JPH07259541A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JPH07259541A
JPH07259541A JP6057287A JP5728794A JPH07259541A JP H07259541 A JPH07259541 A JP H07259541A JP 6057287 A JP6057287 A JP 6057287A JP 5728794 A JP5728794 A JP 5728794A JP H07259541 A JPH07259541 A JP H07259541A
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absorbent
exhaust
oxygen concentration
exhaust gas
reducing agent
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Yasushi Araki
康 荒木
Shinya Hirota
信也 広田
雄二 ▲榊▼原
Yuji Sakakibara
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生操作時に、NOX 吸収剤に供給する還元
剤の量を適切に制御することにより、NOX 吸収剤の効
率的な再生を行う。 【構成】 内燃機関1の排気通路3を分岐し、2つのN
X 吸収剤5a、5bを並列に接続する。排気切換弁
2、22により排気の流れを切り換えて、一方のNOX
吸収剤を通過する排気流量を低減するとともに、還元剤
供給ノズル12a、12bから排気流量が低下したNO
X 吸収剤に還元剤を供給して再生を行う。それぞれのN
X 吸収剤下流に酸素濃度センサ7a、7bと、更にそ
の下流に酸化触媒101a、101bを設け、再生時に
還元剤供給量を酸素濃度センサの出力に基づいて制御す
る。再生中に、他の分岐通路から侵入してくる酸素成分
は酸化触媒により消費され、酸素濃度センサに到達しな
いため、正確な還元剤供給量制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気浄化装
置に関し、詳細には、ディーゼルエンジンや希薄燃焼を
行うガソリンエンジン等、リーン空燃比の燃焼を行う内
燃機関の排気中のNOX を効果的に除去可能な排気浄化
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の排気浄化装置の例としては、例
えば特開昭62─106826号公報に開示されたもの
がある。同公報の装置は、ディーゼル機関の排気通路に
酸素の存在下でNOX を吸収する吸収剤(触媒)を2つ
並列に接続し、排気を一方のNOX 吸収剤に導いて排気
中のNOX の吸収を行う。また、上記一方のNOX 吸収
剤のNOX 吸収量が増大して吸収剤のNOX 吸収能力が
飽和すると、排気切換弁により、排気の流れをもう一方
のNOX 吸収剤に導いて上記飽和したNOX 吸収剤への
排気の流入を遮断するとともに、このNOX 吸収剤に還
元剤を供給する。これにより、飽和したNOX 吸収剤か
らNOX が放出され、放出されたNOX が還元剤により
還元浄化される(本明細書では、このNOX 吸収剤から
のNOX 放出と還元浄化との操作を「NOX 吸収剤の再
生操作」と呼ぶ)。すなわち、同公報の装置では、2つ
のNOX 吸収剤の再生操作が交互に行われる。
【0003】上記特開昭62−106826号公報の装
置では、NOX 吸収剤の再生操作時にNOX 吸収剤に供
給する還元剤の量は一定量とされ、NOX 吸収剤のNO
X 吸収状態に応じた制御はなされていない。このため、
還元剤の供給量の不足によりNOX 吸収剤の再生が不十
分になったり、或いは還元剤の供給過剰のために再生に
使用されなかった還元剤が大気中に放出されるような問
題が生じる。
【0004】この問題は、NOX 吸収剤再生操作時に、
NOX 吸収剤を通過した排気の空燃比が理論空燃比近傍
になるように還元剤供給量を制御することにより解決す
ることができる。すなわち、NOX 吸収剤への還元剤供
給量が不足する場合には、NOX 吸収剤に流入する排気
中の酸素を全部消費することができないため、NOX
収剤を通過した排気の空燃比はリーンとなる。また、N
X 吸収剤への還元剤供給量が過大な場合には、供給さ
れた還元剤の一部が再生操作に消費されず下流側に流出
するため、NOX 吸収剤を通過した排気の空燃比はリッ
チとなる。これに対して、NOX 吸収剤に供給される還
元剤の量が適切であれば排気中の酸素は還元剤により完
全に消費され、更に、供給された還元剤は排気中の酸素
消費と、放出されたNOX の還元浄化とに完全に消費さ
れるためNOX 吸収剤を通過した排気の空燃比は理論空
燃比近傍になるからである。
【0005】このため、例えばNOX 吸収剤出口側に排
気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを設け、この
酸素濃度センサの出力に基づいて、NOX 吸収剤を通過
した排気の酸素濃度が理論空燃比相当値近傍の値になる
ように、還元剤供給装置からの還元剤供給量を制御する
ことにより、還元剤の供給量を適切に制御することが可
能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にNOX 吸収剤出口側に酸素濃度センサを設けて還元剤
供給量を制御するようにすると問題が生じる場合があ
る。以下、この問題について図6を参照して説明する。
図6は、上述のようにNOX 吸収剤出口に酸素濃度セン
サを設けて、この酸素濃度センサの出力に基づいて還元
剤供給量を制御するようにした場合の構成を示す図であ
る。図6において、1はリーン空燃比運転を行う内燃機
関、3は機関1の排気通路を示す。排気通路3は下流側
で2つの排気通路3a、3bに分岐しており、分岐通路
3a、3bの分岐点には排気切換弁2が設けられ、この
排気切換弁2の切換により排気通路3aまたは3bの一
方に機関排気の大部分を導くことができるようになって
いる。
【0007】また、分岐通路3a、3bのそれぞれに
は、流入する酸素濃度がリーンのときに排気中のNOX
を吸収し、流入する排気の酸素濃度が低下すると吸収し
たNO X を放出するNOX 吸収剤5a、5bが設けられ
ている。図6において、12a、12bで示したのは、
再生操作時にNOX 吸収剤5a、5bに還元剤を供給す
る還元剤供給ノズル、7a、7bで示したのは分岐通路
3a、3bのNOX 吸収剤5a、5b出口側に設けられ
た酸素濃度センサである。さらに、分岐通路3a、3b
は酸素濃度センサ7a、7b下流側で再び合流してお
り、分岐通路3a、3b合流部には、前述の排気切換弁
2と同様な下流側排気切換弁22が設けられている。
【0008】図6に示した構成では、一方のNOX 吸収
剤(例えばNOX 吸収剤5a)の再生を行う場合には排
気切換弁2と22とを図に実線で示した位置に切り換え
て機関1の排気の大部分をNOX 吸収剤5b側に流し、
NOX 吸収剤5bで排気中のNOX の吸収を行い、NO
X 吸収剤5aに流入する排気の流量を大幅に低減する。
また、このとき還元剤供給ノズル12aからNOX 吸収
剤5aに還元剤を供給しNOX 吸収剤5aの再生を行
う。また、もう一方のNOX 吸収剤(NOX 吸収剤5b
のNOX 吸収量が増大し、NOX 吸収能力が飽和に近づ
いたときには、排気切換弁2、22を図6の点線の位置
に切り換えて、再生が完了したNOX 吸収剤(NOX
収剤5a)で排気中のNOX を吸収する。また、このと
き還元剤供給ノズル12bから還元剤をNOX 吸収剤5
bに供給してNOX 吸収剤5bの再生を行う。すなわ
ち、図6の構成ではNOX 吸収剤5a、5bは交互に再
生を行い、一方の再生中は他方のNOX 吸収剤で排気中
のNOX 吸収を行う。
【0009】ところが、図6のような構成においてNO
X 吸収剤5a、5bに供給する還元剤の量を適正にする
ために、還元剤供給ノズル12a、12bからの還元剤
供給量をNOX 吸収剤5a、5b出口側の酸素濃度セン
サ7a、7b出力に基づいてフィードバック制御する
と、全般的に還元剤供給量が過大になり、大気に放出さ
れる未使用の還元剤の量が増大するという問題が生じる
場合がある。
【0010】本願出願人らの検討の結果、この問題はN
X 吸収剤再生時に、再生を行う側のNOX 吸収剤出口
に設けた酸素濃度センサで検出した酸素濃度が、NOX
吸収剤を通過した排気の酸素濃度より高い酸素濃度を指
示するために生じることが判明している。このように、
再生側の酸素濃度センサがNOX 吸収剤を通過してくる
排気の酸素濃度より高い酸素濃度を指示するのは以下の
理由によると考えられる。
【0011】すなわち、NOX 吸収剤再生時には排気中
の酸素成分を消費するための還元剤量を低減するため
に、再生を行う側のNOX 吸収剤に流入する排気の流量
は排気切換弁2、22により大幅に低減される。このた
め、再生中のNOX 吸収剤側の分岐通路では大幅に排気
流速が低下する。また、還元剤供給によりこの分岐通路
中の排気酸素濃度は極めて低くなる。このように、両方
の分岐通路3a、3b中の排気の酸素濃度に差が生じる
結果、合流部の排気切換弁22部分では、酸素濃度が高
い側(NOX を吸収中のNOX 吸収剤側)の排気に含ま
れる酸素が酸素濃度が低い側(再生中のNOX 吸収剤
側)に向けて拡散により移動するようになる。一方、再
生中のNOX 吸収剤側では、前述のように排気流速は大
幅に低下している。このため、排気切換弁22を通過し
て侵入した酸素は再生中のNOX 吸収剤側の分岐通路内
を拡散して逆流し、ついには酸素濃度センサ位置まで到
達するようになり、酸素濃度センサ7の指示が実際にN
X 吸収剤を通過した排気の酸素濃度より高くなる現象
が生じるのである。
【0012】図7は、図6において再生中のNOX 吸収
剤(NOX 吸収剤5a)側の分岐通路3a各位置に実際
に酸素濃度センサを挿入して各部分の酸素濃度を計測し
た結果を示している。図7において、区間Iは排気切換
弁2からNOX 吸収剤5a入口までの区間の酸素濃度
を、区間IIはNOX 吸収剤5a入口から出口までのNO
X 吸収剤内部の区間の酸素濃度を、また、区間III はN
X 吸収剤5a出口から下流側排気切換弁22までの区
間の酸素濃度をそれぞれ示している(図6参照)。図7
に示すように、区間Iでは供給された還元剤はまだ排気
中の酸素と反応していないため排気中の酸素濃度は高
く、区間IIではNOX 吸収剤の触媒作用により還元剤と
排気中の酸素が反応し、酸素が消費されるため酸素濃度
は略ゼロ付近に低下している。ところが、区間IIの端部
(NOX 吸収剤5aの下流側端面付近)では、酸素濃度
は再度上昇に転じ、区間III では、下流側排気切換弁2
2に近づくにつれて酸素濃度が高くなっている。すなわ
ち、排気切換弁22を通して侵入してくる酸素分子の拡
散により、NOX 吸収剤下流側では排気切換弁22に近
づくにつれて排気中の酸素濃度が高くなる傾向が生じて
いることが判る。図7に点線で示したのは、分岐通路3
a、3bの合流部に下流側排気切換弁22を設けずに上
流側排気切換弁2のみを用いて排気の切換を行った場合
の結果を示す。この場合には、下流側排気切換弁22が
ないために侵入する酸素の量は更に増大し、NOX 吸収
剤下流側での酸素濃度は更に高くなっている。また、図
示していないが、分岐通路3a、3bを合流させずに個
別に大気に開放した場合にも、大気側からの酸素の拡散
により同様の減少が生じることが判明している。
【0013】本来、NOX 吸収剤に供給する還元剤の量
は図7の区間II中央付近の酸素濃度に基づいて制御する
必要がある。しかし、図6のような構成では、還元剤供
給量は上記区間III 部分の、区間IIより高い酸素濃度に
基づいて制御されることになるため、還元剤の供給量が
過大になる前述の問題が生じるのである。この問題は、
NOX 吸収剤中に酸素濃度センサを挿入して、図7、区
間IIにおける酸素濃度を正確に検出するようにすれば解
決可能である。しかし、NOX 吸収剤は機関運転中極め
て高温になるため、酸素濃度センサをNOX 吸収剤中に
挿入するとセンサの耐久性の問題が生じる。また、NO
X 吸収剤中にセンサを挿入することはNOX 吸収剤自体
の機械的強度低下などの問題を生じるため好ましくな
い。
【0014】本発明は、上記問題に鑑み、NOX 吸収剤
内にセンサを挿入することなく、NOX 吸収剤下流側に
配置した酸素濃度センサにより、NOX 吸収剤を通過し
た排気の酸素濃度を正確に検出可能とする手段を提供す
ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、リーン
空燃比運転を行う内燃機関の排気浄化装置であって、前
記内燃機関の排気通路に互いに並列に接続された2つの
分岐通路と、該分岐通路のそれぞれに配置された、流入
する排気の空燃比がリーンのときに排気中のNOX を吸
収し、排気酸素濃度が低下したときに吸収したNOX
放出するNOX吸収剤と、前記NOX 吸収剤に流入する
排気流量をそれぞれ個別に低減することが可能な排気切
換弁と、前記NOX 吸収剤のそれぞれに個別に還元剤を
供給することが可能な還元剤供給装置と、前記それぞれ
のNOX 吸収剤の下流側分岐通路中の排気の酸素濃度を
検出する酸素濃度センサとを備え、前記NOX 吸収剤の
一方に排気中のNOX を吸収させた後、前記排気切換弁
により該一方のNOX 吸収剤に流入する排気流量を低減
し、前記酸素濃度センサの出力に基づいて前記還元剤供
給装置から該一方のNOX 吸収剤に還元剤を供給して、
該一方のNOX 吸収剤から吸収したNOX を放出させる
とともに放出されたNOX を還元浄化する操作を、交互
に前記NOX 吸収剤について行う内燃機関の排気浄化装
置において、前記分岐通路下流側から前記酸素濃度セン
サに逆流してくる酸素を消費する酸素消費手段を設けた
ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置が提供され
る。
【0016】
【作用】NOX 吸収剤再生時に、拡散により下流側から
酸素濃度センサに向けて逆流してくる酸素は、酸素消費
手段により消費される。このため、下流側から逆流して
くる酸素が酸素濃度センサに到達することが阻止され、
NOX 吸収剤再生時の酸素濃度センサ近傍の排気の酸素
濃度は、NOX 吸収剤を通過した排気の酸素濃度(図
7、区間II中央部分)と略等しくなり、酸素濃度センサ
出力はNOX 吸収剤を通過した排気の酸素濃度を正確に
表すようになる。
【0017】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の排気浄化装置の一実施例の
構成を示す。図1において、図6と同じ参照符号は図6
と同一の要素を示している。図1において、1はディー
ゼルエンジンや希薄燃焼を行うガソリンエンジン等のリ
ーン空燃比の燃焼を行うことのできる内燃機関、3は内
燃機関1の排気通路を示す。排気通路3には2つの分岐
通路3a、3bが設けられており、通路3a、3bには
後述のように、流入する排気空燃比がリーンのときに排
気中のNOXを吸収し、排気中の酸素濃度が低下したと
きに吸収したNOX を放出するNOX吸収剤、それぞれ
5a、5bが接続されている。
【0018】また、排気通路3の通路3a、3bの分岐
部には排気切換弁2が設けられ、排気通路3a、3bの
任意の一方を所定の開度に閉鎖して排気通路3a、3b
に排気を分配するようになっている。例えば排気切換弁
2が図1に実線で示した位置に切り換えられると、排気
の大部分は分岐通路3b側に流入し、分岐通路3a側に
流入する排気流量が低減される。また、排気切換弁2が
図1に点線で示した位置に切り換えられると、排気の大
部分は分岐通路3a側に流入し、分岐通路3b側に流入
する排気流量が低減される。図に2aで示すのは、後述
するエンジン制御回路(ECU)20からの制御信号に
より切換弁2を駆動して所定の切り換え位置をとらせる
ための、負圧アクチュエータ等の適宜な形式のアクチュ
エータである。
【0019】また、分岐通路3a、3bはNOX 吸収剤
5a、5b下流側で再び合流しており、この合流部には
排気切換弁2と同様な排気切換弁22と、アクチュエー
タ22aとが設けられている。排気切換弁22は、排気
切換弁2と連動して作動し、再生中のNOX 吸収剤の側
の分岐通路にもう一方の分岐通路からの排気が逆流する
ことを防止している。
【0020】更に、分岐通路3a、3bのNOX 吸収剤
5a、5b上流側には後述する還元剤供給装置11から
NOX 吸収剤5a、5bに還元剤を供給する還元剤供給
ノズル、それぞれ12a、12bが接続されている。ま
た、図1に7a、7bで示すのは、それぞれ分岐通路3
a、3bのNOX 吸収剤5a、5b下流側に配置された
酸素濃度センサである。酸素濃度センサ7a、7bはN
X 吸収剤5a、5bを通過した排気中の酸素濃度を検
出する。本実施例では、後述のように、NOX 吸収剤5
a、5bの再生中に還元剤供給装置11から再生中のN
X 吸収剤5a、5bに供給する還元剤供給量を、酸素
濃度センサ7a、7bの出力に応じて制御している。
【0021】また、本実施例では、それぞれの分岐通路
3a、3bの酸素濃度センサ7a、7b下流側には、酸
素消費手段としての酸化触媒101a、101bが設け
られている。図に20で示すのはエンジン1の制御回路
(ECU)である。ECU20はCPU、RAM、RO
M、及び入力ポート、出力ポートを相互に双方向バスで
接続した構成の公知のディジタルコンピュータからな
り、エンジンの燃料噴射量制御等の基本制御を行ってい
る。また、本実施例ではECU20は、更に、図示しな
い駆動回路や負圧制御弁等を介してアクチュエータ2
a、22aを駆動して排気切換弁2、22の切り換え位
置制御を行うほか、酸素濃度センサ7a、7bの出力に
基づいて還元剤供給装置11からの還元剤供給量の制御
を行う。これらの制御のためECU20の入力ポートに
は、酸素濃度センサ7a、7bからの酸素濃度信号が入
力されている他、エンジン回転数、機関吸入空気量等の
信号がそれぞれ図示しないセンサから入力されている。
【0022】酸化触媒101a、101bは、例えばハ
ニカム状の金属担体に白金Pt、パラジウム等の酸化触
媒を担持したものであり、後述するように、排気切換弁
22を通って分岐通路3a、3bを下流側から逆流して
くる酸素を、酸化触媒を通過する排気中の還元剤と反応
させることにより、下流側から逆流してくる酸素を消費
する酸素消費手段としての作用を行うものである。
【0023】還元剤供給装置11は還元剤容器、加圧ポ
ンプ等から構成される還元剤供給源13と、還元剤供給
源13から還元剤供給ノズル12a、12bに供給され
る還元剤の流量を調節する制御弁14a、14b及び、
ノズル12a、12bと制御弁14a、14bとの間に
配置された排気逆流防止用の逆止弁15a、15bとを
備えている。制御弁14a、14bは、後述するNOX
吸収剤5a、5bの再生操作時、ECU20の制御信号
に応じて所定の開度をとり、開度に応じた量の還元剤を
NOX 吸収剤5a、5bに供給するものである。
【0024】NOX 吸収剤5a、5bのNOX 放出、還
元操作(再生操作)に使用する還元剤としては、排気中
で一酸化炭素などの還元成分や炭化水素成分を発生する
ものであれば良く、水素、一酸化炭素等の気体や、プロ
パン、プロピレン、ブタン等の液状又は気体状の炭化水
素、または、ガソリン、軽油、灯油等の液体燃料等が使
用できる。
【0025】NOX 吸収剤5a、5bは例えばアルミナ
等の担体を使用し、この担体上に例えばカリウムK,ナ
トリウムNa ,リチウムLi ,セシウムCs のようなア
ルカリ金属、バリウムBa , カルシウムCa のようなア
ルカリ土類、ランタンLa ,イットリウムYのような希
土類から選ばれた少なくとも一つと、白金Pt のような
貴金属とが担持されている。このNOX 吸収剤5a、5
bは流入する排気の空燃比がリーンの場合にはNOX
吸収し、酸素濃度が低下するとNOX を放出するNOX
の吸放出作用を行う。
【0026】なお、上述の排気空燃比とは、ここではN
X 吸収剤5a、5bの上流側の排気通路やエンジン燃
焼室、吸気通路等にそれぞれ供給された空気量の合計
と、燃料と還元剤の合計との比を意味するものとする。
従って、NOX 吸収剤5a、5bの上流側排気通路に燃
料、還元剤または空気が供給されない場合には排気空燃
比はエンジンの運転空燃比(エンジン燃焼室内の燃焼に
おける空燃比)と等しくなる。
【0027】本実施例では、リーン空燃比の燃焼を行う
機関が使用されているため、通常運転時の排気空燃比は
リーンであり、NOX 吸収剤5a、5bは排気中のNO
X の吸収を行う。また、還元剤供給装置11から排気中
に還元剤が導入されて酸素濃度が低下すると、NOX
収剤5a、5bは吸収した還元剤の放出を行う。この吸
放出作用の詳細なメカニズムについては明らかでない部
分もある。しかし、この吸放出作用は図5に示すような
メカニズムで行われているものと考えられる。次にこの
メカニズムについて担体上に白金Pt およびバリウムB
a を担持させた場合を例にとって説明するが他の貴金
属、アルカリ金属、アルカリ土類、希土類を用いても同
様なメカニズムとなる。
【0028】すなわち、流入排気がかなりリーンになる
と流入排気中の酸素濃度が大巾に増大し、図5(A) に示
されるようにこれら酸素O2 がO2 - またはO2-の形で
白金Pt の表面に付着する。一方、流入排気中のNOは
白金Pt の表面上でこのO2 - またはO2-と反応し、N
2 となる(2NO+O2 →2NO2 ) 。次いで生成さ
れたNO2 の一部は白金Pt上で酸化されつつ吸収剤内
に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら、図5
(A) に示されるように硝酸イオンNO3 - の形で吸収剤
内に拡散する。このようにしてNOX がNOX 吸収剤5
a、5b内に吸収される。
【0029】従って、流入排気中の酸素濃度が高い限り
白金Pt の表面でNO2 が生成され、吸収剤のNOX
収能力が飽和しない限りNO2 が吸収剤内に吸収されて
硝酸イオンNO3 - が生成される。これに対して流入排
気中の酸素濃度が低下してNO2 の生成量が減少すると
反応が逆方向(NO3 - →NO2 )に進み、こうして吸
収剤内の硝酸イオンNO3 - がNO2 の形で吸収剤から
放出される。すなわち、流入排気中の酸素濃度が低下す
るとNOX 吸収剤5a、5bからNOX が放出されるこ
とになる。
【0030】一方、流入排気中にHC、CO等の還元成
分が存在すると、これらの成分は白金Pt 上の酸素O2
- またはO2-と反応して酸化され、排気中の酸素を消費
して排気中の酸素濃度を低下させる。また、排気中の酸
素濃度低下によりNOX 吸収剤5a、5bから放出され
たNO2 は図5(B) に示すようにHC,COと反応して
還元される。このようにして白金Pt の表面上にNO2
が存在しなくなると吸収剤から次から次へとNO2 が放
出される。
【0031】すなわち、流入排気中のHC,COは、ま
ず白金Pt 上のO2 - またはO2-とただちに反応して酸
化され、次いで白金Pt 上のO2 - またはO2-が消費さ
れてもまだHC,COが残っていればこのHC,COに
よって吸収剤から放出されたNOX 、および排気ととも
に流入するNOX が還元される。本実施例では、排気切
換弁2、22の操作により交互にNOX 吸収剤5aと5
bのNOX 吸収と放出とを行う。すなわち、本実施例で
は、排気切換弁2、22の操作により一方のNOX 吸収
剤(例えば5a)に大部分の排気を流してNOXを吸収
させる。また、予め設定した所定の時間NOX 吸収を行
ってNOX 吸収剤5aのNOX 吸収量が増大してくる
と、排気切換弁2、22を切り換えて他方のNOX 吸収
剤5bに排気を流し、NOX 吸収剤5aに流入する排気
流量を低減するとともに、還元剤供給ノズル12aから
NOX 吸収剤5aに還元剤を供給してNOX 吸収剤5a
の再生を行う。また、切換え後所定時間が経過してNO
X 吸収剤5bのNOX 吸収量が増大してくると、再度排
気切換弁2、22の切換えを行い、NOX 吸収剤5a側
に排気を流してNOX 吸収剤5aによるNOX 吸収を再
開するとともにNOX 吸収剤5bの再生を行う。
【0032】本実施例では、NOX 吸収剤5a、5bの
再生に使用する還元剤の量を低減するために、排気切換
弁2、22の位置を切り換えて再生を行うNOX 吸収剤
に流入する排気の流量を低減し、排気中の酸素を消費す
るために必要な還元剤の量を低減するとともに、再生中
のNOX 吸収剤の出口側に設けた酸素濃度センサの出力
に基づいて還元剤供給装置11からの還元剤供給量を制
御して、NOX 吸収剤に適切な量の還元剤を供給するよ
うにしている。
【0033】図2は、本実施例のNOX 吸収剤5a、5
bの再生操作制御を示すフローチャートである。本ルー
チンはエンジン制御回路(ECU)20により、所定時
間毎に実行される。図2においてルーチンがスタートす
ると、ステップ201では、現在NOX 吸収を実行中の
NOX 吸収剤の再生操作実行条件が成立しているか否か
が判定される。ここで、NOX 吸収剤の再生操作実行条
件は、NOX 吸収時間(前回NO X 吸収剤の切換を行
ってからの経過時間)が所定時間を越えていること、
エンジン排気温度が所定値以上であること、であり、上
記とのいずれかが成立していないときには、ルーチ
ンはステップ221に進み、後述する計時カウンタTと
排気切換弁の切換フラグFの値をゼロにセットした後ル
ーチンを終了する。上記でNOX 吸収剤のNOX 吸収
時間を判定しているのは、NOX 吸収剤のNO X 吸収量
がある程度増加したときにのみNOX 吸収剤の再生を行
い、頻繁な再生操作の実行を避けるためであり、上記
で排気温度を判定しているのは、排気温度が低いとNO
X 吸収剤自体の温度も低くなっているため、還元剤を供
給した場合のNOX 吸収剤からのNOX の放出速度が低
下し、効率的な再生操作を行うことができないためであ
る。
【0034】従って、本実施例では、ステップ201で
上記との条件の両方が成立した場合にのみ、ステッ
プ203からステップ219の再生操作が実行される。
すなわち、ステップ201でNOX 吸収剤の再生条件が
成立した場合には、ステップ203で排気切換弁の切換
フラグFの値が1にセットされているか否かを判定し、
F≠1の場合にはステップ205で排気切換弁2、22
の切換を行い、再生条件が成立したNOX 吸収剤側の分
岐通路に流入する排気の流量を所定量まで低減し、次い
でステップ207でフラグFの値を1にセットした後ス
テップ209に進む。また、ステップ203でF=1の
場合は排気切換弁の切換を行わずに、直接ステップ21
1に進む。上記切換フラグFは、NOX 吸収剤の再生条
件成立後に排気切換弁2、22の切換を1回だけ行うよ
うにするために用いられるフラグである。
【0035】ステップ209は再生操作の終了条件が成
立しているか否かの判定を示す。すなわち、ステップ2
09では計時カウンタTの値が所定値T0 以上か否かが
判定され、T≧T0 であれば、還元剤供給装置11の制
御弁14a(または14b)の設定値Rをゼロにセット
してステップ219に進み、還元剤供給装置11の制御
弁14a(または14b)の開度を制御する(この場
合、R=ゼロであるので、制御弁14a、14bはとも
に全閉とされる。)。ここで、所定値T0 はNO X 吸収
剤の再生に必要な時間であり、NOX 吸収剤のタイプ、
サイズなどにより予め実験等により設定される。すなわ
ち、ステップ211では、再生操作開始後の経過時間T
が所定の再生実行時間以上になっているかを判断し、再
生操作が所定時間実行されている場合には、ステップ2
10で還元剤供給装置の制御弁14a(または14b)
を全閉にしてNOX 吸収剤への還元剤供給を停止する。
【0036】ステップ209で所定の再生操作実行時間
が経過していない場合には、ルーチンはステップ211
に進み、再生操作を実行する側のNOX 吸収剤下流に配
置された酸素濃度センサ(7aまたは7b)から排気中
の酸素濃度Cの読み込みが行われ、ステップ212で
は、この酸素濃度Cが理論空燃比相当の酸素濃度CST
上か(すなわち排気空燃比がリーンか)否かが判定され
る。
【0037】ステップ212で酸素濃度センサ(7aま
たは7b)で検出された排気空燃比がリーン(C≧
ST)である場合には、ステップ213が実行され、還
元剤供給装置の制御弁(14aまたは14b)の開度が
一定量αだけ増大され、還元剤供給量が増大される。ま
た、ステップ212で排気空燃比がリッチの場合にはス
テップ215が実行され、制御弁開度は一定量βだけ低
減され、還元剤供給量が低減される。ここで、α、βは
予め設定した一定値である。αとβの値は同一としても
よいが、αとβとの値に差を設けることにより、NOX
吸収剤を通過する排気の空燃比を理論空燃比よりリッチ
側またはリーン側に維持することができる。例えばα>
βとすることにより、排気空燃比は理論空燃比よりやや
リッチ側に維持される。
【0038】また、上記操作実行後ステップ217で
は、計時カウンタTの値がプラス1カウントアップさ
れ、ステップ219では、ステップ213または215
で設定された制御弁開度Rが図示しない駆動回路に出力
される。上記ルーチンの実行により、NOX 吸収剤再生
時にはそのNOX 吸収剤下流側の酸素濃度センサ出力に
基づいて下流側排気空燃比が理論空燃比になるように還
元剤供給量がフィードバック制御される。このため、酸
素濃度センサ7a、7bの出力は、NOX 吸収剤5a、
5bを通過する排気中の酸素濃度を正確に検出する必要
がある。
【0039】前述のように、本実施例では酸素濃度セン
サ7a、7b下流側の分岐通路3a、3bには酸素消費
手段としての酸化触媒101a、101bが設けられて
いる。このため、NOX 吸収剤の再生中に下流側排気切
換弁22を通過してNOX 吸収中の側の分岐通路から酸
素が拡散してくる酸素は、酸化触媒101a、101b
で、還元剤供給装置から供給され、排気とともにNOX
吸収剤を通過する還元剤と反応して消費され、酸素濃度
センサ7a、7bには到達しない。従って、再生操作実
行中の酸素濃度センサ7a、7bの出力はNOX 吸収剤
を通過した排気の空燃比を正確に反映することになり、
酸素濃度センサ7a、7bの出力に基づいて還元剤供給
量を制御することにより、適切な量の還元剤をNOX
収剤に供給することが可能となっている。
【0040】次に、本発明の別の実施例の構成を図3に
示す。図1の実施例では、酸素濃度センサ7a、7bと
排気切換弁22との間の分岐通路3a、3bにそれぞれ
酸化触媒を設けていたが、図3(A) に示すように本実施
例では、各分岐通路3a、3bに独立した酸化触媒を設
ける代わりに、排気切換弁に酸化触媒を一体化して組み
込んだ排気切換弁102を用いている点が相違してい
る。
【0041】すなわち、本実施例の排気切換弁102
は、図3(B) に示すように、円板状の弁体102aの中
央に酸化触媒を担持したハニカム状の金属担体102b
を嵌装した構成とされ、NOX 吸収剤を通過した排気
は、この触媒担体を通過して合流部に流れるようになっ
ている。再生中のNOX 吸収剤側の分岐通路への酸素の
侵入は濃度差による拡散によって生じるのみであり、そ
の量は比較的少ない。従って、酸化触媒は比較的小さな
容量であっても充分に酸素濃度センサ7a、7bへの酸
素の到達を防止することができる。このため、図3の実
施例では、小容量の酸化触媒を一体に排気切換弁に組み
込むことにより、切換弁の動作を阻害することなく酸素
濃度センサ7a、7bへの酸素の到達を防止している。
本実施例によれば、簡易な構成で図1の実施例と同じ効
果を達成することが可能となる利点がある。
【0042】図4は、本発明の更に別の実施例の構成を
示す図である。図1の実施例では、酸素濃度センサをそ
れぞれの分岐通路に設けていたが、本実施例では、単一
の酸素濃度センサ107を用いて両方のNOX 吸収剤5
a、5bの再生時の還元剤供給量制御を行う点が相違し
ている。図4において、NOX 吸収剤5a、5bの入口
部分には、ポート103a、103bが設けられ、配管
104a、104bを介して排気切換弁2と連動する切
換弁105の入口ポートに接続されている。また、切換
弁105の出口ポートは小容量のNOX 吸収剤106、
同じく小容量の酸化触媒108、排気ポンプ109を介
して、分岐通路3a、3bの合流部に設けられた排気ポ
ート110に接続されている。
【0043】また、本実施例では、単一の酸素濃度セン
サ107がNOX 吸収剤106と酸化触媒108とを接
続する配管に設けられている。本実施例では下流側の排
気切換弁22は設けられておらず、NOX 吸収剤再生の
ための排気の切り換えは上流側排気切換弁2のみによっ
て行われる。本実施例では、切換弁105は上流側排気
切換弁2と連動し、再生操作実行中のNOX 吸収剤側の
ポート(103aまたは103b)をNOX 吸収剤10
6に接続する。これにより、再生中のNOX 吸収剤に流
入する排気と還元剤との混合物の一部が排気ポンプ10
9により吸引され、NOX 吸収剤106を通過する。
【0044】このため、NOX 吸収剤106には、再生
中のNOX 吸収剤に供給されるのと同じ還元剤濃度の排
気が供給されるので、NOX 吸収剤106出口での酸素
濃度は、再生中のNOX 吸収剤の出口における排気酸素
濃度と略同じになる。また、排気ポート110から拡散
してくる酸素は酸化触媒108により消費されるため、
酸素濃度センサ107には到達せず、酸素濃度センサ1
07近傍の排気酸素濃度は再生中のNOX 吸収剤を通過
した排気の酸素濃度と略同じになる。
【0045】従って、酸素濃度センサ107の出力に基
づいて、図2と同様の制御を行うことによりNOX 吸収
剤再生時の還元剤供給量が適切に制御される。本実施例
によれば、使用する酸素濃度センサの数を低減し、簡易
な制御を行うことができる利点がある。なお、前述の各
実施例では、下流側から拡散してくる酸素が酸素濃度セ
ンサに到達することを阻止する酸素消費手段として酸化
触媒を用いているが、本発明の酸素消費手段は酸化触媒
に限定されるものではなく、酸素と還元剤とを反応させ
ることができるものであれば酸素消費手段として使用す
ることができる。たとえば、酸素消費手段として、酸化
触媒の代わりに小容量のNOX 吸収剤を用いても同様の
効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、NOX 吸収剤出口の排
気酸素濃度を検出する酸素濃度センサに、下流側から拡
散してくる酸素が到達することを阻止する酸素消費手段
を設けたことにより、排気通路に並列に接続した2つの
NOX 吸収剤を交互に再生する際に再生中のNOX 吸収
剤下流側の酸素濃度センサ出力に基づいてNOX 吸収剤
への還元剤供給量を正確に制御することが可能となり、
NOX 吸収剤への還元剤供給量不足による不十分な再生
や、還元剤供給過剰による大気への未使用還元剤の放出
を防止することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を説明する図である。
【図2】図1の実施例におけるNOX 吸収剤再生制御の
例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の、図1とは別の実施例の構成を説明す
る図である。
【図4】本発明の更に別の実施例の構成を説明する図で
ある。
【図5】NOX 吸収剤のNOX 吸放出作用を説明する図
である。
【図6】従来技術の問題点を説明する図である。
【図7】従来技術の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1…内燃機関 2,22…排気切換弁 3…排気通路 3a,3b…分岐通路 5a,5b…NOX 吸収剤 7a,7b…酸素濃度センサ 11…還元剤供給装置 20…エンジン制御回路 101a,101b…酸化触媒(酸素消費手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/94 F01N 3/08 ZAB A 3/10 ZAB A 3/24 ZAB E F02D 35/00 301 G (72)発明者 広田 信也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 ▲榊▼原 雄二 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41の 1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーン空燃比運転を行う内燃機関の排気
    浄化装置であって、 前記内燃機関の排気通路に互いに並列に接続された2つ
    の分岐通路と、 該分岐通路のそれぞれに配置された、流入する排気の空
    燃比がリーンのときに排気中のNOX を吸収し、排気酸
    素濃度が低下したときに吸収したNOX を放出するNO
    X 吸収剤と、 前記NOX 吸収剤に流入する排気流量をそれぞれ個別に
    低減することが可能な排気切換弁と、 前記NOX 吸収剤のそれぞれに個別に還元剤を供給する
    ことが可能な還元剤供給装置と、 前記それぞれのNOX 吸収剤の下流側分岐通路中の排気
    の酸素濃度を検出する酸素濃度センサとを備え、 前記NOX 吸収剤の一方に排気中のNOX を吸収させた
    後、前記排気切換弁により該一方のNOX 吸収剤に流入
    する排気流量を低減し、前記酸素濃度センサの出力に基
    づいて前記還元剤供給装置から該一方のNOX 吸収剤に
    還元剤を供給して、該一方のNOX 吸収剤から吸収した
    NOX を放出させるとともに放出されたNOX を還元浄
    化する操作を交互に前記NOX 吸収剤について行う内燃
    機関の排気浄化装置において、 前記分岐通路下流側から前記酸素濃度センサに逆流して
    くる酸素を消費する酸素消費手段を設けたことを特徴と
    する内燃機関の排気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7908844B2 (en) 2005-05-02 2011-03-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust purification device of internal combustion engine

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