JPH07247062A - エレベータ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不停止階に一般人が閉込められてしまうこと
がないようにする。 【構成】 この発明のエレベータ制御装置は、不停止階
運転モード切換えの直前に不停止階へ降りた人が不停止
階運転モードに切換えられた後にその不停止階からホー
ル呼びを行ったときには、不停止階呼び検出手段１がそ
のホール呼びを検出して不停止階呼び表示手段１３，１
７に伝え、不停止階呼び表示手段が他の階のホール呼び
またはかご室内に不停止階からのホール呼び発生を表示
する。そこで、不停止階運転モードを利用している他の
人がこの不停止階呼び発生を知ってエレベータ管理者や
建物のオーナーに通知して不停止階運転モードを解除し
て通常運転モードに切換えれてもらうことにより、それ
まで不停止階にいた人のホール呼びが正規に登録されて
不停止階からエレベータに乗込ませることができ、不停
止階に知らずに降りた人がそこに閉込められてしまう事
態の発生を避けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はエレベータ制御装置に
関し、特に不停止階運転制御を行うエレベータ制御装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】エレベータの設置されている建物の使用
目的によっては、特定の使用者以外がある特定の階に入
れないようにしたり、時間帯によってある特定階に一般
人が入らないようにする必要があり、そのような場合に
は、その特定階を不停止階とし、一般人にはその階を目
的階とするかご呼びができないようにし、さらにその特
定階からのホール呼びも登録できないようにする不停止
階運転制御機能を備えたエレベータ制御装置が使用され
ている。

【０００３】例えば、特定のオーナーが最上階の全フロ
アを居住階として占有し、他の階を一般テナントに賃貸
しているような建物に設置されているエレベータでは、
オーナーやオーナーから許可を受けた人以外が最上階に
エレベータを利用して上がって来ないように、不停止階
運転モードに切換えた場合には特定の暗証コードを入力
した後に呼び操作をしない限りその最上階に一般人がか
ご呼び操作しても強制的にキャンセルされて登録できな
いようにする。また銀行、その他の金融機関が入居して
いる建物に設置されているエレベータでは、時間帯によ
って特定階には一般人の立入りを禁止すべく、同じよう
にしてその特定階を不停止階とする場合もある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の不停止階運転制御機能を備えたエレベータ制御装
置では、不停止階切換え操作を行う資格を持つ特定の使
用者あるいは建物管理者が任意のタイミングに通常運転
モードから不停止階運転モードに切換え操作を行った
り、またタイマ管理のもとに特定の時刻が来てモード切
換えを自動的に行ったりするが、一般人がその切換えタ
イミングを知らずにかご呼びによって不停止階となる直
前にその不停止階に降りてしまった場合、再びその階か
らホール呼びしてエレベータを呼ぼうとしても不停止階
になってしまっているためにホール呼びができなくな
り、場合によっては不停止階運転モードから通常モード
に切替えられるまでの間、不停止階に閉込められてしま
うことが起る問題点があった。

【０００５】このような事態を避けるために、不停止階
モードに切換えられればその特定階へのかご呼び登録を
禁止するが、不停止階からのホール呼びは登録可能とす
る方式にすることが考えられるが、不停止階からのホー
ル呼び登録を自由に可能とすれば、かごに乗っている一
般人が不停止階からの利用者の乗込みの際に知らずに降
りてしまうこともあり、不停止階運転の目的が達成でき
なくなる。

【０００６】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、不停止階運転に切換えられる直前に
不停止階に降りてしまった一般人がいた場合に、ホール
呼び操作を行うことによってその不停止階に誰かがいる
ことを他のエレベータホールあるいはかご室内の表示手
段によって表示することによって他の使用者に知らせ、
不停止階運転モードを解除して不停止階の人を助けるこ
とができるようにしたエレベータ制御装置を提供するこ
とを目的とする。

【０００７】またこの発明は、不停止階からのホール呼
びが発生した場合に監視盤から不停止階呼び発生の警報
を発することによって管理人に知らせ、不停止階運転モ
ードを解除して不停止階の人を助けることができるよう
にしたエレベータ制御装置を提供することを目的とす
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、建物
の特定階を不停止階として、その階を目的階とするかご
呼びおよびその階のホール呼びに応答しないようにエレ
ベータを運転する不停止階運転モードと通常運転モード
を不停止階設定手段によって切換えるようにしたエレベ
ータ制御装置において、特定のエレベータホールまたは
かご室内に設置された不停止階呼びを表示する不停止階
呼び表示手段と、不停止階設定手段によって不停止階設
定がなされた階のホール呼び操作盤からホール呼びが発
生したときに、この不停止階呼び発生を検出して不停止
階呼び表示手段に伝える不停止階呼び検出手段とを備え
たものである。

【０００９】請求項２の発明は、建物の特定階を不停止
階として、その階を目的階とするかご呼びおよびその階
のホール呼びに応答しないようにエレベータを運転する
不停止階運転モードと通常運転モードを不停止階設定手
段によって切換えるようにしたエレベータ制御装置にお
いて、エレベータの運行状態を監視するために建物の特
定の場所に設置された監視盤と、監視盤に設置され、不
停止階設定手段によって不停止階設定がなされた階のホ
ール呼び操作盤からホール呼びが発生したときに不停止
階呼び発生信号を出力する不停止階呼び検出手段と、不
停止階呼び検出手段からの不停止階呼び発生信号に対し
て不停止階呼び発生を報知する警報手段とを備えたもの
である。

【００１０】

【作用】請求項１の発明のエレベータ制御装置では、不
停止階運転モード切換えの直前に不停止階へ降りた人が
不停止階運転モードに切換えられた後にその不停止階か
らホール呼びを行ったときには、不停止階呼び検出手段
がそのホール呼びを検出して不停止階呼び表示手段に伝
え、不停止階呼び表示手段が他の階のホール呼びまたは
かご室内に不停止階からのホール呼び発生を表示する。

【００１１】そこで、不停止階運転モードを利用してい
る他の人がこの不停止階呼び発生を知ってエレベータ管
理者や建物のオーナーに通知して不停止階運転モードを
解除して通常運転モードに切換えれてもらうようにすれ
ば、それまで不停止階にいた人のホール呼びが正規に登
録されて不停止階からエレベータに乗込ませることがで
きるようになり、不停止階に知らずに降りた人がそこに
閉込められてしまう事態の発生を避けることができる。

【００１２】また請求項２の発明のエレベータ制御装置
では、不停止階運転モードへの切換え直前に不停止階に
降りてしまった人がホール呼び操作を行うと、その不停
止階からのホール呼び発生を監視盤の警報手段が報知す
ることにより、エレベータ管理者に不停止階に閉込めら
れている人がいることを確認させることができ、不停止
階運転モードの目的である防犯機能を損うことなく、不
停止階への一般人の閉じ込めを防止することができるよ
うになる。

【００１３】

【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図１は請求項１の発明の一実施例の回路構成を示
しており、一般的なエレベータの運転制御をエレベータ
の運転制御、例えば、ホール呼びの発生を検出してその
ホール呼びに応答させて該当階にエレベータを運転し、
またかご呼び発生を検出して該当する階までエレベータ
を運行し、指定された停止階の近くに来ればエレベータ
を減速して正しいレベルに停止させる運転制御を行い、
さらに不停止階運転モードと通常運転モードの切換え制
御を行うエレベータ運転制御部１と、このエレベータ運
転制御部１によって駆動され、エレベータかごの昇降駆
動を行うエレベータ電動機２と、各階のエレベータホー
ルに設置される、図２（ａ）に示すようなホール呼び操
作盤３に発生したホール呼びを登録し、該当するホール
呼び操作盤３の登録ランプを点灯させるホール呼び登録
処理を行うホール呼び登録処理部４と、かご室内に設置
される図２（ｂ）に示すようなかご内操作盤５に発生し
た行先階のかご呼びを登録し、該当する行先階のランプ
を点灯させるかご呼び登録処理を行うかご呼び登録処理
部６と、エレベータかごが減速開始位置や停止位置に到
達したときにその位置検出を行う位置センサ、エレベー
タドアの全閉状態、全開状態を検出するドアセンサ、エ
レベータかごの速度を検出する速度センサ、走行中のエ
レベータの位置検出を行う走行位置センサなどのセンサ
類７と、各階のホールドアとかご側ドアの開閉制御を行
うドア駆動部８を備えている。

【００１４】エレベータ制御装置はさらに、エレベータ
運転制御部１からの指令に基づき、ホール呼び登録処理
部４によって登録されたホール呼び発生階のホール呼び
登録ランプやかご呼び登録処理部６によって登録された
かご呼び登録ランプを点灯させ、各階エレベータホール
とかご室内に設置されているエレベータインジケータに
エレベータ位置を表示させ、さらに不停止階運転モード
表示、不停止階呼び発生表示などの必要な表示を行う表
示系統制御部９と、この発明の特徴である不停止階運転
モードと通常運転モードとの切換え操作を行う不停止階
設定部１０を備えている。この不停止階設定部１０は建
物の使用形態によって異なるが、通常、エレベータ監視
室や機械室に設置されたり、あるいはオーナーの居住階
に設置される。また、エレベータ監視室でいったん時刻
設定して一定時間帯を不停止階運転モードに設定する場
合には、以後、タイマ管理によって毎日、特定の時間帯
になれば自動的に不停止階運転モードに切換えられるよ
うにすることもある。

【００１５】次に、図２を参照してエレベータホールの
ホール呼び操作盤３、かご室内のかご内操作盤５によっ
て不停止階運転モードの表示、不停止階呼び登録の発生
の表示を行う機能について説明する。同図（ａ）に示す
ように、各階のエレベータホールに設置されているホー
ル呼び操作盤３にはホール呼びボタン１１と共に、不停
止階運転モードに切換えられたときに不停止階運転モー
ドであることを表示する不停止階運転表示部１２と、不
停止階運転時に不停止階からのホール呼びがあった場合
にそのホール呼びを表示する不停止階呼び表示部１３が
設置されており、これらが表示系統制御部９によって表
示制御されるようになっている。また同図（ｂ）に示す
ようにかご室内のかご内操作盤５には行先階を登録する
ためのかご呼び操作ボタン１４、ドアの開閉操作をする
ドア開閉ボタン１５などと共に、不停止階運転モードに
切換えられたときに不停止階運転モードであることを表
示する不停止階運転表示部１６と、不停止階運転時に不
停止階からのホール呼びがあった場合にそのホール呼び
を表示する不停止階呼び表示部１７が設置されている。

【００１６】次に、上記構成のエレベータ制御装置の動
作について説明する。通常運転モードでは、エレベータ
運転制御部１は任意の階のエレベータホールからのホー
ル呼びやかご室内のかご呼びに対してホール呼び発生階
にエレベータを移動させ、またかご呼び登録階までエレ
ベータを運転する制御を実行する。

【００１７】そして図３のフローチャートに示すよう
に、ビルのオーナーや管理者などの不停止階設定の権利
を持つ特定の人が不停止階設定部１０のスイッチを操作
することによってエレベータが不停止階運転モードに切
換えられたとき、エレベータ運転制御部１は表示系統制
御部９によってホール呼び操作盤３およびかご内操作盤
５の不停止階運転表示灯１２，１６を点灯させ、同時
に、それまでに発生していた不停止階のホール呼びやか
ご呼びをキャンセルして不停止階運転モードに入る（ス
テップＳ１，Ｓ２）。

【００１８】以後、不停止階設定部１０のスイッチが通
常運転モードに切換えられるまで不停止階に対するかご
呼びを登録できなくし、不停止階でエレベータが停止し
ないような運転制御が行われる（ステップＳ３，Ｓ
４）。

【００１９】しかしながら、通常運転モードにあるうち
に一般人が不停止階に指定されている階へかご呼びによ
って到着し、エレベータドアが開いて降りた直後に不停
止階運転モードに切換えられた場合、従来であればその
不停止階のホール呼びが登録されなくしていたので通常
運転モードに切換えられるまで当人は不停止階に閉込め
られてしまうことがあったが、この実施例ではそのよう
な場合、エレベータ運転制御部１がホール呼び登録処理
部４から当該不停止階からのホール呼び発生を検出すれ
ばその不停止階に人が取残されていることになるので、
ホール呼び登録処理部４から不停止階のホール呼びが送
られてくれば（ステップＳ３）、あらかじめ設定されて
いる特定階のホール呼び操作盤３やかご内操作盤５の不
停止階呼び表示灯１３，１７を表示系統制御部９を通し
て点灯させる（ステップＳ５）。

【００２０】そこで、誰かがホール呼び操作盤３の不停
止階呼び表示灯１３あるいはかご呼び操作盤５の不停止
階呼び表示灯１７が点灯するのを見れば不停止階に誰か
が取残されていることを知ることができ、エレベータ管
理者あるいはビルのオーナーに通知して不停止階運転モ
ードを解除してもらうことによりそれまで不停止階に取
残されていた人がエレベータを利用して不停止階から移
動することができるようになる（ステップＳ４）。

【００２１】こうして、この実施例の場合、特定階に一
般人が降車した直後にその階を不停止階とする不停止階
運転モードに切換えられると、その人がホール呼びを行
うことによって特定のホール呼び操作盤やかご内操作盤
の不停止階呼び表示灯を点灯させてエレベータを利用し
ている他の人に不停止階に人がいることを知らせること
により、一般人が不停止階に不注意に閉込められる事態
が発生するのを防止することができる。

【００２２】次に、請求項２の発明の実施例について図
４および図５に基づいて説明する。この実施例のエレベ
ータ制御装置は、エレベータの運転を監視する監視盤に
不停止階呼び発生時に不停止階呼び表示を行うと共に警
報装置を作動させることにより、エレベータ管理者が早
期に不停止階に人がいることを知ってその救助ができる
ようにするものであり、図４にその回路構成が示されて
いる。図４において、図１に示した第１実施例と共通す
る要素については同一の符号を付して示してある。この
実施例では、エレベータの電源の投入／遮断、不停止階
運転／通常運転モード切換えなどの操作を行うために、
建物の特定箇所、例えば、ビル管理室、エレベータ機械
室などに監視盤１８が設置されていて、この監視盤１８
もエレベータ運転制御部１に接続された構成となってい
る。

【００２３】そして監視盤１８に、不停止階運転／通常
運転モード切換え操作を行うためのモード切換えスイッ
チ１９、不停止階運転モードを知らせる不停止階運転表
示灯２０、不停止階からのホール呼びを検出して不停止
階呼び発生を表示する不停止階呼び表示灯２１および不
停止階にホール呼びが発生したときに警報を発する警報
装置２２が設置されている。

【００２４】この実施例のエレベータ制御装置は、不停
止階運転モードのときに図５のフローチャートに示す動
作を行う。すなわち、エレベータ管理者が監視盤１８上
のモード切換えスイッチ１９を操作することによってエ
レベータを特定階を不停止階とする不停止階運転モード
に切換えると、エレベータ運転制御部１は表示系統制御
部９によって監視盤１８上の不停止階運転表示灯２０を
点灯させ、同時に、それまでに発生していた不停止階の
ホール呼びやかご呼びをキャンセルして不停止階運転モ
ードに入る（ステップＳ１１，Ｓ１２）。

【００２５】以後、モード切換えスイッチ１９が通常運
転モードに切換えられるまで不停止階に対するかご呼び
を登録できなくし、不停止階でエレベータが停止しない
ような運転制御が行われる（ステップＳ１３，Ｓ１
４）。

【００２６】しかしながら、通常運転モードにあるうち
に一般人が不停止階に指定されている階へかご呼びによ
って到着し、エレベータドアが開いて降りた直後に不停
止階運転モードに切換えられた場合、エレベータ運転制
御部１がホール呼び登録処理部４から当該不停止階から
のホール呼び発生を検出すればその不停止階に人が取残
されていることになるので、ホール呼び登録処理部４か
ら不停止階のホール呼びが送られてくれば（ステップＳ
１３）、監視盤１８上の不停止階呼び表示灯２１を表示
系統制御部９を通して点灯させ（ステップＳ１５）、同
時に警報装置２２を通して不停止階呼び発生を警報する
（ステップＳ１６）。

【００２７】そこで、エレベータ管理者はこの警報を聞
き、また不停止階呼び表示灯２１が点灯されている見て
不停止階に誰かが取残されていることを知ることがで
き、モード切換えスイッチ１９によって不停止階運転モ
ードを解除して通常運転モードに戻すことにより、それ
まで不停止階に取残されていた人がエレベータを利用し
て不停止階から移動することができるようになる（ステ
ップＳ１４）。

【００２８】こうして、この実施例の場合、特定階に一
般人が降車した直後にその階を不停止階とする不停止階
運転モードに切換えられると、その人がホール呼びを行
うことによって監視盤上の不停止階呼び表示灯を点灯さ
せると共に警報装置によって警報してエレベータ管理者
に知らせるようにして、一般人が不停止階に不注意に閉
込められる事態が発生するのを防止することができる。

【００２９】なお、上記の実施例では不停止階呼び発生
表示を行うようにしたが、ランプ点灯と警報発報のみで
あってもよい。

【００３０】

【発明の効果】以上のように請求項１の発明によれば、
不停止階運転モード切換えの直前に不停止階へ降りた人
が不停止階運転モードに切換えられた後にその不停止階
からホール呼びを行ったときには、不停止階呼び検出手
段がそのホール呼びを検出して不停止階呼び表示手段に
伝え、不停止階呼び表示手段が他の階のホール呼びまた
はかご室内に不停止階からのホール呼び発生を表示する
ようにしているので、不停止階運転モードを利用してい
る他の人がこの不停止階呼び発生を知り、エレベータ管
理者や建物のオーナーに通知して不停止階運転モードを
解除して通常運転モードに切換えてもらうことによっ
て、それまで不停止階にいた人のホール呼びが正規に登
録されて不停止階からエレベータに乗込ませることがで
き、不停止階に知らずに降りた人がそこに閉込められて
しまう事態の発生を避けることができ、サービスの向上
が図れる。

【００３１】また請求項２の発明によれば、不停止階運
転モードへの切換え直前に不停止階に降りてしまった人
がホール呼び操作を行うと、その不停止階からのホール
呼び発生を監視盤の警報手段が報知するようにしている
ので、エレベータ管理者に不停止階に閉込められている
人がいることを確認させることができ、不停止階運転モ
ードの目的である防犯機能を損うことなく、不停止階へ
の一般人の閉じ込めを防止することができてサービスの
向上が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１の発明の一実施例の回路ブロック図。

【図２】上記実施例で使用されるホール呼び操作盤およ
びかご内操作盤の正面図。

【図３】上記実施例の不停止階運転制御を示すフローチ
ャート。

【図４】請求項２の発明の一実施例の回路ブロック図。

【図５】上記実施例の不停止階運転制御を示すフローチ
ャート。

【符号の説明】

１ エレベータ運転制御部 ２ 電動機 ３ ホール呼び操作盤 ４ ホール呼び登録処理部 ５ かご内操作盤 ６ かご呼び登録処理部 ７ センサ類 ８ ドア駆動部 ９ 表示系統制御部 １０ 不停止階設定部 １２ 不停止階運転表示灯 １３ 不停止階呼び表示灯 １６ 不停止階運転表示灯 １７ 不停止階呼び表示灯 １８ 監視盤 １９ モード切換えスイッチ ２０ 不停止階運転表示灯 ２１ 不停止階呼び表示灯 ２２ 警報装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 建物の特定階を不停止階として、その階
   を目的階とするかご呼びおよびその階のホール呼びに応
   答しないようにエレベータを運転する不停止階運転モー
   ドと通常運転モードを不停止階設定手段によって切換え
   るようにしたエレベータ制御装置において、 特定のエレベータホールまたはかご室内に設置された不
   停止階呼びを表示する不停止階呼び表示手段と、 前記不停止階設定手段によって不停止階設定がなされた
   階のホール呼び操作盤からホール呼びが発生したとき
   に、この不停止階呼び発生を検出して前記不停止階呼び
   表示手段に伝える不停止階呼び検出手段とを備えて成る
   エレベータ制御装置。
2. 【請求項２】 建物の特定階を不停止階として、その階
   を目的階とするかご呼びおよびその階のホール呼びに応
   答しないようにエレベータを運転する不停止階運転モー
   ドと通常運転モードを不停止階設定手段によって切換え
   るようにしたエレベータ制御装置において、 エレベータの運行状態を監視するために建物の特定の場
   所に設置された監視盤と、 前記監視盤に設置され、前記不停止階設定手段によって
   不停止階設定がなされた階のホール呼び操作盤からホー
   ル呼びが発生したときに不停止階呼び発生信号を出力す
   る不停止階呼び検出手段と、前記不停止階呼び検出手段
   からの不停止階呼び発生信号に対して不停止階呼び発生
   を報知する警報手段とを備えて成るエレベータ制御装
   置。