JPH0724581U - ワークのチャッキング装置 - Google Patents

ワークのチャッキング装置

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JPH0724581U
JPH0724581U JP6022893U JP6022893U JPH0724581U JP H0724581 U JPH0724581 U JP H0724581U JP 6022893 U JP6022893 U JP 6022893U JP 6022893 U JP6022893 U JP 6022893U JP H0724581 U JPH0724581 U JP H0724581U
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敏夫 稲葉
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エヌケーイー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワ−クを挟持するコレットにクラックが生じ
るようなことがなく、それの耐久性の向上を図れるよう
にする。 【構成】 本体1におけるワ−ク挿入孔8の軸心X周り
にワ−ク挟着用のコレット12を構成する複数のコレッ
ト片13を配置し、各コレット片13に径方向外方への
弾性力を付勢する弾性力付勢具15を設け、上記本体1
の一部を構成するシリンダ部2内に嵌合されて作動流体
aで駆動されるピストン体20を軸心方向に前進させる
ことにより、各コレット片13を径方向内方へ変位させ
てワ−クWを挟着させるように構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、産業用多関節ロボットのア−ムの先端などに取り付けて使用され るワ−クのチャッキング装置に関するものである。
【従来の技術】
従来、この種のチャッキング装置では、丸棒などのワ−クをチャッチングする 要素として、図3に示すように、略筒型コレット基材101に、その周方向に等 間隔を隔てた複数箇所に先端から基端側へ向かうすり割り部102をそれぞれ形 成してなるコレット100を使用しており、このコレット100を図4に示すよ うに、ナット103に嵌着し、このナット103をロボットア−ムなどに装着さ れる本体104の雄ねじ部105に螺着したものがある。そして、このチャッキ ング装置においては、上記コレット100にワ−クWを挿し込んだうえ、上記ナ ット103をさらに螺動させることにより、コレット100を径方向の内方へ変 形させて上記ワ−クWを挟着させるようになされていた。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
上記したような従来のワ−クのチャッキング装置では、略筒型のコレット基材 101にすり割り部102を形成してコレット100を構成しているので、ナッ ト103による締め付けの繰り返しにより、上記すり割り部102の奥端側の上 記基材101に応力が集中し、ワ−クのチャッキング装置のように、頻繁に締め 付けを繰り返すものでは、短期間の使用ですり割り部102の奥端部にクラック などを生じ易い欠点があった。
【0003】 この考案は上記した従来の課題を解消するためになされたもので、頻繁にチャ ックとチャック解除とを繰り返すものでありながら、コレットの損傷などを極力 防止して、使用寿命の向上を図ることができるワ−クのチャッキング装置を提供 することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案に係るワ−クのチャッキング装置は、先 端面に開口するワ−ク挿入孔を有する本体内に、上記開口に近接してワ−ク挿入 孔の軸心周りに複数のコレット片を配置するとともに、これら複数のコレット片 をそれぞれ径方向に変位可能に設定してワ−ク挟着用コレットを構成し、該ワ− ク挟着用コレットにおける各コレット片に対して常時径方向外方への弾性力を付 勢する弾性力付勢具を上記本体に設けるとともに、上記ワ−ク挿入孔を同心状に 取り囲んで上記本体の一部を構成するシリンダ部内に、上記ワ−ク挿入孔の軸心 方向に沿って前後進可能に構成されて作動流体圧を受けた際に前進して上記各コ レット片を径方向内方側へ変位させるピストン体を嵌合したものである。
【0005】 特に、上記各コレット片と本体との間に、該コレット片にそれぞれ軸心方向後 方へのばね力を付勢するコイルばねを設けた構成とすることが望ましい。
【0006】
【作用】
上記構成のワ−クのチャッキング装置によれば、ワ−クをワ−ク挿入孔に挿入 した状態で作動流体を本体のシリンダ−部内に供給してピストン体を軸心方向前 方へ変位させると、複数のコレット片が弾性力付勢具の弾性力に抗して径方向内 方側へ変位し、これらコレット片によりワ−クが径方向外方から挟着されて保持 される。
【0007】 ここで、上記コレットは、周方向で完全に独立した複数のコレット片から構成 されているので、コレットに無理な応力が集中することがなく、該コレットの使 用寿命を延長化することができる。
【0008】 また、上記構成のものにおいて、各コレット片にコイルばねにより常時、軸心 方向後方へのばね力を付勢する場合は、本体先端面を下向きにして使用する場合 でも、上記各コレット片を復帰位置に自由状態に保持させることができ、ワ−ク の挟着動作が円滑に行われる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。 図1はこの考案に係るワ−クのチャッキング装置を示す縦断側面図である。
【0010】 図1において、1は本体であり、大別して、シリンダ部2と、このシリンダ部 2の軸心方向前端側に装着されるヘッドキャップ部3と、上記シリンダ部2の軸 心方向後端側に装着されるシリンダヘッド部4とから構成されている。
【0011】 上記シリンダ部2の外周部には軸心方向に沿って貫通するボルト挿通孔5が周 方向に等間隔を隔てて形成されている。また、上記ヘッドキャップ部3は、本体 1の先端面としての前壁面3aにシリンダ部2の軸心Xと同心のワ−ク挿入用開 口6を有する有頭筒型に成形されており、その後端には、上記ボルト挿通孔5に 対応するねじ孔7を有する取付用フランジ3bが一体形成されている。上記シリ ンダヘッド部4は、上記シリンダ部2の後端開口に対する嵌合部4aに突設され た上記軸心Xと同心の筒部4bと、取付用フランジ4cとを有し、上記筒部4b 内は、上記開口6からシリンダヘッド部4の後面(外面)にまで至るワ−ク挿入 孔8の一部を構成している。上記シリンダ部2、ヘッドキャップ部3およびシリ ンダヘッド部4とは、上記ボルト挿通孔5に挿通されてねじ孔7に螺合するボル ト9によって一体に固定されている。10は上記シリンダヘッド部4の嵌合部4 aの外周面に形成された環状凹所11に嵌着されてシリンダ部2の内周面に接触 するシ−ル用の0リングである。
【0012】 上記ヘッドキャップ部3内には、上記軸心Xと同心状でワ−ク挟着用のコレッ ト12を構成する複数個、たとえば4個のコレット片13が径方向に変位可能に 配設されており、また、上記ヘッドキャップ部3の内側には、上記各コレット片 13に対応して、上記シリンダ部2の前端と上記フランジ3bとの間で挟持され たコレットガイド体14が配設されている。
【0013】 15は各コレット片13に常時、径方向外方への弾性力を付勢する弾性力付勢 具、たとえば線ばねであり、この線ばね15の各基端部15aは上記コレットガ イド14を貫通して該コレットガイド14と上記シリンダ部2の前端側の係合凹 部16との間に係止される一方、線ばね15の各先端部15bは上記コレット片 13に径方向外方へ突設されたばね受部13aの孔17に掛止されている。18 は上記ばね受部13aの前側凹部19と上記ヘッドキャップ部3の先端面3aと の間に介在されて上記各コレット片13に対して軸心方向後方へのばね力を付勢 する圧縮コイルばねである。上記コレット片13の各先端側外周は軸心方向後方 に向かって漸次径大化するテ−パ面13bに構成され、上記開口6に連続して軸 心方向後方へ径大化するガイド面6aに摺接・案内されるようになっている。
【0014】 20は上記シリンダ部2内に嵌合されて軸心方向に変位可能に構成されている とともに、上記シリンダヘッド部4の筒部4bに案内される略筒形のピストン体 であり、その前端部20aには、上記コレット片13の外面に形成されて軸心方 向後方へ向かって漸次小径化する被押圧面13cに対面する押圧面20cが形成 されている。21,22は上記シリンダ部2内に作動流体としての圧縮エアaを 供給するための1対のエアポ−トであり、そのうち一方のエアポ−ト21はピス トン体20に対する前進用として、他方のエアポ−ト22はピストン体20に対 する後進用として構成されている。
【0015】 23は上記ピストン体20の外周面に止めリング24を介して固定された環状 のマグネットであり、リ−ドスイッチのような磁気検出素子(図示せず)とによ り、ピストン体20の一定の変位量を検出するセンサを構成している。25は上 記ピストン体20の外周面に装着されてシリンダ部2の内周面との間を封止する パッキン部材である。
【0016】 次に、上記構成の動作について説明する。 シリンダヘッド部4がロボットのア−ムの先端側に取り付けられる。複数のコ レット片13が図1に示す原状位置にある状態で、丸棒のようなワ−クWを開口 6を通してワ−ク挿入口8内に挿入する。ついで、一方のエアポ−ト21から圧 縮エアaをシリンダ部2内に供給すると、ピストン体20が、マグネット23の 磁束が検出される位置まで前進する。
【0017】 上記ピストン体20の前進により、図2に示すように、その前端部20aの押 圧面20cによって各コレット片13の被押圧面13cが押圧されるので、上記 コレット片13は線ばね15のばね力に抗して径方向内方側へ変位しながら上記 開口6側のガイド面6aに案内されて、上記ワ−クWを径方向外方から確実に挟 着する。
【0018】 ところで、上記各コレット片13は、ばね受部13aとヘッドキャップ部3の 先端面3aとの間に設けている圧縮コイルばね18によって後方へのばね力を受 けているので、たとえば、本体1の先端側を下向きにした姿勢で使用する場合で も、原状位置に自由に保持されることになり、上記径方向内方への変位も無理な く行われる。
【0019】 また、上記一方のエアポ−ト21からの圧縮エアaの供給を停止して、他方の エアポ−ト22からシリンダ部2内に圧縮エアaを供給すると、上記ピストン体 20が後退し、各コレット片13の押圧力が解除されるので、これらコレット片 13は、線ばね15のばね力により、径方向外方へ変位して図1の原状に復され る。したがって、上記コレット片13からワ−クWを引き抜くことができる。
【0020】 このように、上記ワ−ク挿入孔8の軸心周りに独立して等間隔に配置された複 数のコレット片13からコレット12を構成しているので、ワ−ク挟着動作時に 各コレット片13が独自に径方向内方側へ変位するだけであり、集中応力を受け る部分がなく、したがって、クラックなどの生じるおそれもなく、長期間の繰り 返し使用にも十分耐えることができる。
【0021】 なお、上記コレット12を構成しているコレット片13の数については任意に 選択できるものであり、また、弾性力付勢具15についても、上記実施例のよう な線ばねのに限らず、板ばねやスプリングを用いる構成も可能である。さらに、 作動流体としても、圧縮エアaに限らず、油圧などを使用できることは勿論であ る。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、本体におけるワ−ク挿入孔の軸心周りに等 間隔を隔てて配置され、かつ径方向外方への弾性力が付勢された複数のコレット 片を、作動流体で駆動されるピストン体の前進動作により径方向内方側へ変位さ せてワ−クを挟持させるようにしたので、各コレットの一部に応力が集中し、繰 り返し動作によってコレットが短期間のうちに破損したり、変形するといった損 害を被ることがなくなり、コレットの使用寿命、ひいてはチャッキング装置全体 の耐久性を著しく向上することができる。
【0023】 また、請求項2のように、各コレット片と本体との間に介在したコイルばねに より、上記コレット片に軸心方向後方へのばね力を付与する場合は、本体の先端 側を下向きにして使用する際にも、上記コレット片を原状位置に適正姿勢で保持 させて、チャッキング動作を無理なく確実、円滑に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるワ−クのチャッキン
グ装置の縦断側面図である。
【図2】同チャッキング装置の動作状態を示す縦断側面
図である。
【図3】従来のワ−クのチャッキング装置におけるコレ
ットを示す斜視図である。
【図4】図3のコレットを使用してワ−クをチャッキン
グした状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 シリンダ部 6 開口 8 ワ−ク挿入口 12 コレット 13 コレット片 15 弾性力付勢具 18 コイルばね 20 ピストン体 a 作動流体 X 軸心

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端面に開口するワ−ク挿入孔を有する
    本体内に、上記開口に近接してワ−ク挿入孔の軸心周り
    に複数のコレット片を配置するとともに、これら複数の
    コレット片をそれぞれ径方向に変位可能に設定してワ−
    ク挟着用コレットを構成し、該ワ−ク挟着用コレットに
    おける各コレット片に対して常時径方向外方への弾性力
    を付勢する弾性力付勢具を上記本体に設けるとともに、
    上記ワ−ク挿入孔を同心状に取り囲んで上記本体の一部
    を構成するシリンダ部内に、上記ワ−ク挿入孔の軸心方
    向に沿って前後進可能に構成されて作動流体圧を受けた
    際に前進して上記各コレット片を径方向内方側へ変位さ
    せるピストン体を嵌合したことを特徴とするワ−クのチ
    ャッキング装置。
  2. 【請求項2】 上記各コレット片と本体との間に、該コ
    レット片にそれぞれ軸心方向後方へのばね力を付勢する
    コイルばねを設けてなる請求項1のワ−クのチャッキン
    グ装置。
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