JPH07284141A - ハンドオーバ方法 - Google Patents

ハンドオーバ方法

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JPH07284141A
JPH07284141A JP6070382A JP7038294A JPH07284141A JP H07284141 A JPH07284141 A JP H07284141A JP 6070382 A JP6070382 A JP 6070382A JP 7038294 A JP7038294 A JP 7038294A JP H07284141 A JPH07284141 A JP H07284141A
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frame
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JP6070382A
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Hideto Oura
秀人 大浦
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • H04W36/13Cell handover without a predetermined boundary, e.g. virtual cells
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    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point
    • HELECTRICITY
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/00835Determination of neighbour cell lists
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W56/001Synchronization between nodes
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PHPシステムのようなマイクロセル方式に
おける無瞬断ハンドオーバの仕組みを提供する。 【構成】 CS又はPSはハンドオーバの要否を判断し
(S1)、必要と判断するとハンドオーバ先の新たなC
Sを選定(S2)。マスタCSとスレーブCSとを決め
る(S3)。スレーブCSはマスタCSからの送信波を
受信(S4)。スレーブCSとマスタCSとのフレーム
位相を合わせる(S5)。スレーブCSとマスタCSの
フレーム位相差が数度以内になると(S6)、スレーブ
CSは送信タイミングを保持(S7)。スレーブCSは
ハンドオーバ対象のPSからマスタCSへの送信波を受
信(S8)。これでクロック同期、フレーム同期、デー
タ再生を行う(S9)。スレーブCSとハンドオーバ対
象のPS間で同期確立(S10)。スレーブCSからの
起動で無瞬断ハンドオーバを完了する(S11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はハンドオーバ方法に関
し、例えば、マイクロセルによるPHP(パーソナルハ
ンディフォン)システムなどに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、PHPシステムに関する研究・開
発が盛んに行われている。このPHPシステムはこれま
での自動車・携帯電話の通話範囲が数Kmであるのに対
し、100m程度の通話範囲である代りに、送信出力電
力を低く抑えることができるため、長時間使用が可能と
なる。更に、軽薄短小にすることも可能であるとされて
いる。
【0003】但し、通話範囲が小さいために高速で移動
する移動機PSに対しては、直ぐに通話範囲外に出てし
まうことから、通話の対象として歩行者程度の速度の移
動機PSを前提としている。それでも歩行者といえども
平均通話時間は1分を越えるため、通話範囲を出ること
は十分にあり得る。そこで、どうしても基地局CS間の
ハンドオーバを行う機能が必要とされている。尚、ハン
ドオーバとは、例えば、移動局が通話中に無線ゾーンを
移動しても通話を継続させることをいう。
【0004】そして、従来の自動車電話システムでは通
話中チャネル切替時には0.7秒〜0.8秒の瞬断があ
る。これは、文献1:『自動車電話』、電子情報通信学
会発行、ページ200の9.5項の『通話切換え』の項
に示されている。
【0005】この瞬断については音声伝送の場合には大
きな問題にはならないが、データ伝送の場合には問題と
なる場合もある。また、マイクロセルのようにセル範囲
が狭い場合は、マクロセルに比べ(端末局PS側の移動
速度が同じであれば)短い周期でハンドオーバによる瞬
断が発生することとなるので音声であっても問題(例え
ば耳障りなど)となることが予想される。
【0006】このような瞬断の問題を解決するために、
文献2、3に示すような仕組みが提案されている。文献
2:1993年、電子情報通信学会秋季大会B−24
7、『ストリートマイクロセルにおける基地局間TDM
Aフレーム同期方式に関する検討』。文献3:1991
年電子情報通信学会春季大会B−346、『基地局間T
DMAフレーム同期のための網同期』。
【0007】そこで、上記文献2、3によると、無線フ
レーム同期も目的は2つある。第1の目的は、無線フレ
ームを同期させ、隣接する基地局間の干渉を防ぐことに
よって周波数の有効な利用(電波衝突の回避)を図るこ
とである。第2の目的は無瞬断ハンドオーバである。
【0008】そして、上記文献2、3では、上記2つの
目的を区別せずに記しているが、その目的を実現しよう
とした場合、所要のフレーム同期の程度(精度)が異な
る。第1の目的の周波数有効利用を実現するための無線
フレーム同期の場合は、第2の目的の無瞬断ハンドオー
バに必要な無線フレーム同期に比べその精度は粗くてよ
い。
【0009】そして、TDMA方式は、図2に示すよう
に信号をバースト状にし、ある周期で通信を行う。隣接
するバーストは、一般的には異なる相手との通信、ある
いは異なる相手間で通信を行っている。従って、隣接す
るバースト間で干渉が起こらないように、ある一定時間
送信しない時間が設けてある。これをガードタイムとい
う。
【0010】そして、周波数有効利用の目的であるなら
ば、お互いの電波を送信しているタイミングがガードタ
イムの時間を越えて衝突しなければ良い。この様子を図
3に示すが、前後からのずれを考えるとガードタイムの
半分が無線フレーム同期の精度となる。
【0011】次に無瞬断ハンドオーバ(チャネル切替)
について説明する。TDMA通信を行う場合、通信して
いる信号はバースト状に着信するので受信機は、バース
ト毎にビット同期(クロック再生を行いデータ識別最適
点にてデータ再生を行う)を行った後、フレーム信号を
探し、フレーム信号を基準として情報信号を受信する。
【0012】そして、この手順を行うには、十分なビッ
ト同期用の時間(プリアンブル信号)と誤検出が起きな
い程度の長さのフレーム信号が必要となる。例えば、P
HPシステムの制御用物理スロット上のフレームフォー
マットを図4に示している。この図4において、この制
御用物理スロット上では単発のバースト信号でそのスロ
ットの信号の受信をしなければならないのでプリアンブ
ル信号やフレーム信号(UW)が後述の通信用物理スロ
ット上のフレームフォーマットに比べ多くなっている。
【0013】このようにTDMA方式では本来伝送すべ
き情報ビットの他に多くの無線伝送用ビットが必要とな
るので周波数有効利用の面からは問題となる。これを解
決するために、移動無線システムなどのTDMA方式に
おいては、通信に入ったらビット同期用のプリアンブル
信号をほとんど無くし、前のバーストでのクロック位相
を保持しておくことを前提としたシステムが一般的とな
っている。
【0014】例えば、PHPシステムでの通信用物理ス
ロットのフレームフォーマットを図5に示している。こ
のフレームフォーマットは、RCR(財団法人電波シス
テム開発センタ) STD(標準規格)−28に示され
ている。この図5において、クロック再生用のプリアン
ブルPRは6ビットと極端に少なく、殆ど無いに等しく
なっている。
【0015】このような方式においては、バーストの初
めの方では受信機は前のバーストから保持したクロック
位相で受信データを再生することとなる。従って、送信
側でも前のバーストにおけるクロック位相を保持したク
ロックによって送信しなければ受信側で正規の受信が出
来なくなる。このPHPシステムの場合の例を図6に示
している。
【0016】そして、無瞬断ハンドオーバを行う場合、
移動局PSからみると前のバーストを送信した基地局C
Sと次のバーストを送信した基地局CSは異なることに
なる。しかしながら、移動局PSでは前のバーストのク
ロック位相しか分からないので、前のバーストのクロッ
ク位相で送受信しようとする。このことから、無瞬断ハ
ンドオーバ時には、基地局CSで上記2つのCSのクロ
ック位相を合わせて送信する必要がある。更に、前のC
Sで受信していたクロック位相で新しいCSも受信しな
ければ正規の受信は不可能となる。
【0017】これらのクロック位相をどの程度合わせれ
ばよいかについては、所要性能によって異なるが数十度
程度以内の精度が必要となる。このことから、通常、数
シンボルから数10シンボルあるガードビットの範囲で
あれば、良い周波数有効利用のため無線フレーム同期
と、上述の無瞬断ハンドオーバのための無線フレーム同
期とでは、非常に要求される精度が異なるものである。
そして、マイクロセルにおけるPHPシステムで無瞬断
ハンドオーバを実現するためには、数十度以内にフレー
ム位相差を合わせる必要がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなことか
ら、マイクロセルにおけるPHPシステムで適用し得る
無瞬断ハンドオーバの仕組みを実現することが、重要な
課題として挙げられている。しかしながら、この仕組み
については、何等提案されていない状況である。
【0019】以上のようなことから、例えば、PHPシ
ステムのようなマイクロセル方式における無瞬断ハンド
オーバの仕組みの提供が要請されている。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、移
動局が在圏する基地局の無線ゾーンから他の基地局の無
線ゾーンへ移動する場合のハンドオーバ方法において、
以下の特徴的な構成で課題を解決した。
【0021】つまり、移動局又は基地局でハンドオーバ
が必要と判断すると、ハンドオーバ先となる新たな基地
局を選定し、ハンドオーバ前の基地局をマスタ基地局と
し、ハンドオーバ前の基地局を、マスタ基地局に従属さ
せるスレーブ(slave)基地局に決める。そして、
スレーブ基地局はマスタ基地局からの信号を受信し、マ
スタ基地局のフレームタイミング信号と比較し、スレー
ブ基地局は自フレーム位相をマスタ基地局のフレーム信
号の位相に合わせ、スレーブ基地局から移動局への下り
回線のフレーム位相をマスタ基地局から移動局に対する
下り回線のフレーム位相に合わせる。
【0022】更に、スレーブ基地局は、ハンドオーバ対
象の移動局からの信号を受けて、この移動局からスレー
ブ基地局への上り回線のフレーム位相を合わせ、無瞬断
でハンドオーバを行う構成とするものである。
【0023】
【作用】この発明においては、周辺の全ての基地局間の
位相差を合わせるのではなく、ハンドオーバの対象とな
る2つの基地局間のフレーム位相差だけを一時的に合わ
せるものであり、このため基地局又は移動局において、
例えば、通信品質劣化や受信電界強度の低下などの検出
が行われると、ハンドオーバが必要と判断する。この判
断によって、基地局はハンドオーバ先の新たな基地局を
選定する。
【0024】そして、ハンドオーバ前の基地局(マスタ
基地局)とハンドオーバ先の基地局(スレーブ基地局)
との間で詳細なフレーム同期をとるようにする。スレー
ブ基地局は、マスタ基地局に従属同期させる。
【0025】そして、スレーブ基地局はマスタ基地局か
らの送信波を受信し、マスタ基地局が送出するフレーム
信号を認識し、自分の持つフレームタイミング信号と比
較する。ここで、両者は例えば数シンボルの範囲内で位
相差があるので、このままでは無瞬断ハンドオーバでき
ない。そこで、スレーブ基地局はマスタ基地局のフレー
ム信号の位相に自分の持つフレーム位相を合わせる動作
を行う。
【0026】この時点でスレーブ基地局は見かけ上、マ
スタ基地局と通信を行うことができる。そして、位相合
わせが、例えば位相差が数度以内程度になった時点で、
スレーブ基地局からハンドオーバ対象の移動局への下り
回線がハンドオーバ可能状態になる。
【0027】更に、スレーブ基地局はハンドオーバの対
象となる移動局からマスタ基地局への送信信号を受け
て、この移動局からスレーブ基地局への上り回線のフレ
ーム位相を合わせる。つまり、クロック同期やフレーム
同期を行いデータを正規に再生する。
【0028】以上によって、ハンドオーバ先のスレーム
基地局とハンドオーバ対象の移動局との間で同期を確立
することができ、そして、スレーブ基地局からの起動で
無瞬断ハンドオーバを行うことができる。
【0029】
【実施例】次にこの発明の好適な一実施例を図面を用い
て説明する。そこで、例えば、マイクロセルにおけるP
HPシステムにおいて、周波数有効利用の目的で無線フ
レーム同期を行うものとして、この周波数有効利用のた
めだけであるならば、それほどの位相精度を必要としな
い。これを無瞬断ハンドオーバ可能な精度まで合わせよ
うとすると構成が複雑となったり、コスト増加となった
りすることが予想される。
【0030】そこで、この一実施例では周波数有効利用
のための無線フレーム同期は比較的簡易な現実的な方法
で実現したマイクロセルにおけるPHPシステムにおい
て無瞬断ハンドオーバの仕組みを提供するものである。
【0031】そこで、その仕組みの概要を説明する。先
ず、(1)ハンドオーバしようとする2つの基地局CS
間でハンドオーバが終わるまでの短い時間だけ精度の高
いフレーム同期をとるように構成する。そして、(2)
2つのCS間でフレーム同期をとる方法は、空間伝搬に
よるものとする。即ち、従属するCSが他方の送信波を
受信し、その受信信号に同期することによってフレーム
同期を確立させるように構成するものである。
【0032】更に、(3)位相同期及びハンドオーバタ
イミングとしては、(3a)予め定められた一定の速度
でフレーム位相が一致するまで合わせた後に、ハンドオ
ーバを行う方法を構成する。更にまた、(3a)シンボ
ルの位相合わせを行った後は、シンボル単位でフレーム
位相を合わせた後、ハンドオーバを行う方法を構成す
る。また、(3c)シンボルの位相合わせが終わった後
はフレーム位相まで合わせることなくハンドオーバを行
う方法を構成する。
【0033】更にまた、(4)ハンドオーバのときの一
時的な従属同期として、対象となるスロットのみ従属す
る方式と対象となるスロットを含めた全てのスロット、
即ちCSごとに従属する方式を構成するものである。
【0034】また、(5)ハンドオーバのときにCS受
信タイミングに限定し、ハンドオーバのときにハンドオ
ーバ先のCSのクロック再生速度を高速とし、しかもフ
レーム同期に対する同期保護を行うことによってCS〜
PS間の距離差があるシステムにおいても安定な無瞬断
ハンドオーバを実現するものである。
【0035】『基地局CSの構成』: 図7はこの一
実施例の基地局CSの機能構成図である。この図7にお
いて、基地局CSは、アンテナ1と、送信機2と、受信
機3と、制御部4とから構成されている。更に、制御部
4は送信用のCS機能部4aとPS機能部4bと、スイ
ッチ4cと分配器4dとから構成され、しかも受信用の
CS機能部4eとPS機能部4fと、スイッチ4hと分
配器4gも備えられている。
【0036】この図7の構成で特徴的なところは、送信
用のPS機能部4bと、受信用のPS機能部4fとを備
えていることである。このPS機能部4fは、止まり木
機能を果たすものである。尚、PS機能部4bはPS機
能部4fに従属して動作するものである。この機能は、
制御チャネルの捕捉を行う機能である。そして、具体的
には、電力投入のときに、あるチャネルを捕捉する動作
を止まり木と呼び、この止まり木が終わるとPSは待受
状態に移るものである。この止まり木機能の詳細につい
ては、例えば、文献4:RCR STD−27標準規格
案『デジタル方式自動車電話システム』の4.1.10
項の共通アクセスチャネルの構造の、4.1.10.1
(3)止まり木チャネルの定義が参考になる。
【0037】このような止まり木機能を有する受信用の
PS機能部4fは、CS機能部4eと切り替えられて使
用される。即ち、受信機3からの信号は分配器4gに与
えられる。そして、ここで分配されて受信用のPS機能
部4fとCS機能部4eとに与えられる。ここでPS動
作、CS動作を行って信号をそれぞれスイッチ4hに与
える。そして、いずれかの信号を選択して出力するもの
である。
【0038】一方、送信用のPS機能部4bとCS機能
部4aとは切り替えて使用されるものである。即ち、例
えば、網側からの信号は分配器4dで分配され、送信用
のPS機能部4bとCS機能部4aとに与えられる。C
S動作とPS動作を行って得られた信号はそれぞれスイ
ッチ4cに与えられる。そして、いずれかの信号が選択
されて送信機2へ与えられる。
【0039】『動作』: 次に無瞬断ハンドオーバの
手順を説明する。この前提としては、周波数有効利用の
目的も含めた無線フレーム同期がとられ、常時数シンボ
ル以内で無線フレーム同期が確保されているものとす
る。
【0040】この無瞬断ハンドオーバを行う場合、隣接
するフレーム位相差が数十度程度以内でなければ、切替
えのときに位相差による誤りを発生し無瞬断ハンドオー
バを実現することができない。従って、ハンドオーバす
るCS間のフレーム位相差を数シンボル以内から数十度
以内にまで同期させる必要がある。
【0041】☆そこで、この一実施例では、特徴的に
は、『周辺の全てのCS間の位相差を合わせるのではな
く、ハンドオーバの対象となる2つのCS間の位相差だ
けを一時的に合わせるようにさせる』ことで、比較的簡
単に無瞬断ハンドオーバを実現するものである。
【0042】(無瞬断ハンドオーバ手順): そこ
で、具体的に無瞬断ハンドーバの手順を説明する。図1
はこの無瞬断ハンドオーバ方法のフローチャートであ
る。この図1において、(1)先ず、CSあるいはPS
において通信品質劣化や受信電界強度低下などの検出が
行われ、ハンドオーバが必要であると判断(S1)され
ると、CS側(PS側が手助けを行う場合も考えられ
る。)ではハンドオーバ先の新たなCSを選定する(S
2)。
【0043】(2)そして、ハンドオーバ前のCSとハ
ンドオーバ先のCSで詳細なフレーム同期をとるが、こ
のフレーム同期のために、ハンドオーバ前のCSをマス
タ基地局とし、ハンドオーバ先のCSをスレーブCSと
する(S3)。
【0044】(3)次にスレーブとなったCSはマスタ
CSからの送信波をエア−(無線空間)を介して受信
し、マスタCSが送出するフレーム同期信号を認識し、
自分の持つフレームタイミングと比較する(S4)。
尚、この場合に、スレーブCSはマスタCSがハンドオ
ーバの対象となるPSへの送信波を受信する方法と、他
のスロットで他のPSへ送信している送信波を受信する
方法の2つが考えられる。
【0045】☆(4)そして、両者(マスタCSとスレ
ーブCS)は数シンボルの範囲内で位相差があるので、
このままでは無瞬断ハンドオーバを実現することはでき
ない。そこで、スレーブとなったCSはマスタCSのフ
レーム信号の位相に自分(スレーブCS)の持つフレー
ム位相を合わせる動作を行うものである(S5)。この
時点でスレーブCSは見かけ上、マスタCSと通信を行
う『PSの動作』を行うものである。このPSの動作
は、制御部4のPS機能部4fと、この4fに従属して
動作するPS機能部4bの動作によって行われるもので
ある。
【0046】(5)そして、位相合わせが終り両者(マ
スタCSとスレーブCS)の位相差が数度以内(S6)
になった時点でスレーブCSとマスタCSとは同期した
ことになり、スレーブCSからPSへの下り回線がハン
ドオーバ可能状態となる。そして、スレーブCSはこの
時点で送信タイミングを保持し(S7)、ハンドオーバ
後はこのタイミングで送信するものである。
【0047】(6)次に、スレーブCSはハンドオーバ
の対象となるPSがマスタCSと通信を行っているPS
からCSへの上り回線の信号を受信する(S8)。これ
によって、クロック同期、フレーム同期などを行い、デ
ータを正規に再生するものである(S9)。
【0048】(7)以上によって、スレーブCSとハン
ドオーバ対象のPS間で同期を確立することができ、上
り回線がハンドオーバ可能状態にされる(S10)。そ
して、スレーブCSからの起動によって無瞬断ハンドオ
ーバを完了することができる(S11)。
【0049】尚、上述の(4)の手順において、スレー
ブCSはマスタCSにフレーム同期をとることとなる
が、このCSは他のスロットでは他のPSと通信を行っ
ている。この他スロットの扱いについてはシステムに応
じて種々の方法をとることができる。
【0050】☆そして、一般的にはガードビットは上述
で仮定した数シンボルの位相差に比べて多いのでハンド
オーバの対象となるスロットだけを空間を伝搬してきた
マスタCSのスロット位相と合わせる方式が簡易な方式
であると考えられる。このときには、図8に示すように
当然スレーブCSではハンドオーバを行うスロットと隣
接するスロット間のガードビット長は伸縮することとな
る。
【0051】この図8において、無線フレーム同期の精
度(上述の数シンボル)とガードビット長の関係で『ハ
ンドオーバを行うスロットだけをマスタCSに同期させ
る方法を(方法a)』とすると、この(方法a)をとる
ことができない場合は、『全スロットをマスタCSにフ
レーム同期させなければならない。この方法を(方法
b)』とすると、この(方法b)の場合には、ハンドオ
ーバを行うスロット以外のスロットでのPSとの通信に
影響を与えてはいけないので、通信相手のPSが追従で
きる速度でフレーム同期をとる必要がある。
【0052】そして、上記(方法a)の方法では、CS
側だけの回路工夫によってCSの追従速度を速くすれば
フレーム同期までの時間を短くすることができるが、上
記(方法b)では、通信相手のPSのフレーム同期能力
が分からないため余裕をみてゆっくりした速度で同期引
き込みを行う必要がある。
【0053】(ガードビット): 図9はPHPシス
テムにおける各スロット間のガードビットの詳細な説明
図である。この図9において、PHPシステムではガー
ドビット及びランプビットで合計20ビットが設定され
ている。従って、周波数有効利用のための無線フレーム
同期を行うには、20ビットの半分の10ビット(5シ
ンボル相当)の範囲内で無線フレームを合わせれば良い
こととなる。
【0054】そして、無線フレーム同期の方法は、この
一実施例の無瞬断ハンドオーバのためには常時4シンボ
ル以内で同期していることとする。
【0055】『具体的な無瞬断ハンドオーバ方法』:
図10はPS0がCS1からCS2へハンドオーバす
る概念図である。この図10において、ハンドオーバ前
の基地局CS1をマスタCSとし、ハンドオーバ先のC
S2をスレーブCSとする。 ・・・・CS1=マスタCS、CS2=スレーブCS・
・・・ そして、スレーブとなったCS2はハンドオーバを行う
スロット(この例ではスロット1)タイミングではCS
1からの送信波を受信し、CS2のスロット1の受信ク
ロックをCS1からのクロック位相に合わせようとす
る。そして、CS2には受信クロックと再生クロックと
の差を検出する回路を有し、その差が数度以内になると
今度はフレーム信号を検出する。この時点では数シンボ
ルの差がある。
【0056】☆次に『位相差を合わせてハンドオーバを
行う動作』であるが、これには次の『3通り』の方法が
考えられる。即ち、(ア)第1の方法は、図11(ア)
に示すように、『ある速度で強制的にクロック位相をず
らして連続的にフレーム位相を合わせる方法』である。
ここで連続的にといっても実際には5msec周期(1
フレーム周期)のバーストの約625μsec内でのみ
クロック位相をずらすこととなる。
【0057】図12はこの図11(ア)のクロック位相
を連続的にずらせ、スレーブCSの位相をマスタCSの
位相に合わせていく推移の様子を表している。
【0058】(イ)また、第2の方法としては、図11
(イ)に示すように、『クロック位相が合った後は、5
msecのバーストで1〜数バーストに1回の割合で1
シンボルづつステップ的に位相をずらせる方法』であ
る。この方法はCSあるいはPSが5msecのバース
ト間で1シンボルの変化があっても追従できることが前
提となる。ここで数シンボルとしたのは、CS間の電波
伝搬状態が悪い場合に毎バースト、確実に受信すること
が難しい場合を想定したものである。
【0059】(ウ)更に、第3の方法は、図11(ウ)
に示すように、『クロック位相が合った後に1シンボル
づつ位相をずらすことは、上記(イ)の方法と同様であ
るが、シンボル差を『0』に合わせるのではなく、CS
又はPSが追従できるシンボル差内に入ったら、即座に
ハンドオーバを起動する方法』である。この方法では、
クロック同期がとれた時点で直ぐにハンドオーバを行う
ことが可能となる利点がある。
【0060】☆尚、上述の説明では同じスロット番号へ
のハンドオーバを想定して説明したが、実際には同じス
ロット番号が空いていない場合も考えられる。そこで、
『同じスロット番号が空いていなくて、違うスロット番
号にハンドオーバする場合』について以下で説明する。
【0061】先ず、『同じスロットへのハンドオーバの
場合』は、ハンドオーバ先のCSではハンドオーバ前と
ハンドオーバの対象となるPSとの間で通信を行ってい
るスロットと同じスロットが空いているため、ハンドオ
ーバ先のCSはハンドオーバ前のCSが対象となるPS
へ送信している送信波を受信することによって下り回線
の位相同期をとることが可能となる。
【0062】また、ハンドオーバ前のCSと対象となる
PSとの間の通信中にPSの送信波を受信して上り回線
の位相同期をとることが可能である。
【0063】これに対して、『異なるスロットへのハン
ドオーバの場合』は、下り回線の位相同期はハンドオー
バ先のCSが新しいスロットでハンドオーバ前のCSの
送信波(他のPSへの送信波か又はハンドオーバのため
の一時的なダミー送信波)を受信することによって位相
同期を確立することは可能だが、上り回線の位相同期は
ハンドオーバ前のPSの送信波を受信することができな
いので不可能である。
【0064】従って、この場合は、上り回線の信号だけ
が瞬断を発生する可能性が高い。しかしながら、この場
合も下り回線のフレーム位相から上り回線のフレーム位
相を推定することはできるため、高速引き込み回路によ
って1から2スロット内では正規の受信状態にすること
は可能である。
【0065】この異なるスロットへのハンドオーバの場
合でも上り回線、下り回線共に無瞬断とするには、ハン
ドオーバ前のCSにおいて、予めハンドオーバ先のスロ
ット番号に移行させる。又はハンドオーバ先のCSにお
いて、ハンドオーバ前のスロット番号で通信している他
のPSを他のスロット番号で移行させることによってハ
ンドオーバ時には同じスロット番号とすれば無瞬断化は
可能である。
【0066】この場合、同じCS内で他のスロット番号
へ無瞬断で移行させることは、疑似PS機能を使用する
ことによって容易に可能となる。
【0067】『無瞬断ハンドオーバ速度』: 次に具
体的な無瞬断ハンドオーバに要する速度(時間)を推定
する。PHPシステムの場合のクロック同期速度は、そ
の方式によって変化するが、推定値として0.4°/シ
ンボルを採用する。そして、1バーストのクロック再生
対象シンボル数を106シンボルとするとクロック補正
速度は1バースト当り0.4°×106=42.4°で
ある。
【0068】(a)この値で計算すると、上述の(ア)
の連続的にフレーム位相を合わせる方法では、最大36
0°×4/42.4°=34バーストとなる。これを時
間に直すと34バースト×1/200Hz=170ms
ecとなる。
【0069】この時間がCSからPSへの下り回線の信
号の位相同期時間であり、この後、PSからCSへの上
り回線の位相同期を4スロット(180/42.4°)
で確立することとすると、 2.5msec+5msec×4=22.5msec を加えて、192.5msecとなる。
【0070】(b)上述の(イ)のクロック位相が合っ
た後はシンボル単位で位相を合わせる方法では、先ず1
/2シンボルを境にして近い方の位相を合わせた後、4
バーストに1回の割合で1シンボル補正することとする
と、 180°/42.4°/200Hz+5msec×(4
×4)=100msec となる。同様に上り回線の位相同期を考えると、合計1
22.5msecとなる。
【0071】(c)また、上述の(ウ)のクロック位相
が合った後に即座にハンドオーバする方法は、上述の
(イ)の場合と同様に1/2シンボルを境にして近い方
の位相に合わせた後、即座にハンドオーバすると仮定す
ると、 180°/42.4°/200Hz+5msec=26
msec となる。同様に上り回線の位相同期を考えると、合計4
8.5msecとなる。
【0072】以上の計算ではハンドオーバするスロット
だけをマスタCSに同期させることを目的にして計算し
たものである。
【0073】(d)次にスレーブCS全体がマスタCS
に同期せざるを得ない場合の切替速度を算出する。この
場合は、対象となるCSのクロック再生能力だけでなく
通信中のPSの追従能力も関係してくる。そして、全て
のPSが安定して追従できる速度として上述の1/10
とすると追従速度は4°/バーストとなる。この数値を
もとに上述の(ア)〜(ウ)の方法の場合の速度を計算
すると次のようになる。 (ア)の場合・・・・1.8sec (イ)の場合・・・・320msec (ウ)の場合・・・・250msec このことから切替速度だけに注目すれば、対象となるス
ロットだけを追従させる方法の方が優位といえる。
【0074】尚、上述してきた無瞬断ハンドオーバにお
いては異なるCSとPS間の距離差による伝搬遅延時間
差が発生する。例えば、PHPシステムにおいて、CS
間が150m程度としハンドオーバ先のCSの真近でハ
ンドオーバしたとすると、CS、PS間の距離差は約1
50m程度となり、伝搬遅延時間差は約0.5μsec
となる。そして、PHPシステムのシンボル長は約5.
2μsecであるから、位相誤差は約34°となる。こ
の程度の誤差では性能上は大きな劣化はないと考えられ
る。
【0075】『利用形態』: CSとPSとの距離差
による位相誤差を述べたが、この伝搬遅延差の吸収のた
め以下のような方法も可能となる。例えば、(A)ハン
ドオーバが行われたときにハンドオーバ先のCSはその
バーストの全ての時間あるいは前の時間帯はクロック再
生回路の追従速度を高速に設定し、そして、早く最適動
作に持ち込む(フレーム信号の範囲内で高速に位相同期
を行う)ものである。
【0076】(B)フレーム信号検出に対して同期保護
を行い、初期の位相差によってフレーム信号(PHPフ
レームフォーマットで言えばUW信号)が検出できなく
てもフレーム信号以降の信号に誤りが無ければ正常に受
信できるようにする。この操作によって50°以上位相
差があっても正常なハンドオーバを実現することができ
る。また、対策はPSに頼らずCSだけで行っているの
で、いずれのPSが相手であっても実現可能である。
【0077】(一実施例の効果): 以上の一実施例
の無瞬断ハンドオーバ方法によれば、制御部4に基地局
CSの制御機能を多少増やすだけで比較的容易に無瞬断
ハンドオーバを実現することができる。そして、以上の
ことからPHPシステムで言えば最も速い方法では50
msec程度の時間で無瞬断ハンドオーバを実現するこ
とができる。そして、更に通信可能範囲が100m程度
のマイクロセルにおいても、ある程度の高速移動機に対
する通信サービスの提供を可能にすることができる。従
って、無線ゾーン間の移動局PSの移動が頻繁に起こり
得るPHPシステムに適用した場合に、瞬断が起こるこ
となく品質の良い移動通信システムを実現することがで
きる。
【0078】(他の実施例): (1)尚、以上の一
実施例においては、マイクロセルによるPHPシステム
への適用を意識して説明したが、他にマクロセルによる
移動通信システムにも適用して効果的である。
【0079】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明のハンドオーバ
方法によれば、移動局又は基地局でハンドオーバが必要
と判断すると、ハンドオーバ先となる新たな基地局を選
定し、ハンドオーバ前の基地局をマスタ基地局とし、ハ
ンドオーバ前の基地局を、マスタ基地局に従属させるス
レーブ基地局に決め、スレーブ基地局はマスタ基地局か
らの信号を受信し、マスタ基地局のフレームタイミング
信号と比較し、スレーブ基地局は自フレーム位相をマス
タ基地局のフレーム信号の位相に合わせ、スレーブ基地
局から移動局への下り回線のフレーム位相をマスタ基地
局から移動局に対する下り回線のフレーム位相に合わ
せ、更に、スレーブ基地局は、ハンドオーバ対象の移動
局からの信号を受けて、この移動局からスレーブ基地局
への上り回線のフレーム位相を合わせる構成としたの
で、無瞬断でハンドオーバを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の無瞬断ハンドオーバ方法
のフローチャートである。
【図2】従来例のTDMAの通信概念図である。
【図3】従来例のガードタイムの説明図である。
【図4】従来例のPHPシステムにおける制御用物理ス
ロット上のフレームフォーマッロである。
【図5】従来例のPHPシステムにおける通信用物理ス
ロットのフレームフォーマットである。
【図6】従来例のPHPシステムにおけるクロック位相
保持の説明図である。
【図7】一実施例の基地局CSの機能構成図である。
【図8】一実施例の無線フレーム同期の精度とガードビ
ット長の関係でハンドオーバを行うスロットだけをマス
タCSに同期させる(方法a)と、全スロットをマスタ
CSにフレーム同期させる(方法b)との説明図であ
る。
【図9】一実施例のPHPシステムにおける各スロット
間のガードビットの詳細な説明図である。
【図10】一実施例の移動局PS0が基地局CS1から
CS2へハンドオーバする概念図である。
【図11】一実施例の連続的にフレーム位相を合わせる
方法(ア)と、クロック位相が合った後は、シンボル単
位で位相を合わせる方法(イ)と、クロック位相が合っ
た後、即座にハンドオーバする方法(ウ)との説明図で
ある。
【図12】一実施例のクロック位相を連続的にずらせ、
スレーブCSの位相をマスタCSの位相に合わせていく
推移の様子を表す説明図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…送信機、3…受信機、4…制御部、
4a、4e…CS機能部、4b、4f…PS機能部、4
c、4h…スイッチ、4d、4g…分配器、CS…基地
局、PS…移動局。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局が在圏する基地局の無線ゾーンか
    ら他の基地局の無線ゾーンへ移動する場合のハンドオー
    バ方法において、 移動局又は基地局でハンドオーバが必要と判断すると、
    ハンドオーバ先となる新たな基地局を選定し、 ハンドオーバ前の基地局をマスタ基地局とし、ハンドオ
    ーバ先の基地局を、マスタ基地局に従属させるスレーブ
    基地局に決め、 スレーブ基地局はマスタ基地局からの信号を受信し、マ
    スタ基地局のフレームタイミング信号と比較し、 スレーブ基地局は自フレーム位相をマスタ基地局のフレ
    ーム信号の位相に合わせ、スレーブ基地局から移動局へ
    の下り回線のフレーム位相をマスタ基地局から移動局に
    対する下り回線のフレーム位相に合わせ、 更に、スレーブ基地局は、ハンドオーバ対象の移動局か
    らの信号を受けて、この移動局からスレーブ基地局への
    上り回線のフレーム位相を合わせ、無瞬断でハンドオー
    バを行う構成としたことを特徴とするハンドオーバ方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハンドオーバ方法にお
    いて、 マスタ基地局とスレーブ基地局との間でハンドオーバが
    終わるまで短い時間だけ精度の高いフレーム同期をとる
    ことを特徴とするハンドオーバ方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のハンドオーバ方
    法において、 上記スレーブ基地局のフレーム位相をマスタ基地局のフ
    レーム信号の位相に合わせる方法は、 ある速度でクロック位相を連続的にずらせてフレーム位
    相を合わせる方法であることを特徴とするハンドオーバ
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のハンドオーバ方
    法において、 上記スレーブ基地局のフレーム位相をマスタ基地局のフ
    レーム信号の位相に合わせる方法は、 クロック位相が合った後に、シンボル単位で位相をずら
    せてフレーム位相を合わせる方法であることを特徴とす
    るハンドオーバ方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載のハンドオーバ方
    法において、 上記スレーブ基地局のフレーム位相をマスタ基地局のフ
    レーム信号の位相に合わせる方法は、 クロック位相が合った後に、シンボル単位で位相をずら
    せ、あるシンボル差内まで位相を合わせる方法であるこ
    とを特徴とするハンドオーバ方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のハンド
    オーバ方法において、 スレーブ基地局は、ハンドオーバ対象のスロットだけを
    マスタ基地局にフレーム同期させる、又はハンドオーバ
    対象のスロットを含む全てのスロットをマスタ基地局に
    フレーム同期させることを特徴とするハンドオーバ方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のハンド
    オーバ方法において、 ハンドオーバ先の基地局は、クロック再生速度を高速に
    し、しかもフレーム同期に対する同期保護を行うことを
    特徴とするハンドオーバ方法。
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