JPH07283659A - 高周波電流のおよび広帯域電流の増幅法 - Google Patents

高周波電流のおよび広帯域電流の増幅法

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JPH07283659A
JPH07283659A JP7000980A JP98095A JPH07283659A JP H07283659 A JPH07283659 A JP H07283659A JP 7000980 A JP7000980 A JP 7000980A JP 98095 A JP98095 A JP 98095A JP H07283659 A JPH07283659 A JP H07283659A
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amplification
line
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ジェームズ・クビネック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属酸化物シリコン電界効果トランジスタ
(MOSFET)を用いて高周波電流信号の増幅を行な
うことにより、電磁スペクトルの無線周波数(RF)レ
ンジにおける電流信号の増幅を行ない、寄生容量の効果
を最小限にすることを可能にする。 【構成】 増幅段に配置された複数のMOSFETに電
流信号が与えられ、入力電流信号の増幅は、採用された
MOSFETのチャネル幅の割合により決定される。N
導電型およびP導電型の装置で構成される交互の増幅段
(502、504、506)が用いられる。信号の増幅
は、MOSFET内のチャネル幅と、採用される電流信
号増幅段の数により正確に制御される。出力信号は、抵
抗またはリアクタンスの源に結合することにより、電圧
信号に変換され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は高周波の電流信号の増幅法に
関し、特に金属酸化物シリコン電界効果トランジスタを
利用した無線周波増幅器に関する。
【0002】
【発明の背景】情報網が拡張するにつれ、コンピュータ
回路間の相互接続および通信はますます重要になりつつ
ある。また、パーソナルコンピュータが小型化し、携帯
電話による通信がさらに広範囲で利用されるようになる
につれて、コンピュータ技術と広域通信との統合がます
ます進むことが期待されている。電話による通信に加え
て、無線周波数による通信が、コンピュータ回路間の通
信インタフェースにおいてますます重要な役割を果たし
始めている。
【0003】無線周波数による通信を利用することは、
米国連邦政府によって認められてきた。連邦通信委員会
(F.C.C.)は、無認可での使用のために2つの無
線周波数帯域を割当ててきた。F.C.C.により割当
てられた周波数は、およそ900MHzおよび2.4G
Hzである。
【0004】ほとんどのコンピュータ回路は、相補型金
属酸化物シリコン(CMOS)プロセスを用いて形成さ
れている。CMOS回路は66MHzまでの周波数でク
ロックされてきており、現在の技術によればその周波数
は約100MHzである。今まで、CMOS回路の周波
数を100MHzをはるかに上回るものにすることは実
現不可能だと考えられてきた。たとえば、100MHz
での5ピコファラドの接合容量は320オームのインピ
ーダンスを有している。したがって、CMOS回路は上
記の無認可の無線周波数で用いることはできないと考え
られてきた。
【0005】具体的には、金属酸化物シリコン電界効果
トランジスタ(以降MOSFETと称する)の特徴は、
無線周波数で用いられると重大な問題を引起こす。大方
において、これらの問題は、MOSFETの様々な層の
接合部分、および回路内のMOSFET装置とその他の
装置との相互接続において発生する、固有の寄生容量の
結果である。
【0006】寄生容量の効果をさらに理解するために
は、P型シリコン基板105内に形成された、ソース領
域101およびドレイン領域102を含むN導電型MO
SFET100(図1)について考察されたい。しばし
ば酸化物層と称される、二酸化シリコンの層104は、
ゲート103を基板105の上面105Aから分離す
る。
【0007】図2はMOSFET100の電気的等価回
路200を概略的に示すもので、寄生容量CRS、CG
S、CGD、CRD、CTSおよびCTDを明示してい
る。
【0008】CRSは、ソース101の拡散に対するゲ
ート103のミスアライメントおよび重複の結果生じる
容量である。CRDは、ドレイン102の拡散に対する
ゲート103のミスアライメントおよび重複の結果生じ
る容量である。
【0009】容量CTSおよびCTDは、逆バイアスの
pn接合での空乏領域容量である。容量CGSおよびC
GDは、この装置に固有であり、この装置の基本動作を
起こすチャネル電荷へのフラックス結合を示している。
【0010】上に述べられたように、容量CGSおよび
CTDのみが理論的にはこの装置に固有の容量である
が、実際上の製造における制限のため、容量CRS、C
RD、CTS、およびCTDもまた、物理的に存在する
いかなるMOSFETにも固有のものとなるであろう。
【0011】図2に示された寄生容量は、無線周波数の
動作に関連する急激な電圧変化を妨げ、妨害する。さら
に、これらの寄生容量は、実際上ローパスRCフィルタ
の一部として動作し、寄生容量と負荷抵抗の組合せによ
り、装置の高周波の電圧変化を減じる。それに加えて、
回路内の様々なMOSFET間およびMOSFETとそ
の他の回路の構成部分との間の電気的接続の容量は、寄
生容量のまた別の源であり、高周波の電圧信号を増幅し
ようとするときにしばしば最も重大な問題の源となる。
【0012】したがって、MOS回路および特にCMO
S回路は、一般的には無線周波数への応用において用い
るには適当でないと考えられてきた。その結果、電磁ス
ペクトルの大部分は、MOSFET装置を含む応用に対
しては無効であると考えられてきた。
【0013】
【発明の概要】この発明の原理に従うと、金属酸化物シ
リコン(MOS)回路を用いた高周波の電流信号の増幅
法は、電磁スペクトルの無線周波(RF)部分における
電流信号に対処できる、広帯域幅の電流増幅法を提供す
る。1つまたはそれ以上の金属酸化物シリコン電界効果
トランジスタ(MOSFET)増幅段が利用される。各
増幅段はMOSFETの物理的な大きさを用いて、入力
電流信号の予め定められた増幅を与える。MOSFET
は、MOSFETそのもの内の寄生容量および回路の構
成部分間の相互接続の効果を最小限にするように製造さ
れる。かつてはMOS装置の能力では及ばないと考えら
れていた周波数に対して、非常に正確なレベルの電流信
号の増幅が得られる。増幅段は相補型金属酸化物シリコ
ン回路に結合されることができ、標準的な、商業的に利
用可能な装置を用いる一方で、設計のフレキシビリティ
は最大となり、また大きな信号利得電位がもたらされ
る。さらに、先行技術の電圧増幅器において可能であっ
た電圧よりも低い電圧の供給を可能にし、結果として生
じる増幅された電流信号は、電源で発生するいかなるノ
イズの影響も受けない。
【0014】
【実施例】この発明の原理に従うと、金属酸化物シリコ
ン(MOS)回路、特に相補型金属酸化物シリコン(C
MOS)回路は、広帯域の電流の増幅に利用され、それ
により無線周波数(RF)通信と、CMOSコンピュー
タ回路またはその他のCMOSディジタル回路との間の
インタフェースを容易にする。この発明の電流増幅法の
使用における制限要素は、MOS回路の入力電流信号増
幅能力である。
【0015】この発明による広帯域の電流の増幅の新規
の方法は、MOS回路に固有の寄生容量の効果を排除
し、そのため、0.5ないし1.0ミクロンのフィーチ
ュアサイズの既存のMOS回路が、10ないし14GH
zの周波数レンジで動作可能である。もちろん、技術の
進歩につれて、未来世代のMOS回路のフィーチュアサ
イズは縮小し、それに対応して、未来のMOS装置が扱
うことのできる周波数も増大するであろう。したがっ
て、この発明による方法の有用性は、既存のMOS装置
への応用のみにあるのではなく、以下で説明されるよう
に、先行技術による電圧増幅の方法を用いれば寄生容量
の効果はさらに致命的なものとなるであろう、さらに高
周波数のレンジで動作する未来世代のMOS装置にも利
用できるということにある。
【0016】この発明による方法において、MOS広帯
域電流増幅器は、電圧の小さな変化が電流の大きな変化
すなわち電流増幅を生むように動作する。電圧の小さな
変化は、寄生容量を介する電流がおよそ0となるように
規定される。
【0017】これは、金属酸化物シリコン電界効果トラ
ンジスタ(MOSFET)の構成要素にかかる、時間に
対する電圧の振幅が小さければ、すなわちdv/dtが
およそ0であれば、寄生容量を介する電流はおよそ0で
あるという事実を利用して達成される。具体的には、寄
生容量性要素を介する電流ICAPは、時間に対する電
圧の変化すなわちdv/dtを乗じた寄生容量Cに等し
い。すなわち、 ICAP=C(dv/dt) このようにして、dv/dtが0に近づくにつれて、寄
生容量Cの効果は0に近づく。
【0018】この発明による方法に従うと、無線周波数
(RF)電流信号351(図3参照)は、第1導電型の
チャネルを有する複数のMOSFETを含む、第1のR
F増幅段の入力線553(図5参照)に与えられる。
【0019】本実施例において、RF電流信号351
は、直流(DC)“ペデスタル”電流351Aに重ね合
された交流(AC)信号351Bである(図3)。ペデ
スタル電流351Aは当業者には公知の数多くのどの方
法によっても供給され、第1のRF増幅段502におけ
る負の方向への電流の流れを防止するには必要である。
RF電流信号351のAC信号351Bは、無線アンテ
ナ、信号発生器またはその他の回路のような、いかなる
RF電流源からも供給され得る。
【0020】RF増幅段502は、複数のMOSFET
の幾何学的特徴を利用して、RF電流信号351の予め
定められた増幅を生み出す。具体的には、第1のRF増
幅段502における複数のMOSFETは、曲線401
(図4参照)で規定される電圧のレンジで動作される。
図4において、水平軸は、典型的なMOSFETのドレ
イン電圧をボルトで示したものであり、垂直軸は、典型
的なMOSFETのドレイン電流をミリアンペアで示し
たものである。曲線401は、MOSFETのゲートと
ドレインとの間の電圧VGDが0である点、すなわちゲ
ートとドレインの電圧が等しい点を示している。カーブ
401は次の等式により規定される。
【0021】IDS=(Wβ/L)(VG−VT)2 ここにおいて、 IDS=ドレインからソースへの電流 VT=ソースでのしきい値電圧 VG=ゲートにおける電圧 W=MOSFETのチャネル幅(図6A参照) L=MOSFETのチャネルの長さ(図6A参照) β=定数 (VG−VT)=実効ゲートバイアス を示している。
【0022】曲線401に沿ってMOSFETが動作さ
れるとき、ドレイン電圧の小さな変化(δV)405
は、ドレイン電流のそれに対応する大きな変化(δI)
につながることに注目されたい。これは図4においてド
レイン電流406の変化によって示され、曲線401に
沿う、403と402との間の動きに関係するドレイン
電圧405の変化と比較するとかなり大きい。もちろ
ん、この結果は、電圧における小さな変化に対応した電
流の大きな増幅となる。上で説明したとおり、電圧の変
化が小さいということは、寄生容量からの効果が最小で
あるという意味であることに注目されたい。さらに、以
下でさらに十分に説明されるように、この発明の方法に
よって達成される増幅は、使用される装置の物理的な大
きさのみに影響を受けるものであって、供給電圧の影響
を受けるものではない。
【0023】図5を参照して、第1のRF増幅段502
は、増幅された電流信号554(図では便宜上線上の信
号と線は同じ参照番号を有する)を発生し、その信号は
第2のRF増幅段504の入力線555に結合されてい
る。第2のRF増幅段504はまた、複数のMOSFE
Tを用いて、電流信号351の予め定められた第2の増
幅を発生する。RF増幅段504からの増幅された電流
信号は線556において発生される。
【0024】第2のRF増幅段504は、RF増幅段5
02のように、複数のMOSFETの幾何学的特徴を利
用して、RF電流信号554の予め定められた増幅を発
生する。具体的には、上で説明されたように、第2のR
F増幅段504における複数のMOSFETは、曲線4
01(図4参照)で規定される電圧の範囲で動作され
る。しかしながら、第2のRF増幅段504における複
数のMOSFETは、第1のRF増幅段502における
複数のMOSFETとは逆の導電型のチャネルを有して
いる。
【0025】この発明の原理に従うと、各増幅段が、直
接先行する増幅段におけるMOSFETのチャネルの導
電型とはチャネルの導電型が異なるMOSFETを有す
る限り、どんな数のRF増幅段も相互接続可能である。
たとえば、もし、第2の増幅段504がP導電型(P型
としても知られている)であれば、直接段504に続く
第3の増幅段は、N導電型(N型としても知られてい
る)でなければならない。以下で説明されるように、各
増幅段は、いかなる望ましい増幅も有するように製造さ
れ得る。
【0026】したがって、一連の増幅段は、最終または
“第n”の増幅段506まで続き、段506を含むこと
ができる。第nの増幅段は、入力線557において電流
信号351の(n−1)の増幅を受取る。n回増幅され
た後、増幅された電流信号は出力線558に結合され
る。もし、電圧信号が第nの増幅段506の後に望まれ
るならば、増幅された電流信号558は、抵抗またはリ
アクタンスR5を通して送られ、電圧は抵抗R5を通し
て測定することが可能である。
【0027】このRF電流増幅法が先行技術に対し大き
く有利なのは、MOS回路とともに電流信号を利用する
ことにより、RF増幅段502、504、…、506に
おけるMOSFET上の電圧の振幅が、先行技術による
方法によって生じるよりもはるかに小さくなり、あまり
に小さいのでシステムにとっては重要性を持たなくな
り、およそ0という、もちろん理想的な値に近似する点
にある。したがって、この発明による方法では、寄生容
量は周波数応答を制限しない。これは、無線周波レンジ
の信号を含む、高周波の信号の増幅を可能にする。
【0028】この発明による方法のもう1つの利点は、
広範囲の電流信号の周波数が処理できることにより、広
帯域電流増幅装置を生出すことが可能になることであ
る。図7は、この発明による方法を用いて得られる、周
波数(f)の関数としての、電流利得(IGAIN)を
グラフで示したものである。文字通り連続した周波数
が、周波数FT563まで対処できることに注目された
い。周波数FT563は、MOSFETの利得が1に降
下し、電流の増幅が得られない周波数である。周波数F
T563は、主としてこの装置のフィーチュアサイズの
関数であり、フィーチュアサイズが大きなMOSFET
は周波数FTの値が小さく、フィーチュアサイズの小さ
なMOSFETは、周波数FTの値が大きくなる。先に
述べられたように、この発明の技術では、周波数FTが
約10ないし14GHzで、フィーチュアサイズが0.
5ないし1.0ミクロンの範囲のMOSFETを生出
す。将来においては、周波数FTは、MOSFETのフ
ィーチュアサイズが小さくなるにつれて増加することは
疑いのないものである。したがって、技術が進歩し、新
しい世代のフィーチュアサイズのより小さなMOSFE
Tが創造されるに従って、この発明による方法を用いた
増幅器の帯域幅は広くなるであろう。この方法により処
理できるのは、無線レンジにおける周波数(900MH
z561および2.4GHz562を含む)のみでな
く、2.4GHz562をはるかに上回る周波数および
周波数FT563を下回るすべての周波数であることに
注目されたい。このようにして、この発明による方法を
用いることにより、0Hzないし周波数FTにわたる電
流信号の帯域幅が増幅されることができ、先行技術によ
る方法を用いて可能であるよりも広い帯域幅を有する増
幅器の製造が可能となる。さらには、以下で説明される
ように、様々なMOSFETのチャネル幅の選択によ
り、設計者は各段における正確なレベルの増幅を生出す
ことができる。
【0029】最終的に、増幅段を結合することにより、
標準のMOSFETを用いて大きな電流信号利得が達成
される。
【0030】図6はこの発明の方法のフローチャートの
図である。この方法はスタートブロック500から始ま
る。ステップ1 501は無線周波数(RF)電流信号
351の第1の増幅段502への印加である。第1の増
幅段502は(P型またはN型MOSFETとしてそれ
ぞれ知られてもいる)PまたはNのチャネルが第1の導
電型の金属酸化物シリコン電界効果トランジスタ(MO
SFET)を含む。もし単一の増幅段が必要であれば、
第1の増幅段502の出力信号は出力ステップ502A
で取出すことができる。もしさらなる増幅が必要であれ
ば、第1の増幅段502からの信号は第2の増幅段50
4に結合されるが、この第2の増幅段は、第1の増幅段
502において含まれていたMOSFETと逆の型の導
電型を有する第2の導電型のチャネルを含む。増幅段が
2つ必要であれば、出力信号は出力ステップ504Aで
取出すことができる。もしさらなる増幅が必要であれ
ば、第2段504からの信号は増幅段505および50
7に結合される。
【0031】増幅段505および507はそれぞれ、増
幅段502および504と同一である。先の段と同様
に、出力信号は出力ステップ505Aおよび507Aで
それぞれ段505および507から取出すことができ
る。これにより、ユーザは、望ましい3つまたは4つの
増幅段を用いることができる。
【0032】最終的に、もし4つ以上の増幅段が必要で
あれば、ステップ508で示されるように、5、6また
は“n”の増幅段を用いることにより、このプロセスは
続行され得る。
【0033】図5、6および7において見られるよう
に、この発明による方法は、非常に多用途であり、使用
されるMOSFET増幅段の数の選択は、望ましい増幅
のレベル、この方法を用いるシステムの物理的な制約お
よび使用されるMOSFETが従来のチャネル幅である
かまたは特別に設計されたものであるかということに従
って、回路の設計者が自由に行なうことができる。
【0034】図8は、第1のRF増幅段502の1つの
実施例を概略的に示すものである。RF電流信号351
(図3参照)は、N型チャネルの金属酸化物シリコン電
界効果トランジスタ(MOSFET) Q610Aを通
して、ドレイン電極DAからソース電極SAに送られ
る。MOSFET Q610AおよびQ610Bの電極
線SAおよびSBはそれぞれ、ある1つの実施例では接
地である基準電圧源V625に結合される。ドレイン電
極線DAはゲート電極線GAに結合されているため、電
流信号351は、MOSFET Q610Aのゲート電
極線GAに電圧を発生する。この実施例では、ゲート電
極線GAおよびGBはお互いに結合されているという事
実のため、同一の電圧がMOSFET Q610Bのゲ
ート電極線GBに与えられる。MOSFET Q610
Bのドレイン電極線DBの信号は増幅された電流出力信
号554である。
【0035】電流信号351がMOSFET Q610
Aのドレインおよびゲートに共通の電圧を発生するため
に、高周波の増幅が生じる。共通電圧はMOSFET
Q610Aを導通させるのに十分であるので、ゲートと
ソースとの間に電圧差VGSが起こる。電流ペデスタル
351Aに関する電流信号351の発振は、ゲートから
ソースへの電圧変化VGSが小さくなるようなものであ
る。先に述べたように、ドレインおよびゲートが共通の
電圧であるので、電圧VGSは、入力電流信号に関連し
て変化するMOSFET Q610Aにおける唯一の電
圧差である。したがって、電圧差VGSにおける変化が
小さければ、寄生容量はMOSFETQ610Aの動作
のファクタとはならない。
【0036】MOSFET Q610Aのゲート−ソー
ス電圧(VGS)は、MOSFETQ610Bのゲート
−ソース電圧(VGS)と同一であるが、それは前述の
とおり、MOSFET Q610Bの電極線SBが、M
OSFET Q610Aのソース電極線SAと同じ基準
電圧V625に結合され、ゲート電極線GAおよびGB
がまた同じ電圧であるためである。したがって、RF電
流信号351は、MOSFET Q610Bを通る交流
電流という結果になる。MOSFET Q610Bを通
る電流の大きさは、チャネルの幾何学的特徴、たとえば
図9におけるMOSFET600、MOSFET Q6
10AおよびQ610Bのチャネルの大きさWを選択す
ることにより決定される。
【0037】具体的には、RF増幅段502におけるM
OSFET Q610AおよびQ610Bの構成に対
し、第2のMOSFET Q610Bのドレイン電極線
DBでの電流信号の増幅は、以下の関係式より与えられ
た電流信号351の増幅に関係付けられる。
【0038】 IOUT={(W2/L2)/(W1/L1)}IIn ここにおいて、 IOUT=MOSFET Q610Bのドレイン電極線
DBでの電流信号増幅 IIN=MOSFET Q610Aを介する電流信号増
幅 W1=MOSFET Q610Aのチャネル幅 W2=MOSFET Q610Bのチャネル幅 L1=MOSFET Q610Aのチャネルの長さ L2=MOSFET Q610Bのチャネルの長さ を示している。
【0039】よくあることだが、もし、チャネルの長さ
が等しい、すなわちL1=L2、であれば電流IOUT
は次のようになる。
【0040】IOUT=(W2 /W1 )IIn このようにして、MOSFET Q610Bのチャネル
幅W2のMOSFETQ610Aのチャネル幅W1に対
する割合により、入力RF電流信号351は増幅され
る。すなわち、RF増幅段502の出力線554におい
て利用可能なRF電流信号増幅は、MOSFET Q6
10AおよびQ610Bのチャネル幅を選択することに
より、回路の設計者によって正確に制御できる。
【0041】当業者には容易に認識されるように、出力
線554でのRF電流信号は、RF電流信号554を抵
抗またはリアクタンスR6を通して送ることにより、簡
単に電圧信号に変換され得る。抵抗R6の一方の端子
は、基準電圧V626に結合され、他方の端子は出力線
554に結合される。したがって、電圧出力は、抵抗R
6を通して取出すことができる。
【0042】この発明による方法が先行技術による方法
に対して有利な点は、電流信号を用いることによって、
電流増幅段におけるMOSFETのゲートとソース間の
電圧の振幅が最小限にされることである。さらに、以下
で示されるように、2つまたはそれ以上の電流増幅段が
接続されたとき、ゲートとドレイン間の電圧の振幅はま
た、こういった振幅の効果が無視できる最終または出力
MOSFETにおける以外ではまた最小限になる。これ
は、増幅段の周波数応答を減少させるMOSFETおよ
びMOSFET間の接続に固有の寄生容量なくして、高
周波(無線周波を含む)の電流の信号の増幅を可能にす
る。こうして、この発明による方法を用いて、従来のM
OSFETは、かつてはこういった装置には役に立たな
いと考えられていた周波数での増幅器として採用でき
る。さらには、MOSFETの物理的な構成は非常に正
確なチャネル幅の制御を可能にするので、増幅の正確度
は非常に高く、この方法は大変繊細な回路およびシステ
ムに利用され得る。
【0043】図10は、この発明の方法に従った、第1
および第2の増幅段502および504の1つの実施例
を概略的に示すものである。RF増幅段502ならびに
MOSFET Q610AおよびQ610Bの動作は上
に述べられており、その詳述はここに引用により援用さ
れる。
【0044】図10においては、第1の増幅段502か
らの増幅されたRF電流信号554は、P導電型のチャ
ネルを有する第2の1対のMOSFET Q710Aお
よびQ710B(ここではPチャネルMOSFETと呼
ばれる)に結合される。
【0045】MOSFET Q610Bのドレイン電極
線DBからの増幅されたRF電流信号554は、MOS
FET Q710Aをドレイン電極線DCからソース電
極SCへと通る。再び、ドレイン電極線DCはゲート電
極線GCに結合され、これが、MOSFET Q710
Aのゲート電極線GCに電圧を発生する。この同じ電圧
はまた、MOSFET Q710Bのゲート電極線GD
にあるが、それは、この実施例においては、線GCおよ
びGDは互いに結合されているからである。Pチャネル
MOSFET Q710AおよびQ710Bはソース電
極線SCおよびSDをそれぞれ有しており、第2の基準
電圧V725に連結されており、この実施例では、この
電圧は第1の基準電圧V625よりも大きくなければな
らない。したがって、増幅されたRF電流信号554
は、MOSFET Q710Bを流れる交流電流とな
る。MOSFET Q710BのドレインDDにおいて
利用できる電流の大きさは、MOSFET Q710A
およびQ710Bのチャネル幅を選択することにより決
定される。増幅段1 502に関連して述べられたとお
り、電流信号はMOSFET Q710Bのチャネル幅
W4のMOSFET Q710Aのチャネル幅W3に対
する割合に従って増幅される。MOSFET Q710
Bのドレイン電極線DDでの結果として生じる電流信号
556はRF増幅段504の出力信号である。また再
び、出力電流信号556は、抵抗またはリアクタンスR
7を用いて電圧信号に変換可能であることが、当業者に
は簡単に理解されるであろう。
【0046】第2の増幅段504は、第1の増幅段50
2に対して先に述べられた先行技術に対しすべての利点
を有している。すなわち、最小電圧振幅が、高周波の増
幅および正確な増幅を可能にしている。それに加えて、
MOSFET Q710Aのゲート電極線GCをMOS
FET Q610Bのドレイン電極線DBに結合するこ
とにより、MOSFET Q610Bのドレインとゲー
トの間の電圧(VGD)は固定され(pinned)、およそ
一定の大きさをとり、また別の電圧振幅の電位の源およ
びそれに関連する寄生容量の問題が最小限にされる。し
たがって、交互にN導電型のMOSFETで構成される
増幅段を、P型MOSFETで構成される電流増幅段と
カスケード接続することによって、各MOSFETのド
レインからゲートの電圧VGDをほぼ一定の値に固定す
ることになり、寄生容量のこれらの電位の源を最小限に
するかまたは排除することになる。もちろん、こういっ
たシステムの最終段は、出力信号を与え、もう1つのM
OSFETに接続されることはないであろう。というこ
とはすなわち、最終のMOSFETのドレインからゲー
トへの電圧にいくらかの振幅が見られることになろう。
しかしながら、この時点では、電流信号は大きく増幅さ
れて、最終の増幅段が、単にパワードライバとして機能
するはずであり、この場合、寄生容量のこの最終の源
は、システムには重要性を持たないであろう。
【0047】さらに、2つまたはそれ以上のRF増幅段
を利用することにより、従来のチャネル幅を有するMO
SFETを用いて、すなわち、高価で特別に設計された
装置の必要性なしに大幅な増幅を行なうことが可能であ
る。
【0048】実際に、3つ、4つまたは“n”の段をと
もに結びつけることにより、従来のMOSFETを用い
て事実上いかなるレベルの増幅も得ることができる。た
とえば、図11はこの発明による方法に従って一連の4
つの増幅段が結合されてあるシステムを構成し、このシ
ステムは入力電流信号351を4回増幅することができ
る実施例を示している。
【0049】この実施例においては、無線アンテナ入力
800Aは、入力電流信号351のAC部分351Bを
供給する。このAC信号は、ソース800BからのDC
電流351Aに重ね合せられる。これはほんの1つの実
施例であり、もちろん、上記のように、その他の型の入
力信号がこの発明の方法を用いて利用され得る。図11
においては、MOSFET Q710Bのドレイン電極
線DDでの電流信号はMOSFET Q810Aを通し
ドレイン電極線DEからソース電極SEへと流れる。M
OSFET Q810AおよびQ810BはMOSFE
T Q610AおよびQ610Bとチャネルの型が同一
(N)である。MOSFET Q810AおよびQ81
0Bは、それぞれ、チャネル幅は同一である必要はない
ことを除いて、それぞれMOSFET Q610Aおよ
びQ610Bと同一である。MOSFET Q610A
およびQ610Bの動作、したがって、MOSFET
Q810AおよびQ810Bの動作は、上に述べられて
おり、その詳述はここに引用により援用される。上に説
明されているとおり、MOSFET Q810Bのドレ
イン電極線DSでの信号は、MOSFET Q810A
のドレイン電極線DEでの信号増幅に、MOSFET
Q810Bのチャネル幅W6のMOSFET Q810
Aのチャネル幅W5に対する割合を乗じたものと等し
い。
【0050】MOSFET Q810Bのドレイン電極
線DFでの信号は、MOSFETQ710AおよびQ7
10Bの構成と同一の態様で、MOSFET Q811
AおよびQ811Bに結合される。MOSFET Q7
10AおよびQ710Bの動作、つまりしたがってMO
SFET Q811AおよびQ811Bの動作は、上に
述べられており、その詳述はここに引用により援用され
る。再び、信号はチャネル幅の比率により増幅される。
すなわち、増幅のファクタはQ811Bのチャネル幅W
8のQ811Aのチャネル幅W7に対する比率である。
【0051】よくあるように、すべてのチャネルの長さ
が等しいと仮定すると、出力線558で利用可能な、結
果として生じる信号558の増幅は、以下の公式により
与えられる。
【0052】IOUT=IIN(W2/W1)(W4/
W3)(W6/W5)(W8/W7) ここにおいて、 IOUT=MOSFET Q811Bのドレイン電極線
Dnでの電流信号増幅 IIn=MOSFET Q610Aを介する電流信号増
幅 W1=MOSFET Q610Aのチャネル幅 W2=MOSFET Q610Bのチャネル幅 W3=MOSFET Q710Aのチャネル幅 W4=MOSFET Q710Bのチャネル幅 W5=MOSFET Q810Aのチャネル幅 W6=MOSFET Q810Bのチャネル幅 W7=MOSFET Q811Aのチャネル幅 W8=MOSFET Q811Bのチャネル幅 を示している。
【0053】採用される増幅段の数は、望ましい結果を
達成するため、またはこの方法を用いるシステムの物理
的な制約に適合させるために必要な、どんな数をも含
む。
【0054】図5、8および10で示されているよう
に、MOSFET Q811Bのドレイン電極線Dnで
の信号を抵抗またはリアクタンスR8の源に結合するこ
とにより、電圧信号が獲得できることが、当業者には明
らかであろう。
【0055】この発明による方法は、MOSFET装置
を用いて高周波の電流信号を増幅することを可能にし、
したがって、広帯域電流増幅器の創造を可能にする。こ
のことは、MOSFET装置そのものに対してだけでは
なく、そこに含まれるRF周波数に対しても新しい利便
性を生出す。加えて、MOSFETのチャネル幅は高度
の正確さをもって創り出すことが可能なので、クレーム
された方法を用いた増幅は、同様の高レベルの正確度で
制御可能である。さらに、設計者は望ましい増幅段をい
くつでも連結することができるので、設計に大きなフレ
キシビリティが生まれ、既存のMOSFETの設計を用
いて大きな信号利得電位が可能となる。
【0056】付け加えて、先に述べられたこの発明の方
法により、先行技術による電圧増幅器において可能であ
ったより小さな供給電圧も可能となる。実際に、少なく
とも上記の実施例において、供給電圧は、MOSFET
そのもののしきい値電圧の合計よりもわずかに大きな電
圧しか必要としない。
【0057】最後に、上の数式で示されたように、獲得
された利得は、電源の電圧によるものではない。したが
って、この発明の方法に従う電流増幅器は、電源の電圧
または電源で発生するいかなるノイズの影響も受けな
い、利得が一定の装置である。このことは、電流増幅器
の出力信号は雑音の多い電源の悪影響を受けないことを
意味する。これは、コンピュータ電源は一般的に雑音が
多いという性質を持つので、特に重要である。
【0058】この発明の上記の実施例は、例示にすぎな
い。この開示の考察において、当業者は、高周波の非常
に様々な応用においてMOSFETを利用できるであろ
う。さらに、当業者には公知であるように、バイアスに
適当な変化を与えることにより、PチャネルおよびNチ
ャネルのMOSFETは交換可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】N導電型金属酸化物シリコン電界効果トランジ
スタ(MOSFET)の構造図である。
【図2】図1のMOSFETの等価回路の概略図であ
る。
【図3】この発明の方法で用いられる典型的な入力信号
を示すグラフの図である。
【図4】この発明の方法に従う、ドレイン電圧(ボルト
表示)対ドレイン電流(ミリアンペア表示)、およびM
OSFETの動作曲線を示すグラフの図である。
【図5】この発明による方法を利用して電流信号の増幅
を生出す、増幅器のブロック図である。
【図6】この発明の方法のフローチャート図である。
【図7】この発明による方法に従った、電流信号増幅器
に対する周波数(f)の関数としての、電流利得(IG
AIN)のグラフの図である。
【図8】この発明の方法に従う、単一の段の電流信号増
幅器の概略図である。
【図9】チャネル幅および長さを示すMOSFETを表
現する図である。
【図10】この発明の方法に従う、2つの段の電流信号
増幅器の概略図である。
【図11】この発明の方法に従う、4つの段の電流信号
増幅器の概略図である。
【符号の説明】
351 無線周波数(RF)電流信号 502 第1のRF増幅段 553 入力線 558 出力線

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属酸化物シリコン電界効果トランジス
    タ(MOSFET)を用いて高周波の電流を増幅する方
    法であって、 第1のチャネル幅を有する第1の金属酸化物シリコン電
    界効果トランジスタ(MOSFET)を通して、高周波
    の電流信号を、前記第1のMOSFETの第1の電極線
    から第2の電極線へ送り、前記第1のMOSFETの前
    記第1の電極線を、 (i)前記第1のMOSFETの制御電極線および (ii)第2のチャネル幅を有する第2のMOSFETの
    制御電極線に結合するステップと、 前記第1および第2のMOSFETの第2の電極線を、
    予め定められた基準電圧に結合するステップとを含み、
    前記第1および第2のチャネル幅の関係により、前記第
    2のMOSFETの第1の電極線の前記高周波の電流信
    号の予め定められた増幅がもたらされる、高周波の電流
    を増幅する方法。
  2. 【請求項2】 前記高周波の電流源は無線アンテナを用
    いて生成される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 電圧信号を発生するために、前記第2の
    MOSFETの前記第1の電極線からの信号を、抵抗ま
    たはリアクタンスの源に結合するさらなるステップを含
    む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 高周波の電流を増幅する方法であって、 無線周波電流信号を、出力線を有する第1の金属酸化物
    シリコン電界効果トランジスタ(MOSFET)の増幅
    段の入力線に与えるステップを含み、前記第1のMOS
    FETの増幅段は、前記与えられた無線周波電流信号に
    対し予め定められた関係を有する、第1の増幅された無
    線周波電流信号を発生し、さらに、 前記第1のMOSFETの増幅段の前記出力線を、出力
    線を有する第2のMOSFETの増幅段の入力線に結合
    するステップを含み、前記第2のMOSFETの増幅段
    は、前記第2のMOSFETの増幅段の前記出力線で、
    前記第1の増幅された無線周波電流信号に対して予め定
    められた関係を有する、第2の増幅された無線周波電流
    信号を発生する、高周波の電流を増幅する方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のMOSFETの増幅段の出力
    線での前記第2の増幅された電流信号を、出力線を有す
    る第3のMOSFETの増幅段の入力線に結合するさら
    なるステップを含み、前記第3のMOSFETの増幅段
    は、前記第3のMOSFETの増幅段の前記出力線で、
    前記第2の増幅された無線周波電流信号に対して予め定
    められた関係を有する、第3の増幅された無線周波電流
    信号を発生する、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第2のMOSFETの増幅段の前記
    出力線での信号を、一連の第nのMOSFETの増幅段
    の入力線に結合するさらなるステップを含み、各MOS
    FETの増幅段は、第nのMOSFETの増幅段の出力
    線で、前記与えられた電流信号の第3から第nの増幅を
    提供する、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記高周波の電流源は無線アンテナを用
    いて生成される、請求項4、5または6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 電圧信号を発生するために、前記第nの
    MOSFETの増幅段の前記出力線からの信号を、抵抗
    またはリアクタンスの源に結合する、さらなるステップ
    を含む、請求項4、5または6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 金属酸化物シリコン電界効果トランジス
    タ(MOSFET)を用いて高周波の電流を増幅する方
    法であって、 第1のチャネル幅を有する第1の金属酸化物シリコン電
    界効果トランジスタ(MOSFET)を通して、高周波
    の電流信号を、前記第1のMOSFETの第1の電極線
    から第2の電極線へ送り、前記第1のMOSFETの前
    記第1の電極線を、 (i)前記第1のMOSFETの制御電極線および (ii)第2のチャネル幅を有する第2のMOSFETの
    制御電極線に結合するステップと、 前記第1および第2のMOSFETの第2の電極線を、
    予め定められた第1の基準電圧に結合するステップとを
    含み、前記第1および第2のMOSFETは、第1の選
    択されたチャネル型で、前記第2のMOSFETの第1
    の電極線で、前記与えられた電流信号の予め定められた
    第1の増幅がもたらされるように選択された、前記第1
    および第2のチャネル幅をそれぞれが有しており、さら
    に、 第3のチャネル幅を有する第3のMOSFETを通し
    て、前記第2のMOSFETの前記第1の電極線での前
    記増幅された電流信号を、前記第3のMOSFETの第
    1の電極線から第2の電極線へ送り、前記第3のMOS
    FETの前記第1の電極線を、 (i)前記第3のMOSFETの制御電極線および (ii)第4のチャネル幅を有する第4のMOSFETの
    制御電極線に結合するステップを含み、さらに、 前記第3および第4のMOSFETの第2の電極線を、
    予め定められた第2の基準電圧に結合するステップを含
    み、前記第3および第4のMOSFETは、前記第1の
    選択されたチャネル型とは異なる、第2の選択されたチ
    ャネル型で、前記第4のMOSFETの第1の電極線
    で、前記与えられた電流信号の予め定められた第2の増
    幅がもたらされるように選択された、前記第3および第
    4のチャネル幅をそれぞれが有する、高周波の電流を増
    幅する方法。
  10. 【請求項10】 前記第4のMOSFETの前記第1の
    電極線を、 (i)第5のチャネル幅を有する第5のMOSFETの
    第1の電極線および制御電極線と、 (ii)第6のチャネル幅を有する第6のMOSFETの
    制御電極線とに結合するさらなるステップと、 前記第5および第6のMOSFETの第2の電極線を、
    前記予め定められた第1の基準電圧に結合するさらなる
    ステップとを含み、前記第5および第6のMOSFET
    は、前記第1の選択されたチャネル型で、前記第6のM
    OSFETの第1の電極線で、前記与えられた電流信号
    の予め定められた第3の増幅がもたらされるように選択
    された、前記第5および第6のチャネル幅をそれぞれが
    有する、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第4のMOSFETの前記第1の
    電極線を、請求項9で述べられたように結合された一連
    のnのMOSFETに結合するさらなるステップを含
    み、各MOSFETは、第nのMOSFETの第1の電
    極線で、前記第2の増幅された電流信号の予め定められ
    た増幅がもたらされるように選択されたチャネル幅を有
    する、請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記高周波の電流源は無線アンテナを
    用いて生成される、請求項9、10または11に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 電圧信号を発生するために、前記第n
    のMOSFETの前記第1の電極線からの信号を、抵抗
    またはリアクタンスの源に結合するさらなるステップを
    含む、請求項9、10または11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 高周波の電流を増幅する方法であっ
    て、 第1のチャネル幅を有する第1の金属酸化物シリコン電
    界効果トランジスタ(MOSFET)を通して、電流信
    号を、前記第1のMOSFETのドレイン電極線からソ
    ース電極線へ送り、前記第1のMOSFETの前記ドレ
    イン電極線を、 (i)前記第1のMOSFETのゲート電極線および
    (ii)第2のチャネル幅を有する第2のMOSFETの
    ゲート電極線に結合するステップと、 前記第1および第2のMOSFETのソース電極線を、
    第1の予め定められた基準電圧に結合するステップとを
    含み、前記第1および第2のMOSFETは、第1の選
    択されたチャネル型で、前記第2のMOSFETのドレ
    イン電極線で、前記与えられた電流信号の予め定められ
    た第1の増幅がもたらされるように選択された、前記第
    1および第2のチャネル幅をそれぞれが有し、さらに、 前記第2のMOSFETの前記ドレイン電極線を、 (i)第3のチャネル幅を有する第3のMOSFETの
    ドレイン電極線およびゲート電極線と、 (ii)第4のチャネル幅を有する第4のMOSFETの
    ゲート電極線とに結合するステップと、 前記第3および第4のMOSFETのソース電極線を、
    第2の予め定められた基準電圧に結合するステップとを
    含み、前記第3および第4のMOSFETは、前記第1
    の選択されたチャネル型とは異なる第2の選択されたチ
    ャネル型で、前記第4のMOSFETのドレイン電極線
    で、前記与えられた電流信号の予め定められた第2の増
    幅がもたらされるように選択された、前記第3および第
    4のチャネル幅をそれぞれが有する、高周波の電流を増
    幅する方法。
  15. 【請求項15】 前記第4のMOSFETの前記ドレイ
    ン電極線を、 (i)第5のチャネル幅を有する第5のMOSFETの
    ドレイン電極線およびゲート電極線と、 (ii)第6のチャネル幅を有する第6のMOSFETの
    ゲート電極線とに結合するさらなるステップと、 前記第5および第6のMOSFETのソース電極線を、
    前記予め定められた第1の基準電圧に結合するさらなる
    ステップとを含み、前記第5および第6のMOSFET
    は、前記第1の選択されたチャネル型で、前記第6のM
    OSFETのドレイン電極線で、前記与えられた電流信
    号の予め定められた第3の増幅がもたらされるように選
    択された、前記第5および第6のチャネル幅をそれぞれ
    が有する、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記第4のMOSFETの前記ドレイ
    ン電極線を、請求項14で述べられたように結合された
    一連のnのMOSFETに結合するさらなるステップを
    含み、前記nのMOSFETの各々は、第nのMOSF
    ETのドレイン電極線で、前記第2の増幅された電流信
    号の予め定められた増幅がもたらされるように選択され
    たチャネル幅を有する、請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記高周波の電流源は無線アンテナを
    用いて生成される、請求項14、15または16に記載
    の方法。
  18. 【請求項18】 電圧信号を発生するために、前記第n
    のMOSFETの前記ドレイン電極線からの信号を、抵
    抗またはリアクタンスの源に結合するさらなるステップ
    を含む、請求項14、15または16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 電流増幅法であって、 第1の複数の金属酸化物シリコン電界効果トランジスタ
    (MOSFET)を用いて高周波の電流を増幅し、増幅
    された高周波の電流信号を発生するステップと、 第2の複数のMOSFETを用いて前記増幅された高周
    波の電流信号を増幅するステップとを含む、電流増幅
    法。
  20. 【請求項20】 前記高周波の電流信号は、周波数が約
    900MHzである、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記高周波の電流信号は、周波数が約
    2.4GHzである、請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 広帯域の電流を増幅する方法であっ
    て、 電流信号を、出力線を有する第1の金属酸化物シリコン
    電界効果トランジスタ(MOSFET)の入力線に与え
    るステップを含み、前記第1のMOSFETの増幅段
    は、前記与えられた電流信号に対して予め定められた関
    係を有する第1の増幅された電流信号を発生し、さら
    に、 前記第1のMOSFETの増幅段の前記出力線を、出力
    線を有する第2のMOSFETの増幅段の入力線に結合
    するステップを含み、前記第2のMOSFETの増幅段
    は、前記第2のMOSFETの増幅段の前記出力線での
    前記第1の増幅された電流信号に対し、予め定められた
    関係を有する第2の増幅された電流信号を発生する、広
    帯域の電流を増幅する方法。
  23. 【請求項23】 前記第2のMOSFETの増幅段の出
    力線での前記第2の増幅された電流信号を、出力線を有
    する第3のMOSFETの増幅段の入力線に結合するさ
    らなるステップを含み、前記第3のMOSFETの増幅
    段は、前記第3のMOSFETの増幅段の前記出力線で
    の前記第2の増幅された電流信号に対し、予め定められ
    た関係を有する第3の増幅された電流信号を発生する、
    請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記第2のMOSFETの増幅段の前
    記出力線での信号を、一連のnのMOSFETの増幅段
    の入力線に結合するさらなるステップを含み、各MOS
    FETの増幅段は、第nのMOSFETの増幅段の出力
    線で、第3から第nの前記電流信号の増幅を供給する、
    請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 広帯域の電流を増幅する方法であっ
    て、 第1の複数の金属酸化物シリコン電界効果トランジスタ
    (MOSFET)を用いて電流信号を増幅し、増幅され
    た電流信号を発生するステップと、 第2の複数のMOSFETを用いて前記増幅された電流
    信号を増幅するステップとを含む、広帯域の電流を増幅
    する方法。
  26. 【請求項26】 前記電流信号は、900MHzを含む
    周波数レンジを有する、請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記電流信号は、2.4GHzを含む
    周波数レンジを有する、請求項25に記載の方法。
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