JP2544247Y2 - 同軸ケーブルの接続構造 - Google Patents

同軸ケーブルの接続構造

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JP2544247Y2 JP1990119140U JP11914090U JP2544247Y2 JP 2544247 Y2 JP2544247 Y2 JP 2544247Y2 JP 1990119140 U JP1990119140 U JP 1990119140U JP 11914090 U JP11914090 U JP 11914090U JP 2544247 Y2 JP2544247 Y2 JP 2544247Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、同軸ケーブルの導体と基板等の端子との
接続構造に関する。
[従来の技術] 中心導体の外側に絶縁体と外部導体と絶縁外被が順次
被覆された同軸ケーブルは、減衰量が少なく且つ漏話特
性が優れていることから、高周波線路の接続路として広
く使用されている。この同軸ケーブルと高周波回路を有
する機器とを接続するには、一般には同軸コネクタを用
いるが、例えば高性能化および小型化が求められている
最近の医療機器においては、多数本の極細の同軸ケーブ
ルを密接状態で接続する必要がある。この場合、上記同
軸コネクタは使用されずに、端子とアース端子が同軸ケ
ーブルの長手方向に配置された対を形成し、これら端子
対が表面に多数並設された基板が用いられる。
そして、同軸ケーブルの端末部分は、接続に際してあ
らかじめ第2図に示す工程により端末処理がなされ、中
心導体および外部導体は、その終端部分において、基板
の端子とアース端子にそれぞれ半田付けされて固定され
るようになっている。
まず、第一工程は(a)に示すように同軸ケーブル10
の端末部分の所定位置に外側から環状の切れ目を入れて
所定の長さに絶縁外被11を除去し、金属細線の編組また
は螺旋巻き等からなる外部導体12を露出させる。次に、
第二工程は(b)に示すように、外部導体12を撚り合わ
せ、外部導体側と中心導体側とに分ける。第三工程は、
(c)に示すように、撚り合わせた外部導体12を半田13
で固める。続いて、(d)に示すように、第四工程とし
て絶縁体14の所定位置に切れ目を入れてこれを除去し、
中心導体15を露出させる。最後の第五工程は、(e)に
示すように、半田13で固められた外部導体12の端部を接
続すべき基板の端子位置に合わせてその長さを切断し、
さらに中心導体15が撚線の場合にはこれも外部導体12と
同様に半田13で固める。
このようにして端末処理が施された多数本の同軸ケー
ブル10は、第3図に示すように、中心導体15と外部導体
12の各端部がそれぞれ基板20の端子21とアース端子22に
半田13で接続される。
[考案が解決しようとする課題] 従来の端末処理方法では、上記のように工程数が多い
ため作業性が悪いばかりか、同軸ケーブルの外径が細く
なり、高密度配線が進んだ場合には、中心導体15と外部
導体12が短絡する危険性が高くなるという問題点があっ
た。また、とくに中心導体15の外径が細いものにおいて
は、中心導体15と外部導体12の接続位置が適切でない
と、ケーブルに張力が付加されたときに、中心導体15に
応力が集中して断線しやすくなるため、外部導体12の切
断長さ、固定位置の調整が難しいという問題点もあっ
た。
そこで、この考案では、このような従来技術の問題点
に鑑み、端末処理が簡単で、多数本の細径の同軸ケーブ
ルを基板等に高密度で配線、接続する場合にも導体間で
短絡することがなく、しかも中心導体に応力が集中しに
くい同軸ケーブルの接続構造の提供をその目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、この考案による同軸ケーブ
ルの接続構造では、中心導体の外側に絶縁体と外部導体
と絶縁外被が順次被覆された細径の同軸ケーブルの多数
本を、対応して配設された端子およびアース端子に高密
度で接続する同軸ケーブルの接続構造であって、前記端
子および前記アース端子に接続される前記同軸ケーブル
の端末部分は、前記中心導体と前記絶縁体と前記外部導
体が順次露出するように前記絶縁体と前記外部導体と前
記絶縁外被にそれぞれ環状切れ目を入れて切断し、切断
された絶縁体と外部導体とを除去して形成された露出中
心導体部と露出絶縁体部とを有すると共に、切断された
絶縁外被を前記外部導体の切断終端部分に被覆、配置さ
せるべくケーブル終端方向へずらして形成された露出外
部導体部とを有し、前記切断された絶縁外被が前記露出
外部導体部と前記露出中心導体部との間に配置された状
態で前記露出外部導体部と前記露出中心導体部が前記ア
ース端子および前記端子にそれぞれ接続されていること
を特徴としている。
[作用] 同軸ケーブルの外部導体は、銅箔、アルミニウム箔等
の金属箔を絶縁体上に巻き付けたり、あるいは金属細線
を編組するか螺旋状に巻き付けることにより形成されて
いる。これらの外部導体は、端末処理の際に外側の絶縁
外被を切断除去すると、その端部がばらばらになりやす
いので、従来の方法では、絶縁外被を切断除去した後、
半田処理が必要である。
これに対し、この考案では、ケーブル端部にその終端
側から内方に向けて中心導体と絶縁体と外部導体が順次
露出するように複数の環状切れ目を入れ、これら切断さ
れた絶縁体片と外部導体片と絶縁外被片のうち、外部導
体の露出部となる部分の上に位置する絶縁外被片を、そ
の反終端側部分が外部導体露出部の終端側部分を覆う位
置までずらした状態に残し、その他の切断片を除去した
終端構造に形成した同軸ケーブルを使用する。この場
合、外部導体の露出部となる部分の終端側は、前記絶縁
外被片によって外側から包持され、ばらばらになること
がない。このため、あらかじめ外部導体を束ねて半田で
固める従来の作業が不要になる。さらに、外部導体露出
部の終端部分は、絶縁外被片によって外側から覆われる
から、該絶縁外被片を残す位置を調整することにより、
外部導体の先端部分を接続すべき端子の位置に合わせて
切断する作業も不要となる。したがって、上記終端構造
に形成した同軸ケーブルをそのままそれぞれの露出部に
おいて半田固定することができるので、接続作業の能率
は大幅に向上する。
さらに、上記接続構造によれば、切断された絶縁外被
片が露出した外部導体と中心導体の間に残っているか
ら、両者の短絡防止に大きな効果があり、またケーブル
に張力が負荷された場合には、ケーブルと一体の外部導
体露出部の部分でそれを受け止め、中心導体には直接負
荷されない構造になっているので、中心導体は断線しに
くくなる。
[実施例] 次に、この考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。第1図は、この考案による同軸ケーブルの接続
構造を示す側面図であり、図示の同軸ケーブル1は、中
心導体2、絶縁体3、外部導体4としての金属細線の螺
旋巻き層および絶縁外被5で構成されている。
まず、同軸ケーブル1の端末部分において、軸方向の
三か所にそれぞれ外側から深さの異なる環状の切れ目を
入れ、ケーブル1の終端側から軸方向内方に向けて中心
導体2、絶縁体3、外部導体4の順番で露出するように
絶縁体3と外部導体4と絶縁外被5を切断する。次に、
これら切断した絶縁体片と外部導体片と絶縁外被片のう
ち、外部導体4の露出部となる部分4aの上に位置する絶
縁外被片5aを、その反終端側部分が外部導体露出部4aの
終端側部分を覆う位置までずれた状態で残し、その他の
切断片はすべて除去する。
そして、本考案による接続構造は、上記終端形状の同
軸ケーブル1の中心導体露出部2aと外部導体露出部4a
を、基板20の端子21とアース端子22にそれぞれ半田13で
接続固定した構造となっている。これらの端子21とアー
ス端子22は、同軸ケーブル1の長手方向に配置された対
を形成した端子対であり、また、この端子対は基板20の
表面に多数並設されている。
このようにして固定される接続構造では、外部導体露
出部4aの終端側部分が絶縁外被片5aにより包持され、金
属細線がばらばらになることがないので、従来のように
あらかじめ金属細線を束ねて半田で固める必要がなく、
しかも外部導体露出部4aの終端を基板20のアース端子22
の位置に正確に合わせて切断する必要もないから、接続
作業の能率が大幅に向上する。さらに、外部導体露出部
4aと中心導体2の露出部2aとの間に絶縁外被片5aが存在
するから、両者の短絡防止に大きな効果があり、またケ
ーブル1に張力がかかったときには、それがまず外部導
体4で受け止められ中心導体2に直接負荷されることが
ないので、中心導体2の断線が起こりにくい。
上記端末構造を形成するには、例えば、初めに第1図
のB位置に切れ目を入れて絶縁外被5と外部導体4を切
断除去し、次いでA位置で絶縁体3を切断して中心導体
2を露出させ、最後にC位置に切れ目を入れ、絶縁外被
片5aをその反終端側部分が外部導体露出部4aの終端側部
分を覆う位置までケーブル終端方向にずらすことにより
得られる。また、これとは別の方法として、A位置にお
いて絶縁外被5と外部導体4と絶縁体3を切断除去し、
次いでB位置で絶縁外被5と外部導体4を切断除去して
絶縁体3を露出させ、最後にC位置に切れ目を入れて同
様に絶縁外被片5aを途中までずらすようにしてもよく、
その形成方法は任意に選択することができる。
なお、実施例では、絶縁外被片5aのケーブル終端側が
絶縁体3の上に位置しているが、絶縁外被片5aの切断長
さによっては中心導体2の露出部2a上に位置させてもよ
く、接続すべき基板等の端子間の距離などに応じて適宜
に変更は可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案による同軸ケーブルの
接続構造では、同軸ケーブルとして、ケーブル端部に終
端側から内方に向けて中心導体と絶縁体と外部導体が順
次露出するように複数の環状切れ目を入れ、それら環状
切れ目により形成される切断片のうち外部導体露出部上
に位置する絶縁外被片を、その反終端側部分が外部導体
露出部の終端側部分を覆う位置までずらした状態に残
し、その他の切断片を除去した終端構造のものを使用す
るから、多数本の細径の同軸ケーブルと基板等との高密
度の接続に際して、従来のようにあらかじめ外部導体を
束ねて半田で固める必要がなく、さらに該外部導体の先
端部分を接続すべき端子の位置に合わせて切断する作業
も不要になるので、その作業性は大幅に向上する。
さらに、上記接続構造によれば、切断された絶縁外被
片が露出した外部導体と中心導体の間に残っているか
ら、両者の短絡防止に大きな効果があり、またケーブル
と一体の外部導体部分で固定されるため、中心導体に張
力が直接負荷されることがなくなり、その断線防止に大
きな効果がある。
なお、上記実施例では外部導体が金属細線を螺旋巻き
した例について説明したが、もちろんこれに限定される
ものではなく、金属細線の編組、あるいは金属箔の縦添
え、螺旋巻きなどにも適用は可能であり、また上記形状
に端末処理した同軸ケーブルを基板以外のものに接続す
ることももちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による同軸ケーブルの接続構造を示す
側面図、第2図は従来の同軸ケーブル端末処理方法を示
す側面図、第3図は従来の同軸ケーブルの接続構造を示
す側面図である。 2,15:中心導体、3,14:絶縁体、4,12:外部導体、5,11:絶
縁外被、5a:絶縁外被片。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−83211(JP,A) 特開 昭54−131772(JP,A) 実開 昭57−194271(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心導体の外側に絶縁体と外部導体と絶縁
    外被が順次被覆された細径の同軸ケーブルの多数本を、
    対応して配設された端子およびアース端子に高密度で接
    続する同軸ケーブルの接続構造であって、前記端子およ
    び前記アース端子に接続される前記同軸ケーブルの端末
    部分は、前記中心導体と前記絶縁体と前記外部導体が順
    次露出するように前記絶縁体と前記外部導体と前記絶縁
    外被にそれぞれ環状切れ目を入れて切断し、切断された
    絶縁体と外部導体とを除去して形成された露出中心導体
    部と露出絶縁体部とを有すると共に、切断された絶縁外
    被を前記外部導体の切断終端部分に被覆、配置させるべ
    くケーブル終端方向へずらして形成された露出外部導体
    部とを有し、前記切断された絶縁外被が前記露出外部導
    体部と前記露出中心導体部との間に配置された状態で前
    記露出外部導体部と前記露出中心導体部が前記アース端
    子および前記端子にそれぞれ接続されていることを特徴
    とする同軸ケーブルの接続構造。
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JPS6025819Y2 (ja) * 1981-06-03 1985-08-02 松下電器産業株式会社 同軸ケ−ブル接続装置

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