JPH07278512A - アクリル系粘着剤組成物 - Google Patents

アクリル系粘着剤組成物

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JPH07278512A
JPH07278512A JP7487594A JP7487594A JPH07278512A JP H07278512 A JPH07278512 A JP H07278512A JP 7487594 A JP7487594 A JP 7487594A JP 7487594 A JP7487594 A JP 7487594A JP H07278512 A JPH07278512 A JP H07278512A
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JP
Japan
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acrylate
meth
tackifying resin
sensitive adhesive
molecular weight
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JP7487594A
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Norio Numata
憲男 沼田
Masateru Fukuoka
正輝 福岡
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】アクリル系共重合体、粘着付与樹脂および架橋
剤からなるアクリル系粘着剤組成物において、アクリル
系共重合体の重量平均分子量は20〜150万で、且
つ、重量平均分子量(Mw )と数平均分子量(Mn ) の
比(Mw /Mn )は2〜4であり、粘着付与樹脂の水酸
基指数は1.5〜6.0、および軟化点指数は4.5〜
6.5の範囲であることを特徴とするアクリル系粘着剤
組成物。 【効果】 本発明のアクリル系粘着剤組成物は、極性の
高い被着体のみならず低極性の被着体面にも接着力が高
い粘着剤が得られる。さらに、高温下での凝集力や樹脂
発泡体などの凹凸表面にも比較的接着性が高く、上記特
性がバランス良く具備される。従って、本発明の粘着剤
組成物は、各種用途粘着テープに好適に使用出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリル系の粘着剤組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴム系の粘着剤に比較して、耐候
性や耐溶剤性に優れる粘着剤として、アクリル系の粘着
剤が開発され、各種用途に利用されているが、アクリル
系粘着剤は低温の接着性に劣るという欠点がある。
【0003】上記問題点を解決する方法として、特定の
水酸基価を有する樹脂酸のエステル化物を粘着付与樹脂
として使用したアクリル系粘着剤組成物が報告されてい
る(特開平3−281587号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記記
載のアクリル系粘着剤は低温の接着性は改善されるもの
の、ウレタンフォームやポリエチレンフォームなどの合
成樹脂発泡体への接着性、および凝集力という点では必
ずしも満足できるものではなかった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは極性および非極性の被着体
面と共に、合成樹脂発泡体などの凹凸表面を有する被着
体面にも高い接着力を有し、且つ、凝集力においても優
れた性能を有するアクリル系粘着剤組成物を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のアクリル系粘着
剤組成物は、アクリル系共重合体、粘着付与樹脂および
水酸基と架橋反応可能な架橋剤からなる。
【0007】上記アクリル系共重合体は、アルキル(メ
タ)アクリレートと、水酸基を有するビニルモノマーか
らなり、該アルキル(メタ)アクリレートのアルキル基
の炭素数は2〜14が好ましく、さらに好ましくは4〜
9である。
【0008】上記アルキル(メタ)アクリレートとして
は、エチルアクリレート、n−プロピル(メタ)アクリ
レート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチ
ル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アク
リレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−オク
チル(メタ)アクリレート、イソオクチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソノ
ニルアクリレート、ラウリル(メタ)アクリレートなど
が挙げられ、1種以上を併用しても良い。
【0009】上記アクリル系共重合体中の上記アルキル
(メタ)アクリレートの配合量としては、70〜99.
5重量%さらには、75〜95重量%が好ましい。70
重量%未満では、後で述べる粘着付与樹脂を配合した後
の粘着剤の凝集力が高くなり過ぎて、粘着力が低下す
る。また、99.5重量%を越えると、必要な凝集力が
得にくくなる。
【0010】上記水酸基を有するビニルモノマーとして
は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロ
キシ(メタ)ブチルアクリレート、カプロラクトン変性
(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレンオキシド変
性(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0011】上記アクリル系共重合体中の水酸基を有す
るビニルモノマーの配合量としては、0.05〜1.0
重量%が好ましい。0.05重量%未満では、凝集力が
得にくくなり、1.0重量%を越えると、凝集力が高く
なり過ぎて凹凸面への接着性が得られにくくなる。
【0012】上記モノマー以外に必要に応じて、さら
に、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、(無水)マレイ
ン酸、(無水)フマル酸などのカルボキシル基含有ビニ
ルモノマー、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピ
ロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロイルモ
ルフォリン、(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミドなどの高極性基を有するビニルモノマー、メチ
ル(メタ)アクリレート、スチレン、酢酸ビニルなどの
共重合可能なビニルモノマーを併用しても良い。
【0013】上記アクリル系共重合体中の上記ビニルモ
ノマーの配合量としては、0.5〜30重量%が好まし
い。0.5重量%未満では凝集力が得にくくなり、30
重量%を越えると、凝集力が高くなり過ぎて凹凸面への
接着性が得られにくくなる。
【0014】上記アクリル系共重合体は、上記ビニルモ
ノマーに重合開始剤を添加して溶液重合、塊状重合、懸
濁重合、光重合などの方法により得られるが、重合熱を
分散出来ること、粘度を調整出来ること、粘着付与樹脂
を均一に混合し易いなどの点で溶液重合が好ましい。上
記溶液重合の重合開始剤としては、アゾイソブチロニト
リル、過酸化ベンゾイルなどが挙げられる。
【0015】上記アクリル系共重合体の重量平均分子量
は、20〜150万である。さらに好ましくは35〜7
5万である。20万未満の場合では必要な凝集力が得ら
れにくくなり、また、150万を越えると粘度が高くな
り粘着付与樹脂との混合や塗工工程での生産性が悪くな
るからである。
【0016】また、上記アクリル系共重合体の重量平均
分子量(Mw )と数平均分子量(M n )の比(Mw /M
n )、すなわち分子量分布は2.0〜4.0であり、さ
らに最も好ましい範囲としては2.0〜3.5である。
4.0を越えると凝集力と粘着力とのバランスが悪くな
り、2.0未満の重合体を製造することは実質的に困難
である。
【0017】本発明に使用される粘着付与樹脂の水酸基
指数(I)は、1.5〜6.0である。上記水酸基指数
とは、各粘着付与樹脂の水酸基価と該粘着付与樹脂の重
量分率(アクリル系共重合体と粘着付与樹脂の合計量に
対する各粘着付与樹脂の重量%)との積の総和を示した
ものであり、粘着剤系内に存在する粘着付与樹脂の水酸
基の濃度を表すパラメーターである。上記水酸基指数
(I)は、以下に示す式で求めることが出来、水酸基価
は、JIS−K0070に準じて測定することが出来
る。 水酸基指数(I)=Σ(OHVi ×Wi ) (1) 〔OHVi :第i成分の水酸基価、Wi :第i成分の重
量分率〕上記水酸基指数が1.5未満の場合には、凹凸
面への接着性が悪くなり、また、6.0を越えると、必
要な凝集力が得られなくなる。
【0018】また、本発明に使用される粘着付与樹脂の
軟化点指数(II)は、4.5〜6.5である。上記軟化
点指数が4.5未満の場合には、ポリオレフィンへの接
着性が低くなり、また、6.5を越えると凹凸面への接
着性や低温での粘着力が低下する。
【0019】軟化点指数(II)とは、各粘着付与樹脂の
重量分率(アクリル系共重合体と粘着付与樹脂の合計量
に対する各粘着付与樹脂の重量%)と軟化点との商の総
和を10000倍した値を示したもので、粘着剤全体の
凝集力レベルを示すパラメーターである。上記軟化点指
数は、以下に示す式で示すことが出来、高分子混合系の
ガラス転移点を求める式に準じて求めることが出来、粘
着剤全体のガラス転移温度に相関する(J.E.NIE
LSEN著、小野木 重治訳:「高分子と複合材料の力
学的性質」、P16に記載)。 軟化点指数(II)=Σ(Wi /Spi )×104 (2) 〔Spi :第i成分の軟化点、Wi :第i成分の重量分
率〕
【0020】上記粘着付与樹脂は水酸基を有するもので
あって、主としてロジン系化合物のエステル化物が挙げ
られる。上記ロジン系化合物としては、ロジンモノマ
ー、ロジンダイマー、不均化ロジン、水添ロジンおよび
これらの混合物が挙げられ、ロジン系化合物のエステル
化物は、上記ロジン系化合物と多価アルコールとのエス
テル化物が挙げられる。上記多価アルコールとしては、
ジエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリト
ールなどが挙げられ、さらに好ましくはグリセリン、ペ
ンタエリスリトールである。
【0021】さらに、水酸基を含まないものとして、C
5系(脂肪族系)およびC9系(芳香族系)などの石油
樹脂、テルペン樹脂、キシレン樹脂、スチレン系樹脂な
らびにこれらの変性フェノール化合物や、エステル化し
ない上記ロジン化合物が挙げられる。
【0022】本発明の粘着剤組成物は、上記粘着付与樹
脂を任意に併用して水酸基指数(I)および軟化点指数
(II)の値が上記範囲内に入るようにすれば良い。
【0023】本発明の粘着剤組成物は、水酸基と反応可
能な架橋剤を使用する。上記架橋剤としては、例えばト
リレンジイソシアネート(TDI)、トリジンジイソシ
アネート(TODI)、キシリレンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)などの芳
香族ジイソシアネート化合物、ヘキサメチレンジイソシ
アネート(HMDI)、イソホロンジイソシアネート
(IDI)などの脂肪族もしくは脂環式ジイソシアネー
ト化合物、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシ
アネート3量体付加物、トリフェニルメタントリイソシ
アネート、メチレンビス(4−フェニルメタン)トリイ
ソシアネートなどのトリイソシアネート化合物が挙げら
れる。
【0024】また、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、トリグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジ
オールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパン
トリグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグ
リシジルアミン、N,N,N’,N’−テトラグリシジ
ルm−キシレンジアミン、1,3−ビス(N,N’−ジ
グリシジルアミノメチル)シクロヘキサン等のエポキシ
化合物が挙げられる。
【0025】さらに、トリメトキシシラン、トリエトキ
シシラン、トリブトキシシランなどのアルコキシシラン
化合物が挙げられる。
【0026】上記架橋剤の添加量としては、上記アクリ
ル系重合体100重量部に対して、0.02〜2重量部
が好ましい。
【0027】本発明の粘着剤組成物には、必要に応じて
可塑剤、軟化剤、充填剤、顔料、染料などの添加剤が添
加されても良い。
【0028】本発明の粘着剤組成物を、基材の片面また
は両面に塗布して粘着剤層を形成させることにより粘着
テープが得られる。上記基材としては、紙、不織布、ポ
リエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂などの合成樹脂フ
ィルム、ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
クロロプレン樹脂、アクリル系樹脂などの合成樹脂発泡
体などが使用出来る。さらに、粘着剤自体のみをシート
状に成形することにより基材層を有しない所謂、ノンサ
ポートタイプの両面粘着テープも得られる。
【0029】
【作用】本発明のアクリル系粘着剤組成物は、分子量と
分子量分布が限定された特定組成のアクリル系共重合体
と、限定された範囲の水酸基指数および軟化指数を有す
る粘着付与樹脂を組み合わせることにより常温粘着力お
よびポリオレフィンなどの非極性への接着性が確保で
き、且つ、凹凸面への接着性にも優れている。さらに、
凝集力も高いため、高温保持力においても優れている。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
尚、以下、「部」とあるのは「重量部」を意味する。 (アクリル系共重合体1〜8の作成)表1に示した配合
組成に従って、イソノニルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、エチルアクリレート、エ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリル酸、
N−ビニルカプロラクタム、酢酸ビニルおよびラウリル
メルカプタンを、酢酸エチル80部と共に、攪拌機、還
流冷却管、温度計、滴下ロートおよび窒素ガス導入口を
備えた五つ口フラスコ中に仕込み、攪拌溶解して均一混
合物とした後、窒素ガスで約30分間パージして、モノ
マー溶液中に存在する酸素を除去した。
【0031】その後、窒素ガスでフラスコ内の空気を置
換し、攪拌しながら昇温し、これを70℃に保持してベ
ンゾイルパーオキサイド0.03部を1部の酢酸エチル
に溶解させた溶液を、滴下ロートにより滴下した後、そ
のままの温度で10時間重合反応させて、水酸基を有す
るアクリル系共重合体の溶液を得た。
【0032】(アクリル系共重合体の分子量測定)上記
各配合組成で得られたアクリル系共重合体溶液の重量平
均分子量および数平均分子量の測定を行った。上記分子
量は、ゲルパーミッションクロマトグラフィーにより、
標準ポリスチレンを基準とし、テトラヒドロフランを溶
離剤とし、検出は屈折系を用いて測定した。その結果を
同様に表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】(アクリル系粘着剤組成物の作成)表2、
3に示した配合組成(1〜16)に従って、アクリル系
重合体A〜Gと各種粘着付与樹脂をトルエンで希釈しな
がら均一に混合して45重量%の粘着剤組成物の溶液を
得た。
【0035】尚、表2、3において各成分の詳細は以下
の通りである。尚、以下、「OHV」は水酸基価、「S
p」は軟化点(絶対温度)を表す。粘着付与樹脂1:水
添ロジンのペンタエリスリトールによるエステル化物、
荒川化学工業社製、商品名「エステルガムHP」(OH
V=56.0、Sp=368)。
【0036】粘着付与樹脂2:不均化ロジンのグリセリ
ンエステルによるエステル化物、荒川化学工業社製、商
品名「スーパーエステルA100」(OHV=10.
1、Sp=373)。
【0037】粘着付与樹脂3:C9系石油樹脂、三菱石
油社製、商品名「オリゴテック1400」(OHV=
0、Sp=393)。
【0038】粘着付与樹脂4:C5系石油樹脂、三井石
油化学社製、商品名「FTR6100」(OHV=0、
Sp=373)。
【0039】粘着付与樹脂5:不均化ロジンを、グリセ
リンおよびペンタエリスリトールの混合物によりエステ
ル化したもの:荒川化学工業社製、商品名「スーパーエ
ステルA115」(OHV=20.8、Sp=38
8)。
【0040】粘着付与樹脂6:不均化ロジンのペンタエ
リスリトールによるエステル化物、荒川化学工業社製、
商品名「スーパーエステルA125」(OHV=10.
4、Sp=398)。
【0041】粘着付与樹脂7:ロジンモノマーと重合ロ
ジンの混合物、荒川化学工業社製、商品名「シルバタッ
ク140」(OHV=0、Sp=413)。
【0042】粘着付与樹脂8:ロジンモノマーおよび重
合ロジンの混合物を、ペンタエリスリトールおよびグリ
セリン混合物によりエステル化したもの、荒川化学工業
社製、商品名「ペンセルD160」(OHV=41.
0、Sp=433)。
【0043】さらに、上記配合組成(1〜16)による
各粘着剤組成物の水酸基指数および軟化指数を表2、3
に示した。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】(粘着テープの作成)上記配合組成(1〜
16)の各粘着剤組成物の溶液に、トリメチロールプロ
パンのトリレンジイソシアネート付加物の酢酸エチル溶
液(商品名「コロネートL55E、日本ポリウレタン工
業社製、固形分55重量%)2.4部を添加(アクリル
系重合体100部に対して)して均一に混合した後、剥
離シート上に塗布乾燥して65μmの粘着剤層を形成さ
せた積層体を得た。上記積層体を坪量14g/m2 の不
織布の両面にラミネートすることにより転写塗布した
後、40℃中で3日間養生して両面粘着テープを得た。
【0047】(粘着テープの評価方法) (SP粘着力の評価)上記両面粘着テープを、JIS−
Z0237に準じてSUS304板に20mm幅で貼り
合わせ、23℃、20分間放置した後、180度方向、
引張り速度300min/分の条件で剥離強度を測定し
た。
【0048】(対ポリプロピレンの粘着力評価)上記両
面粘着テープを、ポリプロピレン板に20mm幅で貼り
合わせ、23℃、20分間放置した後、常温下、180
度方向、引張り速度300min/分の条件で剥離強度
を測定した。
【0049】(保持力の評価)上記両面粘着テープ(2
0×20mmの大きさにカットしたもの)の両面に、S
US304板を貼合わせて積層体とし、23℃、20分
間放置した。上記積層体を、80℃温度下に20分間放
置し、ズレ方向に1kgの荷重をかけて1時間後のズレ
長さ(もしくは落下時間)を測定した。
【0050】(凹凸面接着性)上記両面粘着テープの片
面を38μmのポリエステルフィルムでバッキングして
20mm幅の片面粘着テープ試料を作成した。上記粘着
テープ試料を幅25mm、長さ120mm、厚さ10m
mにカットした密度0.05g/cm3 のウレタン発泡
体シートの被着体面に5℃雰囲気下で500gローラー
を用いて貼付け圧着(ウレタン発泡体が1/2厚みに圧
縮するまで)し、5℃雰囲気下、180度方向、引張り
速度300min/分の条件で凹凸面からの剥離力を測
定をした。その評価結果を表4、5に示した。
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】
【発明の効果】本発明の粘着剤組成物は、特定の分子量
と分子量分布を有するアクリル系共重合体と、特定の水
酸基濃度と特定の軟化点を有するロジン誘導体を組合わ
せることにより、極性の高い被着体面のみならず低極性
の被着体面に対しても高い接着力を有する。さらに、高
温下での凝集力や樹脂発泡体などの凹凸表面にも比較的
接着性が高く、上記各特性がバランス良く具備される。
従って、本発明の粘着剤組成物は、各種用途の粘着テー
プおよび両面粘着テープに好適に使用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルキル(メタ)アクリレートと水酸基を
    有するビニルモノマーからなるアクリル系共重合体、粘
    着付与樹脂および水酸基と架橋反応可能な架橋剤からな
    るアクリル系粘着剤組成物において、 上記アクリル系共重合体の重量平均分子量は20〜15
    0万で、且つ、重量平均分子量(Mw )と数平均分子量
    (Mn )の比(Mw /Mn )は2.0〜4.0であり、
    粘着付与樹脂の水酸基指数(I)は1.5〜6.0、お
    よび軟化点指数(II)は4.5〜6.5の範囲であるこ
    とを特徴とするアクリル系粘着剤組成物。
JP7487594A 1994-04-13 1994-04-13 アクリル系粘着剤組成物 Pending JPH07278512A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11315270A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Sekisui Chem Co Ltd アクリル系シーリング材
JP2006249404A (ja) * 2005-02-14 2006-09-21 Nitto Denko Corp 粘着テープ及び粘着剤組成物
JP2007291299A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Sekisui Chem Co Ltd アクリル系粘着剤組成物
JP2011105957A (ja) * 2005-02-14 2011-06-02 Nitto Denko Corp 粘着テープ及び粘着剤組成物
JP2015110724A (ja) * 2013-11-07 2015-06-18 積水化学工業株式会社 粘着テープ

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