JP2001217624A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP2001217624A
JP2001217624A JP2000021991A JP2000021991A JP2001217624A JP 2001217624 A JP2001217624 A JP 2001217624A JP 2000021991 A JP2000021991 A JP 2000021991A JP 2000021991 A JP2000021991 A JP 2000021991A JP 2001217624 A JP2001217624 A JP 2001217624A
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Kenichi Kato
謙一 加藤
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Denso Corp
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  • Support Of Aerials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用状態が変化した場合でも、アンテナの利
得低下を極力防止することができる無線通信装置を提供
する。 【解決手段】 制御回路8は、タッチセンサにより筐体
2が使用者の手によって把持されたことが検出される
と、アンテナ7を、自由空間に合わせてインピーダンス
整合を行ったマッチング回路17より、その状態に合わ
せてインピーダンス整合を行ったマッチング回路18に
接続するようにスイッチ15及び16を切り替える。ま
た、音声処理部によって使用者が通話状態にあることが
検出されると、アンテナ7を、その状態に合わせて整合
を行ったマッチング回路19に接続するようにスイッチ
15及び16を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯可能に構成さ
れ、無線信号を用いて通信を行う無線通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】斯様な無線通信装置たる例えば携帯電話
装置では、より良好な通話状態を確保するために、本体
に例えば2つのアンテナを備え、基地局から送信される
電波を各アンテナによって夫々受信した場合の受信レベ
ルを比較して、その時により高い受信レベルを示した方
のアンテナを用いて通話を行うようにすることが一般に
行われている(ダイバーシティ受信)。そして、このよ
うなアンテナについては、夫々使用周波数帯における受
信利得が最大となるように予めインピーダンスの整合
(マッチング)をとるように調整がなされている。
【0003】この場合、アンテナのインピーダンスを整
合させる条件としては、主に、自由空間(Free Mode) と
通話状態(Talk Mode) との2つが考えられる。前者の場
合は、携帯電話装置の使用状態が極めて多様であるため
特定の整合条件を想定し難いことから、取り敢えず自由
空間を条件として整合させるものである。また、後者の
場合は、整合条件を通話状態に限定し、使用者が携帯電
話装置の本体を手により把持して頭部に近付けた状態に
おける伝送路のインピーダンスを考慮してアンテナのイ
ンピーダンスを整合させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合、携帯電話装置の実際の使用状態として自由空間に
置かれることは有り得ないため、結果として、どのよう
な使用状態においてもアンテナのインピーダンスの整合
は十分に図られることがない。
【0005】また、後者の場合は、想定した通話状態に
おけるインピーダンスの整合は十分となるが、想定して
いない他の状態、例えば、携帯電話装置を身に付けて着
信を待受けしている状態や、携帯電話装置を手に持って
発信を行おうとしている状態などでは、整合は不十分と
なってしまう。従って、何れの場合も、アンテナの利得
が低下する状態を招いてしまうという問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、使用状態が変化した場合でも、アン
テナの利得低下を極力防止することができる無線通信装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線通信
装置によれば、接続切替え手段は、状態検出手段によっ
て本体外部の環境状態の変化が検出された場合に、アン
テナを、変化した環境状態に対応する整合回路に接続す
るように切り替えるので、アンテナのインピーダンス
は、切替え接続された整合回路により、変化した環境状
態に応じて整合するようになる。従って、本体外部の環
境状態が変化した場合に、アンテナのインピーダンスが
不整合となって利得が低下することを極力防止すること
ができ、通信状態を常に良好に維持することができる。
【0008】請求項2記載の無線通信装置によれば、状
態検出手段としての把持状態検出手段が本体が使用者の
手によって把持された状態を検出すると、接続切替え手
段は、アンテナを対応する整合回路に接続するように切
り替える。
【0009】即ち、例えばアンテナのインピーダンスが
予め自由空間に対して整合するように調整されている場
合に、無線通信装置の本体を使用者が把持すると伝送路
のインピーダンスに影響を及ぼすため、その状態のまま
ではアンテナのインピーダンスは不整合となってしま
う。従って、接続切替え手段が、アンテナを前記状態に
応じた整合回路に接続するように切り替えることで、ア
ンテナのインピーダンスを状態の変化に応じて整合させ
るように再調整することができる。
【0010】請求項3記載の無線通信装置によれば、状
態検出手段としての通話状態検出手段が、使用者が通話
状態にあることを検出すると、接続切替え手段は、アン
テナを対応する整合回路に接続するように切り替える。
【0011】即ち、無線通信装置が、例えば携帯電話装
置のように無線信号による通話が可能に構成されている
場合、使用者は、通話を行う際には本体を手で把持した
上で頭部に近付けるので、上記と同様にアンテナのイン
ピーダンスが他の状態を想定して整合するように調整さ
れているとアンテナのインピーダンスは不整合となって
しまう。従って、アンテナを使用者が通話状態にある場
合に応じた整合回路に接続するように切り替えること
で、アンテナのインピーダンスをその状態の変化に応じ
て整合させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の第
1実施例について図1乃至図5を参照して説明する。図
3は、携帯電話装置の外観を示す斜視図である。図3に
おいて、携帯電話装置(無線通信装置)1を構成する筐
体2の正面部には、通話開始キー,通話終了キー,リダ
イヤルキー,「0」〜「9」の数字キー,*(アスタリ
スク)キー,#(シャープ)キーやスクロールキーなど
の各種キーからなるキー操作部3,マイク4,スピーカ
5,電話番号などを表示する表示部(LCD)6などが
設けられている。そして、筐体(本体)2の上面部に
は、伸縮式のロッドアンテナ(以下、単にアンテナと称
す)7が配置されている。
【0013】図2は、携帯電話装置1の電気的構成を示
す機能ブロック図である。図2において、携帯電話装置
1は、マイクロコンピュータなどからなる制御回路(接
続切替え手段)8を中心として構成されており、その制
御回路8には、キー操作部3からの操作信号が与えられ
るようになっている。また、制御回路8は、表示部6に
おける表示を制御するようになっている。
【0014】マイク4に入力された音声信号は、音声処
理部(通話状態検出手段)9に与えられてA/D変換さ
れると、データ変換部10において、例えばπ/4シフ
トDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift K
eying)信号に変換されるようになっている。そして、D
QPSK信号に変換(デジタル変調)された送信データ
は、送受信部11に与えられ1.5GHz帯の搬送波信
号によって直交変調されると、インピーダンス整合部1
2を介してアンテナ7から電波信号として外部に送信さ
れるようになっている。
【0015】また、アンテナ7が電波信号を受信した場
合には、受信信号は、送受信部11及びデータ変換部1
0において復調されて、音声処理部9に与えられる。そ
して、音声処理部9においてD/A変換されると、スピ
ーカ5から音声信号として出力されるようになってい
る。
【0016】制御回路8は、音声処理部9,データ変換
部10,送受信部11及びインピーダンス整合部12の
制御を行うようになっている。一方、送受信部11から
制御回路8に対しては、着信信号の検出や、送信信号ま
たは受信信号レベルの検出値などの情報が与えられるよ
うになっている。
【0017】また、携帯電話装置1は、筐体2の内部に
タッチセンサ(把持状態検出手段)13を備えている。
タッチセンサ13は、ユーザが携帯電話装置1の筐体2
を手にして把持したか否かを検出するセンサであり、例
えば、筐体2の抵抗値の変化などにより上記検出を行う
ようになっている。そして、タッチセンサ13の検出信
号は、制御回路8に与えられるようになっている。
【0018】尚、アンテナ7は携帯電話装置1のメイン
アンテナであり、携帯電話装置1は、ダイバーシティ受
信のためにパターンアンテナや逆Fアンテナなどからな
るサブアンテナをも備えているが、図示を省略してい
る。
【0019】図1は、インピーダンス整合部12の詳細
な電気的構成を示すものである。送受信部11は、切替
えスイッチのシンボルで表される共用回路14を備えて
いる。共用回路14の固定接点14aは送信系の伝送路
に接続されており、固定接点14bは受信系の伝送路に
接続されている。また、可動接点14cは、インピーダ
ンス整合部12の前段スイッチ(接続切替え手段)15
の可動接点15dに給電線Lを介して接続されている。
そして、送受信部11の共用回路14において可動接点
14cの切替えが行われることで、インピーダンス整合
部12との間で送信系,受信系の信号が伝送されるよう
になっている。
【0020】インピーダンス整合部12においては、前
段スイッチ15と後段スイッチ(接続切替え手段)16
との間に3つのマッチング回路(整合回路)17,18
及び19が配置されている。前段スイッチ15及び後段
スイッチ16は、何れも3つの固定接点15a,15
b,15c及び16a,16b,16cを有する3点切
替えスイッチであり、マッチング回路17の両端は固定
接点15a,16aに接続され、マッチング回路18の
両端は固定接点15b,16bに、マッチング回路19
の両端は固定接点15c,16cに接続されている。そ
して、後段スイッチ16の可動接点16dは、アンテナ
7に接続されている。
【0021】マッチング回路17は、携帯電話装置1を
自由空間においた状態でアンテナ7のインピーダンスを
マッチングさせた回路であり、マッチング回路18は、
携帯電話装置1を使用者が手により把持した状態におい
てアンテナ7のインピーダンスをマッチングさせた回路
である。また、マッチング回路19は、使用者が携帯電
話装置1を用いて通話している状態においてアンテナ7
のインピーダンスをマッチングさせた回路である。
【0022】前段スイッチ15及び後段スイッチ16の
切替え制御は、制御回路8により出力されるコントロー
ル信号1,2によって行われるようになっている。コン
トロール信号1,2の出力状態と、スイッチ15及び1
6の切替え状態(可動接点15d及び16dが、何れの
固定接点に接続されるか)は、以下のようになってい
る。 コントロール信号 接続される固定接点 出力無し 15a,16a 信号1出力 15b,16b 信号2出力 15c,16c
【0023】即ち、コントロール信号が何れも出力され
ないデフォルトの状態では、スイッチ15及び16の可
動接点15d及び16dは固定接点15a及び16aに
接続されて、マッチング回路17がアンテナ7及び給電
線Lよりなる伝送線路に接続される。また、コントロー
ル信号1が出力された場合は、可動接点15d及び16
dは固定接点15b及び16bに接続されて、マッチン
グ回路18が伝送線路に接続され、コントロール信号2
が出力された場合は、可動接点15d及び16dは固定
接点15c及び16cに接続されて、マッチング回路1
9が伝送線路に接続される。
【0024】次に、本実施例の作用について図4をも参
照して説明する。図4は、制御回路8による、インピー
ダンス整合部12にかかる部分の制御内容を示すフロー
チャートである。制御回路8は、先ずタッチセンサ13
によって検出信号が出力されているか否かを判断し(ス
テップS1)、出力されていなければ(「NO」)、コ
ントロール信号1,2は何れもインピーダンス整合部1
2に対して出力しないようにする(ステップS2)。
【0025】即ち、この場合、携帯電話装置1は、待受
け状態や、或いはハンズフリーによる通話状態など、筐
体2を手によって把持していない状態にあると想定する
ことができるので、携帯電話装置1を自由空間においた
状態でアンテナ7のインピーダンスを整合させたマッチ
ング回路17をアンテナ7及び給電線Lに接続する。従
って、タッチセンサ13によって検出信号が出力されな
い限り、制御回路8は、ステップS1,S2のループを
回って待機している。
【0026】尚、このような場合の携帯電話装置1にお
ける筐体2の外部環境は極めて多様である。携帯電話装
置1は、例えば、テーブルの上などに載置されているか
もしれないし、使用者が衣服のポケットや鞄の中などに
入れていることもある。従って、特定の環境を想定する
ことは困難である。
【0027】制御回路8がステップS1,S2のループ
を回っている状態において、携帯電話装置1の筐体2が
使用者の手によって把持されると、制御回路8はステッ
プS2で「YES」と判断しステップS3に移行する。
【0028】ステップS3において、制御回路8は、音
声処理部9を介してマイク4に入力されている音声信号
のレベルが所定値以上であり、使用者が通話を行ってい
ると想定されるか否かを判断する。音声信号の入力レベ
ルが所定値未満であれば、制御回路8は「NO」と判断
してコントロール信号1をインピーダンス整合部12に
出力する(ステップS4)。すると、スイッチ15及び
16の可動接点15d及び16dの接続は、固定接点1
5a及び16aから固定接点15b及び16bに切り替
わるので、マッチング回路18がアンテナ7及び給電線
Lに接続されることになる。
【0029】即ち、この場合、使用者は、携帯電話装置
1の筐体2を手にしているが通話は行っておらず、伝送
線路のインピーダンスに影響を与える外部要因は、使用
者の手だけであると想定される。従って、携帯電話装置
1を使用者が把持した状態においてアンテナ7のインピ
ーダンスを整合させたマッチング回路18を伝送線路に
接続する。
【0030】以上の状態から、使用者が携帯電話装置1
の筐体2を側頭部に当てて通話を開始すると、マイク5
には、使用者の音声が入力されるようになる。すると、
音声処理部9においては、音声信号の入力レベルが所定
値以上となるため、制御回路8は、ステップS3におい
て「YES」と判断し、コントロール信号2をインピー
ダンス整合部12に出力する(ステップS5)。する
と、スイッチ15及び16の可動接点15d及び16d
の接続は、固定接点15b及び16bから固定接点15
c及び16cに切り替わるので、マッチング回路19が
アンテナ7及び給電線Lに接続されることになる。
【0031】即ち、このように使用者が携帯電話装置1
により通話を行っている状態では、伝送線路のインピー
ダンスに影響を与える外部要因は、使用者の手と頭部で
あると想定される。従って、その状態でアンテナ7のイ
ンピーダンスを整合させたマッチング回路19を伝送線
路に接続する。
【0032】そして、使用者が携帯電話装置1による通
話を終了すると、音声処理部9における音声信号の入力
レベルは再びが所定値未満となるため、制御回路8は、
ステップS3において「NO」と判断して、コントロー
ル信号1をインピーダンス整合部12に出力する(ステ
ップS5)。更に、使用者が筐体2を手から放して例え
ばテーブルの上などに載置すれば、タッチセンサ13に
よる検出信号の出力も停止されるので、制御回路8は、
ステップS1において「NO」と判断して、コントロー
ル信号の出力を停止し(ステップS2)、初期状態に戻
る。
【0033】ここで、図5は、アンテナのインピーダン
スを自由空間に対して整合させた場合(A),その整合
条件のまま通話状態にある場合(B),アンテナのイン
ピーダンスを通話状態にて整合させた場合(C)夫々に
ついて、アンテナを含む伝送線路におけるVSWR(Vo
ltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)の測定結果
の一例を示すものである。尚、測定周波数帯は1.5G
Hz付近,測定スパンは150MHz程度である。
【0034】即ち、自由空間に対して整合させた(A)
に対して、通話状態にある(B)ではアンテナの共振点
が周波数の低い方にずれているため、測定周波数帯にお
けるVSWRは概ね大きく上昇している。その結果、伝
送線路における反射が大きくなり、アンテナの利得が低
下することになる。
【0035】そして、(B)に対して、通話状態に整合
させた(C)では、アンテナの共振点が周波数の高い方
に戻っているので、アンテナの利得低下が改善されてい
る。尚、この場合の整合回路におけるインピーダンスの
変更は、アンテナの共振点を周波数の高い方に移動させ
るように、マッチング回路のキャパシタンスやインダク
タンスを増減させるようにしている。
【0036】以上のように本実施例によれば、制御回路
8は、タッチセンサ13により筐体2が使用者の手によ
って把持されたことが検出されると、アンテナ7を、そ
の外部環境状態に合わせてインピーダンス整合を行った
マッチング回路18に接続するように切り替えるので、
アンテナ7のインピーダンスは、切替え接続されたマッ
チング回路18により、変化した環境状態に応じて整合
するようになる。従って、筐体2外部の環境状態が変化
しても、アンテナ7のインピーダンスが不整合となって
反射損失などにより利得が低下することを極力防止する
ことができ、通信状態を良好に維持することができる。
【0037】また、制御回路8は、音声処理部9によっ
て使用者が通話状態にあることが検出されると、アンテ
ナ7をその状態に合わせて整合を行ったマッチング回路
19に接続するように切り替えるので、上記状態変化に
応じてアンテナ7のインピーダンス整合を図るように再
調整することができる。従って、携帯電話装置1の筐体
2の外部環境が様々に変化しても、その状態に応じて極
力アンテナ7のインピーダンスの整合を図ることが可能
となるので、総じて、通信状態を常に良好とすることが
できる。
【0038】(第2実施例)図6は本発明の第2実施例
を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号
を付して説明を省略し、以下ことなる部分についてのみ
説明する。図6は、図1相当図であるが、インピーダン
ス整合部12に代わるインピーダンス整合部20におい
ては、後段スイッチ16は削除されており、前段スイッ
チ15のみによって各マッチング回路17〜19の接続
を切り替える構成となっている。そして、各マッチング
回路17〜19の一端は、夫々線路(接続切替え手段)
21a〜21cを介してアンテナ7に共通に接続されて
いる。
【0039】これらの線路21a〜21cは、例えばマ
ッチング回路17が給電線Lに接続されている場合に、
アンテナ7から見たその他の2つのマッチング回路1
8,19を含む伝送線路(スイッチ15の固定接点15
b,15cまで)が、線路21b,21cを介すことに
より、アンテナ7に対して見掛け上開放された状態に等
しくなるように調整するために配置されている。
【0040】即ち、各マッチング回路17〜19の一端
が、夫々線路21a〜21cを介してアンテナ7に共通
に接続されていても、アンテナ7は、給電線Lに接続さ
れている以外のマッチング回路の影響を受けることがな
い。その他の構成は第1実施例と同様である。
【0041】以上のように構成された第2実施例によれ
ば、前段スイッチ15のみによって各マッチング回路1
7〜19の伝送線路に対する接続切替えを行うことがで
きるので、より低コストで構成することができる。
【0042】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。把持状態検出手段,通話状態検出手
段の何れか一方のみを設けて、整合回路を2つにしても
良い。把持状態検出手段は、抵抗値の変化を検出するも
のに限らない。状態検出手段は、把持状態検出手段や通
話状態検出手段に限ることなく、筐体2の外部環境の状
態が変化したことを検出するものであれば良い。従っ
て、状態検出手段を3つ以上設けても良いし、整合回路
を4つ以上設けても良い。携帯電話装置1に限ることな
く、PHS(Personal Handyphone System)に適用しても
良い。また、通話を行わないデータ通信装置のようなも
のであっても、携帯可能に構成されているものであれば
適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を携帯電話装置に適用した場合の第1実
施例であり、携帯電話装置内部のインピーダンス整合部
を中心とする詳細な電気的構成を示す図
【図2】携帯電話装置の電気的構成を示す機能ブロック
【図3】携帯電話装置の外観を示す斜視図
【図4】制御回路の制御内容を示すフローチャート
【図5】アンテナを含む伝送線路におけるVSWRの測
定結果の一例を示す図
【図6】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は携帯電話装置(無線電話装置)、2は筐体(本
体)、8は制御回路(接続切替え手段)、9は音声処理
部(通話状態検出手段)、13はタッチセンサ(把持状
態検出手段)、15は前段スイッチ(接続切替え手
段)、16は後段スイッチ(接続切替え手段)、17〜
19はマッチング回路(整合回路)、21a,21b,
21cは線路(接続切替え手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04B 7/26 B Fターム(参考) 5J021 AA01 AB03 CA06 DB04 EA04 GA08 HA05 HA10 JA02 5J047 AA01 AA02 AA03 AB06 FA12 FC05 FD01 5K011 DA02 EA06 GA05 GA06 JA01 KA13 5K027 AA11 BB03 CC08 5K067 AA23 BB04 EE02 KK00 KK01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能に構成され、アンテナを介して
    送受信される無線信号により通信を行う無線通信装置に
    おいて、 給電線に配置され、前記アンテナのインピーダンスを本
    体外部の環境状態に応じて整合させるための複数の整合
    回路と、 前記環境状態の変化を検出するための1つ以上の状態検
    出手段と、 この状態検出手段によって前記環境状態の変化が検出さ
    れると、前記アンテナを、変化した環境状態に対応する
    整合回路に接続するように切り替える接続切替え手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記状態検出手段として、本体が使用者
    の手によって把持された状態を検出する把持状態検出手
    段を備え、 前記接続切替え手段は、前記把持状態検出手段によって
    前記把持された状態が検出された場合に、前記アンテナ
    を対応する整合回路に接続するように切り替えることを
    特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 無線信号による通話が可能に構成されて
    いると共に、 前記状態検出手段として、使用者が通話している状態に
    あることを検出するための通話状態検出手段を備え、 前記接続切替え手段は、前記通話状態検出手段によって
    前記通話状態が検出された場合に、前記アンテナを対応
    する整合回路に接続するように切り替えることを特徴と
    する請求項1または2記載の無線通信装置。
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