JPH05304528A - 多重化通信ノード - Google Patents

多重化通信ノード

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JPH05304528A
JPH05304528A JP4106863A JP10686392A JPH05304528A JP H05304528 A JPH05304528 A JP H05304528A JP 4106863 A JP4106863 A JP 4106863A JP 10686392 A JP10686392 A JP 10686392A JP H05304528 A JPH05304528 A JP H05304528A
Authority
JP
Japan
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communication
node
standby
communication unit
unit
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Withdrawn
Application number
JP4106863A
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English (en)
Inventor
Yoichi Toguchi
洋一 戸口
Tadashi Motosugi
匡史 本杉
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP4106863A priority Critical patent/JPH05304528A/ja
Publication of JPH05304528A publication Critical patent/JPH05304528A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重化した通信部を有する多重化通信ノード
において、現有系通信部から待機系通信部へ切替った際
に、待機系通信部において確実に通信を行う。 【構成】 多重化通信ノード11は多重化した通信部1
1a,11bを有しており、現有系の通信部11aによ
る他ノードとの通信中に、待機系の通信部11bが送信
部11b5によりポーリングデータを他ノードの待機系通
信部へ順次送信する。そして、そのポーリングデータに
対する他ノードの待機系通信部の応答を受信して、当該
待機系通信部に障害が発生しているか否かを検出し、管
理テーブルメモリ11b7にその検出結果を記録すると共
に、他ノードの待機系通信部に障害が発生している場合
にはそれを状況モニタ部11b8に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、システムの信頼性向上
のため通信部やノード自身を多重化した多重化した多重
化通信ノードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LANにおいては、システムの信
頼性を向上させるために、通常動作させる現有系と、通
常はスタンバイしている待機系というように通信部を多
重化した多重化通信ノードが組み込まれたり、ホストと
なるノード自体を現有系および待機系というように多重
化することが行われている。
【0003】このように通信部自体を多重化した場合に
は、現有系通信部でのデータ送信中に送信エラーが発生
した場合、現有系通信部から待機系通信部への切替え処
理が行われる。
【0004】また、ノード自体を多重化した場合には、
通常は現有系ホストを使用し、当該現有系ホストにエラ
ーが発生した際、現有系ホストから待機系ホストへの切
替え処理が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通信部自体を
多重化した従来の多重化通信ノードでは、現有系通信部
によるデータ送信中に、待機系通信部の通信機能を確認
する場合、現有系通信部の稼働を一時中断する必要があ
るため、待機系通信部の通信機能を確認しないことが多
かった。
【0006】このため、現有系通信部に異常が発生して
待機系通信部に切り替った際に、待機系の通信部が正常
に動作する保証がない、という問題がある。特に、シス
テムの信頼性が高かったり、軽負荷、ノイズレスの環境
で使用した場合、現有系通信部の障害発生確率が低く、
待機系の通信部は数か月、数年間も一度もその通信機能
が確認されないままスタンバイしていることになり、正
常動作の保証がない。
【0007】また、このような多重化通信ノードでは、
通信部を完全継続型で切り替える方式をとっていなかっ
たため、オフラインで通信制御部、伝送路を切り替える
か、オンラインで情報伝送を一時中断して切り替える必
要があり、実通信レートの低下、通信データの破壊等を
招き、システムの高信頼性を保ちながら安定したサービ
スをユーザに提供できない、という問題もある。
【0008】一方、従来のノード自体を2重化したLA
Nの場合には、現有系ノード内のプロセスから待機系ノ
ード内のプロセスへ定期的にアライブ信号(ハートビー
ト信号ともいう)を送信し、待機系ノード内のプロセス
により監視して現有系ホストの障害を検知していたが、
現有系ホストが通常のアプリケーション処理などでビジ
ー状態でありアライブ信号の送信が遅れた場合には、待
機系ホストに障害が発生したと誤判断することがあり、
確実に障害検知ができない、という問題がある。
【0009】そこで、本発明はこのような問題に着目し
てなされたもので、現有系通信部のから待機系通信部へ
切替った際に、当該待機系通信部において確実に通信処
理できると共に、ビジー状態の現有系ノードでもその障
害発生を確実に検知して、システムの信頼性を向上でき
る多重化通信ノードを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、伝送路を介して他ノード
と共にネットワークを構築すると共に、現有系および待
機系の通信部を備え、通常は当該待機系通信部を他ノー
ドの待機系通信部と同様に待機させておき、現有形通信
部によりデータ通信を行う多重化通信ノードにおいて、
他ノードの待機系通信部へ順次ポーリングデータを送信
するポーリングデータ送信手段と、上記ポーリングデー
タに対する他ノードの待機系通信部の応答を受信し、他
ノードの待機系通信部が正常であるか否か確認する確認
手段と、上記確認手段の確認出力を受け、他ノードの待
機系通信部の状態を表示する表示手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明では、伝送路を介して
他ノードとデータの送受信処理を同時に行う複数の通信
処理部、およびその複数の通信処理部の各出力の内一つ
を選択して出力すると共に、各出力を比較する比較部を
備えた複数の通信部と、上記複数の通信部の比較部から
各々の比較結果を受けて、上記複数の通信処理部の出力
が全て一致する一台の通信部を現有系通信部としてその
出力を使用すると共に、他の通信部を待機系通信部とし
てその出力を使用しないように切替える切替制御部と、
を具備することを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明では、他ノードとのデ
ータ通信中に、定期的にアライブ信号を送信する現有系
ノードと、上記現有系ノードからのアライブ信号を受信
し、当該アライブ信号が一定時間受信されなかった場合
には、当該アライブ信号が送信されたコネクションとは
別コネクションで確認信号を送信してこの確認信号に対
する上記現有系ノードの応答を待ち、一定時間内にこの
応答を受信するか否かにより上記現有系ホストの障害の
検出する待機系ノードと、を具備することを特徴とす
る。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、他ノードの待機系通
信部へ順次ポーリングデータを送信し、そのポーリング
データに対する他ノードの待機系通信部の応答を受信し
て、他ノードの待機系通信部が正常であるかを検出し、
その状態を表示する。
【0014】また、請求項2記載の発明では、複数の通
信部の比較部から各々の比較結果を受けて、複数の通信
処理部の出力が全て一致する一台の通信部を現有系通信
部としてその出力を使用すると共に、他の通信部を待機
系通信部としてその出力を使用しないように切替える。
【0015】さらに、請求項3記載の発明では、現有系
ノードが他ノードとのデータ通信中に、待機系ノードへ
定期的にアライブ信号を送信し、待機系ノードでは現有
系ノードからのアライブ信号を受信し、当該アライブ信
号が一定時間受信されなかった場合には、当該アライブ
信号が送信されたコネクションとは別コネクションで確
認信号を送信して現有系ノードの応答を待ち、一定時間
内にこの応答を受信するか否かにより上記現有系ホスト
の障害の検出する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る多重化通信ノードの実施
例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1は、第1実施例に係る多重化通信ノー
ドにより構築されたLANを示している。
【0018】このLAN1では、複数台(ここでは、便
宜上3台とするが何台でもよい)の多重化通信ノード
(以下、ノードという)11〜13が、各々多重化した
通信部11〜13a,11〜13bを備えており、ここ
では通信部11〜13aを通常データ通信を行う現有形
通信部として使用する一方,通信部11〜13bを通常
は待機させておく待機系通信部として使用する。これに
より、現有系通信部11〜13aが伝送路14aと接続
されて現有形ネットワーク1aが構築されると共に、待
機系通信部11〜13bが伝送路14bと接続されて待
機系ネットワーク1bを構築される。
【0019】図2は、ノード11の待機系通信部11b
の構成を示している。現有形通信部11aもこれと同様
の構成を有しているが図示は省略する。
【0020】待機系通信部11bは、通常通信処理部1
1b1、管理部11b2、および切替部11b3,11b3' か
ら構成されており、管理部11b2は、タイマ11b4、ポ
ーリングデータ送信部11b5、ポーリング応答確認部1
1b6、管理テーブルメモリ11b7、状況モニタ部11b8
を備えている。
【0021】通常通信処理部11b1は、アプリケーショ
ン層等の上位層(図示せず)と伝送路14bとの間でデ
ータを送受信するように構成されており、他の通信部1
2a,,13a,12b,13bにも設けられている。
【0022】切替部11b3,11b3' は、互いに連動し
て通常通信処理部11b1と管理部11b2とを切り替える
ように構成されている。
【0023】ポーリングデータ送信部11b5は、管理テ
ーブルメモリ11b7の管理テーブル等を基に相手先アド
レスや、応答要求、自局アドレス等をフレームに組み立
ててポーリングデータを作成し、このポーリングデータ
をタイマ11b4が発生するクロックに基づき適当な間隔
で各通常ノード12,13の待機系通信部12b,13
bに順次送信してポーリングするように構成されてい
る。
【0024】ポーリング応答確認部11b6は、各通常ノ
ード12,13の待機系通信部12b,13bが応答し
たデータフレームを受信して解析し、各通常ノード1
2,13がどのような応答、すなわち正常あるいは異常
応答したかを確認すると共に、その確認結果を管理テー
ブルメモリ11b7に書き込むように構成されている。
【0025】管理テーブルメモリ11b7は、ポーリング
すべきノードのアドレス等が記載されたアドレステーブ
ル(図3参照)11b7' や、ポーリングの結果各通常ノ
ード12,13の状況が記載される状況テーブル等が格
納されている。
【0026】状況モニタ部11b8は、管理テーブルメモ
リ11b7に格納された状況テーブルの内容をCRT(図
示せず)により表示したり、通信ボード上のLED(図
示せず)等に表示してこの管理ノード11を操作するオ
ペレータに報知するように構成されている。
【0027】図3は、管理テーブルメモリ11b7に予め
格納されたアドレステーブル11b7' を示しており、各
ノード11〜13毎に、MACアドレスやIPアドレス
等のネットワークアドレスやノード名が、各ノード11
〜13に対応して予め記載されている。
【0028】次に、このように構成された多重化通信ノ
ード11の待機系通信部11bの動作を、図4を参照し
て説明する。
【0029】この場合、現有形通信部11aでは他ノー
ドとデータ通信を実行しているものとし、待機系通信部
11bでは、まずポーリングをかける通常ノードを選択
して(ステップ100)、応答待ちタイマを起動し(ス
テップ110)、ポーリング処理を実行し(ステップ1
20)、所定時間内にポーリング先のノードから応答が
くるかを待機する(ステップ130)。
【0030】タイムアウトせず所定時間以内に応答を受
けた場合(ステップ140“No ”)、続いてその応答
が正常な応答か否かを判別して(ステップ150)、正
常な応答の場合には管理テーブルメモリ11b7の状況テ
ーブルへ“正常”と書き込む一方(ステップ160)、
正常応答でない場合には当該状況テーブルへ“異常”と
書き込み(ステップ155)、当該ノードについてのポ
ーリング処理を終了し(ステップ170)、続いて最初
に戻り次のノードを選択して(ステップ100)次のノ
ードについて、以上の処理を繰り返す。
【0031】一方、ポーリングに対する応答が所定時間
なく、タイムアウトした場合には(ステップ140“Y
es”)、このポーリング処理が再ポーリング、即ち2回
目のポーリングであるか否かを判別して(ステップ14
5)、再ポーリングでない場合には何らかの理由でポー
リングデータが届いてなかったり、その応答が届かない
こと等が考えられるため、応答待ちタイマをクリアして
(ステップ147)、再度当該タイマを起動し(ステッ
プ110)、上記ステップ120以下のポーリング処理
等を繰り返す一方、ステップ145で2回目と判別され
た場合には管理テーブルへ“異常”と書き込み(ステッ
プ155)、当該ノードについてのポーリング処理を終
了し(ステップ170)、続いて次のノードにつき以上
の処理を繰り返す。
【0032】そして、以上の処理を所定時間毎に定期的
に繰り返し、その度にその診断結果を管理テーブルメモ
リ11b7の状況テーブルへ記録しておき、その結果が状
況モニタ部11b8により表示される。
【0033】従って、本実施例によれば、現有系通信部
を介してデータ通信中であっても、他ノードの待機系通
信部の状態が所定時間毎にモニタされるため、現有形通
信部あるいはネットワークが故障した場合には確実に正
常な待機系ネットワークに切替えることができる。
【0034】また、本実施例では、待機系通信部だけで
なく、現有系通信部にもこのような他ノードの現有系通
信部の状態を検出する機能を持たせたため、現有系ネッ
トワークで通信エラーが多発する場合等には、稼働させ
る通信部を現有系から待機系に一時的に切替え、その際
に、他ノードの旧現有系通信部の状態を確認して旧現有
系ネットワークの動作状態を確認することができる。
【0035】なお、本実施例では、通信部を2重化して
説明したが、本発明では待機系を2重化、あるいは現有
系を2重化してこの多重化通信ノード全体で通信部の3
重化、あるいはそれ以上に多重化してももちろん良い。
【0036】また、本実施例では、伝送路も2重化して
説明したが、本発明では伝送路まで2重化する必要はな
く、この場合でもポーリングの間隔は現有形通信部の通
信頻度に比べ極端に遅く、しかも一度に扱うデータも非
常に短いため、ほとんど現有形に影響を与ずに済む。
【0037】さらに被管理局(ポーリング応答を行う各
通信部)でも、ウオッチドタイマ等を用いて自通信部の
状況を判断し、異常時にはLED等で表示することによ
り、管理局(ポーリングデータを送信するの通信部)の
みならず、各ノードでも障害の判定が可能になる。その
際の構成としては、管理局は、被管理局から正常な応答
がない場合、ポーリングサイクルからその障害のあるノ
ードをパスするようにしておく。そして、被管理局では
所定時間内に正常なポーリングが自局宛てにこない場合
にタイムアウトする構成などが考えられる。
【0038】次に、多重化通信ノードの第2の実施例を
説明する。
【0039】図5は、多重化通信ノードの第2実施例の
下位層の構成を示している。
【0040】第2実施例に係る多重化通信ノード21
は、第1実施例と同様に1,2層の下位層22に多重化
した通信部21a1〜aN(N は自然数)、切替制御部22
b,および同期処理部22cを有している。
【0041】切替制御部22bは、通常は多重化した通
信部21a1〜aNの内任意の1台を現有系として使用し、
他の通信部を待機系として使用するため、後述するよう
にして通信部21a1〜aNの内任意の1台の入出力のみを
通すように構成されている。同期処理部22cは、多重
化した通信部21a1〜aNが同期してデータを送受信でき
るように切替制御部22bの制御により同期信号を各通
信部21a1〜aNに送信するように構成されている。
【0042】各通信部21a1〜aNは、図6を参照して説
明する。
【0043】図6は、通信部21a1の構成を同期処理部
22cおよびその同期信号を省略して示しており、他の
通信部21a2〜aNもこの通信部21a1と同様に構成され
ている。
【0044】この通信部21a1は、第1実施例の通信部
と異なり、実際のデータ送受信を処理する送信処理部2
4s1〜sNおよび受信処理部24r1〜rNからなる多重化し
た複数の通信処理部24a1〜aNと、各送信処理部24s1
〜sNの出力を受ける送信比較器25と、各受信処理部2
4r1〜rNの出力を受ける受信比較器とから構成されてい
る。
【0045】送信比較器25は、各送信処理部24s1〜
sNの出力を受けて比較し、その比較結果、すなわち各出
力が全て等しいか、あるいはどれか違うものがあるかと
いう比較結果と共に、各送信処理部24s1〜sNの出力を
一つ切替制御部22bへ送信するように構成されてい
る。
【0046】受信比較機26も同様に、受信処理部24
r1〜rNの出力を受けて比較し、その比較結果、すなわち
各出力が全て等しいか、あるいはどれか違うものがある
かという比較結果と共に、受信処理部24r1〜rNの出力
の内一つを切替制御部22bへ送信するように構成され
ている。
【0047】次に、以上のように構成された第2実施例
の動作を、図5、図6を基に説明する。
【0048】まず、この多重化通信ノード21では、図
5に示すように各通信部22a1〜aNへ他ノードからデー
タが切替制御部22bを介して入力していることを前提
とする。
【0049】その際、通信部22a1では、図6に示すよ
うに切替制御部22bを介して各通信処理部24a1〜aN
の受信処理部24r1〜rNにて入力データが受信されてお
り、当該各受信処理部24r1〜rNの出力が同期をとられ
て受信比較器26へ入力している。
【0050】受信比較器26では、各受信処理部24r1
〜rNの出力を受けて、その出力の内一つを選択して出力
すると共に、その出力全てが一致しているか否かの比較
結果を出力し、切替制御部22bへ送る。
【0051】ここまでの処理を他の通信部22a2〜22
aNも通信部21a1と同様に行い、その出力および比較結
果を切替制御部22bへ送る。
【0052】切替制御部22bでは、各通信部22a1〜
22aNの受信比較器26の比較結果を受けて、各受信処
理部24r1〜rNが全く同一動作をしていてその出力値が
同一であるか否か、即ち各通信部22a1〜aNが正常に動
作しているか否かを検出する。そして、現在、現有系と
して機能している例えば通信部22a1が正常に動作して
いると判断した場合には、そのまま現有系通信部22a1
によりデータの受信を続行する一方、当該通信部22a1
が何らかの理由で障害が発生したと判断した場合には、
通信部22a1の出力を停止すると共に、待機系の他の通
信部22a2〜aNの内正常に動作している通信部を現有系
としてその出力を選出するように切替え制御して、正常
なデータを上位層に引き渡すようにする。
【0053】以上と同様のことが、データの送信時にも
言え、この場合には各通信部22a1〜22aNでの診断結
果を基に、切替制御部22bが正常な通信部からデータ
を出力するようにする。
【0054】従って、データの送受信時に現有系の通信
部が故障したとしても、オンライン完全継続で正常な待
機系の通信部に自動的に切替わり、以後その正常な通信
部が現有系としてデータの送受信が行われるため、ネッ
トワーク上に不正なデータを出力することが確実になく
なると共に、トランザクション処理等において重大な障
害となるシステムダウンの頻度を大幅に低減できる。
【0055】なお、本実施例では、伝送路を多重化せず
に説明したが、本発明では伝送路を多重化しても良い。
【0056】次に、多重化通信ノードの第3の実施例を
説明する。
【0057】図7は、多重化通信ノードの第3実施例の
構成を示している。
【0058】この多重化通信ノードは、第1、第2の実
施例とは異なり、ノードとしてのホスト自体を2重化し
たもので、同一機能を有するホスト2台、すなわち現有
系ホスト41、待機系ホスト51を同一伝送路61上に
接続して構成されている。
【0059】現有系ホスト41は、障害検知の場合には
図に示すように、アライブ信号を作成する1次コネクシ
ョン処理部41a、作成されたアライブ信号をタイマ4
1bに基づき定期的にアライブ信号を送信するアライブ
信号送信部41c、1次コネクション処理部41aとは
別プロセスで1次コネクションとは別の2次コネクショ
ンを形成し確認信号の応答を行う2次コネクション処理
部41d、確認信号受信部41e、応答信号返信部41
f、および物理的な通信制御を行う通信制御部41gを
有している。
【0060】一方、待機系ホスト51は、受信したアラ
イブ信号を処理する1次コネクション処理部51a、ア
ライブ信号受信部51b、タイマ51c、1次コネクシ
ョン処理部41aとは同一プロセスで1次コネクション
とは別の2次コネクションを形成し確認信号を発生する
2次コネクション処理部51d、その確認信号をタイマ
51cに基づき定期的に送信する確認信号送信部51
e、応答信号受信部51f、および通信制御部51gを
有している。
【0061】次に、このように構成された第3実施例の
動作を、図8に基づき説明する。
【0062】図8は、現有系および待機系ホスト間の障
害検知の処理手順を示している。
【0063】ホスト間の障害検知の際には、まず現有系
ホスト41では別プロセスにより1次、2次コネクショ
ンを設定する一方(ステップ400,410)、待機系
ホスト51では同一プロセスにより1次、2次コネクシ
ョンを形成し(ステップ500,510)、アライブ信
号送信部41cからアライブ信号が一定時間スリープし
ながら所定間隔で待機系ホスト51へ送信される(ステ
ップ420,430)。
【0064】待機系ホスト51では、現有系ホスト41
からの1次コネクションを介したアライブ信号が送信さ
れてくるのを、タイマ51cを起動して、通信制御部5
1gを介したアライブ信号受信部51bで待つ(ステッ
プ520)。
【0065】そして、所定時間以内にアライブ信号が受
信できた場合には(ステップ530)、そのまま定期的
に送信されてくるアライブ信号をタイマ51cを起動さ
せて待つ(ステップ520,530)。
【0066】一方、所定時間以内にアライブ信号が受信
できなかった場合には(ステップ520“TIME OU
T”)、2次コネクション処理部51dで作成した確認
信号を確認信号送信部51e、通信制御部51gを介し
2次コネクションにて送信すると共に(ステップ54
0)、タイマ51cを起動して(ステップ550)、現
有系ホスト41からの確認信号に対する応答信号を待
つ。
【0067】現有系ホスト41は、正常であれば待機系
ホスト51が送信してきた確認信号を確認信号受信部4
1eで受信して(ステップ440)、2次コネクション
処理部41dで処理してその確認信号に対する応答信号
を応答信号返信部41fを介し2次コネクションにて返
信する(ステップ450)。また、障害等が発生してお
り、異常があれば応答信号を返信しないか、あるいは所
定の時間より遅れて返信する。
【0068】そして待機系ホスト51は、タイマ51c
起動後、所定時間以内に現有系ホスト41側から応答信
号を受信できた場合には(ステップ560)、現有系ホ
スト41を正常と判断して、再び通常の定期的な障害検
知処理、即ちタイマ51cを起動してアライブ信号を待
つ処理(ステップ520)に戻る。一方、タイマ51c
が起動後、応答信号が返信されずに所定時間を経過した
場合には(ステップ550“TIME OUT”)、現有系ホス
ト41に障害発生と判断する。
【0069】従って、本実施例によれば、現有系ホスト
が通常のアプリケーション処理等によりビジー状態でア
ライブ信号が送信されない場合、直ぐに現有系ホストを
異常と見なすのではなく、待機系ホストからアライブ信
号とは別コネクションにて確認信号を送信し確認するた
め、現有系ホストのプロセス管理方法や、CPU利用
度、および伝送路上の障害等によるコネクション異常な
どに左右されず確実に障害を検知できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、現有形通信部によるデータ通信中に、待機系通
信部からポーリングデータを送り他ノードの待機系通信
部の状態を所定時間毎に検出するようにしたため、現有
形通信部が故障した際に待機系通信部に切替える場合
に、待機系による正常な引き継ぎを保証できる。
【0071】また、請求項2記載の発明では、複数の通
信処理部を有する現有系および待機系の通信部の状態
を、常時その複数の通信処理部の出力がすべて一致する
か否かにより検出しており、現有系の通信部がデータ送
受信時に故障した場合には、オンライン完全継続で正常
な待機系通信部に自動的に切替え、その正常な通信部に
よりデータ通信を行うようにしたため、ネットワーク上
に不正なデータを出力することがなくなると共に、デー
タの破壊や、中断等によるスループットの低下が解消さ
れ、信頼性の高い通信サービスを提供できる。
【0072】また、請求項3記載の発明によれば、現有
系ノードがビジー状態でアライブ信号が送信されない場
合、直ぐに現有系ノードを異常とみなすのではなく、待
機系ノードからアライブ信号とは別コネクションにて確
認信号を送信して確認するようにしたため、現有系ホス
トでのCPU利用度等に左右されず確実に現有系ノード
の障害を検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る多重化通信ノードにより構築
されたLANを示すブロック図。
【図2】多重化通信ノードの第1実施例を示すブロック
図。
【図3】第1実施例におけるアドレステーブルを示す説
明図。
【図4】第1実施例における待機系通信部の処理手順を
示すフローチャート。
【図5】多重化通信ノードの第2実施例を示すブロック
図。
【図6】第2実施例における通信処理部の構成を示すブ
ロック図。
【図7】多重化通信ノードの第3実施例を示すブロック
図。
【図8】第3実施例における現有系障害検知の処理手順
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 LAN(ネットワーク) 11〜13 多重化通信ノード 11〜13a 現有系通信部 11〜13b 待機系通信部 11b5 ポーリングデータ送信部(ポーリングデータ送
信手段) 11b6 ポーリング応答確認部(確認手段) 11b7 管理テーブルメモリ 11b8 状況モニタ部(表示手段) 14a,14b 伝送路 21 多重化通信ノード 22a1〜22aN 通信部 22b 切替制御部 24a1〜24aN 通信処理部 25 送信比較器(比較部) 26 受信比較器(比較部) 41 現有系ホスト(現有系ノード) 51 待機系ホスト(待機系ノード) 61 伝送路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路を介して他ノードと共にネットワ
    ークを構築すると共に、現有系および待機系の通信部を
    備え、通常は当該待機系通信部を他ノードの待機系通信
    部と同様に待機させておき、現有形通信部によりデータ
    通信を行う多重化通信ノードにおいて、 他ノードの待機系通信部へ順次ポーリングデータを送信
    するポーリングデータ送信手段と、 上記ポーリングデータに対する他ノードの待機系通信部
    の応答を受信し、他ノードの待機系通信部が正常である
    か否か確認する確認手段と、 上記確認手段の確認出力を受け、他ノードの待機系通信
    部の状態を表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする多重化通信ノード。
  2. 【請求項2】 伝送路を介して他ノードとデータの送受
    信処理を同時に行う複数の通信処理部、およびその複数
    の通信処理部の各出力の内一つを選択して出力すると共
    に、各出力を比較する比較部を備えた複数の通信部と、 上記複数の通信部の比較部から各々の比較結果を受け
    て、上記複数の通信処理部の出力が全て一致する一台の
    通信部を現有系通信部としてその出力を使用すると共
    に、他の通信部を待機系通信部としてその出力を使用し
    ないように切替える切替制御部と、 を具備することを特徴とする多重化通信ノード。
  3. 【請求項3】 他ノードとのデータ通信中に、定期的に
    アライブ信号を送信する現有系ノードと、 上記現有系ノードからのアライブ信号を受信し、当該ア
    ライブ信号が一定時間受信されなかった場合には、当該
    アライブ信号が送信されたコネクションとは別コネクシ
    ョンで確認信号を送信してこの確認信号に対する上記現
    有系ノードの応答を待ち、一定時間内にこの応答を受信
    するか否かにより上記現有系ホストの障害の検出する待
    機系ノードと、 を具備することを特徴とする多重化通信ノード。
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