JPH0727117U - インダクタ - Google Patents
インダクタInfo
- Publication number
- JPH0727117U JPH0727117U JP5826993U JP5826993U JPH0727117U JP H0727117 U JPH0727117 U JP H0727117U JP 5826993 U JP5826993 U JP 5826993U JP 5826993 U JP5826993 U JP 5826993U JP H0727117 U JPH0727117 U JP H0727117U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toroidal core
- flat cable
- circuit board
- printed circuit
- conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インダクターに導体を巻回する作業を容易に
し作業時間を低減する。 【構成】 フラットケーブル1をトロイダルコア3の内
径内に、プリント基板2をトロイダルコア3の外側に配
置し、フラットケーブル1の導体露出部7、8とプリン
ト基板2の導体パターン12を連結し電気的に一本の導
体に構成しプリント基板2の両端に端子台を構成した。 【効果】 フラットケーブル及びプリント基板の複数の
導体によりトロイダルコアを巻回するので、作業時間が
短縮できる。端子部の信頼性が向上する。
し作業時間を低減する。 【構成】 フラットケーブル1をトロイダルコア3の内
径内に、プリント基板2をトロイダルコア3の外側に配
置し、フラットケーブル1の導体露出部7、8とプリン
ト基板2の導体パターン12を連結し電気的に一本の導
体に構成しプリント基板2の両端に端子台を構成した。 【効果】 フラットケーブル及びプリント基板の複数の
導体によりトロイダルコアを巻回するので、作業時間が
短縮できる。端子部の信頼性が向上する。
Description
【0001】
本考案はインダクタを構成するトロイダルコアの巻線方法を含む構造に係り、 特に電線を巻回せずに構成したインダクタに関するものである。
【0002】
従来のインダクタは、図3に示すようにトロイダルコア3への巻線は、銅線に 絶縁材をコーティングした電線13を使用し、1ターンずつ巻回しているが、特 にトロイダルコア3の軸方向の長さが長いものは、電線を複数回巻回する場合、 電線をトロイダルコアの内径内を貫通させる巻回作業が困難であった。更にトロ イダルコアの内径内で複数の電線が、交鎖したり、キンク(ひねられて出来る小 さな輪)が生じていた。
【0003】
従来のインダクタはトロイダルコアの内径内に1ターンずつ電線を貫通させる 作業を繰り返しおこない、電線の巻回作業に多くの時間を要していた。更にトロ イダルコアの軸方向の長さが長いトロイダルコアへの電線の巻回は、軸方向の中 心付近に電線のたるみ、ならびにキンクが生じ、内径内の電線の占有率が悪くな り、巻回数に限界があった。更に、電線のたるみは、巻層間の接触となり、レヤ ーショート(耐圧不良)の原因にもなっていた。一方、巻線の巻き始め、巻き終 わりの電線13の導体部がそのまま入出力端子となるので、該インダクタを装置 に組み込む作業中に折れ曲がり、作業性を悪くしていた。
【0004】
本考案は、トロイダルコアの内径内に複数本の導体で形成された短冊状のフラ ットケーブルを遊貫し、該フラットケーブルの両端の導体の露出部を複数本の導 体パターンを形成したプリント基板の該導体パターンに結合し、該複数本の導体 並びに導体パターンが、該トロイダルコアを巻回して1本に連がる導体に構成し たインダクターにおいて、トロイダルコアの外径及び内径断面形状を矩形状に構 成し、該トロイダルコアの矩形状の内径の長尺方向に幅方向が位置するように該 フラットケーブルを遊貫させ、一方該トロイダルコアの外周辺に位置するプリン ト基板の両端のフラットケーブルと接続する配線ランド部には該プリント基板の 該トロイダルコアと接する面の反対面に溝をもつ端子台を構成する。
【0005】
本考案は、トロイダルコアへの巻線において、フラットケーブルとプリント基 板の導体によってコイルを形成し該コイルの巻き初め、巻き終わりに相当する部 分に端子台を構成したもので、1回の巻回作業で同時に複数回の巻線作業が出来 、作業性の向上、信頼性の向上が可能となる。
【0006】
図1は本考案による実施例を示す部品構成図である。フラットケーブル1がU 字状に形成してあり、両端は絶縁被膜を除去した左右各1本ずつの導体露出部7 及び複数の導体露出部8が露出している。図面上左右は対称である。フラットケ ーブル1の導体露出部7及び8のピッチ5と、プリント基板2の穴つき配線ラン ド11の隣接する穴ピッチ6は同じ寸法とし、導体露出部7、8は配線ランド1 1に容易に挿入できる構造並びに寸法である。配線ランド11は、両面でも、あ るいは、導体パターン12が形成された面だけでもよい。トロイダルコア3は外 径に比較し、軸方向の長さが長く、外径及び内径断面形状を矩形状に形成したも のである。プリント基板2の長尺方向寸法はトロイダルコア3の軸方向の長さよ り長くなっている。4は端子台であり、左右各1個が構成されている。フラット ケーブル1の巻き始め並びに巻き終わりに相当する左右各1本ずつの導体露出部 7は他の導体露出部8より長くしてある。端子台4は左右各1本ずつの導体露出 部7が貫通できる穴9、並びにプリント基板2の配線ランド11を収納する溝1 0が設けてある。
【0007】 フラットケーブル1をトロイダルコア3の内径内に遊貫させた後フラットケー ブル両端の導体露出部7、8をプリント基板2の配線ランド11の穴に挿入する 。フラットケーブル1の1ターン目の導体露出部8はプリント基板2の最端部の 配線ランド11に接続され、プリント基板2の配線パターン12によって2ター ン目の巻き始めに相当する配線ランド11及び2ターン目の導体露出部8に接続 される。この関連をくり返すことで複数回の巻線がトロイダルコア3に巻回され たことになる。プリント基板2とフラットケーブル1の接続は平面状であるので 半田ディップ等の方法によりプリント基板2を1度に半田熔接処理できる。イン ダクタの巻き始めと巻き終わりに相当する端子は、端子台4の穴9をフラットケ ーブル1の導体露出部7を貫通させ、そのまま導体露出部7をインダクタの端子 としている。導体露出部7、8を半田熔接後はフラットケーブル1、プリント基 板2、トロイダルコア3並びに端子台4はそれぞれ樹脂系接着剤で接着固定し一 体化させる。
【0008】
以上述べたごとく、トロイダルコアの内径内に遊貫したフラットケーブルの導 体とトロイダルコアの外側に位置するプリント基板の導体パターンを接続し端子 台を構成することによって、信頼性が高く巻線作業性の良いインダクタの提供が 可能となった。
【図1】本考案の部品構成を示す外観斜視図。
【図2】本考案のインダクタの外観斜視図。
【図3】従来のインダクタを示す外観斜視図。
1 フラットケーブル 2 プリント基板 3 トロイダルコア 4 端子台 5 導体のピッチ 6 (配線ランド)穴ピッチ 7 (巻き始めに巻き終わり相当する)導体露出部 8 導体露出部 9 穴 10 溝 11 配線ランド 12 導体パターン 13 電線
Claims (1)
- 【請求項1】 トロイダルコアの内径内に、複数本の導
体で形成されたフラットケーブルを遊貫し、該トロイダ
ルコアの外周辺に位置するプリント基板の両端の配線ラ
ンド部に該フラットケーブルの両端の導体を接続し、該
トロイダルコアを巻回し1本に連がる導体に構成したこ
とを特徴とするインダタクにおいて、トロイダルコアの
外径及び内径断面形状を矩形状に構成し、該トロイダル
コアの矩形状の内径の長尺方向に幅方向が位置するよう
に該フラットケーブルを遊貫させ、一方該トロイダルコ
アの外周辺に位置するプリント基板の両端のフラットケ
ーブルと接続する配線ランド部には、該プリント基板の
該トロイダルコアと接する面の反対面に溝をもつ端子台
を構成したことを特徴とするインダクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993058269U JP2599427Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993058269U JP2599427Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | インダクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727117U true JPH0727117U (ja) | 1995-05-19 |
JP2599427Y2 JP2599427Y2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=13079465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993058269U Expired - Fee Related JP2599427Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | インダクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599427Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014022750A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Boeing Co | リニア電磁装置 |
JP2015220462A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | アナログ ディヴァイスィズ インク | 磁気デバイスおよびフレックス回路を用いた製造方法 |
JP2017083648A (ja) * | 2015-10-28 | 2017-05-18 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 現像装置及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP1993058269U patent/JP2599427Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014022750A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Boeing Co | リニア電磁装置 |
JP2015220462A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | アナログ ディヴァイスィズ インク | 磁気デバイスおよびフレックス回路を用いた製造方法 |
US9959967B2 (en) | 2014-05-15 | 2018-05-01 | Analog Devices, Inc. | Magnetic devices and methods for manufacture using flex circuits |
JP2017083648A (ja) * | 2015-10-28 | 2017-05-18 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 現像装置及び画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2599427Y2 (ja) | 1999-09-06 |
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