JPH07230919A - 巻線部品 - Google Patents

巻線部品

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JPH07230919A
JPH07230919A JP4052894A JP4052894A JPH07230919A JP H07230919 A JPH07230919 A JP H07230919A JP 4052894 A JP4052894 A JP 4052894A JP 4052894 A JP4052894 A JP 4052894A JP H07230919 A JPH07230919 A JP H07230919A
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JP
Japan
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shaped core
core
winding
frame
shaped
Prior art date
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JP4052894A
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English (en)
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Kuniji Mototani
国次 本谷
Tadashi Sato
匡 佐藤
Toru Hirohashi
徹 広橋
Masaru Shinoda
勝 篠田
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 細長形状の閉磁路コアを容易に形成でき且つ
巻線も容易で、小型化が可能となるようにする。 【構成】 閉磁路コア10は、細長矩形状の枠形コア1
2とその短辺部間を架設するI形コア14とを組み合わ
せてなる構造である。ここでは枠形コア12の相対向す
る両短辺部の上面のほぼ中央部分に、短辺部を横断する
ように、断面矩形状の取付溝を設けてある。巻線部品
は、直接I形コア14に巻線16を施し、枠形コア12
の取付溝にI形コア14の両端を載置固定することによ
って組み立てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランスやチョークコイ
ル等に用いる巻線部品に関するものである。更に詳しく
述べると、細長矩形状の枠形コアとその短辺部間に架設
したI形コアとを組み合わせてなる閉磁路コアと、前記
I形コアに施した巻線とからなる巻線部品に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、トランスやチョークコイル等に
用いられる閉磁路コアは、フェライトからなる2個のE
形コアの組み合わせ、あるいはE形コアとI形コアの組
み合わせで構成される。これらのコアは、フェライト粉
体を所定の金型内に充填し、プレス成形してから焼成す
ることによって作製する。そして、このような閉磁路コ
アを用いた巻線部品は、E形コアの中足部分に、巻線を
施したコイルボビンを装着することにより構成してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、巻線部品は薄型
小型化が進められ、用途や使用状態によっては細長形状
の閉磁路コアが求められるようになった。例えばインバ
ータ用高圧トランス等では、二次巻線に高電圧が発生す
るため、絶縁並びに耐電圧性能を確保する観点から巻数
の多い二次巻線を単層巻き、あるいはそれに近い巻線状
態としたい要望がある。ところが、従来構造の閉磁路コ
アでは、E形コアを用いているため、細長形状にしよう
とすると、各足部分が非常に細長くなってしまう。そう
すると、焼成時に、両外足の先端部分が広がるようにE
形コアが変形するため、実質的に細長形状の閉磁路コア
の製造が困難であった。また、上記のような使用態様で
は、E形コアの中足部分と外足部分の間隔は、巻線を施
せる程度でよいが、実際には金型加工上、並びにプレス
成形上の制約で、ある程度の間隔(最小2mm程度)が要
求され、小型化に限界が生じていた。更に中足部分に直
接巻線を施すには、2本の外足が障害となるため、非常
に困難であった。
【0004】閉磁路コアを構成する別のタイプとして、
細長矩形状の枠形コアとI形コアを組み合わせ、枠形コ
アの短辺部内面にI形コアの両端面を接合する構造が考
えられる。しかし、このタイプでは、枠形コアの短辺部
内面にI形コアの両端面を当接させるために厳密な寸法
精度が要求され、加工が難しい欠点が生じる。
【0005】本発明の目的は、細長形状の閉磁路コアを
容易に形成でき且つ巻線も容易であり、小型化が可能な
巻線部品を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、細長矩形状の
枠形コアとその短辺部間に架設したI形コアとを組み合
わせてなる閉磁路コアと、前記I形コアに施した巻線と
からなる巻線部品である。ここで前記枠形コアの相対向
する両短辺部の一方の面のほぼ中央部分に取付溝を設
け、該取付溝に前記I形コアの両端部を載置固定する。
【0007】また前記閉磁路コアと、前記I形コアを収
容する巻芯部と複数の接続端子を保持する端子接続部と
を有する樹脂製コイルボビンと、前記巻芯部に施した巻
線とからなる構成でもよい。その場合、前記巻芯部の少
なくとも両端近傍にI形コア端部が露出する開口部を設
ける。そして前記I形コア両端部の露出面が枠形コアに
形成した取付溝底面に当接するようにI形コアを前記取
付溝に載置固定する。またI形コアをコイルボビンにイ
ンサート成形する構成でもよい。
【0008】
【作用】枠形コアとI形コアは、E形コアのような非対
称形状ではなく、縦横対称の形状のため、焼成時に反り
あるいは広がりなどの変形が発生しにくい。巻線部品の
特性は、枠形コアとI形コアとの当接状態、当接面の大
きさに影響されるが、取付溝にI形コア端部を嵌め込む
構造のため、確実な当接状態と必要な当接面積を確保で
きる。そのため取付溝の幅や深さに厳密な寸法精度が要
求されないし、I形コアの長さも枠形コアの長手方向の
長さより長くなっても構わない。こうして細長形状の閉
磁路コアが容易に構成できる。また、枠形コアと組み合
わせる前にI形コアに巻線を施せばよいので作業性がよ
い。本発明の閉磁路コアは、I形コアを枠形コアの短辺
部間に架設する構成とすることから、E形コアのように
巻線を施す中足部分も合わせて一体成形する場合と異な
り、枠形コア内側面とI形コアとの隙間に、金型加工
上、及びプレス成形上の制約が生じず、その隙間を自由
に設定できる。従って、巻線を施すのに必要な隙間を確
保できる程度にまで、枠形コアの幅を小さくすることに
よって、小型化できる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る巻線部品の一実施例を
示す斜視図であり、図2は、その組立斜視図である。こ
の巻線部品で用いる閉磁路コア10は、細長矩形状の枠
形コア12とその短辺部間を架設するI形コア14とを
組み合わせてなる構造である。ここでは枠形コア12の
相対向する両短辺部の上面のほぼ中央部分に、短辺部を
横断するように、断面矩形状の取付溝18を設けてあ
る。巻線部品は、直接I形コア14に巻線16を施し、
枠形コア12の取付溝18にI形コア14の両端を載置
固定することによって組み立てられる。なおI形コアの
表面には、必要に応じて絶縁被膜などを形成する。その
場合、両端はコア材料が露出するようにして、その露出
部分が取付溝に当接するようにする。枠形コア12とI
形コア14との固定は、嵌着でもよいが、確実に固定す
るためには接着剤を用いたり、あるいは金具によって挟
着する。
【0010】取付溝18の寸法は、幅がI形コア14の
幅と同じかそれよりやや大きい程度でよい。これは巻線
部品の特性が、取付溝18とI形コア14の当接状態、
及び当接面積に影響されるから、十分な当接面積さえ確
保されていればI形コア14の側面側に少しくらい隙間
があっても特性上問題がないからである。また溝の深さ
にも寸法上の巻線の特性面からの制約はなく、I形コア
14を組み合わせたときにI形コア14の上面が枠形コ
ア12の上面より高くても低くてもよい。しかし、薄型
を目的の製品に対しては、I形コア14の上面が枠形コ
ア12の上面より低くなるように溝の深さを設定するの
がよい。I形コア14の長さは、枠形コア12の長さよ
りと一致させるのがよいが、多少長くなって、組み合わ
せた時に枠形コアよりはみ出しても特性上で支障はな
い。
【0011】この閉磁路コア10はフェライト材からな
る。フェライト粉体を所定形状の金型内に充填し、プレ
ス成形して焼成する。枠形コア12及びI形コア14
は、縦横対称的な形状であるから、焼成時の反りなどの
変形は生じ難い。しかも、非常に単純な形状のコアを製
作すればよいので、安価である。
【0012】図3は閉磁路コアの他の例を示す組立斜視
図である。これは、I形コア24の高さが枠形コア22
の高さと同程度であるような閉磁路コア20の例であ
る。I形コア24は、その両端部のみが枠形コア22の
取付溝28の深さとほぼ等しい高さとなるように段付け
加工している。この構造では、I形コア24の幅が狭く
なった分だけ、枠形コア22の幅も狭くできるから小型
化できる。また枠形コア22の幅を変えなければ、枠形
コア22とI形コア24との隙間が拡がり、巻線スペー
スがより大きくなる。
【0013】図4は本発明に係る巻線部品の他の実施例
を示す斜視図であり、図5はその組立斜視図である。こ
の巻線部品は、閉磁路コア30と、巻線36と、コイル
ボビン40とからなる。閉磁路コア30は、上述したも
のとほぼ同様に、細長矩形状の枠形コア32とその短辺
部間を架設するI形コア34とを組み合わせてなる構造
である。ここでも、枠形コア32の相対向する両短辺部
の上面のほぼ中央部分に取付溝38を設けてある。コイ
ルボビン40は樹脂製であり、巻芯部42とその両端下
面に配置した端子接続部44とを有し、且つ端子接続部
の下面に複数の接続端子46を保持するように、これら
を一体的に成形したものである。巻芯部42は、I形コ
ア34を収容可能な中空部を有する角柱状であり、その
上面両端には、収容したI形コア34の両端部が露出す
るように開口部48が形成されている。
【0014】巻線部品は、I形コア34をボビン40に
収容して巻線36を施し、I形コア34の露出面が取付
溝38の底面に当接するように、I形コア34を取付溝
38に載置固定して構成する。巻線端末は、端子接続部
44の接続端子46に絡げて半田付けする。
【0015】図6は本発明に係る巻線部品の更に他の実
施例を示す部分組立斜視図である。この実施例の特徴
は、コイルボビン50の構造にある。コイルボビン50
は、断面U字形の巻芯部52と複数の接続端子56を有
する端子接続部54からなる。I形コア34は、その下
面を巻芯部52の内側底面に当接させるように、巻芯部
52内に収容される。巻芯部52の上側はあいているの
で、敢えて前述例のように枠形コアとI形コアとを取り
つけるための開口部は設ける必要はない。
【0016】図7は本発明で用いるコア−コイルボビン
複合体を示す斜視図である。I形コア64をコイルボビ
ン60にインサート成形してコア−コイルボビン複合体
68を製作する。I形コア64の外周は、その両端部上
面を除いて、樹脂で覆われている。これは丁度図5のコ
イルボビン40にI形コア34を収容した形状と同様で
ある。
【0017】本発明はこのような構成のみに限定される
わけではない。コイルボビンの端子接続部は巻芯部の両
端だけでなく、中間部にも配置する構造でもよい。また
その数も2個に限らず、複数個形成される場合も含む。
【0018】
【発明の効果】本発明では、閉磁路コアを枠形コアとI
形コアで構成するため、焼成時に変形し難く、また枠形
コアの取付溝にI形コアを載置固定する構造としたから
厳密な寸法精度が不要で、閉磁路コアが極めて容易に製
作できる。また金型加工上あるいはプレス成形上の制約
がなくなり、巻線の巻枠幅となるI形コアと枠形コアの
間隔を自由に設定でき、小型化が可能となる。更に巻線
をI形コアに施してから枠形コアに組み合わせるため、
直接巻線する場合でも作業が容易である。またI形コア
を枠形コアの短辺部間に架設する構成とするから、I形
コアと枠形コアとの間で良好な当接状態が得られ、且つ
必要な当接面積を確保でき、良好な特性の巻線部品が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻線部品の一実施例を示す斜視
図。
【図2】その組立斜視図。
【図3】本発明で用いる閉磁路コアの他の例を示す組立
斜視図。
【図4】本発明に係る巻線部品の他の実施例を示す斜視
図。
【図5】その組立斜視図。
【図6】本発明で用いるI形コアとコイルボビンの他の
例を示す組立斜視図。
【図7】本発明で用いるコア−コイルボビン複合体を示
す斜視図。
【符号の説明】
10 閉磁路コア 12 枠形コア 14 I形コア 16 巻線 18 取付溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠田 勝 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長矩形状の枠形コアとその短辺部間に
    架設したI形コアとを組み合わせてなる閉磁路コアと、
    前記I形コアに施した巻線とからなり、前記枠形コアの
    相対向する両短辺部の一方の面のほぼ中央部分に取付溝
    を設け、該取付溝に前記I形コアの両端部を載置固定す
    ることを特徴とする巻線部品。
  2. 【請求項2】 細長矩形状の枠形コアとその短辺部間に
    架設したI形コアとを組み合わせてなる閉磁路コアと、
    前記I形コアを収容する巻芯部と複数の接続端子を保持
    する端子接続部とを有する樹脂製コイルボビンと、前記
    巻芯部に施した巻線とからなり、前記枠形コアの相対向
    する両短辺部の一方の面のほぼ中央部分に取付溝を設
    け、前記巻芯部の少なくとも両端近傍にI形コア端部が
    露出する開口部を設けて、前記I形コアの両端部の露出
    面が取付溝底面に当接するようにI形コアを前記取付溝
    に載置固定することを特徴とする巻線部品。
  3. 【請求項3】 I形コアをコイルボビンにインサート成
    形した請求項2記載の巻線部品。
JP4052894A 1994-02-15 1994-02-15 巻線部品 Pending JPH07230919A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1564148A2 (en) * 2004-02-12 2005-08-17 FLAEM NUOVA S.p.A. Apparatus for creating a vacuum in containers for preserving vacuum-packed products
JP2016507161A (ja) * 2013-02-12 2016-03-07 エプコス アクチエンゲゼルシャフトEpcos Ag 電子トランス素子
US10910139B1 (en) * 2017-02-27 2021-02-02 Universal Lighting Technologies, Inc. Compact common mode choke with differential noise suppression and high self resonant frequency
US10943724B1 (en) * 2017-02-06 2021-03-09 Universal Lighting Technologies, Inc. Magnetic core structure

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