JPH07281958A - 書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置 - Google Patents

書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置

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JPH07281958A
JPH07281958A JP6594594A JP6594594A JPH07281958A JP H07281958 A JPH07281958 A JP H07281958A JP 6594594 A JP6594594 A JP 6594594A JP 6594594 A JP6594594 A JP 6594594A JP H07281958 A JPH07281958 A JP H07281958A
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JP
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write
disk device
rom
semiconductor disk
data
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JP6594594A
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Katsuhiko Okamoto
勝彦 岡本
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
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Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ROMの超ブロック単位あるいは個々のRO
Mデバイス毎に消去/重複書き込み禁止をソフトウェ
ア、ハードウェアまたはその両方により制御して、任意
領域のデータ保護が可能な半導体ディスク装置を提供す
る。 【構成】 ホストコンピュータ1に接続される書き込み
禁止機能付き半導体ディスク装置2であって、不揮発性
の書き込みおよび読み出し可能な複数のROM3、随時
書き込みおよび読み出し可能な複数のRAM4、デコー
ダ5を内蔵したインターフェース回路6、書き込み用電
源電圧回路7、ROM3のデータの消去/重複書き込み
を禁止する論理回路としての2入力AND回路8,10
および高耐圧バッファ回路9から構成されている。そし
て、プログラムの実行により、2入力AND回路8、1
0、高耐圧バッファ回路9のペリフェラルデータ信号が
制御されることによってデータの書き込みが禁止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ディスク装置に
関し、たとえばコンピュータシステム、長時間留守番電
話、録音再生機、ディジタルBGM機器などに用い、消
去/書き込み禁止あるいは解除可能な書き込み禁止機能
付き半導体ディスク装置に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、コンピュータシステムなどの
外部記憶装置としては、従来より磁気式ハードディスク
装置、磁気ディスク交換式ハードディスク装置、フラッ
シュEEPROMを用いた半導体ディスク装置が使われ
てきており、最近では光磁気ディスク装置も普及してき
ている。
【0003】なお、このような外部記憶装置に関する技
術としては、たとえば日経BP社、1992年2月17
日発行「日経エレクトロニクス」P134〜P186、
同年6月8日発行「日経エレクトロニクス」P48〜P
49などに記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な記憶装置においては、いずれも書き込みおよび消去プ
ロテクト機能がないか、あるいはあっても簡単に外せる
ものであるために、コンピュータシステムのオーナーな
いしはスペシャルユーザ側において、試行錯誤を重ね長
時間掛けてシステムソフトならびにアプリケーションソ
フトの最適化を図ったものが、一般ユーザ側の使用の誤
りで書き換えまたは消去させてしまう恐れが常にあっ
た。
【0005】そのために、これらから最適化したソフト
ウェアを守るために、多数のフロッピーディスクを用意
したり、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、カ
セットストリーマなどのバックアップ機器による保存が
必要となっていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、ディスク内のR
OMのデータ格納ブロックの集団を超ブロックとする
と、これら超ブロック単位に、あるいは個々のROMデ
バイス毎に消去/重複書き込み禁止が可能な機能を設け
ることによって、任意領域のデータ保護が実現可能にな
るとともに、これによって上述のバックアップ用周辺機
器およびバックアップ作業を不要とすることができる書
き込み禁止機能付き半導体ディスク装置を提供すること
にある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0009】すなわち、本発明の書き込み禁止機能付き
半導体ディスク装置は、不揮発性の書き込みおよび読み
出し可能なPROM、EPROM、EEPROM、フラ
ッシュEEPROMなどのROMと、随時書き込みおよ
び読み出し可能なSRAM、DRAMなどのRAMとを
複合的に用いた半導体ディスク装置に適用されるもので
あり、特にソフトウェア、ハードウェアまたはその両方
により制御して任意のROMに書き込まれているデータ
の消去/重複書き込みを禁止する保護手段を有するもの
である。
【0010】この保護手段としては、複数のROMおよ
びRAMで構成される1つのディスクのうち、任意のR
OMデバイスに対して、以下のいずれかの方法により既
に書き込まれているデータへの消去/重複書き込みを禁
止し、これらの操作はシステムのオーナーもしくはスペ
シャルユーザなどの特定者のみにおいて、ソフトウェア
またはハードウェアあるいはその両方によりプロテクト
解除できるようにしたものである。
【0011】(1).任意のアドレス線を、論理回路とソフ
トウェアまたはハードウェアあるいはその両方を用いて
アクセスを不可能にする。
【0012】(2).消去/書き込み端子に加える書き込み
用電源電圧を、高耐圧論理回路とソフトウェアまたはハ
ードウェアあるいはその両方を用いて印加不可能にす
る。
【0013】(3).チップセレクト端子に加える信号を、
論理回路とソフトウェアまたはハードウェアあるいはそ
の両方を用いてデバイスの選択を不可能にする。
【0014】特に、この半導体ディスク装置において、
データの読み書きに高速動作が要求される場合には、予
め高速の読み書き用にRAM領域またはこれに代わる高
速動作デバイス領域を指定できるようにしたものであ
る。
【0015】また、ホストコンピュータと半導体ディス
ク装置間の信号線の低減対策としては、半導体ディスク
装置のインターフェース回路内に、ホストコンピュータ
側からの符号化された信号を復元するデコーダを内蔵す
るようにしたものである。
【0016】
【作用】前記した書き込み禁止機能付き半導体ディスク
装置によれば、ソフトウェア、ハードウェアまたはその
両方により制御される保護手段により、任意のROMに
既に書き込まれているデータの消去/重複書き込みを禁
止することができ、その上このデータの消去/重複書き
込みを禁止する操作は、特定のシステムのオーナーもし
くはスペシャルユーザ側において、ソフトウェアまたは
ハードウェアあるいはその両方によるプロテクト解除に
よって実現することができる。
【0017】たとえば、この保護手段としては、アセン
ブラなどの言語ソフトを用いて、上述のROMにおける
必要個所のアドレス線に対して、たとえば2入力AND
回路を使用して第2の入力端子にLowレベルのペリフ
ェラルデータバス信号を加えることにより、第1の入力
端子のアドレス信号を無効にしてデータへのアクセスを
禁止する方法がある。
【0018】または、ROMのデータ消去/書き込み用
の入力端子に対して、たとえば高耐圧バッファ回路を使
用し、入力端子にLowレベルのペリフェラルデータバ
ス信号を加えることにより、読み出し動作専用の低電圧
出力となるようにする方法がある。
【0019】あるいは、たとえば2入力AND回路を使
用して第2の入力端子にLowレベルのペリフェラルデ
ータバス信号を加えることにより、第1の入力端子のチ
ップセレクト信号を無効にして特定デバイスへの選択を
禁止にする動作を行う方法がある。
【0020】以上のようなソフトウェアによるプログラ
ムを作成し、ホスト側のROMあるいはディスク装置な
どにこのプログラムを保存しておき、必要な時にこれを
メインメモリに読み込んで実行させることによって達成
される。
【0021】さらに、これらと同時にディップスイッチ
の組み合わせにより、ソフトウェアで実行するプログラ
ム手順と同じことをハードウェアで実行できるようにす
ることにより、ハードウェアによるデータの消去/重複
書き込みを禁止することが可能となる。
【0022】なお、ここで述べたソフトウェアによるプ
ログラム、またはハードウェアによるディップスイッチ
の設定、あるいはその両方を実行しなければ、書き込み
禁止領域は存在せず、普通のディスク装置として用いる
ことが可能である。
【0023】特に、高速動作が要求されるファイルの読
み書きには、ホスト側のコンピュータシステムを起動す
る時に、ディスク装置内の高速動作対応のRAM領域、
または特定のRAMデバイスを指定するプログラムをメ
インメモリに読み込んで、それを実行するための専用フ
ァイルに記述しておくことによって要求が満たされる。
【0024】また、半導体ディスク装置のインターフェ
ース回路内にデコーダを内蔵した場合には、ホストコン
ピュータと半導体ディスク装置との間の信号線を低減し
て設計上の負担を軽減することができる。
【0025】これにより、複数のROMおよびRAMの
複合的な使用によって広大なアドレス空間を実現してメ
モリの取扱い量を増大させ、かつディスク装置内の必要
なデータを保護することが可能な書き込み禁止機能付き
半導体ディスク装置を得ることができ、たとえばホスト
側の筺体に内蔵または外付け可能とされる半導体ディス
ク装置内のデバイスに対して、特定のシステムのオーナ
ーもしくはスペシャルユーザ側において書き込み禁止お
よび解除を行うことができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0027】図1は本発明の一実施例である書き込み禁
止機能付き半導体ディスク装置およびホスト側との接続
を示すブロック図、図2は本実施例において、ホスト側
のCPUを示す説明図、図3はアドレス信号の制御を行
うAND回路を示す説明図、図4は高電圧動作電源の制
御を行う高耐圧バッファ回路を示す説明図、図5はチッ
プセレクト信号の制御を行うAND回路を示す説明図で
ある。
【0028】まず、図1により本実施例の書き込み禁止
機能付き半導体ディスク装置の構成を説明する。
【0029】本実施例の書き込み禁止機能付き半導体デ
ィスク装置は、たとえばコンピュータシステムに応用し
た例であり、ホストコンピュータ1に接続される書き込
み禁止機能付き半導体ディスク装置2とされ、不揮発性
の書き込みおよび読み出し可能な複数のROM(3)1
〜N、随時書き込みおよび読み出し可能な複数のRAM
(4)1〜N、デコーダ5を内蔵したインターフェース
回路6、書き込み用電源電圧回路7、ROM(3)1〜
Nに書き込まれているデータの消去/重複書き込みを禁
止する論理回路としての2入力AND回路(8;保護手
段)A1〜AN、高耐圧バッファ回路(9;保護手段)
B1〜BNおよび2入力AND回路(10;保護手段)
C1〜CNから構成されている。
【0030】この書き込み禁止機能付き半導体ディスク
装置2が接続されるホストコンピュータ1は、標準的な
システムとなっており、CPU(11)、メモリ12、
PIA(13;ペリフェラル・インターフェース・アダ
プタ)、その他の回路14で構成されているが、本発明
を実現するためにデータ回路に工夫を要し、一般に用い
られているCPU(11)の機能に次に述べる改善仕様
を適用することが必要となる。
【0031】すなわち、図2に示すようにCPU(1
1)のアーキテクチャにより、CPU(11)用チップ
内部のデータ信号を同じチップの内部のエンコーダ15
に加えて、データ信号線の本数を減らした上で、CPU
(11)が封入されているパッケージの外にその信号線
を端子として引き出す手段が取られている。
【0032】こうすることによって、ホストコンピュー
タ1と書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置2との
間のデータ伝送回路が、少ない配線数と小形パッケージ
を維持しながら実現可能となる。なお、クロックパルス
はCPU(11)の動作のための基本クロック信号とな
るものである。
【0033】本実施例の書き込み禁止機能付き半導体デ
ィスク装置2において、上述したCPU(11)を用い
たホストコンピュータ1との間の信号は、図2に示すC
PU(11)からのアドレスバス、データバス、制御バ
スの各信号が、ホストコンピュータ1側の筺体に内蔵す
る形態を取った場合はコネクタより、また筺体に対して
外付けの使用形態を取った場合にはコネクタおよびケー
ブルを通じて信号の行き来がなされる。
【0034】書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置
2のインターフェース回路6内には、エンコーダ15と
反対の機能を持つデコーダ5が内蔵されており、それぞ
れの信号波形の整形ならびに必要な処理を実行した後
に、データ信号についてはデコーダ5に加えられて、デ
ータ信号線の本数を元に戻すような働きを有している。
【0035】こうして、書き込み禁止機能付き半導体デ
ィスク装置2内のアドレスバス信号は、ROM(3)1
〜Nについては2入力AND回路(8)A1〜ANを経
由して、ROM(3)1〜Nのアドレス端子に加えら
れ、またRAM(4)1〜Nについては、直接RAM
(4)1〜Nのアドレス端子に加えられる。
【0036】さらに、データバス信号は、直接にROM
(3)1〜N、RAM(4)1〜Nのそれぞれのデバイ
スのデータ端子に加えられ、書き込み用電源電圧回路7
は、高耐圧バッファ回路(9)B1〜BNを経由してR
OM(3)1〜Nのデータ消去/書き込み用の端子に印
加され、また制御バス中のチップセレクト信号は、2入
力AND回路(10)C1〜CNを経由して、ROM
(3)1〜Nのチップセレクト端子に加えられる。
【0037】なお、本実施例におけるROM(3)1〜
Nとしては、たとえばPROM、EPROM、EEPR
OM、フラッシュEEPROMなどが用いられ、またR
AM(4)1〜Nとしては、SRAM、DRAMなどが
用いられ、これらのROM(3)1〜NおよびRAM
(4)1〜Nが複合的に用いられる。特に、フラッシュ
EEPROMは高速化対応に適している。
【0038】たとえば、プログラム1回書き込み式のP
ROMをシリアル動作によるファイルメモリとして用い
たり、シリアル動作として用いるDRAMまたはSRA
Mを組み合わせたり、さらにEPROM、EEPROM
およびフラッシュEEPROMを組み合わせた複合的な
使い方が考えられ、用途に応じた多種の環境が構築でき
る。
【0039】続いて、上記で述べた2入力AND回路
(8)A1〜AN、高耐圧バッファ回路(9)B1〜B
N、2入力AND回路(10)C1〜CNの論理回路に
ついて、さらに詳しく説明すると次のようになる。
【0040】まず、2入力AND回路(8)A1〜AN
の詳細を図3により説明する。
【0041】上述では、片方の端子に加えるアドレス信
号についてのみ説明したが、もう一方の端子にはホスト
コンピュータ1側のPIA(13)のペリフェラルデー
タ信号が、書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置2
内のインターフェース回路6を経由して制御バス中に存
在し、この信号が加わっている。
【0042】そして、両入力端子の信号は論理積処理が
なされて出力端子に導かれ、それぞれのROM(3)1
〜Nのアドレス端子へ接続される。この2入力AND回
路(8)A1〜ANにおいては、ペリフェラルデータ信
号がプログラムにより制御されることによって書き込み
禁止機能の実現が可能となっている。
【0043】VCC(バイポーラ素子用の電源電圧はこの
ように表し、ユニポーラ素子用の電源電圧にはVDDとし
て表す)は、論理回路の動作用電源電圧であり、専用の
端子に印加されているが、これは総てのデバイス、論理
回路および能動素子に必要なものであり、VCC、VDDに
対してゼロ電位を表すGNDとともに、一般的には表示
を省略するのが慣例である。
【0044】しかし、表示の上で省略されている部分に
も必要であることはいうまでもないが、ここであえて表
示したのは図4と比較した場合の見地からである。な
お、2入力AND回路(8)A1〜ANは、それぞれ複
数のアドレス線を制御するので複数の素子が内包されて
いる。
【0045】さらに、高耐圧バッファ回路(9)B1〜
BNの詳細を図4により説明する。
【0046】上述では、動作用電源端子に加えるROM
(3)1〜Nへのデータ消去/書き込み用電源電圧につ
いてのみ説明したが、入力端子には、ホストコンピュー
タ1側のPIA(13)のペリフェラルデータ信号が、
書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置2内のインタ
ーフェース回路6を経由して制御バス中に存在し、この
信号が加わっている。
【0047】そして、入力端子の信号により電源電圧V
PPはコントロールされて出力端子に導かれ、それぞれの
ROM(3)1〜Nの消去/書き込み端子へ接続され
る。この高耐圧バッファ回路(9)B1〜BNにおいて
は、ペリフェラルデータ信号がプログラムにより制御さ
れることによって書き込み禁止機能の実現が可能となっ
ている。
【0048】この論理回路の動作用電源は、他の論理回
路の動作用電源(普通は5.0Vを印加する)と異なり、
ROM(3)1〜Nの書き込みを取り扱う電圧となるの
で高電圧が必要となる。そのために、VPPと表示して他
と区別している。
【0049】さらに、2入力AND回路(10)C1〜
CNの詳細を図5により説明する。
【0050】上述では、片方の端子に加えるチップセレ
クト信号についてのみ説明したが、もう一方の端子には
ホストコンピュータ1側のPIA(13)のペリフェラ
ルデータ信号が、書き込み禁止機能付き半導体ディスク
装置2内のインターフェース回路6を経由して制御バス
中に存在し、この信号が加わっている。
【0051】そして、両入力端子の信号は論理積処理が
なされて出力端子に導かれ、それぞれのROM(3)1
〜Nのチップセレクト端子へ接続される。この2入力A
ND回路(10)C1〜CNにおいては、ペリフェラル
データ信号がプログラムにより制御されることによって
書き込み禁止機能の実現が可能となっている。
【0052】以上のように、2入力AND回路(8)A
1〜AN、高耐圧バッファ回路(9)B1〜BN、2入
力AND回路(10)C1〜CNの論理回路のいずれの
入力にも、書き込み禁止機能の実現が可能なペリフェラ
ルデータ信号が共通に加わっている。
【0053】続いて、本実施例の作用について、具体的
に書き込み禁止処理の操作を説明する。
【0054】まず、ホストコンピュータ1側で、アセン
ブラ言語あるいはその他の言語を使って、PIA(1
3)の内部のレジスターを適時操作できるようにプログ
ラムを組んでおいて周辺用の記憶装置に保存しておく。
【0055】そして、必要な時にプログラムをメインの
メモリ12に読み込んでこれを実行することにより、2
入力AND回路(8)A1〜AN、高耐圧バッファ回路
(9)B1〜BN、2入力AND回路(10)C1〜C
Nの論理回路のうちの1つまたは2つ以上の組み合わせ
でペリフェラルデータ信号を制御することによって、書
き込み禁止機能付き半導体ディスク装置2を実現するこ
とができる。
【0056】たとえば、2入力AND回路(8)A1〜
ANを使用した場合には、一方の入力端子にLowレベ
ルのペリフェラルデータバス信号を加えることにより、
他方の入力端子のアドレス信号を無効にしてデータへの
アクセスを禁止する。
【0057】また、高耐圧バッファ回路(9)B1〜B
Nを使用した場合には、入力端子にLowレベルのペリ
フェラルデータバス信号を加えることにより、読み出し
動作専用の低電圧出力となるようにする。
【0058】さらに、2入力AND回路(10)C1〜
CNを使用した場合には、一方の入力端子にLowレベ
ルのペリフェラルデータバス信号を加えることにより、
他方の入力端子のチップセレクト信号を無効にして特定
デバイスへの選択を禁止にする。
【0059】以上のようにして、プログラムの実行によ
り、2入力AND回路(8)A1〜AN、高耐圧バッフ
ァ回路(9)B1〜BN、2入力AND回路(10)C
1〜CNのペリフェラルデータ信号を制御することによ
ってデータの書き込みを禁止することができる。
【0060】一方、使用しない論理回路がある場合は、
その回路を取り除き、ペリフェラルデータ信号以外をそ
れぞれのROM(3)1〜Nの専用端子に直結すればよ
い。この場合、ペリフェラルデータ信号は不要であるか
ら、PIA(13)のこれに該当する信号バスは省略す
ることができる。
【0061】さらに、上述のプログラムにコンピュータ
システムのオーナーもしくはスペシャルユーザが、ディ
スク毎に暗証番号を入力して必要なデータ領域、または
ROM(3)1〜Nのデバイス単位でデータの消去/重
複書き込みが不可能となるような機能を、そして保護が
不必要となれば、管理者が暗証番号の再入力により解除
も可能な機能をソフトウェア的に追加して実現すれば、
一般ユーザの操作ミスで長時間掛けて最適化したシステ
ムソフトやアプリケーションソフトの資産を保護するこ
とができる。なお、保護を解除した場合には、普通のデ
ィスク装置としても使用することができる。
【0062】また、書き込み禁止機能付き半導体ディス
ク装置2内のROM(3)1〜N、RAM(4)1〜N
についてのデータの読み書き方式は、任意のデータ領域
あるいは任意のROM(3)1〜Nのデバイス毎、特に
アドレス線の節約の見地から産業界で一般に用いられて
いる512byte毎のブロック形式などをとるのが有
効である。
【0063】特に、コンピュータの動作過程で、ソフト
ウェア側の要求によりテンポラリファイルへの読み書
き、およびホストコンピュータ1側のメインのメモリ1
2と書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置2側との
間でデータの受け渡しを行うスワップ動作など、高速に
対応しなければシステム全体の動作スピードに影響を与
える場合には、以下のようにして対応することができ
る。
【0064】すなわち、ホストコンピュータ1側の起動
時に、書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置2内の
高速読み書き動作対応のRAM(4)1〜Nの領域、ま
たは特定のRAM(4)1〜Nのデバイスを指定するプ
ログラムをメインのメモリ12に読み込んで、それを実
行するための専用ファイルに記述しておくことにより、
高速対応の要求を満足させることができる。
【0065】従って、本実施例の書き込み禁止機能付き
半導体ディスク装置2によれば、ペリフェラルデータ信
号が入力される2入力AND回路(8)A1〜AN、高
耐圧バッファ回路(9)B1〜BN、2入力AND回路
(10)C1〜CNの論理回路を有し、このペリフェラ
ルデータ信号のPIA(13)の内部レジスターを適時
操作できるようにプログラムを作成することにより、こ
のプログラムでペリフェラルデータ信号を制御してRO
M(3)1〜Nへのデータの消去/重複書き込みを禁止
し、書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置2を実現
することができ、かつこの書き込み禁止およびこの解除
は、システムのオーナーもしくはスペシャルユーザなど
の特定者のみが実施することができる。
【0066】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0067】たとえば、本実施例の書き込み禁止機能付
き半導体ディスク装置2については、PIA(13)の
内部のレジスターを適時操作できるようにプログラムを
組んでペリフェラルデータ信号を制御する場合について
説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、ハードウェア的に制御することも可能である。
【0068】たとえば、コンピュータシステムが暴走し
た場合は、ソフトウェアのみでは保護が無効になり、必
要なデータが破壊される危険性があるので、ハードウェ
アとしての複数のディップスイッチの組み合わせ設定に
よってプログラムでの制御と同じことができるようにす
る。
【0069】さらに、ソフトウェアまたはハードウェア
のどちらか一方のみの設定でも、あるいは双方の複合設
定でも保護は有効になるようにしておくことにより、一
層データの破壊を防止することができる。
【0070】また、暗証番号の設定としてソフトウェア
を用いた場合にも、万一暴走してこれが無効になって
も、ハードウェア設定によりデータは保護されるととも
に、リセット後のシステム再起動時にソフトウェアによ
る再設定が自動的に行われるようにすれば、暴走時の保
護解除のままの状態を回避させることができる。
【0071】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその利用分野であるコンピュータシス
テムに用いられる半導体ディスク装置に適用した場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、長
時間留守番電話、録音再生機、ディジタルBGM機器な
どの他の装置の半導体ディスク装置についても広く適用
可能である。
【0072】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0073】(1).読み書き可能なROMおよびRAMを
複合的に用い、かつソフトウェア、ハードウェアまたは
その両方により制御してROMに書き込まれているデー
タの消去/重複書き込みを禁止する保護手段を有するこ
とにより、コンピュータシステムのオーナーまたはスペ
シャルユーザなどの特定者において、半導体ディスク装
置内の任意のデータ領域あるいは任意のROMデバイス
毎にデータの保護が可能となり、一般ユーザの操作ミス
またはシステムの暴走から必要なデータを守ることが可
能となる。
【0074】(2).前記(1) において、書き込み禁止の保
護機能を解除した場合には、一般のディスク装置として
も使用が可能となり、また用途に応じて複数のROMお
よびRAMを使い分けることができるので、多種の環境
に適したシステムの構築が可能となる。
【0075】(3).前記(1) により、従来のような磁気デ
ィスク方式におけるヘッドのリード/ライトおよびスピ
ンドルモータ制御などが不要で、しかもヘッド位置決め
制御に相当する働きはアドレス信号による電気的なアク
セスのみの単純方式なので複雑なインターフェースは必
要なく、従ってインターフェース方式の違いが生じる余
地がなく、必要なアドレス空間を確保できればどのよう
な方式のホストコンピュータとも、データバスのビット
サイズさえ合えば原理的には接続可能となり、汎用性の
向上が可能となる。
【0076】(4).前記(1) において、予め高速の読み書
き用にRAM領域またはこれに代わる高速動作デバイス
領域を指定できるようにした場合には、プログラムでR
AM領域または高速動作デバイス領域を指定することに
よって読み書きの高速動作の要求に対応可能となる。
【0077】(5).前記(1) において、半導体ディスク装
置のインターフェース回路内にデコーダを内蔵した場合
には、ホストコンピュータのデータバスにエンコーダを
採用することによって、外部バス信号線は少ないながら
も半導体ディスク装置側のデコーダで元の信号線数に戻
すことができるので、データ伝送回路が少ない配線数と
小形パッケージを維持しながら実現でき、特にメモリの
チップ面積当たりのセル単位の増加が進んで半導体ディ
スク装置の需要が向上した場合に有利となる。
【0078】(6).前記(5) により、信号線を少なくする
ことができるので、ホストコンピュータ側、半導体ディ
スク装置側ともにボード設計の負担が軽減され、かつホ
ストコンピュータに対して半導体ディスク装置の着脱仕
様が要求される場合に、適用するコネクタの設計も簡単
かつ容易に可能となる。
【0079】(7).前記(1) 〜(6) により、ROMおよび
RAMの複合的な使用によって広大なアドレス空間を実
現してメモリの取り扱い量を増大させ、かつ消去/書き
込み禁止あるいは解除可能な半導体ディスク装置を実現
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である書き込み禁止機能付き
半導体ディスク装置およびホスト側との接続を示すブロ
ック図である。
【図2】本実施例において、ホスト側のCPUを示す説
明図である。
【図3】本実施例において、アドレス信号の制御を行う
AND回路を示す説明図である。
【図4】本実施例において、高電圧動作電源の制御を行
う高耐圧バッファ回路を示す説明図である。
【図5】本実施例において、チップセレクト信号の制御
を行うAND回路を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置 3 ROM 4 RAM 5 デコーダ 6 インターフェース回路 7 書き込み用電源電圧回路 8 2入力AND回路(保護手段) 9 高耐圧バッファ回路(保護手段) 10 2入力AND回路(保護手段) 11 CPU 12 メモリ 13 PIA 14 その他の回路 15 エンコーダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性の書き込みおよび読み出し可能
    なROM、および随時書き込みおよび読み出し可能なR
    AMを複合的に用い、かつ前記ROMに書き込まれてい
    るデータの消去/重複書き込みをソフトウェア、ハード
    ウェアまたはその両方により制御して禁止する保護手段
    を有し、前記保護手段により任意のROMに書き込まれ
    ているデータの消去/重複書き込みを禁止することを特
    徴とする書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記ROMおよび前記RAMで構
    成される1つのディスクのうち、任意のROMデバイス
    に対して、任意のアドレス線を論理回路とソフトウェア
    またはハードウェアあるいはその両方を用いてアクセス
    を不可能にして、既に書き込まれているデータへの消去
    /重複書き込み禁止が可能な前記保護手段を有し、かつ
    これらの操作は特定者のみがソフトウェアまたはハード
    ウェアあるいはその両方によりプロテクト解除可能とす
    ることを特徴とする請求項1記載の書き込み禁止機能付
    き半導体ディスク装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記ROMおよび前記RAMで構
    成される1つのディスクのうち、任意のROMデバイス
    に対して、消去/書き込み端子に加える書き込み用電源
    電圧を高耐圧論理回路とソフトウェアまたはハードウェ
    アあるいはその両方を用いて印加不可能にして、既に書
    き込まれているデータへの消去/重複書き込み禁止が可
    能な前記保護手段を有し、かつこれらの操作は特定者の
    みがソフトウェアまたはハードウェアあるいはその両方
    によりプロテクト解除可能とすることを特徴とする請求
    項1記載の書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置。
  4. 【請求項4】 複数の前記ROMおよび前記RAMで構
    成される1つのディスクのうち、任意のROMデバイス
    に対して、チップセレクト端子に加える信号を論理回路
    とソフトウェアまたはハードウェアあるいはその両方を
    用いてデバイスの選択を不可能にして、既に書き込まれ
    ているデータへの消去/重複書き込み禁止が可能な前記
    保護手段を有し、かつこれらの操作は特定者のみがソフ
    トウェアまたはハードウェアあるいはその両方によりプ
    ロテクト解除可能とすることを特徴とする請求項1記載
    の書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記データの読み書きに高速動作が要求
    される場合に、予め高速の読み書き用にRAM領域また
    はこれに代わる高速動作デバイス領域を指定可能とする
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の書き
    込み禁止機能付き半導体ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体ディスク装置のインターフェ
    ース回路内に、ホストコンピュータ側からの符号化され
    た信号を復元するデコーダを内蔵することを特徴とする
    請求項1、2、3または4記載の書き込み禁止機能付き
    半導体ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記ROMとして、PROM、EPRO
    M、EEPROMおよびフラッシュEEPROMのうち
    少なくとも1つを用い、前記RAMとしてSRAMおよ
    びDRAMのうち少なくとも1つを用いることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の書き込み禁止機能
    付き半導体ディスク装置。
JP6594594A 1994-04-04 1994-04-04 書き込み禁止機能付き半導体ディスク装置 Pending JPH07281958A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5991197A (en) * 1997-10-17 1999-11-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor memory device having data protection feature

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5991197A (en) * 1997-10-17 1999-11-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor memory device having data protection feature

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