JPH0725093B2 - 樹脂円板の製造方法 - Google Patents

樹脂円板の製造方法

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JPH0725093B2
JPH0725093B2 JP62147523A JP14752387A JPH0725093B2 JP H0725093 B2 JPH0725093 B2 JP H0725093B2 JP 62147523 A JP62147523 A JP 62147523A JP 14752387 A JP14752387 A JP 14752387A JP H0725093 B2 JPH0725093 B2 JP H0725093B2
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Japan
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resin
disk
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pressing
manufacturing
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JP62147523A
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高志 外谷
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Omron Corp
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Omron Tateisi Electronics Co
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は光ディスクや薄い円板状レンズ等の面上に微細
なパターンを有する樹脂円板の製造方法に関するもので
ある。
〔従来技術とその問題点〕
(従来技術) 光ディスクや平板状のレンズ等では樹脂円板の少なくと
も一方の面に微細な凹凸パターンを転写する必要があ
る。このような微細な樹脂円板等を製造するために射出
成形機を用いた方法と、金型上に樹脂を均一に広げて製
造する方法が提案されている。後者の方法は例えば特開
昭53−116105号に示されているように、第3図に示す金
型台1に保持されている金型2上に樹脂3を注入し、上
部より湾曲するように保持された円形の基板4を押圧し
て樹脂を均一に広げて転写し切断する方法が知られてい
る。又特開昭55−152028号に示されているように、第4
図に示す金型台5上に保持されている金型6の下方より
樹脂7を注入して基板8及び押さえ板9で押圧して樹脂
円板を形成する方法が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこのような従来の製造方法では、樹脂を金
型の上面に均一に展開するために樹脂を押圧するように
していた。そのとき荷重をかけて樹脂を押圧して硬化さ
せるため、残留応力による歪みが生じ易く製造された樹
脂円板が脆くなるという欠点があった。又円板をフレネ
ルレンズや光ディスクに用いる場合には、樹脂の光学的
な特性が不均一となり複屈折が生じる等、光学的特性が
劣化するという問題点もあった。
〔発明の目的〕
本発明はこのような従来の製造方法の問題点に鑑みてな
されたものであって、樹脂の硬化時には樹脂を押圧する
ことなく均一な光学的性質を有する記録媒体や光レンズ
等の樹脂円板を製造することを技術的課題とする。
〔発明の構成と効果〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は円板上に所定のパターンを形成する樹脂円板の
製造方法であって、第1図に示すように、基台上に所定
量の樹脂を注入する注入工程と、所定の膜厚となるまで
基台上の樹脂を成形型を用いて押圧する押圧工程と、透
明部材で構成された基台及び成形型の一方を介してエネ
ルギービームを照射し樹脂を硬化させる硬化工程と、を
有することを特徴とするものである。
(作用) このような特徴を有する本発明によれば、樹脂を基台上
に載置して成形型によって押圧し所定の膜厚にした後、
押圧を停止して樹脂にエネルギービームを照射すること
によって硬化させるようにしている。
(発明の効果) そのため本発明によれば、樹脂の硬化時には圧力が加え
られないので樹脂の残留応力による歪みが生じることが
なく、樹脂の強度を強めることができるという効果が得
られる。又樹脂円板を光学系の光ディスクや円板状レン
ズとする場合には、複屈折を著しく減少させることがで
きるという効果が得られる。
〔実施例の説明〕
第2図は本発明の一実施例による樹脂円板の製造に用い
られる装置を示す概略図である。本図において支柱11に
は上下に基台12,13が夫々設けられる。基台12には図示
のように油圧シリンダ14が取付けられており、油圧シリ
ンダ14のシリンダ先端には上下に移動する可動押圧部15
が設けられる。又可動押圧部15の下面には樹脂円板を成
形する成形型16が取付けられる。成形型16の下面には複
製すべき凹凸のパターンがあらかじめ形成されている。
即ちこの樹脂円板を光ディスクやコンパクトディスク等
の樹脂円板とすると成形型16はその元となる凹凸のパタ
ーンを記録したものであり、樹脂円板を平板型のフレネ
ルレンズ等のレンズとするとそのレンズの形状を有する
型とする。そしてこの成形型16に対向する基台13の中央
部は透明ガラス17により構成されている。透明ガラス17
の下方にはエネルギービーム照射装置18、例えば紫外線
照射装置が設けられている。
さて樹脂円板の製造時には第1図(a)に示すように透
明ガラス板17の上面に一定量の樹脂20を注入する。ここ
で注入する樹脂としては、例えば紫外線を照射したとき
に硬化する紫外線硬化樹脂を用いるものとする。その注
入を終えると第1図(b)に示すように油圧シリンダ14
を駆動して可動押圧部15,成形型16を介して樹脂20を一
定の圧力でガラス板17上に押圧する。ここで印加圧力を
F,樹脂円板の半径をr,最初の円板の最初の厚さをh0,所
望の厚さをhとすると、押圧時間tとこれらの間には以
下の関係が成り立っている。
η:樹脂の粒性係数 そしてこの時間の押圧を完了すると樹脂円板は所定の膜
厚hとなっている。この段階で油圧シリンダ14による成
形型16を介しての樹脂20の押圧を停止する。そして透明
ガラス17の下方に設けられたエネルギー照射装置18、例
えば紫外線照射装置を駆動する。そうすれば第1図
(c)に示すように透明ガラス17を介して樹脂20の下方
より紫外線が照射され、樹脂20が押圧された状態で硬化
する。従って成形型16の凹凸に対応した形状の樹脂とす
ることができる。そして樹脂より成形型16を取り去り周
囲の不要部分を切断して樹脂円板を得る。
尚本実施例では樹脂として紫外線硬化樹脂を用いている
が、電子ビームで硬化する樹脂を用い、基板の上面より
電子ビームを照射しても同様の効果が得られることはい
うまでもない。
又本実施例は基台13の一部を透明ガラス17とし、硬化工
程では基台の下方より紫外線を照射して樹脂を硬化させ
るようにしているが、成形型16自体を透明部材で形成
し、その上部より紫外線を照射して樹脂を硬化させるよ
うにしてもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による樹脂円板の製造過程を
示す図、第2図は本実施例による樹脂円板の製造装置を
示す図、第3図は従来の樹脂円板の製造装置を示す図、
第4図は従来の他の製造装置を示す断面図である。 12,13……基台、14……油圧シリンダ、15……加圧押圧
部、16……成形型、17……透明ガラス、18……エネルギ
ービーム照射装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板上に所定のパターンを形成する樹脂円
    板の製造方法であって、 基台上に所定量の樹脂を注入する注入工程と、 所定の膜厚となるまで前記基台上の樹脂を成形型を用い
    て押圧する押圧工程と、 透明部材で構成された基台及び成形型の一方を介してエ
    ネルギービームを照射し前記樹脂を硬化させる硬化工程
    と、を有することを特徴とする樹脂円板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記樹脂は紫外線硬化樹脂であり、前記基
    台は透明ガラスであり、前記硬化工程は透明の基台を介
    して紫外光を照射することによって樹脂を硬化させる工
    程であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    樹脂円板の製造方法。
JP62147523A 1987-06-12 1987-06-12 樹脂円板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0725093B2 (ja)

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JPH03202330A (ja) * 1989-10-30 1991-09-04 Sharp Corp マイクロレンズの製造方法
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JPS61175946A (ja) * 1985-01-29 1986-08-07 Victor Co Of Japan Ltd 情報記録媒体製造方法

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