傾き角度(α)を算出することができる。
ステップS402で補正量検出部105が入力画像の傾き角度を検出した後、補正量・画像統合部106が、検出した傾き角度と入力画像とを対応づけて中間ファイルを作成する(ステップS403)。
具体的には、入力画像の画像データのヘッダ部に検出した傾き角度を設定した中間ファイルを作成して出力する。例えば、PDFファイル形式で出力する場合は、図2に示すようなヘッダ部の傾き補正角度に、検出した傾き角度の値を設定する。
なお、入力画像の画像データだけでなく、補正後の画像の画像データも同時に格納するように構成してもよい。入力画像の画像データだけを格納する場合、表示時に画像の傾き補正処理を行わなければならないため、表示する装置側の処理負荷が増大する。補正後の画像データも同時に格納することにより表示する装置側の処理負荷を軽減することが可能となる。
次に、補正部107が、中間ファイルのヘッダ部の補正量である傾き角度と、中間ファイル内の画像データとから、画像の傾きの補正処理を実行する(ステップS404)。
具体的には、以下のようにして画像の傾きの補正処理を実行する。一般に、傾き補正は、アフィン変換と呼ばれる方法で補正する。アフィン変換は、元画像の画素を(X0,Y0)、傾き補正後の画素を(X1,Y1)、傾き角度をαとすると、以下のように表される。
X0= cos(α)X1+sin(α)Y1
Y0=−sin(α)X1+cos(α)Y1
この式に、(X1,Y1)を(0,0)から(n,m)(n:X方向の画素数、m:Y方向の画素数)まで変化させて代入し、1画素ごとに(X0,Y0)の値を算出する。これを繰り返すことにより、元画像のいずれの画素値を補正後の画素として写像すればよいかを求めることができる。
(X0,Y0)の値は、必ずしも整数にならず、多くの場合は、小数点以下を含む実数となる。その場合は、切り捨てまたは四捨五入して元画像の近傍画素値を割り当てるように構成してもよい。また、近傍の画素値を実数値に応じて重み付けして近似値を求めるように構成してもよい。例えば、実数が4.4となった場合は、近傍の4画素目と5画素目を4:6の重みで計算した近似値を算出し、これを補正後の画素値とする。
なお、このように近似値を用いて回転後の画素値が算出される場合があるため、一般に回転後の画像から元画像の画素値を再現することができない。すなわち、画像の傾きの補正は非可逆の補正となる。
ステップS404で補正部107が画像の傾きの補正処理を実行後、操作パネル制御部102が、傾きを補正した画像を表示部121にプレビュー表示する(ステップS405)。
次に、操作パネル制御部102は、利用者から傾き角度の修正が指示されたか否かを判断する(ステップS406)。
図6−1は、修正指示画面の一例を示す説明図である。同図に示すように修正指示画面600は、画面中央に補正部107が傾きを補正した画像を表示している。また、画面の下部には、利用者が角度の指定を開始するための指定開始ボタン601と、角度の指定を完了するための終了ボタン602とが表示されている。
傾き角度の修正をする場合、利用者は指定開始ボタン601を押下後、表示されたプレビュー画面上で本来水平に表示されるべき部分に直線603を引き、終了ボタン602を押下する。これにより、操作パネル制御部102は利用者から傾き角度の修正指示があったと判断することができる。なお、修正指示画面は、補正角度を数値により入力する欄を設けて補正角度を指定するように構成してもよい。
ステップS406で、操作パネル制御部102が利用者から傾き角度の修正が指示されたと判断した場合は(ステップS406:YES)、補正量修正部109は、指示された傾き角度と入力画像とを対応づけて画像データのファイルを出力する(ステップS407)。
例えば、利用者が直線を指定することにより傾き角度を指定した場合は、補正量修正部109は、指定された直線の傾き角度を検出し、入力画像の画像データのヘッダ部の傾き角度を、検出した角度で置き換えて画像データを出力する。
また、利用者が直接補正角度の値を指定することにより傾き角度を修正した場合は、補正量修正部109は、入力画像の画像データのヘッダ部の傾き角度を、指定された角度で置き換えて画像データを出力する。
補正量修正部109が画像データのファイルを出力した後、または、ステップS406で操作パネル制御部102が利用者から傾き角度の修正が指示されていないと判断した場合は(ステップS406:NO)、補正部107が、ファイルのヘッダ部の傾き角度と、ファイル内の画像データとから、画像の傾きの補正処理を実行する(ステップS408)。画像の傾きの補正処理は上述のステップS404と同様の方法による。
次に、画像出力制御部108が、画像の傾きが補正された画像をプリンタエンジン制御部103に出力する(ステップS409)。
最後に、プリンタエンジン制御部103が、画像をプリンタエンジン130に出力してコピープレビュー処理を終了する(ステップS410)。
なお、上述の例では、ステップS402おいて入力画像の傾き角度を検出する場合について説明したが、入力画像に対する補正量の検出は傾き角度に限られるものではない。以下では、補正量として、入力画像を出力する際の適正な解像度および圧縮率を検出する場合の検出処理の詳細について説明する。
図6−2は、第1の実施の形態における解像度・圧縮率検出処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、補正量検出部105が、入力画像の2値化処理を実行し(ステップS601)、黒画素の連結成分を抽出する(ステップS602)。抽出された黒画素の連結成分は、例えば、図5に示す矩形と同様な形式で表される。
次に、補正量検出部105が、黒画素の連結成分の大きさについてのヒストグラムを作成する(ステップS603)。図6−3は、補正量検出部105が作成したヒストグラムの一例を示す説明図である。
同図では、横軸に黒画素の連結成分の大きさ(画素数)を、縦軸に度数をとったヒストグラムの例が示されている。なお、同図の(a)は、文字が存在する画像に対するヒストグラムの例を示している。また、同図の(b)および(c)は、文字が存在しない画像に対するヒストグラムの例を示している。
ステップS603でヒストグラムを作成した後、補正量検出部105が、ヒストグラムのピーク位置から文字の有無を判断する(ステップS604)。具体的には、一般的なオフィス文書に多く含まれる8PT(point)から12PT程度の文字の大きさと、スキャンした画像解像度とから算出した所定の範囲内にピークが立てば、文字が存在すると判断する。
一方、ピーク位置が存在するが、黒画素の連結成分の大きさ(=横軸)が0に近い部分でピークとなる場合は、網点写真画像であると考えられるため、文字が存在しないと判断する。また、ピーク位置が存在しない場合も、文字が存在しないと判断する。
例えば、図6−3の(a)に示すヒストグラムのように、中程度の大きさの連結成分にピーク位置が存在するときに、画像内に文字が存在すると判断する。また、同図の(b)に示すようにピーク位置が横軸の0に近い部分に存在するとき、または、同図の(c)に示すようにピーク位置が存在しないときに、画像内に文字が存在しないと判断する。
次に、補正量検出部105が、文字が存在する画像か否かを判断し(ステップS605)、文字が存在する場合は(ステップS605:YES)、文字の大きさを判定する(ステップS606)。具体的には、文字が存在すると判断するピーク位置の所定範囲のうち、さらにどの範囲にピーク位置が存在するかにより、文字の大きさを判定する。
文字の大きさの判定後、または、ステップS605で文字が存在しないと判断された場合は(ステップS605:NO)、補正量検出部105は、文字の有無および文字の大きさに対応した解像度および圧縮率を、HDD150などの記憶手段に格納された補正量設定テーブルを参照して取得する(ステップS607)。
図6−4は、補正量設定テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。同図に示すように、補正量設定テーブルは、文字の有無・大きさと、解像度と、圧縮率とを対応づけて格納している。
補正量検出部105は、ステップS604で検出した文字の有無、および、ステップS606で検出した文字の大きさを検索キーとして、補正量設定テーブルから対応する解像度および圧縮率を取得する。例えば、文字が存在し、文字の大きさが8PT未満であると判断された場合は、小さい文字が多く含まれているため解像度を大きくし(400DPI)、圧縮率も大きく(70%)するような補正量が検出される。
なお、文字の有無および文字の大きさから解像度および圧縮率を求める際に、予め定められた計算式に従って算出するように構成してもよい。
このようにして検出した解像度および圧縮率を補正量として、傾き角度を補正量とした場合と同様に中間ファイル作成処理、プレビュー処理などを実行するように構成することができる。
次に、形成した画像を表示部121にプレビュー表示した後ファクシミリ送信する例であるファクシミリ送信処理について説明する。
図7は、ファクシミリ送信処理の概要を示す説明図である。図3に示すコピープレビュー処理と同様に、ファクシミリ送信処理は、画像入力処理、中間ファイル出力処理および画像出力処理の3つの段階に分けられる。
ファクシミリ送信処理は、画像出力処理において、傾き補正した画像を印刷するのではなく、ファクシミリ送信する点がコピープレビュー処理と異なっている。その他の画像入力処理、中間ファイル出力処理はコピープレビュー処理と同様の処理なのでその説明を省略する。
画像出力処理では、ヘッダ部に格納された傾き角度に従い補正した画像を外部のファクシミリ装置300にファクシミリ送信する。なお、検出した傾き角度が正しいと判断された場合は、最初に検出された傾き角度に従い補正した画像をファクシミリ送信する。
このように、検出した傾き角度で補正した画像をそのまま印刷するのではなく、プレビュー表示によって検出した傾き角度が正しいか否か判断し、必要に応じて傾き角度を修正した後に画像をファクシミリ送信するため、傾き角度の誤認識が解消された正しい画像を出力することが可能となる。
また、傾き角度の修正を行った場合でも、中間ファイルとして保存された入力画像の画像データを基に再度傾き補正して画像を出力できるため、補正を繰り返すことによる画質の劣化を回避することができる。
なお、上述の例ではファクシミリ送信する場合について説明したが、ファクシミリを受信する場合に本発明を適用することもできる。すなわち、受信時にプレビュー画面で画像の傾きを確認し、必要に応じて検出した傾き角度を修正した後、傾き角度に応じた画像の傾きの補正処理を行って画像データを印刷するように構成してもよい。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかる複合機100によるファクシミリ送信処理の詳細について説明する。図8は、第1の実施の形態におけるファクシミリ送信処理の全体の流れを示すフローチャートである。
ステップS801からステップS808までの、プレビュー処理、入力画像補正処理は、図4に示したコピープレビュー処理におけるステップS401からステップS408までと同様の処理なので、その説明を省略する。
ステップS808で補正部107が画像の傾きの補正処理を実行した後、画像出力制御部108が、画像の傾きが補正された画像をファクシミリ通信制御部104に出力する(ステップS809)。次に、ファクシミリ通信制御部104が、画像をFCU140に出力してファクシミリ送信処理を終了する(ステップS810)。
次に、形成した画像を外部の装置に電子メールにより送信する例であるEメール送信処理について説明する。
図9は、Eメール送信処理の概要を示す説明図である。同図に示すように、Eメール送信処理は、画像入力処理、中間ファイル出力処理、画像出力処理および画像の利用の4つの段階に分けられる。
Eメール送信処理は、画像出力処理において、傾き補正した画像を印刷またはファクシミリ送信するのではなく、傾き補正を行わない画像データのファイル自体を出力する点が、コピープレビュー処理またはファクシミリ送信処理と異なっている。その他の画像入力処理、中間ファイル出力処理はコピープレビュー処理またはファクシミリ送信処理と同様の処理なのでその説明を省略する。
画像出力処理では、ヘッダ部に傾き角度が格納された画像データのファイルを電子メールにより外部のPC等の装置に送信する。
画像の利用の段階では、電子メールを受信した外部の装置は、自由に画像データを利用することができる。例えば、ヘッダ部に格納された傾き角度で画像データの傾きを補正して画面に表示することができる。また、傾き角度が誤っている場合は、外部の装置上で傾き角度を修正し、修正した傾き角度の値で再度画像の傾き補正を実行して出力することができる。この際、受信した入力画像の画像データを基に補正を実行することができるため、補正を繰り返すことによる画質の劣化を回避することができる。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかる複合機100によるEメール送信処理の詳細について説明する。図10は、第1の実施の形態におけるEメール送信処理の全体の流れを示すフローチャートである。
ステップS1001からステップS1007までの、プレビュー処理、傾き角度修正処理は、図4に示したコピープレビュー処理におけるステップS401からステップS407までと同様の処理なので、その説明を省略する。
補正量修正部109が画像データのファイルを出力した後(ステップS1007)、または、操作パネル制御部102が利用者から傾き角度の修正が指示されていないと判断した場合は(ステップS1006:NO)、画像出力制御部108が、通信部160を介して出力された画像データのファイルを他の装置にメール送信し(ステップS1008)、Eメール送信処理を終了する。
なお、Eメール送信処理では、外部の装置で角度修正後の画像を表示して傾き角度の修正等を実行することができるため、中間ファイル出力処理の段階でのプレビュー表示(ステップS1004〜ステップS1007)を省略してもよい。
次に、形成した画像を内蔵するHDD150に出力する例であるHDD出力処理について説明する。
図11は、HDD出力処理の概要を示す説明図である。同図に示すように、HDD出力処理は、画像入力処理、中間ファイル出力処理、画像出力処理および画像の利用の4つの段階に分けられる。
HDD出力処理は、画像出力処理において、画像ファイルを外部の装置にメール送信するのではなく、内蔵する記憶手段であるHDD150に出力する点が、Eメール送信処理と異なっている。画像入力処理、中間ファイル出力処理はコピープレビュー処理、ファクシミリ送信処理、および、Eメール送信処理と同様の処理なのでその説明を省略する。
画像出力処理では、ヘッダ部に傾き角度が格納された画像データのファイルを内蔵するHDD150に出力する。
画像の利用の段階では、例えば、再度複合機100の表示部121に画像を表示して傾き角度の修正等を実行することができる。また、HDD150に保存された画像データを基に、印刷、ファクシミリ送信、Eメール送信等を実行することができる。
この際にも、受信した入力画像の画像データを基に補正を実行することができるため、補正を繰り返すことによる画質の劣化を回避することができる。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかる複合機100によるHDD出力処理の詳細について説明する。図12は、第1の実施の形態におけるHDD出力処理の全体の流れを示すフローチャートである。
ステップS1201からステップS1207までの、プレビュー処理、傾き角度修正処理は、図10に示したEメール送信処理におけるステップS1001からステップS1007までと同様の処理なので、その説明を省略する。
補正量修正部109が画像データのファイルを出力した後(ステップS1207)、または、操作パネル制御部102が利用者から傾き角度の修正が指示されていないと判断した場合は(ステップS1206:NO)、画像出力制御部108が、出力された画像データのHDD150に保存し(ステップS1208)、HDD出力処理を終了する。
HDD出力処理もEメール送信処理と同様に、中間ファイル出力処理の段階でのプレビュー表示(ステップS1204〜ステップS1207)を省略してもよい。
このように、上述の4つの画像データ出力方法のいずれにおいても、補正量である傾き角度と入力された画像の画像データとを対応づけて中間ファイルとして保存している。このため、傾き角度が誤認識されたことにより傾き補正後の画像を再度補正する必要がある場合、傾き補正後の画像ではなく、入力された画像の画像データを基に補正を行うことができる。従って、補正を繰り返すことによる画質の劣化を抑止することができる。
次に、複合機100のハードウェア構成について説明する。図13は、複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機100は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。
コントローラ10は、複合機100全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。また、図1におけるスキャナエンジン110、プリンタエンジン130はエンジン部60に含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、HDD150とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bと、をさらに有する。
CPU11は、複合機100の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGPバス15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス15、PCIバス、HDD150およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)140、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD150は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、第1の実施の形態にかかる複合機100で実行される画像形成プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
第1の実施の形態にかかる複合機100で実行される画像形成プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、第1の実施の形態にかかる複合機100で実行される画像形成プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1の実施の形態にかかる複合機100で実行される画像形成プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
第1の実施の形態にかかる複合機100で実行される画像形成プログラムは、上述した各部(スキャナエンジン制御部、操作パネル制御部、プリンタエンジン制御部、ファクシミリ通信制御部、補正量検出部、補正量・画像統合部、補正部、画像出力制御部、補正量修正部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像形成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
このように、第1の実施の形態にかかる画像形成装置は、入力された画像の補正量と入力された画像の画像データとを対応づけて出力することができるため、検出した補正量が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像の画像データを基に補正を行うことができる。したがって、補正を繰り返した場合であっても画質劣化を最小限にすることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態にかかる画像処理システムは、画像処理装置により入力された画像の傾き角度を検出し、検出した傾き角度と入力された画像の画像データとを対応づけて出力し、画像処理装置が出力した画像データを画像出力装置により受信し、補正量に応じて補正して画像を出力するものである。
このように、第2の実施の形態では、第1の実施の形態のように単体の複合機ではなく、通常のPC等により実現される画像処理装置および画像出力装置により構成された画像処理システムに本発明を適用した例について説明する。
図14は、本発明の第2の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、画像処理システムは、入力された画像の画像処理を行う画像処理装置1400と、画像の出力を行う画像出力装置1500とがインターネット等のネットワークにより接続されている。
なお、ネットワークはインターネットに限られるものではなく、一般的に利用されているあらゆるネットワーク形態により両装置を接続するように構成することができる。また、画像処理装置1400および画像出力装置1500を複数接続するように構成してもよい。
画像処理装置1400は、第1の実施の形態における複合機100の機能のうち、主に中間ファイルを作成して出力する機能を備えている。また、画像出力装置1500は、第1の実施の形態における複合機100の機能のうち、主に出力された画像を確認して修正する機能を備えている。
画像処理装置1400は、主要なハードウェアとして、ユーザインターフェースであるI/F1420と、HDD150と、通信部160とを備えている。
また、画像処理装置1400は、主要なソフトウェア構成として、画像入力受付部1401と、I/F制御部1402と、補正量検出部105と、補正量・画像統合部106と、画像出力制御部1408とを備えている。I/F制御部1402が、本発明における出力制御手段に相当する。
I/F1420は、第1の実施の形態における複合機100の操作パネル120に相当するものであり、操作パネル120と同様に表示部121と入力部122を兼ねたタッチパネル方式のインターフェースであってもよいし、通常のPCのように、液晶等の表示部121と、キーボードやマウスなどの入力部122とを独立して備えたインターフェースであってもよい。
HDD150と、通信部160の機能は第1の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
画像入力受付部1401は、利用者により指示された画像の入力を受付けるものである。入力する画像はどのような画像であってもよい。例えば、画像処理装置1400に接続されたスキャナ装置から入力された画像でもよいし、外部のスキャナ装置等で読み取られ、HDD150に保存されている画像でもよい。
I/F制御部1402は、I/F1420の表示部121への各種画面の表示制御、入力部122からのキー入力イベントの受付けを行う。また、I/F制御部1402は、補正量に応じて補正した画像データを表示部121に出力する。
補正量検出部105と、補正量・画像統合部106の機能は第1の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
画像出力制御部1408は、補正量・画像統合部106が出力した画像データを、内蔵する記憶手段であるHDD150、または、外部の画像出力装置1500に送信するために通信部160に出力するように制御するものである。
画像出力装置1500は、主要なハードウェアとして、ユーザインターフェースであるI/F1420と、HDD150と、通信部1560とを備えている。
また、画像出力装置1500は、主要なソフトウェア構成として、画像入力受付部1501と、I/F制御部1402と、補正部107と、補正量修正部109とを備えている。
I/F1420の機能は、画像処理装置1400のI/F1420と同様であり、HDD150の機能は第1の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
通信部1560は、ネットワークを介して接続された画像処理装置1400から送信された画像データを受信するものである。なお、別の画像処理装置1400や画像出力装置1500に画像データを送信する機能を備えるように構成してもよい。
画像入力受付部1501は、通信部1560が受信した画像ファイルの入力を受付けるものである。
I/F制御部1402の機能は、画像処理装置1400のI/F制御部1402と同様であり、補正部107および補正量修正部109の機能は第1の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
次に、このように構成された第2の実施の形態にかかる画像処理装置1400による画像処理の詳細について説明する。図15は、第2の実施の形態における画像処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、I/F制御部1402が、利用者による画像の入力操作、および、画像出力先の指定を受付ける(ステップS1501)。例えば、利用者が「ファイルを開く」メニューを操作することにより、HDD150内の画像が保存されたフォルダから入力する画像を選択する画面を表示部121に表示し、利用者に入力する画像を選択させるように構成することができる。
また、スキャナから画像を入力する場合は、「スキャン開始」メニュー等の操作により画像の入力を開始するように構成してもよい。
また、出力先の指定では、画像処理を行った後の画像データをHDD150に保存するか、他の装置に送信するかを選択させる画面を表示して、画像出力先を指定させるように構成することができる。出力先の指定情報は、RAM(図示せず)等の記憶手段に記憶しておく。HDD150に出力する場合は、出力するフォルダを指定する画面を表示するように構成してもよい。また、出力先の指定は最初に行うのではなく、画像処理終了後に指定するように構成してもよい。
ステップS1501で画像の入力・出力先の指定を受付けた後、画像入力受付部1401が、指定された入力画像の画像データの受付ける(ステップS1502)。
ステップS1503からステップS1504までの補正量検出処理、中間ファイル作成処理は、第1の実施の形態にかかる複合機100におけるステップS402からステップS403までと同様の処理なので、その説明を省略する。
中間ファイル作成処理の実行後、画像出力制御部1408は、出力先が他の装置か否かを判断する(ステップS1505)。この際、ステップS1501で指定しRAM等の記憶手段に保存されている出力先の指定情報を参照する。
出力先が他の装置である場合は(ステップS1505:YES)、画像出力制御部1408は、作成した中間ファイルを他の装置に送信する(ステップS1506)。出力先が他の装置でない場合は、作成した中間ファイルを内蔵のHDD150に保存し(ステップS1507)、画像処理を終了する。
次に、第2の実施の形態にかかる画像出力装置1500による画像出力処理の詳細について説明する。図16は、第2の実施の形態における画像出力処理全体の流れを示すフローチャートである。
まず、画像出力装置1500の画像入力受付部1501が、通信部1560により受信された画像ファイルの入力を受付ける(ステップS1601)。
次に、補正部107が、受信した画像ファイルのヘッダ部の傾き角度と、画像ファイル内の画像データとから、画像の傾きの補正処理を実行する(ステップS1602)。
次に、I/F制御部1402が、傾きを補正した画像を表示部121に表示し(ステップS1603)、利用者から傾き角度の修正が指示されたか否かを判断する(ステップS1604)。
利用者から傾き角度の修正が指示されたと判断した場合は(ステップS1604:YES)、補正量修正部109は、指示された傾き角度と入力画像とを対応づけて画像データのファイルをHDD150に出力する(ステップS1605)。
次に、補正部107が、修正後の傾き角度で画像の傾き補正処理を実行し(ステップS1606)、補正した画像を表示部121に再表示する(ステップS1607)。
補正した画像を表示後、または、ステップS1604でI/F制御部1402が利用者から傾き角度の修正が指示されていないと判断した場合は(ステップS1604:NO)、画像出力処理を終了する。
このように、第2の実施の形態にかかる画像処理システムは、入力された画像の補正量と入力された画像の画像データとを対応づけた中間ファイルを出力することができる画像処理装置を備えるため、検出した補正量が誤っていた場合であっても、補正後の画像ではなく入力された画像の画像データを基に補正を行うことができる。
また、補正量と対応づけて出力された入力画像の画像データを補正量に応じて補正して出力する画像出力装置を備えるため、検出した補正量が誤っているか否かを表示手段等で確認することができる。また、画像出力装置は、補正量を修正し、修正した補正量と入力画像の画像データを基に再度補正を行うことができるため、補正を繰り返した場合であっても画質劣化を最小限にすることができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態にかかる画像処理システムは、画像処理装置が出力した画像データを携帯端末により受信し、補正量に応じて補正して画像を携帯端末上の液晶表示画面に表示するものである。
このように、第3の実施の形態では、第2の実施の形態における画像出力装置に代わり、画像を表示する装置が携帯電話等の携帯型の端末により構成された画像処理システムに本発明を適用した例について説明する。
図17は、本発明の第3の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、画像処理システムは、入力された画像の画像処理を行う画像処理装置1400と、画像の表示を行う携帯端末1700とがインターネット等のネットワークにより接続されている。
なお、ネットワークはインターネットに限られるものではなく、一般的に利用されているあらゆるネットワーク形態により両装置を接続するように構成することができる。また、画像処理装置1400および携帯端末1700を複数接続するように構成してもよい。
画像処理装置1400の構成および機能は、第2の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
携帯端末1700は、主要なハードウェアとして、ユーザインターフェースであるI/F1720と、メモリカード1750と、アンテナ1710とを備えている。
また、携帯端末1700は、主要なソフトウェア構成として、画像入力受付部1701と、I/F制御部1502と、補正部107と、補正量修正部109とを備えている。I/F制御部1502が、本発明における出力制御手段に相当する。
I/F1720は、例えば、携帯電話の通話履歴や通話指示画面の表示や、ダウンロードしたPDF形式の画像ファイル等を表示する液晶表示部1721と、携帯電話のボタン部などを含む入力部1722とを備えている。
メモリカード1750は、ダウンロードした画像データ151などを格納する記憶手段である。なお、記憶手段はメモリカードに限られるものではなく、携帯型の端末に搭載可能なものであれば一般的に利用されているあらゆる記憶手段により構成することができる。
アンテナ1710は、画像データを含む電波を送受信するものである。
画像入力受付部1701は、アンテナ1710が受信した電波から画像データを取得するものである。
I/F制御部1502は、I/F1720の液晶表示部1721への各種画面の表示制御、入力部1722からのボタン入力イベント等の受付けを行う。また、I/F制御部1502は、補正量に応じて補正した画像データを液晶表示部1721に出力する。
補正部107および補正量修正部109の機能は第1の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
次に、このように構成された第3の実施の形態にかかる画像処理システムにおける画像出力処理について説明する。なお、画像処理装置1400の処理は、第2の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
図18は、第3の実施の形態における画像出力処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、携帯端末1700の画像入力受付部1701が、アンテナ1710により受信された電波から画像データを取得する(ステップS1801)。取得した画像データは、画像処理装置1400で作成されたヘッダ部を含む中間ファイルと同様の形式の画像ファイルとしてメモリカード1750に保存される。
ステップS1802からステップS1807までの、入力画像補正処理、傾き角度修正処理、画像ファイル保存処理、画像表示処理は、第2の実施の形態におけるステップS1602からステップS1607までと同様の処理なので、その説明を省略する。
なお、携帯電話など表示領域の小さい携帯端末1700へ表示する場合は、画像縮小処理によって小さい画像を作成した後に液晶表示部1721に画像を表示するように構成してもよい。
また、補正部107が傾きを補正した画像を作成する際に、表示領域に応じた縮小画像を作成して出力するように構成してもよい。例えば、アフィン変換により1画素ごとに画素値を算出するのではなく、k画素(kは整数)おきに画素値を算出するように構成すれば、1/kに縮小された画像を生成することができる。これにより、画像出力処理の処理速度を向上させることができる。
また、上述の例では、画像処理装置1400は第2の実施の形態と同様にPC等の情報処理装置で構成されているものとして説明したが、画像処理装置1400を携帯電話等の携帯端末で実現するように構成してもよい。
例えば、携帯電話に搭載されている撮像装置で撮影した画像の画像データを補正して出力するときに、補正量と画像データとを対応づけて出力するように構成することができる。
このように、第3の実施の形態にかかる画像処理システムは、携帯電話などの携帯端末を用いて、補正量と対応づけられた画像データを処理し、画面に表示するシステムを実現することができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 HDDに記憶される画像データのデータ構造の一例を示す説明図である。 コピープレビュー処理の概要を示す説明図である。 第1の実施の形態におけるコピープレビュー処理の全体の流れを示すフローチャートである。 傾き角度検出処理の一例を示す説明図である。 修正指示画面の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態における解像度・圧縮率検出処理の全体の流れを示すフローチャートである。 補正量検出部が作成したヒストグラムの一例を示す説明図である。 補正量設定テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。 ファクシミリ送信処理の概要を示す説明図である。 第1の実施の形態におけるファクシミリ送信処理の全体の流れを示すフローチャートである。 Eメール送信処理の概要を示す説明図である。 第1の実施の形態におけるEメール送信処理の全体の流れを示すフローチャートである。 HDD出力処理の概要を示す説明図である。 第1の実施の形態におけるHDD出力処理の全体の流れを示すフローチャートである。 複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における画像処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における画像出力処理全体の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における画像出力処理の全体の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 コントローラ
11 CPU
12 MEM−P
12a ROM
12b NV−RAM
13 NB
14 SB
15 AGPバス
16 ASIC
17 MEM−C
40 USB
50 IEEE1394インターフェース
60 エンジン部
100 複合機
101 スキャナエンジン制御部
102 操作パネル制御部
103 プリンタエンジン制御部
104 ファクシミリ通信制御部
105 補正量検出部
106 補正量・画像統合部
107 補正部
108 画像出力制御部
109 補正量修正部
110 スキャナエンジン
120 操作パネル
121 表示部
122 入力部
130 プリンタエンジン
140 FCU
150 HDD
151 画像データ
160 通信部
200a、200b PC
300 ファクシミリ装置
501 探索範囲
502 回帰直線
600 修正指示画面
601 指定開始ボタン
602 終了ボタン
603 直線
1400 画像処理装置
1401 画像入力受付部
1402 I/F制御部
1408 画像出力制御部
1420 I/F
1500 画像出力装置
1501 画像入力受付部
1502 I/F制御部
1560 通信部
1700 携帯端末
1701 画像入力受付部
1710 アンテナ
1720 I/F
1721 液晶表示部
1722 入力部
1750 メモリカード

Claims (24)

  1. プリンタ部またはスキャナ部を有し、入力された画像から画像データの形成処理を行う画像形成装置であって、
    入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出手段と、
    前記補正量検出手段が検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正量検出手段は、入力された画像の傾き角度を前記補正量として検出し、
    前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記傾き角度を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正量検出手段は、画像データの解像度を前記補正量として検出し、
    前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記解像度を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正量検出手段は、画像データの圧縮率を前記補正量として検出し、
    前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記圧縮率を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正量を修正し、修正した前記補正量を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力する補正量修正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記補正量に基づいて前記画像データを補正する補正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記補正手段が補正した前記画像データを表示手段に出力する表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記補正手段が補正した前記画像データをプリンタ部に出力する出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記補正手段が補正した前記画像データをファクシミリ送信する出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  10. 前記補正量を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを外部に送信する出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  11. 前記補正量を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを記憶手段に出力する出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  12. 入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出手段と、
    前記補正量検出手段が検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  13. 前記補正量検出手段は、入力された画像の傾き角度を前記補正量として検出し、
    前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記傾き角度を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記補正量検出手段は、画像データの解像度を前記補正量として検出し、
    前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記解像度を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  15. 前記補正量検出手段は、画像データの圧縮率を前記補正量として検出し、
    前記補正量画像統合手段は、前記補正量検出手段が検出した前記圧縮率を含む前記ヘッダが前記画像データに付加された前記画像ファイルを出力することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  16. 入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を含むヘッダが画像データに付加された画像ファイルの入力を受付ける画像入力受付手段と、
    前記補正量に基づいて、画像入力受付手段が受付けた前記画像ファイルに含まれる前記画像データを補正する補正手段と、
    前記補正手段が補正した前記画像データを出力する出力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像出力装置。
  17. 入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を含むヘッダが画像データに付加された画像ファイルの入力を受付ける画像入力受付手段と、
    前記補正量に基づいて、画像入力受付手段が受付けた前記画像ファイルに含まれる前記画像データを補正する補正手段と、
    前記補正手段が補正した前記画像データを表示手段に出力する出力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  18. 入力された画像の画像処理を行う画像処理装置と、前記画像処理装置とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置により画像処理が行われた画像の出力を行う画像出力装置とからなる画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出手段と、
    前記補正量検出手段が検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合手段と、
    前記画像ファイルを外部に送信する出力制御手段と、
    を備え、
    前記画像出力装置は、
    前記画像処理装置から送信された前記画像ファイルの入力を受付ける画像入力受付手段と、
    前記補正量に基づいて、画像入力受付手段が受付けた前記画像ファイルに含まれる画像データを補正する補正手段と、
    前記補正手段が補正した前記画像データを出力する出力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理システム。
  19. プリンタ部またはスキャナ部を有し、入力された画像から画像データの形成処理を行う画像形成装置の画像形成方法であって、
    入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出ステップと、
    前記補正量検出ステップが検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像形成方法。
  20. 入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を検出する補正量検出ステップと、
    前記補正量検出ステップが検出した前記補正量を含むヘッダが、前記補正量による補正を行う前の画像である入力された画像の画像データに付加された画像ファイルを出力する補正量画像統合ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  21. 入力された画像に対して非可逆な補正を行う際の補正量を含むヘッダが画像データに付加された画像ファイルの入力を受付ける画像入力受付ステップと、
    前記補正量に基づいて、画像入力受付ステップが受付けた前記画像ファイルに含まれる前記画像データを補正する補正ステップと、
    前記補正ステップが補正した前記画像データを出力する出力制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像出力方法。
  22. 請求項19に記載の画像形成方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  23. 請求項20に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  24. 請求項21に記載の画像出力方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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