JPH0724667A - 接着剤塗布装置 - Google Patents

接着剤塗布装置

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JPH0724667A
JPH0724667A JP16719493A JP16719493A JPH0724667A JP H0724667 A JPH0724667 A JP H0724667A JP 16719493 A JP16719493 A JP 16719493A JP 16719493 A JP16719493 A JP 16719493A JP H0724667 A JPH0724667 A JP H0724667A
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正明 野島
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Misawa Techno KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる厚みの木製パネルの枠体の上面に、塗
布ローラを有する塗布装置を用いて一定の塗布量で接着
剤を塗布する。 【構成】 接着材塗布装置は、枠体1の厚みを測定する
枠厚測定手段16と、この枠体1に接着材を塗布する塗
布ローラと、塗布ローラの位置を上下動させる上下動手
段とからなっている。そして、枠厚測定手段16は、枠
体1上を上下動可能な測定ローラ16cと、上下方向に
沿って固定された磁気スケール16fと、測定ローラ1
6cとともに移動する磁気ヘッド16gとを有する。そ
して、磁気ヘッド16gは、測定ローラ16cとともに
移動する際に、磁気スケール16fの磁気目盛を読み取
り、測定ローラ16cの移動量を測定する。そして、測
定ローラ16cの移動量から正確に枠体1の厚みを測定
する。そして、上下動手段が測定された枠体1の厚みに
基づいて塗布ローラの位置を決める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレハブ住宅の建材等
として用いられる木製パネルを製造するに際して、木製
パネルを構成する矩形枠状の枠体に、面材を貼設するた
めの接着剤を塗布する接着剤塗布装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、木質系のプレハブ住宅等にあっ
ては、壁や床あるいは屋根等を、木製のパネルによって
施工する手段が実施されている。このようなプレハブ住
宅の施工に適用される木製パネルとしては、例えば図1
2に示すような構造のものがある。この木製パネルP
は、縦框および横框を構成する框材(芯材)1a,1bによ
って四角枠状に組んだ枠体1の内側に縦、横に延在する
補強用芯材2a,2bを配し、さらにこれら補強用芯材
2a,2bと縦横の框材1a,1bに囲まれた内部にグラ
スウール等の断熱材3を充填するとともに、前記枠体1
の表裏両面に、それぞれ合板からなる面材4,4を貼設
したものである。
【0003】そして、従来のこのような木製パネルPを
製造するに際しては、まず、框材1a、1b及び芯材2
a、2bを矩形枠状に組んで枠体1を製造した後に、枠
体1を水平に配置し、その上面に接着剤を塗布する。次
に、枠体1上に面材4を載せ、該面材4を下方にプレス
して接着する。
【0004】従来、前記枠体1に面材4を貼り付けるた
めの接着剤を塗布する接着剤塗布装置としては、たとえ
ば、接着剤を供給するホッパと、このホッパによって接
着剤を外周の全面に付けられて前記枠体にこの接着剤を
塗布する塗布ローラと、この塗布ローラの下方から枠体
1を押さえ付ける上下動自在な支持ローラとからなるも
のが使用されていた。
【0005】この接着剤塗布装置は、前記塗布ローラと
支持ローラの間に枠体1を挾み込むと共に塗布ローラを
回転することにより、枠体1を前記塗布ローラと支持ロ
ーラの間を通して押し出すと共に枠体の表面に接着剤を
塗布するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記木製パ
ネルは、屋根、床、壁等の使用目的や建築物により枠体
の厚みが異なり、木製パネルの製造は、小量多品種の製
造となってしまう。したがって、接着剤塗布装置は、異
なる厚みの枠体を連続して製造しなければならない場合
が多い。そこで、厚みの異なる枠体に接着剤を塗布する
ためには、枠体の厚みによって、塗布ローラの高さを調
整する必要があり、接着剤塗布装置の操作を煩雑なもの
としていた。また、塗布ローラにより接着剤を塗布する
場合には、枠体に塗布ローラを押し付けながら行ってい
る。すなわち、接着剤の塗布には適度な塗布圧が必要で
あるが、この塗布圧が変化すると、枠体上面に塗布され
る接着剤の塗布量も異なるものとなってしまう。そし
て、接着剤の塗布量の変化は、接着強度にばらつきを与
える可能性があり、厚みの異なる枠体を製造するため
に、上記塗布ローラの高さを変更する際には、高さを正
確に合わせる必要がある。さらに、同じ種類の枠体でも
僅かに厚みが異なる可能性があり、接着剤の塗布量を常
に一定に保つためには、枠体一枚毎に枠体の厚みを計測
し、この高さに基づいて塗布ローラの高さを枠体毎に変
更した方が好ましいが、作業性を考えた場合に不可能で
あった。
【0007】本発明は前記事情に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、枠体の厚みを自動的に一
枚毎に正確に測定することができるとともに、測定され
た厚みに対応して塗布ローラの高さを変更することがで
きる接着剤塗布装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の接着剤塗布装置
は、框材を矩形枠状に組んだ枠体の少なくとも片面に面
材を貼り付けてなる木質パネルを製造するに際して、前
記枠体に接着剤を塗布するための接着剤塗布装置であっ
て、前記枠体を搬送する搬送手段と、該搬送手段上の前
記枠体の上面に接着剤を塗布する塗布ローラと、該塗布
ローラの外周面に接着剤を供給する接着剤供給手段と、
前記塗布ローラの手前で枠体の厚みを測定する枠厚測定
手段と、前記塗布ローラの高さを前記枠体の厚みに対応
した高さに移動する上下動手段とを具備してなり、前記
枠厚測定手段は、前記搬送手段上に上下動自在に配置さ
れ、かつ、前記搬送手段上の枠体の上面に当接可能な測
定部と、該測定部の近傍に上下方向に沿って固定される
と共に磁気目盛を有する磁気スケールと、該測定部の前
記磁気スケールに臨む位置に固定され、かつ、前記磁気
スケールの磁気目盛を読み取ることにより測定部の移動
量を測定する磁気ヘッドとが備えられ、前記磁気ヘッド
により測定された測定部の移動量に基づいて、前記上下
動手段が塗布ローラを上下動させることを前記課題の解
決手段とした。
【0009】
【作用】前記構成によれば、磁気スケールと磁気ヘッド
により測定部の移動量を正確に測定することできる。そ
して、測定部の原点位置を予め決めておけば、原点位置
から枠体上面までの測定部の移動量を測定することによ
り、枠体の厚みを正確に測定することができる。そし
て、測定された枠体の厚みに基づいて上下動手段により
塗布ローラを枠体の上面に対して所定の位置に配置する
ようにすれば、常に一定の塗布圧で接着剤を塗布するこ
とができるので、枠体の厚みに拘わらず一定の接着剤塗
布量を維持することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1ないし図11は、本実施例の接着剤塗布装置
を示す図面であって、該接着剤塗布装置は、木製パネル
を構成する枠体1に面材を貼設するための接着剤を塗布
するものである。
【0011】接着剤塗布装置の側面図である図1に示す
ように、接着剤塗布装置は、搬送手段となるベルトコン
ベア10及びローラコンベア11と、前記ローラコンベ
ア11上の枠体1に接着剤を塗布する塗布ローラ12及
び該塗布ローラ12に接着剤を供給する接着剤供給手段
13を備えた接着剤塗布機構14と、前記塗布ローラ1
2に所定の温度にされた液体を供給する液体供給手段1
5と、前記枠体1の厚みを測定する枠厚測定手段16
と、前記接着剤塗布機構14の高さを前記枠厚測定手段
16で測定した枠体1の厚みに対応させる上下動手段2
1と、前記接着剤塗布機構14の塗布ローラ12に付着
した接着剤を除去する接着剤除去手段23(図4に図
示)とを主体として構成されている。
【0012】前記ベルトコンベア10は、図1に示すよ
うに、周知のベルトコンベア10で、前記枠体1を、芯
材から枠体1を製造する枠組工程から枠厚測定手段16
まで搬送するものである。そして、ベルトコンベア10
は、4本の支柱10a…により支持された支持台10b
と、この支持台10bの両端に設けられた2本のベルト
駆動用ローラ10c、10cと、これら2本のローラ1
0c、10cにかけ渡された無端ベルト10dと、前記
ローラ10cをチェーン(図示略)を介して回転させる
電動モーター(図示略)とからなるものである。
【0013】前記ローラコンベア11は、図1と接着剤
塗布機構14部分の側面図である図2とに示すように、
前記ベルトコンベア10の搬出側端部に接続されてい
る。そして、ローラコンベア11の各ローラ11a、1
1b、11cは、その両端をそれぞれ矩形枠状の支持枠
17、17に支持された支持板17a、17b、17c
にベアリング(図示略)を介して回動自在に支持されて
いる。
【0014】前記支持枠17、17は、ベルトコンベア
−10側から見た斜視図である図3に示すように、前記
ベルトコンベア10の支持台10bの後方側に、該支持
台10bの左右の側縁に沿ってそれぞれ立設されたもの
である。そして、左右の支持枠17、17同士は、その
上部を接合部材17aにより一体に接続されている。
【0015】前記支持板17a、17b、17cには、
支持枠内に水平に差し渡された支持板17b、17b
と、支持枠17、17とベルトコンベア10をつなぐよ
うに支持枠17、17から前方に延出した支持板17
a、17aと、支持枠17、17から後方に延出した支
持板17c、17cとがある。
【0016】また、各ローラ11a、11b、11cの
一端には、駆動用のチェーン11dを歯合させるための
ギア11e、11f(図1中に一部を図示)がローラ1
1a、11b、11cと一体に回転可能かつ同軸芯に取
り付けられている。また、前記ギア11e、11fは、
末端部のローラ11cを除いて、それぞれ2つずつ重ね
た状態で取り付けられている。重ねて配置された2つず
つのギア11f、11e(図1には外側のギアだけ図
示)は、それぞれ駆動力が伝動されるものと駆動力を伝
動するものとである。
【0017】そして、前記ローラ11a、11b、11
cのうちの3本のローラ11a、11bが支持枠17、
17内の支持板17b、17bに両端を支持され、その
3本のうちの一本のローラ11aがチェーン11dを介
して図示しない電動モーターに接続されている。
【0018】そして、このローラ11aから、他のロー
ラ11b、11cにチェーン11dが架け渡されて、他
のローラ11b、11cを駆動するようになっている。
また、ローラ11aは、チェーン11dを介して電動モ
ーターに接続された端部の反対側の端部のギア11f
が、図2に示すように塗布ローラ12のギア12dに接
続されている。なお、ローラ11aと塗布ローラ12と
の接続の詳細については、後に説明する。
【0019】前記接着剤塗布機構14は、図1及び図2
と塗布ローラ12の斜視図である図4に示すように、前
記左右の支持枠17に上下動自在にそれぞれ支持された
矩形板状の支持体18、18(図1、図2及び図4にそ
れぞれ一枚だけ図示)と、これら支持体18、18に左
右両端部を支持された塗布ローラ12と、同じく支持体
18、18に左右両端部を支持された2本の押圧ローラ
19、19及び均一ローラ20とからなる。
【0020】前記支持体18は、図2に示すように、そ
の左右両側縁が支持枠17に垂直かつ互いに平行に配置
された支持レール21a、21aに上下動自在に嵌合さ
れている。また、支持体18の上部には、ねじ孔(図示
略)を有する支持片21bが、支持体18の側面から直
角に突出している。そして、前記ねじ孔には、サーボモ
ーター21dにギア(図示略)を介して接続された角ネ
ジ21cが接続されており、枠厚測定手段16からの信
号により支持体18を上下動させ、塗布ローラ12の外
周面を枠体1の上面に所定の圧で当接させるようになっ
ている。
【0021】なお、左右の支持枠17、17の角ネジ2
1c、21cは、シャフト(図示略)及びギア(図示
略)により接続されており、左右の支持体18、18が
連動して同時に同じ距離だけ移動するようになってい
る。そして、前記支持体18の支持片21bと、角ネジ
21cと、サーボモーター等とが接着剤塗布機構14を
枠体1の厚みに対応させるための上下動手段21となっ
ている。また、前記支持レール21a、21a近傍に
は、レールに沿って後述するテープ状の磁気スケール
(図示略)が取り付けられている。また、支持体18に
は、前記磁気スケールに臨むように、磁気ヘッド(図示
略)が取り付けられている。
【0022】さらに、支持体18の右上部(図2中)に
は、突出片22aが設けられると共に、支持体18の移
動に伴う突出片22aの移動経路の上端部及び下端部に
それぞれ突出片22aの通過を検知するセンサー22
b、22cが、支持枠17の右上部(図2中)から左方
に突出して設けられている。この上下のセンサー22
b、22cは、支持体18が設定された範囲以上に上下
動して、接着剤の塗布が不可能になったことを検知する
もので、突出片22aが、それぞれのセンサー22b、
22cの位置まで達したことを検知した際に、接着剤塗
布装置全体を停止するものである。
【0023】前記塗布ローラ12は、図5に示すよう
に、内部が中空とされた中心軸12aと、該中止軸12
aにベアリング(図示略)を介して、回動自在に外挿さ
れた円筒状の回転体12bと、該回転体12bの外周に
円筒状に設けらた塗布部12cからなるものである。
【0024】前記中心軸12aは、その両端をそれぞ
れ、支持体18、18に固定されると共に、その両端面
に液体供給手段15のチューブ15a、15bが接続さ
れている。前記回転体12bは、図2に示すように、そ
の両端に該回転体12bと一体に回転するギア12d、
12d(図2に片方だけ図示)が固定され、該回転体1
2bとギア12d、12dとから糸巻き状に形成されて
いる。そして、一方のギア12dが、ローラ11aのギ
ア11fとチェーン12eを介して接続され、塗布ロー
ラ12を回転させるようになっていると共に、他方のギ
ア12dが図1に示すように押圧ローラ19、19のギ
ア19f、19fとチェーン12fを介して接続され、
押圧ローラ19、19を回転させるようになっている。
【0025】前記塗布部12cは、合成樹脂製の弾性体
からなり、図4、図6及び図7に示すように、その外周
面に、螺旋溝12eが形成されている。該螺旋溝12e
は、ねじ溝状に塗布ローラ12(塗布部12c)の外周
面に形成されたものである。そして、螺旋溝12eは、
図6及び図7に示すように塗布ローラ12の軸方向の中
心部を境にその螺旋方向が反対になるように形成され、
塗布ローラ12が接着剤塗布のために回転した際に、接
着剤が塗布ローラ12の中心方向に案内されるようにな
っている。すなわち、螺旋溝12eは、塗布ローラ12
の回転に伴って、塗布ローラ12の中心部に向かうねじ
溝となっている。
【0026】そして、前記の塗布ローラ12のギア12
dとローラ11aのギア11fとを接続するチェーン1
2eは、チェーン12eの張りを調整する第1のギア1
2g及び第2のギア12hにも架け渡されている。前記
第1のギア12gは、ローラ11aのギアの左下方(図
2中)の位置に回動自在に支持板17bによって支持さ
れている。そして、第2のギア12hは、前記支持体1
8から該支持体18の下方に延出するアーム18aの先
端部分に回動自在に支持されることにより、前記ローラ
11aのギアの右下方(図2中)に配置されている。
【0027】そして、前記チェーン12eは、その下部
が第1及び第2のギア12g、12hと、ローラ11a
のギアとに略W字状に架け渡されると共に、その上部が
塗布ローラ12のギア12dに架け渡されている。そし
て、支持体18を上下動させた際に塗布ローラ12のギ
ア12dと共に上下動する第2のギア12hが、ローラ
11aのギアと塗布ローラ12のギア12dとの間の距
離が変化した場合にチェーン12eの張りを調整してチ
ェーン12eが弛まないようにしている。
【0028】また、第1及び第2のギア12g、12h
により、ローラ11aのギア11fと塗布ローラ12の
ギア12dとが反対に回転するようにローラ11aのギ
ア1fから塗布ローラ12のギア12dに回転力が伝動
されるようになっている。
【0029】また、塗布ローラ12の前部側には、図2
に示すように、均一ローラ20が、その外周面を塗布ロ
ーラ12の外周面に当接した状態で配置されている。こ
の均一ローラ20は、その一端に、塗布ローラ12の一
端に前記ギア12dとは別に設けられたギア12i(図
2だけに図示)と歯合するギア20aが設けられてい
る。そして、均一ローラ20は、塗布ローラ12に対し
て逆に回転するようになっいる。そして、均一ローラ2
0の外周部は、塗布ローラ12と同様に、合成樹脂製の
弾性体から形成されている。
【0030】また、該均一ローラ20の矩形板状の軸受
け板20bは、図2に示すように、支持体18の側面に
水平かつ互いに平行に取り付けられた2本のガイドレー
ル20c、20cに上下から挟持されて、左右に移動自
在に支持されている。
【0031】そして、前記軸受け板20bには、水平な
ねじ孔(図示略)を有する突出片20dが軸受け板20
bに対して直角に固定されている。そして、前記ねじ孔
には、支持体18の側面に沿って水平に角ネジ20eが
螺合されている。この角ネジ20eは、支持体18から
直角に突出する支持片20fの挿通孔(図示略)に挿通
されて支持されると共に、その一端が、支持枠14の上
下に長い長孔(図示略)から支持枠14の外面側に延出
している。
【0032】そして、角ネジ20eの一端には図示しな
いハンドルが取り付けられており、角ネジ20eを回転
させることにより、均一ローラ20の位置を調節して、
均一ローラ20の弾力性を有する外周部が所定の圧力で
塗布ローラ12の塗布部12c外周面に当接するように
なっている。そして、塗布ローラ12の外周面に均一ロ
ーラ20の外周面を所定の圧力で当接させることによ
り、塗布ローラ12の塗布部12cに吸収される接着剤
の量を調整すると共に、塗布ローラ12に供給された接
着剤が、塗布ローラ12の外周面に均一に行き渡るよう
にするものである。
【0033】また、塗布ローラ12と均一ローラ20と
の間の上方には、塗布ローラ12と均一ローラ20との
間に接着剤を供給する配管(図示略)が形成され、図4
に示すように、枠体1に塗布される接着材aを溜めてお
くようになっている。なお、塗布ローラ12と均一ロー
ラ20との左右の両端面は、それぞれ同一面内に配置さ
れている。そして、これら端面には、これら端面に当接
するように塞板20gが配置され、塗布ローラ12と均
一ローラ20との間に溜められる接着剤aを塞き止める
ようになっている。また、塗布ローラ12と均一ローラ
20との間の上方には、上述のように溜められた接着剤
aの液面を検知する液面計13aが設けられている。該
液面計13aは、一方の支持体18の側面から水平に延
出する延出軸13bの先端に設けられている。該液面計
13aは、例えば、光センサとなっており、接着剤a液
面に光線を反射させて液面を検知するようになってい
る。
【0034】そして、液面計13aは、図示しない制御
装置に接続され、塗布ローラ12と均一ローラ20との
間に溜まった接着剤aの残量が少なくなると信号を出力
するようになっている。そして、前記制御装置は、前記
接着剤供給用配管に接着剤を供給するポンプ(図示略)
を、前記液面計13aからの信号出力に基づいて起動さ
れ、液面計13aが液面を検知した段階で、前記ポンプ
を停止するようになっている。これら図示しない制御装
置、接着剤供給用配管、ポンプと均一ローラ20及び液
面計13aが接着剤供給手段13を構成している。
【0035】また、塗布ローラ12の上方には、接着剤
除去手段23が設けられている。該接着剤除去手段23
は、左右両端部を支持体18、18にそれぞれ支持され
て、塗布ローラ12の上方に塗布ローラ12と平行に配
置されたガイドレール23aと、該ガイドレール23a
に案内されて左右に移動自在な移動体23bと、該移動
体の先端部から突出する除去片23cとからなってい
る。前記移動体23bは、前記ガイドレールに移動自在
に嵌合するとともにガイドレール上を転動するローラ2
3dを有する嵌合部23eと、該嵌合部23eから塗布
ローラ12に向かって延出する延出部23fと、延出部
23fの先端に設けられ、前記除去片23cを有する切
替部23gとからなるものである。
【0036】前記切替部23gは、延出部23fの先端
に回転自在に配置された回転体23hを有し、該回転体
23hには、除去片23cが接続されている。そして、
切替部23gは、該除去片23cを塗布ローラ12の螺
旋溝12eに挿入させた状態から螺旋溝12eから出し
た状態に切り替えられるようになっている。そして、前
記移動体23bは、除去片23cを螺旋溝12eに挿入
させた状態で、塗布ローラ12を回転させることによ
り、除去片23cが螺旋溝12eに沿って案内されるこ
とになり、ねじ溝状の螺旋溝12eの回転方向に基づい
て、塗布ローラ12の軸方向に沿って左もしくは右に移
動するようになっている。そして、塗布ローラ12を接
着剤塗布の場合の回転方向と逆に回転させた場合に、移
動体23bの移動に伴って、除去片23cが螺旋溝12
eから接着剤をかきだすとともに、除去片23cの移動
方向に押しやり、最終的に塗布ローラ12の端部から接
着剤を押し出すようになっている。
【0037】なお、前記除去片23cは、図6に示す除
去片23cのように一つに限られるものではなく、図7
に示すように複数の除去片23c、例えば3つの除去片
23c…を設けるようにしても良い。上述のように3つ
の除去片23c…を設ける構成とすれば、一つ目の除去
片23cが螺旋溝12eを通過した際に、除去しきれな
かった接着剤を2つ目もしくは3つ目の除去片23cが
除去することになり、螺旋溝12e内の接着剤を確実に
除去することができる。
【0038】また、本実施例の塗布ローラ12には、塗
布ローラ12の回転速度を自由に設定することができる
周知の変速機(図示略)が設けられている。該変速機に
より、塗布ローラ12の回転速度を自由に変えることが
できるようになっている。これは、以下のような理由に
よる。すなわち、図8に示すように接着剤aを塗布ロー
ラ12と均一ローラ20との間に溜めて塗布ローラ12
を回転させ、枠体1に接着剤を塗布しようとした場合
に、塗布ローラ12の回転速度が早いと、図9に示すよ
うに塗布ローラ12及び均一ローラ20が、接着剤a中
に空気を巻き込み接着剤aを泡立てしまい、接着剤aの
塗布及び枠体1と面材との接着に悪影響を与える可能性
があった。
【0039】また、接着剤aの塗布工程の時間を短縮す
るためには、できるだけ塗布ローラ12の回転速度及び
枠体1の搬送速度を速めた方が好ましい。したがって、
塗布ローラ12の回転速度は、接着剤aを泡立てない範
囲で最も早い速度とすることが好ましい。しかし、接着
剤aの泡立つ速度は、例えば接着剤aの粘性に影響され
ることになる。そし接着剤aの粘性は、例えば、気温、
接着剤が空気中さらされた時間、湿度、接着剤aの種類
等により影響される。
【0040】したがって、塗布ローラ12の回転速度を
一定の状態で塗布作業を行うことは、必ずしも接着剤塗
布にかかる時間を最小にするととも接着剤の泡立ちを防
止するのに適切ではなく、作業場の気温等に対応して変
速させることが好ましい。したがって上述のように塗布
ローラ12の回転速度を可変とすることにより、接着剤
を泡立てない範囲で最も速い回転速度に合わせることが
可能となり、接着の質を落とすことなく、接着剤塗布工
程の時間短縮を図ることができる。
【0041】前記2本の押圧ローラ19、19は、図6
に示すように、ローラコンベア11の2本のローラ11
b、11bの上方にそれぞれ位置するように配置されて
いる。そして、該押圧ローラ19、19の軸受け部19
a、19aは、支持体18の側面に垂直に設けられた3
つの軸受けガイド19b…に、上下動自在に嵌合され、
押圧ローラ19、19が上下動できるようになってい
る。
【0042】そして、軸受け部19a、19aの上部に
は、垂直に貫通孔(図示略)が設けられている。そし
て、この貫通孔には、支持体18の軸受けガイド19b
…の上方に水平に設けられたボルト支持部19cから下
方に延出したボルト19d、19dの一端が挿通してい
る。そして、前記ボルト19d、19dの外周には、コ
イルスプリング19e、19eが外挿され軸受け部19
a、19aを下方に付勢するようになっている。
【0043】このような構成のもとに、前記ローラ11
b、11bと押圧ローラ19、19とは、それらの間に
枠体1を挟持した状態で枠体1を塗布ローラ12の下に
搬送するようになっている。また、支持体18の側面に
は、最初に枠体1に接する側の押圧ローラ19の軸受け
部19a上方に、リミットスイッチ19fが取り付けら
れており、軸受け部19aが設定の範囲より上に上がっ
た場合に、接着剤塗布装置全体を停止させるようになっ
ている。このリミットスイッチ19fは、枠体1上の異
物等を検知するもので、枠体1上の異物に押圧ローラ1
9が乗り上げてしまった場合に、それを検知するもので
ある。
【0044】前記液体供給手段15は、図10に示すよ
うに、塗布ローラ12の位置に対応したローラコンベア
11下方に設けられたタンク15cと、該タンク15c
から塗布ローラ12の中心軸12aに液体を送液するた
めのポンプ15dと、該ポンプ15dに一端を接続され
ると共に他端を塗布ローラ12の中心軸12aの一端に
接続された送液用のチューブ15aと、塗布ローラ12
の中止軸12aの他端とタンク15cを接続する戻り液
用のチューブ15bと、タンク15c内の液体を一定の
温度まで加熱するヒーター15eとからなるものであ
る。
【0045】前記タンク15cは、矩形上の箱体であ
り、塗布ローラ12と平行に配置されていると共にその
上面に多数の放熱板15f…を有する放熱部15gが形
成され、塗布ローラ12の周囲を下方から暖めるように
なっている。また、前記チューブ15a、15bは、コ
字状に形成された鋼管部分15hと、ポンプ15dもし
くはタンク15cと接続されるゴムチューブ部分15i
とからなり、接着剤塗布機構14の上下動に追従できる
ようになっている。
【0046】前記ヒーター15e、15aは、タンク1
5cの左右両端部に設けられている。そして、前記ヒー
ター15e、15eには、図示しない撹拌手段が内蔵さ
れており、タンク15c内の液体を撹拌しながら昇温さ
せるようになっている。前記液体は、寒冷地において、
ヒーター15e、15e停止時に、凍結しないようにア
ルコール等の薬剤を含有した不凍液とされている。
【0047】前記液体の温度は、接着剤の粘性の温度変
化により決定されるもので、本実施例においては、接着
剤の温度が16°Cから18°Cの範囲となるように、
約20°Cに設定されている。前記枠厚測定手段16
は、図3及び図11に示すように、ローラコンベア11
の前端を左右から挟み込むように配置された2本の支柱
16a、16aと、該支柱16a、16aの上端部に架
け渡された支持梁16bと、前記支柱16a、16aの
間に上下動自在に水平に配置された長尺な円柱状の測定
ローラ16cと、測定ローラ16cの両端部を回動自在
に支持する支持板16d、該支持板16d、16dの左
右両側縁をそれぞれ上下動自在に支持するガイドレール
16e、16eと、該ガイドレール16e、16eのう
ちの一方のガイドレール16eの表面に該ガイドレール
16eの長さ方向に沿って貼設されたテープ状の磁気ス
ケール16fと、前記支持板16dの上面の前記磁気ス
ケール16fを臨む位置に取り付けられた磁気ヘッド1
6gと、一方の支柱16a内部に垂直に配置され、かつ
支持板16dに接続されたロッド16hと、該ロッド1
6hを上下動させるエアシリンダ16iとからなるもの
である。
【0048】前記エアシリンダ16iにより、測定ロー
ラ16cは、上下動可能にされている。そして、枠体1
がローラコンベア11により測定ローラ16cの下方に
搬送された際に、エアシリンダ16iにより、測定ロー
ラ16cを下方に移動することにより、測定ローラ16
cの下端を枠体1の上面の位置に合わせることができ
る。
【0049】また、前記磁気スケール16fは、その表
面に、フェライト樹脂等の強磁性膜が形成されるととも
に、該強磁性膜にN極とS極を交互に垂直磁化したもの
であり、この強磁性膜上(磁気スケール16f上)に磁
気ヘッド16gを移動させることにより、プラス・マイ
ナス交互の電気出力を得ることができ、該電気出力の変
化の回数を計数することにより、磁気ヘッド16gの移
動量を正確に測定することができるようになっている。
【0050】したがって、磁気ヘッド16gが原点位置
にある際の測定ローラ16c下面からローラコンベア1
1上面までの距離を予め決めておくことにより、磁気ス
ケール16f及び磁気ヘッド16gにより求められる測
定ローラ16cの移動量から、枠体1の厚みを測定する
ことができるようになっている。なお、支柱16a、1
6aには、枠体1の通過を検知するリミットスイッチ1
6j(例えば光センサ)が設けられており、枠体1が測
定ローラ16cの下方に達したのを検知して、エアシリ
ンダ16iにより、測定ローラ16cを下方に移動する
ようになっている。また、測定部分すなわち測定ローラ
16cを回動自在なローラ状としたことにより、枠体1
が搬送された状態で、枠体1上面に測定ローラ16cを
当接しても、摩擦等により測定ローラ16cに大きな力
がかかったり、枠体1の搬送が妨げられて、枠体1の搬
送方向がずれたりすることがない。したがって、枠体1
の厚みを測定する際に、枠体1の搬送を停止する必要が
なく、接着剤塗布作業にかかる時間を短縮することがで
きる。
【0051】そして、本実施例では、上述の上下動手段
21にも、前記磁気スケール16f及び磁気ヘッド16
gと同様の磁気スケール(図示略)及び磁気ヘッド(図
示略)が設けられ、該磁気ヘッドにより、上下動手段2
1による塗布ローラ12及び押圧ローラ19、19の移
動量を計測するようになっている。そして、上下動手段
21は、枠厚測定手段16の磁気ヘッド16gの移動量
に対応する移動量だけ塗布ローラ12及び押圧ローラ1
9、19を移動するようになっている。
【0052】次に、接着剤塗布装置の使用方法を説明す
る。まず、ベルトコンベア10上に枠体1を搬入し、枠
体1の前端部が枠厚測定手段16の測定ローラ16cの
下を搬送する。この際にリミットスイッチ16jによ
り、枠体1の通過が検知されエアシリンダ16iが作動
し、測定ローラ16cが下方に移動して枠体1上面に当
接する。そして、磁気ヘッド16gにより磁気スケール
16fの磁気による目盛が読み取られ、測定ローラ16
cの移動量が正確に測定され、この移動量が制御装置
(図示略)に入力される。
【0053】次いで、接着剤塗布機構14を上下動させ
る上下動手段21のモーター21dを起動するととも
に、上下動手段21の磁気ヘッドが磁気スケールの磁気
目盛を読み取り、前記移動量に対応する移動量まで、塗
布ローラ12を正確に移動する。すなわち、塗布ローラ
12は、枠体1に適切な圧で当接する高さまで移動させ
られる。
【0054】従って、異なる厚みの枠体1に対しても、
塗布ローラ12の柔軟性を有する塗布部12cは、一定
の圧で接着剤を塗布することができるので、枠体1の厚
みが異なっても、略一定の塗布量で接着剤を塗布するこ
とができる。以上のような枠厚の測定及び塗布ローラ1
2の位置決めが行われるとともに、枠体1はベルトコン
ベア10からローラコンベア11に搬送され、引き続き
枠体1がローラコンベア11により搬送される。この際
に、ローラコンベア11は、このローラコンベア11の
各ローラ11a、11b、11cと、接着剤塗布機構1
4の塗布ローラ12及び均一ローラ20及び押圧ローラ
19、19とが、互いに各チェーン11d、12f、1
2eによりつながれているので、塗布ローラ12の回転
速度に対応した速度で枠体1を搬送する。
【0055】そして、上述のように塗布ローラ12の回
転速度は、変更できるようになっており、作業場の気温
等により、回転速度を変更して、接着剤が泡立たない範
囲で、最も速い回転速度に設定される。したがって、接
着に悪影響を与えない範囲で、塗布作業の時間を短縮す
ることができる。また、塗布ローラ12等の接着剤塗布
機構14の各ローラは、その駆動力をローラコンベア1
1のローラ11aから得ているが、ローラ11aから塗
布ローラ12に繋がれたチェーン12eは、チェーンの
張り調整用の第1及び第2のギア12g、12hにも架
けわたされており、塗布ローラ12とローラ11aの距
離が変化しても。チェーン12eが弛むことがない。
【0056】次に、枠体1が塗布ローラ12の下に達し
て、枠体1の上面に、接着剤が塗布される。この際に、
接着剤は、塗布ローラ12の中心軸12aに流された液
体により暖められて、接着剤塗布装置の周囲が氷点下の
低温でも凍結することがない。また、塗布ローラ12上
の接着剤が常時暖められているので、接着剤が温度の低
下により、高粘性になることがない。従って、一定の塗
布量で枠体1に接着剤を塗布することができる。
【0057】また、接着剤供給手段15のタンク15c
には、その上面に放熱部15gがあり、タンク15内の
暖められた液体の熱を、タンク15c上方に放熱してい
るので、タンク15c上方のローラコンベア11上を通
過する枠体1が、タンク15cの熱により暖められるこ
とになる。従って、枠体1に塗布された接着剤が、周囲
の気温の低さから急激に冷やされて、凍結するようなこ
とがなく、接着剤による接着力が気温によって悪影響を
受けることがない。
【0058】次、塗布ローラ12の下を通過して、上面
に接着剤を塗布された枠体1は、次工程に送られ、接着
剤を塗布した面に面材を貼設されて木製パネルとされる
か、裏面にも同様に接着剤を塗布するとともに面材を貼
設されて木製パネルとされる。そして、枠体1への接着
剤の塗布作業を終了する場合には、塗布ローラ12から
離れる方向に移動可能な均一ローラ20を塗布ローラ1
2から離れる方向に移動し、均一ローラ20と塗布ロー
ラ12との間に溜まった接着剤を排出する。次いで、接
着剤除去手段23の移動体23bを塗布ローラ12の中
心に移動するとともに、切替部23hを回転させて、除
去片23cを塗布ローラ12の螺旋溝12eに挿入し、
塗布ローラ12を接着剤塗布の場合と逆に回転させる。
【0059】塗布ローラ12を回転させることにより、
除去片23cが螺旋溝12eに案内され、移動体23b
を塗布ローラ12の中心から一方の端部側に移動させる
ことになる。この際に除去片23cが螺旋溝12eから
接着剤をかきだすとともに、除去片23cの進行方向に
押しやる。そして、最終的に、接着剤を塗布ローラ12
の端部側に押し出すことになる。また、塗布ローラ12
の他方の端部側についても同様に接着剤を除去する。
【0060】上述のようにこの実施例の接着剤塗布装置
によれば、接着剤を塗布する前に枠体の厚みを一枚毎に
磁気スケール16fと磁気ヘッド16gにより正確に測
定することができるので、木製パネルの種類や製造誤差
等により厚みの異なる枠体1に対して、常に一定の塗布
圧で接着剤を塗布することができる。したがって、厚み
の異なる各枠体1に対して一定の塗布量で接着剤を塗布
することができ、異なる厚みの枠体1を連続して製造し
ても接着強度を一定に保つことができる。なお、本発明
の接着剤塗布装置は、前記実施例に限られるものではな
く、各部材の形状、寸法、材質等の具体的構成要件は、
実施に当たり適宜変更可能である。例えば、測定ローラ
16cの上下動にエアシリンダを用いたが油圧シリンダ
や電動モータ等の異なる上下動装置を用いても良い。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
接着剤塗布装置によれば、接着剤を塗布する前に枠体の
厚みを一枚毎に磁気スケールと磁気ヘッドを有する枠厚
測定手段により容易かつ正確に測定することができると
ともに、上下動手段により測定された枠体の厚みに基づ
いて塗布ローラの高さを調整できるので、木製パネルの
種類や製造誤差等により厚みの異なる枠体1に対して、
常に一定の塗布圧で接着剤を塗布することができる。し
たがって、厚みの異なる各枠体に対して一定の塗布量で
接着剤を塗布することができ、異なる厚みの枠体を連続
して製造しても接着強度を一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例の接着剤塗布装置を示す側面図であ
る。
【図2】上記接着剤塗布装置の要部側面図である。
【図3】上記接着剤塗布装置の枠体搬入側からの斜視図
である。
【図4】上記接着剤塗布装置の接着剤除去手段を示す斜
視図である。
【図5】上記接着剤塗布装置の塗布ローラと均一ローラ
を示す断面図である。
【図6】上記塗布ローラと上記接着剤除去手段の除去片
を示す平面図である。
【図7】上記塗布ローラと上記接着剤除去手段の除去片
を示す平面図である。
【図8】上記塗布ローラ及び均一ローラの回転を示す側
面図である。
【図9】上記塗布ローラ及び均一ローラの回転を示す側
面図である。
【図10】上記接着剤の液体供給手段を示す一部を削除
した斜視図である。
【図11】上記接着剤塗布装置の枠厚測定手段を示す断
面図である。
【図12】上記従来例において、枠体と面材とを接着し
てなる木製パネルを示す一部を切り欠いた斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 枠体 10 ベルトコンベア(搬送手段) 11 ローラコンベア(搬送手段) 12 塗布ローラ 13 接着剤供給手段 16 枠圧測定手段 16c 測定ローラ(測定部) 16f 磁気スケール 16g 磁気ヘッド 21 上下動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 正矢 長野県小県郡丸子町長瀬2860 オグラ機工 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 框材を矩形枠状に組んだ枠体の少なくと
    も片面に面材を貼り付けてなる木質パネルを製造するに
    際して、前記枠体に接着剤を塗布するための接着剤塗布
    装置であって、 前記枠体を搬送する搬送手段と、該搬送手段上の前記枠
    体の上面に接着剤を塗布する塗布ローラと、該塗布ロー
    ラの外周面に接着剤を供給する接着剤供給手段と、前記
    塗布ローラの手前で枠体の厚みを測定する枠厚測定手段
    と、前記塗布ローラの高さを前記枠体の厚みに対応した
    高さに移動する上下動手段とを具備してなり、 前記枠厚測定手段は、前記搬送手段上に上下動自在に配
    置され、かつ、前記搬送手段上の枠体の上面に当接可能
    な測定部と、該測定部の近傍に上下方向に沿って固定さ
    れると共に磁気目盛を有する磁気スケールと、該測定部
    の前記磁気スケールに臨む位置に固定され、かつ、前記
    磁気スケールの磁気目盛を読み取ることにより測定部の
    移動量を測定する磁気ヘッドとが備えられ、 前記磁気ヘッドにより測定された測定部の移動量に基づ
    いて、前記上下動手段が塗布ローラを上下動させること
    を特徴とする接着剤塗布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109759276A (zh) * 2019-01-30 2019-05-17 寿光市防水行业协会 一种防水卷材的涂油装置

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