JPH07243441A - ころがり軸受の支持装置及びその製造方法並びに回転装置 - Google Patents

ころがり軸受の支持装置及びその製造方法並びに回転装置

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JPH07243441A
JPH07243441A JP6036962A JP3696294A JPH07243441A JP H07243441 A JPH07243441 A JP H07243441A JP 6036962 A JP6036962 A JP 6036962A JP 3696294 A JP3696294 A JP 3696294A JP H07243441 A JPH07243441 A JP H07243441A
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JP
Japan
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outer ring
rolling bearing
thin plate
holding member
displacement
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Application number
JP6036962A
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English (en)
Inventor
Isamu Inoue
勇 井上
Yoshiaki Igarashi
祥晃 五十嵐
Shigeru Sato
繁 佐藤
Kazunari Narasaki
和成 楢崎
Sadahiro Matsuura
貞裕 松浦
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2322/00Apparatus used in shaping articles
    • F16C2322/39General build up of machine tools, e.g. spindles, slides, actuators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2380/00Electrical apparatus
    • F16C2380/26Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators

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  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 玉軸受12の外輪12ー3を半径方向に遊び
なく保持する外輪保持部15と、フレーム20に脱着自
在に取付られた固定部16と、固定部16に外周が取り
付けられ、外輪保持部15に内周が取り付けられた少な
くとも1枚の薄板部17を備え、薄板部17を、玉軸受
12の軸方向に自由状態から撓ませて発生させた推力に
よって予圧すると共に、軸方向には薄板部17の撓みに
よって移動自在に支持し、半径方向には薄板部17によ
り剛に支持する。 【効果】 玉軸受に、半径方向に遊びの無い状態で予圧
を与えられ、従来の転がり軸受の外輪とハウジング穴の
間隙が原因の回転時の振動を著しく低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はころがり軸受の支持装置
並びにその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原動機の高出力化、工作機械の高
速化の要求に伴い、それらに使用される軸受の高速化が
求められている。
【0003】軸を高速で回転させるときの重要な課題の
一つは、軸に発生する振動の対策である。ころがり軸受
においては、軸受すきまの1/2を偏心量として軸が回
転する。このように回転すると式(1)で表わされる加
振力が発生する。
【0004】 Fv=mεω2 ・・・ 式(1) ここで、Fv:加振力、m:回転体質量、ε:軸の偏心
量、ω:回転数である。
【0005】この加振力は回転数の自乗に比例するの
で、高速になるほど振動を如何に制御するかが大きな課
題となる。
【0006】この軸受すきまを等価的に無くするため
に、軸受に予圧が与えられる。従来の代表的な予圧の与
え方を、図25、図26、図27を参照しながら説明す
る。
【0007】なお、この従来の考え方は、例えばNSK
やNTN等の軸受メーカが発行する軸受けのカタログに
おいて記載されている。
【0008】図25は、ころがり軸受の1種である深溝
玉軸受1が自由状態にある時の状態を示し、1ー1は内
輪、1ー2は玉、1ー3は外輪、C1は軸受すきまであ
る。図26はこの玉軸受1に予圧を与える従来の方法を
示し、2はコイルバネ、3はブラケット、4は軸であ
る。
【0009】この従来方法によれば、図27に示すよう
にコイルバネ2の撓みによる反発力によって、玉軸受1
の外輪1ー3が、矢印Aで示す軸方向に押されて破線で
示す位置までSだけ変位し、玉1ー2が外輪1ー3と内
輪1ー1の間にすきま無く保持されることにより、等価
的に玉軸受1内においてはすきまが0となる。
【0010】軸4が回転すると、玉軸受1は自己のころ
がり摩擦によって発熱し、内輪1ー1、玉1ー2、外輪
1ー3共に熱膨張する。
【0011】通常、外輪1ー3の放熱が大きいので、外
輪1ー3の温度は内輪1ー1や玉1ー2の温度よりも低
い。その3者の熱膨張の差によってすきまC1が小さく
なると、変位量SはΔSだけ小さくなって、その結果、
コイルバネ2は、矢印Aとは逆方向に押戻されるが、コ
イルバネ2の撓み量に比較してΔSは十分小さいので、
コイルバネ2による予圧力はほぼ一定に保持される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記予
圧一定保持作用が良好に働くためには、図26に示すよ
うに外輪1ー3とブラケット3の穴3ー1にすきまC2
があって、外輪1ー3が穴3ー1を軸方向に自由に滑動
できる必要がある。
【0013】ところが、このすきまC2は、C1と同様
にこの1/2が偏心量εとして作用するので、軸に加振
力が発生する。
【0014】この加振力を小さくするために、すきまC
2を小さくすると、次のような問題が生じる。つまり、
前述したように発熱等によって外輪1ー3が膨張する
が、すきまC2を小さく設定していると、外輪の膨張に
よってすきまC2が0となり、外輪1ー3が穴3ー1内
を自由に滑動できなくなる。
【0015】そうすると、前述した予圧力を一定に保持
する機構が働かず、予圧力は大きくなるので、ころがり
摩擦がより大きくなり、ますます発熱が大きくなって、
軸受けは、ついには焼き付きに至る。
【0016】従って従来は、このような焼き付きを避け
るために、外輪1ー3が熱膨張した時でも外輪1ー3が
穴3ー1を軸方向に自由に滑動できるように、十分な量
のすきまC2を設ける必要があり、このすきまに基づき
発生する軸の振動を避けることができなかった。
【0017】さらに、運転初期においては、運転開始
後、十分な時間が経過した状態に比較すると、玉軸受1
の温度は相対的に低く外輪1ー3は熱膨張していないの
で、すきまC2はより大きな状態にある。従って運転初
期においては、より激しい振動を発生するという問題点
を有していた。
【0018】本発明は上記問題点に鑑み、ころがり軸受
が運転初期の冷えた状態にあっても、運転中の暖まった
状態にあっても、すきまC2を必要とすることなくほぼ
一定の予圧力を与えることができるころがり軸受の支持
装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの請求項1記載の本発明のころがり軸受の支持装置
は、ころがり軸受の外輪をその半径方向に遊びなく保持
する外輪保持部材と、機体に脱着自在に取付られた固定
部材と、前記固定部材に外周が取り付けられ、前記外輪
保持部材に内周が取り付けられた少なくとも1枚の薄板
とからなり、その薄板の内周を前記ころがり軸受の軸方
向に自由状態から撓ませて推力を発生させ、その推力に
よって前記ころがり軸受に予圧を与えるとともに、前記
ころがり軸受を、その軸方向には前記薄板の撓みによっ
て移動自在に支持し、半径方向には前記薄板の外周から
の張力により剛に支持するものである。
【0020】請求項2記載の本発明のころがり軸受の支
持装置は、ころがり軸受の外輪をその半径方向に遊びな
く保持する外輪保持部材と、機体に脱着自在に取付られ
た固定部材と、前記固定部材に外周が取り付けられ、前
記外輪保持部材に内周が取り付けられた少なくとも1枚
の薄板と、前記外輪の軸方向に推力を加えて前記ころが
り軸受に予圧を与える予圧手段とからなり、前記ころが
り軸受を、その軸方向には前記薄板の撓みによって移動
自在に支持し、半径方向には前記薄板の外周からの張力
により剛に支持するものである。
【0021】請求項6記載の本発明のころがり軸受の支
持装置は、ころがり軸受の外輪をその半径方向に遊びな
く保持する外輪保持部材と、機体に脱着自在に取付られ
た固定部材と、前記固定部材に外周が取り付けられ、前
記外輪保持部材に内周が取り付けられた少なくとも1枚
の薄板と、前記外輪の軸方向に推力を加えて前記ころが
り軸受に予圧を与える予圧手段と、前記軸の軸方向の変
位を検出する変位検出手段と、その変位検出手段からの
変位信号を受けてその変位を打ち消すように前記軸方向
に加える推力を調整するよう前記予圧手段を指令する予
圧制御手段とを備えたものである。
【0022】請求項7記載の本発明のころがり軸受の支
持装置は、ころがり軸受の外輪をその半径方向に遊びな
く保持する外輪保持部材と、機体に脱着自在に取付られ
た固定部材と、前記固定部材に外周が取り付けられ、前
記外輪保持部材に内周が取り付けられた少なくとも1枚
の薄板と、前記外輪の軸方向に推力を加えて前記ころが
り軸受に予圧を与える予圧手段と、前記外輪保持部材に
半径方向に力を加えるラジアル力付加手段と、前記軸の
半径方向の変位を検出する変位検出手段と、その変位検
出手段からの変位信号を受けてその変位を打ち消すよう
に前記半径方向に加える力を調整するよう前記ラジアル
力付加手段を指令するラジアル力制御手段とを備えたも
のである。
【0023】請求項8記載の本発明のころがり軸受の支
持装置の製造方法は、機体に対して軸を回転自在に支持
するころがり軸受の支持装置を、少なくともころがり軸
受の外輪をその半径方向に遊びなく保持する外輪保持部
材と、機体に脱着自在に取付られた固定部材と、前記固
定部材に外周が取り付けられ、前記外輪保持部材に内周
が取り付けられた少なくとも1枚の薄板とから構成する
に際し、あらかじめ前記薄板の内周を前記外輪保持部材
に取り付けておき、その薄板と外輪保持部材を前記固定
部材よりも高温に加熱した状態で前記薄板の外周を前記
固定部材に取付けるものである。
【0024】
【作用】請求項1及び請求項2記載の本発明は上記した
構成によって、ころがり軸受にその半径方向に遊びの無
い状態で予圧を与えることができるので、従来必要とさ
れていたころがり軸受の外輪とハウジング穴のすきまを
原因とする回転時の振動を著しく低減することができ
る。
【0025】請求項6記載の本発明は上記した構成によ
って、請求項2記載の発明と同様に回転時の振動を著し
く低減できる事に加えて軸受の軸方向剛性を上げること
ができるので工作機械用として優れたスピンドルを構成
することができる。
【0026】請求項7記載の本発明は上記した構成によ
って、請求項2記載の発明と同様に回転時の振動を著し
く低減できる事に加えて軸受の半径方向剛性を上げるこ
とができるので工作機械用として優れたスピンドルを構
成することができる。
【0027】請求項8記載の本発明は上記した方法によ
って、薄板にその半径方向に張力を付与することができ
るので、半径方向の支持剛性の高い支持装置を製造する
ことができる。
【0028】
【実施例】以下本発明を電動機軸受に適用した実施例を
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施
例を示す断面図である。50は電動機で、11は負荷側
深溝玉軸受、11ー2は軸受11の転動体である玉、1
2は反負荷側深溝玉軸受、12ー2は玉軸受11の転動
体である玉、30は中央部に回転子31が設けられ玉軸
受11、12に回転自在に支持された軸である。
【0029】20はフレームで、内周には巻線21が設
けられた固定子22が焼バメ、溶接、接着等の方法で固
定されている。
【0030】玉軸受11の内輪11ー1は、軸30に圧
入あるいは接着固定され、外輪11ー3は、剛性の高い
負荷側ブラケット13の内周穴13ー1に圧入あるいは
接着固定されている。負荷側ブラケット13の外周イン
ロウ部13ー2は、フレーム20の内周に圧入固定され
ている。
【0031】14は反負荷側ブラケットであり、内周に
外輪保持部15が形成され、外周にフレーム20への固
定部16が形成され、中央部に薄板部17が形成されて
いる。
【0032】玉軸受12の内輪12ー1は、軸30に圧
入あるいは接着固定され、外輪12ー3は反負荷側ブラ
ケット14の内周穴15ー1に圧入あるいは接着固定さ
れている。
【0033】23はフレーム20の両端から負荷側ブラ
ケット13と反負荷側ブラケット14を締め付けて、そ
れら3者を組み立てる4本のボルト、28はそのナット
である。組み立ては例えば次の順序で行なうことができ
る。 (1)[軸30ー負荷側ブラケット13ーフレーム2
0]組み立て 予め回転子31が設けられた軸30に負荷側玉軸受11
取付→負荷側玉軸受11に負荷側ブラケット13取付→
負荷側ブラケット13をフレーム20に取付 (2)[反負荷側ブラケット14]組み立て 反負荷側ブラケット14に反負荷側玉軸受12取付 (3)総合組み立て 軸30に反負荷側玉軸受12を反負荷側ブラケット14
ごと取付→フレーム20の内周に反負荷側ブラケット1
4の固定部16のインロウ部16ー1を圧入してフレー
ム20に反負荷側ブラケット14取付→ボルト23にナ
ット28を締め込む 反負荷側ブラケット14の薄板部17は、自由状態では
図2に示すように平面であり、組み立てられた状態では
図1のように容易に円錐状に撓む。図1においては、図
2に示す所定量Dだけ撓むように、軸30やフレーム2
0等の寸法関係を設定してあるので、この撓み量Dに対
応して発生する所定の弾性力Fpが、軸受12、軸受1
1のそれぞれ外輪、内輪に予圧力Fpとして作用し、両
玉軸受11、12共に軸受すきまは0となる。
【0034】ここで、図1に示すように反負荷側玉軸受
12の内輪12ー1に矢印方向の力Fgが作用した場
合、この力Fgは、図2のB方向矢視図である図3に示
すように主として薄板部17のハッチング部分17ー1
に生じる張力で受けることになる。薄板部17は図1の
軸方向の力に対する剛性は低いが、軸と直交方向の張力
に対する剛性は高いので、軸30の径方向の力は高い剛
性で受けることができる。従って反負荷側ブラケット1
4に薄板部17が形成されていても、軸の半径方向負荷
能力に殆ど影響はない。
【0035】次にメンテナンス等のために、電動機50
から反負荷側ブラケット14を分離するための構造及び
分離方法について説明する。
【0036】図3において16ー2はネジ穴で、反負荷
側ブラケット14の外周部16に3箇所設けられてい
る。15ー2は切り欠きで、外輪保持部15に3箇所設
けられ、15ー3は突起で3箇所同様に設けられてい
る。
【0037】図4は分解方法を示す図で、38は固定部
抜きボルト、40は外輪抜き工具で内側円板41には外
輪押爪41ー1が3箇所形成されている。外側円板42
には引掛爪42ー1が3箇所形成されており、中央部に
はネジ穴42ー2が形成されている。43は外輪抜きボ
ルトである。
【0038】次に分解方法を説明する。図1のボルト2
3を外した後、図4において、ネジ穴16ー2に固定部
抜きボルト38をねじ込み、その先端38ー1を固定子
22に当て、さらにねじ込むと固定部16のインロウ部
16ー1はフレーム20から抜ける。
【0039】一方、外輪抜き工具40の内側円板41の
外輪押し爪41ー1を、図1、図3の切り欠き15ー2
に差し込んで外輪12ー3に当て、外側円板42の引掛
爪42ー1を突起15ー3に引掛け、外輪抜きボルト4
3をネジ穴42ー2にねじ込み、その先43ー1を内側
円板41に当て、さらにねじ込むと外輪保持部15は外
輪12ー3から抜け、反負荷側ブラケット14は電動機
50から分離される。
【0040】以上の構成によれば、薄板部17の内周部
を玉軸受12の軸方向に自由状態から撓ませて推力を発
生させ、その推力によって玉軸受12に予圧を与えると
ともに、玉軸受12を、その軸方向には薄板部17の撓
みによって移動自在に支持し、半径方向には薄板部17
の外周部からの張力により剛に支持することにより玉軸
受12にその半径方向に遊びの無い状態で予圧を与える
ことができる。
【0041】従って、従来必要とされていた図26のC
2すきまを必要とすることなく安定して予圧を与えるこ
とができるので、C2すきまを原因とする回転時の振動
を著しく低減することができる。
【0042】以上において、電動機50の運転中に薄板
部17から振動音が発生する場合は、図5に示すように
ゴム等の材質で形成された防振材18を張り付けてその
振動音の発生を防止することができる。
【0043】また、電動機50の運転時に発生する熱に
よって、電動機50の内部温度上昇が無視できない場合
は、図6に示すように前述のFgに対する剛性を許容値
以下に低下させない程度に薄板部17に通風穴17ー2
を設けてもよい。
【0044】また、図1において負荷側ブラケット1
3、反負荷側ブラケット14共に外周インロウ部13ー
2、16ー1は、フレーム20の内周に圧入固定とした
が、4本のボルト23の合計締め付け力をQ、各々の接
合面20ー1、20ー2の摩擦係数をμとすると、Qμ
>Fgであれば負荷側ブラケット13、反負荷側ブラケ
ット14共に力Fgが作用してもフレーム20に対して
径方向に滑ることはないのでインロウ部13ー2、16
ー1とフレーム20の内周とはすきまばめでもよい。
【0045】以上の第1実施例において、図2の薄板部
17の厚みをtとすると、Fpと撓み量Dとの間には、 Fp=k・t3・D ・・・ 式(2) なる関係がある。ここで、kは比例定数である。
【0046】一方、Fgに対する所要の剛性を得るため
の薄板部17の厚みtを決定し、そのtと所要のFpか
ら式(2)により求められるDが小さくなりすぎると、
Fpのバラツキを許容範囲内に管理するためのDのバラ
ツキ管理幅は著しく狭くなり製作が困難になる場合があ
る。
【0047】そのような場合の対策法を図1と同一機能
要素は同一番号にて図7を用いて説明する。図7におい
て、24、34はそれぞれ第1、第2反負荷側ブラケッ
トで、ボルト45あるいは溶接にて各々の内周部25、
35が結合されており、それぞれの薄板部27、37の
厚みはいずれもt/2である。
【0048】このようにすることにより、ブラケット1
枚当り Fp=k・(t/2)3・D ・・・ 式(3) となり、第1、第2反負荷側ブラケット合計して Fp=k・(t/2)3・D×2 ・・・ 式(4) となる。
【0049】式を整理すると Fp=k・t3・D/4 ・・・ 式(5) となる。
【0050】式(2)と式(5)を比較すると、薄板部
の厚みtのブラケットを1枚用いるよりも薄板部の厚み
t/2のブラケットを2枚用いると、Fgに対する剛性
は同一で同じFpを得るための撓みを4倍とすることが
でき、Dのバラツキ許容幅が大きくなり製作が容易とな
る。
【0051】更に撓みを大きくしたい場合は厚みt/n
のブラケットをn枚(n=3、4、5・・・・・)用い
ればよい。
【0052】次に本発明の第2実施例を図8に基づい
て、図1と同一機能要素は同一番号を付して説明する。
【0053】図8において、64は反負荷側ブラケット
で、図1の反負荷側ブラケット14と同様に、内周に外
輪保持部65が形成され、外周にフレーム20への固定
部66が形成され、中央部に薄板部67が形成されてい
るが、反負荷側ブラケット14のように薄板部67は撓
んで取り付けられていないので、その薄板部67自身で
予圧力Fpは発生しない。
【0054】74は予圧付与ブラケットで、中央の凹部
74ー1により予圧バネ75を保持し、外輪保持部材6
5との間にわずかなギャップGが設けられている。
【0055】外輪保持部65は反負荷側ブラケット14
の場合と同様に薄板部67に軸方向には柔に、軸と直角
方向には剛に支持されているので、予圧バネ75の推力
は玉軸受12に予圧力として作用し、第1実施例と同様
に回転時の振動を著しく低減することができる。
【0056】本実施例においては、例えば電動機51の
輸送中に、軸30に矢印E方向の大きな衝撃力が働い
て、外輪保持部65がギヤップGの寸法だけ動いて予圧
付与ブラケット74に当接すれば、それ以上変位するこ
とは阻止され、薄板部67に過大な力がかかることによ
る反負荷側ブラケット64の変形等のトラブルを防止す
ることができるという利点がある。
【0057】尚、軸30に前述のような衝撃力が働いた
とき、図9に示すように変位した軸30が直接当たる軸
当接突起74ー2を予圧付与ブラケット74に形成して
おけば、玉軸受12に衝撃力がかからないという利点が
ある。
【0058】また、図9、10に示すように軸当接突起
74ー2にY字状の溝74ー3を設け、その溝74ー3
に予圧バネ押し部材76の中央部に形成したY字状のア
ーム76ー1をはめ込み、その予圧バネ押し部材76の
外周部に形成した鍔部76ー2で予圧バネ75を押し、
軸当接突起74ー2の中央部に設けたネジ穴74ー4に
予圧調整ボルト77をねじ込み、その先端77ー1を予
圧バネ押し部材76のY字状のアーム76ー1の中央部
に当ててそのねじ込み量を調整すれば予圧量を外部から
調整することが可能となる。78は調整後締めておくロ
ックナットである。このようししておけば回転数等の運
転条件に応じて最適に予圧調整できるという利点があ
る。
【0059】また、図示しないが予圧調整ボルト77を
駆動する調整用電動機等を設ければ遠隔予圧調整が可能
となる。
【0060】以上の第2実施例においても、図7と同様
に薄板部67を厚みの薄い2枚の薄板、あるいはさらに
多数の薄板で構成してもよい。
【0061】次に本発明の第3実施例を断面図11に基
づいて、図1と同一機能要素は同一番号を付して説明す
る。
【0062】図11において、84は反負荷側ブラケッ
トで、図1の反負荷側ブラケット14と異なる点は、反
負荷側ブラケット84は一体構成ではなく、外輪保持部
材85と薄板87と固定部材86から組み立てられてい
ることにある。
【0063】外輪保持部材85と薄板87とは、その部
分斜視図である図12に示すように、例えば溶接にて溶
融接合位置85ー1、85ー2にて接合されている。接
合強度に応じて溶融位置、溶融長さが選択される。
【0064】このような薄板の溶接には例えばレーザ溶
接が適している。固定部材86と薄板87とは、その部
分斜視図である図13に示すように、例えば固定部材8
6に形成した円形突起86ー1に薄板87に設けた穴8
7ー1をはめ込み、溶接にて接合強度に応じて溶融接合
位置86ー2、86ー3、86ー4が単独にあるいは組
み合わせて接合される。溶接の信頼性が高ければ円形突
起86ー1は不要である。
【0065】本構成において、電動機52から反負荷側
ブラケット84を分離するための構造及び方法について
図14を用い、図4と同一機能要素は同一番号を付して
説明する。
【0066】図4との相違は、外輪保持部85に突起1
5ー3の代わりにネジ穴85ー3が設けられており、外
側円板47には引掛爪42ー1の代わりにボルト88の
貫通穴47ー1が3箇所形成されていることにある。
【0067】従って、引掛爪42ー3を突起15ー3に
掛ける代わりに、ボルト88をネジ穴85ー3にねじ込
めば前述したと同様の手順で反負荷側ブラケット84は
電動機52から分離できる。
【0068】上記において、外輪保持部材85と薄板8
7と固定部材86の接合は、溶接接合にて説明したが、
図15、16に示すように加圧部80、溶融接合部81
で示すスポット溶接、あるいはボルト82、座金83に
よる接合であってもよい。
【0069】以上の構成によれば、外輪保持部材85と
薄板87と固定部材86の各々を用途に適合した材質で
構成することができ、例えば力のかかる薄板87を弾性
限度の高い、例えばバネ用材料で構成し、外輪保持部材
85と固定部材86は加工容易な構造用鋼、アルミ合金
等で構成することができる。
【0070】また、薄板87の半径方向に張力を与えた
状態で反負荷側ブラケット84を組み立てると次のよう
な利点がある。図17(a)は、その反負荷側ブラケッ
ト84を簡略化した断面図で、固定部材86を固定して
おいて外輪保持部材85にFgの力を加えたときの外輪
保持部材85の、薄板87の伸びを主とする変位をxと
する。
【0071】図17(b)は薄板87に張力を与えずに
反負荷側ブラケット84を組み立てて力Fgを加えたと
きの変位xと薄板87に生じる張力の関係を示す図であ
る。線U1は薄板87の上側に生じる張力で、線L1は
薄板87の下側に生じる張力である。87は薄板である
から圧縮に対しては座屈を生じて抵抗力をほとんど発生
しないので発生する力は張力のみとしてある。
【0072】図17(c)は、薄板87に張力Ftを与
えて反負荷側ブラケット84を組み立てて変位xを生じ
させるに必要な力Fwの関係を示す図であり、線U2は
薄板87の上側に生じる張力で、線L2は薄板87の下
側に生じる張力である。
【0073】線U1とU2の傾き、線L1とL2の傾き
は各々同一であるからx変位した時、薄板87の上側に
生じる張力はFu、下側に生じる張力はFlとなる。
【0074】従って、x変位させるに必要な力Fwは、
Ft>Fgとしておけば式(6)に示すように Fw=FuーFl=2Fg ・・・ 式(6) となり、同一変位させるに必要な力は薄板87に張力を
与えない場合の2倍となり、剛性は2倍に向上する。
【0075】また、Ft>Fgの条件においては、薄板
87には常に張力が作用していることになるので振動し
にくいという利点がある。
【0076】次に前記の様に張力を与えて反負荷側ブラ
ケット84を製造する方法の1例を本発明の第4実施例
として断面図18(a)〜図18(d)に基づいて、図
17(a)と同一構成要素は同一番号を付して説明す
る。
【0077】図18(a)に示すように、外輪保持部材
85と薄板87を例えば常温にてスポット溶接する。8
9はその溶融接合部である。この状態における薄板87
の内径をd1、外径をD1とする。
【0078】次に図18(b)に示すように、外輪保持
部材85と薄板87を加熱して膨張させる。
【0079】次に図18(c)に示すように、外輪保持
部材85と薄板87よりも低温に保った輪帯形状の固定
部材86と薄板87を例えばスポット溶接する。90は
その溶融接合部である。
【0080】そうして3者を図18(d)に示すように
常温に冷却したときの、薄板87の内径をd2、外径を
D2とすると、固定部材86は薄板87が縮むことを妨
げるので次式の関係となる。
【0081】 D2>D1、d2>d1、D2−d2>D1−d1 ・・・ 式(7) 従って、薄板87は半径方向に伸ばされ、張力が与えら
れる。スポット溶接だけでは接合強度が不十分である場
合は、図12、13、15、16に示す溶接、ボルト止
めを併用して前記3者を組み立ててもよい。
【0082】更に強く張力を与えたい場合は、外輪保持
部材85を加熱した状態で常温の薄板87とスポット溶
接すればよい。そうすれば外輪保持部材85が常温に戻
った時、薄板87を内周側へ引っ張る力が加わるので前
記方法よりも一層強い張力を与えることができる。
【0083】以上の方法によれば、前記したように剛性
が高く、振動しにくいという特長を有する反負荷側ブラ
ケット84を容易に製造することができる。
【0084】以上において、転がり軸受は深溝玉軸受で
説明したが、これに限るものではなく、アンギュラ玉軸
受、円すいころ軸受等のラジアル荷重とスラスト荷重の
両方受けられる転がり軸受であれば適用可能である。
【0085】工作機械のスピンドルのように剛性の必要
な箇所には転がり軸受が複数個組み合わせて使用され
る。その一例として、図19にアンギュラ玉軸受を2個
並列組合せ、それらを2組背面組合せで合計4個配置し
たスピンドルユニットの例を第5実施例として示す。
【0086】スピンドルユニット150は、回転子15
2、固定子153、巻線154からなる電動機151を
内蔵し、その軸130には工具取付のためのテーパ穴1
31と、工具脱着のための貫通穴132が設けられてい
る。
【0087】110、111は並列組合せされた負荷側
アンギュラ玉軸受で、112、113も同じく並列組合
せされた反負荷側アンギュラ玉軸受であり、それら負荷
側と反負荷側の軸受は背面組合せで配列されている。1
20はフレームであり、図示しないが必要に応じて固定
子153を冷却するための冷媒通路を設けることができ
る。
【0088】負荷側玉軸受110、111の内輪は軸1
30に圧入されるとともにカラー133、ナット134
により固定され、その外輪はスリーブ141に圧入固定
されている。140は剛性の高い負荷側ブラケットでボ
ルト145によりフレーム120に固定されている。
【0089】負荷側ブラケット140には、スリーブ1
41が圧入されるとともにボルト142により固定さ
れ、またカバー143がボルト144により固定されて
いる。
【0090】反負荷側玉軸受112、113の内輪はス
リーブ135に圧入されるとともに、レンチ穴136ー
1付ナット136により固定され、そのスリーブ135
は軸130に圧入されるとともにレンチ穴137ー1付
ナット137により固定されている。
【0091】メンテナンス等によりスリーブ135を軸
130から外すときは、ナット137を外した後、ナッ
ト136を外してそのナット136のかわりに図示しな
いが、引き抜き工具をねじ込んで引き抜けばよい。
【0092】164は反負荷側ブラケットで、外輪保持
部材165と2枚の薄板166、167と固定部材16
8が前記したように互いに溶接等により固定されて構成
されている。
【0093】玉軸受112、113の外輪112ー3、
113ー3は外輪保持部材165に圧入されるととも
に、スリーブ169とレンチ穴170ー1付ナット17
0により固定されている。
【0094】180は予圧ブラケットで、ボルト181
により固定部材168と共にフレーム120に固定され
ている。182は環状の油圧シリンダで、予圧ブラケッ
ト180に一体形成され、0リング183、184が内
側壁面と外側壁面に各々設けられ、予圧バネ185を内
側に有する環状のピストン186を内蔵している。18
2ー1はオイル供給穴である。
【0095】190は端面板で、油圧シリンダ182の
端面とギャップG隔ててスリーブ169にボルト191
により固定されており、図8と同様に衝撃に対する保護
作用を有している。
【0096】オイル供給穴182ー1から図示しないが
オイルポンプ等によりオイルを油圧シリンダ182に供
給すると、ピストン186は端面板190、スリーブ1
69、外輪保持部材165とを介して玉軸受112、1
13の外輪112ー3、113ー3を矢印J方向に押
し、予圧バネ185の力とオイルの圧力に応じた予圧を
軸受に作用させることができる。
【0097】以上の構造において、回転数が上がるにつ
れて予圧を小さくするようオイル圧力を調整する手段を
設ければ、低回転数では軸受剛性を高く、高回転数では
温度上昇を抑制して運転する事が可能となり、工作機械
用として優れたスピンドルを構成することができる。
【0098】更に軸受の振動、玉軸受の温度等を検出す
るセンサを設け、それらが過不足なく小さくなるよう予
圧を制御すればより優れた軸受システムを構成すること
が出来る。
【0099】図19のスピンドルを発展せしめて軸方向
の剛性を実質的に無限大とし、例えばカップ型砥石を用
いた研削用スピンドルとして有用な例を第6実施例とし
て、図19と同一機能要素は同一番号にて図20、図2
1を用いて説明する。
【0100】図20において、200は縦型研削盤で、
ベッド201とコラム202からフレームが構成されて
いる。
【0101】そのベッド201にはワーク203を載置
する公知のXYテーブル204が設けられ、コラム20
2には例えば図示しないが電動機とボールネジ等で矢印
Zで示す上下方向に駆動される移動台205が設けら
れ、その移動台205には、カップ型砥石156を取り
付けたスピンドル155が設けられている。
【0102】そのスピンドル155は図21に示すよう
に、スピンドル150の軸130の端部に軸端検出板1
38を取り付けたものである。
【0103】206は公知の変位検出器で、移動台20
5にアーム207を介して固定され、軸端検出板138
の軸方向変位を渦電流、静電容量、光等により検出す
る。
【0104】208は油圧装置で、予圧制御装置209
の指令を受けて所要の油圧を図21の油圧シリンダ18
2に供給し、その油圧に見合う予圧を軸受に作用させ
る。その予圧制御装置209は変位検出器206からの
変位信号を受けてその変位を打ち消すように前記予圧を
調整すべく油圧装置208に油圧値を指令する。
【0105】次に動作を説明する。スピンドル155に
内蔵されている図示しない電動機を起動してカップ砥石
156を回転せしめ、移動台205を下方に所定距離駆
動して、油圧Poにてワーク203を切り込むと、カッ
プ砥石156は上方向の抵抗力Frを受け、スピンドル
155の軸130は玉軸受110、111の玉と内外輪
の転動部の圧縮変形等によって上方向に変位し、軸端検
出板138も変位する。
【0106】そうすると変位検出器206はその変位を
検出し、予圧制御装置209は油圧装置208に予圧力
をFr下げるに見合う油圧をPoから下げるよう指令す
る。
【0107】そうすると油圧装置208と油圧シリンダ
182の動作により、抵抗力がかかった分だけ予圧が下
がるので軸受にかかる軸方向の力は変化しない事になる
ので軸130は変位しない。
【0108】従って、軸受の剛性は実質的に無限大に向
上したことになり、移動台205の移動距離に正確に対
応する高精度の加工が可能となる。
【0109】上記例においては、図19に示すように負
荷側と反負荷側の配列を背面組合せとしたが、正面組合
でもよい。この場合は、軸に上方向に抵抗力が働いた
時、下方向に予圧力を上げるように油圧シリンダ等の予
圧調整手段を動作させれば同様に軸受の剛性を向上させ
ることができる。
【0110】次に、半径方向剛性を向上させることがで
きるスピンドルの構成を第7実施例として、図22、2
3、24を用いて図19と同一構成要素は同一番号にて
説明する。図22はスピンドル250の右半分を示した
図で、図19、図21との相違点は次の3点である。
【0111】第1点は、軸130のテーパ穴131側で
ある負荷側に、2枚の薄板266、267と固定部材2
68と外輪保持部材265からなる負荷側ブラッケト2
64を配し、テーパ穴131と反対側である反負荷側に
は、図示しないが図19の剛性の高い負荷側ブラッケト
140に相当するブラケットを配していることにある。
【0112】従って、図19における予圧力を与えるた
めの油圧シリンダ182等は図が煩雑になるので図22
には示さないが、外輪保持部材265にK方向の予圧力
を与えるように設けられる。245は固定部材268を
フレーム120に固定するボルトである。
【0113】2点目の相違点は、図22、図23におい
て、外輪保持部材265に略120゜間隔で中心に向か
って、すなわちラジアル方向に力を加える油圧シリンダ
252ー1、252ー2、252ー3を固定部材268
に一体的に設けたことにある。
【0114】253ー1、254ー1、255ー1はそ
れぞれ油圧シリンダ252ー1のOリング、オイル供給
穴、戻しバネである。256ー1はピストンで、その先
端257ー1は外輪保持部材265に当接している。
【0115】3点目の相違点は、図22、図23におい
て、図21の変位検出器206と同様な変位検出器であ
って、軸130のラジアル方向の変位を検出する変位検
出器306ー1と306ー2を略直交させて設けたこと
にある。
【0116】この二つの検出器によりx方向とy方向の
各変位量が検出されるので、それらから合成変位を求め
ることができる。変位検出器306ー1と306ー2は
それぞれカバー243にボルト244ー1等により取付
けられ、そのカバー243は図示しないボルト等により
固定部材268に取付られている。
【0117】図23において、308ー1、308ー
2、308ー3はそれぞれ油圧装置で、ラジアル力制御
装置309の指令を受けて所要の油圧を油圧シリンダ2
52ー1、252ー2、252ー3に供給し、その油圧
に見合う力を外輪保持部材265に作用させる。それら
三つの油圧シリンダの力を合成することにより、任意の
方向と大きさの力を外輪保持部材265に作用させるこ
とができる。
【0118】ラジアル力制御装置309は変位検出器3
06ー1、306ー2からの軸130の変位信号を受け
てその変位を打ち消すように油圧装置308ー1、30
8ー2、308ー3それぞれに油圧値を指令する。
【0119】次に動作を説明する。スピンドル250の
テーパ穴131に破線で示す平形砥石356を取付け、
内蔵されている電動機151をを起動して図示しないワ
ークを切り込むと、研削抵抗力が発生し、玉軸受11
0、111の玉と内外輪の転動部の圧縮変形、薄板26
6、267の半径方向の伸びによる変形等によって、図
24に示すように軸130が矢印Nで示す量変位したと
する。
【0120】そうすると変位検出器306ー1、306
ー2はその変位を検出し、ラジアル力制御装置309
は、その変位量Nを打ち消すに必要な力RをNと反対方
向に発生させるために油圧装置308ー1に力R1、3
08ー3に力R3を発生させるに見合う油圧を発生させ
るよう指令する。
【0121】そうすると油圧装置308ー1と308ー
3、油圧シリンダ252ー1、252ー3の動作によ
り、変位Nは修正され、結果として軸130は変位しな
いことになる。従って、軸受の剛性は実質的に無限大に
向上したことになり、砥石の切込みに正確に対応する高
精度の加工が可能となる。
【0122】この実施例において、軸方向にも負荷が作
用する場合は、第6の実施例のように軸方向変位を制御
すればラジアル方向、軸方向共に剛性の大なるスピンド
ルを構成することができる。
【0123】以上全ての実施例において、予圧バネはコ
イルバネで説明したが、これに限るものではなく、皿バ
ネ、波形バネ等他の形式のものであってもよい。
【0124】また、スピンドルは必ずしも電動機内蔵で
ある必要はなく、外部からカップリング、ベルト等で駆
動するものであってもよい。
【0125】以上において、軸受の潤滑についての説明
は省略したが、使用条件に応じてグリース潤滑、オイル
エア潤滑、ジェット潤滑等を選択すればよい。
【0126】
【発明の効果】以上のように本発明の第1のころがり軸
受の支持装置は、ころがり軸受の外輪をその半径方向に
遊びなく保持する外輪保持部材と、機体に脱着自在に取
付られた固定部材と、前記固定部材に外周が取り付けら
れ、前記外輪保持部材に内周が取り付けられた少なくと
も1枚の薄板とから構成し、その薄板の内周を前記ころ
がり軸受の軸方向に自由状態から撓ませて推力を発生さ
せ、その推力によって前記ころがり軸受に予圧を与える
とともに、前記ころがり軸受を、その軸方向には前記薄
板の撓みによって移動自在に支持し、半径方向には前記
薄板の外周からの張力により剛に支持することにより、
前記ころがり軸受にその半径方向に遊びの無い状態で予
圧を与えることができるので、従来必要とされていた転
がり軸受の外輪とハウジング穴のすきまを原因とする回
転時の振動を著しく低減することができる。
【0127】また、本発明の第2のころがり軸受の支持
装置は、ころがり軸受の外輪をその半径方向に遊びなく
保持する外輪保持部材と、機体に脱着自在に取付られた
固定部材と、前記固定部材に外周が取り付けられ、前記
外輪保持部材に内周が取り付けられた少なくとも1枚の
薄板と、前記外輪の軸方向に推力を加えて前記ころがり
軸受に予圧を与える予圧手段とから構成し、前記ころが
り軸受を、その軸方向には前記薄板の撓みによって移動
自在に支持し、半径方向には前記薄板の外周からの張力
により剛に支持し、前記ころがり軸受にその半径方向に
遊びの無い状態で予圧を与えることができるので、従来
必要とされていた転がり軸受の外輪とハウジング穴のす
きまを原因とする回転時の振動を著しく低減することが
できる。
【0128】また、本発明の第3のころがり軸受の支持
装置は、ころがり軸受の外輪をその半径方向に遊びなく
保持する外輪保持部材と、機体に脱着自在に取付られた
固定部材と、前記固定部材に外周が取り付けられ、前記
外輪保持部材に内周が取り付けられた少なくとも1枚の
薄板と、前記外輪の軸方向に推力を加えて前記ころがり
軸受に予圧を与える予圧手段と、前記軸の軸方向の変位
を検出する変位検出手段と、その変位検出手段からの変
位信号を受けてその変位を打ち消すように前記軸方向に
加える推力を調整するよう前記予圧手段を指令する予圧
制御手段とから構成したことにより、回転時の振動を著
しく低減できる事に加えて軸受の軸方向剛性を上げるこ
とができるので工作機械用として優れたスピンドルを構
成することができる。
【0129】また、本発明の第4のころがり軸受の支持
装置は、ころがり軸受の外輪をその半径方向に遊びなく
保持する外輪保持部材と、機体に脱着自在に取付られた
固定部材と、前記固定部材に外周が取り付けられ、前記
外輪保持部材に内周が取り付けられた少なくとも1枚の
薄板と、前記外輪の軸方向に推力を加えて前記ころがり
軸受に予圧を与える予圧手段と、前記外輪保持部材に半
径方向に力を加えるラジアル力付加手段と、前記軸の半
径方向の変位を検出する変位検出手段と、その変位検出
手段からの変位信号を受けてその変位を打ち消すように
前記半径方向に加える力を調整するよう前記ラジアル力
付加手段を指令するラジアル力制御手段とから構成した
ことにより、回転時の振動を著しく低減できる事に加え
て軸受の半径方向剛性を上げることができるので工作機
械用として優れたスピンドルを構成することができる。
【0130】また、本発明のころがり軸受の支持装置の
製造方法は、機体に対して軸を回転自在に支持するころ
がり軸受の支持装置を、少なくともころがり軸受の外輪
をその半径方向に遊びなく保持する外輪保持部材と、機
体に脱着自在に取付られた固定部材と、前記固定部材に
外周が取り付けられ、前記外輪保持部材に内周が取り付
けられた少なくとも1枚の薄板とから構成するに際し、
あらかじめ前記薄板の内周を前記外輪保持部材に取り付
けておき、その薄板と外輪保持部材を前記固定部材より
も高温に加熱した状態で前記薄板の外周を前記固定部材
に取付けることにより、薄板にその半径方向に張力を付
与することができるので、半径方向の支持剛性の高い支
持装置を製造することができる。
【0131】以上の本発明によれば、半径方向に遊びの
無い状態で、しかも軸受温度上昇による熱膨張に対して
高い寛容度でころがり軸受の支持が可能となるので、軸
受が冷状態においても温状態においても高速回転におい
て極めて振動の小さい軸受支持装置を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す断面図
【図2】同実施例における反負荷側ブラケットの断面図
【図3】図2のB矢視図
【図4】同実施例の軸受け装置の分解方法の説明図
【図5】同実施例において使用可能な反負荷側ブラケッ
トの構造例を示す断面図
【図6】同実施例において使用可能な反負荷側ブラケッ
トの他の構造例を示す断面図
【図7】同実施例において使用可能な反負荷側ブラケッ
トの更に他の構造例を示す断面図
【図8】本発明の第2の実施例の構成を示す部分断面図
【図9】同実施例において採用可能な他の構造例を示す
断面図
【図10】図9のH−H’矢視断面図
【図11】同実施例において採用可能な、更に他の構造
例を示す断面図
【図12】図11の1部を部分断面で示す拡大斜視図
【図13】図11の他の1部を部分断面で示す拡大斜視
【図14】同実施例において採用可能な更に他の構造例
の分解方法の説明図
【図15】図13で示した部分の、その他の接合例を部
分断面で示す拡大斜視図
【図16】図12で示した部分の、その他の接合例を部
分断面で示す拡大斜視図
【図17】同実施例において、薄板部87に張力を与え
た場合の効果の説明図
【図18】同実施例において、薄板部87に張力を与え
るための方法の説明図
【図19】本発明の第5の実施例の構成を示す部分断面
【図20】本発明の第6の実施例の構成を示す側面図
【図21】同実施例の1部を拡大した部分断面図
【図22】本発明の第7の実施例の構成を示す部分断面
【図23】図22のM矢視図
【図24】同実施例の動作の説明図
【図25】従来例の説明のための深溝玉軸受の断面図
【図26】従来例の断面図
【図27】従来例の動作説明のための部分拡大断面図
【符号の説明】
12 玉軸受 110、111、112、113 アンギュラ玉軸受 12ー1 内輪 12ー3、112ー3、113ー3 外輪 15、65 外輪保持部 85、165、265 外輪保持部材 16、66 固定部 86、168、268 固定部材 17、67 薄板部 87、166、167、266、267 薄板 20、120 フレーム 30、130 軸 74、180 予圧付与ブラケット 75、185 予圧バネ 89、90 溶融接合部 138 端検出板 182、252ー1、252ー2、252ー3 油圧シ
リンダ 206、306ー1、306ー2 変位検出器 208、308ー1、308ー2、308ー3 油圧装
置 209 予圧制御装置 309 ラジアル力制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楢崎 和成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松浦 貞裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸を回転自在に支持するころがり軸受の支
    持装置であって、 前記支持装置によって支持される前記ころがり軸受け
    は、内輪と外輪と前記内輪と前記外輪との間に保持され
    た転動体を有し、前記内輪と外輪とを、保持される軸の
    軸方向に相対的に変位させる予圧を与えることにより、
    前記内輪と転動体及び前記転動体と前記外輪とが密着状
    態となされるころがり軸受けであり、 かかるころがり軸受けを支持するための前記支持装置
    は、 前記ころがり軸受の外輪をその半径方向に遊びなく保持
    する外輪保持部材と、 前記外輪保持部材の外側に配置された、前記支持装置を
    固定するための固定部材と、 前記固定部材と前記外輪保持部材とを連結し、かつ前記
    外輪保持部材と前記固定部とを前記軸方向へ相対的に変
    位させる弾性変形が可能な弾性連結部を有することを特
    徴とするころがり軸受の支持装置。
  2. 【請求項2】外輪保持部材に保持されるころがり軸受け
    に予圧を与えるために弾性連結部に弾性変位を発生させ
    る予圧手段を更に具備した請求項1記載のころがり軸受
    けの支持装置。
  3. 【請求項3】弾性変形部は、薄板部であることを特徴と
    する請求項1または2記載のころがり軸受けの支持装
    置。
  4. 【請求項4】薄板部は、予め内部に引っ張り応力が発生
    された薄板部であることを特徴とする請求項3記載のこ
    ろがり軸受けの支持装置。
  5. 【請求項5】外輪保持部材と固定部とが、支持する軸の
    軸方向に相対的に変位されており、この変位によって弾
    性連結部に生じた弾性力によって、外輪保持部材に保持
    されたころがり軸受けの外輪に、内輪に対する相対的な
    変位のための予圧が与えられることを特徴とする請求項
    1記載のころがり軸受けの支持装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載されたころがり軸受けの支
    持装置の製造方法であって、外輪保持部材と薄板部と固
    定部をそれぞれT1、T2、T3の温度に保持した状態
    で、前記外輪保持部材と前記薄板部及び前記薄板部と固
    定部を相互に固定連結し、その後、前記外輪保持部材と
    前記薄板部と前記固定部を常温に戻すことにより、前記
    薄板部に熱応力を発生させるものであって、 前記T1、T2、T3の温度は、前記外輪保持部材と前記
    薄板部と前記固定部を常温に戻した状態において、前記
    薄板部に引っ張り応力が発生する温度関係に設定されて
    いることを特徴とするころがり軸受けの支持装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】外輪保持部材に薄板部を接続し、次に、前
    記外輪保持部材と前記薄板部を固定部材よりも高い温度
    に保持した状態において、前記薄板部を前記固定部に接
    続することにより、前記薄板部に引っ張り応力を形成す
    ることを特徴とする請求項6に記載のころがり軸受けの
    支持部材の製造方法。
  8. 【請求項8】固定部材に薄板部を接続し、次に、前記固
    定部材と前記薄板部を外輪保持部材よりも低い温度に保
    持した状態において、前記薄板部を前記外輪保持部材に
    接続することにより、前記薄板部に引っ張り応力を形成
    することを特徴とする請求項6に記載のころがり軸受け
    の支持部材の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜4の何れかに記載の支持装置
    と、前記支持装置の固定部を固定することにより前記支
    持装置が固定される機体と、前記機体に対して所定の位
    置において、前記支持装置により回転可能に保持される
    回転軸を有する回転装置であって、 前記回転軸は、前記支持装置に保持されたころがり軸受
    けの内輪への挿入部と、その挿入部の端部に形成され
    た、前記内輪の側面に当接する段部を有しており、 前記回転軸の前記段部と、前記機体の固定部とは、前記
    支持装置を前記機体の前記固定部において取り付けた状
    態において、前記支持装置の弾性部に、前記ころがり軸
    受けの内輪を前記回転軸の段部に押圧するために必要な
    弾性変形を生ぜしめる位置関係に設定されたことを特徴
    とする回転装置。
  10. 【請求項10】予圧手段は、内輪の回転数に応じて制御
    された弾性変位量を弾性連結部に与えるものである請求
    項2記載のころがり軸受けの支持装置。
  11. 【請求項11】弾性変位手段は、支持されるころがり軸
    受けの内輪の回転数の高、低に対応して、変位量を少、
    多に制御するものである請求項10記載のころがり軸受
    けの支持装置。
  12. 【請求項12】薄板部には、薄板部の振動を減衰させる
    ためのゴムを配設したことを特徴とする請求項1または
    2記載のころがり軸受けの支持装置。
  13. 【請求項13】請求項2記載のころがり軸受けの支持装
    置と、前記支持装置に保持されたころがり軸受けにより
    回転可能に保持された回転軸を具備した回転装置であっ
    て、 前記回転装置は、更に、前記回転軸の軸方向の変位を検
    出する変位検出手段と、 その変位検出手段からの変位信号を受けて、その変位を
    打ち消すように弾性連結部の弾性変位手段を制御する変
    位制御手段を備えたことを特徴とする回転装置。
  14. 【請求項14】請求項1または2記載のころがり軸受け
    の支持装置と、前記支持装置に保持されたころがり軸受
    けにより回転可能に保持された回転軸を具備した回転装
    置であって、 前記回転装置は、更に、前記ころがり軸受けの支持装置
    の外輪保持部材に半径方向に力を加えるラジアル力付加
    手段と、 前記回転軸の半径方向の変位を検出する変位検出手段
    と、 前記変位検出手段からの変位信号を受けて、その変位を
    打ち消すように、前記ラジアル力付加手段により印加さ
    れるラジアル方向の力を制御するラジアル力制御手段を
    備えたことを特徴とする回転装置。
  15. 【請求項15】請求項1〜5、10、11の何れかに記
    載の支持装置と、前記支持装置に装着されたころがり軸
    受けに回転可能に保持された回転軸を具備した回転装置
    であって、 前記回転装置の動作時における前記支持装置の外輪保持
    部材と固定部材との位置関係は、前記支持装置単体の場
    合に比較して、支持される軸の軸方向に変位した状態で
    あることを特徴とする回転装置。
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