JPH07104603A - ロールクリーニング用フエルト - Google Patents
ロールクリーニング用フエルトInfo
- Publication number
- JPH07104603A JPH07104603A JP5274903A JP27490393A JPH07104603A JP H07104603 A JPH07104603 A JP H07104603A JP 5274903 A JP5274903 A JP 5274903A JP 27490393 A JP27490393 A JP 27490393A JP H07104603 A JPH07104603 A JP H07104603A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber layer
- felt
- roll
- woven fabric
- apparent density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 58
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims abstract description 21
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims abstract description 6
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 6
- 238000004080 punching Methods 0.000 claims abstract description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 4
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims description 3
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 claims description 3
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 14
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 abstract description 7
- 238000000576 coating method Methods 0.000 abstract description 7
- 239000000428 dust Substances 0.000 abstract description 7
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 abstract description 3
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 46
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 5
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000012210 heat-resistant fiber Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 201000004384 Alopecia Diseases 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 2
- 239000004760 aramid Substances 0.000 description 2
- 229920003235 aromatic polyamide Polymers 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 208000024963 hair loss Diseases 0.000 description 2
- 230000003676 hair loss Effects 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 2
- 229920000784 Nomex Polymers 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000004763 nomex Substances 0.000 description 1
- 238000007645 offset printing Methods 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 1
- 238000007788 roughening Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロールクリーニング用フエルトにおいてオフ
セット防止液の保持量増加による塗布能力の向上と、紙
粉やトナーかすのクリーニング性向上とを両立させる。 【構成】 不織布フエルト１構造に改良を加え、単一繊
維層からなる不織布において、ロールに接触し、クリー
ニングする側の繊維層３をニードルパンチ加工によりブ
ラシ状に立毛させてその見掛け密度を0.02ｇ／ｃｃ〜0.
1 ｇ／ｃｃの比較的粗な範囲とし、一方、他方側の繊維
層２を見掛け密度が0.1 ｇ／ｃｃ〜0.9 ｇ／ｃｃで、前
記繊維層に比し密なる構造となすと共に、両繊維層を含
む不織布フエルト１の圧縮弾性率を５％以上とする。
セット防止液の保持量増加による塗布能力の向上と、紙
粉やトナーかすのクリーニング性向上とを両立させる。 【構成】 不織布フエルト１構造に改良を加え、単一繊
維層からなる不織布において、ロールに接触し、クリー
ニングする側の繊維層３をニードルパンチ加工によりブ
ラシ状に立毛させてその見掛け密度を0.02ｇ／ｃｃ〜0.
1 ｇ／ｃｃの比較的粗な範囲とし、一方、他方側の繊維
層２を見掛け密度が0.1 ｇ／ｃｃ〜0.9 ｇ／ｃｃで、前
記繊維層に比し密なる構造となすと共に、両繊維層を含
む不織布フエルト１の圧縮弾性率を５％以上とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はロールを使用して複写，
印刷など各種加工処理を施す装置の上記ロールをクリー
ニングする材料のフエルトの改良に関するものである。
印刷など各種加工処理を施す装置の上記ロールをクリー
ニングする材料のフエルトの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば制電式複写機や制電式プリ
ンタなどにおける加熱定着ロールに接触させてオフセッ
ト防止液を塗布したり、クリーニングしたりする材料の
うち、いわゆるブレードタイプとロールタイプについて
は各種不織布材料が用いられており、かねてから芳香族
ポリアミド等の耐熱繊維からなるニードルパンチ不織布
が使用されて来た。また、例えば実公平３−４８６０２
号公報ではオフセット防止液側にパルプ層を配し、定着
ロール側に粗なる繊維不織布層をしてパルプ層でオフセ
ット防止液を保持し、不織布層で該防止液の塗布及びク
リーニング性を発揮させるようにしたオフセット防止液
供給塗布ローラが提案されている。
ンタなどにおける加熱定着ロールに接触させてオフセッ
ト防止液を塗布したり、クリーニングしたりする材料の
うち、いわゆるブレードタイプとロールタイプについて
は各種不織布材料が用いられており、かねてから芳香族
ポリアミド等の耐熱繊維からなるニードルパンチ不織布
が使用されて来た。また、例えば実公平３−４８６０２
号公報ではオフセット防止液側にパルプ層を配し、定着
ロール側に粗なる繊維不織布層をしてパルプ層でオフセ
ット防止液を保持し、不織布層で該防止液の塗布及びク
リーニング性を発揮させるようにしたオフセット防止液
供給塗布ローラが提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記耐熱繊維
からなるニードルパンチ不織布を用いものにおいては、
該不織布は断面方向に粗密差が乏しく、該防止液の保持
量は確保することができても、クリーニング性が充分で
なく、紙粉やトナーかすによる塗布能力の低下を招いて
いた。
からなるニードルパンチ不織布を用いものにおいては、
該不織布は断面方向に粗密差が乏しく、該防止液の保持
量は確保することができても、クリーニング性が充分で
なく、紙粉やトナーかすによる塗布能力の低下を招いて
いた。
【０００４】また、一方、後者提案のローラにおいて
は、使用する不織布層に断面方向の繊維配列の改善によ
る剛性の向上について、何ら記載なく、粗にすることで
蓄積物の取り込み効果は期待できても使用によるへたり
が心配され、またへたり対策としてパイル織りのブラシ
状構造物が一部採用されているが、この種の構造はパイ
ル基布部がその製法上、厚くできず、オフセット防止液
の保持量に乏しいと共に、パイル織りの毛抜けが発生す
るという問題を有していた。
は、使用する不織布層に断面方向の繊維配列の改善によ
る剛性の向上について、何ら記載なく、粗にすることで
蓄積物の取り込み効果は期待できても使用によるへたり
が心配され、またへたり対策としてパイル織りのブラシ
状構造物が一部採用されているが、この種の構造はパイ
ル基布部がその製法上、厚くできず、オフセット防止液
の保持量に乏しいと共に、パイル織りの毛抜けが発生す
るという問題を有していた。
【０００５】本発明は上述の如き実状に対処し、特に不
織布断面方向の粗密差ならびに有効な圧縮弾性率を見出
すことによりロールクリーニング用フエルトにおいてオ
フセット防止液の保持量増加による塗布能力の向上と、
紙粉やトナーかすのクリーニング性向上とを両立させる
ことを目的とするものである。
織布断面方向の粗密差ならびに有効な圧縮弾性率を見出
すことによりロールクリーニング用フエルトにおいてオ
フセット防止液の保持量増加による塗布能力の向上と、
紙粉やトナーかすのクリーニング性向上とを両立させる
ことを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、不織布フエルト構造に改良を加え、単一繊維
層からなる不織布において、ロールに接触し、クリーニ
ングする側の繊維層をニードルパンチ加工によりブラシ
状に立毛させてその見掛け密度を0.02ｇ／ｃｃ〜0.1 ｇ
／ｃｃの比較的粗な範囲とし、一方、他方側の繊維層を
見掛け密度が0.1 ｇ／ｃｃ〜0.9 ｇ／ｃｃで、前記繊維
層に比し密なる構造となすと共に、両繊維層を含む不織
布フエルトの圧縮弾性率を５％以上としている。請求項
２記載の発明は、上記不織布フエルト層の毛抜けを防止
するため密なる繊維層の面に熱可塑性または熱硬化性樹
脂を塗布したことを特徴とする。
するため、不織布フエルト構造に改良を加え、単一繊維
層からなる不織布において、ロールに接触し、クリーニ
ングする側の繊維層をニードルパンチ加工によりブラシ
状に立毛させてその見掛け密度を0.02ｇ／ｃｃ〜0.1 ｇ
／ｃｃの比較的粗な範囲とし、一方、他方側の繊維層を
見掛け密度が0.1 ｇ／ｃｃ〜0.9 ｇ／ｃｃで、前記繊維
層に比し密なる構造となすと共に、両繊維層を含む不織
布フエルトの圧縮弾性率を５％以上としている。請求項
２記載の発明は、上記不織布フエルト層の毛抜けを防止
するため密なる繊維層の面に熱可塑性または熱硬化性樹
脂を塗布したことを特徴とする。
【０００７】
【作用】上記本発明フエルトを例えば制電式複写機など
のロールクリーニングに使用するときは、オフセット防
止液は密度の高い繊維層によって保持され、密度の粗な
繊維層は全体が単一繊維層でその繊維が密な繊維層の繊
維とつながっているので粗密度の繊維層は粗であるに拘
らず塗布量を多く出来る。
のロールクリーニングに使用するときは、オフセット防
止液は密度の高い繊維層によって保持され、密度の粗な
繊維層は全体が単一繊維層でその繊維が密な繊維層の繊
維とつながっているので粗密度の繊維層は粗であるに拘
らず塗布量を多く出来る。
【０００８】また粗密度繊維層は繊維間隙が多いので、
紙粉やトナーかすをその内部に取り込み、繊維層表面で
その蓄積による寿命の低下を防止でき、更に高密度繊維
層の圧縮弾性率が高いため、へたりによる寿命低下も防
止され、かつ紙粉やトナーかすの定着ロールからのはぎ
取り性も良好となる。
紙粉やトナーかすをその内部に取り込み、繊維層表面で
その蓄積による寿命の低下を防止でき、更に高密度繊維
層の圧縮弾性率が高いため、へたりによる寿命低下も防
止され、かつ紙粉やトナーかすの定着ロールからのはぎ
取り性も良好となる。
【０００９】なお、高密度層面の樹脂塗布により毛抜け
の心配も解消し得る
の心配も解消し得る
【００１０】
【実施例】以下、更に添付図面により本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【００１１】図１（ａ），（ｂ）は本発明に係るフエル
ト断面を示す図であり、図において１は本発明に係るフ
エルトで単一の繊維層からなり、下側よりニードルパン
チ加工が施されて、上面に比較的長い立毛をブラシ状に
輩出して該立毛による粗な繊維層３を形成しており、下
部は密なる構造の高密度繊維層２となっている。
ト断面を示す図であり、図において１は本発明に係るフ
エルトで単一の繊維層からなり、下側よりニードルパン
チ加工が施されて、上面に比較的長い立毛をブラシ状に
輩出して該立毛による粗な繊維層３を形成しており、下
部は密なる構造の高密度繊維層２となっている。
【００１２】ここで、上記不織布フエルト１を構成する
繊維は耐熱性繊維であることが好ましく、芳香族ポリア
ミド、耐熱性ポリエステル繊維などが使用可能であり、
なかでもノーメックス（商品名）で知られる前者繊維は
頗る好適である。
繊維は耐熱性繊維であることが好ましく、芳香族ポリア
ミド、耐熱性ポリエステル繊維などが使用可能であり、
なかでもノーメックス（商品名）で知られる前者繊維は
頗る好適である。
【００１３】そして、前記フエルト１構造の長い立毛を
ブラシ状に輩出して形成した粗繊維層３はその見掛け密
度としては0.02ｇ／ｃｃ〜0.1 ｇ／ｃｃの範囲が適当で
あり、厚さ（立毛高さ）としては1.5 〜3.0 ｍｍ、好ま
しくは２ｍｍ前後である。
ブラシ状に輩出して形成した粗繊維層３はその見掛け密
度としては0.02ｇ／ｃｃ〜0.1 ｇ／ｃｃの範囲が適当で
あり、厚さ（立毛高さ）としては1.5 〜3.0 ｍｍ、好ま
しくは２ｍｍ前後である。
【００１４】一方、他方側の繊維層２は上記粗繊維層３
に比し密なる繊維層であり、その見掛け密度は通常、0.
1 ｇ／ｃｃ〜0.9 ｇ／ｃｃで、厚さは１〜２ｍｍ程度で
ある。
に比し密なる繊維層であり、その見掛け密度は通常、0.
1 ｇ／ｃｃ〜0.9 ｇ／ｃｃで、厚さは１〜２ｍｍ程度で
ある。
【００１５】両者繊維層２，３は前述の如き繊維よりな
る単一繊維層を下側よりニードルパンチ加工、就中、ベ
ットプレートがブラシ状になり１層構造をあたかもブラ
シ状立毛を上層とする２層構造であるかの如く構成する
デイロア加工を施すことによって構成することができ
る。
る単一繊維層を下側よりニードルパンチ加工、就中、ベ
ットプレートがブラシ状になり１層構造をあたかもブラ
シ状立毛を上層とする２層構造であるかの如く構成する
デイロア加工を施すことによって構成することができ
る。
【００１６】かくして、上記ニードルパンチ加工によっ
て得られる両繊維層２，３からなるフエルト１はその圧
縮弾性率を従来のニードルパンチ不織布に比較して高
く、５％以上とすることが必要である。若し、５％未
満、あるいはそれ以下であればへたりによる寿命の低下
があり、紙粉やトナーかすの定着ロールからの剥ぎ取り
にも支障を生じることになる。
て得られる両繊維層２，３からなるフエルト１はその圧
縮弾性率を従来のニードルパンチ不織布に比較して高
く、５％以上とすることが必要である。若し、５％未
満、あるいはそれ以下であればへたりによる寿命の低下
があり、紙粉やトナーかすの定着ロールからの剥ぎ取り
にも支障を生じることになる。
【００１７】なお、上記の如く構成された本発明フエル
トは前記立毛された粗繊維層３がロールに接触し、クリ
ーニングする側に用いられ、一方、高密度層２側がその
反対側に配層されて制電式複写機や制電式プリンタの加
熱定着ロールを始めオフセット印刷その他各種加工処理
に用いられるロールのロールクリーニング用フエルトと
して利用される。
トは前記立毛された粗繊維層３がロールに接触し、クリ
ーニングする側に用いられ、一方、高密度層２側がその
反対側に配層されて制電式複写機や制電式プリンタの加
熱定着ロールを始めオフセット印刷その他各種加工処理
に用いられるロールのロールクリーニング用フエルトと
して利用される。
【００１８】以下、上記図１（ａ），（ｂ）に示す各実
施例を図２に示す従来の上下ニードルパンチ加工による
不織布１′（比較例）と性能を対比した結果を揚げる。
表中、ＮＰはニードルパンチの略である。 以下余白
施例を図２に示す従来の上下ニードルパンチ加工による
不織布１′（比較例）と性能を対比した結果を揚げる。
表中、ＮＰはニードルパンチの略である。 以下余白
【００１９】
【表１】
【００２０】上表において、オフセット防止液保持量及
びクリーニング効果独自評価は以下の如き方法に拠っ
た。 （イ）オフセット防止液保持量 フエルト単位体積当りのシリコーンオイルの含浸保持し
得る量を示す。なお、シリコーンオイルは10,000cps 、
揮発分0.1 ％以下である。 （ロ）クリーニング効果独自評価 クリーニング装置なしで４０回複写し、定着ロールを汚
染させ、次いで、実施例，比較例によるフエルトをロー
ル状に加工したクリーニング装置を取り付け、２０回複
写して定着ロール表面の汚れを目視にて比較し５段階評
価した。数字は大きい程、クリーニング効果良好であ
る。
びクリーニング効果独自評価は以下の如き方法に拠っ
た。 （イ）オフセット防止液保持量 フエルト単位体積当りのシリコーンオイルの含浸保持し
得る量を示す。なお、シリコーンオイルは10,000cps 、
揮発分0.1 ％以下である。 （ロ）クリーニング効果独自評価 クリーニング装置なしで４０回複写し、定着ロールを汚
染させ、次いで、実施例，比較例によるフエルトをロー
ル状に加工したクリーニング装置を取り付け、２０回複
写して定着ロール表面の汚れを目視にて比較し５段階評
価した。数字は大きい程、クリーニング効果良好であ
る。
【００２１】以上の結果から本発明に係るフエルトは従
来の不織布に比較し、オフセット防止液保護では若干の
向上に止まるが、クリーニング効果では著しい向上が認
められることが分かる。
来の不織布に比較し、オフセット防止液保護では若干の
向上に止まるが、クリーニング効果では著しい向上が認
められることが分かる。
【００２２】
【発明の効果】本発明は以上のように単一層からなる不
織布でロールに接触する側を所定見掛け密度のブラシ状
立毛粗繊維層、他方側をそれに比し高密度繊維層とし、
圧縮弾性率を５％以上としたフエルトであり、ロール使
用の加工処理のロールクリーニングに使用するとき、オ
フセット防止液などは密度の高い繊維層で充分に保持さ
れ、しかも粗繊維層の繊維は単一層で密なる繊維層の繊
維とつながっているため粗密度であるに拘らず、塗布量
を多くすることができる利点を有する。
織布でロールに接触する側を所定見掛け密度のブラシ状
立毛粗繊維層、他方側をそれに比し高密度繊維層とし、
圧縮弾性率を５％以上としたフエルトであり、ロール使
用の加工処理のロールクリーニングに使用するとき、オ
フセット防止液などは密度の高い繊維層で充分に保持さ
れ、しかも粗繊維層の繊維は単一層で密なる繊維層の繊
維とつながっているため粗密度であるに拘らず、塗布量
を多くすることができる利点を有する。
【００２３】また、粗密度繊維層は繊維間隙で多いの
で、紙粉やトナーかすをその間隙内部に取り込み、繊維
層表面でその蓄積による寿命の低下を防ぐこともでき
る。
で、紙粉やトナーかすをその間隙内部に取り込み、繊維
層表面でその蓄積による寿命の低下を防ぐこともでき
る。
【００２４】更に本発明フエルトは圧縮弾性率が従来の
不織布に比し高いため、へたりによる寿命低下も防止さ
れ、しかも上記紙粉やトナーかすの定着ロールからの剥
ぎ取りを良好ならしめる効果もある。
不織布に比し高いため、へたりによる寿命低下も防止さ
れ、しかも上記紙粉やトナーかすの定着ロールからの剥
ぎ取りを良好ならしめる効果もある。
【００２５】なお、請求項２記載の熱可塑性又は熱硬化
性樹脂を密なる繊維層面に塗布するときは毛抜きの防止
に有効である。
性樹脂を密なる繊維層面に塗布するときは毛抜きの防止
に有効である。
【図１】図１（ａ），（ｂ）は本発明に係るフエルトの
実施各例を示す部分断面概要図である。
実施各例を示す部分断面概要図である。
【図２】従来使用に係る不織布フエルトの部分断面図で
ある。
ある。
１ フエルト ２ 高密度繊維層 ３ 粗繊維層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０８Ｂ 1/00 2119−3Ｂ
Claims (2)
- 【請求項１】 単一繊維層からなる不織布であって、ロ
ールに接触し、クリーニングする側の繊維層がニードル
パンチ加工によりブラシ状に立毛されてその見掛け密度
が0.02ｇ／ｃｃ〜0.1 ｇ／ｃｃの比較的粗な範囲であ
り、一方、他方側の繊維層は見掛け密度が0.1 ｇ／ｃｃ
〜0.9 ｇ／ｃｃで、前記繊維層に比し密なる構造を有す
ると共に両繊維層よりなる不織布フエルトの圧縮弾性率
が５％以上であることを特徴とするロールクリーニング
用フエルト。 - 【請求項２】 密なる繊維層の面に熱可塑性または熱硬
化性樹脂を塗布させたことを特徴とする請求項１記載の
ロールクリーニング用フエルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5274903A JPH07104603A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | ロールクリーニング用フエルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5274903A JPH07104603A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | ロールクリーニング用フエルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07104603A true JPH07104603A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17548140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5274903A Pending JPH07104603A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | ロールクリーニング用フエルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07104603A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1084648A1 (en) * | 1998-05-29 | 2001-03-21 | Kao Corporation | Disposable brush |
| JP2006267326A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fujikoo:Kk | トナー漏出防止用などのフェルト材 |
| JP2006317647A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Fujikoo:Kk | 写真画像形成プロセス用などのフェルト材 |
| JP2009037012A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Teijin Fibers Ltd | 繊維ローラ、クリーニングローラ、シール部材及びその製造方法 |
| CN106978672A (zh) * | 2016-01-15 | 2017-07-25 | 赖芬豪泽机械工厂有限及两合有限公司 | 用于制造层压体的方法和层压体 |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP5274903A patent/JPH07104603A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1084648A1 (en) * | 1998-05-29 | 2001-03-21 | Kao Corporation | Disposable brush |
| EP1084648A4 (en) * | 1998-05-29 | 2008-11-19 | Kao Corp | DISPOSABLE BRUSH |
| JP2006267326A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fujikoo:Kk | トナー漏出防止用などのフェルト材 |
| JP2006317647A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Fujikoo:Kk | 写真画像形成プロセス用などのフェルト材 |
| JP2009037012A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Teijin Fibers Ltd | 繊維ローラ、クリーニングローラ、シール部材及びその製造方法 |
| CN106978672A (zh) * | 2016-01-15 | 2017-07-25 | 赖芬豪泽机械工厂有限及两合有限公司 | 用于制造层压体的方法和层压体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0758765B1 (en) | A cleaning sheet, a cleaning member and a cleaning apparatus for a fuser roll | |
| JPS63159892A (ja) | 電子写真複写機のクリーニングブレード | |
| JPH07104603A (ja) | ロールクリーニング用フエルト | |
| JPS60249169A (ja) | コロナ放電器のクリ−ニング装置 | |
| US2767529A (en) | Doctors | |
| US6265332B1 (en) | Combined mouse, ball and mouse pad | |
| JPH06504331A (ja) | 製紙機械のロール | |
| EP0960358B1 (en) | A cleaning roller | |
| JP3919677B2 (ja) | クリーニング部材およびそれを用いたクリーニング装置および方法 | |
| JP2606743B2 (ja) | クリーニングシート | |
| WO2003077041A1 (fr) | Brosse electroconductrice et dispositif copieur pour electrophotographie | |
| JP2008282006A (ja) | クリーニング部材 | |
| JP2593129B2 (ja) | 印刷・複写機器の清掃シート | |
| JPH0727307B2 (ja) | クリーニングシート | |
| JP3130395B2 (ja) | 定着ロール用クリーニングウエブ及びクリーニング装置、並びに定着ロールのクリーニング方法 | |
| EP1195267A2 (en) | White board eraser | |
| JPH0744053A (ja) | クリーニング材 | |
| JP2936243B2 (ja) | 複写機の定着ロール用クリーニングロール材 | |
| JP2011186034A (ja) | 清掃装置、帯電装置及び画像形成装置 | |
| JP4778676B2 (ja) | トナー漏出防止・掻き取り用の縮充フェルト材 | |
| JPH02187784A (ja) | 感光体の表面処理方法と画像形成方法及びその感光体 | |
| JP3744700B2 (ja) | クリーニングユニット | |
| JP2000276019A (ja) | クリーニングブレード | |
| JP2010085689A (ja) | クリーニングローラ、及び、画像形成装置 | |
| WO1991007902A1 (en) | Method of and means for treating a floor |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060112 |