JPH07297256A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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Publication number
JPH07297256A
JPH07297256A JP8955094A JP8955094A JPH07297256A JP H07297256 A JPH07297256 A JP H07297256A JP 8955094 A JP8955094 A JP 8955094A JP 8955094 A JP8955094 A JP 8955094A JP H07297256 A JPH07297256 A JP H07297256A
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JP
Japan
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substrate
semiconductor wafer
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supporting
cleaning
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Application number
JP8955094A
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English (en)
Inventor
Seiya Sato
誠也 佐藤
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄後の基板への塵埃の付着と基板裏面中央
部の汚染を顕著に軽減した基板搬送装置を提供する。 【構成】 基板支持アーム3の支持体5a、5bには第
1支持部51a、51bと第2支持部52a、52bと
が形成されており、支持体5a、5bの間隔はアクチュ
エータ12により変更される。支持体5a、5bの間隔
を変更することにより、洗浄前の半導体ウエハ4は第1
支持部51a、51bにより、洗浄後の半導体ウエハ4
は第2支持部52a、52bにより、それぞれその端縁
を支持されて搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば半導体ウエ
ハ、液晶表示装置製造用ガラス基板、フォトマスク用ガ
ラス基板、光ディスク用基板等(以下、単に基板と称す
る)を搬送する基板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板搬送装置としては、従来よ
り例えば特開平5−152266号公報に開示されたも
のが知られている。かかる公報に記載されている基板搬
送装置は、基板を真空吸着により吸着することにより支
持して搬送するものであり、この種のものは、その真空
吸着の性質上、基板の裏面の中央部に吸着手段が平面的
に接触することが避けられず、本質的に基板の裏面を汚
染する虞が高いものであった。そのため、特に基板を洗
浄する洗浄装置に基板を搬送供給する場合にあっては、
洗浄前の基板に付着していた塵埃が、吸着アームを介し
て洗浄後の基板に付着してその洗浄後の基板を汚染して
しまうのを防止することが求められていた。
【0003】前記公報に記載の装置は、洗浄前の基板を
吸着支持する第1の吸着アームと、洗浄後の基板を吸着
支持する第2の吸着アームとを設けることにより、かか
る要求に対処するものであり、基板の汚染を低減できる
ものであった。しかしながら、やはり、基板の裏面に吸
着手段が平面的に接触するものである以上、本質的に基
板の裏面の汚染は不可避であった。そして、近年の半導
体装置や液晶表示装置等の製造工程が微細化するに伴
い、基板の裏面の汚染が、たとえわずかであっても問題
視されることとなっている。
【0004】一方、特開平3−101247号公報に
は、基板のエッジ部のみを支持する搬送アームを用いた
基板搬送装置が記載されている。かかる搬送アームの構
造では、搬送アームと基板との接触部分が少なく、基板
の汚染の低減においては真空吸着によるものよりも有利
であった。しかしながら、かかる装置においても、基板
を洗浄する洗浄装置に基板を搬送供給する場合にあって
は、洗浄前の基板と洗浄後の基板とを同一の部位におい
て支持しているため、やはり、洗浄前の基板に付着して
いた塵埃が、吸着アームを介して洗浄後の基板に付着す
る問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事情
に鑑みてなされたものであり、基板の裏面の中央部に平
面的に接触することがなく、また、基板を洗浄する洗浄
装置に基板を搬送供給する場合においても、洗浄前の基
板に付着していた塵埃が、吸着アームを介して洗浄後の
基板に付着することがなく、基板の汚染を顕著に抑制す
ることができる基板搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板を多段に
収納する収納手段と、基板を洗浄する洗浄手段との間で
基板を搬送する基板搬送装置であって、互いに対向して
配置された一対の支持手段と、一対の支持手段の間隔を
変更する間隔変更手段とよりなり、一対の支持手段のそ
れぞれには、支持手段の間隔の変更に対応して洗浄前の
基板の周縁を支持する第1支持部と洗浄後の基板の周縁
を支持する第2支持部とが形成されていることを特徴と
する。
【0007】また、間隔変更手段は、一対の支持手段の
間隔を、第1支持部に基板の周縁を支持するための第1
の間隔と、第2支持部に基板の周縁を支持するための第
2の間隔とに設定可能であることを特徴とする。
【0008】また、第2支持部は第1支持部よりも上方
に設けられていることを特徴とする。
【0009】また、第1支持部と前記第2支持部のそれ
ぞれには、各々の支持部に支持された基板の端縁の位置
を規制する規制部材が形成されていることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明によれば、一対の支持手段の間隔は間隔
変更手段により変更される。そして、支持手段の間隔の
変更に対応して、洗浄前の基板は第1支持部により支持
され、洗浄後の基板は第2支持部により支持される。
【0011】また、一対の支持手段の間隔は、間隔変更
手段により、第1支持部に基板を支持するための第1の
間隔と、第2支持部に基板を支持するための第2の間隔
とに設定され、これにより、洗浄前の基板は第1支持部
に、洗浄後の基板は第2支持部に、それぞれ支持され
る。
【0012】洗浄後の基板を支持する第2支持部を、洗
浄前の基板を支持する第1支持部よりも上方に設けれ
ば、洗浄前の基板に付着していた塵埃が第1支持部に付
着することがあっても、第2支持部やそこに支持される
洗浄後の基板を汚染する虞は少ない。
【0013】第1支持部と第2支持部のそれぞれに規制
部材を設ければ、各々の支持部に支持された基板の端縁
の位置が規制部材により規制され、基板は支持部材に対
して位置決めされた状態で支持される。
【0014】
【実施例】
<0.基板処理装置の構成>図2は本発明の基板搬送装
置が設けられる基板処理装置の全体斜視図である。基板
収納ユニットAは、半導体ウエハ4(基板)を多段に収
納するカセット31が、基台上に複数載置されて構成さ
れる。半導体ウエハ4を洗浄する洗浄処理ユニットB
は、半導体ウエハ4を回転させつつその上面及び裏面
(下面)を洗浄する複数の回転洗浄部Sと、洗浄した半
導体ウエハ4を一旦加熱してその後常温にまで冷却する
複数の熱処理部Hと、それら回転洗浄部Sおよび熱処理
部Hとの間で半導体ウエハ4を受け渡しする搬送ロボッ
トTRとよりなる。搬送ユニットCには、この発明の基
板搬送装置1が設けられている。基板搬送装置1は、カ
セット31の載置列にそって形成された移動経路R内を
移動し、基板収納ユニットAのカセット31から半導体
ウエハ4を取り出して洗浄処理ユニットBの搬送ロボッ
トTRへ渡し、また洗浄処理ユニットBによって洗浄さ
れた半導体ウエハ4を搬送ロボットTRから受け取って
カセット31へ戻す。基板搬送装置1と搬送ロボットT
Rとの半導体ウエハ4の受け渡しは、搬送ロボットTR
の移動経路と基板搬送装置1の移動経路Rとの接点近傍
に規定される受け渡し位置Pにおいてなされる。
【0015】<1.基板支持アームの構成>図1は、こ
の発明の基板搬送装置の構成を示す斜視図である。搬送
装置1は、図示しない駆動機構により、移動経路R内に
おいて水平および鉛直方向に移動可能な移動台2と、そ
の上に設置された基板支持アーム3とを有している。基
板支持アーム3は、半導体ウェハ4を支持する1組の支
持体(支持手段)5a、5bを有している。支持体5
a、5bは、半導体ウェハ4を水平に支持し得る姿勢
で、互いに対向して配置されている。支持体5aは、支
柱6aを介して可動台7に固定的に支持されている。支
持体5b、レバー6b、支柱6c、および可動台6dは
互いに固定的に連結しており、可動台6dは、可動台7
上に水平に敷設されたレール8に摺動可能に支持されて
いる。すなわち支持体5bは、支持体5aに常に対向す
る姿勢を保ちつつ、しかも支持体5aとの間の間隔を所
定の範囲で任意に変えることができる。
【0016】可動台7は、更に移動台2の上面2aに水
平に敷設されたレール9に摺動可能に支持されている。
2種類のレール8、9は互いに平行に設けられている。
可動台7がレール9上を摺動することにより、支持体5
a、5bは互いの間隔を一定に保ちつつ、移動台2に対
して水平面内の一方向X1 に移動する。この移動の方向
X1 は、支持体5aが支持体5bに相対的に移動する方
向X2 と同一である。
【0017】移動台2にはアクチュエータ10が固定的
に設けられている。アクチュエータ10は、可動台7に
固定的に設けられたレバー11を介して、可動台7をX
1 方向に駆動する。可動台7には、もう一つのアクチュ
エータ12が固定的に設けられている。アクチュエータ
12は、可動台6dに固定的に設けられたレバー13を
介して、可動台6dをX2 方向へ駆動する。
【0018】アクチュエータ10、12は具体的にはパ
ルスモータから構成され、図示しない制御手段により制
御されてボールネジ10a、12aを駆動する。かかる
構成により、制御手段の制御に基づき、アクチュエータ
10は支持体5a、5bの位置を変更し、アクチュエー
タ12は支持体5a、5bの間隔を変更する。
【0019】<2.支持体5a、5bの構成>図3およ
び図4は、支持体5a、5bの形状を示す平面図(各図
(a))および部分的にAA−AA線、BB−BB線で切断した
部分断面図(各図(b))である。図3は、支持体5
a、5bが洗浄前の半導体ウエハ4を支持した状態を、
図4は、支持体5a、5bが洗浄後の半導体ウエハ4を
支持した状態を、それぞれ描いてある。支持体5a、5
bは、それぞれが樹脂にて形成され、その互いに対抗す
る辺において、搬送される半導体ウエハ4の周縁を支持
する第1支持部51a、51b及び第2支持部52a、
52bが形成されている。第1支持部51a、51b及
び第2支持部52a、52bは、搬送される半導体ウエ
ハ4の周縁を支持可能となるよう円弧形状に形成された
平坦面である。下側に形成された第1支持部51a、5
1bの端縁からは搬送される半導体ウエハ4の周縁の形
状と同一の円弧を描く立ち上がり壁53a、53bが形
成され、その立ち上がり壁53a、53bの上端に連な
るように第2支持部52a、52bが形成されている。
そして、第2支持部52a、52bの端縁にも、搬送さ
れる半導体ウエハ4の周縁の形状と同一の円弧を描く立
ち上がり壁54a、54bが形成されている。立ち上が
り壁53a、53bは、第1支持部51a、51bに支
持された半導体ウエハ4の端縁の位置を規制して、半導
体ウエハ4の位置決めを行う。立ち上がり壁54a、5
4bは、第2支持部52a、52bに支持された半導体
ウエハ4の端縁の位置を規制して、半導体ウエハ4の位
置決めを行う。
【0020】図1に示すように、基板支持アーム3が受
け取るべき半導体ウェハ4が、カセット31に収納され
ている場合がある。カセット31は、水平な溝32を内
側面に多数有しており、半導体ウェハ4は溝32の各1
に1枚ずつ収納される。基板支持アーム3がカセット3
1に収納される半導体ウェハ4を受け取る際には、支持
体5a、5b、およびレバー6bが、隣接する半導体ウ
ェハ4の間の空間にカセット31の正面から挿入され
る。このため、支持体5a、5b、およびレバー6b
は、この空間に挿入され得る形状および寸法を有する。
すなわち、隣接する半導体ウェハ4の間の間隙D、対向
する内側面の間の幅Wに対して、支持体5a、5bの幅
W1 、W2 、およびレバー6bを含めた支持体5a、5
bの高さH(図2)は、数1の関係を満たしている。
【0021】
【数1】
【0022】また、カセット31の後部、すなわち、基
板の搬入・搬出を行う正面とは反対側には、開口Kが形
成されている。開口Kの横幅WK及び支持体5bの幅W
2とは、支持体5bが開口Kに出入り可能となるよう、
数2の関係を満たしている。
【0023】
【数2】
【0024】<3.基板支持アームの動作>図1に戻っ
て、カセット31に収納されている半導体ウェハ4を受
け取る際には、支持体5a、5b、レバー6bがカセッ
ト31の正面から内部へ挿入され、半導体ウェハ4を受
け取り得る所定の位置で制止する。この動作は、アクチ
ュエータ10の働きで可動台7がレール9上を前進し、
かつストッパ14によって可動台7の動きが所定の位置
で制止されることにより行われる。基板支持アーム3全
体のカセット31に対する相対位置は、レール9の軸の
方向X1 が、カセット31の正面に対して垂直になるよ
うに、かつカセット31との間に所定の距離を有するよ
うに、移動台2によってあらかじめ調節されている。ま
た、支持体5a、5bの高さは、受け取るべき半導体ウ
ェハ4の位置に応じて、同じく移動台2によってあらか
じめ調節されている。
【0025】図5は、半導体ウェハ4を受け取る際の基
板支持アーム3の動作を説明する平面図である。カセッ
ト31内において、未洗浄の半導体ウェハ4はある程度
の遊びをもって収納されている。すなわち、カセット3
1内に収納されている半導体ウェハ4の水平方向の位置
には、一定範囲の誤差がある。このため、カセット31
に収納された未洗浄の半導体ウェハ4を受け取る際に
は、支持体5a、5bの第1支持部51a、51bの開
口長(間隔)Lは、半導体ウェハ4の直径Daよりもあ
らかじめ幾分大きく設定される。すなわち、収納位置が
誤差の範囲にある全ての半導体ウェハ4を受け取り得る
ように、誤差の範囲に対応して直径Daよりも余分に大
きく支持体5a、5bが開口する(図3(a))。この
開口の大きさの設定は、アクチュエータ12によって駆
動される可動台6dの位置を、前述の制御手段が所定の
位置に制御することにより実行される(図1)。
【0026】挿入された支持体5a、5b、レバー6b
は、その後移動台2の上昇に伴って、所定の高さだけ上
昇する。これによって、半導体ウェハ4がカセット31
による支持状態を脱して、余裕をもって開口した支持体
5a、5bの第1支持部51a、51bの上面に載置さ
れる。このとき、半導体ウェハ4の中心C1 は、一般に
支持体5a、5bの立ち上がり壁53a、53bが規定
する円弧の中心C2 からずれた位置にある(図3
(a))。
【0027】支持体5a、5bが半導体ウェハ4を受け
取った後、支持体5a、5bの開口長Lは狭められる。
この過程で、立ち上がり壁53a、53bが半導体ウェ
ハ4の外縁4aに当接して半導体ウェハ4を支持するの
で、半導体ウェハ4の中心C1 は中心C2 に接近する。
開口長Lは、立ち上がり壁53a、53bが半導体ウェ
ハ4の水平方向の位置を所定の遊びをもって規制する大
きさにまで狭められる。すなわち、最終的な開口長Lの
大きさは、半導体ウェハ4の直径Daよりも僅かに大き
な値に設定される。この設定された大きさにまで開口長
Lが狭められることにより、半導体ウェハ4の中心C1
は、中心C2 にほぼ一致する。このとき、半導体ウエハ
4と、両方の支持体5a、5bの立ち上がり壁53a、
53bとは、半導体ウエハ4の中心C1 を支持体5a、
5bの立ち上がり壁53a、53bが規定する円弧の中
心C2 に位置させるように位置決めするために当接した
一部分で接触していることはあっても、その一部分以外
のところでは接触しておらず、所定の遊びを保ってい
る。したがって、半導体ウエハ4の外縁には拘束力が殆
ど作用しない。遊びの大きさは小さい方には殆ど制限が
ないので、要求される半導体ウェハ4の位置精度に応じ
て設定することができる。このため、半導体ウェハ4は
十分な位置精度をもって基板支持アーム3に支持され
る。このときの支持体5a、5bの間隔は所定の第1の
間隔となっている。
【0028】なお、図3、4および図5(b)において
は、半導体ウエハ4は支持体5a、5bの全幅にわたっ
て外縁支持体22a、22bと接触しているように描か
れているが、これは遊びが半導体ウエハ4等の大きさと
比べてごく小さいためであって、実際には半導体ウエハ
4と、両方の支持体5a、5bの外縁支持体22a、2
2bとは、前述のように一部分で接触していることはあ
っても、その一部分以外の大部分のところでは接触して
いない。
【0029】以上の動作は、アクチュエータ12によっ
て駆動される可動台6dの位置を、前述の制御手段が所
定の位置に制御することにより実行される。その後、開
口長Lは半導体ウェハ4の搬送が終了するまで、この設
定された大きさに維持される。
【0030】半導体ウェハ4は、オリエンテーション・
フラットと呼ばれる切り落とし部4d(図3)を通常有
している。カセット31に収納される半導体ウェハ4の
オリエンテーション・フラット4dの方向は、定まって
いないのが通常である。このため、支持体5a、5bの
幅W1 、W2 は、オリエンテーション・フラット4dの
長さSに対して、数3の関係を満たしている。
【0031】
【数3】
【0032】これにより支持体5a、5bは、オリエン
テーション・フラット4dがどの方向にあっても、所定
の位置精度をもって半導体ウェハ4を誤りなく支持する
ことが可能となる。
【0033】つづいて、支持体5a、5bは、半導体ウ
ェハ4を支持しつつカセット31の外に搬出する。この
動作は、アクチュエータ10の働きで可動台7がレール
9上を後退することにより行われる。その後、基板支持
アーム3は、移動台2の移動に伴って移動することによ
り、半導体ウェハ4を支持しつつ搬送する。
【0034】<4.洗浄処理ユニットBの動作>未洗浄
の半導体ウエハ4をカセット31から取りだした搬送ユ
ニットCの基板搬送装置1は、かかる未洗浄の半導体ウ
エハ4を受け渡し位置Pまで搬送し、洗浄処理ユニット
Bへ受け渡しする。具体的には、支持体5a、5bに支
持された半導体ウエハ4が受け渡し位置Pにある状態
で、洗浄処理ユニットBの搬送ロボットTRのアーム1
4がその半導体ウエハ4の下方から上昇し、半導体ウエ
ハ4を受け取る。搬送ロボットTRのアーム14はその
端縁のみを支持して搬送する。半導体ウエハ4を受け取
った搬送ロボットTRは、その半導体ウエハ4を洗浄処
理ユニットB内において搬送し、その両面を洗浄し、熱
処理する。洗浄および熱処理後の半導体ウエハ4は、再
び搬送ロボットTRによって受け渡し位置Pまで搬送さ
れ、搬送ユニットCの基板搬送装置1に渡される。
【0035】<5.基板支持アームの動作>洗浄済みの
半導体ウエハ4が搬送ロボットTRにより受け渡し位置
Pに搬送されると、搬送ユニットCの基板搬送装置1
は、カセット31から半導体ウエハ4を取り出したとき
と同様の動作で洗浄済みの半導体ウエハ4を受け取るの
であるが、このとき、基板搬送装置1は、洗浄済みの半
導体ウエハ4を、第1支持部51a、51bではなく第
2支持部52a、52bによって支持して受け取る。具
体的には、基板搬送装置1は、支持体5a、5bの間隔
を第2支持部52a、52bの開口長が半導体ウエハ4
の直径Daよりも幾分大きくなるように設定しておき、
搬送ロボットTRのアーム14の下方から上昇し、半導
体ウエハ4を第2支持部52a、52bによって支持し
て受け取る。その後、支持体5a、5bの開口長が若干
狭められ、半導体ウエハ4の位置決めの作用が前述と同
様になされる。この位置決めがなされた状態で、半導体
ウエハ4は十分な位置制度をもって、且つ所定の遊びを
保った状態で基板支持アーム3に支持される。このとき
の支持体5a、5bの間隔は所定の第2の間隔に設定さ
れる。なお、この動作においても、支持体5a、5bの
間隔は、それぞれの動作に適当な値となるように前述の
制御装置により制御される。
【0036】以上のように、本実施例によれば、一対の
支持体5a、5bの間隔はアクチュエータ12により変
更され、そして、支持体5a、5bの間隔の変更に対応
して、洗浄前の半導体ウエハ4は第1支持部51a、5
1bにより支持され、洗浄後の半導体ウエハ4は第2支
持部52a、52bにより支持される。従って、洗浄前
の半導体ウエハ4に付着していた塵埃が、基板支持アー
ム3を介して洗浄後の半導体ウエハ4に付着してしまう
ことがない。また、第1支持部51a、51bおよび第
2支持部52a、52bは半導体ウエハ4の周縁のみを
支持するものであるので、半導体ウエハ4の裏面の特に
中心部に塵埃を付着されてしまう虞が少ない。
【0037】また、半導体ウェハ4は、カセット31か
ら取り出される過程で、カセット31の溝32の表面と
接触することなくカセット31の外部に取り出されるの
で、半導体ウェハ4と溝32との摩擦による発塵の恐れ
がない。また、立ち上がり壁53a、53b、54a、
54bは、所定の遊びをもって半導体ウェハ4の水平方
向の位置を規制するので、搬送の過程で半導体ウェハ4
に異常に高い加減速度を水平方向に印加しない限り、半
導体ウェハ4の外縁4aには拘束力が作用しない。この
ため、外縁4aからの発塵が殆ど起こらない。更に、第
1支持部51a、51b、第2支持部52a、52b
は、単に半導体ウェハ4の自由落下を防止するものであ
るため、半導体ウェハ4の底面4bに作用する力は、半
導体ウェハ4の重力に相当する大きさに限られる。この
ため、半導体ウェハ4の第1支持部51a、51b、第
2支持部52a、52bとの当接部分からの発塵も低く
抑えられる。
【0038】<6.その他の実施例>図6は本発明の第
2の実施例の支持体5a、5bを示す。第1の実施例に
おいて、第1支持部51a、51b及び第2支持部52
a、52bは平坦面に形成されていたが、この実施例に
おいては、支持体5a、5bにおける第1支持部51
a、51b及び第2支持部52a、52bは、支持され
る半導体ウエハ4の中心側に向かって低くなるように不
連続な傾斜面に形成されている。この場合、洗浄前およ
び洗浄後のの半導体ウエハ4は、第1支持部51a、5
1b及び第2支持部52a、52bにより線接触状態で
支持される。従って、塵埃の付着を低減するためにはよ
り好ましい。なお、この第2の実施例において、支持体
5a、5b以外の部分については上述の第1の実施例と
同様であるので、図示および説明は省略する。
【0039】図7は本発明の第3の実施例の支持体5
a、5bを示す。この実施例においては、支持体5a、
5bにおける第1支持部51a、51b及び第2支持部
52a、52bは、支持される半導体ウエハ4の中心側
に向かって低くなるように連続した傾斜面に形成されて
いる。すなわち、一連の傾斜面のうち、上部が第2支持
部52a、52b、下部が第1支持部51a、51bと
なっている。図7(a)は洗浄前の半導体ウエハ4を第
1支持部51a、51bで支持している状態を示し、図
7(b)は洗浄後の半導体ウエハ4を第2支持部52
a、52bで支持している状態を示す。この場合も、洗
浄前および洗浄後のの半導体ウエハ4は、第1支持部5
1a、51b及び第2支持部52a、52bにより線接
触状態で支持される。従って、塵埃の付着を低減するた
めにはより好ましい。なお、この第3の実施例において
も、支持体5a、5bの間隔はアクチュエータ12によ
り駆動され、制御手段により適切に制御される。その他
の部分については上述の第1の実施例と同様であるの
で、図示および説明は省略する。なお、この第3の実施
例においては、半導体ウエハ4の位置を規制する為の規
制部材は設けていないが、半導体ウエハ4の支持位置を
規制したい場合には、傾斜面のうち第1支持部51a、
51b及び第2支持部52a、52bに対応する位置
に、規制部材としてのピンあるいは壁体を設ければよ
い。
【0040】また、第1支持部51a、51b及び第2
支持部52a、52bに突起あるいは突条を形成して、
半導体ウエハ4との接触面積をより少なくすれば、半導
体ウエハ4の汚染を低減するのにより効果がある。ま
た、第1支持部51a、51b、第2支持部52a、5
2bに加えて、第3あるいはそれ以上の数の支持部を設
け、必要に応じて使い分けるようにしてもよい。
【0041】さらに、上記の実施例は、図2に示す構成
の基板処理装置に使用した例を示したが、それに限ら
ず、例えば搬送ロボットTRを使用することなく、本発
明の基板搬搬送装置1から直接に回転洗浄部Sへ半導体
ウエハ4を受け渡しする構成であってもよく、あるい
は、搬送ロボットTRに対して本発明を適用することも
できる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、基板の裏面の中央部に
平面的に接触することがなく、また、基板を洗浄する洗
浄装置に基板を搬送供給する場合においても、洗浄前の
基板に付着していた塵埃が、吸着アームを介して洗浄後
の基板に付着することがなく、従って、基板の汚染を顕
著に抑制することができる基板搬送装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の基板搬送装置を示す要部の
模式的斜視図である。
【図2】図1に示した実施例の基板処理装置の全体を示
す斜視図である。
【図3】図1に示した実施例の支持体の形状および洗浄
前の半導体ウエハ支持の状態を示す構造図である。
【図4】図1に示した実施例の支持体の形状および洗浄
後の半導体ウエハ支持の状態を示す構造図である。
【図5】図1に示した実施例の支持体による半導体ウエ
ハの位置決め作用を示す平面図である。
【図6】本発明の他の実施例の支持体の構造を示す断面
図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例の支持体の構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
A 基板収納ユニット B 洗浄処理ユニット C 搬送ユニット S 回転洗浄部 1 基板搬送装置 4 半導体ウエハ 5a、5b 支持体 12 アクチュエータ 31 カセット 51a、51b 第1支持部 52a、52b 第2支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を多段に収納する収納手段と、基板
    を洗浄する洗浄手段との間で基板を搬送する基板搬送装
    置であって、 互いに対向して配置された一対の支持手段と、 前記一対の支持手段の間隔を変更する間隔変更手段とよ
    りなり、 前記一対の支持手段のそれぞれには、支持手段の間隔に
    対応して洗浄前の基板の周縁を支持する第1支持部と洗
    浄後の基板の周縁を支持する第2支持部とが形成されて
    いることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記間隔変更手段は、前記一対の支持手
    段の間隔を、 前記第1支持部に基板の周縁を支持するための第1の間
    隔と、 前記第2支持部に基板の周縁を支持するための第2の間
    隔とに設定可能であることを特徴とする請求項1記載の
    基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第2支持部は前記第1支持部よりも
    上方に設けられていることを特徴とする請求項1または
    2記載の基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記第1支持部と前記第2支持部のそれ
    ぞれには、各々の支持部に支持された基板の端縁の位置
    を規制する規制部材が形成されていることを特徴とする
    請求項1または2または3記載の基板搬送装置。
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