JPH07285930A - プロスタグランジンe1類縁体 - Google Patents

プロスタグランジンe1類縁体

Info

Publication number
JPH07285930A
JPH07285930A JP6080007A JP8000794A JPH07285930A JP H07285930 A JPH07285930 A JP H07285930A JP 6080007 A JP6080007 A JP 6080007A JP 8000794 A JP8000794 A JP 8000794A JP H07285930 A JPH07285930 A JP H07285930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
group
phenoxy
pge1
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6080007A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumie Satou
史衛 佐藤
Takehiro Amano
武宏 天野
Kazuya Kameo
一弥 亀尾
Tooru Tanami
亨 田名見
Masaru Muto
賢 武藤
Naoya Ono
直哉 小野
Jun Goto
准 五藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP6080007A priority Critical patent/JPH07285930A/ja
Publication of JPH07285930A publication Critical patent/JPH07285930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来知られているPGE1類縁体よりも選択
的で強力な抗潰瘍作用を有し、かつ持続性に優れた新規
なPGE1類縁体を提供する。 【構成】 式 【化1】 (式中、Aは酸素原子または−NH−基を示し、Bは−
NHCO−基,−CONH−基,−COO−基,−CO
CH2−基またはカルボニル基を示し、R1及びR2はそ
れぞれ水素原子またはメチル基を示す。)で表されるプ
ロスタグランジンE1類縁体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なプロスタグランジ
ン(以下PGと略称する)E1類縁体に関する。
【0002】
【従来の技術】プロスタグランジン(以下、PGと略称
する。)は微量で種々の重要な生理作用を発揮すること
から、従来より医薬への応用を意図して天然PG及び夥
しい数のその誘導体の合成と生物活性の検討が行なわれ
ている。その中でもPGE1は、細胞保護作用、酸分泌
抑制作用などの特徴ある作用を有していることが知られ
ており、このため多数のPGE1類縁体が消化性潰瘍治
療薬として検討されてきた。また、特開昭52−100
446号公報、米国特許第4,160,101号及び米
国特許第4,249,016号においては、ω鎖の末端
にフェノキシ基を有する13,14−ジデヒドロPGE
1類縁体が、具体的な例示はないものの特許請求の範囲
に記載の一般式に包含されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られているPGE1類縁体は生体内での代謝が速く、従
って消化性潰瘍に対する効果が持続しないという欠点が
ある。また、従来のPGE1類縁体は下痢を初めとした
副作用を誘発するため、高い用量で投与できず、十分な
効果を挙げることができないという欠点があった。本発
明の目的は、従来知られているPGE1類縁体よりも選
択的で強力な抗潰瘍作用を有し、かつ持続性に優れた新
規なPGE1類縁体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
進めた結果、PGE1類縁体において、13,14位に
3重結合を有し、かつω鎖の末端位にフェノキシ基を有
し、さらに2,3位に2重結合を有するある特定の化合
物が前記課題を解決できることを見いだし、本発明を完
成した。
【0005】すなわち、本発明は、式(I)
【0006】
【化2】
【0007】(式中、Aは酸素原子または−NH−基を
示し、Bは−NHCO−基,−CONH−基,−COO
−基,−COCH2−基またはカルボニル基を示し、R1
及びR2はそれぞれ水素原子またはメチル基を示す。)
で表されるプロスタグランジンE1類縁体である。式
(I)の化合物は、例えば以下に挙げる方法により容易
に製造できる。
【0008】
【化3】
【0009】(反応式中、TBSはt−ブチルジメチル
シリル基を示し、A及びBは前記と同意義である。)。
【0010】(第1行程)まず、佐藤らの方法[ジャー
ナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Or
g.Chem.),第53巻,第5590ページ(19
88年)]により公知の式(II)の化合物に、式(II
I)で示される有機アルミニウム化合物約0.8〜約
2.0当量を約−10〜約30℃、好ましくは約0〜約
10℃で不活性溶媒(例えばベンゼン、トルエン、テト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテル、塩化メチレン、n
−ヘキサンなど)中で反応させることにより立体特異的
に式(IV)の化合物が得られる。原料として使用される
上記、式(III)の有機アルミニウム化合物は、例えば
以下の反応式に示す方法にて調製することができる。
【0011】
【化4】
【0012】(上記反応式中、TBSは前記と同意義で
ある。) すなわち、式(VII)で示されるアルコール化合物をオ
キザリルクロリドを用いDMSO中にて反応しアルデヒ
ドとした後、ピリジン中にてマロン酸と縮合、脱炭酸反
応を行い、次いで生成物をメタノール中硫酸にてエステ
ル化反応を行ない式(VIII)の化合物を得る。次に、式
(VIII)の化合物のメチルエステル部をジイソブチルア
ルミニウムハイドライドにて還元しアルコールとした
後、2重結合部を酸化してエポキシ化合物とする。ここ
で、酸化は、例えば、L(+)−酒石酸ジイソプロピ
ル、チタンテトライソプロポキシドを用いt−ブチルハ
イドロパーオキシドとジクロロメタン中で、約−20℃
の温度にて反応することにより立体選択的に行う。得ら
れたエポキシ化合物は、更にメタンスルホニル化し、塩
化リチウムと置換反応を行い式(IX)の化合物を得る。
式(IX)の化合物は、テトラヒドロフラン中で約−70
℃の温度にてn−ブチルリチウムと反応させ、生成する
アセチレン誘導体の水酸基を通常の条件にてt−ブチル
ジメチルシリル基で保護することにより式(X)の化合
物に導くことができる。式(X)の化合物は、nーブチ
ルリチウムと反応させた後にジエチルアルミニウムクロ
リドと反応させ式(III)の化合物が調製される。
【0013】(第2行程)第1行程で得られる式(IV)
の化合物を、式(V)で表される化合物約0.5〜約4
当量とラジカル発生剤(例えばアゾビスイソブチロニト
リル、アゾビスシクロヘキサン、過酸化ベンゾイル、ト
リエチルボランなど)約0.55〜約2当量、さらにラ
ジカル性還元剤(例えば水素化トリブチルスズ、水素化
トリフェニルスズ、水素化ジブチルスズ、水素化ジフェ
ニルスズなど)約1〜約5当量を不活性溶媒(例えばベ
ンゼン、トルエン、キシレン、n−ヘキサン、n−ペン
タン、アセトンなど)中、約−78〜約100℃で反応
させ、式(VI)の化合物とする。
【0014】(第3行程)第2行程で得られる式(VI)
の化合物の水酸基の保護基であるt−ブチルジメチルシ
リル基をプロスタグランジン化学の分野における通常の
方法を用いて脱保護し、式(I)の化合物を得る。
【0015】上記各工程の生成物は、必要に応じて、そ
れ自体既知の方法により、例えば、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーなどの方法により反応混合物から分
離、精製することができる。
【0016】本発明の化合物は、経口的にまたは非経口
的に(例えば静脈内、直腸内、膣内)投与することがで
きる。経口投与の剤型としては、例えば錠剤、顆粒剤、
カプセル剤などの固形製剤、溶液剤、脂肪乳剤、リポソ
−ム懸濁剤などの液体製剤を用いることができる。この
経口投与製剤として用いる場合には、α,β,もしくは
γ−シクロデキストリンまたはメチル化シクロデキスト
リン等と包接化合物を形成させて製剤化することもでき
る。静脈内投与の製剤としては、水性または非水性溶液
剤、乳化剤、懸濁剤、使用直前に注射用溶媒に溶解して
使用する固形製剤等を用いることができる。また、直腸
内投与の製剤としては坐剤、膣内投与の製剤としてはペ
ッサリ等の剤型を用いることができる。投与量は0.1
〜100μgであり、これを1日1〜3回に分けて投与
する。
【0017】
【発明の効果】本発明の化合物は、強い細胞保護作用、
酸分泌抑制作用を有し、しかもその持続性がよい。ま
た、本発明化合物は、後記試験例から明らかなように薬
効の選択性が強いので、副作用が少なく、確実な薬理作
用を示す用量でPGで最も問題となっている下痢も殆ど
誘発しないことから、消化性潰瘍を治療する医薬として
有用である。
【0018】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。 実施例1 (2E)−16−フェノキシ−17,18,
19,20−テトラノル−2,3,13,14−テトラ
デヒドロ−PGE 1 4−(ベンゾイルアミノ)フェニ
ルエステルの製造 (1)(3R)−3−(t−ブチルジメチルシロキシ)
−4−フェノキシ−1−ブチン(1.55g,5.60
mmol)をトルエン17.2mlに溶解し、アルゴン
気流下、0℃でn−ブチルリチウム(2.5M,ヘキサ
ン溶液,2.1ml,5.16mmol)を加え、同温
度で20分間撹拌した。この溶液に0℃でジエチルアル
ミニウムクロリド(0.94M,ヘキサン溶液,6.4
ml,6.02mmol)を加え、室温まで昇温後20
分間撹拌した。この溶液に室温で(4R)−2−(N,
N−ジエチルアミノ)メチル−4−(t−ブチルジメチ
ルシロキシ)シクロペント−2−エン−1−オン(0.
25M,トルエン溶液,17.2ml,4.30mmo
l)を加え、20分間撹拌した。反応液をヘキサン(4
2ml)−飽和塩化アンモニウム水溶液(42ml)−
塩酸水溶液(3N,12ml)の混合液に撹拌しながら
注いだ後、有機層を分離し、水層をヘキサン抽出し、有
機層を合わせて飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を乾燥、濃縮して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸
エチル=50:1)で精製して(3R,4R)−2−メ
チレン−3−[(3’R)−3’−(t−ブチルジメチ
ルシロキシ)−4’−フェノキシブタ−1’−イニル]
−4−(t−ブチルジメチルシロキシ)シクロペンタン
−1−オン1.07gを得た。
【0019】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.11(s,3H),0.12(s,3
H),0.15(s,6H),0.90(s,9H),
0.91(s,9H),2.33(dd,J=18.0
Hz,7.7Hz,1H),2.72(dd,J=1
8.0Hz,6.5Hz,1H),3.50〜3.60
(m,1H),3.97〜4.09(m,2H),4.
23〜4.35(m,1H),4.73〜4.83
(m,1H),5.56(dd,J=2.7Hz,0.
6Hz,1H),6.15(d,J=3.1Hz,1
H),6.85〜7.00(m,3H),7.21〜
7.34(m,2H) IR(neat):2955,2930,2886,2
858,2241,1737,1643,1601,1
589,1497,1472,1389,1362,1
288,1251,1114,1050,1007,9
75,838,780,754cm-1
【0020】(2)上記(1)で得た化合物(42.7
mg)及び6−ヨード−2−ヘキセン酸 4−(ベンゾ
イルアミノ)フェニルエステル(74.2mg)のアセ
トン(3.2ml)溶液に、水素化トリブチルスズ
(0.046ml)及びトリエチルボラン(17ml)
をアルゴン気流中、氷冷下加え、室温にて2時間撹拌し
た。冷後、反応液をシリカゲルを充填した短いカラムに
通し、減圧濃縮後、再度シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、(2E)−16−フェノキシ−17,
18,19,20−テトラノル−2,3,13,14−
テトラデヒドロ−PGE1 4−(ベンゾイルアミノ)
フェニルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメ
チルシリルエーテル)81mgを得た。
【0021】(3)上記(2)で得た化合物(81m
g)のアセトニトリル(3.3ml)、ピリジン(0.
2ml)の混合溶液に0℃にてピリジウム ポリ(ハイ
ドロゲンフロリド)(0.17ml)を加え、室温にて
30分間反応させた。反応液を飽和重曹水と酢酸エチル
エステルの混合溶液に加え、有機層を分取した。有機層
を飽和食塩水にて洗浄の後、無水硫酸マグネシウムにて
乾燥し、溶媒濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー
にて精製し標記化合物(18.2mg)を得た。
【0022】1H−NMR(CDCl3,300MHz)
δppm;1.20−1.89(m,6H),2.14
−2.80(m,6H),4.06(dd,J=9.
7,7.0Hz,1H),4.12(dd,J=9.
7,3.9Hz,1H),4.26−4.38(m,1
H),4.68−4.85(m,1H),6.00
(d,J=15.6Hz,1H),6.86−8.04
(m,15H)。
【0023】実施例2 (2E)−16−フェノキシ−
17,18,19,20−テトラノル−2,3,13,
14−テトラデヒドロ−PGE 1 (4−ベンゾイルア
ミノ)アニリドの製造 (1)実施例1(1)で得た化合物を用い、実施例1
(2)において6−ヨード−2−ヘキセン酸 4−(ベ
ンゾイルアミノ)フェニルエステルの代わりに6−ヨー
ド−2−ヘキセン酸(4−ベンゾイルアミノ)アニリド
を用いて実施例1(2)と同様にして(2E)−16−
フェノキシ−17,18,19,20−テトラノル−
2,3,13,14−テトラデヒドロ−PGE1 (4
−ベンゾイルアミノ)アニリド 11,15−ビス(t
−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0024】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.10(s,3H),0.12(s,3
H),0.14(s,3H),0.15(s,3H),
0.90(s,9H),0.92(s,9H),1.3
2−1.92(m,6H),2.07−2.32(m,
3H),2.18(dd,J=18.4,7.3Hz,
1H),2.57−2.77(m,2H),3.95−
4.10(m,2H),4.24−4.38(m,1
H),4.71−4.82(m,1H),5.94
(d,J=15.1Hz,1H),6.84−7.04
(m,4H),7.22−7.33(m,2H),7.
39−7.64(m,8H),7.82−7.97
(m,3H) IR(KBr):3307,3063,2953,29
30,2886,2857,2241,1747,16
47,1602,1553,1517,1497,14
72,1405,1361,1320,1251,11
13,1006,975,837,780,754,6
91,671,525cm-1
【0025】(2)上記(1)で得た化合物を用い、実
施例1(3)と実質的に同様にして標記化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δpp
m;1.30−1.76(m,6H),2.04−2.
29(m,3H),2.08(dd,J=18.2,
8.2Hz,1H),2.54−2.67(m,1
H),2.60(dd,J=18.2,7.8Hz,1
H),3.97(dd,J=9.8,6.6Hz,1
H),4.01(dd,J=9.8,5.3Hz,1
H),4.11−4.22(m,1H),4.53−
4.65(m,1H),5.47(d,J=5.4H
z,1H),5.70(d,J=6.0Hz,1H),
6.09(d,J=15.3Hz,1H),6.77
(dt,J=15.3,6.9Hz,1H),6.90
−6.97(m,3H),7.24−7.33(m,2
H),7.49−7.74(m,7H),7.91−
7.98(m,2H),9.94(s,1H),10.
20(s,1H) IR(KBr):3407,3315,2919,28
58,2243,1745,1665,1646,16
24,1602,1539,1518,1449,14
04,1325,1243,1152,1075,10
46,967,907,834,760,693,52
2cm-1
【0026】実施例3 (2E)−16−フェノキシ−
17,18,19,20−テトラノル−2,3,13,
14−テトラデヒドロ−PGE 1 4−(フェニルアミ
ノカルボニル)フェニルエステルの製造 (1)実施例1(1)で得た化合物を用い、実施例1
(2)において6−ヨード−2−ヘキセン酸 4−(ベ
ンゾイルアミノ)フェニルエステルの代わりに6−ヨー
ド−2−ヘキセン酸 4−(フェニルアミノカルボニ
ル)フェニルエステルを用いて実施例1(2)と同様に
して(2E)−16−フェノキシ−17,18,19,
20−テトラノル−2,3,13,14−テトラデヒド
ロ−PGE14−(フェニルアミノカルボニル)フェニ
ルエステル 11,15−ビス(t−ブチルジメチルシ
リルエーテル)を得た。
【0027】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.11(s,3H),0.12(s,3
H),0.14(s,3H),0.15(s,3H),
0.90(s,9H),0.92(s,9H),1.4
0−1.88(m,6H),2.15−2.38(m,
3H),2.19(dd,J=18.3,7.5Hz,
1H),2.61−2.77(m,2H),3.96−
4.10(m,2H),4.24−4.38(m,1
H),4.76(ddd,J=6.8,5.4,1.4
Hz,1H),6.03(dt,J=15.6,1.6
Hz,1H),6.84−7.00(m,3H),7.
11−7.43(m,8H),7.59−7.68
(m,2H),7.79(br s,1H),7.83
−7.94(m,2H) IR(neat):3334,3016,2954,2
931,2886,2858,2240,1741,1
655,1600,1526,1504,1472,1
440,1384,1324,1252,1210,1
169,1116,1077,1018,976,89
0,838,779,756,691,669,62
8,580,509cm-1
【0028】(2)上記(1)で得た化合物を用い、実
施例1(3)と実質的に同様にして標記化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.41−1.89(m,6H),2.21−2.35
(m,3H),2.23(dd,J=18.6,9.1
Hz,1H),2.38−2.72(br,2H),
2.66(ddd,J=11.3,8.2,1.7H
z,1H),2.75(dd,J=18.6,7.2H
z,1H),4.07(dd,J=9.5,6.9H
z,1H),4.13(dd,J=9.5,3.9H
z,1H),4.28−4.40(m,1H),4.7
9(ddd,J=6.9,3.9,1.7Hz,1
H),6.02(d,J=15.6Hz,1H),6.
89−7.03(m,3H),7.12−7.43
(m,8H),7.60−7.68(m,2H),7.
83−7.94(m,3H) IR(KBr):3401,2932,2861,22
41,1740,1652,1600,1540,15
04,1442,1325,1246,1208,11
68,1079,1045,1017,978,89
2,863,756,693,579,513cm-1
【0029】実施例4 (2E)−16−フェノキシ−
17,18,19,20−テトラノル−2,3,13,
14−テトラデヒドロ−PGE 1 4−フェノキシカル
ボニルフェニルエステルの製造 (1)実施例1(1)で得た化合物を用い、実施例1
(2)において6−ヨード−2−ヘキセン酸 4−(ベ
ンゾイルアミノ)フェニルエステルの代わりに6−ヨー
ド−2−ヘキセン酸 4−フェノキシカルボニルフェニ
ルエステルを用いて実施例1(2)と同様にして(2
E)−16−フェノキシ−17,18,19,20−テ
トラノル−2,3,13,14−テトラデヒドロ−PG
1 4−フェノキシカルボニルフェニルエステル 1
1,15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)
を得た。
【0030】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.11(s,3H),0.12(s,3
H),0.14(s,3H),0.15(s,3H),
0.90(s,9H),0.92(s,9H),1.4
1−1.92(m,6H),2.11−2.38(m,
3H),2.19(dd,J=18.4,7.4Hz,
1H),2.61−2.77(m,2H),3.95−
4.10(m,2H),4.25−4.38(m,1
H),4.76(ddd,J=6.8,5.2,1.7
Hz,1H),6.03(dt,J=15.6,1.4
Hz,1H),6.84−7.00(m,3H),7.
12−7.34(m,8H),7.38−7.50
(m,2H),8.19−8.29(m,2H) IR(neat):2930,2858,2240,1
745,1651,1602,1496,1472,1
414,1362,1262,1196,1162,1
119,1073,1017,976,838,78
0,753,690,509cm-1
【0031】(2)上記(1)で得た化合物を用い、実
施例1(3)と実質的に同様にして標記化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.42−1.89(m,6H),2.22−2.36
(m,3H),2.25(dd,J=18.6,9.1
Hz,1H),2.36−2.61(br,2H),
2.67(ddd,J=11.4,8.3,1.7H
z,1H),2.77(ddd,J=18.6,7.
3,0.8Hz,1H),4.08(dd,J=9.
6,7.0Hz,1H),4.15(dd,J=9.
6,3.8Hz,1H),4.31−4.43(m,1
H),4.81(ddd,J=6.9,3.8,1.7
Hz,1H),6.04(dt,J=15.6,1.5
Hz,1H),6.91−7.04(m,3H),7.
15−7.35(m,8H),7.40−7.48
(m,2H),8.21−8.27(m,2H) IR(neat):3436,2933,2242,1
740,1650,1601,1496,1457,1
414,1266,1246,1196,1162,1
075,1017,916,865,754,691,
509cm-1。
【0032】実施例5 (2E)−16−フェノキシ−
17,18,19,20−テトラノル−2,3,13,
14−テトラデヒドロ−PGE1 4−フェニルアセチ
ルフェニルエステルの製造 (1)実施例1(1)で得た化合物を用い、実施例1
(2)において6−ヨード−2−ヘキセン酸 4−(ベ
ンゾイルアミノ)フェニルエステルの代わりに6−ヨー
ド−2−ヘキセン酸 4−フェニルアセチルフェニルエ
ステルを用いて実施例1(2)と同様にして(2E)−
16−フェノキシ−17,18,19,20−テトラノ
ル−2,3,13,14−テトラデヒドロ−PGE1
4−フェニルアセチルフェニルエステル 11,15−
ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0033】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.10(s,3H),0.12(s,3
H),0.14(s,3H),0.15(s,3H),
0.90(s,9H),0.91(s,9H),1.3
6−1.90(m,6H),2.14−2.37(m,
3H),2.18(dd,J=18.5,7.5Hz,
1H),2.60−2.78(m,2H),3.94−
4.09(m,2H),4.24−4.38(m,1
H),4.27(s,2H),4.71−4.80
(m,1H),6.01(d,J=15.9Hz,1
H),6.84−7.00(m,3H),7.08−
7.41(m,10H),8.00−8.11(m,2
H) IR(neat):2930,2857,2241,1
745,1682,1651,1600,1497,1
472,1411,1250,1208,1165,1
121,1049,1007,993,976,83
8,781,755,727,694,671,568
cm-1。
【0034】(2)上記(1)で得た化合物を用い、実
施例1(3)と実質的に同様にして標記化合物を得た。 1H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.41−1.89(m,6H),2.22−2.35
(m,3H),2.24(dd,J=18.5,9.0
Hz,1H),2.25−2.59(br,2H),
2.67(ddd,J=11.4,8.3,1.7H
z,1H),2.77(ddd,J=18.5,7.
3,1.0Hz,1H),4.07(dd,J=9.
6,6.9Hz,1H),4.14(dd,J=9.
6,3.8Hz,1H),4.27(s,2H),4.
30−4.41(m,1H),4.80(ddd,J=
6.9,3.8,1.7Hz,1H),6.01(d
t,J=15.7,1.5Hz,1H),6.90−
7.03(m,3H),7.18(dt,J=15.
7,7.0Hz,1H),7.18−7.37(m,9
H),8.01−8.08(m,2H) IR(KBr):3533,3400,2927,28
57,2243,1741,1685,1659,15
98,1587,1499,1454,1411,13
69,1333,1312,1292,1242,12
20,1170,1152,1102,1048,10
07,994,976,912,840,757,73
0,695,569cm-1。
【0035】実施例6 (2E)−16−フェノキシ−
17,18,19,20−テトラノル−2,3,13,
14−テトラデヒドロ−PGE1 4−ベンゾイルフェ
ニルエステルの製造 (1)実施例1(1)で得た化合物を用い、実施例1
(2)において6−ヨード−2−ヘキセン酸 4−ベン
ゾイルアミノフェニルエステルの代わりに6−ヨード−
2−ヘキセン酸 4−ベンゾイルフェニルエステルを用
いて実施例1(2)と同様にして(2E)−16−フェ
ノキシ−17,18,19,20−テトラノル−2,
3,13,14−テトラデヒドロ−PGE1 4−ベン
ゾイルフェニルエステル 11,15−ビス(t−ブチ
ルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0036】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.11(s,3H),0.12(s,3
H),0.15(s,3H),0.16(s,3H),
0.90(s,9H),0.92(s,9H),1.4
2−1.89(m,6H),2.11−2.39(m,
3H),2.19(dd,J=18.5,7.4Hz,
1H),2.60−2.78(m,2H),3.96−
4.10(m,2H),4.25−4.39(m,1
H),4.76(ddd,J=6.7,5.2,1.7
Hz,1H),6.04(d,J=15.7Hz,1
H),6.85−7.00(m,3H),7.12−
7.34(m,5H),7.44−7.66(m,3
H),7.77−7.91(m,4H) IR(neat):2953,2930,2886,2
857,2240,1746,1661,1600,1
497,1472,1410,1362,1304,1
277,1250,1207,1165,1117,1
049,1007,976,939,924,838,
780,755,702,671cm-1。
【0037】(2)上記(1)で得た化合物を用い、実
施例1(3)と実質的に同様にして標記化合物を得た。 1H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.41−1.89(m,6H),2.22−2.36
(m,3H),2.25(dd,J=18.6,9.1
Hz,1H),2.29−2.58(br,2H),
2.67(ddd,J=11.4,8.3,1.8H
z,1H),2.77(ddd,J=18.6,7.
3,0.9Hz,1H),4.08(dd,J=9.
6,6.9Hz,1H),4.15(dd,J=9.
6,3.9Hz,1H),4.31−4.41(m,1
H),4.80(ddd,J=6.9,3.9,1.8
Hz,1H),6.04(dt,J=15.6,1.4
Hz,1H),6.90−7.03(m,3H),7.
20(dt,J=15.6,7.0Hz,1H),7.
21−7.34(m,4H),7.46−7.53
(m,2H),7.57−7.64(m,1H),7.
78−7.89(m,4H) IR(neat):3436,2933,2861,2
242,1740,1657,1599,1498,1
448,1411,1374,1305,1278,1
246,1207,1165,1080,1046,9
79,940,925,864,796,757,72
7,703,622,505cm-1。
【0038】実施例7 (2E)−16,16−ジメチ
ル−16−フェノキシ−17,18,19,20−テト
ラノル−2,3,13,14−テトラデヒドロ−PGE
1 (4−ベンゾイルアミノ)フェニルエステルの製造 (1)実施例(1)において(3R)−3−(t−ブチ
ルジメチルシロキシ)−4−フェノキシ−1−ブチンの
代わりに(3R)−3−(t−ブチルジメチルシロキ
シ)−4−メチル−4−フェノキシ−1−ペンチンを用
い、実施例1(1)と同様にして(3R,4R)−2−
メチレン−3−[(3’R)−3’−(t−ブチルジメ
チルシロキシ)−4’−メチル−4’−フェノキシペン
タ−1’−イニル]−4−(t−ブチルジメチルシロキ
シ)シクロペンタン−1−オンを得た。
【0039】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.10(s,3H),0.12(s,3
H),0.13(s,3H),0.15(s,3H),
0.89(s,9H),0.91(s,9H),1.3
0(s,3H),1.32(s,3H),2.34(d
d,J=18.0,7.0Hz,1H),2.74(d
d,J=18.0,6.4Hz,1H),3.55−
3.65(m,1H),4.25−4.39(m,1
H),4.42(d,J=1.4Hz,1H),5.6
0(d,J=2.6Hz,1H),6.16(d,J=
2.9Hz,1H),6.95−7.11(m,3
H),7.19−7.32(m,2H) IR(neat):2956,2931,2887,2
858,2218,1727,1716,1643,1
594,1490,1473,1464,1383,1
364,1287,1254,1227,1142,1
098,1024,1007,970,940,83
9,813,779,698,672cm-1。
【0040】(2)(1)で得た化合物を用い、実施例
1(2)において6−ヨード−2−ヘキセン酸 4−
(ベンゾイルアミノ)フェニルエステルの代わりに6−
ヨード−2−ヘキセン酸 4−(ベンゾイルアミノ)フ
ェニルエステルを用いて実施例1(2)と同様にして
(2E)−16,16−ジメチル−16−フェノキシ−
17,18,19,20−テトラノル−2,3,13,
14−テトラデヒドロ−PGE1 4−(ベンゾイルア
ミノ)フェニルエステル 11,15−ビス(t−ブチ
ルジメチルシリルエーテル)を得た。
【0041】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;0.10(s,3H),0.13(s,3
H),0.14(s,3H),0.18(s,3H),
0.90(s,9H),0.93(s,9H),1.1
2−1.90(m,6H),1.26(s,3H),
1.30(s,3H),2.12−2.34(m,4
H),2.62−2.83(m,2H),4.28−
4.42(m,1H),4.42(d,J=1.4H
z,1H),5.90−6.08(m,1H),6.9
2−7.32(m,8H),7.42−7.71(m,
5H),7.81−7.91(m,2H),7.97
(br s,1H) IR(neat):3378,3063,2955,2
931,2858,2232,1718,1661,1
609,1582,1538,1510,1491,1
464,1408,1383,1364,1318,1
252,1201,1169,1100,1018,9
82,930,894,839,808,779,75
8,700,670,522cm-1。
【0042】(3)上記(1)で得た化合物を用い、実
施例1(3)と実質的に同様にして標記化合物を得た。 1H−NMR(CDCl3,300MHz)δppm;
1.15−1.91(m,6H),1.34(s,3
H),1.38(s,3H),2.15−2.34
(m,3H),2.25(dd,J=18.5,9.2
Hz,1H),2.40−2.80(br,2H),
2.68(ddd,J=11.0,8.3,1.7H
z,1H),2.76(dd,J=18.5,7.3,
Hz,1H),4.32−4.43(m,1H),4.
46(d,J=1.7Hz,1H),5.94−6.0
6(m,1H),6.96−7.04(m,2H),
7.08−7.20(m,4H),7.24−7.34
(m,2H),7.45−7.60(m,3H),7.
62−7.72(m,2H),7.84−7.91
(m,2H),7.93(s,1H) IR(neat):3368,3013,2936,2
861,2238,1739,1652,1609,1
593,1538,1508,1490,1463,1
409,1384,1316,1225,1198,1
169,1140,1074,1047,980,89
1,842,757,700,667,524cm-1。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀尾 一弥 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 田名見 亨 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 武藤 賢 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 小野 直哉 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 五藤 准 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 (式中、Aは酸素原子または−NH−基を示し、Bは−
    NHCO−基,−CONH−基,−COO−基,−CO
    CH2−基またはカルボニル基を示し、R1及びR2はそ
    れぞれ水素原子またはメチル基を示す。)で表されるプ
    ロスタグランジンE1類縁体。
JP6080007A 1994-04-19 1994-04-19 プロスタグランジンe1類縁体 Pending JPH07285930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6080007A JPH07285930A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 プロスタグランジンe1類縁体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6080007A JPH07285930A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 プロスタグランジンe1類縁体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07285930A true JPH07285930A (ja) 1995-10-31

Family

ID=13706280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6080007A Pending JPH07285930A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 プロスタグランジンe1類縁体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07285930A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2655692B2 (ja) スルホンアミドチエニルカルボン酸化合物
US5977173A (en) Aromatic C16 -C20 -substituted tetrahydro prostaglandins useful as FP agonists
JPH0231061B2 (ja)
FR2566404A1 (fr) Nouveaux derives de la 1,4-dihydropyridine, leurs sels, procede pour les preparer, et compositions pharmaceutiques les contenant
AT395421B (de) Verfahren zur herstellung von neuen cyclopenthylethern
JPH06502390A (ja) シクロペンタン誘導体、その製法及びその薬剤学的使用
JPH04224575A (ja) (s)−3−(チエン−2−イルチオ)酪酸類似体の合成
DE60216948T2 (de) 4'-methansulfonylbiphenylderivate als hochselektive cyclooxygenase-2-inhibitoren
JPH0149264B2 (ja)
US6043385A (en) Vitamin D derivatives
JPH07285930A (ja) プロスタグランジンe1類縁体
JPH06256285A (ja) ヒドロキサム酸誘導体およびその用途
JP3502952B2 (ja) プロスタグランジン誘導体
JPH07233145A (ja) プロスタグランジンe1アミド類縁体
JPH0641068A (ja) インドリン誘導体およびアレルギー性または炎症性疾患治療用組成物
KR20020033785A (ko) 프로스타글란딘 e 유사체
EP0558570B1 (de) Cyclopentanetherderivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre pharmazeutische verwendung
US4906663A (en) 6-fluoroprostaglandins
JP3446225B2 (ja) シクロペンタン誘導体及びその製造方法
JP4386581B2 (ja) 精製されたプロスタグランジン誘導体の製造方法
JP3588133B2 (ja) プロスタグランジンe1類縁体
JPH05509090A (ja) シクロペンテン誘導体、その製造方法およびその調剤学的使用
JPH05194469A (ja) プロスタグランジン中間体の製法
EP0276124B1 (en) Prostaglandin derivatives, their preparation and their therapeutic use
JPH0124788B2 (ja)