JPH0727204Y2 - 自動車のサスペンション用ロアーアーム - Google Patents
自動車のサスペンション用ロアーアームInfo
- Publication number
- JPH0727204Y2 JPH0727204Y2 JP6129188U JP6129188U JPH0727204Y2 JP H0727204 Y2 JPH0727204 Y2 JP H0727204Y2 JP 6129188 U JP6129188 U JP 6129188U JP 6129188 U JP6129188 U JP 6129188U JP H0727204 Y2 JPH0727204 Y2 JP H0727204Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower arm
- ball joint
- section
- reinforcing plate
- suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は自動車のサスペンション用ロアーアームに関す
る。
る。
b.従来の技術 従来前輪独立懸架のために種々のリンク式サスペンショ
ンが考案されている。第６図はこのようなサスペンショ
ンの一例を示す。図において、21はショックアブソー
バ、22はホイール、23はロアーアームである。このサス
ペンションは、ナックルアーム24でホイール22を回転自
在に支承しており、ショックアブソーバ21およびコイル
スプリング25により走行中に励起される振動を吸収す
る。コイルスプリング25はロアーアーム23に着座し、ロ
アーアーム23を下方向に押圧する。他方、ホイール22は
上方向にボールジョイント26を押圧する。したがって走
行中には、ロアーアーム23とナックルアーム24との結合
部すなわちボールジョイント26の取付部27に極めて大き
い外力が加わる。
ンが考案されている。第６図はこのようなサスペンショ
ンの一例を示す。図において、21はショックアブソー
バ、22はホイール、23はロアーアームである。このサス
ペンションは、ナックルアーム24でホイール22を回転自
在に支承しており、ショックアブソーバ21およびコイル
スプリング25により走行中に励起される振動を吸収す
る。コイルスプリング25はロアーアーム23に着座し、ロ
アーアーム23を下方向に押圧する。他方、ホイール22は
上方向にボールジョイント26を押圧する。したがって走
行中には、ロアーアーム23とナックルアーム24との結合
部すなわちボールジョイント26の取付部27に極めて大き
い外力が加わる。
そこで、このボールジョイント26の取付部27には外側補
強板28が設けられている。この外側補強板28は第５図に
示されるような形状を有し、第７図に示されるようにロ
アーアーム23に溶接接合されている（29は溶接ビードを
示す）。
強板28が設けられている。この外側補強板28は第５図に
示されるような形状を有し、第７図に示されるようにロ
アーアーム23に溶接接合されている（29は溶接ビードを
示す）。
ロアーアームのボールジョイント取付部27は第８図に図
示するようにコ字形断面を有し、第７図の矢印Ｂの方向
からボールジョイント26を挿入する。ボールジョイント
26は第９図に図示するような外形を有し、ボルト，ナッ
ト等を用いてロアーアーム23に固定される。
示するようにコ字形断面を有し、第７図の矢印Ｂの方向
からボールジョイント26を挿入する。ボールジョイント
26は第９図に図示するような外形を有し、ボルト，ナッ
ト等を用いてロアーアーム23に固定される。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような外側補強板27を設けたロア
ーアーム23は、外側補強板27のホイルー側端部28aに溶
接を行なっていたが、このような溶接のみでは、第７図
に矢印Ａで示す開き方向の力に弱く、これに対する対策
が望まれるところである。
ーアーム23は、外側補強板27のホイルー側端部28aに溶
接を行なっていたが、このような溶接のみでは、第７図
に矢印Ａで示す開き方向の力に弱く、これに対する対策
が望まれるところである。
d.課題を解決するための手段 上記問題点は、自動車のリンク式サスペンションに使用
され、ボールジョイントが先端に取付けられるロアーア
ームにおいて、ロアーアームのボールジョイント取付け
部が断面略コ字状を有し、断面略コ字状の内側補強板が
上記ロアーアームのボールジョイント取付け部に、断面
略ロ字状の空間を形成するように固定され、上記断面略
ロ字状の空間の中に上記ボールジョイントが挿入され、
上記ロアーアームに固定されていることを特徴とする自
動車のサスペンション用ロアーアームによって解決され
た。
され、ボールジョイントが先端に取付けられるロアーア
ームにおいて、ロアーアームのボールジョイント取付け
部が断面略コ字状を有し、断面略コ字状の内側補強板が
上記ロアーアームのボールジョイント取付け部に、断面
略ロ字状の空間を形成するように固定され、上記断面略
ロ字状の空間の中に上記ボールジョイントが挿入され、
上記ロアーアームに固定されていることを特徴とする自
動車のサスペンション用ロアーアームによって解決され
た。
e.作用 ボールジョイント取付け部近傍の断面形状が断面略コ字
状でなく、断面略ロ字状であるので、その部分の断面形
状を横方向あるいは縦方向に変形されるような外力に抗
する剛性が増大する。またボールジョイントは、ボール
ジョイント取付け部において断面略ロ字状の空間に挿入
されているので、ロアーアームとの結合強度が縦方向外
力に対しても横方向外力に対しても強化される。
状でなく、断面略ロ字状であるので、その部分の断面形
状を横方向あるいは縦方向に変形されるような外力に抗
する剛性が増大する。またボールジョイントは、ボール
ジョイント取付け部において断面略ロ字状の空間に挿入
されているので、ロアーアームとの結合強度が縦方向外
力に対しても横方向外力に対しても強化される。
f.実施例 第１図は本考案に係る自動車のサスペンション用ロアー
アームの好ましい実施例の斜視図、第２図は第１図のロ
アーアームに使用される内側補強板の斜視図、第３図は
第１図のIII−III線断面図、第４図は第１図のボールジ
ョイント取付部近傍を下から見た斜視図、第10図は第１
図の実施例の概念的断面図である。
アームの好ましい実施例の斜視図、第２図は第１図のロ
アーアームに使用される内側補強板の斜視図、第３図は
第１図のIII−III線断面図、第４図は第１図のボールジ
ョイント取付部近傍を下から見た斜視図、第10図は第１
図の実施例の概念的断面図である。
ロアーアーム１のボールジョイント取付け部２は断面略
コ字状であり、コ字状部分の内側に第２図に示すように
断面コ字状の内側補強板３が挿入され、ボールジョイン
ト取付け部２と内側補強板３の間に断面略ロ字状の空間
４が形成されるように配置されている。そして溶接等に
より固定されている。この空間の内部に第９図に図示す
る形状を有するボールジョイントを第１図の矢印で示す
ように挿入し、ボルト，ナット等を用いて固定する。
コ字状であり、コ字状部分の内側に第２図に示すように
断面コ字状の内側補強板３が挿入され、ボールジョイン
ト取付け部２と内側補強板３の間に断面略ロ字状の空間
４が形成されるように配置されている。そして溶接等に
より固定されている。この空間の内部に第９図に図示す
る形状を有するボールジョイントを第１図の矢印で示す
ように挿入し、ボルト，ナット等を用いて固定する。
この実施例においては、ロアーアーム１のボールジョイ
ント取付部２は、従来例と同様に、第５図に図示する形
状を有する外側補強板５で補強され、溶接接合されてい
る。
ント取付部２は、従来例と同様に、第５図に図示する形
状を有する外側補強板５で補強され、溶接接合されてい
る。
g.考案の効果 ｉ）ロアーアームのボールジョイント取付部の剛性が大
きくなる。
きくなる。
ii）ロアーアームとボールジョイントの取付け強度が大
きくなる。
きくなる。
第１図は本考案に係る自動車のサスペンション用ロアー
アームの好ましい実施例の斜視図、第２図は第１図のロ
アーアームに使用される内側補強板の斜視図、第３図は
第１図のIII−III線断面図、第４図は第１図のボールジ
ョイント取付部近傍を下から見た斜視図、第５図は外側
補強板の斜視図、第６図はリンク式サスペンションの概
念的断面図、第７図は従来技術によるロアーアームの斜
視図、第８図は第７図のVIII−VIII線断面図、第９図は
ボールジョイントの斜視図、第10図は第１図の実施例の
概念的断面図である。 １…ロアーアーム、２…ボールジョイント取付け部、３
…内側補強板、４…空間、５…外側補強板。
アームの好ましい実施例の斜視図、第２図は第１図のロ
アーアームに使用される内側補強板の斜視図、第３図は
第１図のIII−III線断面図、第４図は第１図のボールジ
ョイント取付部近傍を下から見た斜視図、第５図は外側
補強板の斜視図、第６図はリンク式サスペンションの概
念的断面図、第７図は従来技術によるロアーアームの斜
視図、第８図は第７図のVIII−VIII線断面図、第９図は
ボールジョイントの斜視図、第10図は第１図の実施例の
概念的断面図である。 １…ロアーアーム、２…ボールジョイント取付け部、３
…内側補強板、４…空間、５…外側補強板。
Claims (1)
- 【請求項１】自動車のリンク式サスペンションに使用さ
れ、ボールジョイントが先端に取付けられるロアーアー
ムにおいて、ロアーアームのボールジョイント取付け部
が断面略コ字状を有し、断面略コ字状の内側補強板が上
記ロアーアームのボールジョイント取付け部の内側に、
断面略ロ字状の空間を形成するように固定され、上記断
面略ロ字状の空間の中に上記ボールジョイントが挿入さ
れ、上記ロアーアームに固定されていることを特徴とす
る自動車のサスペンション用ロアーアーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6129188U JPH0727204Y2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | 自動車のサスペンション用ロアーアーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6129188U JPH0727204Y2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | 自動車のサスペンション用ロアーアーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01167905U JPH01167905U (ja) | 1989-11-27 |
| JPH0727204Y2 true JPH0727204Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31286967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6129188U Expired - Lifetime JPH0727204Y2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | 自動車のサスペンション用ロアーアーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727204Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018124604A1 (ko) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 주식회사 일진 | 차량용 하이브리드 현가암 및 그 제조방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015151213A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 株式会社ヨロズ | サスペンションリンク |
-
1988
- 1988-05-10 JP JP6129188U patent/JPH0727204Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018124604A1 (ko) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 주식회사 일진 | 차량용 하이브리드 현가암 및 그 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01167905U (ja) | 1989-11-27 |
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