JP2005197378A - コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】 巻回部から引き出された導線により、剛性が高く、引き回しも容易なリード部を形成したコイルを提供することを目的としている。
【解決手段】 コイル1の巻回部2から延びる被覆導線3を前後に折り返してフラット状に束ねて固定してリード部10を形成する。リード部10の先端に半田付けした接続部12を形成し、基部にも半田付けした基端接続部13を形成する。基端接続部13をパネル20上のランド部21に半田付けすることで、リード部10を外部に引き出すことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、巻回部から延びる被覆導線で形成されたリード部が所定の剛性を有するようにして、このリード部を引き回すことを容易にしたコイルに関する。
従来、コイルは各種電子機器において回路基板に実装されて使用され、またはスピーカやアクチュエータに組み込まれて使用されている。コイルは、被覆導線のみを巻回した空芯構造のものやボビンに被覆導線を巻回したものが存在している。
従来のコイルは、被覆導線で巻回部を形成するとともに、この巻回部から引き出された前記導線の先端部を、回路基板に形成されたランド部や、回路基板などに設けられた端子に半田付けしている。さらに、回路基板などから外部へ配線するには、ランド部に導通する他のランド部にフレキシブルケーブルの端末を半田付けし、または前記端子にフレキシブルケーブルの端末を半田付けし、このフレキシブルケーブルを外部へ引き出すという構造を採用している。
また、以下の特許文献1には、コイルを形成する導線を撚ってチューブを被せたものが開示されている。
実用新案登録第3092944号
前記のように、コイルから引き出された被覆導線を、ランド部や端子に半田付けし、これらランド部または端子を中継として、さらに外部にフレキシブルケーブルを設ける配線構造では、コイルの他にフレキシブルケーブルが必要であるため、部品数が多くなる。これとともに、ランド部や端子などの中継部にコイルの被覆導線とフレキシブルケーブルの双方を半田付けすることが必要であるため、配線作業も煩雑になる。
また、前記特許文献1に記載の考案では、導線を撚ってチューブを被せることにより、リード部の強度を高めようとしている。しかし、チューブを被せる作業が人手を有して煩雑であり、また、このリード部を、例えば回路基板の外部に向けて引き出すような発明は開示されていない。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、コイルからリード部を外部に引き出すことができ、また、ランド部などを中継して外部に引き出すことも可能なコイルを提供することを目的としている。
本発明は、被覆導線で巻回形成された巻回部と、前記被覆導線が前記巻回部から延びたリード部とを有するコイルにおいて、
前記リード部では、同じ前記被覆導線を前後に複数回折り返すことで、同じ前記被覆導線に折り返し点と折り返し点との間に位置する複数本の線部分が形成され、各線部分が束ねられて前記線部分どうしが固定されており、前記リード部の前記巻回部から遠ざかる先端部またはその近傍では、前記被覆導線の被覆が除去されて接続部が形成されていることを特徴とするものである。
このコイルは、巻回部から延びた被覆導線の複数本の線部分を重ねて束ね、且つ複数の線部分を互いに固定することでリード部を形成している。そのため、リード部の剛性を高くでき、リード部をフレキシブルケーブルと同様に取り扱って外部に引き出すことができる。
例えば、本発明では、前記接続部では、複数本の前記線部分が、被覆が除去された状態で互いに溶融金属で接合されている。
例えば、溶融金属である半田で線部分どうしを接合すると、前記接続部を簡単に形成することができる。
同様に、前記リード部の前記巻回部に近い側の基端では、複数本の前記線部分が互いに溶融金属を介して接合されて基端接続部が形成されているものとすると、リード部の基部でも線部分どうしを容易に接合することができる。
この場合に、前記リード部の前記基端接続部が中継部に溶融金属で固定され、前記リード部が前記中継部に固定された状態で引き出されているものにできる。
このように、ランド部や端子などの中継部に基端接続部を半田などで固定すると、前記リード部を、その基端を固定した状態で安定させて外部に引き出すことができる。
また、前記リード部では、前記線部分を形成している被覆導線の被覆どうしが互いに融着されているものであってもよい。
コイルは、通常、きわめて細い被覆導線で形成され、巻回部から引き出される被覆導線も単数では細く、変形しやすいものである。しかし、本発明では、被覆導線を束ねて固定し、リード部を形成しているため、このリード部の剛性を高くでき、フレキシブルケーブルと同じように取り扱って外部へ配線することが可能である。
図1と図2は本発明の第1の実施の形態のコイル1のリード部を形成する工程を示す端面図である。図3は前記コイルを実装したときのリード部の引き出し構造の一例を示す斜視図である。
図1と図2に示すコイル1はボビンを有しない空芯コイルであり、きわめて細い被覆導線3によって形成されている。この被覆導線3は、銅などの低抵抗の金属導線の表面が絶縁樹脂で被覆されたものである。
巻回部2は、被覆導線3により円筒状に、または角筒状に巻かれている。空芯コイルの場合、巻回部2において被覆導線3どうしが互いに接着剤で接着される。あるいは被覆導線3の絶縁被覆の最表面が熱融着層である場合には、前記熱融着層どうしが熱により接着されて巻回部2の形状を保っている。
巻回部2の巻き始端側と巻き終端側では、前記被覆導線3が巻回部2の外部に延ばされて、引き出し部4,4が形成されている。この実施の形態では、引き出し部4,4の被覆導線3によって、図2に示すような所定長のリード部10,10が形成される。対を成すリード部10,10は同じ構造であるので、以下では一方のリード部10についてのみ説明する。
図1に示すように、前記引き出し部4において、被覆導線3が折り返し点5a,5b,5c,5d,・・・において前後に折り返され、このとき折り返し点と折り返し点との間に位置する線部分6a,6b,6c,6d,・・・の長さが互いに揃うように折り返される。
図2に示すように、線部分6a,6b,6c,6d,・・・を揃えて束にし、線部分6a,6b,6c,6d,・・・を互いに固定してリード部10が形成される。この線部分6a,6b,6c,6d,・・・の固定は、巻回部2から離れた先端において、各線部分6a,6b,6c,6d,・・・の被覆導線3の絶縁被覆を除去して、導線どうしを溶融金属である半田で互いに接合すること、および巻回部2に近い基部において、同様に線部分6a,6b,6c,6d,・・・を形成する被覆導線の絶縁被覆を除去して、互いに半田付けすることにより行われる。
その結果、リード部10の先端には半田被覆による接続部12が形成され、リード部10の基部には半田被覆による基端接続部13が形成される。
前記接続部12と基端接続部13との中間部11においては、線部分6a,6b,6c,6d,・・・が、部分的にまたは全長にわたって互いに接合されていることが好ましい。被覆導線3は、金属導線の表面に絶縁被覆が施されているものであるが、この絶縁被覆の最表面に、ポリエチレンなどの熱融着性樹脂による熱融着部が設けられている場合には、前記熱融着性樹脂による熱融着力により線部分6a,6b,6c,6d,・・・を互いに接合させることができる。あるいは各線部分どうしを接着剤で接合してもよい。
前記中間部11においては、各線部分がその束の断面がほぼ円形となるように束ねられてもよいが、前記中間部11では、各線部分が、平坦な状態、すなわち束の断面が長方形となるように束ねられて線部分どうしが接合されていることが好ましい。中間部11を平坦な状態にすると、リード部10をフラットケーブルと同様に取り扱って配線することができる。
図3は、コイル1が回路基板などのパネル20に実装された状態を示している。コイル1の巻回部2は、パネル20の表面に接着剤等を介して接着固定される。パネル20には、中継部として電気的に互いに独立した導電体層で形成されたランド部21,21が形成されている。リード部10の基端接続部13,13が、ランド部21,21に個別に半田付けして固定される。リード部10,10はその基端部がパネル20上においてしっかり固定された状態で外部に引き出されることになり、リード部10,10の先端の接続部12,12が外部の電気回路などに接続される。
よって、配線の際にリード部10,10に外力が作用しても、コイル1の引き出し部4での断線を防止できる。また、リード部10では、複数本の線部分が互いに固定されているため、剛性を高めることができ、その引き回しの際の断線も防止できるようになる。
なお、コイル1が回路基板のパネル以外の機構部などに取付けられる場合には、リード部10の基端接続部13,13が中継部としても中継端子に接続されるように構成することも可能である。
図4は本発明の第2の実施の形態のコイル100を示す斜視図である。
このコイル100の巻回部102は、被覆導線3によって各筒状に巻かれている。この巻回部102は、スピーカのアクチュエータやその他の駆動装置のアクチュエータとして使用される。
巻回部102からは被覆導線3が引き出された引き出し部4,4が設けられている。図4では、一方の引き出し部4でリード部10が形成される工程を示しているが、他方の引き出し部4での構造も同じである。
この実施の形態では、引き出し部4の被覆導線3を、円筒状、楕円状、長円形状などの治具の周面に複数条に巻き付ける。所定回数巻きつけた後に、治具を取り去り、巻回部分をフラットな状態に押しつぶす。これによっても複数の折り返し点および折り返し点間に位置する線部分を形成することができ、図2および図3に示したのと同様な、平坦な形状のリード部10を形成することができる。リード部10を形成する際の構造などは第1の実施の形態と同じである。
なお、前記各実施の形態では、空芯コイルを例として説明したが、ボビンの周囲に導線が巻かれたコイルであってもよい。この場合に、リード部10の基端接続部13をボビンに設けられた中継端子やランド部に半田付けすることも可能である。
本発明の第1の実施の形態のコイルの端面図、 前記コイルの引き出し部にリード部が形成された状態を示す端面図、 前記コイルがパネルに実装された状態を示す斜視図、 本発明の第2の実施の形態のコイルを示す斜視図、
符号の説明
1,100 コイル
2,102 巻回部
3 被覆導線
4 引き出し部
10 リード部
11 中間部
12 接続部
13 基端接続部
20 パネル
21 ランド部

Claims (5)

  1. 被覆導線で巻回形成された巻回部と、前記被覆導線が前記巻回部から延びたリード部とを有するコイルにおいて、
    前記リード部では、同じ前記被覆導線を前後に複数回折り返すことで、同じ前記被覆導線に折り返し点と折り返し点との間に位置する複数本の線部分が形成され、各線部分が束ねられて前記線部分どうしが固定されており、前記リード部の前記巻回部から遠ざかる先端部またはその近傍では、前記被覆導線の被覆が除去されて接続部が形成されていることを特徴とするコイル。
  2. 前記接続部では、複数本の前記線部分が、被覆が除去された状態で互いに溶融金属で接合されている請求項1記載のコイル。
  3. 前記リード部の前記巻回部に近い側の基端では、複数本の前記線部分が互いに溶融金属を介して接合されて基端接続部が形成されている請求項1または2記載のコイル。
  4. 前記リード部の前記基端接続部が中継部に溶融金属で固定され、前記リード部が前記中継部に固定された状態で引き出されている請求項3記載のコイル。
  5. 前記リード部では、前記線部分を形成している被覆導線の被覆どうしが互いに融着されている請求項1ないし4のいずれかに記載のコイル。
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