JPH07273962A - 画像データ通信システム - Google Patents

画像データ通信システム

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Publication number
JPH07273962A
JPH07273962A JP6061882A JP6188294A JPH07273962A JP H07273962 A JPH07273962 A JP H07273962A JP 6061882 A JP6061882 A JP 6061882A JP 6188294 A JP6188294 A JP 6188294A JP H07273962 A JPH07273962 A JP H07273962A
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JP
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image data
conversion
capability
transmission
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Application number
JP6061882A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Hatano
充 波多野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】送信側での画像データの解像度変換処理回数を
減らし、高画質なFAX通信を可能にする。 【構成】FAX受信側相手局の解像度能力をFAX送信
側自局で事前に記憶しておく。記憶した受信側解像度能
力に応じた解像度でもって、送信側自局は送信しようと
する画像データの解像度変換を1回行なう。受信側解像
度能力が記憶されていない場合であって受信側解像度能
力が解像度変換後の画像データに対応できないときだ
け、送信側自局は送信しようとする画像データの解像度
を受信側に合わせて再変換する(ST34)。この場
合、送信側自局は受信側相手局の識別コード(ダイヤル
番号)とともにその解像度能力を記憶する(ST4
0)。これにより1度でも通信をしたことのある受信側
相手局の解像度能力は、送信側自局に記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数種の解像度で画
像データの通信を行なうことができる画像データ通信シ
ステムの改良に関する。とくに、送信側画像データ解像
度と受信側解像度対応能力との食い違いに起因した、送
信画像データの解像度変換処理の必要回数を極力へらす
ことのできる、ファクシミリ(FAX)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データ通信システムとして、ファク
シミリ装置が一般的に普及している(以下、ファクシミ
リはFAXと略記する)。FAX装置は、たとえば図4
に示すような外観を持っている。装置全面上部にはコン
トロールパネル10が配置される。このコントロールパ
ネル10上には、テンキー部10a、アルファベット文
字キー部10b、液晶表示部10cなどが設けられてい
る。
【0003】テンキー部10aには、種々な設定登録を
行なうためのメニューキー、登録内容のセット/リセッ
トキー、スキャナ取込/FAX送信スタートキーなどが
含まれている。またアルファベット文字キー部10bに
は、矢印キー(カーソルキー)、スペースキー、削除/
挿入キーなどが含まれている。
【0004】このFAX装置にはさらに、送受話器10
1、原稿台102、原稿ガイド103、原稿スタッカ1
04、補助原稿スタッカ105(オプション)、受信部
カバー106、受信スタッカ107、記録紙残量表示窓
108、前面カバー110、前面カバー釦110aなど
が設けられている。紙詰まりなどで内部点検をするとき
に、前面カバー釦110aを押して前面カバー110を
開けることになる。
【0005】図4のFAX装置の本体内部には、図示し
ないが、スキャナ装置、印字装置、画像処理装置、モデ
ム、回線接続装置(ネットワーク制御ユニット;NCU
と略記される)、全体制御を行なうマシンコントローラ
(1以上のCPUで構成される)などが設けられてい
る。
【0006】スキャナ装置は、原稿台102から送り込
まれた原稿(図示せず)をスキャンしその画像情報を2
値化して画像データ化する。スキャンされた後の原稿は
原稿スタッカ104に排出される。また印字装置は、外
部からFAX送信されてきた画像データを印刷用紙(図
示せず)に印刷する。印刷された用紙は受信スタッカ1
07に排出される。
【0007】画像処理装置は、スキャナ装置で取り込ま
れた画像情報をその内容(文字、写真など)に応じた画
像データに変換する。こうして得られた画像データの解
像度は必要に応じて解像度変換され、これがモデム/回
線接続装置を介してFAX送信される。
【0008】従来のFAX装置では、原稿のスキャナ入
力時はそのマシンコントローラが持っている解像度の中
よりユーザが選択した解像度能力で原稿を入力する。ス
キャナで取り込んだ原稿画像データの送信時において、
受信側相手FAX装置が送信解像度以下の能力しか持た
ない場合には、送信側において再度解像度変換を実施し
てから送信している。
【0009】FAX解像度能力は、主走査(本/mm)x
副走査(本/mm)で定義され、以下の4種類の解像度が
国際電信電話諮問委員会(International Telephone an
d Telegraph Consultative Committee;CCITTと略
称されている)で規格化されている。
【0010】(1)8x3. 75(本/mm) (2)8x7. 7(本/mm) (3)8x15. 4(本/mm) (4)16x15. 4(本/mm)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】たとえば送信側で16
x15. 4(本/mm)の高解像度FAX送信をしようと
しても相手受信側FAX装置が仮に8x7. 7(本/m
m)までの解像度能力までしか持っていないときは、回
線送信開始までに送信側で再度8x7. 7(本/mm)の
解像度まで再変換しなければならない。この場合、原稿
入力時の解像度変換の他に相手能力による解像度再変換
の合計2回の変換処理が行なわれる。すると、この2重
解像度変換処理に伴い送信原稿画像に画質劣化が生じ
る。
【0012】また、送信側のユーザは高解像度16x1
5. 4(本/mm)で送信しているつもりなのに実際には
その能力以下で送信されている場合があり、解像度能力
の低下したFAX送信にユーザが気づかないこともあ
る。
【0013】この発明の目的は、送信側での画像データ
の解像度変換処理を始めから受信側の解像度能力に合わ
せて行なうことにより解像度変換処理回数を極力減ら
し、高画質な画像データ通信を可能にする画像データ通
信システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】受信側相手局の解像度能
力を送信側自局で事前に記憶しておく(ユーザがマニュ
アルで、または初回の通信時に自動的に)。記憶した受
信側解像度能力に応じた解像度でもって、送信側自局は
送信しようとする画像データの解像度変換を1回行なう
(解像度変換1)。受信側解像度能力が記憶されていな
い場合であって受信側解像度能力が解像度変換後の画像
データに対応できないときだけ、送信側自局は送信しよ
うとする画像データの解像度を受信側に合わせて再変換
する(解像度変換2)。この場合、送信側自局は受信側
相手局の識別コード(ダイヤル番号)とともにその解像
度能力を記憶する。これにより1度でも通信をしたこと
のある受信側相手局の解像度能力は、送信側自局に記憶
される。
【0015】
【作用】受信側相手局の解像度能力が送信側自局に記憶
されている場合は、受信側相手局の解像度能力に合わせ
て送信画像データの解像度変換(解像度変換1)が行な
われる。この場合、受信側相手局が送信解像度に対応し
ていない場合に必要となるその後の解像度再変換処理
(解像度変換2)が不要となる。すると、この解像度再
変換処理(解像度変換2)に伴う画質劣化がなくなり、
また解像度再変換処理(解像度変換2)に必要な処理時
間とその処理に伴う電力消費が節約される。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の一実施
例を説明する。図3は、この発明の一実施例に係る画像
データ通信システムとしてのファクシミリ装置の電気系
ハードウエアの一例を示す。
【0017】スキャナ12は、原稿をスキャンして原稿
上の画像パターンを2値化し、デジタル画像データを出
力する。画像処理部14は、スキャナ12からの画像デ
ータ中の白黒画像を判定/識別し、文字データのエッジ
補正などを行なう。解像度変換1部16は、スキャナ1
2から取り込まれ画像処理部14にて処理を受けた原稿
画像データを、ユーザが選択した解像度に変換する。画
像メモリ18は、画像処理および解像度変換1処理後の
原稿画像データを記憶する。
【0018】システムCPU30は、スキャナ動作、画
像処理動作、解像度変換1動作、コントロールパネル1
0の液晶表示部10cにおける表示動作等を、制御バス
B1を介して制御する。
【0019】FAXCPU32は、FAX送受信プロト
コル処理など通信に関する制御を、ローカルバスB2を
介して行なう。メモリ28は、システムCPU30より
リード/ライトアクセス可能な不揮発性メモリ(たとえ
ばバッテリバックアップされたCMOSメモリ)で構成
される。このメモリ28には、通信相手のFAX番号
(電話番号)毎に、その解像度能力(1種以上の対応解
像度)を記憶する。
【0020】また共有メモリ33は、システムCPU3
0よりの命令(コマンド)およびFAXCPU32より
の処理状態(ステータス)を通信するために、システム
CPU30およびFAXCPU32のいずれからもリー
ド/ライトアクセス可能なメモリ(たとえばデュアルポ
ートCMOSメモリ)で構成される。
【0021】解像度変換2部22は、原稿入力時(解像
度変換1の処理後)と実送信時とで解像度が異なる場合
に、送信データの解像度を再変換する。(原稿の再スキ
ャンは、ユーザの手間がかかるのでしない。)この解像
度再変換を行なうときは、FAXCPU32は切換スイ
ッチ20を解像度変換2側へ切り換えて、画像メモリ1
8から読み出した送信画像データを解像度変換2処理部
22へ送る。
【0022】原稿入力時(解像度変換1の処理後)と実
送信時とで解像度が変わらず、上記解像度再変換を必要
としないときは、FAXCPU32は切換スイッチ20
をモデム側へ切り換えて、画像メモリ18から読み出し
た送信画像データをモデム24へ送る。
【0023】モデム24は、画像メモリ18または解像
度変換2処理部22からの画像データを、アナログ回線
(電話回線)で送受信できるように信号変換する。NC
U(ネットワーク制御ユニット)26は、電話回線への
ダイヤリング、呼び出し信号による電話受取などの回線
網を制御する装置である。
【0024】送信相手FAX機種の解像度能力のメモリ
28への書き込み/書き換えは次の3 種に大別される。 (ア)ユーザ設定によるマニュアル書込モード 送信相手FAX機種の能力(仕様)が既に判明している
場合にユーザ自身がマニュアルで設定する。
【0025】(イ)FAX通信処理に伴う自動書込モー
ド 実際のFAX送信プロトコルの手順を踏んでいるときに
送信相手FAX機種の解像度能力を自動判別する(主に
その相手への初回通信時)。
【0026】(ウ)FAX通信による自動書換モード 送信相手がFAXを新機種に交換するなどして受信側の
解像度能力が変更された場合に、自動書込モード(イ)
と同様に行なう。
【0027】図2は、図3のFAX装置において、FA
X送信前のFAXCPU32による処理の一例を示す。
また図1は、図3のFAX装置において、FAX送信時
のシステムCPU30によるソフトウエア処理の一例を
示す。
【0028】FAX通信が初めての送信相手へのもので
あり(ステップST10、ノー)、相手FAXの解像度
能力が送信自局のメモリ28に設定されていない場合
(ステップST12、ノー)、原稿入力(解像度変換
1)は送信側能力の全てについてユーザ選択を可能とす
る。ここで、送信側の解像度を、以下の4種とする。
【0029】(1)標準モード(デフォルト)………解
像度8x3. 85 (本/mm) (2)精細モード ………解像度8x7.
7 (本/mm) (3)高精細モード ………解像度8x1
5. 4 (本/mm) (4)超高精細モード ………解像度16x1
5. 4(本/mm) 「送信相手FAXの解像度能力をユーザ自身がマニュア
ルで設定する」というマニュアル書込モードは、短縮ダ
イヤル登録の時の付加的作業として行なうことができ
る。その例を以下に示す。
【0030】コントロールパネル10を操作して、「短
縮ダイヤル登録」モードを選択する。すると、液晶表示
部10cに、登録短縮番号と相手名称と相手電話番号の
入力メニューが現われる。このメニューでは、たとえば
以下のような内容が表示される。
【0031】「短縮番号 =??? 相手名称 =???? 相手電話番号=???ー???ー???? 解像度能力 0 =標準 1 =精細 2 =高精細 3 =超高精細」 ユーザは、所定の項目をコントロールパネル10上のテ
ンキー、アルファベットキー、矢印キー(カーソルキ
ー)、エンターキーなどを用いて、以下のような入力を
行なう。 「短縮番号 =005 相手名称 =PATENT 相手電話番号=123ー456ー7890 解像度能力 *0 =標準 *1 =精細 *2 =高精細 3 =超高精細」 これにより、電話番号「123ー456ー7890」で
特定される「PATENT」という名称のFAX送信先
が、短縮番号「005」で登録されるとともに、この送
信先のFAXの解像度能力(標準モード0と精細モード
1と高精細モード2に対応)が、メモリ28に格納され
る。(解像度能力番号の左に*マークが付いていないも
のは、相手側でサポートされないことを意味する。) デフォルトの標準モード0以外をユーザが選択する場合
は、コントロールパネル10の液晶表示部10cに、以
下のようなメッセージを出力する。
【0032】「原稿解像度 0 標準 1 精細 2 高精細 3 超高精細」 ユーザは、コントロールパネル10のテンキー10aを
押して所望の解像度の番号を選択する(ステップST1
4)。上記マニュアル設定は、このステップST14で
処理される。
【0033】ユーザが標準モード以外(たとえば「3」
の超高精細モード)を選択した場合は、受信側のFAX
が選択された解像度に対応していない可能性が生じる。
そこで、コントロールパネル10上の液晶表示部10c
に、「選択された解像度では送信できない場合がありま
す」といったメッセージを出す(ステップST16)。
【0034】所望解像度がユーザにより選択された後コ
ントロールパネル10上のスタート釦が押されると、原
稿のスキャンが行なわれる(ステップST22)。この
スキャンで取り込まれた原稿画像データは、選択された
解像度で解像度変換1の処理を受ける(ステップST2
4)。
【0035】解像度変換1処理後、FAX内部のNCU
26で相手へ電話をかけ(ステップST26)、回線接
続を行なう(ステップST28)。相手FAXとプロト
コル通信(前記CCITTに準拠)を行ない、送信解像
度と受信相手局の解像度能力を検知して比較する(ステ
ップST30)。
【0036】送信解像度が受信相手局の解像度能力に一
致しないときは(ステップST32、ノー)、両者が一
致するように送信画像データを再度解像度変換2する
(ステップST34)。両者が一致するときは(ステッ
プST32、イエス)、解像度変換2は行なわれない。
【0037】送信解像度が受信相手局の解像度能力に一
致したとき(ステップST32、イエス)、相手局の解
像度能力に変更がなく(ステップST36、ノー)、か
つ相手局の解像度能力データがメモリ28に格納されて
おれば(ステップST38、イエス)、画像データのF
AX送信が開始する(ステップST42)。送信が完了
すれば(ステップST44、イエス)図1、図2の処理
(1回のFAX送信)は終了する。
【0038】ここで、相手局の解像度能力データがメモ
リ28に格納されていなければ(ステップST38、ノ
ー)、相手局の解像度能力データがメモリ28に書き込
まれる(ステップST40)。あるいは、送信解像度が
受信相手局の解像度能力に一致しないときは(ステップ
ST32、ノー)、解像度変換2(ステップST34)
を行なった後、相手局の解像度能力に変更があったもの
と判断し(ステップST36、イエス)、メモリ28中
の相手局の解像度能力データが解像度変換2(ステップ
ST34)に対応したものに書き換えられる(ステップ
ST40)。
【0039】メモリ28の内容は相手毎に違う。その記
憶内容は液晶表示器10cにいつでも表示でき、メモリ
28に登録しようとする表示内容は変更/取消が自由に
できる。
【0040】送信先相手局が過去にFAX通信を行なっ
たことのある局であるか(ステップST10、イエ
ス)、過去にFAX通信を行なったことのない局であっ
ても相手FAX機種の能力(仕様)が分かっている場合
は(ステップST10、ノー;ステップST12、イエ
ス)、相手局の解像度能力データがメモリ28に格納さ
れている(ステップST40にて)。この場合、まず相
手局電話番号を検索キーとして相手局の解像度能力デー
タをメモリ28から読み出し、これをコントロールパネ
ル10上の液晶表示部10cに出力する(ステップST
18)。その表示出力例を以下に示す。(ここでは、相
手局が超高精細モードに対応していない場合を想定して
いる。) (例1) 「原稿解像度 0 標準 1 精細 2 高精細」 (例2) 「原稿解像度 *0 標準 *1 精細 *2 高精細 3 超高精細」 例2では*マークの付いた解像度モードだけが選択可能
となる。選択できないモードは、*なしとする代わり
に、点線文字で表示したりフラッシュ点滅させるように
してもよい。
【0041】上記例の場合、液晶表示部10cに表示さ
れた解像度のいずれを選択しても、解像度変換1の処理
だけで(解像度変換2なしで)相手局へFAX送信でき
る。そこで、ユーザは、送ろうとする原稿の内容に応じ
て、表示された相手局解像度能力から所望の解像度を選
択する。
【0042】たとえば送信しようとする画像データが字
体の大きな活字だけの原稿であれば、標準モードが選択
される(標準モードはデフォルト設定されているので、
ユーザによるモード選択処理は不要)。
【0043】送信しようとする画像データが字体の小さ
な活字あるいは記載の細かい図面を含む原稿であれば、
字体の大きさや図面の細かさに応じて、精細モードある
いは高精細モードが選択される(ステップST20)。
【0044】こうして解像度モードの選択がなされた
後、まずスキャナ12による原稿画像の取り込みが行な
われ(ステップST22)、続いて、選択された解像度
に応じて取り込み原稿画像データの解像度変換1がなさ
れる(ステップST24)。
【0045】その後相手局へ電話をかけ(ステップST
26)、回線接続を行なう(ステップST28)。ステ
ップST20でユーザが解像度選択をした結果行なわれ
た解像度変換1は、相手局の解像度能力の範囲内で行な
われているから、送信解像度と相手局能力とは一致する
(ステップST32、イエス)。このためステップST
34の解像度変換2は不要となり、この解像度変換2に
伴う画質劣化は防止される。またこの解像度変換2で費
やされる処理時間も節約される。
【0046】その後、画像データの送信が行なわれ(ス
テップST42)、送信が終了すれば処理が終わる(ス
テップST44、イエス)。送信先相手局が過去にFA
X通信を行なったことのある局であるか(ステップST
10、イエス)、相手FAXの能力(仕様)が分かって
いる場合は(ステップST12、イエス)、相手局の解
像度能力データがメモリ28に格納されている。
【0047】しかし、後に相手局のFAXが新型機に入
れ替えられたりすると、メモリ28に格納された相手局
の解像度能力データが無効になることがある。この場
合、ステップST18〜ステップST28の手順を踏ん
で、回線接続後、送信解像度と相手能力を比較すると、
一致しないことが起こり得る。この場合は2回目の解像
度変換2がなされ(ステップST34)、メモリ28に
格納されている相手局の新型機の解像度能力が、相手側
新型機の仕様に応じた内容に書き換えられる(ステップ
ST40)。
【0048】この発明では、ユーザが送信相手FAXの
解像度能力をメモリ28に記憶させる(マニュアル)。
または、実際のFAX送信時に、所定のプロトコルによ
って知ることのできる相手FAXの解像度能力をメモリ
28に記憶させる(自動)。なお、この発明はFAXに
限定されない。複数種の解像度を取り得るビットマップ
画像データの通信システムに広く応用可能である。
【0049】
【発明の効果】メモリ28に記憶された相手FAXの解
像度能力はその後のFAX送信手順(ステップST18
〜ステップST20)で利用することができるので、以
下の効果が得られる。
【0050】(a)スキャナ入力時に相手FAXの解像
度能力に合わせた解像度変換1が可能となる。そのため
FAX通信時の解像度変換2が省略され、解像度変換処
理回数が減る(2回から1回へ)。その結果、解像度変
換処理工程に伴う画質劣化が最小限に押さえられ、また
解像度変換処理に伴う処理時間および送信側FAXの消
費電力も削減できる。
【0051】(b)ユーザは、原稿入力時(FAX送信
開始前)に、相手FAX能力と実際の送信解像度を確認
できる。相手FAX能力が分からない場合では「送信で
きない場合があります」との注意メッセージを(FAX
送信開始前)ユーザに知らせることもできる(この場合
は解像度を標準モードにすれば間違いなく送信でき
る)。
【0052】送信相手側の能力が事前に分かるので、通
信できないような超高精細モード(画像メモリ18を大
量に消費するし、また通信時間も長くなる)をユーザが
選択して無駄な通信を始めてしまうことが防止できる。
このため画像メモリ18の無駄使いがなくなり、より多
くの原稿を適正な解像度でFAX送信開始前に画像メモ
リ18に溜め込むことが可能となる(つまり、メモリの
無駄食いがなくなりメモリ送信できる原稿枚数を多くと
れる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る画像データ通信シス
テムとしてのファクシミリ装置において、ファクシミリ
送信時のソフトウエア処理を説明するフローチャート。
【図2】この発明の一実施例に係る画像データ通信シス
テムとしてのファクシミリ装置において、ファクシミリ
送信前の処理を説明するフローチャート。
【図3】この発明の一実施例に係る画像データ通信シス
テムとしてのファクシミリ装置の電気系ハードウエアを
説明するブロック図。
【図4】画像データ通信システムとしてのファクシミリ
装置の外観を例示する斜視図。
【符号の説明】
10…コントロールパネル、10a…テンキー部、10
b…アルファベット文字キー部、10c…液晶表示部、
101…送受話器、102…原稿台、103…原稿ガイ
ド、104…原稿スタッカ、105…補助原稿スタッ
カ、106…受信部カバー、107…受信スタッカ、1
08…記録紙残量表示窓、110…前面カバー、110
a…前面カバー釦、12…スキャナ部、14…画像処理
部、16…解像度変換1回路(解像度変換手段/第1解
像度変換手段)、18…画像メモリ、20…切換スイッ
チ、22…解像度変換2回路(第2解像度変換手段)、
24…モデム、26…回線接続装置(ネットワーク制御
ユニット;NCU)、28…メモリ(不揮発性メモリ;
記憶手段)、30…本体システム用中央演算処理ユニッ
ト(システムCPU;マニュアル設定手段)、32…F
AX通信制御用中央演算処理ユニット(FAXCPU;
確認手段/書込手段/更新手段/格納手段)、33…共
有メモリ、B1…システム制御バス、B2…FAXロー
カルバス。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信相手側の解像度能力を記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶された受信相手側解像度能力に基づ
    いて、送信時に受信相手側の解像度能力に合わせて送信
    画像データの解像度変換を行なう解像度変換手段とを具
    備したことを特徴とする画像データ通信システム。
  2. 【請求項2】 受信相手側の解像度能力を記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶された受信相手側解像度能力に基づ
    いて、送信時に送信画像データの解像度変換を行なう解
    像度変換手段と、 送信の度に受信相手側解像度能力を確認する確認手段
    と、 受信相手側解像度能力が前記記憶手段に記憶されたもの
    と違うときに記憶された解像度能力の内容を更新する更
    新手段とを具備したことを特徴とする画像データ通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 受信相手側の解像度能力を記憶する記憶
    手段と、 受信相手側解像度能力を前記記憶手段にマニュアル設定
    するマニュアル設定手段と、 前記記憶手段に記憶された受信相手側解像度能力に基づ
    いて、送信時に受信相手側の解像度能力に合わせて送信
    画像データの解像度変換を行なう解像度変換手段とを具
    備したことを特徴とする画像データ通信システム。
  4. 【請求項4】 受信相手側の解像度能力を記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶された受信相手側解像度能力に基づ
    いて、送信時に送信画像データの解像度変換を行なう解
    像度変換手段と、 送信の度に受信相手側解像度能力を確認する確認手段
    と、 受信相手側解像度能力が前記記憶手段に記憶されていな
    いときに、前記確認手段にて確認された受信相手側解像
    度能力を前記記憶手段に書き込む書込手段とを具備した
    ことを特徴とする画像データ通信システム。
  5. 【請求項5】 受信相手側の解像度能力を記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶された受信相手側解像度能力に基づ
    いて、送信時に送信画像データの第1の解像度変換を行
    なう第1解像度変換手段と、 送信の度に受信相手側解像度能力を確認する確認手段
    と、 受信相手側解像度能力が前記記憶手段に記憶されたもの
    と一致しない場合に限り、受信相手側解像度能力と一致
    するように送信画像データの第2の解像度変換を行なう
    第2解像度変換手段と、 前記第2の解像度変換が行なわれた場合は、前記確認手
    段にて確認された受信相手側解像度能力を前記記憶手段
    に格納する格納手段とを具備したことを特徴とする画像
    データ通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09289582A (ja) * 1996-04-24 1997-11-04 Brother Ind Ltd ファクシミリ装置
JP2010225178A (ja) * 2010-06-22 2010-10-07 Canon Inc 電子メールによる画像ファイル通信システムおよびその制御方法

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