JPH0724528A - 長手方向位置マーキング鋼帯コイル - Google Patents

長手方向位置マーキング鋼帯コイル

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JPH0724528A
JPH0724528A JP5171909A JP17190993A JPH0724528A JP H0724528 A JPH0724528 A JP H0724528A JP 5171909 A JP5171909 A JP 5171909A JP 17190993 A JP17190993 A JP 17190993A JP H0724528 A JPH0724528 A JP H0724528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
marks
marking
mark
steel strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5171909A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Kawamura
浩久 川村
Taisuke Fujii
岱輔 藤井
Akira Kawabata
明 川端
Mutsuo Shiragami
睦雄 白神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH0724528A publication Critical patent/JPH0724528A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のコイル上の位置表示は先尾端またはパ
ンチ穴からの長さで表示していたが、コイル長が長く測
長ロールの精度も磨耗やスリップなどにより悪いため、
長さデータは参考値程度にしか使用されておらず、精度
向上が課題となっていた。 【構成】 長さデータの精度が悪いのは基準位置からの
距離が長いことによる。従って本発明は基準位置をコイ
ル上にマークして基準位置からの距離を問題のない程度
に短くして誤差を減少させた。 【効果】 長手方向の位置精度が向上したことにより、
コイル上のある点に対する減速停止精度が向上し、低速
通板をほとんど要しなくなり生産性が向上した。また疵
位置表示などの精度も向上するため次工程での検査省力
化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】鋼帯をコイル状に巻き取った鋼帯
コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼帯コイルの長手方向の位置につ
いては、コイルの先端または尾端からの位置、もしくは
作業変更点のようなパンチ穴を開けた位置からの距離で
示していた。その距離の測定には、測長ロールの直径と
回転数を用いて距離に換算する方式を採っていた。しか
しながら、鋼帯コイルは一般に長く、コイルによっては
全長10,000mを超えるコイルも存在するため、数
%の誤差でも非常に大きな誤差距離となる問題があっ
た。この測長ロールによる測定の誤差は、ロールの磨耗
やスリップなどが原因と考えられる。一方、コイルの尾
端における自動減速についても、従来は正確な残長を求
めることが困難であったため、事前に減速して低速で通
板してライントラブルを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の測長ロールを用
いてコイル長手方向位置を測定する場合、基準点からの
距離が長くなるほど位置検出精度が低下するため、後に
不良部として排除すべきパンチ穴を開けたり、事前に減
速し低速で通板してライントラブルを防止するなど歩
留、作業効率などを犠牲にする必要があった。そこで、
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたもの
であり、コイルの長手方向位置情報をコイルに付与する
ことにより、位置測定における測定誤差を抑制できる鋼
帯コイルを提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の長手方向位置マ
ーキング鋼帯コイルは、上記のような欠点を有利に排除
し得る鋼帯コイルに関するものであり、 (1)コイルの長手方向位置を認識できるマークを有す
ることを特徴とする長手方向位置マーキング鋼帯コイル (2)マークがコイルの長手方向の絶対位置情報を有す
ることを特徴とする(1)記載の長手方向位置マーキン
グ鋼帯コイル (3)磁力によるマークであることを特徴とする(1)
または(2)記載の長手方向位置マーキング鋼帯コイル (4)速乾性インクによるマークであることを特徴とす
る(1)または(2)記載の長手方向位置マーキング鋼
帯コイル を要旨とする。
【0005】
【作用】以下に、本発明を詳細に説明する。本発明の目
的は、コイルの長手方向位置を正確に把握(測定)する
ことであり、そのためには、基準となるポイント(マー
ク)を、一定間隔で多数保有し、且つ、マーク間の距離
を問題のない程度に短くしたコイルにすれば良い。マー
ク間の位置の把握については、各コイル処理ラインに設
置されている測長ロールによる測定値で補完すること
で、長手方向位置を正確に把握できる。なお、マークの
ピッチを短くしていくと、測長ロールによる長さ補完を
する必要がなくなり、マーク検出器のみで必要充分な長
手方向位置測定精度が得られる。
【0006】また、マークは、単に同一マークが一定間
隔でマークされたものでも良いが、そのマークがコイル
の先端から数えて何番目のマークであるかを、マークの
パターンによって付与したものならなお良く、コイル分
割を実施した場合でもその絶対位置を容易に知ることが
可能となる。マークの物理的形態は限定しないが、電磁
気による情報や光学的な情報、機械的な情報などをとる
ことができる。
【0007】
【実施例】鋼帯にコイル長手方向の位置をマークする場
合、後の工程で品質上問題のないものにしなければなら
ない。磁気式のマーキング方式は、この点で有利であ
り、以下に磁気式の実施例を示す。なお、鋼板に影響を
与えず後の処理で容易に除去可能であれば速乾性のイン
クを用いても良い。機械的なパンチ穴でも良い。また、
本発明の利用ラインは、熱延後のコイル処理ライン以
降、酸洗、冷延、連続焼鈍、表面処理ラインなどのいず
れのラインでも良い。
【0008】実施例では、50mおきにマークを実施
し、その間を測長カウンターで補完した。各ラインに設
置されている測長カウンターの誤差は、±0.5%以下
のため、本方式での長さ方向の誤差は、マーキング実施
ライン、及び検出側ラインの精度を考慮して、±0.5
mとなる。また、マーキングパターンは、8つの着磁、
無着磁ポイントにより256種類あり、初めの1つ及び
最後の1つについてはマーキングの認識用として常に着
磁とするため、合計10のポイントにより何番目のマー
クかを認識している。マーク位置は、板が蛇行しても検
出器で正確に検出可能なように、板のエッジとした。検
出器は、エッジ位置を検出して追従できる構造のものと
する。
【0009】図1が着磁を実施したコイルを巻き戻した
図である。なお、この図における先端2、尾端3は、検
出するラインにおける状態を示している。前の工程での
マーキングで、先端をカットしてから測長を開始するた
め、本工程に入るコイルには、尾端からの距離がマーキ
ングされていることとなる。図2にマークの拡大図を示
す。実施例では、着磁時のはじめのポイントを50mピ
ッチの基準線に合うようにしているため、検出時には着
磁時の最後のポイントが基準線に合っていることにな
る。
【0010】また、着磁時の通板速度によってポイント
の間隔が変化しマークの長さが変わることを防止するた
め、着磁装置には通板速度に応じてポイントを打つ速度
が変えられるようにしており、鋼板には常に一定間隔の
ポイントが並ぶようにした。なお、マークについては必
ずしもコイル全長にわたって行う必要はなく、その用途
に応じて必要なところにだけマークしても良い。例え
ば、作業変更点や尾端の自動減速にのみ使用する場合は
その前後数百mだけマークを行えば良い。
【0011】
【発明の効果】このようにしてマークした長手方向位置
の検出は、従来に較べ精度が大幅に向上しているため、
作業変更点の表示や疵検査時の疵位置表示に使うことが
できる。作業変更点については、従来の1箇所のパンチ
穴による方法と異なり、作業変更点までの位置を正確に
求めることができるため、作業変更点で減速停止してセ
ット替えをする場合などでは、減速停止タイミングの精
度を上げられ、低速での走行時間が短縮され、結果的に
切り替え時間の短縮が図れる。これは、ライン入側にお
けるコイル尾端の自動減速についても同様である。
【0012】また、検査ラインでは、疵などの不良部を
長さ位置で記録しておけば、長手方向の精度が極めて正
確なため、次工程での検査要員の省力化に役立つ。な
お、本方式の場合、マークを実施した後に先端、尾端の
カットを行っても、従来のようなコイル先端または尾端
からの相対位置でなく絶対位置がコイル上に記録されて
いるため、記録した位置が変わることなく使用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の長手方向位置マーキング
コイルの展開図である。
【図2】マーク部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 先端 3 尾端 4 マーク 5 ポイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白神 睦雄 富津市新富20−1 新日本製鐵株式会社技 術開発本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルの長手方向位置を認識できるマー
    クを有することを特徴とする長手方向位置マーキング鋼
    帯コイル。
  2. 【請求項2】 マークがコイルの長手方向の絶対位置情
    報を有することを特徴とする請求項1記載の長手方向位
    置マーキング鋼帯コイル。
  3. 【請求項3】 磁力によるマークであることを特徴とす
    る請求項1または2記載の長手方向位置マーキング鋼帯
    コイル。
  4. 【請求項4】 速乾性インクによるマークであることを
    特徴とする請求項1または2記載の長手方向位置マーキ
    ング鋼帯コイル。
JP5171909A 1993-07-12 1993-07-12 長手方向位置マーキング鋼帯コイル Withdrawn JPH0724528A (ja)

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JP5171909A JPH0724528A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 長手方向位置マーキング鋼帯コイル

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JP5171909A JPH0724528A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 長手方向位置マーキング鋼帯コイル

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JPH0724528A true JPH0724528A (ja) 1995-01-27

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ID=15932081

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JP5171909A Withdrawn JPH0724528A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 長手方向位置マーキング鋼帯コイル

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532930A (ja) * 2004-04-19 2007-11-15 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 材料のウェブ上の欠陥の自動マーキング用装置および方法
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JP2021518272A (ja) * 2018-03-22 2021-08-02 オーストリア メタル ゲー・エム・ベー・ハーAustria Metall GmbH 巻回された金属ストリップからなる、目印を有しているコイルならびに当該目印の使用

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