JP3550623B2 - 往復動型圧縮機 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両空調用に供して好適な圧縮機に係り、主として単頭形のピストンを内装した多気筒往復動型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この主の圧縮機として、固定斜板を備えた定容量型圧縮機や傾角変位可能な回転斜板を備えた可変容量型圧縮機が知られている。
これらの圧縮機は、図5及び図6に例示するように、複数のボア2を並設したシリンダブロック1と、各ボア2に対応した吸入口3及び吐出口4を有する弁板5と、吸入弁3a及び吐出弁4aを装着した同弁板5を挟んでシリンダブロック1の外端を閉塞するシリンダヘッド6とを備えており、各ボア2に挿嵌されたピストン7が所定の位相差をもって往復動するように構成されている。そしてシリンダヘッド6の内部には、中央域に吐出室8、同外周域には吸入室9が画設されており、吐出室8は吐出フランジ10の吐出孔11に連通され、吸入室9は吸入フランジ12の吸入孔13と連通されている。
【0003】
したがって、圧縮機が駆動されると、蒸発器に接続された回路配管から吸入孔13を通って吸入室9に導かれた冷媒ガスは、各吸入口3を経て順次吸入過程にあるボア2に吸入され、圧縮された冷媒ガスは各吐出口4から順次吐出室8に吐出されて、吐出孔11を経由凝縮器に接続された回路配管へと送出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図5に明示されているごとく、一般に吸入室の形状は設計上の制約などから複雑なものとなることが多く、吸入室に開口する吸入孔の近傍位置と、同開口から最も離隔した位置とでは、ガス流れに伴う圧力損失により意外に大きな圧力差が生じ、例えば3000r.p.mの回転数において、その値は0.5〜1kg/cm2 にも達する。このため、吸入孔開口部から遠隔した吸入口と対応するボアほど常に希薄な冷媒ガスを吸入することとなり、体積効率の低下ばかりでなく、これら不均一な吸入が吸入脈動に起因する関連機器の振動や騒音を増幅させる。
【0005】
勿論、このような吸入脈動の低減対策として、吸入室を隔壁によって軸方向に仕切ることによりマフラ効果をもたせた技術(実開昭61ー145884号)や、吸入と吐出の差こそあれ、シリンダヘッドの外端に更にカバー部材を重装して、内部に形成した円形状拡張空間の全域をマフラとして機能させるようにした技術(特開昭56ー44481号)などが提案されている。
【0006】
しかしながら、これらの提案はいずれも圧縮機の軸方向にガス流路の容積拡張部を設ける構成であり、特に小型化の要求の強い車両空調用圧縮機では軸長の拡大に厳しい制限があるうえ、吸入弁の脈動に起因する500〜800Hz程度の脈動成分の減衰には、拡張型マフラに少なくとも50mm以上の長さが必要となる全く相反した機能上の制約がある。
【0007】
また、上述した後者の提案技術のように、シリンダヘッド端面のほぼ全域に及ぶような拡張空間をもって吸入マフラを構成しようとすれば、該拡張空間と吐出室(高温域)との隣接面積が必然的に拡大されるので、吸入ガスの加熱に基づく性能低下など新たな不具合を誘起することにもなりかねない。
本発明は、圧力損失に基づく吸入脈動並びに吸入弁の脈動に基づく吸入脈動を同時に減衰させることを、解決すべき技術課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題解決のため、複数のボアを並設したシリンダブロックと、該各ボアに対応した吸入口及び吐出口を有する弁板と、吸入弁及び吐出弁を装着した該弁板を挟んで上記シリンダブロックの外端を閉塞するシリンダヘッドと、該シリンダヘッド内に画設された吸入室及び吐出室とを備え、上記各ボアに挿嵌されたピストンが所定の位相差をもって往復動する形式の圧縮機において、冷凍回路に接続される吸入フランジと、機体軸心と直交する向きに配設するとともに、拡大した断面積をもつ拡張部と縮小した断面積をもつ縮小部とをもち、かつ一端から他端にかけて延びる吸入通路と、該吸入通路と該吸入室を連通する複数の枝孔と、からなる新規な構成を採用している。
本発明の好適な形態として、上記吸入通路は枝孔を介して吸入室内の径方向に懸隔する少なくとも二つの領域と連通せしめられている。
【0009】
本発明の好適な形態として、上記吸入通路は枝孔を介して吸入室内の径方向に懸隔する少なくとも二つの領域と連通せしめられている。
【0010】
【作用】
圧縮機が駆動されると、冷凍回路に接続される吸入フランジから吸入通路及びその一部をなす枝孔を介して吸入室に流入した冷媒ガスは、各枝孔からそれぞれ至近位置に開口されている吸入口を経て各ボアの円滑に吸入され、吸入室内の流路抵抗に基づく圧力損失は合理的に低減されるので、圧力損失に伴う比較的低周波成分の脈動は付随的に低減される。
【0011】
また、上記吸入通路には拡張部と縮小部とからなる脈動減衰部が形成されており、しかも該拡張部は機体の軸心と直交する向きに延びて、圧縮機の軸長に大きな影響をもたらすことなく、必要にして十分な長さを確保しうるので、吸入弁の振動に基づく比較的高周波成分の脈動も至極良好に減衰される。
【0012】
【実施例】
以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施例を具体的に説明する。なお、従来装置と同等の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
すなわち、弁板5を挟んでシリンダブロック1の外端を閉塞するシリンダヘッド20の側端壁にはほぼT字形をなす膨出部20aが形成されており、その内部には機体軸心と直交する向きに延びる吸入通路21が配設されている。該吸入通路21は図3及び図4から明らかなように、長孔形断面をもつ拡張部21aと円形断面の縮小部21bとによって形成される脈動減衰部を有し、該拡張部21a及び縮小部21bの各々は、同様に吸入通路21の一部を構成し、かつ吸入室9の底壁を貫通する枝孔21c、21c′を介して、該吸入室内9内の互いに懸隔する二つの領域と連通せしめられている。なお、上記拡張部21aの開口端はシール要素22を容して吸入フランジ23により覆蓋されており、上記吸入通路21に連なる吸入フランジ23の吸入孔24は、図示しない蒸発器から延設される吸入系冷凍回路と接続されている。
【0013】
したがって、圧縮機が駆動されて順次吸入行程へと移行する各ボア2には、対応する吸入口3及び該吸入口3から至近位置に開口されている各枝孔21c、21c′を介して冷媒ガスが円滑に吸入され、吸入室9内の流路抵抗に基づく圧力損失は合理的に低減されるので、圧力損失に伴う比較的低周波成分の脈動は付随的に低減される。
【0014】
とくに本発明における上記吸入通路21には、拡張部21aと縮小部21bとからなる脈動減衰部がマフラとして機能しており、しかも該拡張部21aは機体の軸心と直交する向きに延びて、圧縮機の軸長にさほど大きな影響をもたらすことなく、必要にして十分な長さを確保しうるので、吸入弁3aの振動に基づく比較的高周波成分の脈動も併せて良好に減衰される。
【0015】
なお、上述の実施例では、冷媒ガスが吸入室9内の互いに懸隔する二つの領域と連通する枝孔21c、21c′を介して吸入される構成について説明したが、吸入通路21の一部から更に増設した枝孔を通じて吸入室9内の他の領域とも連通させれば、各ボア2に吸入される冷媒ガスの圧力格差を一層均斉化させることができる。また、吸入室9の深さを局部的に拡大し、その内周壁に吸入通路21の縮小部21bを直接開口させて図示枝孔21c′を省略するように構成することもできる。
【0016】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明は、冷凍回路に接続される吸入フランジと、機体軸心と直交する向きに配設するとともに、拡大した断面積をもつ拡張部と縮小した断面積をもつ縮小部とをもち、かつ一端から他端にかけて延びる吸入通路と、該吸入通路と該吸入室を連通する複数の枝孔と、からなるものであるから、各ボアに吸入される冷媒ガスの圧力格差が均斉化されて、圧力損失に基づく吸入脈動が合理的に低減されると同時に、吸入通路に形成した脈動減衰部の機能により、吸入弁の振動に伴って生じる異質の脈動成分も至極良好に減衰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る圧縮機のリヤハウジングを示す断面側面図。
【図2】本発明の実施例に係る圧縮機の吸入通路を示す断面正面図。
【図3】本発明の実施例に係る圧縮機の吸入通路を示す側面図。
【図4】本発明の実施例に係る圧縮機の吸入通路を示す図3のAーA線矢視図。
【図5】従来圧縮機のリヤハウジングを示す断面側面図。
【図6】従来圧縮機のリヤハウジングを示す断面正面図。
【符号の説明】
1はシリンダブロック、2はボア、3は吸入口、3aは吸入弁、5は弁板、8は吐出室、9は吸入室、20はシリンダヘッド、21は吸入通路、21aは拡張部、21bは縮小部、21c、21c′は枝孔、23は吸入フランジ、24は吸入孔
【産業上の利用分野】
本発明は、車両空調用に供して好適な圧縮機に係り、主として単頭形のピストンを内装した多気筒往復動型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この主の圧縮機として、固定斜板を備えた定容量型圧縮機や傾角変位可能な回転斜板を備えた可変容量型圧縮機が知られている。
これらの圧縮機は、図5及び図6に例示するように、複数のボア2を並設したシリンダブロック1と、各ボア2に対応した吸入口3及び吐出口4を有する弁板5と、吸入弁3a及び吐出弁4aを装着した同弁板5を挟んでシリンダブロック1の外端を閉塞するシリンダヘッド6とを備えており、各ボア2に挿嵌されたピストン7が所定の位相差をもって往復動するように構成されている。そしてシリンダヘッド6の内部には、中央域に吐出室8、同外周域には吸入室9が画設されており、吐出室8は吐出フランジ10の吐出孔11に連通され、吸入室9は吸入フランジ12の吸入孔13と連通されている。
【0003】
したがって、圧縮機が駆動されると、蒸発器に接続された回路配管から吸入孔13を通って吸入室9に導かれた冷媒ガスは、各吸入口3を経て順次吸入過程にあるボア2に吸入され、圧縮された冷媒ガスは各吐出口4から順次吐出室8に吐出されて、吐出孔11を経由凝縮器に接続された回路配管へと送出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図5に明示されているごとく、一般に吸入室の形状は設計上の制約などから複雑なものとなることが多く、吸入室に開口する吸入孔の近傍位置と、同開口から最も離隔した位置とでは、ガス流れに伴う圧力損失により意外に大きな圧力差が生じ、例えば3000r.p.mの回転数において、その値は0.5〜1kg/cm2 にも達する。このため、吸入孔開口部から遠隔した吸入口と対応するボアほど常に希薄な冷媒ガスを吸入することとなり、体積効率の低下ばかりでなく、これら不均一な吸入が吸入脈動に起因する関連機器の振動や騒音を増幅させる。
【0005】
勿論、このような吸入脈動の低減対策として、吸入室を隔壁によって軸方向に仕切ることによりマフラ効果をもたせた技術(実開昭61ー145884号)や、吸入と吐出の差こそあれ、シリンダヘッドの外端に更にカバー部材を重装して、内部に形成した円形状拡張空間の全域をマフラとして機能させるようにした技術(特開昭56ー44481号)などが提案されている。
【0006】
しかしながら、これらの提案はいずれも圧縮機の軸方向にガス流路の容積拡張部を設ける構成であり、特に小型化の要求の強い車両空調用圧縮機では軸長の拡大に厳しい制限があるうえ、吸入弁の脈動に起因する500〜800Hz程度の脈動成分の減衰には、拡張型マフラに少なくとも50mm以上の長さが必要となる全く相反した機能上の制約がある。
【0007】
また、上述した後者の提案技術のように、シリンダヘッド端面のほぼ全域に及ぶような拡張空間をもって吸入マフラを構成しようとすれば、該拡張空間と吐出室(高温域)との隣接面積が必然的に拡大されるので、吸入ガスの加熱に基づく性能低下など新たな不具合を誘起することにもなりかねない。
本発明は、圧力損失に基づく吸入脈動並びに吸入弁の脈動に基づく吸入脈動を同時に減衰させることを、解決すべき技術課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題解決のため、複数のボアを並設したシリンダブロックと、該各ボアに対応した吸入口及び吐出口を有する弁板と、吸入弁及び吐出弁を装着した該弁板を挟んで上記シリンダブロックの外端を閉塞するシリンダヘッドと、該シリンダヘッド内に画設された吸入室及び吐出室とを備え、上記各ボアに挿嵌されたピストンが所定の位相差をもって往復動する形式の圧縮機において、冷凍回路に接続される吸入フランジと、機体軸心と直交する向きに配設するとともに、拡大した断面積をもつ拡張部と縮小した断面積をもつ縮小部とをもち、かつ一端から他端にかけて延びる吸入通路と、該吸入通路と該吸入室を連通する複数の枝孔と、からなる新規な構成を採用している。
本発明の好適な形態として、上記吸入通路は枝孔を介して吸入室内の径方向に懸隔する少なくとも二つの領域と連通せしめられている。
【0009】
本発明の好適な形態として、上記吸入通路は枝孔を介して吸入室内の径方向に懸隔する少なくとも二つの領域と連通せしめられている。
【0010】
【作用】
圧縮機が駆動されると、冷凍回路に接続される吸入フランジから吸入通路及びその一部をなす枝孔を介して吸入室に流入した冷媒ガスは、各枝孔からそれぞれ至近位置に開口されている吸入口を経て各ボアの円滑に吸入され、吸入室内の流路抵抗に基づく圧力損失は合理的に低減されるので、圧力損失に伴う比較的低周波成分の脈動は付随的に低減される。
【0011】
また、上記吸入通路には拡張部と縮小部とからなる脈動減衰部が形成されており、しかも該拡張部は機体の軸心と直交する向きに延びて、圧縮機の軸長に大きな影響をもたらすことなく、必要にして十分な長さを確保しうるので、吸入弁の振動に基づく比較的高周波成分の脈動も至極良好に減衰される。
【0012】
【実施例】
以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施例を具体的に説明する。なお、従来装置と同等の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
すなわち、弁板5を挟んでシリンダブロック1の外端を閉塞するシリンダヘッド20の側端壁にはほぼT字形をなす膨出部20aが形成されており、その内部には機体軸心と直交する向きに延びる吸入通路21が配設されている。該吸入通路21は図3及び図4から明らかなように、長孔形断面をもつ拡張部21aと円形断面の縮小部21bとによって形成される脈動減衰部を有し、該拡張部21a及び縮小部21bの各々は、同様に吸入通路21の一部を構成し、かつ吸入室9の底壁を貫通する枝孔21c、21c′を介して、該吸入室内9内の互いに懸隔する二つの領域と連通せしめられている。なお、上記拡張部21aの開口端はシール要素22を容して吸入フランジ23により覆蓋されており、上記吸入通路21に連なる吸入フランジ23の吸入孔24は、図示しない蒸発器から延設される吸入系冷凍回路と接続されている。
【0013】
したがって、圧縮機が駆動されて順次吸入行程へと移行する各ボア2には、対応する吸入口3及び該吸入口3から至近位置に開口されている各枝孔21c、21c′を介して冷媒ガスが円滑に吸入され、吸入室9内の流路抵抗に基づく圧力損失は合理的に低減されるので、圧力損失に伴う比較的低周波成分の脈動は付随的に低減される。
【0014】
とくに本発明における上記吸入通路21には、拡張部21aと縮小部21bとからなる脈動減衰部がマフラとして機能しており、しかも該拡張部21aは機体の軸心と直交する向きに延びて、圧縮機の軸長にさほど大きな影響をもたらすことなく、必要にして十分な長さを確保しうるので、吸入弁3aの振動に基づく比較的高周波成分の脈動も併せて良好に減衰される。
【0015】
なお、上述の実施例では、冷媒ガスが吸入室9内の互いに懸隔する二つの領域と連通する枝孔21c、21c′を介して吸入される構成について説明したが、吸入通路21の一部から更に増設した枝孔を通じて吸入室9内の他の領域とも連通させれば、各ボア2に吸入される冷媒ガスの圧力格差を一層均斉化させることができる。また、吸入室9の深さを局部的に拡大し、その内周壁に吸入通路21の縮小部21bを直接開口させて図示枝孔21c′を省略するように構成することもできる。
【0016】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明は、冷凍回路に接続される吸入フランジと、機体軸心と直交する向きに配設するとともに、拡大した断面積をもつ拡張部と縮小した断面積をもつ縮小部とをもち、かつ一端から他端にかけて延びる吸入通路と、該吸入通路と該吸入室を連通する複数の枝孔と、からなるものであるから、各ボアに吸入される冷媒ガスの圧力格差が均斉化されて、圧力損失に基づく吸入脈動が合理的に低減されると同時に、吸入通路に形成した脈動減衰部の機能により、吸入弁の振動に伴って生じる異質の脈動成分も至極良好に減衰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る圧縮機のリヤハウジングを示す断面側面図。
【図2】本発明の実施例に係る圧縮機の吸入通路を示す断面正面図。
【図3】本発明の実施例に係る圧縮機の吸入通路を示す側面図。
【図4】本発明の実施例に係る圧縮機の吸入通路を示す図3のAーA線矢視図。
【図5】従来圧縮機のリヤハウジングを示す断面側面図。
【図6】従来圧縮機のリヤハウジングを示す断面正面図。
【符号の説明】
1はシリンダブロック、2はボア、3は吸入口、3aは吸入弁、5は弁板、8は吐出室、9は吸入室、20はシリンダヘッド、21は吸入通路、21aは拡張部、21bは縮小部、21c、21c′は枝孔、23は吸入フランジ、24は吸入孔
Claims (3)
- 複数のボアを並設したシリンダブロックと、該各ボアに対応した吸入口及び吐出口を有する弁板と、吸入弁及び吐出弁を装着した該弁板を挟んで上記シリンダブロックの外端を閉塞するシリンダヘッドと、該シリンダヘッド内に画設された吸入室及び吐出室とを備え、上記各ボアに挿嵌されたピストンが所定の位相差をもって往復動する形式の圧縮機において、冷凍回路に接続される吸入フランジと、機体軸心と直交する向きに配設するとともに、拡大した断面積をもつ拡張部と縮小した断面積をもつ縮小部とをもち、かつ一端から他端にかけて延びる吸入通路と、該吸入通路と該吸入室を連通する複数の枝孔と、からなる往復動型圧縮機。
- 前記枝孔の一つは前記拡張部と前記吸入室とを連通し、前記枝孔の他の一つは前記縮小部と該吸入室とを連通する請求項1記載の往復動型圧縮機。
- 上記吸入通路は枝孔を介して上記吸入室内の径方向に懸隔する少なくとも二つの領域と連通せしめられている請求項1又は2記載の往復動型圧縮機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28363893A JP3550623B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 往復動型圧縮機 |
US08/234,311 US5556260A (en) | 1993-04-30 | 1994-04-28 | Multiple-cylinder piston type refrigerant compressor |
KR1019940009228A KR970004813B1 (ko) | 1993-04-30 | 1994-04-29 | 왕복운동형 압축기 |
DE4415088A DE4415088C2 (de) | 1993-04-30 | 1994-04-29 | Mehrkolbenkühlkompressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28363893A JP3550623B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 往復動型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07139463A JPH07139463A (ja) | 1995-05-30 |
JP3550623B2 true JP3550623B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=17668119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28363893A Expired - Fee Related JP3550623B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-11-12 | 往復動型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000249059A (ja) | 1999-03-01 | 2000-09-12 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 圧縮機の吸入マフラ構造 |
JP2000337255A (ja) | 1999-05-26 | 2000-12-05 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 減衰装置及び圧縮機の吸入構造 |
JP2002202054A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 圧縮機 |
JP5592840B2 (ja) * | 2011-06-16 | 2014-09-17 | サンデン株式会社 | 圧縮機 |
JP6181429B2 (ja) * | 2013-05-29 | 2017-08-16 | サンデンホールディングス株式会社 | 圧縮機 |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP28363893A patent/JP3550623B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH07139463A (ja) | 1995-05-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |