JPH07261591A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH07261591A
JPH07261591A JP6054134A JP5413494A JPH07261591A JP H07261591 A JPH07261591 A JP H07261591A JP 6054134 A JP6054134 A JP 6054134A JP 5413494 A JP5413494 A JP 5413494A JP H07261591 A JPH07261591 A JP H07261591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
web
image
take
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6054134A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawagoe
浩史 川越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6054134A priority Critical patent/JPH07261591A/ja
Publication of JPH07261591A publication Critical patent/JPH07261591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成により、ウエブを効率よく使用でき
るとともに定着装置のローラを充分に清掃することがで
き安定した画像形成が可能な画像形成装置を提供するこ
とにある。 【構成】定着装置50の加熱ローラの汚れを除去する清
掃装置64は、供給ローラ72および巻取りローラ74
と、これらのローラに掛け渡されて加熱ローラに接触し
たウエブ76と、を備えている。露光光学系の自動露光
センサにより検出した原稿の画像濃度が一定値に達した
際、駆動機構により巻取りローラを所定量回転させてウ
エブを所定量巻取る。巻取り動作の際、巻取りローラの
回転角度は、ウエブの巻取り状態に応じて調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、定着装置、および定
着装置を備えた複写機、プリンタ等の画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等の画像形成装置は、転
写材としての用紙に転写された現像剤像を加熱溶融して
用紙に定着させる定着装置を備えている。この定着装置
は、加熱ローラと加熱ローラに転接した加圧ローラとを
備えている。加熱ローラは、その内部にヒータランプが
設けられ、加熱ローラの表面は所定の温度に加熱されて
いる。そして、用紙を両ローラ間に所定の圧力で挟持し
ながら加熱することにより、現像剤像を用紙に定着させ
ている。
【0003】また、この種の定着装置においては、定着
動作に伴い加熱ローラに現像剤、紙粉等の汚れが付着す
るため、これらの汚れを除去するための清掃装置が設け
られている。清掃装置としては、加熱ローラの表面にウ
エブを接触させて清掃するものが知られている。
【0004】この清掃装置は、ウエブのロールが取り付
けられた供給ローラと、ウエブを巻取る巻取りローラ
と、これらのローラ間に配設されウエブを加熱ローラの
外周面に押しつけた押圧ローラと、を備えている。そし
て、押圧ローラにより加熱ローラに押し付けられたウエ
ブの部分により、加熱ローラ上の汚れを除去している。
【0005】ウエブは一定量汚れを除去するとその清掃
能力が低下する。そのため、一定のタイミングで、例え
ば、所定枚数の印字が行なわれる毎に、巻取りローラを
駆動してウエブを一定量巻取り、ウエブの新しい部分を
順次加熱ローラに接触させて清掃能力を維持するように
構成されている。
【0006】また、ウエブを巻取ることにより、供給ロ
ーラ上にウエブのロール径および巻取りローラ上のウエ
ブのローラ径が次第に変化し、これに応じてウエブの走
行速度および巻取り量が変化する。従って、清掃装置
は、このような巻取り量の変化を補正するため、ウエブ
の残量を機械的な機構により検知し、検知結果に応じて
ウエブの巻取り速度を変化させるように構成されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】定着装置の加熱ローラ
の汚れ量は、複写される原稿の画像濃度により異なる。
つまり、原稿の画像濃度が高い場合、用紙に転写される
現像剤の量が多く、加熱ローラに付着する汚れ量も多く
なる。これに対して、原稿の画像濃度が低い場合、加熱
ローラの汚れ量は少なくなる。
【0008】しかしながら、前述した構成の定着装置に
おいて、ウエブは常に一定のタイミングで巻取られるた
め、画像濃度の低い原稿を連続して複写する場合には、
清掃能力の残ったウエブ、つまり、あまり汚れていない
ウエブを巻取ることになり、ウエブを不必要に消費する
結果となる。逆に、画像濃度の高い原稿を連続して複写
する場合には、加熱ローラの汚れ量がウエブの清掃能力
を越え、加熱ローラの汚れを充分に除去できないことと
なる。この場合、加熱ローラの汚れが転写材に付着し、
転写材が汚れるとともに形成画像が不鮮明となる。
【0009】一方、ウエブの残量を検出してウエブ巻取
り速度を補正する場合、ウエブのロールを交換した際に
予め巻取り速度の初期値を設定しておく必要がある。こ
のような設定は、通常、ウエブ交換時にサービスマンが
複写機の設定スイッチを押すことによって行なわれる。
【0010】しかしながら、上記構成においては、例え
ば、ウエブ交換時に設定スイッチを押し忘れた場合、初
期速度を設定できず、実際のウエブの巻取り状態と速度
補正とが対応せず、所望の巻取り量を維持する事ができ
ない。その結果、ウエブの不必要な消費あるいは加熱ロ
ーラの清掃不足を生じる恐れがある。
【0011】また、ウエブの交換ではなく、巻取りロー
ラ、給紙ローラの清掃を目的としてウエブを取り外した
後に再度ウエブを装着した場合に、誤って設定スイッチ
を押すと上記と同様の問題が生じる。
【0012】更に、ウエブの残量を検知する従来の機械
的な機構は、その構成が複雑であり、動作の信頼性およ
びコストの面で問題がある。この発明は以上の点に鑑み
なされたもので、その目的は、簡単な構成により、ウエ
ブを効率よく使用できるとともに定着装置のローラを充
分に清掃することが可能な定着装置および安定した画像
形成が可能な画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る画像形成装置は、原稿に光を照射
し、原稿からの反射光により像担持体を露光して潜像を
形成する露光手段と、上記反射光から原稿の画像濃度を
検出する検出手段と、上記潜像を現像し現像剤像を形成
する現像手段と、上記現像剤像を転写材に転写する転写
手段と、加熱ローラを有し、上記転写材上の現像剤像を
加熱して定着する定着手段と、上記加熱ローラの汚れを
除去する清掃手段と、を備えている。そして、上記清掃
手段は、供給ローラおよび巻取りローラと、上記供給ロ
ーラと巻取りローラとに掛け渡され、供給ローラと巻取
りローラとの間で上記加熱ローラに接触したウエブと、
上記巻取りローラを回転して上記ウエブを巻取る駆動手
段と、上記検出手段により検出された画像濃度に応じて
上記駆動手段によるウエブの巻取り量を調整する調整手
段と、を備えている。
【0014】また、この発明に係る他の画像形成装置に
よれば、清掃手段は、検出手段により検出された画像濃
度が一定値に達した際、上記駆動手段を作動させてウエ
ブを所定量巻取る制御手段を備えている。
【0015】また、この発明に係る更に他の画像形成装
置によれば、清掃手段は、所定のタイミングで上記駆動
手段を作動させてウエブを巻取る作動手段と、上記巻取
り動作の際、上記駆動手段による巻取りローラの回転角
度を、上記巻取りローラ上に巻取ったウエブの量に応じ
て調整する補正手段と、を備えている。
【0016】また、この発明に係る画像形成装置によれ
ば、清掃手段は、上記検出手段により検出された画像濃
度が一定値に達する毎に上記駆動手段を作動させてウエ
ブを巻取る作動手段と、上記巻取り動作の際、駆動手段
による上記巻取りローラの回転角度を、上記巻取りロー
ラ上に巻取ったウエブの量に応じて調整する補正手段
と、を備えている。
【0017】また、この発明に係る定着装置は、転写材
に接触して現像剤像を加熱する加熱ローラと、上記加熱
ローラに付着した汚れを除去する清掃装置と、を備え、
上記清掃装置は、供給ローラおよび巻取りローラと、上
記供給ローラと巻取りローラとに掛け渡され、供給ロー
ラと巻取りローラとの間で上記第1のローラに接触した
ウエブと、上記巻取りローラを回転して上記ウエブを巻
取る駆動手段と、上記転写材に形成される現像剤像の画
像濃度を検出する検出手段と、上記検出手段により検出
された画像濃度に応じて上記駆動手段によるウエブの巻
取り量を調整する調整手段と、を備えている。
【0018】この発明に係る他の定着装置によれば、清
掃手段は、上記検出手段により検出された画像濃度が一
定値に達した際に上記駆動手段を作動させてウエブを所
定量巻取る制御手段を備えている。
【0019】
【作用】この発明に係る定着装置および画像形成装置に
よれば、現像剤像の画像濃度、つまり、原稿の画像濃度
を検出し、その検出結果に応じてウエブの巻取り量を調
整している。画像濃度が高い場合、定着装置のローラに
付着する汚れが多くなることから、ウエブを巻取るタイ
ミングを早めて巻取り量を増大させる。また、画像濃度
が低い場合、定着装置のローラに付着する汚れが少ない
ことから、ウエブを巻取るタイミングを遅くし、巻取り
量を低減させる。
【0020】また、この発明に係る他の清掃装置および
画像形成装置によれば、現像剤像の画像濃度、つまり、
原稿の画像濃度を検出し、検出された画像濃度が所定の
値に達した際にウエブを一定量巻取っている。それによ
り、ウエブは、定着装置の加熱ローラ上の汚れを所定定
量を除去した時点で巻取られ、新しいウエブが加熱ロー
ラに接触する。
【0021】上記画像形成装置において、検出手段とし
て露光手段による露光量を検出する露光センサを用いる
ことにより、別途独立したセンサ等を設ける必要がな
く、装置の構成の簡略化を図っている。
【0022】また、この発明に係る更に他の画像形成装
置によれば、巻取りローラに巻取られたウエブの量に応
じて巻取り動作の際における巻取りローラの回転角度を
補正し、1回の巻取り動作により巻取られるウエブの量
を常に一定に維持している。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明を電子写
真式の複写機に適用した実施例について詳細に説明す
る。図1に示すように、複写機は筐体10を備え、この
筐体内のほぼ中央部には、像担持体としての感光体ドラ
ム12が回転自在に設けられている。感光体ドラム12
の周囲には、帯電チャージャ11、現像手段としての現
像装置13、転写手段としての転写チャージャ14、剥
離チャージャ15、クリーニング装置16、および除電
器17が順に配置され、画像形成部20を構成してい
る。
【0024】画像形成部20の上方には露光手段として
の露光光学系22が配設されている。この露光光学系2
2は、第1のキャリッジ24と、第1のキャリッジに取
り付けられているとともにリフレクタ25によって背部
が囲繞された露光ランプ26と、第1のキャリッジに取
り付けられ、露光ランプ26と一体的に移動可能な第1
の反射ミラー27と、を備えている。更に、露光光学系
22は、第2のキャリッジ28に載置されて一体的に移
動可能な第2および第3の反射ミラー30、31と、レ
ンズユニット38と、固定の第4の反射ミラー33と、
を有している。
【0025】図1および図2に示すように、レンズユニ
ット38が配置される面と同一の面内、つまり、第3の
反射ミラー31から第4の反射ミラー33へ伝搬する光
が通過する領域であって、第4の反射ミラー33へ向か
う光を遮ることのない位置には、複写動作によって得ら
れる複写物の画像濃度を一定レベルに維持するために、
原稿Dの画像情報の濃度、つまり、原稿Dの画像濃度を
検出する自動露光センサ(AES)40が配設されてい
る。
【0026】筐体10の上面部には透明ガラスからなる
原稿載置台34と、原稿載置台34開閉するとともに原
稿載置台に載置された原稿Dを押さえる蓋35と、が設
けられている。そして、原稿載置台34上に載置された
原稿Dを露光光学系22の露光ランプ26により走査
し、原稿からの反射光を第1ないし第4の反射ミラーお
よびレンズユニット38により感光体ドラム12に導い
て感光体ドラムを露光する。それにより、帯電チャージ
ャ11によって一様に帯電された感光体ドラム12の表
面に、原稿Dの画像に対応した静電潜像が形成される。
そして、静電潜像は、現像装置13により現像され現像
剤像を形成する。
【0027】一方、図1に示すように、筐体10の側面
下部には、転写材としての用紙Pをそれぞれ多数枚収容
した第1および第2の給紙カセット36、37が脱着自
在に装着されている。また、筐体10内には、第1およ
び第2の給紙カセット36、37から取り出された用紙
Pを、感光体ドラム12と転写チャージャ14との間に
位置した転写部を通して搬送する搬送路38が形成さ
れ、搬送路の終端には後述する定着装置50が設けられ
ている。定着装置50に対向した筐体1の側壁には排出
口42が形成され、この排出口には排紙トレイ43が装
着されている。
【0028】第1および第2の給紙カセット36、37
の近傍には、それぞれ給紙カセットから用紙Pを取り出
すピックアップローラ44、取り出された用紙Pを搬送
する給紙ローラ対47がそれぞれ設けられている。搬送
路38において感光体ドラム12の上流側には、用紙P
の先端を整位した後に感光体ドラムへ給紙するレジスト
ローラ対46が設けられている。そして、用紙Pがレジ
ストローラ対46により転写部に送られると、感光体ド
ラム12上の現像剤像が、転写チャージャ14により用
紙P上に転写される。
【0029】現像剤像の転写された用紙Pは、剥離チャ
ージャ15からのACコロナ放電により感光体ドラム1
2から剥離され、搬送路38を構成する搬送ベルト53
を介して定着装置50に搬送される。そして、定着装置
50によって現像剤像が溶融定着された用紙Pは、排紙
ローラ対54により排紙トレイ43上に排出される。
【0030】図3に示すように、定着装置40は、加熱
ローラ58およびこの加熱ローラに所定の圧力で転接し
た加圧ローラ60を備えている。加熱ローラ58は、内
部に配設されたヒータランプ56により、表面温度が約
200度程度となるように加熱されている。また、加熱
ローラ58は、加圧ローラとの接触部を除き、カバー6
2により覆われている。カバー62内には、加熱ローラ
64の表面に付着した汚れを清掃する清掃手段としての
清掃装置64が配設されている。
【0031】加圧ローラ60は、加熱ローラ58との接
触部を除き、カバー63により覆われている。カバー6
3には、加圧ローラ表面を清掃するための、フエルトか
らなる清掃パッド65が取り付けられている。更に、カ
バー63の一端には、感光体ドラム12から送られて来
る用紙Pを加熱ローラ58と加圧ローラ60との間に導
くガイド66が取り付けられている。
【0032】また、定着装置50は、加熱ローラ58へ
の用紙Pの巻き付きを防止する剥離爪68および加圧ロ
ーラ60への用紙Pの巻き付きを防止する剥離爪67を
備えている。そして、定着装置50の下流側には、加熱
ローラ58を通過した用紙Pの先端部を検出する検出ス
イッチ55が設けられている。
【0033】一方、図3ないし図5に示すように、定着
装置50の清掃装置64は、供給ローラ72と、巻取り
ローラ74と、これらのローラ間に位置した押圧ローラ
75と、を備えている。これらの3つのローラは互いに
平行に配設されているとともに、それぞれローラ軸72
a、74a、75aを介して定着装置50のフレーム7
0a、70bに回転自在に支持されている。
【0034】供給ローラ72にはウエブ76のロールが
装着され、このウエブは押圧ローラ75を介して巻取り
ローラ74に掛け渡されている。ウエブ76は、供給ロ
ーラ72と巻取りローラ74との間の部位が押圧ローラ
75により加熱ローラ58の表面に押し付けられて加熱
ローラに付着した汚れを除去する。そして、巻取りロー
ラ74を回転駆動することにより、ウエブ76の使用済
みの部位が巻取りローラ74に巻取られる。
【0035】巻取りローラ74を回転駆動する駆動手段
としての駆動機構77は、駆動源として作用するソレノ
イド86と、巻取りローラ74のローラ軸74aに固定
されたシリンダ80と、ソレノイドの駆動力をシリンダ
に伝達する回動レバー84と、を備えている。
【0036】回動レバー84は、その中央部が枢軸82
を介してフレーム70bに回動自在に支持されている。
ソレノイド86はフレーム70bに固定され、ソレノイ
ドのプランジャ86aはピン84bを介して回動レバー
84に連結されている。また、シリンダ80は一方向ク
ラッチ78を介してローラ軸74aに固定され、図5中
の矢印A方向にのみローラ軸74aと一体的に回転し、
反対方向へは空転するように構成されている。シリンダ
80は、その外周面から径方向に突出したアーム81
と、アームからローラ軸74aと平行に突出したピン8
1aと、を有し、このピン81aは、回動レバー84の
他端に形成された長孔84aに摺動自在に挿入されてい
る。
【0037】ピン84bとフレーム70bとの間には引
っ張りばね88が架設され、この引っ張りばねにより、
ソレノイド86のプランジャ86aは上方へ付勢され、
また、回動レバー84は枢軸82の回りで時計方向に付
勢されている。
【0038】そして、ソレノイド86が励磁されてプラ
ンジャ86aが下方へ引き込まれると、回動レバー84
が枢軸82の回りで反時計方向に回動される。回動レバ
ー84の回動により、シリンダ80はピン81aおよび
アーム81を介して時計方向、つまり、矢印Aに回動さ
れ、同時に、一方向クラッチ78を介してローラ軸74
aおよび巻取りローラ74が一体的に矢印A方向に回動
される。それにより、ウエブ76が一定量巻取られる。
【0039】また、ソレノイド86の励磁が解除される
と、回動レバー84は引っ張りばね84の付勢力により
時計方向に回動し、これに応じてシリンダ80は反時計
方向に回動する。しかしならが、この場合、シリンダ8
0は空転しローラ軸74aに駆動力が伝達されない。そ
のため、巻取りローラ74は回転せず、ウエブ76の巻
取りは行なわれない。
【0040】このように、ソレノイド86をオン、オフ
することにより、ウエブ76は一定量づつ段階的に巻取
られる。図4に示すように、複写機は、複写機全体の動
作を制御する制御手段としての制御部100を備えてい
る。制御部100は、主制御装置としてのCPU92、
ソレノイド86を駆動する駆動回路91、メモリ94、
比較回路95を有している。CPU96には、ユーザに
より操作される操作パネル96、前述した自動露光セン
サ40、後述するカウンタ98が接続されている。な
お、制御部100は、後述するように、駆動機構77を
所定のタイミングで作動させる作動手段、および巻取り
動作時における巻取りローラの回転角度を補正する補正
手段として作用する。
【0041】そして、上記のように構成された駆動機構
77の動作、つまり、ウエブ76の巻取り動作は、複写
される原稿Dの画像濃度(用紙P上に形成される現像剤
像の画像濃度)に応じて制御部100により制御され
る。以下、その制御方法について詳述する。
【0042】自動露光センサ40は原稿Dからの反射光
を検出し、原稿の画像濃度に応じた出力電圧を原稿濃度
信号としてCPU92に出力する。図6に示すように、
自動露光センサ40の出力値は、原稿Dの画像濃度が低
い程低く(図中の実線A)、画像濃度が高くなるに従っ
て増加する(図中の実線B)。そして、原稿の画像濃度
が高い程、用紙に転写される現像剤の量も増大し、定着
装置50の加熱ローラ58に汚れとして付着する現像剤
の量も増大する。従って、自動露光センサ40の出力値
は、加熱ローラに付着する汚れの量に比例する。
【0043】図7は、自動露光センサ40の出力値を積
分し、積分値として示している。加熱ローラ58に付着
する汚れの量を同様に積分値Wとして現わすと、原稿D
の画像濃度が低い場合、図中実線Aで示すように、2毎
目の印字途中のQ点で自動露光センサ出力の積分値がW
に達し、原稿Dの画像濃度が高い場合には、図中実線A
で示すように、1毎目の印字途中のP点で自動露光セン
サ出力の積分値がWに達する。つまり、加熱ローラ58
に同量Wの汚れが付着するまでに、原稿Dの画像濃度に
より、時間TP 、TQ で示すような時間差が発生し、画
像濃度の低い原稿を複写する場合は、画像濃度の高い原
稿を複写する場合に比較して加熱ローラの汚れ量が少な
く、ウエブ76の巻取りタイミングを遅くしても良いこ
とが分かる。
【0044】ウエブ76の巻取り動作を示す図8のフロ
ーチャートを参照して説明すると、本実施例によれば、
操作パネル96からの入力信号により複写が開始される
と、CPU92は、自動露光センサ40から入力された
原稿の画像濃度出力を積分値に変換し、メモリ94に格
納し加算する。続いて、CPU92は、加算された積分
値をメモリ94から読み取り、比較回路95により、予
め設定された所定の積分値Yと比較する。ここで、設定
値Yは、ウエブ76が清掃できる限界の汚れ量に応じて
設定されている。
【0045】積分値が設定値Yを越えると、CPU92
はメモリ94をクリアするとともに、駆動回路91を介
して駆動機構77のソレノイド86を励磁し巻取りロー
ラ74を回転させる。それにより、ウエブ76が所定量
巻取られ、ウエブの新しい部位が加熱ローラ58に押し
付けられる。そして、所定枚数の複写が終了するまで、
上記工程が繰り返し実施される。
【0046】図9Aに示すように、画像濃度の低い原稿
を複写する場合、例えば、4毎目の印字途中でウエブ7
6が巻取られる。また、図9Bに示すように、画像濃度
の高い原稿を複写する場合、一枚印字する間、2回ウエ
ブ76が巻取られる。
【0047】以上のように構成された本実施例に係る複
写機によれば、原稿の画像濃度に応じてウエブ76の巻
取り動作を制御しているため、常に加熱ローラ58に付
着した汚れが一定の基準(設定値Y)に達した時点で、
つまり、ウエブ76の清掃能力が限界に達した時点で、
ウエブを巻取ることができる。従って、清掃装置64
は、原稿の画像濃度の高低および原稿サイズ等に影響さ
れることなく、常に一定の清掃能力を発揮し、加熱ロー
ラ58を充分に清掃することができる。その結果、清掃
不足による用紙の汚れ、不鮮明な画像の形成等を防止
し、安定した画像形成が可能となる。
【0048】また、ウエブ76は清掃能力が限界に達す
るまで巻取られることがないため、ウエブの不必要な巻
取りを行なうことがなく、ウエブの無駄をなくし寿命を
伸ばすことが可能となる。その結果、ウエブ76の交換
サイクルを延びランニングコストの低減を図ることがで
きるとともに、ウエブ76のロールを小さくして清掃装
置64の小型化を図ることができる。
【0049】なお、図10に示すように、清掃装置64
の駆動機構77は、駆動源としてパルスモータ102を
使用して構成されてもよく、この場合においても上記と
同様の機能を発揮することができる。
【0050】つまり、図10に示す駆動機構77によれ
ば、パルスモータ102は清掃装置のフレーム70cに
固定されている。パルスモータ102の駆動力は、モー
タ軸103に固定された駆動歯車106、巻取りローラ
74のローラ軸74aに取り付けられた歯車104を介
して巻取りローラに伝達される。そして、制御回路10
0のCPU92の制御の下、駆動回路91によりパルス
モータ102を所定パルスづつ駆動することによってウ
エブ76を所定量づつ段階的に巻取ることができる。巻
取るタイミングは上記実施例と同様に、自動露光センサ
40により検出された原稿画像濃度の積分値が所定の設
定値に達した時点に一致している。
【0051】なお、図4において、上記実施例と同一の
符号は同一の部分を示しており、その詳細な説明は省略
する。一方、前述したように、ウエブ76を巻取ること
により、供給ローラ72上のウエブのロール径および巻
取りローラ74上のウエブのロール径が次第に変化し、
これに応じてウエブの走行速度および巻取り量が変化す
る。
【0052】例えば、図11Aに示すように、ウエブ7
6が全く巻取られていない初期の状態において、供給ロ
ーラの72の径をD0 、供給ローラ上のウエブ76のロ
ール径をD1 、巻取りローラ72の径をP0 とし、図5
に示す清掃装置64の駆動機構77のソレノイド86を
1回励磁した際の巻取りローラ72の回転角度をQとす
ると、初期状態でウエブ76を巻取った際のウエブの走
行速度V0 は、V0 =P0 ・Q となる。
【0053】また、図11Bに示すように、ウエブ76
を複数回巻取ったある時点における巻取りローラ74上
のウエブのロール径をP1 とすると、この時点でウエブ
76を1回巻取る際のウエブの走行速度V0 は、V1 =
P1 ・Q となる。
【0054】ここで、P0 <P1 であることからV0 <
V1 となり、その結果、初期状態と巻取り後のある時点
とでは一回の巻取りによるウエブ76の巻取り量が変化
することが分かる。
【0055】ソレノイド86を1回励磁して巻取りロー
ラ74を角度Qだけ回転させる工程を1ステップSTと
し、例えば、ウエブ76の厚さT=0.2 (mm)、D0 =
6.0(mm)、D1 =35.0(mm)、P0 =(6.0 mm)、Q
=0.014 (度)とすると、初期状態における供給ローラ
72上のウエブ76の巻数N1 はN1 =72.5(回)、ウ
エブの総長LはL=4623.6(mm)となる。
【0056】そして、巻取り完了時の巻取りローラ74
上のウエブ76の巻数N2 はN2 =72.5(回)、巻取り
完了時までに必要な総ステップ数TQ はTQ =5220(S
T)となる。
【0057】上記の条件でウエブ76を巻取り、初期状
態から巻取り完了時まで500ST毎にその時点の巻取
りローラ上のロール径P1 、その時点の巻取りローラ上
のロールの巻数N2 、その時点までのウエブの巻取り長
さL2 、その時点の1ステップ当りのウエブの走行速度
V1 (mm/回)を測定した。その結果を以下の表1に示
す。
【0058】
【表1】
【0059】上記表1から分かるように、初期状態(S
T=0)と巻取り終了時(ST=5220)とでは、1ステ
ップ当りのウエブ76の巻取り速度はそれぞれ0.262
(mm/回)、1.527 (mm/回)となり、約6倍
以上の差が生じる。従って、1ステップ当りのウエブ7
6の巻取り量についても約6倍以上の差が生じることと
なる。
【0060】そこで、清掃装置64によれば、常にほぼ
一定の巻取り量が得られるように、ウエブ走行速度の変
化に起因する巻取り量の変化を以下のように補正してい
る。つまり、本実施例によれば、1回の巻取り動作にお
けるソレノイド86の作動ステップ数を、初期状態で最
も多くし、以後、巻取ったウエブ76のロール径の増加
に合わせて徐々に低下させている。例えば、加熱ローラ
58上の汚れが一定量に達した際に必要なウエブ76の
1回の巻取り量を約3mmと設定した場合、以下の表2お
よび図12に示すように、1回の巻取り動作を行なう際
のソレノイド86の作動ステップ数を、ステップ500
回毎に、11回、8回、6回、5回と変化させている。
【0061】表2 ST: 0 (回) V1: 0.262 (mm)×11 = 2.882 (mm) ST: 500 (回) V1: 0.383 (mm)× 8 = 3.064 (mm) ST:1000 (回) V1: 0.504 (mm)× 6 = 3.024 (mm) ST:1500 (回) V1: 0.625 (mm)× 5 = 3.125 (mm) ST:2000 (回) V1: 0.747 (mm)× 4 = 2.988 (mm) ST:2500 (回) V1: 0.686 (mm)× 3 = 2.604 (mm) ST:3000 (回) V1: 0.989 (mm)× 3 = 2.967 (mm) ST:3500 (回) V1: 1.110 (mm)× 3 = 3.330 (mm) ST:4000 (回) V1: 1.231 (mm)× 3 = 3.693 (mm) ST:4500 (回) V1: 1.353 (mm)× 2 = 2.706 (mm) ST:5000 (回) V1: 1.474 (mm)× 2 = 2.948 (mm) 上記のような補正を行なうことにより、図13に領域C
で示すように、全く補正を行なわない場合(領域Bで示
す)に比較して、1回の巻取り動作により巻取られるウ
エブ76の巻取り量はいずれの状態においてもほぼ一定
となり、設定値である約3mmとすることができる。従っ
て、ウエブ76の巻取り量が不必要に増加してウエブを
浪費することがないとともに、常に必要な清掃能力を提
供することができる。
【0062】上述したような各巻取り状態における補正
ステップ数は、補正データとして予め制御部100のメ
モリ94に記憶されている。そして、制御部100は、
カウンタ98によりカウントされたステップ数および補
正データに基づいて、ソレノイド86を駆動する(図4
参照)。また、予め種々の補正データを用意してメモリ
94に格納しておくことにより、1回の巻取り量をユー
ザの必要に応じて変更可能とすることもできる。この場
合、所望の設定値は操作パネル96を介して制御部10
0に入力するものとする。
【0063】一方、上述した補正を正確に行なうために
は、ウエブ76の初期状態を正確に検出する必要があ
る。つまり、例えば、ウエブの交換ではなく、巻取りロ
ーラ、給紙ローラの清掃を目的としてウエブを取り外し
た後に再度同一のウエブを装着した場合、これを初期状
態として検出して上述した補正を行なうと、補正した巻
取り量と所望の設定巻取り量とが一致しないこととな
る。
【0064】そこで、本実施例によれば、図14および
図15に示すように、ウエブ76の巻初め側の先端部側
縁には、第1の被検出部として作用する比較的長い第1
の切欠76aと第2の被検出部として作用する比較的短
い第2の切欠76cとが、ウエブ76の長さ方向に離間
して形成され、これらの切欠間には第3の被検出部とし
ての突部76bが形成されている。また、清掃装置64
のフレームには、ウエブ76の側縁を挟んで対向した発
光素子および受光素子を有する透過型のフォトセンサ9
0が設けられ、このフォトセンサにより第1および第2
の切欠76a、76cおよび突部76bを検出してい
る。
【0065】図15に示すフローチャートを参照してウ
エブ初期状態の検出動作について説明する。新しいウエ
ブ76に交換した後に装置の電源を投入すると、ウエブ
76の第1の切欠76aがフォトセンサ90に対向して
いることから、フォトセンサはオフ信号をCPU92に
出力する。オフ信号が入力されると、CPU92は巻取
りローラ74を駆動して巻取り動作を開始する。
【0066】すると、次に突部76bがフォトセンサ9
0に対向し、フォトセンサはオン信号をCPU92に出
力する。この場合、CPU92は、第2の切欠76cが
フォトセンサ90に対向してオフ信号が入力されるま
で、更に巻取り動作を続行する。ウエブ76を所定量巻
取ってもオフ信号が入力されない場合、CPU92は巻
取りエラーと判断して巻取り動作を中止するとともに操
作パネル96に所定の表示を行なう。
【0067】第2の切欠76cがフォトセンサ90を通
過し、切欠のない通常のウエブ側縁がフォトセンサを通
過すると、フォトセンサはオン信号をCPU92に出力
する。このようにして、フォトセンサ90からのオフ、
オン、オフ、オンの信号が順次入力されると、CPU9
2はウエブ76が初期状態にあることを検出し、カウン
タ90のカウント数STをクリアするとともに、メモリ
94に格納されている画像濃度に対応する積分値Gをク
リアする。以上の工程により、ウエブ76交換後の初期
設定が行なわれ、以後、前述した工程に従ってウエブ7
6の巻取り動作および補正動作が行なわれる。
【0068】なお、ウエブ76を所定量巻取ってもオン
信号が入力されない場合、上記と同様に、CPU92は
巻取り動作を中止するとともに操作パネル96に所定の
表示を行なう。
【0069】また、ウエブ76を交換後装置の電源を投
入した際、フォトセンサ90からオフ信号が入力されな
い場合、CPU92はウエブの初期状態を検出せず、初
期設定動作を行なわない。
【0070】上記のような構成により、ウエブ76の初
期状態、つまり、ウエブの交換を正確に検出することが
でき、前述した巻取り量の補正を正確に実施することが
可能となる。また、初期状態の検出には、フォトセンサ
90からのオフ、オン、オフ、オンの信号が順次入力さ
れることを条件としているため、例えば、ウエブ76の
中途部においてその側縁に、損傷、折れ等によって形成
された単なる切欠が発生している場合でも、誤って初期
状態として検出することがなく、誤操作のない確実な検
出が可能となる。
【0071】従って、巻取りローラ74に巻取られたウ
エブ76の量、つまり、巻取りローラ上のウエブのロー
ル径、の変化に応じてウエブの巻取り量を補正でき、常
に所定の巻取り量づつウエブ76を巻取ることができ
る。従って、ウエブの不必要な消費あるいは加熱ローラ
の清掃不足を確実に防止し、ウエブの寿命を伸ばすこと
ができるとともに汚れのない鮮明な画像を安定して提供
することができる。
【0072】更に、ウエブ76に第1および第2の切欠
76a、76bを設け、これらの切欠をフォトセンサに
より検出するだけの簡単な構成により上記機能を達成で
きることから、従来のような複雑な機械的検出機構を設
ける必要がなく、構成の簡略化、動作の信頼性の向上、
および製造コストの軽減を図ることができる。
【0073】なお、ウエブ76に設けられた第1および
第2の被検出部は、前述した切欠に変えて、図17に示
すように、ウエブの側縁に貼設したテープ等よりなる第
1および第2の黒マーク76a、76cで構成してもよ
い。この場合、図18に示すように、反射型のフォトセ
ンサ90を用いて第1および第2の黒マーク76a、7
6c、およびこれらのマーク間に位置した突部76bを
検出する。
【0074】ウエブ76の終端は、前述したカウンタ9
8(図4参照)によってソレノイド86の作動ステップ
数STをカウントすることにより検出することができる
が、より正確に終端を検出するため、本実施例によれ
ば、ステップ数の検出に加えて、図19に示すように、
ウエブ76の終端部の側縁に切欠76dを形成し、この
切欠を図15に示すフォトセンサ90によって検出して
いる。
【0075】つまり、図20に示すように、ウエブ76
の切欠76dがフォトセンサ90に到達すると、フォト
センサはオフ信号をCPU92に出力する。すると、C
PU92はカウンタ98によりカウントされた総ステッ
プ数を読みだし、5200回よりも多い場合にはウエブ76
が終端まで巻取られたことを検出し、巻取り動作を停止
するとともにウエブ交換表示等を操作パネル96に表示
する。
【0076】また、フォトセンサ90からオフ信号が入
力されるまで、CPU92は通常の巻取り動作を実行す
るとともに、オフ信号入力後、ステップ数が5200回に達
していない場合には、巻取りエラーを検出しその旨の操
作パネル96に表示する。
【0077】以上詳述したように、上記実施例に係る複
写機によれば、原稿の画像濃度(用紙P上に形成される
現像剤像の画像濃度)に応じてウエブ76の巻取り動作
を制御しているため、ウエブ76の清掃能力が限界に達
した時点で、ウエブを巻取ることができる。同時に、ウ
エブの巻取り状態に応じて変動するウエブ巻取り量のば
らつきを、巻取りローラの回転角度を調整して補正する
ことにより、1回の巻取り動作によるウエブの巻取り量
を常に所望の値に維持することができる。
【0078】従って、清掃装置64は、原稿の画像濃度
の高低および原稿サイズ等に影響されることなく、常に
一定の清掃能力を発揮し、加熱ローラ58を充分に清掃
することができる。その結果、清掃不足による用紙の汚
れ、不鮮明な画像の形成等を防止し、安定した画像形成
が可能となる。同時に、ウエブを不必要に巻取ることな
く効率よく利用することができ、ウエブの交換サイクル
の長期化、装置のランニングコストの低減を図ることが
できる。
【0079】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変更可能であ
る。例えば、この発明は複写機に限らず、レーザプリン
タ等の定着装置を備えた他の画像形成装置に適用するこ
ともできる。
【0080】例えば、レーザプリンタに適用する場合、
形成される画像濃度、つまり、定着装置の加熱ローラへ
の汚れの付着量は、プリンタに入力される画像データに
基づいて検出することができ、その検出結果に応じてウ
エブの巻取りタイミングを調整することにより前述した
実施例と同様の効果を得ることができる。また、画像濃
度検出以外の構成、例えば、定着装置自身の構成、巻取
り量の補正、ウエブ初期状態の検出のための構成につい
ては、上述した実施例をそのまま適用することができ
る。
【0081】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、簡単
な構成により、ウエブを効率よく使用できるとともに定
着装置のローラを充分に清掃することが可能な定着装置
および安定した画像形成が可能な画像形成装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る複写機を示す断面
図。
【図2】上記複写機の上面部を概略的に示す斜視図。
【図3】上記複写機の定着装置の断面図。
【図4】上記複写機の制御部を示すブロック図。
【図5】上記定着装置の清掃装置を示す斜視図。
【図6】上記複写機の自動露光センサの出力値を示すグ
ラフ。
【図7】上記出力値を積分して得られた積分値を示すグ
ラフ。
【図8】上記清掃装置におけるウエブの巻取り動作を説
明するためのフローチャート。
【図9】図9(A)は、画像濃度の低い原稿を複写する
場合のウエブ巻取りタイミングを示すグラフ、図9
(B)は、画像濃度の高い原稿を複写する場合のウエブ
巻取りタイミングを示すグラフ。
【図10】上記清掃装置の駆動機構の変形例を示す斜視
図。
【図11】図11(A)は、ウエブの初期状態を概略的
に示す側面図、図11(B)は、ウエブが巻取られたあ
る時点の状態を概略的に示す側面図。
【図12】ウエブ巻取り量の補正工程を説明するための
フローチャート。
【図13】補正後と補正前とのウエブの巻取り量を示す
グラフ。
【図14】被検出部を備えたウエブの巻初め端部を示す
斜視図。
【図15】ウエブに対するフォトセンサの配置状態を概
略的に示す側面図。
【図16】ウエブの初期状態を検出する工程を説明する
ためのフローチャート。
【図17】他の被検出部を備えたウエブの巻初め端部を
示す斜視図。
【図18】ウエブに対するフォトセンサの配置状態を概
略的に示す側面図。
【図19】他の被検出部を備えたウエブの終端部を示す
斜視図。
【図20】ウエブ終端部を検出工程を説明するためのフ
ローチャート。
【符号の説明】
10…感光体ドラム、13…現像装置、14…転写チャ
ージャ、22…露光光学系、40…自動露光センサ、5
0…定着装置、58…加熱ローラ、60…加圧ローラ、
56…ヒータランプ、64…清掃装置、72…供給ロー
ラ、74…巻取りローラ、75…押圧ローラ、76…ウ
エブ、77…駆動機構、86…ソレノイド、90…フォ
トセンサ、92…CPU、94…メモリ、100…制御
部、102…パルスモータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に光を照射し、原稿からの反射光に
    より像担持体を露光して潜像を形成する露光手段と、 上記反射光から原稿の画像濃度を検出する検出手段と、 上記潜像を現像し現像剤像を形成する現像手段と、 上記現像剤像を転写材に転写する転写手段と、 加熱ローラを有し、上記転写材上の現像剤像を加熱して
    定着する定着手段と、 上記加熱ローラの汚れを除去する清掃手段と、を備え、 上記清掃手段は、 供給ローラおよび巻取りローラと、 上記供給ローラと巻取りローラとに掛け渡され、供給ロ
    ーラと巻取りローラとの間で上記加熱ローラに接触した
    ウエブと、 上記巻取りローラを回転して上記ウエブを巻取る駆動手
    段と、 上記検出手段により検出された画像濃度に応じて上記駆
    動手段によるウエブの巻取り量を調整する調整手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿に光を照射し、原稿からの反射光に
    より像担持体を露光して潜像を形成する露光手段と、 上記反射光から原稿の画像濃度を検出する検出手段と、 上記潜像を現像し現像剤像を形成する現像手段と、 上記現像剤像を転写材に転写する転写手段と、 加熱ローラを有し、上記転写材上の現像剤像を加熱して
    定着する定着手段と、 上記加熱ローラの汚れを除去する清掃手段と、を備え、 上記清掃手段は、 供給ローラおよび巻取りローラと、 上記供給ローラと巻取りローラとに掛け渡され、供給ロ
    ーラと巻取りローラとの間で上記加熱ローラに接触した
    ウエブと、 上記巻取りローラを回転して上記ウエブを巻取る駆動手
    段と、 上記検出手段により検出された画像濃度が一定値に達し
    た際に上記駆動手段を作動させてウエブを所定量巻取る
    制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体上に潜像を形成する露光手段
    と、 上記潜像を現像し現像剤像を形成する現像手段と、 上記現像剤像を転写材に転写する転写手段と、 加熱ローラを有し、上記転写材上の現像剤像を加熱して
    定着する定着手段と、 上記加熱ローラの汚れを除去する清掃手段と、を備え、 上記清掃手段は、 供給ローラおよび巻取りローラと、 上記供給ローラと巻取りローラとに掛け渡され、供給ロ
    ーラと巻取りローラとの間で上記加熱ローラに接触した
    ウエブと、 上記巻取りローラを回転して上記ウエブを巻取る駆動手
    段と、 所定のタイミングで上記駆動手段を作動させてウエブを
    巻取る作動手段と、 上記巻取り動作の際、上記駆動手段による巻取りローラ
    の回転角度を、上記巻取りローラ上に巻取ったウエブの
    量に応じて調整する補正手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿に光を照射し、原稿からの反射光に
    より像担持体を露光して潜像を形成する露光手段と、 上記反射光から原稿の画像濃度を検出する検出手段と、 上記潜像を現像し現像剤像を形成する現像手段と、 上記現像剤像を転写材に転写する転写手段と、 加熱ローラを有し、上記転写材上の現像剤像を加熱して
    定着する定着手段と、 上記加熱ローラの汚れを除去する清掃手段と、を備え、 上記清掃手段は、 供給ローラおよび巻取りローラと、 上記供給ローラと巻取りローラとに掛け渡され、供給ロ
    ーラと巻取りローラとの間で上記加熱ローラに接触した
    ウエブと、 上記巻取りローラを回転して上記ウエブを巻取る駆動手
    段と、 上記検出手段により検出された画像濃度が一定値に達す
    る毎に上記駆動手段を作動させてウエブを巻取る作動手
    段と、 上記巻取り動作の際、駆動手段による上記巻取りローラ
    の回転角度を、上記巻取りローラ上に巻取ったウエブの
    量に応じて調整する補正手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 転写材上の現像剤像を定着する定着装置
    において、 上記転写材に接触して現像剤像を加熱する加熱ローラ
    と、 上記加熱ローラに付着した汚れを除去する清掃装置と、
    を備え、 上記清掃装置は、 供給ローラおよび巻取りローラと、 上記供給ローラと巻取りローラとに掛け渡され、供給ロ
    ーラと巻取りローラとの間で上記加熱ローラに接触した
    ウエブと、 上記巻取りローラを回転して上記ウエブを巻取る駆動手
    段と、 上記転写材に形成される現像剤像の濃度を検出する検出
    手段と、 上記検出手段により検出された画像濃度に応じて上記駆
    動手段によるウエブの巻取り量を調整する調整手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 転写材上の現像剤像を定着する定着装置
    において、 上記転写材に接触して現像剤像を加熱する加熱ローラ
    と、 上記加熱ローラに付着した汚れを除去する清掃装置と、
    を備え、 上記清掃装置は、 供給ローラおよび巻取りローラと、 上記供給ローラと巻取りローラとに掛け渡され、供給ロ
    ーラと巻取りローラとの間で上記加熱ローラに接触した
    ウエブと、 上記巻取りローラを回転して上記ウエブを巻取る駆動手
    段と、 上記転写材に形成される現像剤像の濃度を検出する検出
    手段と、 上記検出手段により検出された画像濃度が一定値に達し
    た際に上記駆動手段を作動させてウエブを所定量巻取る
    制御手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
JP6054134A 1994-03-24 1994-03-24 画像形成装置 Pending JPH07261591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6054134A JPH07261591A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6054134A JPH07261591A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07261591A true JPH07261591A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12962117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6054134A Pending JPH07261591A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07261591A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10171289A (ja) * 1996-12-13 1998-06-26 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置
US7352986B2 (en) 2005-01-19 2008-04-01 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device and image forming apparatus having the same
US7715773B2 (en) 2006-03-06 2010-05-11 Sharp Kabushiki Kaisha Cleaning device, fixing device, and image forming apparatus
JP2017040765A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020196252A (ja) * 2019-05-30 2020-12-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 クリーニング装置及び画像形成装置
EP4180876A1 (en) * 2021-11-16 2023-05-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10171289A (ja) * 1996-12-13 1998-06-26 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置
US7352986B2 (en) 2005-01-19 2008-04-01 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device and image forming apparatus having the same
US7715773B2 (en) 2006-03-06 2010-05-11 Sharp Kabushiki Kaisha Cleaning device, fixing device, and image forming apparatus
JP2017040765A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020196252A (ja) * 2019-05-30 2020-12-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 クリーニング装置及び画像形成装置
EP4180876A1 (en) * 2021-11-16 2023-05-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US11934120B2 (en) 2021-11-16 2024-03-19 Canon Kabushiki Kaisha Abnormality detection of web unit in image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3403057B2 (ja) 画像形成装置
US20080019711A1 (en) Image forming apparatus that judges lifetime of photosensitive unit
JPH06102727A (ja) 複写機
JP4962761B2 (ja) 画像形成装置
JPH07261591A (ja) 画像形成装置
US5493318A (en) Continuous form positioning device with control of rollers in response to a tip sensor
JP3548551B2 (ja) 画像形成装置
JP3283980B2 (ja) 接触帯電装置
JPS6045435B2 (ja) 変倍式複写機におけるレジストレ−シヨン補正方法
JP2931077B2 (ja) シート搬送装置
JPH05204272A (ja) 定着装置
JPH04355486A (ja) 画像形成装置
JP2834518B2 (ja) インスタント写真装置
JP3012312B2 (ja) 銀塩写真装置
JPH08234615A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2920647B2 (ja) 静電印刷装置
JP4145187B2 (ja) 定着温度制御装置
JPS6122303B2 (ja)
JP3234733B2 (ja) 原稿搬送装置を備えた画像形成装置
JPH0398946A (ja) 電子写真装置
JP2020166205A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の濃度補正方法
JP3420844B2 (ja) 画像形成装置
JP2521995B2 (ja) 定着装置の駆動制御装置
JPH0253093A (ja) 電子写真方式の画像形成装置
JPH09146318A (ja) 複写機