JPH07288530A - サイクリック通信方式 - Google Patents

サイクリック通信方式

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Publication number
JPH07288530A
JPH07288530A JP6081794A JP8179494A JPH07288530A JP H07288530 A JPH07288530 A JP H07288530A JP 6081794 A JP6081794 A JP 6081794A JP 8179494 A JP8179494 A JP 8179494A JP H07288530 A JPH07288530 A JP H07288530A
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JP
Japan
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station
transmission
master station
stations
reception
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Application number
JP6081794A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Toyoda
浩 豊田
Yasuhiro Amahi
康博 天日
Naohiro Sakaki
直浩 榊
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスタ局や伝送路等に障害が発生しても、プ
ロセス制御データのサイクリック転送の停止がない高信
頼性を有するサイクリック通信方式を提供する。 【構成】 多重伝送路1と、多重伝送路1に分岐線6〜
9を介して結合された複数の送受信局2〜5によりバス
型ネットワークが構成され、複数の送受信局2〜5の中
から所定の基準に基づいてマスタ局2の選出が行われ、
選出されたマスタ局2によって選ばれた多重伝送路1中
の1つの伝送路を通してプロセス制御データのサイクリ
ック転送が行われている際、障害の発生でマスタ局2が
不在になったとき、所定の基準に基づいた新たなマスタ
局3の選出が行われ、このとき選出されたマスタ局3は
多重伝送路1中のいずれか1つの伝送路を選択して他の
送受信局3〜5との間でプロセス制御データのサイクリ
ック転送を続行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バス型ネットワークを
使用したサイクリック通信方式に係わり、特に、多重伝
送路からなるバス型ネットワークを用いてプロセス制御
データのサイクリック転送を行い、しかも、障害の発生
時にプロセス制御データのサイクリック転送の続行を可
能にしたサイクリック通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バス型ネットワークを使用したサ
イクリック通信方式においては、通信システムの信頼性
を向上させるため、伝送路を多重化することは既知であ
る。そして、かかる多重伝送路を用いたサイクリック通
信方式においては、バス型ネットワークに加入している
全ての送受信局の間で1つのマスタ局を選出し、このマ
スタ局が前記バス型ネットワークに加入している残りの
全送受信局に対してポーリングを行い、このポーリング
によって使用される伝送路の状態を監視するとともに伝
送路の障害箇所の蓄積を行い、それにより正常な伝送路
を用いてサイクリック通信を行うようにした通信手段が
知られており、この一例としては、特開平2−6033
8号に開示のものを挙げることができる。
【0003】また、バス型ネットワークに加入している
全ての送受信局の間で1つのマスタ局を選出し、このマ
スタ局が前記バス型ネットワークに加入している残りの
全送受信局に対してポーリングを行い、このマスタ局に
障害が発生してポーリングが行うことができなくなった
ときには、残りの送受信局が前記マスタ局における障害
の発生を検知し、これら残りの送受信局の間で新たに仮
りのマスタ局の選出が行われ、ここで選出された仮りの
マスタ局が他の送受信局へポーリングを行うようにして
データ通信の連続性を保つようにしたポーリング手段も
知られていて、この一例としては、特開昭60−236
544号に開示のものを挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記通信手
段(特開平2−60338号)は、マスタ局においてバ
ス型ネットワークの各伝送路の状態が集中的に監視及び
管理されているものであるため、マスタ局に障害が発生
してその動作が停止してしまうと、伝送路の管理を行う
ことができなくなり、通信システムの運用に柔軟性がな
く、しかも、高信頼性が得られない等の問題がある。
【0005】また、前記ポーリング手段(特開昭60−
236544号)は、一応、マスタ局の障害の発生時
に、残りの送受信局(スレーブ局)間で仮りのマスタ局
の選出が行われるので、データ通信の連続性を保つこと
はできるものの、前記マスタ局自体でなく、マスタ局に
つながる伝送路等に障害が発生したときには、データ通
信の連続性を保つことができなくなる場合も生じ、同様
に高信頼性が得られない等の問題を有している。
【0006】本発明は、前記問題点を除去するものであ
って、その目的は、マスタ局や伝送路等に障害が発生し
ても、プロセス制御データのサイクリック転送の停止が
ない高信頼性を有するサイクリック通信方式を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的の達成のため
に、本発明は、多重伝送路と、前記多重伝送路にそれぞ
れ分岐線を介して結合された複数の送受信局とによりバ
ス型ネットワークが構成され、これら複数の送受信局の
中から所定の基準に基づいてマスタ局の選出が行われ、
前記選出されたマスタ局によって選ばれた前記多重伝送
路の中の1つの伝送路を通してプロセス制御データのサ
イクリック転送が行われるとともに、前記マスタ局の選
出は、一定の期間毎に、選出時点に前記バス型ネットワ
ークに加入している対等な複数の送受信局の間において
行われる第1の手段を備える。
【0008】また、前記目的の達成のために、本発明
は、多重伝送路と、前記多重伝送路にそれぞれ分岐線を
介して結合された複数の送受信局とによりバス型ネット
ワークが構成され、これら複数の送受信局の中から所定
の基準に基づいてマスタ局の選出が行われ、前記選出さ
れたマスタ局によって選ばれた前記多重伝送路の中の1
つの伝送路を通してプロセス制御データのサイクリック
転送が行われている際に、障害の発生によりマスタ局が
不在になったときは、前記所定の基準に基づいた新たな
マスタ局の選出が行われ、このとき選出されたマスタ局
は前記多重伝送路の中のいずれか1つの伝送路を選択し
て他の送受信局との間で前記プロセス制御データのサイ
クリック転送を続行させる第2の手段を備える。
【0009】
【作用】前記第1の手段によれば、一定の期間毎に、所
定の基準に基づいて行われるマスタ局の選出は、バス型
ネットワークに加入している対等な複数の送受信局の間
で行われるもので、その選出の時点に有効機能している
複数の送受信局が存在したとき、それら送受信局の間に
おいて、常時、1つのマスタ局と1つ以上のスレーブ局
が選出され、それによって、途切れることなくプロセス
制御データのサイクリック転送を行うことができ、高信
頼性を有するサイクリック通信方式を得ることができ
る。
【0010】また、前記第2の手段によれば、多重伝送
路の中の1つの伝送路を通してプロセス制御データのサ
イクリック転送を行っている際に、障害の発生によりマ
スタ局が不在になっても、残りの複数の送受信局の間で
所定の基準に基づいた新たなマスタ局の選出が行われ、
新たなマスタ局が多重伝送路の中のいずれか1つの伝送
路を選択するようにしているので、新たなマスタ局と他
の送受信局との間でプロセス制御データのサイクリック
転送を続行させることができ、高信頼性を有するサイク
リック通信方式を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0012】図1は、本発明に係わるサイクリック通信
方式の一実施例の構成の概要を示すブロック構成図であ
る。
【0013】図1において、1は多重伝送路(2重伝送
路)、1−1は第1の伝送路、1−2は第2の伝送路、
2は第1の送受信局、3は第2の送受信局、4は第3の
送受信局、5は第nの送受信局(ただし、nは4以上の
整数)、6は第1の送受信局2用分岐伝送路、7は第2
の送受信局3用分岐伝送路、8は第3の送受信局4用分
岐伝送路、9は第nの送受信局5用分岐伝送路である。
【0014】そして、2重伝送路1は、第1の伝送路1
−1と第2の伝送路1−2とからなる。第1の送受信局
2は、分岐伝送路6を介して第1及び第2の伝送路1−
1、1−2に結合され、第2の送受信局3は、分岐伝送
路7を介して第1及び第2の伝送路1−1、1−2に結
合される。第3の送受信局4は、分岐伝送路8を介して
第1及び第2の伝送路1−1、1−2に結合され、第n
の送受信局5も、分岐伝送路9を介して第1及び第2の
伝送路1−1、1−2に結合される。これら第1及び第
2の伝送路1−1、1−2と第1乃至第nの送受信局2
乃至5は、全体として2重伝送路を有するバス型ネット
ワークを構成している。
【0015】前記構成による本実施例のサイクリック通
信方式は、次のように動作する。
【0016】始めに、バス型ネットワークに加入してい
る対等な全ての送受信局2乃至5の間でマスタ局の選出
が行われる。このマスタ局の選出は、例えば、各送受信
局2乃至5に予め割り当てられている局アドレスに基づ
いて行われるもので、各送受信局2乃至5は、自局の局
アドレスと他局の局アドレスの大小を比較し、その比較
の結果、最も局アドレスの小さい送受信局、例えば、第
1の送受信局2がマスタ局に選出され、残りの第2乃至
第nの送受信局3乃至5がスレーブ局になる。
【0017】次に、マスタ局に選出された第1の送受信
局2は、スレーブ局である第2乃至第nの送受信局3乃
至5に対して、2重伝送路1中の使用すべき伝送路がい
ずれであるかの通知を行う。この場合、使用される伝送
路が、例えば、第1の伝送路1−1であるとすれば、通
知を受けた第2乃至第nの送受信局3乃至5は、第1の
伝送路1−1を介して伝送が行われるように伝送路の切
換え接続を行う。
【0018】続いて、マスタ局である第1の送受信局2
及びスレーブ局である第2乃至第nの送受信局3乃至5
との間において、第1の伝送路1−1を使用して、既知
のようにプロセス制御データのサイクリック転送が行わ
れる。
【0019】このようなプロセス制御データのサイクリ
ック転送時に、直前に行われたマスタ局選出の時点から
一定の期間が経過すると、前記期間の経過した時点にバ
ス型ネットワークに加入している全ての送受信局の間
で、再度マスタ局の選出が行われる。この場合に、前記
期間の経過した時点において、第1乃至第nの送受信局
2乃至5の機能が正常であれば、再び第1の送受信局2
がマスタ局に選出されて前記動作が繰返し実行される。
また、前記期間の経過した時点において、例えば、マス
タ局である第1の送受信局2に障害が発生し、所要の機
能が達成できなかったとすれば、残りの第2乃至第nの
送受信局3乃至5の間で、局アドレスに基づいた新たな
マスタ局の選出が行われる。そして、この新たなマスタ
局の選出時において、例えば、第2の送受信局3がマス
タ局に選出され、残りの第3乃至第nの送受信局4乃至
5がスレーブ局になる。その後、新たなマスタ局である
第2の送受信局3は、使用すべき伝送路の通知を行っ
て、それが第2の伝送路1−2であるとすれば、以後、
マスタ局である第2の送受信局3及びスレーブ局である
第3乃至第nの送受信局4乃至5との間において、第2
の伝送路1−2を使用して、既知のようにプロセス制御
データのサイクリック転送が行われる。
【0020】次いで、このプロセス制御データのサイク
リック転送時に、その前に行われた前記新たなマスタ局
選出の時点から再び一定の期間が経過すると、この期間
の経過した時点にバス型ネットワークに加入している全
ての送受信局の間で、繰返しマスタ局の選出が行われ
る。この場合も、この期間の経過した時点において、第
1の送受信局2に発生した障害が回復しておらず、しか
も、第2乃至第nの送受信局3乃至5の機能が正常であ
るとすれば、再び第2の送受信局3がマスタ局に選出さ
れ、第2乃至第nの送受信局3乃至5の間で前記動作が
繰返し実行される。また、この期間の経過した時点にお
いて、第1の送受信局2に発生した障害が回復してお
り、かつ、第2乃至第nの送受信局3乃至5の機能が正
常であれば、以前のように第1の送受信局2がマスタ局
に選出され、第1乃至第nの送受信局2乃至5の間で前
記動作が繰返し実行される。さらに、この期間の経過し
た時点において、第1の送受信局2に発生した障害が回
復せず、しかも、新たなマスタ局である第2の送受信局
3にも障害が発生したとすれば、残った第3乃至第nの
送受信局4乃至5の間で、マスタ局の選出が行われ、そ
れに続いて使用伝送路の通知及びプロセス制御データの
サイクリック転送が行われる。
【0021】その後は、その直前に行われたマスタ局選
出の時点から再び一定の期間が経過する度毎に、前述の
ようなマスタ局の選出、選出されたマスタ局による使用
伝送路の通知及びプロセス制御データのサイクリック転
送が順次行われるもので、マスタ局に障害が発生して
も、マスタ局が不在になることがなく、プロセス制御デ
ータのサイクリック転送を途切れることなく行うことが
できる。
【0022】続く、図2(a)は、本実施例のサイクリ
ック通信方式に用いられるデータフォーマットの一例を
示す説明図であり、図2(b)は、第1乃至第nの送受
信局2乃至5に設けられる伝送路管理テーブルの一例を
示す説明図である。
【0023】図2(a)、(b)において、10はプロ
セス制御データ、11は受信路フラグ、12は送信カウ
ンタ、13−1は第1の送受信局2用管理テーブル、1
3−2は第2の送受信局3用管理テーブル、13−3は
第3の送受信局4用管理テーブル、13−nは第nの送
受信局5用管理テーブル、14−1は受信チェックフラ
グ、14−2は伝送路異常フラグ、14−3は局アドレ
スである。
【0024】ここにおいて、受信路フラグ11は、自局
のプロセス制御データの受信路を示す伝送路を示すフラ
グであり、送信カウンタ12は、カウント値であって、
一定の期間が経過する度毎に更新されるものである。そ
して、プロセス制御データ10の送信時に、第1乃至第
nの送受信局2乃至5は、プロセス制御データ10と受
信路フラグ11と前記カウント値とを一体にして送信す
る。一方、プロセス制御データ10の受信時に、第1乃
至第nの送受信局2乃至5は、プロセス制御データ10
とともに受信した受信路フラグを参照して、他の送受信
局が使用している伝送路がいずれであるかを認識する。
また、第1乃至第nの送受信局2乃至5は、プロセス制
御データ10とともに受信した前記カウンタ値を記憶
し、一定の期間が経過した後に再びプロセス制御データ
10とともに受信した前記カウンタ値とを比較し、使用
している伝送路の良否の診断を行っている。即ち、送信
カウンタ12のカウンタ値が更新されていれば、正常に
プロセス制御データ10の伝送が行われたことになっ
て、使用している伝送路に異常がないことを意味し、一
方、送信カウンタ12のカウンタ値が更新されていなけ
れば、プロセス制御データ10の伝送が行われないもの
で、使用している伝送路に障害が発生したことを意味し
ている。
【0025】また、第1乃至第nの送受信局2乃至5に
設けられる伝送路管理テーブルは、それぞれ第1の送受
信局2用管理テーブル13−1、第2の送受信局3用管
理テーブル13−2、第3の送受信局4用管理テーブル
13−3、第nの送受信局5用管理テーブル13−nか
らなっており、その中で、これら各管理テーブル13−
1乃至13−nは、受信チェックフラグ14−1と、伝
送路異常フラグ14−2と、局アドレス14−3とから
なっている。そして、受信チェックフラグ14−1は、
一定の期間が経過する前にプロセス制御データ10とと
もに受信した送信カウンタ12のカウンタ値を示すフラ
グである。伝送路異常フラグ14−2は、使用されてい
る伝送路の状態を判断するフラグであって、プロセス制
御データ10とともに受信した送信カウンタ12のカウ
ンタ値と受信チェックフラグ14−1のカウント値とを
比較し、一定の期間が経過した後に更新されないとき
に、この伝送路異常フラグ14−2を立てるものであ
る。ここで、前記受信チェックフラグ14−1は、他局
から送られてきたプロセス制御データ10の有無をチェ
ックするもので、プロセス制御データ10が有りのとき
はカウント値がカウントアップされ、プロセス制御デー
タ10がなしのときはカウント値の更新が行われないも
のであり、伝送路異常フラグ14−2が立ったときに
は、当該送受信局もしくは使用伝送路に障害が発生した
ことを意味する。
【0026】次いで、図3は、図1に図示されたサイク
リック通信方式の実施例において、マスタ局に障害が発
生し、新たなマスタ局が選出される場合の過程を示す動
作説明図であって、図3(a)は、障害発生前の状態、
図3(b)は、障害発生後の状態を示すものである。
【0027】図3(a)、(b)において、図1に示さ
れた構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付け
ている。
【0028】図3(a)に示すように、マスタ局に第1
の送受信局2が選出され、残りの第2乃至第nの送受信
局3乃至5がスレーブ局になって、1つの伝送路、例え
ば、第1の伝送路1−1を使用してプロセス制御データ
のサイクリック転送が行われているときに、何等かの原
因によってマスタ局である第1の送受信局2に障害が発
生したとすると、第1の送受信局2と他の第2乃至第n
の送受信局3乃至5との間において、プロセス制御デー
タの伝送を行うことができなくなる。このとき、第2乃
至第nの送受信局3乃至5においては、それぞれ、一定
の期間が経過しても、第1の送受信局2に対応した送信
カウンタ12のカウント値が更新されないため、第1の
送受信局2用管理テーブル13−1内の伝送路異常フラ
グ14−2にフラグが設定される。一方、第2乃至第n
の送受信局3乃至5相互間においては、プロセス制御デ
ータの伝送を正常に行うことができるため、第2乃至第
nの送受信局3乃至5においては、それぞれ、第2乃至
第nの送受信局3乃至5に対応した送信カウンタ12の
カウンタ値が一定の期間が経過する度毎に更新され、第
2の送受信局3用管理テーブル13−2乃至第nの送受
信局5用管理テーブル13−n内の伝送路異常フラグ1
4−2にフラグが設定されないものである。
【0029】そこで、第2乃至第nの送受信局3乃至5
の間で、マスタ局の選出が行われるが、この場合に、伝
送路異常フラグ12のフラグが設定されていない送受信
局の中では最小の局アドレス14−3を有しているのが
第2の送受信局3であるため、第2の送受信局3が新た
なマスタ局に選出され、他の第3乃至第nの送受信局4
乃至5がスレーブ局になる。マスタ局に選出された第2
の送受信局3は、使用すべき伝送路を、例えば、第1の
伝送路1−1から第2の伝送路1−2に切換え、スレー
ブ局である第3乃至第nの送受信局4乃至5に対して使
用伝送路が第2の伝送路1−2であることを通知する。
この通知を受けた第3乃至第nの送受信局4乃至5は、
使用伝送路を第1の伝送路1−1から第2の伝送路1−
2に切換え、以前のようにプロセス制御データのサイク
リック転送を再開する。このときの状態は、図3(b)
に示すように、第2乃至第nの送受信局3乃至5の間で
バス型ネットワーク(図示の点線の範囲内)が構成さ
れ、第1の送受信局2はこのバス型ネットワークから離
脱している。
【0030】なお、第2乃至第nの送受信局3乃至5の
間においてプロセス制御データのサイクリック転送が再
開された後、第1の送受信局2に発生した障害が治癒さ
れ、その機能が回復するようになると、再び、第1乃至
第nの送受信局2乃至5の間でマスタ局の選出が行わ
れ、そのマスタ局の選出に続いて使用伝送路の通知が行
われ、その伝送路を使用してプロセス制御データのサイ
クリック転送が行われることは既に述べた通りである。
【0031】続いて、図4は、図1に図示されたサイク
リック通信方式の実施例において、いずれかの送受信局
の分岐伝送路に障害が発生し、新たなマスタ局の選出を
経て使用伝送路が変更される場合の過程を示す動作説明
図であって、図4(a)は、障害発生直後の状態、図4
(b)は、新たなマスタ局の選出が行われたときの状
態、図4(c)は使用伝送路が変更されたときの状態を
示すものである。
【0032】図4(a)乃至(c)において、図1に示
された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付
けている。
【0033】図4(a)に示すように、マスタ局に第1
の送受信局2が選出され、残りの第2乃至第nの送受信
局3乃至5がスレーブ局になって、第1の伝送路1−1
を使用してプロセス制御データのサイクリック転送が行
われているときに、第1の伝送路1−1側の第3の送受
信局4の分岐伝送路8に障害が発生、例えば、分岐伝送
路8の×印部分に断線が発生したとすると、第3の送受
信局4と他の第1、第2、第nの送受信局2、3、5と
の間において、プロセス制御データの伝送を行うことが
できなくなる。このとき、第3の送受信局4において
は、一定の期間が経過しても、第1、第2、第nの送受
信局2、3、5に対応する受信チェックフラグ14−1
のカウンタ値が更新されないので、第3の送受信局4は
自発的にマスタ局に切換わる。そして、マスタ局に切換
った第3の送受信局4は、第1の伝送路1−1側の第3
の送受信局4の分岐伝送路8に断線が発生しているた
め、使用すべき伝送路を第2の伝送路1−2に切換え、
図4(b)に示すようなバス型ネットワークの構成にな
る。一方、マスタ局に選出されている第1の送受信局2
は、第3の送受信局4に対応する受信チェックフラグ1
4−1のカウンタ値が更新されないので、伝送路異常が
発生したものと判断する。そして、第1の送受信局2
は、使用すべき伝送路を第1の伝送路1−1から第2の
伝送路1−2に切換え、第2、第nの送受信局3、5に
使用すべき伝送路が第2の伝送路1−2であることを通
知する。この通知を受けた第2、第nの送受信局3、5
は、使用伝送路を第1の伝送路1−1から第2の伝送路
1−2に切換える。ここで、使用伝送路が第2の伝送路
1−2になると、第3の送受信局4も第1の送受信局2
とプロセス制御データのサイクリック転送が可能になる
が、第3の送受信局4の局アドレス14−3が第1の送
受信局2の局アドレス14−3よりも大きいため、第3
の送受信局4は、マスタ局からスレーブ局に切換わり、
図4(c)に示すようなバス型ネットワークの構成にな
るものである。
【0034】なお、前記説明においては、第3の送受信
局4の分岐伝送路8が断線した場合について行ったもの
であるが、他の第2、第nの送受信局3、5の分岐伝送
路7、9が断線した場合についても、全く同様の動作過
程を経て、使用伝送路の切換えが行われる。
【0035】このように、本実施例によれば、第2乃至
第nの送受信局3乃至5の分岐伝送路7乃至9に障害が
発生したとしても、自動的に使用伝送路の切換えが行わ
れ、連続してプロセス制御データのサイクリック転送を
行うことができる。
【0036】次いで、図5は、図1に図示されたサイク
リック通信方式の実施例において、いずれかの伝送路に
障害が発生し、新たなマスタ局の選出を経て使用伝送路
が変更される場合の過程を示す動作説明図であって、図
5(a)は、障害発生直後の状態、図5(b)は、新た
なマスタ局の選出が行われたときの状態、図5(c)は
使用伝送路が変更されたときの状態を示すものである。
【0037】図5(a)乃至(c)において、図1に示
された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付
けている。
【0038】図5(a)に示すように、マスタ局に第1
の送受信局2が選出され、残りの第2乃至第nの送受信
局3乃至5がスレーブ局になって、第1の伝送路1−1
を使用してプロセス制御データのサイクリック転送が行
われているときに、第2の送受信局3と第3の送受信局
4との間の第1の伝送路1−1上に障害が発生、例え
ば、第1の伝送路1−1の×印部分に断線が発生したと
すると、第1、第2の送受信局2、3と、第3、第nの
送受信局4、5との間において、相互にプロセス制御デ
ータの伝送を行うことができなくなる。このとき、第3
の送受信局4においては、一定の期間が経過しても、自
局の局アドレス14−3よりも小さい局アドレス14−
3を有する第1、第2の送受信局2、3に対応する受信
チェックフラグ14−1のカウンタ値が更新されないの
で、第3の送受信局4はマスタ局に切換わる。そして、
第1、第2の送受信局2、3は、第1のバス型ネットワ
ークを構成して、それら第1、第2の送受信局2、3の
間で第1の伝送路を使用したプロセス制御データのサイ
クリック転送が可能な状態になり、一方、第3、第nの
送受信局4、5は、第2のバス型ネットワークを構成し
て、それら第3、第nの送受信局4、5の間で同じく第
1の伝送路1−1を使用したプロセス制御データのサイ
クリック転送が可能な状態になって、図5(b)に示す
ような構成になる。このとき、マスタ局である第1の送
受信局2においては、第3、第nの送受信局4、5に対
応した受信チェックフラグ14−1のカウンタ値が更新
されず、また、同じくマスタ局である第3の送受信局4
においては、第1、第2の送受信局1、2に対応した受
信チェックフラグ14−1のカウンタ値が更新されない
ので、第1の送受信局2及び第3の送受信局4は、伝送
路に障害が発生したものと判断して、使用すべき伝送路
を第1の伝送路1−1から第2の伝送路1−2に切換
え、使用伝送路が第2の伝送路1−2であることを第
2、第nの送受信局3、5にそれぞれ通知する。この通
知を受けた第2、第nの送受信局3、5は、伝送路をそ
れまでの第1の伝送路1−1から第2の伝送路1−2に
切換える。ここで、使用伝送路が第2の伝送路1−2に
なると、互いにマスタ局である第1、第3の送受信局
2、4間においてもプロセス制御データのサイクリック
転送が可能になるが、第3の送受信局4の局アドレス1
4−3が第1の送受信局2の局アドレス14−3よりも
大きいため、第3の送受信局4は、マスタ局からスレー
ブ局に切換わり、図5(c)に示すようなバス型ネット
ワークの構成になるものである。
【0039】なお、前記説明においては、第2の送受信
局3と第3の送受信局4との間の第1の伝送路1−1が
断線した場合について行ったものであるが、第1の伝送
路1−1の他の部分が断線した場合、もしくは、第2の
伝送路1−2のいずれの部分が断線した場合について
も、全く同様の動作過程を経て、使用伝送路の切換えが
行われる。
【0040】このように、本実施例によれば、第1の伝
送路1−1または第2の伝送路1−2に障害が発生した
としても、自動的に使用伝送路の切換えが行われ、連続
してプロセス制御データのサイクリック転送を行うこと
ができる。
【0041】続く、図6は、本実施例において、それぞ
れの送受信局が伝送路の障害診断処理を行う場合の動作
手順を示すフローチャートであり、このフローチャート
を用いて伝送路の障害診断処理における動作手順につい
て説明する。
【0042】始めに、ステップS1において、ある1つ
の送受信局から送られてきたプロセス制御データに基づ
いて送信カウンタ12のカウンタ値を取り込む。
【0043】続く、ステップS2において、この取り込
んだカウンタ値と伝送路管理テーブル内に記憶されてい
る受信チェックフラグ14−1のカウンタ値を比較し、
更新されたか否かを判断する。そして、このカウンタ値
が更新されていないと判断した(N)ときは次のステッ
プS3に移行し、このカウンタ値が更新されていると判
断した(Y)ときは他のステップS5に移行する。
【0044】次いで、ステップS3において、前回の判
断時点から一定の期間が経過したか否かを判断する。そ
して、経過したと判断した(Y)ときは次のステップS
4に移行し、経過していないと判断した(N)ときは最
初のステップS1に戻る。
【0045】次に、ステップS4において、自局と前記
ある1つの送受信局との間の伝送路に障害が発生したと
判断し、前記ある1つの送受信局用管理テーブル内の伝
送路異常フラグ14−2のフラグを設定する。
【0046】一方、ステップS5において、自局と前記
ある1つの送受信局との間の伝送路が正常であると判断
し、前記ある1つの送受信局用管理テーブル内の伝送路
異常フラグ14−2のフラグの設定を解除するととも
に、ステップS1で取り込んだ送信カウンタ12のカウ
ンタ値を前記ある1つの送受信局用管理テーブル内の受
信チェックフラグ14−1に記憶する。
【0047】続いて、ステップS6において、バス型ネ
ットワークに加入している全ての送受信局2乃至5につ
いて、ステップS1乃至S5の各手順が終了したか否か
を判断する。そして、前記各手順が終了したと判断した
(Y)ときは次のステップS7に移行し、前記各手順が
終了していないと判断した(N)ときは再びステップS
1乃至S5の各手順が繰り返される。
【0048】続く、ステップS7において、バス型ネッ
トワークに加入し、かつ、正常にプロセス制御データの
サイクリック転送が行われている、即ち、伝送路異常フ
ラグ14−2のフラグの設定が解除されている他の送受
信局の中の最小の局アドレス14−3を取り込む。
【0049】次いで、ステップS8において、この取り
込んだ最小の局アドレス14−3と自局の局アドレス1
4−3の大きさが同じで有るか否かを判断する。そし
て、同じであると判断した(Y)ときは次のステップS
9に移行し、同じでないと判断した(N)ときは他のス
テップS10に移行する。
【0050】次に、ステップS9において、自局がマス
タ局である場合は、管理テーブル内の伝送路異常フラグ
14−2のフラグの設定状態を参照し、使用伝送路に障
害があるか否かを判断する。そして、障害があると判断
した(Y)ときは続くステップS11に移行し、障害が
ないと判断した(N)ときは他のステップS12に移行
する。
【0051】続く、ステップS10において、自局がス
レーブ局である場合は、マスタ局から通知された使用伝
送路と自局が現在使用している伝送路が同じであるか否
かを判断する。そして、伝送路が同じであると判断した
(Y)ときはステップS12に移行し、伝送路が異なっ
ていると判断した(N)ときは次のステップS11に移
行する。
【0052】次いで、ステップS11において、切換え
る先の伝送路が正常であることを確認し、正常である場
合に限って伝送路の切換えを行う。
【0053】最後に、自局の送信カウンタ12のカウン
タ値を更新し、他の送受信局にプロセス制御データを送
信し、一連の伝送路の障害診断処理が終了する。
【0054】このように、前記伝送路の障害診断処理に
よれば、伝送路に障害が発生した際の伝送路の切換えを
行う場合に、一時的に複数のマスタ局が存在するように
なり、それらマスタ局のそれぞれが伝送路の切換えを行
うが、その切換えの結果、バス型ネットワークに加入し
ている全ての送受信局が同じ伝送路を使用ようになるた
め、伝送路の切換え後においても、切換え前のプロセス
制御データのサイクリック転送を持続させることができ
る。
【0055】なお、前述の各実施例においては、多重伝
送路1として2重伝送路を用いた場合について説明した
が、本発明は、2重伝送路を用いる場合に限られるもの
ではなく、3重、4重等の多重伝送路1を用いるように
してもよい。
【0056】また、前述の各実施例においては、マスタ
局を選出する際の所定の基準として最も小さい局アドレ
スを用いた場合について説明したが、本発明は、このよ
うな基準の決め方に限られるものではなく、例えば、最
も大きい局アドレスを用いるようにしてもよく、局アド
レス以外のものを基準にしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、一定の期間毎に、バス型ネットワークに加入し
ている対等な複数の送受信局の間で所定の基準に基づい
てマスタ局の選出が行われるので、その選出の時点に有
効に機能している複数の送受信局が存在したとき、それ
ら送受信局の間において、常時、1つのマスタ局と1つ
以上のスレーブ局が選出され、それによって途切れるこ
となしにプロセス制御データのサイクリック転送を行う
ことができ、高信頼性を有するとともに、柔軟性を持っ
たサイクリック通信方式が得られるという効果がある。
【0058】また、請求項4に記載の発明によれば、多
重伝送路の中の1つの伝送路を通してプロセス制御デー
タのサイクリック転送を行っている際に、障害の発生に
よりマスタ局が不在になっても、残りの複数の送受信局
の間で所定の基準に基づいた新たなマスタ局の選出が行
われ、新たなマスタ局が多重伝送路の中のいずれか1つ
の伝送路を選択するようにしているので、新たなマスタ
局と他の送受信局との間でプロセス制御データのサイク
リック転送を続行させることができ、高信頼性を有する
とともに、柔軟性を持ったサイクリック通信方式が得ら
れるという効果がある。
【0059】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
それぞれの送受信局が一定の期間が経過する度毎にプロ
セス制御データとともに更新した情報の送受信を行って
いるので、この情報を監視することにより、容易に伝送
路の障害の発生を判断することができるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるサイクリック通信方式の一実施
例の構成の概要を示すブロック構成図である。
【図2】図1に図示された実施例に用いられるデータフ
ォーマットの一例及び各送受信局に設けられる伝送路管
理テーブルの一例を示す説明図である。
【図3】図1に図示された実施例において、マスタ局に
障害が発生し、新たなマスタ局が選出される場合の過程
を示す動作説明図である。
【図4】図1に図示された実施例において、いずれかの
送受信局の分岐伝送路に障害が発生し、新たなマスタ局
の選出を経て使用伝送路が変更される場合の過程を示す
動作説明図である。
【図5】図1に図示された実施例において、いずれかの
伝送路に障害が発生し、新たなマスタ局の選出を経て使
用伝送路が変更される場合の過程を示す動作説明図であ
る。
【図6】各送受信局において、伝送路の障害診断処理を
行う場合の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 多重伝送路(2重伝送路) 1−1 第1の伝送路 1−2 第2の伝送路 2 第1の送受信局 3 第2の送受信局 4 第3の送受信局 5 第nの送受信局(ただし、nは4以上の整数) 6 第1の送受信局2用分岐伝送路 7 第2の送受信局3用分岐伝送路 8 第3の送受信局4用分岐伝送路 9 第nの送受信局5用分岐伝送路 10 プロセス制御データ 11 受信路フラグ 12 送信カウンタ 13−1 第1の送受信局2用管理テーブル 13−2 第2の送受信局3用管理テーブル 13−3 第3の送受信局4用管理テーブル 13−n 第nの送受信局5用管理テーブル 14−1 受信チェックフラグ 14−2 伝送路異常フラグ 14−3 局アドレス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天日 康博 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 榊 直浩 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重伝送路と、前記多重伝送路にそれぞ
    れ分岐線を介して結合された複数の送受信局とによりバ
    ス型ネットワークが構成され、これら複数の送受信局の
    中から所定の基準に基づいてマスタ局の選出が行われ、
    前記選出されたマスタ局によって選ばれた前記多重伝送
    路の中の1つの伝送路を通してプロセス制御データのサ
    イクリック転送が行われるとともに、前記マスタ局の選
    出は、一定の期間毎に、選出時点に前記バス型ネットワ
    ークに加入している対等な複数の送受信局の間において
    行われることを特徴とするサイクリック通信方式。
  2. 【請求項2】 マスタ局を選出する際の前記所定の基準
    は、各送受信局に割り当てられた局アドレスの大きさに
    基づいた選出であることを特徴とする請求項1に記載の
    サイクリック通信方式。
  3. 【請求項3】 前記複数の送受信局は、前記バス型ネッ
    トワークに加入している全ての送受信局に対応した伝送
    路管理テーブルを有していることを特徴とする請求項1
    乃至2のいずれかに記載のサイクリック通信方式。
  4. 【請求項4】 多重伝送路と、前記多重伝送路にそれぞ
    れ分岐線を介して結合された複数の送受信局とによりバ
    ス型ネットワークが構成され、これら複数の送受信局の
    中から所定の基準に基づいてマスタ局の選出が行われ、
    前記選出されたマスタ局によって選ばれた前記多重伝送
    路の中の1つの伝送路を通してプロセス制御データのサ
    イクリック転送が行われている際に、障害の発生により
    マスタ局が不在になったときは、前記所定の基準に基づ
    いた新たなマスタ局の選出が行われ、このとき選出され
    たマスタ局は前記多重伝送路の中のいずれか1つの伝送
    路を選択して他の送受信局との間で前記プロセス制御デ
    ータのサイクリック転送を続行させることを特徴とする
    サイクリック通信方式。
  5. 【請求項5】 前記障害の発生がマスタ局の動作障害に
    基づくものである場合は、前記マスタ局を除いた残りの
    送受信局の間で前記所定の基準に基づいた新たなマスタ
    局の選出が行われることを特徴とする請求項4に記載の
    サイクリック通信方式。
  6. 【請求項6】 前記障害の発生がマスタ局を含んだ2つ
    以上の送受信局に関連するものである場合は、前記2つ
    以上の送受信局を除いた残りの送受信局の間で相互に通
    信可能な1つ以上の送受信局グループを形成し、各送受
    信局グループ毎に、送受信局グループに属する送受信局
    の間で各別に前記所定の基準に基づいた新たなマスタ局
    の選出が行われることを特徴とする請求項4に記載のサ
    イクリック通信方式。
  7. 【請求項7】 選出されたマスタ局は、多重伝送路の中
    の1つをプロセス制御データの伝送路に選んでその伝送
    路を他の送受信局に通知し、この通知を受けた各送受信
    局は前記マスタ局が選んだ伝送路の使用に切換えること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のサイク
    リック通信方式。
  8. 【請求項8】 前記バス型ネットワークに加入している
    全ての送受信局は、一定の期間毎に更新した情報を他の
    送受信局に通知し、この通知を受信した各送受信局は、
    このとき受信した情報と前記一定の期間の経過前に受信
    した情報を比較し、その情報が更新されないときは障害
    の発生であるとの判断を行うことを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれかに記載のサイクリック通信方式。
  9. 【請求項9】 前記多重伝送路は、2重化伝送路である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のサ
    イクリック通信方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100840939B1 (ko) * 2007-01-23 2008-06-24 삼성전자주식회사 전자장치 및 그 제어방법
JP2008158650A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Mitsubishi Electric Corp プロセス制御装置およびプロセス制御装置の異常判定方法
JP2023505914A (ja) * 2019-12-16 2023-02-13 華為技術有限公司 緊急呼方法及び装置、及び、システム

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KR100840939B1 (ko) * 2007-01-23 2008-06-24 삼성전자주식회사 전자장치 및 그 제어방법
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