JP4749854B2 - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、建物内での火災時に運転モードが切り替えられるエレベータ制御装置に関するものである。
従来装置では、建物内で火災が発生すると、運転モードが通常モードから火災管制運転モードに切り換えられる。そして、火災管制運転モードによる運行制御によって、一般エレベータのかごが自動的に避難階に帰着されるとともに、利用者の操作による呼び登録が無効とされ、一般エレベータの運行が停止される(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−182029号公報
上記のような従来のエレベータ制御装置では、建物内で火災が発生した際に、一般エレベータの運行が停止されるので、一般エレベータを消火活動に利用できない。このため、消防隊が利用できる縦方向の交通手段は、火災時にも運行される非常用エレベータ、及び非常階段等に限られ、消火活動の効率が悪くなっている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、建物内での火災時に消火活動を補助できるエレベータ制御装置を提供することである。
この発明に係るエレベータ制御装置は、第1のかごの運転を制御するとともに、建物内での火災時に第1のかごに対する呼び登録を無効とする運転制御部を備え、建物内での火災時に運転制御部によって行われる第1のかごの運転モードは、第1のかごを所定階に帰着させる帰着モードと、建物内での火災時にも運行される第2のかごの昇降に第1のかごを追従させる追従モードとで切り替え可能となっている。
この発明のエレベータ制御装置によれば、建物内での火災時に運転制御部によって行われる第1のかごの運転モードは、第1のかごを所定階に帰着させる帰着モードと、建物内での火災時にも運行される第2のかごの昇降に第1のかごを追従させる追従モードとで切り替え可能となっているので、建物内での火災時にも運行される第2のかごだけでなく第1のかごも消火活動に利用でき、建物内での火災時に消火活動を補助できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータシステムを示す構成図である。図において、建物内には、複数機の一般エレベータと、一機の非常用エレベータとが設けられている。一般エレベータには、第1の駆動装置1が設けられている。第1の駆動装置1は、第1のモータ2、第1のモータ2の駆動力によって回転される第2の駆動シーブ(図示せず)、及び第2の駆動シーブの回転を制動する第2のブレーキ(図示せず)を有している。駆動シーブには、複数本の第1の主索3が巻き掛けられている。一般エレベータ昇降路(図示せず)内には、第1のかごである一般エレベータかご5と、第1の釣合重り6とが第1の主索3によって吊り下げられている。一般エレベータかご5及び第1の釣合重り6は、第1の駆動装置1の駆動力によって昇降される。第1の駆動装置1の動作は、一般エレベータ制御装置8の一般エレベータ運転制御部8aによって制御される。
同様に、非常用エレベータには、第2の駆動装置11が設けられている。第2の駆動装置11は、第2のモータ12、第2のモータ12の駆動力によって回転される第1の駆動シーブ(図示せず)、及び第1の駆動シーブの回転を制動する第1のブレーキ(図示せず)を有している。駆動シーブには、複数本の第2の主索13が巻き掛けられている。非常用エレベータ昇降路(図示せず)内には、第2のかごである非常用エレベータかご15及び第2の釣合重り16が第2の主索13によって吊り下げられている。非常用エレベータかご15及び第2の釣合重り16は、第2の駆動装置11の駆動力によって昇降される。第2の駆動装置11の動作は、非常用エレベータ制御装置18の非常用エレベータ制御部18aによって制御される。なお、エレベータ制御装置8,18は、プログラム等の情報が格納された記憶部(ROM及びRAM)と、そのプログラムに基づいて演算処理を行う処理部(CPU)とを有するコンピュータである。
各階の乗場には、第1及び第2の乗場操作釦19a,20aを有する乗場釦装置19,20が設けられている。一般エレベータかご5内には、第1のかご内操作盤23が設けられている。非常用エレベータかご15内には、第2のかご内操作盤24が設けられている。第1及び第2のかご内操作盤23,24は、複数の第1及び第2のかご呼び登録釦23a,24a、第1及び第2の戸開釦23b,24b、及びかご内操作釦である第1及び第2の戸閉釦23c,24cを有している。
第1の乗場操作釦19a及び第1のかご呼び登録釦23aは、一般エレベータかご5に対する呼びを登録するためのものである。一般エレベータ運転制御部8aは、第1の乗場操作釦19a及び第1のかご呼び登録釦23aが操作されると、その操作による呼び登録に基づいて、一般エレベータかご5を配車する。第2の乗場操作釦20a及び第2のかご呼び登録釦24aは、非常用エレベータかご15に対する呼びを登録するためのものである。非常用エレベータ運転制御部18aは、第2の乗場操作釦20a及び第2のかご呼び登録釦24aが操作されると、その操作による呼び登録に基づいて、非常用エレベータかご15を配車する。
ここで、非常用エレベータ乗場は防火区画され、非常用エレベータの昇降路内機器やかご廻り機器は防滴処理されている。これに対して、通常、一般エレベータ乗場は防火区画されず、一般エレベータの昇降路内機器やかご廻り機器も防滴処理されていない。非常用エレベータは、建物内での火災時にも運行される。つまり、非常用エレベータ運転制御部18aは、建物内での火災時に、乗場に設けられた非常呼び戻し運転釦(図示せず)を操作し、その階の乗場に非常用エレベータかご15を配車したあと、消防隊による第2のかご呼び登録釦24aの連続した操作による呼び登録に応じて、非常用エレベータかご15が運行される。
建物内での火災時に、一般エレベータ運転制御部8aによって行われる一般エレベータかご5の運転モードには、火災管制運転モード、帰着モードである第1次補助運転モード、及び追従モードである第2次補助運転モードが含まれている。一般エレベータ制御装置8には、火災管制運転モードについての火災管制設定を切り替えるための火災管制スイッチ25と、第1次及び第2次補助運転モードを行うかどうかの補助実行設定を切り替えるための補助モード切替スイッチ26とが接続されている。一般エレベータ運転制御部8aの各運転モード、火災管制スイッチ25、及び補助モード切替スイッチ26については、後に詳しく説明する。
一般エレベータかご5には、第1のかご出入口(図示せず)を開閉する第1のかごドア本体30が搭載されている。第1のかごドア本体30は、第1のドア駆動装置31の駆動力によって開閉動作される。一般エレベータ運転制御部8aは、第1の戸開釦23bと第1の戸閉釦23cとの操作に応じて、第1のドア駆動装置31に対して戸開指令及び戸閉指令を入力する。
同様に、非常用エレベータかご15には、第2のかご出入口(図示せず)を開閉する第2のかごドア本体32が搭載されている。第2のかごドア本体32は、第2のドア駆動装置33の駆動力によって開閉動作される。非常用エレベータ運転制御部18aは、第2の戸開釦24bと第2の戸閉釦24cとの操作に応じて、第2のドア駆動装置33に対して戸開指令及び戸閉指令を入力する。
また、一般エレベータ制御装置8には、一般エレベータかご5の位置を検出するための一般エレベータ位置検出装置35が接続されている。一般エレベータ運転制御部8aは、一般エレベータ位置検出装置35からの情報に基づいて、一般エレベータかご5の現在位置を監視している。同様に、非常用エレベータ制御装置18には、非常用エレベータかご15の位置を検出するための非常用エレベータ位置検出装置36が接続されている。非常用エレベータ運転制御部18aは、非常用エレベータ位置検出装置36からの情報に基づいて、非常用エレベータかご15の現在位置を監視している。なお、位置検出装置35,36としては、例えば、昇降路内の各乗場階に対応した位置に配置され、かご5,15の昇降によって作動される複数の位置検出スイッチや、モータ2,12の回転数に対応したパルスをカウントするパルス計数器等が用いられる。
次に、図2は、図1の火災管制スイッチ25を示す正面図である。図において、火災管制スイッチ25には、火災管制設定を切り替えるための火災管制操作部25aが設けられている。火災管制設定には、自動設定、手動設定、及び切り設定が設けられている。自動設定とは、建物内での火災が火災検出センサによって検出された際に、火災管制運転モードでの運転制御が自動で開始され、鎮火後管理者により火災検出センサの信号が復帰されると、火災管制運転モードでの運転制御が解除され、平常運転に自動で切り替えられる設定である。
一般エレベータ運転制御部8aは、火災管制運転モードでの運転制御時に、一般エレベータかご5を所定の避難階に帰着させるとともに、乗場操作釦19a及び第1のかご呼び登録釦23aによる呼び登録を無効とし、一般エレベータかご5の運転を停止状態とする。即ち、火災管制運転モードでは、一般エレベータかご5の利用が禁止される。通常は、火災管制設定は自動設定にされている。
手動設定とは、火災管制設定が手動設定に切り替えられた際に、直ちに火災管制運転モードでの運転制御が開始される設定である。切り設定とは、火災管制設定が切り設定に切り替えられた際に、各火災管制運転モードでの運転制御が解除される設定である。
次に、図3は、図1の補助モード切替スイッチ26を示す正面図である。補助モード切替スイッチ26には、補助実行設定を切り替えるための補助モード切替操作部26aが設けられている。補助実行設定には、OFF設定、第1次補助運転モード実行設定、及び第2次補助運転モード実行設定が設けられている。
補助実行設定がOFF設定にされていると、火災管制スイッチ25によって設定された制御動作が行われる。なお、通常は補助実行設定がOFF設定にされている。つまり、通常であれば、火災管制設定は自動設定にされているので、建物内で火災が発生すると、まず火災管制運転モードでの運転制御が開始される。その後、消防隊が建物に到着した際に、補助実行設定が第1次補助運転モード実行設定に切り替えられる。
補助実行設定が第1次補助運転モード実行設定に切り替えられると、第1次補助運転モードでの運転制御が実行される。第1次補助運転モードでは、一般エレベータかご5が避難階で戸開待機される。つまり、一般エレベータかご5が避難階で戸開待機されている際に、消防隊は、消火機材を一般エレベータかご5内に搬入できる。
具体的には、一般エレベータ運転制御部8aは、第1次補助運転モードでの運転制御で、一般エレベータかご5を所定の避難階に帰着させるとともに、乗場操作釦19a及び第1のかご呼び登録釦23aの操作による呼び登録を無効とし、第1のかごドア本体30を戸開させるとともに、その戸開状態を維持させる。
補助実行設定が第2次補助運転モード実行設定に切り替えられると、第2次補助運転モードでの運転制御が実行される。第2次補助運転モードでは、一般エレベータかご5が非常用エレベータかご15の昇降に追従される。つまり、消防隊が移動した先で、一般エレベータかご5内に搬入された機材を利用できるようにする。
以下、一般エレベータ運転制御部8aによる第2次補助運転モードでの運転制御について具体的に説明する。一般エレベータ運転制御部8aは、一般エレベータかご5が避難階以外に停止されているかどうかを判定し、一般エレベータかご5が避難階以外に停止されていると判定された場合に、一般エレベータかご5を避難階に帰着させる。
また、一般エレベータ運転制御部8aは、第1のかご出入口が戸開状態であるかどうかを判定する。さらに、一般エレベータ運転制御部8aは、第1のかご出入口が戸開状態であると判定した場合、第1の戸閉釦23cが操作されるかどうかを判定する。さらにまた、一般エレベータ運転制御部8aは、第1のかごドア本体30が戸開状態である際に、第1の戸閉釦23cが操作されたと判定した場合、第1のかごドア本体30の戸閉開始タイミングを遅延させる。具体的には、一般エレベータ運転制御部8aは、第1の戸閉釦23cが操作されると、その第1の戸閉釦23cを操作した一般エレベータかご5内にいる消防隊員が一般エレベータかご5外に出るのに十分な間を開けた後に、第1のかごドア本体30の戸閉を開始させる。
また、一般エレベータ運転制御部8aは、第1のかご出入口が戸閉状態であると判定した場合、一般エレベータかご5の停止階が、非常用エレベータかご15と同じ階であるかどうかを判定する。さらに、一般エレベータ運転制御部8aは、第1のかご出入口が戸閉状態である際に、一般エレベータかご5の停止階が非常用エレベータかご15と同じ階でないと判定した場合、非常用エレベータかご15の停止階に一般エレベータかご5を配車するとともに、一般エレベータかご5を戸閉待機させる。
さらにまた、一般エレベータ運転制御部8aは、一般エレベータかご5が非常用エレベータかご15と同じ階に停止しているとともに、第1のかご出入口が戸閉状態であると判定した場合、その停止階の第1の乗場操作釦19aが操作されるかどうかを判定する。また、一般エレベータ運転制御部8aは、一般エレベータかご5が非常用エレベータかご15と同じ階で停止しているとともに、第1のかご出入口が戸閉状態である際に、その停止階の第1の乗場操作釦19aが操作されると、第1のかごドア本体30を戸開させる。
次に、動作について説明する。図4は、図1の一般エレベータ運転制御部8aによって行われる運転モード選択動作を示すフローチャートである。なお、図4に示す動作は、火災管制設定が手動設定にされた場合、及び火災管制設定が自動設定にされている際に、建物内での火災が火災検出センサによって検出された場合の動作である。
図において、火災管制設定が手動設定にされるか、火災管制設定が自動設定にされている際に、建物内での火災が火災検出センサによって検出されると、補助実行設定がOFF設定にされているかどうかが判定される(ステップS1)。このとき、補助実行設定がOFF設定されていると判定されると、火災管制運転モードでの運転制御が開始される(ステップS2)。
これに対して、補助実行設定がOFF設定されていないと判定されると、補助実行設定が第1次補助運転モード実行設定にされているかどうかが判定され(ステップS3)、補助実行設定が第1次補助運転モード実行設定にされていると判定されると、第1次補助運転モードでの運転制御が開始される(ステップS4)。
一方、補助実行設定がOFF設定でなく、かつ第1次補助運転モード実行設定でもない場合には、補助実行設定が第2次補助運転モード実行設定にされているかどうかが判定される(ステップS5)。このとき、補助実行設定が第2次補助運転モード実行設定にされていると判定されると、第2次補助運転モードでの運転制御が開始される(ステップS6)。これに対して、補助実行設定が第2次補助運転モード実行設定でもない場合は、補助実行設定が、OFF設定又は第1次補助運転モード実行設定にされていないかどうかが再度確認される。この運転モード選択動作は、各運転モードでの運転制御が行われている際にも常に行われる。つまり、各運転モードでの運転制御が行われている際に補助実行設定が切り替えられた場合には、その時点で運転制御が切り替えられる。
次に、図5は、図4の火災管制運転モードを詳細に示すフローチャートである。図において、火災管制運転モードでの運転制御が開始されると、一般エレベータかご5が避難階以外で停止しているかどうかが判定される(ステップS10)。このとき、一般エレベータかご5が避難階以外で停止していると判定されると、一般エレベータかご5が避難階に帰着される(ステップS11)。その次に、一般エレベータかご5が避難階に帰着されていると判定されると、第1のかごドア本体30が戸開されるとともに(ステップS12)、所定時間後にその第1のかごドア本体30が戸閉され(ステップS13)、その後、一般エレベータかご5が避難階で戸閉待機される(ステップS14)。
次に、図6は、図4の第1次補助運転モードを詳細に示すフローチャートである。図において、第1次補助運転モードでの運転制御が開始されると、一般エレベータかご5が避難階以外で停止しているかどうかが判定され、一般エレベータかご5が避難階以外で停止していると判定されると、一般エレベータかご5が避難階に帰着される。その次に、一般エレベータかご5が避難階に帰着されていると判定されると、第1のかごドア本体30が戸開され、そのまま一般エレベータかご5が避難階で戸開待機される(ステップS15)。
次に、図7は、図4の第2次補助運転モードを詳細に示すフローチャートである。図において、第2次補助運転モードでの運転制御が開始されると、一般エレベータかご5が避難階以外で停止しているかどうかが判定され、一般エレベータかご5が避難階以外で停止していると判定されると、一般エレベータかご5が避難階に帰着される。
その次に、一般エレベータかご5が避難階に帰着されていると判定されると、第1のかご出入口が戸開状態であるかどうかが判定され(ステップS16)、第1のかご出入口が戸開状態であると判定されると、第1の戸閉釦23cが操作されるかどうかが判定される(ステップS17)。このとき、第1の戸閉釦23cが操作されないと判定されると、一般エレベータかご5が戸開待機され(ステップS18)、第1の戸閉釦23cが操作されたと判定されると、その操作から所定時間だけ間が開けられた後に、第1のかごドア本体30が戸閉される(ステップS19)。
次に、第1のかご出入口が戸閉状態であると判定されると、一般エレベータかご5の停止階が、非常用エレベータかご15と同じ階であるかどうかが判定される(ステップS20)。このとき、一般エレベータかご5の停止階が非常用エレベータかご15の停止階と異なっていると判定されると、非常用エレベータかご15の停止階に一般エレベータかご5が配車され(ステップS21)、その階で一般エレベータかご5が戸閉待機される(ステップS22)。
次に、一般エレベータかご5の停止階が非常用エレベータかご15の停止階と同じであると判定されると、その階の第1の乗場操作釦19aが操作されるかどうかが判定される(ステップS23)。このとき、停止階の第1の乗場操作釦19aが操作されないと判定されると、一般エレベータかご5の戸閉待機が維持される(ステップS24)。このとき、非常用エレベータかご15が他階に配車されると、それに追従して一般エレベータかご5が配車される。一方、一般エレベータかご5が非常用エレベータかご15と同じ階に停止されている際に、停止階の第1の乗場操作釦19aが操作されたと判定されると、非常用エレベータかご15の停止階で第1のかごドア本体30が戸開される(ステップS25)。
このような一般エレベータ制御装置8では、建物内での火災時に一般エレベータ運転制御部8aによって行われる一般エレベータかご5の運転モードは、一般エレベータかご5を避難階で戸開待機させる第1次補助運転モードと、一般エレベータかご5を非常用エレベータかご15に追従させる第2次補助運転モードとで切り替え可能となっているので、消火活動に必要な機材を一般エレベータかご5内に避難階で搬入できるとともに、消防隊の移動先で一般エレベータかご5内に搬入された機材を利用できる。即ち、非常用エレベータかご15だけでなく一般エレベータかご5も消火活動に利用できるとともに、機材の輸送能力を向上させることができ、消火活動をより効率的に補助できる。
また、一般エレベータ運転制御部8aは、第2次補助運転モードでの運転制御時に、第1のかご出入口が戸開されている状態で、一般エレベータかご5が乗場階に停止されている場合、第1のかごドア本体30の戸閉開始タイミングを遅延させるので、一般エレベータかご5内の消防隊員が第1の戸閉釦23cを操作した後に一般エレベータかご5外へと出られる。即ち、仮に消防隊員が一人であっても、第1のかごドア本体30を戸閉させた後に余裕をもって非常用エレベータかご15に移動でき、消防隊員の利便性を向上させることができる。
さらに、一般エレベータ運転制御部8aは、第2次補助運転モードでの運転制御時に、非常用エレベータかご15が停止している階に一般エレベータかご5を停止させ、その一般エレベータかご5を戸閉待機させるとともに、その階の第1の乗場操作釦19aが操作されるかどうかを判定し、その第1の乗場操作釦19aが操作されたと判定した場合に、第1のかごドア本体30を戸開させるので、消防隊員が周囲を確認するまで第1のかご出入口の戸閉状態を維持でき、一般エレベータかご5が乗場階に停止した際に、煙や熱風等が一般エレベータかご5内に吹き込むことでの一般エレベータかご5内や機材への被害発生の可能性を低減できる。
なお、実施の形態1では、一つの一般エレベータ制御装置8についてのみ説明したが、他の一般エレベータ制御装置8も同様の運転制御をそれぞれ行う。複数(1グループ)の一般エレベータ制御装置8における火災管制設定は、1つの火災管制スイッチ25でまとめて設定できる。また、各一般エレベータ制御装置8における補助実行設定は、各一般エレベータ制御装置8に接続された補助モード切替スイッチ26で個々に設定できる。通常、補助モード切替スイッチ26は建物内エレベータ監視盤に設置されるが、キー付きスイッチとしてエレベータ乗場に設置してもよい。
また、実施の形態1では、位置検出装置として、位置検出スイッチやパルス計数器が用いられると説明したが、位置検出装置は、かごの昇降に対応する情報を発するその他の機器でもよい。
この発明の実施の形態1によるエレベータシステムを示す構成図である。 図1の火災管制スイッチを示す正面図である。 図1の補助モード切替スイッチを示す正面図である。 図1の運転制御部によって行われる運転モード選択動作を示すフローチャートである。 図4の火災管制運転モードを詳細に示すフローチャートである。 図4の第1次補助運転モードを詳細に示すフローチャートである。 図4の第2次補助運転モードを詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
5 一般エレベータかご(第1のかご)、8 一般エレベータ制御装置、8a 一般エレベータ運転制御部、15 非常用エレベータかご(第2のかご)、19a 第1の乗場操作釦、23c 戸閉釦(かご内操作釦)、30 第1のドア本体。

Claims (4)

  1. 第1のかごの運転を制御するとともに、建物内での火災時に上記第1のかごに対する呼び登録を無効とする運転制御部
    を備え、
    建物内での火災時に上記運転制御部によって行われる上記第1のかごの運転モードは、上記第1のかごを所定階に帰着させる帰着モードと、建物内での火災時にも運行される第2のかごの昇降に上記第1のかごを追従させる追従モードとで切り替え可能となっていることを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 上記運転制御部は、上記帰着モードでの運転制御時に、上記第1のかごが上記所定階に停止されている場合、上記第1のかごを戸開待機させることを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
  3. 上記運転制御部は、上記追従モードでの運転制御時に、上記第1のかごの出入口が戸開されている状態で、上記第1のかごが乗場階に停止されている場合、上記第1のかご内に設けられているかご内操作釦が操作されるかどうかを判定し、上記かご内操作釦が操作されたと判定した場合に、上記第1のかごに搭載されたドア本体の戸閉開始タイミングを遅延させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ制御装置。
  4. 上記運転制御部は、上記追従モードでの運転制御時に、上記第2のかごが停止している階に上記第1のかごを停止させ、上記第1のかごをその階で戸閉待機させるとともに、その階の乗場操作釦が操作されるかどうかを判定し、上記乗場操作釦が操作されたと判定した場合に、上記第1のかごに搭載されたドア本体を戸開させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータ制御装置。
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