JPH0727307B2 - クリーニングシート - Google Patents
クリーニングシートInfo
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- JPH0727307B2 JPH0727307B2 JP1199720A JP19972089A JPH0727307B2 JP H0727307 B2 JPH0727307 B2 JP H0727307B2 JP 1199720 A JP1199720 A JP 1199720A JP 19972089 A JP19972089 A JP 19972089A JP H0727307 B2 JPH0727307 B2 JP H0727307B2
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Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、PPC(乾式複写機)及びLBP(レーザービーム
プリンタ)の加熱定着ロールに接触させて、該ロール表
面にトナー及び用紙のはく離性を高めるシリコンオイル
を塗布すると共に、該ロール表面をキズを付けずにクリ
ーニングするためのクリーニングシートに関するもので
ある。
プリンタ)の加熱定着ロールに接触させて、該ロール表
面にトナー及び用紙のはく離性を高めるシリコンオイル
を塗布すると共に、該ロール表面をキズを付けずにクリ
ーニングするためのクリーニングシートに関するもので
ある。
(従来の技術及びその課題) 従来、PPC、LBPの加熱定着ロールのクリーニング材及び
オイル塗布材としては、(イ)ポリウレタンゴムブレー
ド、(ロ)該ブレードと片側を定着ロールに接触させ、
他方をシリコンオイル貯蔵タンクに浸したオイル塗布フ
ェルトの組合せ、(ハ)シリコンオイルを含浸させたフ
ェルト、織物、紙等を外装したロール、(ニ)シリコン
オイルを封入した円筒体に貫通孔を設け、該円筒体にフ
ェルト、織物、紙等を外装したロール等がある。
オイル塗布材としては、(イ)ポリウレタンゴムブレー
ド、(ロ)該ブレードと片側を定着ロールに接触させ、
他方をシリコンオイル貯蔵タンクに浸したオイル塗布フ
ェルトの組合せ、(ハ)シリコンオイルを含浸させたフ
ェルト、織物、紙等を外装したロール、(ニ)シリコン
オイルを封入した円筒体に貫通孔を設け、該円筒体にフ
ェルト、織物、紙等を外装したロール等がある。
一般に、加熱定着ロールを定義装置に用いるPPC、LBPに
おいて、加熱定着ロール表面にトナーが付着することに
よる画像の汚れや、ロール表面に融着したトナーの樹脂
成分等によって起こる用紙のロールへの巻き付き等の問
題がある。これらの問題を解決する方法として、加熱定
着ロール表面にトナー、用紙のはく離性を高めるシリコ
ンオイルを供給した後クリーニングを行なうことによっ
て加熱定着ロール表面に付着したトナー等の汚れを除去
する方法がある。しかし、前記(イ)による場合は十分
にトナー等の除去が出来ないばかりか残留トナーの上に
次のトナーが付着し、より用紙のはく離が悪くなり、ロ
ールへの巻き付きが多くなり、複写画像の汚れも多くな
る。また前記(ロ)による場合も、クリーニング効果は
十分ではなく、オイル塗布とクリーニング作用の分割に
よる装置の大型化、コストアップというデメリットが大
きくなる。一方、オイル塗布とクリーニングを同時に行
なう上記(ハ)、(ニ)による場合、フェルト、織物、
紙等のクリーニング部分の全面積が少ないことにより、
メンテナンスサイクルが短くなり、ランニングコストが
増加する。又、クリーニング面積を大きくするにはロー
ル径を大きくしなければならず、装置が大型化されると
いう欠点がある。
おいて、加熱定着ロール表面にトナーが付着することに
よる画像の汚れや、ロール表面に融着したトナーの樹脂
成分等によって起こる用紙のロールへの巻き付き等の問
題がある。これらの問題を解決する方法として、加熱定
着ロール表面にトナー、用紙のはく離性を高めるシリコ
ンオイルを供給した後クリーニングを行なうことによっ
て加熱定着ロール表面に付着したトナー等の汚れを除去
する方法がある。しかし、前記(イ)による場合は十分
にトナー等の除去が出来ないばかりか残留トナーの上に
次のトナーが付着し、より用紙のはく離が悪くなり、ロ
ールへの巻き付きが多くなり、複写画像の汚れも多くな
る。また前記(ロ)による場合も、クリーニング効果は
十分ではなく、オイル塗布とクリーニング作用の分割に
よる装置の大型化、コストアップというデメリットが大
きくなる。一方、オイル塗布とクリーニングを同時に行
なう上記(ハ)、(ニ)による場合、フェルト、織物、
紙等のクリーニング部分の全面積が少ないことにより、
メンテナンスサイクルが短くなり、ランニングコストが
増加する。又、クリーニング面積を大きくするにはロー
ル径を大きくしなければならず、装置が大型化されると
いう欠点がある。
以上の欠点を解消する目的で特開昭58−199371号公報に
示されている様に、あらかじめシリコンオイルを含浸し
た巻取り式で、芳香族ポリアミド繊維と未延伸ポリエス
テルバインダー繊維を使用した不織布クリーニングロー
ルが提案されているが、該クリーニングロールは、巻取
り方向の強力を出すため、繊維ウェブの方向性が加熱定
着ロールの回転方向と同一のパラレルウェブのみである
ため、加熱定着ロールと該クリーニングロールの摩擦係
数が小さくなり、クリーニングの物理的作用が小さくな
るため、その効果が不十分である。又、芳香族ポリアミ
ド繊維は剛性が高くて硬質のために、定着ロール表面を
摩耗し、一般的に該ロール表面にコーティングされてい
る4フッ化エチレン等の硬い表層も摩耗し、該ロールの
寿命を短くさせるという欠点があった。
示されている様に、あらかじめシリコンオイルを含浸し
た巻取り式で、芳香族ポリアミド繊維と未延伸ポリエス
テルバインダー繊維を使用した不織布クリーニングロー
ルが提案されているが、該クリーニングロールは、巻取
り方向の強力を出すため、繊維ウェブの方向性が加熱定
着ロールの回転方向と同一のパラレルウェブのみである
ため、加熱定着ロールと該クリーニングロールの摩擦係
数が小さくなり、クリーニングの物理的作用が小さくな
るため、その効果が不十分である。又、芳香族ポリアミ
ド繊維は剛性が高くて硬質のために、定着ロール表面を
摩耗し、一般的に該ロール表面にコーティングされてい
る4フッ化エチレン等の硬い表層も摩耗し、該ロールの
寿命を短くさせるという欠点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、芳香族ポリアミド繊維又は芳香族ポリエステ
ル繊維又は両者の混合繊維50〜80重量%と未延伸ポリエ
ステルバインダー繊維50〜20重量%より構成された一方
向性パラレルウェブ層と、脂肪族ポリアミド繊維又はポ
リエステル繊維又は両者の混合繊維60〜90重量%と未延
伸ポリエステルバインダー繊維40〜10重量%とより構成
された二方向性クロスウェブの積層ウェブ(以下クリス
クロスウェブという)を加熱圧着して形成した繊維シー
トのパラレルウェブ側を高密度、高強力で、クロスウェ
ブ側を上記パラレルウェブ側より低密度で耐熱崇高性の
繊維層となし、上記ポーラスでソフトな乾式不織布繊維
シートにシリコンオイルを、該不織布繊維シートの重量
に対し50〜130重量%含浸付着せしめてクリーニングロ
ール用シートを形成した。このクリーニングシートを直
径10mmの芯体に所定量巻込んで形成したクリーニングロ
ールのクロスウェブ側を加熱定着ロールに接触させ、一
定周期で徐々に巻取っていくことにより、トナー、用紙
のはく離性を高めるシリコンオイル塗布とクリーニング
が同時に行なわれ、且つ定着ロール表面の4フッ化エチ
レンコーティング層に傷を付けずに拭き取り、清掃作用
が行なわれる。また高強力、剛直性の芳香族ポリアミド
繊維又は芳香族ポリエステル繊維と低配向ポリエステル
繊維(未延伸ポリエステルバインダー繊維)を適度に配
合したことにより、巻取り方向の引張り強力及び耐久性
が向上する。更にクロスウェブ側を低密度にしたことに
より、油を含浸保持性能に優れる。等のロングライフメ
ンテナンスによるランニングコストが安価で装置の小型
化可能なクリーニングロールを得ることにより、上記課
題を解消した。尚、本発明におけるクロスウェブのクロ
ス角度αは、第1図に示す様に0゜<α≦90゜が好まし
く、90<α≦180゜の場合、クリーニング作用時におけ
る物理的効果の向上が多くは望めない。
ル繊維又は両者の混合繊維50〜80重量%と未延伸ポリエ
ステルバインダー繊維50〜20重量%より構成された一方
向性パラレルウェブ層と、脂肪族ポリアミド繊維又はポ
リエステル繊維又は両者の混合繊維60〜90重量%と未延
伸ポリエステルバインダー繊維40〜10重量%とより構成
された二方向性クロスウェブの積層ウェブ(以下クリス
クロスウェブという)を加熱圧着して形成した繊維シー
トのパラレルウェブ側を高密度、高強力で、クロスウェ
ブ側を上記パラレルウェブ側より低密度で耐熱崇高性の
繊維層となし、上記ポーラスでソフトな乾式不織布繊維
シートにシリコンオイルを、該不織布繊維シートの重量
に対し50〜130重量%含浸付着せしめてクリーニングロ
ール用シートを形成した。このクリーニングシートを直
径10mmの芯体に所定量巻込んで形成したクリーニングロ
ールのクロスウェブ側を加熱定着ロールに接触させ、一
定周期で徐々に巻取っていくことにより、トナー、用紙
のはく離性を高めるシリコンオイル塗布とクリーニング
が同時に行なわれ、且つ定着ロール表面の4フッ化エチ
レンコーティング層に傷を付けずに拭き取り、清掃作用
が行なわれる。また高強力、剛直性の芳香族ポリアミド
繊維又は芳香族ポリエステル繊維と低配向ポリエステル
繊維(未延伸ポリエステルバインダー繊維)を適度に配
合したことにより、巻取り方向の引張り強力及び耐久性
が向上する。更にクロスウェブ側を低密度にしたことに
より、油を含浸保持性能に優れる。等のロングライフメ
ンテナンスによるランニングコストが安価で装置の小型
化可能なクリーニングロールを得ることにより、上記課
題を解消した。尚、本発明におけるクロスウェブのクロ
ス角度αは、第1図に示す様に0゜<α≦90゜が好まし
く、90<α≦180゜の場合、クリーニング作用時におけ
る物理的効果の向上が多くは望めない。
又、パラレルウェブ(2)とクロスウェブ(1)の密度
(見掛け密度)比が前者1に対して後者0.8以下が好ま
しく、0.8以上であればポーラス旦、ソフトでなくな
り、定着ロール表面層にキズを付ける場合があり、又ク
リーニングされたトナー、ホコリ等が繊維間に入り込め
ず、再度定着ロールに付着する可能性がある。又、シリ
コンオイル含浸量が少なくなる為、定着ロールへのオイ
ル塗布量が少なくなりトナー、用紙のはく離性が向上し
ない。
(見掛け密度)比が前者1に対して後者0.8以下が好ま
しく、0.8以上であればポーラス旦、ソフトでなくな
り、定着ロール表面層にキズを付ける場合があり、又ク
リーニングされたトナー、ホコリ等が繊維間に入り込め
ず、再度定着ロールに付着する可能性がある。又、シリ
コンオイル含浸量が少なくなる為、定着ロールへのオイ
ル塗布量が少なくなりトナー、用紙のはく離性が向上し
ない。
以下、本発明の1実施例を図面に基づきさらに詳細に説
明する。
明する。
(実施例) 第2図に示す様に繊度1デニール、カット長51mmの芳香
族ポリアミド繊維(登録商標コーネックス 帝人(株)
製)40重量%、繊度1デニール、カット長38mmの高配向
ポリエステル繊維(登録商標テトロン 帝人(株)製)
20重量%、繊度2デニール、カット長38mmの未延伸ポリ
エステルバイッダー繊維(東レ(株)製)40重量%を混
合、開繊し形成したパラレルウェブ(2)及び、繊度3
デニール、カット長51mmの4−6ナイロン繊維40重量
%、繊度3デニール、カット長51mmの6−6ナイロン繊
維30重量%、繊度5デニール、カット長38mmの未延伸ポ
リエステルバインダー繊維(東し(株)製)30重量%を
混合、開繊し形成したクロスウェブ(1)を、該パラレ
ルウェブ対該クロスウェブが6対4の重量比になる様に
積層されたクリスクロスウェブ(3)を、パラレルウェ
ブ(2)側は(200℃に加熱した)平熱ロール、クロス
ウェブ(1)側はウェブ進行方向に直角の筋エンボスロ
ールにより、線圧20kg/cmにて加熱圧着して、目付25g/m
2、凸部(4)の厚さが70μ、凹部分が30μ、凸部分の
ウェブ進行方向の巾が1mm、凹部分の巾が0.5mmである熱
圧着不織布繊維シートを得、次に該繊維シートに、揮発
分0.1%以下(150℃/24hr、JIS C 2101)、粘度11,000
±1.000CPS(JIS Z 8803)のシリコンオイル(信越化学
(株))を含浸付着し、上り目付50g/m2のクリーニング
シートを形成した。
族ポリアミド繊維(登録商標コーネックス 帝人(株)
製)40重量%、繊度1デニール、カット長38mmの高配向
ポリエステル繊維(登録商標テトロン 帝人(株)製)
20重量%、繊度2デニール、カット長38mmの未延伸ポリ
エステルバイッダー繊維(東レ(株)製)40重量%を混
合、開繊し形成したパラレルウェブ(2)及び、繊度3
デニール、カット長51mmの4−6ナイロン繊維40重量
%、繊度3デニール、カット長51mmの6−6ナイロン繊
維30重量%、繊度5デニール、カット長38mmの未延伸ポ
リエステルバインダー繊維(東し(株)製)30重量%を
混合、開繊し形成したクロスウェブ(1)を、該パラレ
ルウェブ対該クロスウェブが6対4の重量比になる様に
積層されたクリスクロスウェブ(3)を、パラレルウェ
ブ(2)側は(200℃に加熱した)平熱ロール、クロス
ウェブ(1)側はウェブ進行方向に直角の筋エンボスロ
ールにより、線圧20kg/cmにて加熱圧着して、目付25g/m
2、凸部(4)の厚さが70μ、凹部分が30μ、凸部分の
ウェブ進行方向の巾が1mm、凹部分の巾が0.5mmである熱
圧着不織布繊維シートを得、次に該繊維シートに、揮発
分0.1%以下(150℃/24hr、JIS C 2101)、粘度11,000
±1.000CPS(JIS Z 8803)のシリコンオイル(信越化学
(株))を含浸付着し、上り目付50g/m2のクリーニング
シートを形成した。
比較例(1) 実施例と同一線配合のクリスクロスウェブを180℃に加
熱した一対の平熱ロールにより、線圧20kg/cmにて加熱
圧着して、目付25g/m2、厚み60μの均一な厚さを有する
乾式不織布シートを得、次に該不織布シートに、実施例
と同じシリコンオイルを含浸付着し、上り目付50g/m2の
クリーニングシートを得た。
熱した一対の平熱ロールにより、線圧20kg/cmにて加熱
圧着して、目付25g/m2、厚み60μの均一な厚さを有する
乾式不織布シートを得、次に該不織布シートに、実施例
と同じシリコンオイルを含浸付着し、上り目付50g/m2の
クリーニングシートを得た。
比較例(2) 繊度2デニール、カット長51mmの芳香族ポリアミド繊維
(登録商標コーネックス 帝人(株)製)60重量%、繊
度2デニール、カット長38mmの未延伸ポリエステルバイ
ンダー繊維(東レ(株)製)40重量%を混合、均一に開
繊し、積層された混合繊維パラレルウェブを、180℃に
加熱した一対の平熱ロールにより線圧20kg/cmにて加熱
圧着して、目付25g/m2、厚み60μの均一な厚みを有する
乾式不織布シートを得、次に該不織布シートに、実施例
と同じシリコンオイルを含浸付着し上り目付45g/m2、厚
み60μのクリーニングシートを形成した。
(登録商標コーネックス 帝人(株)製)60重量%、繊
度2デニール、カット長38mmの未延伸ポリエステルバイ
ンダー繊維(東レ(株)製)40重量%を混合、均一に開
繊し、積層された混合繊維パラレルウェブを、180℃に
加熱した一対の平熱ロールにより線圧20kg/cmにて加熱
圧着して、目付25g/m2、厚み60μの均一な厚みを有する
乾式不織布シートを得、次に該不織布シートに、実施例
と同じシリコンオイルを含浸付着し上り目付45g/m2、厚
み60μのクリーニングシートを形成した。
比較例(3) 比較例(2)と同一繊維配合で、夫々形成したパラレル
ウェブとクロスウェブをその重量比が6対4になる様に
積層されたクリスクロスウェブを同一条件により加熱圧
着して形成した不織布シート目付25g/m2、上り目付46g/
m2、厚み60μのクリーニングシートを得た。
ウェブとクロスウェブをその重量比が6対4になる様に
積層されたクリスクロスウェブを同一条件により加熱圧
着して形成した不織布シート目付25g/m2、上り目付46g/
m2、厚み60μのクリーニングシートを得た。
上記各クリーニングシートの引張強力、オイル含浸性、
クリーニング効果、画像の汚れ、定着ロールの摩耗度の
結果を次表に示す。
クリーニング効果、画像の汚れ、定着ロールの摩耗度の
結果を次表に示す。
但し、引張強力はJIS L 1085により、上段は常温、下段
(※印)は熟練200℃にて1時間処理後の値を示す(タ
テ方向のみ)。油含浸性は、所定のオイル含浸付着し得
るまで含浸したときの不織布シートに対するオイル付着
量の割合を示す。クリーニング効果及び画像の汚れは、
クリーニング装置なしで30枚複写した後、実施例及び比
較例で得たクリーニングロールを取付け、10枚複写した
後、定着ロール、複写画像を目視にて比較し、5段階評
価にて判断した。又、定着ロールの摩耗度は5万枚コピ
ー後、クリーニングロールなしで10枚コピーし、定着ロ
ールの汚れを目視にて判断し、4フッ化エチレンコーテ
ィング層のはく離度を5段階評価にて判断した。
(※印)は熟練200℃にて1時間処理後の値を示す(タ
テ方向のみ)。油含浸性は、所定のオイル含浸付着し得
るまで含浸したときの不織布シートに対するオイル付着
量の割合を示す。クリーニング効果及び画像の汚れは、
クリーニング装置なしで30枚複写した後、実施例及び比
較例で得たクリーニングロールを取付け、10枚複写した
後、定着ロール、複写画像を目視にて比較し、5段階評
価にて判断した。又、定着ロールの摩耗度は5万枚コピ
ー後、クリーニングロールなしで10枚コピーし、定着ロ
ールの汚れを目視にて判断し、4フッ化エチレンコーテ
ィング層のはく離度を5段階評価にて判断した。
(発明の効果) 本発明は上記の如く構成したことによりシリコンオイル
塗布とクリーニングが同時に行なわれる。クリーニング
作用時においては、崇高凹凸層により拭き取りの物理的
効果を高め、且つ定着ロールの表面コーティング層をキ
ズ付けずにシリコンオイルの供給を十分に行なうことが
出来る。又クリスクロスウェブを基材としたから引張強
力及び耐久性が十分に高められ、ロングライフメンテナ
ンスによりランニングコストが安価となり、装置が小型
化可能な複写機クリーニングロールを得ることができる
などの効果を有するものである。
塗布とクリーニングが同時に行なわれる。クリーニング
作用時においては、崇高凹凸層により拭き取りの物理的
効果を高め、且つ定着ロールの表面コーティング層をキ
ズ付けずにシリコンオイルの供給を十分に行なうことが
出来る。又クリスクロスウェブを基材としたから引張強
力及び耐久性が十分に高められ、ロングライフメンテナ
ンスによりランニングコストが安価となり、装置が小型
化可能な複写機クリーニングロールを得ることができる
などの効果を有するものである。
第1図は本発明のクリーニングシートを構成するクリス
クロスウェブの交差配列状態を示す模式図、第2図は本
発明のクローニングロール用シートの概略構成断面図。 (1)……クロスウェブ、(2)……パラレルウェブ、
(3)……クリスクロスウェブ、(4)……凸部。
クロスウェブの交差配列状態を示す模式図、第2図は本
発明のクローニングロール用シートの概略構成断面図。 (1)……クロスウェブ、(2)……パラレルウェブ、
(3)……クリスクロスウェブ、(4)……凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−199371(JP,A) 特開 昭60−129768(JP,A) 特開 昭61−41164(JP,A) 特開 昭62−260175(JP,A) 特開 昭63−101882(JP,A) 特開 昭64−173083(JP,A) 特開 昭64−173087(JP,A) 特開 平2−266383(JP,A) 特開 平2−287474(JP,A) 実開 昭63−49575(JP,U) 実公 平1−36197(JP,Y2)
Claims (3)
- 【請求項1】芳香族ポリアミド繊維又は芳香族ポリエス
テル繊維又は両者の混合繊維50〜80重量%と未延伸ポリ
エステルバインダー繊維50〜20重量%より構成された一
方向性パラレルウェブと、脂肪族ポリアミド繊維又はポ
リエステル繊維又は両者の混合繊維60〜90重量%と未延
伸ポリエステルバインダー繊維40〜10重量%より構成さ
れた二方向性クロスウェブとの積層ウェブよりなる加熱
圧縮繊維シートで構成され、上記繊維シートに於けるク
ロスウェブの見掛け密度を一方向パラレルウェブよりも
小に構成したことを特徴とするクリーニングシート。 - 【請求項2】加熱圧着繊維シートのクロスウェブ両側に
凸部が形成され、且、一方向パラレルウェブ側がフィル
ム化されてなる請求項(1)記載のクリーニグシート。 - 【請求項3】加熱圧着繊維シートにシリコンオイルを、
該繊維シートの50〜130重量%含浸付着せしめたことを
特徴とする請求項(1)又は請求項(2)記載のクリー
ニングシート。
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JP1199720A JPH0727307B2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | クリーニングシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1199720A JPH0727307B2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | クリーニングシート |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0363683A JPH0363683A (ja) | 1991-03-19 |
JPH0727307B2 true JPH0727307B2 (ja) | 1995-03-29 |
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ID=16412493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1199720A Expired - Fee Related JPH0727307B2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | クリーニングシート |
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- 1989-07-31 JP JP1199720A patent/JPH0727307B2/ja not_active Expired - Fee Related
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