JPH07230173A - 現像方法及びその装置 - Google Patents

現像方法及びその装置

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JPH07230173A
JPH07230173A JP6045075A JP4507594A JPH07230173A JP H07230173 A JPH07230173 A JP H07230173A JP 6045075 A JP6045075 A JP 6045075A JP 4507594 A JP4507594 A JP 4507594A JP H07230173 A JPH07230173 A JP H07230173A
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JP
Japan
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substrate
developing
liquid
supplied
wet liquid
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Application number
JP6045075A
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English (en)
Inventor
Kenji Sugimoto
憲司 杉本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
    • G03F7/3021Imagewise removal using liquid means from a wafer supported on a rotating chuck

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像ムラを防止することができる現像方法及
びその装置を提供する。 【構成】 露光後、現像液の供給に先立って、プリウェ
ット液供給ノズル100内に付設された振動板によって
プリウェット液に超音波振動が印加され、これが基板W
の表面に供給される。この超音波を印加することによっ
て、プリウェット液が基板表面に供給された際に発生し
た数μm程度の大きさの微小気泡を振動させ、プリウェ
ット液の表面に浮上させて消滅させる。よって基板表面
は、親水性に改質され、かつ、微小気泡が存在しない状
態となっている。その後に現像液供給ノズル20D1から
供給される現像液は、微小気泡に妨げられることなく基
板の表面を全面にわたって均一に覆い、結果、現像ムラ
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハ、フォト
マスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基板、
光ディスク用の基板などの表面に形成されたフォトリソ
グラフィー工程に使用されるフォトレジストや、層間絶
縁膜形成用の感光性ポリイミド樹脂などの各種感光性樹
脂膜への所望パターンの露光後、そのパターンを得るた
めに行なう現像方法に係り、特に現像処理に先立って行
なわれるプリウェット処理を含む現像方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の現像方法として、例え
ば、現像液の供給に先立ってプリウェット液を供給する
現像方法(例えば、特開昭57−136646号公報)
がある。この現像方法は、フォトレジストの薄膜が形成
された基板表面に所望のパターンを露光した後、使用す
る現像液よりも現像能力が低い水溶液などのプリウェッ
ト液を基板表面に塗布し、現像液、リンス液を順次に供
給することによって基板表面にそのパターンを得る現像
方法である。この基板表面へのプリウェット液の供給
は、疎水性のフォトレジスト液の薄膜表面に供給される
現像液が薄膜の全面にわたって均一にいきわたるように
するために、フォトレジスト液の薄膜表面の性質を親水
性に改質するために行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来方法の場合には、次のような問題
がある。すなわち、基板表面にプリウェット液を供給し
た際に、プリウェット液内に数μm〜数十μmの大きさ
の微小気泡が生じてフォトレジスト液の薄膜表面に付着
する。そして、この状態で現像液が供給されると、前記
微小気泡付近のフォトレジストの薄膜には現像液が供給
されないので、この部分に現像不良が発生するという問
題点がある。
【0004】そこで、現像液の供給時に超音波を印加す
ることにより、前記フォトレジスト液の薄膜上に付着し
た微小気泡を振動させて除去する現像方法が考えられ
る。しかし、超音波を印加すると必然的に現像液の温度
は上昇する。周知のとおり、現像液の温度は、現像後に
形成されるパターンの精度と厳密な関係があり、このた
め一般的に現像液は所定温度±0.1℃といった厳密な
温度管理を行なっている。したがって現像液に超音波を
印加して、前記微小気泡を除去する現像方法は好ましく
ない。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、現像ムラを防止することができる現像
方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、感光性樹脂膜が形成され
た基板表面に対して所望パターンを露光した後、プリウ
ェット液や現像液などを順次に供給することによって基
板表面にそのパターンを作成する現像方法において、現
像液の供給に先立って超音波を印加したプリウェット液
を基板表面に供給し、前記プリウェット液の供給後に現
像液などを順次に基板表面に供給することを特徴とする
ものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、感光性樹
脂膜が形成された基板表面に対して所望パターンを露光
した後、プリウェット液や現像液などを順次に供給する
ことによって基板表面にそのパターンを作成する現像処
理装置において、現像液の供給前にプリウェット液を基
板表面に吐出するノズルと、前記プリウェット液に超音
波振動を加える超音波印加手段と、からなるプリウェッ
ト液供給手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
請求項1に記載の発明によれば、感光性樹脂膜を形成さ
れた基板表面に対して所望パターンの露光が行なわれた
後、現像液が供給される前に超音波を印加したプリウェ
ット液がその表面に供給される。このプリウェット液へ
の超音波の印加により、プリウェット液が基板表面に供
給された際に発生して基板表面に付着している微小気泡
が容易にプリウェット液の表面に浮上するので、感光性
樹脂膜を形成された基板表面上には微小気泡が存在しな
くなる。したがって、その後に基板表面に供給される現
像液は、微小気泡に妨げられることなく感光性樹脂膜の
全面にわたって均一に接触する。
【0009】また、請求項2に記載の発明によれば、プ
リウエット液供給手段のノズルから基板表面に供給され
るプリウェット液には、超音波印加手段によって超音波
が印加されるので、プリウェット液が基板表面に供給さ
れた際に生じた微小気泡は、容易にプリウェット液の表
面に浮上するので、感光性樹脂膜を形成された基板表面
上には微小気泡が存在しなくなる。したがって、その後
に基板表面に供給される現像液は、微小気泡に妨げられ
ることなく感光性樹脂膜の全面にわたって均一に接触す
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明に係る回転式基板現像装置の平
面図、図2は、図1のA−A線矢視縦断面図、図3は、
処理液供給ノズルの要部拡大図、図4は、プリウェット
液供給ノズルの一部断面図である。
【0011】この回転式基板現像装置は、基板Wを略水
平に位置決め支持する吸引式スピンチャック1とこれを
回転駆動するモータ2とからなる回転処理部3と、吸引
式スピンチャック1の周囲に配設され、処理液飛沫の飛
散を防止するカップ10と、吸引式スピンチャック1に
支持された基板Wの上方で水平方向に掃引駆動され、基
板Wにプリウェット液や現像液を供給する処理液供給ノ
ズル20とから構成されている。
【0012】回転処理部3の吸引式スピンチャック1
は、中空回転軸11 を介してモータ2に接続されてい
る。このモータ2は、支持枠21 に取り付けられてい
る。この支持枠21 に固着された案内部材23 は、上下
方向に配設されているガイドレール24 に摺動自在に嵌
め付けられている。支持枠21 は、上下方向に伸縮する
エアシリンダ25 のロッドに連結されている。このエア
シリンダ25 が駆動されることにより、スピンチャック
1は、基板Wが図示しない移載手段とスピンチャック1
との間で受け渡しされる移載位置と、スピンチャック1
に支持された基板Wに対して処理液が供給される処理位
置との間を往復駆動される。
【0013】処理液飛沫の飛散を防止するためのカップ
10は、処理液を回収するための受皿9aを一体形成し
た矩形状の外側カップ9内に設けられ、上下に分割可能
な上カップ101 と下カップ102 とから構成されてい
る。さらに受皿9aの底面には、処理液から揮発した溶
剤などを排気するための排気ダクト9bが配設され、こ
の排気ダクト9bは、吸引源によって吸引されている。
【0014】上カップ101 と下カップ102 とは、そ
れぞれ別々の昇降手段であるエアシリンダ111 ,11
2 によって別々に昇降可能に支持されている。この上カ
ップ101 は、基板Wに現像液やプリウェット液を供給
する場合に下カップ102 と分離した状態で支持され、
図2に示した分離した状態では、上カップ101 は所定
の高さに位置する。また、下カップ102 は、その上端
が吸引式スピンチャック1の基板支持面よりも下方に位
置するように構成されている。
【0015】上カップ101 は、その上端部を逆L字状
の支持部材113 の支持腕に取り付けられている。支持
部材113 の支柱は、ガイドレール117 に摺動自在に
嵌め付けられている昇降ガイド部材115 を介してエア
シンダ111 のロッドに接続されている。なお、下カッ
プ102 は、上カップ101 と同様に、支持部材1
4 ,昇降ガイド部材116 ,ガイドレール118 によ
って昇降可能に支持されている。
【0016】プリウェット液や現像液を供給する後に詳
述する処理液供給ノズル20は、上カップ101 と下カ
ップ102 との間に位置するように配設されている。処
理液供給ノズル20を一端側に備えるアーム21の他端
側は、支柱22の上部の支軸23を介して水平揺動可能
に取り付けられている。支柱22の下端には、アーム2
1を水平方向に揺動駆動して、処理液供給ノズル20を
基板Wに対して掃引するための駆動モータ24が配設さ
れている。また、処理液供給ノズル20は、アーム21
が水平揺動されたときに吸引式スピンチャック1に支持
されている基板Wのほぼ回転中心に位置するようにアー
ム21の先端部に取り付けられている(図1参照)。
【0017】なお、図1における符号40は、基板Wに
対してリンス液を供給するリンス液供給ノズルであり、
符号41は、基板W上の塵埃を飛散除去するためのN2
ガス噴射ノズルである。
【0018】図3の処理液供給ノズル20の要部拡大図
を参照する。特に図3(a)は、その平面図を示し、図
3(b)は、その側面図を示す。
【0019】この処理液供給ノズル20は、現像液を基
板Wの表面に供給する現像液供給ノズル20D1とプリウ
ェット液供給手段に相当するプリウェット液供給ノズル
100とから構成されている。現像液供給ノズル20D1
には、純水を供給するパイプ20D2と現像液を供給する
パイプ20D3が接続されており、いずれか一方が選択さ
れて現像液供給ノズル20D1から供給される。この現像
液供給ノズル20D1は、斜め下方に向かって処理液を供
給できるように、処理液供給ノズル20の支持部材20
1 の一端部を鋭角に折り曲げ形成した部分に取り付けら
れ、その先端を上方に傾斜させて取り付けられている。
また、このノズル20D1から供給される処理液は、平面
視状態で扇形に広がって基板Wに供給される。
【0020】図4のプリウェット液供給ノズル100の
要部拡大図を参照する。
【0021】プリウェット液供給ノズル100は、円筒
状に形成されたノズル胴部102とその下部開口部にね
じ込み固定されているノズル先端部104とからなるノ
ズル106と、このノズル106に付設される振動板1
08及びこれに接続されたケーブル110とからなる超
音波印加手段112と、前記ノズル胴部102の側面か
らその内部にプリウェット液を供給するプリウェット液
供給パイプ1021 とにより構成されている。
【0022】ノズル106のノズル胴部102は、プリ
ウェット液に腐食されることのないステンレス鋼板など
の金属材料で形成され、そのノズル先端部104は、ポ
リプロピレンなどの高分子系の樹脂で形成されている。
また、ノズル先端部104の先細りの先端開口部は、そ
の流路横断面が円形に形成されている。
【0023】ノズル胴部102の中空部に配設されてい
る振動板108は、圧電効果や電気ひずみ効果を有する
材料を、所望の機械共振周波数(例えば1.5MHz程
度の超音波と呼ばれる周波数)を得られるような形状に
成形したものであり、例えば、圧電効果の大きな結晶や
電気ひずみ効果の大きなチタン酸ジルコン酸鉛磁器など
のセラミックなどを使用することができる。本実施例で
は、セラミックを用い、さらに寿命を延ばすためにプリ
ウェット液に触れる片面にタンタルを塗布した振動板1
08を使用している。このタンタルコーティングを施し
たセラミック製の振動板108は、パッキン115を介
してノズル胴部102の内面に取り付けられている。こ
の振動板108には、ケーブル110が接続され、振動
板108の機械共振周波数にほぼ等しい1.5MHz程
度の周波数の高周波電圧が印加される。これにより励振
された振動板108には、印加した高周波電圧の周波数
に等しい振動が発生し、プリウェット液供給パイプ10
1 から供給されたプリウェット液に超音波振動を印加
する。
【0024】なお、基板Wの表面に形成された薄膜の膜
厚やフォトレジスト液の種類によっては、超音波を印加
したプリウェット液がその薄膜面に損傷を与える恐れも
あるので、その膜厚やフォトレジスト液の種類に応じた
適宜の振幅の高周波電圧を振動板108に印加すること
が好ましい。
【0025】プリウェット液供給ノズル100は、処理
液供給ノズル20の支持部材201の貫通穴からそのノ
ズル先端部104が基板Wに向かって突出した状態で、
かつ、ノズル胴部102がほぼ直立するような状態で固
定部材1001 により固定されている。
【0026】次に、上記のように構成された回転式基板
現像装置による現像処理の動作について説明する。な
お、処理を行なう基板は、既にその表面にフォトレジス
トの薄膜が形成され、所定温度で硬化処理(いわゆるソ
フトベーク)が行なわれ、その後、所望パターンの露光
処理が行なわれている。
【0027】<基板の搬入>処理を行なう基板Wを回転
処理部3に受け入れるためにエアシリンダ25 が伸長駆
動され、吸引式スピンチャック1が基板Wを受け取る移
載位置にまで上昇駆動される。そして、吸引式スピンチ
ャック1は、図示しない移載手段から基板Wを受け取っ
た後、エアシリンダ25 が収縮駆動され、処理位置に下
降される(図5(a)参照)。
【0028】<プリウェット処理>エアシリンダ111
が伸長駆動されることにより、上カップ101 が下カッ
プ102 と分離され、上カップ101 が所定の高さへ上
昇移動される(図2参照)。そして、両カップ101
102 の間から、N2 ガス噴射ノズル41によって基板
Wの表面にN2 ガスが吹きつけられてその表面の塵埃な
どが除去される。次に、駆動モータ24が正転駆動され
てアーム21が揺動駆動され、図1の2点鎖線に示すよ
うに基板Wの回転中心の上方にプリウェット液供給ノズ
ル100が移動された時点で揺動駆動が停止される。
【0029】基板Wは、モータ2が300〜1000r
pm程度、好ましくは300rmp程度の回転数で正転
駆動されることにより回転されるとともに、プリウェッ
ト液供給パイプ1021 にプリウェット液としての純水
が流量0.6〜1.0リットル/min程度で供給され
る。この時、プリウェット液供給ノズル100の振動板
108には、1.5MHz程度の高周波電圧が印加され
ているので、基板Wには、ノズル先端部104から超音
波振動が印加されたプリウェット液が供給される。した
がって、プリウェット液が基板Wの表面に衝突した時に
発生する微小気泡は、基板表面に付着することなく基板
表面のプリウェット液から浮上するので、感光性樹脂膜
を形成された基板表面上には微小気泡が存在しなくな
る。このプリウェット処理は、5〜10秒間程度、好ま
しくは5秒程度行なわれて、プリウェット液の供給が停
止される(図5(b)参照)。
【0030】なお、プリウェット液の供給時には、基板
Wを回転させずに停止させた状態で行なうようにしても
よい。また、処理液供給ノズル20を駆動モータ24に
よって水平揺動させながらプリウェット液の供給を行な
うようにしてもよい。
【0031】<現像処理>モータ2が30rpm程度の
回転数で基板Wを回転させるとともに、フォトレジスト
液に応じた現像液が現像液パイプ20D3に0.6〜0.
8リットル/min程度の流量で供給され、現像液供給
ノズル20D1から基板Wの表面に現像液が供給される。
このときアーム21は、駆動モータ24によって水平方
向に揺動され、現像液は、基板表面の全面にわたって供
給される(図5(c)参照)。このとき、上記のプリウ
ェット処理によって、基板Wの表面は、疎水性から親水
性に改質され、かつ、微小気泡を除去されているので、
現像液は基板表面の全面にわたって速やかに行き渡る。
結果、微小気泡が存在する場合に比較して少ない現像液
で基板全面を覆うことができる。
【0032】現像液は2〜3秒間の供給の後に停止され
る。そして、基板Wの表面に供給された現像液による現
像作用を保持するために、所要の現像時間(例えば50
秒間)のうち、1回につき2秒〜3秒間の基板Wの回転
駆動を上記の回転数で2回〜3回行う。また、この現像
作用を保持するために回転駆動を停止した状態にしても
よい。この現像作用においては、基板表面に現像液が触
れることを妨げる微小気泡が存在しないので、基板表面
の全面にわたって現像液が供給され、現像ムラが発生す
ることがない。
【0033】なお、現像液の供給は、プリウェット液の
供給が終了する直前に開始し、現像処理とプリウェット
処理とが一部重複するようにしてもよい。これにより、
プリウェット液と現像液との置換をスムーズに行なうこ
とができる。例えば、プリウェット液の供給終了より
0.1秒程度前から現像液の供給を開始するようにして
もよい。
【0034】<リンス処理>上記の現像作用を停止させ
る。アーム21は、駆動モータ24によってカップ10
の外側へ移動される。そして、エアシリンダ112 が伸
長駆動されることにより、下カップ102 がその上方に
位置している上カップ103 と合体される。図5(d)
に示すように、この状態では、吸引式スピンチャック1
の基板保持面の高さに下カップ102 の内側の傾斜面が
位置する。
【0035】モータ2が基板Wを1000rpm程度で
回転駆動させるとともに、リンス液供給ノズル40から
基板表面に向かってリンス液を0.6〜0.8リットル
/minの流量で供給する。この処理を例えば10秒〜
15秒間行う。
【0036】なお、上記のリンス液の供給前にアーム2
1の純水パイプ20D2に純水を供給し、現像液供給ノズ
ル20D1から基板Wの表面に供給させて、おおまかに基
板表面の現像液を洗い流し、同時に現像液供給ノズル2
D1内の現像液を洗い流すようにしてもよい。
【0037】<乾燥処理>上記の一連の処理が行なわれ
た基板Wの表面を乾燥させる。モータ2が基板Wを40
00〜5000rpm程度で高速に10秒〜15秒間回
転駆動することにより、基板Wの表面に付着しているリ
ンス液を飛散させて液切りする。結果、基板Wの表面は
乾燥する。
【0038】エアシリンダ111 ,112 が収縮駆動さ
れることにより上カップ101 と下カップ102 とは、
それらが合体した状態で処理終了位置に下降する(図5
(e)参照)。上記の一連の処理を繰り返すことによ
り、連続して基板を処理することができる。
【0039】なお、プリウェット液としては、上記に示
した純水の他に、使用する現像液を純水などで希釈して
現像能力を低下させたもの、例えば、ポジ形フォトレジ
スト液の場合は弱アルカリ性の水溶液や、界面活性剤な
どが使用可能である。
【0040】次に、図6を参照して従来の現像方法と本
発明による現像方法との比較を行なう。
【0041】図6(a)は、現像後に所望のパターンが
形成されたフォトレジストの薄膜を基板表面に密着さ
せ、後工程で行なうエッチング処理での安定性を増すた
めの熱処理(いわゆるポストベーク)を行なった後に、
欠陥検査装置を用いて微小気泡による0.2μm以上の
大きさをもつ欠陥を計数したグラフである。なお、試料
の基板は、6インチサイズであり、フォトレジストの薄
膜の膜厚は、1.2μm程度、ソフトベークは、90℃
で50秒間、ポストベークは、120℃で50秒間の処
理を行なった。
【0042】図6(a)に示されるように本発明による
超音波によるプリウェット処理を行なった現像方法で
は、全く欠陥が発生していないが、従来のプリウェット
処理を行なった現像方法では、最大6個の欠陥が発生し
ていることがわかる。現在の微細化された半導体プロセ
スにおいては、1μm以下のいわゆるサブミクロンオー
ダでパターンが設計されていることも多いので、0.2
μmの大きさの欠陥は、半導体素子の歩留りを大きく低
下させる原因となりうるが、本発明に係る現像方法によ
れば、現像ムラを防止し、結果、半導体素子の歩留りを
向上させることができる。
【0043】次に図6(b)は、フォトレジスト液の薄
膜が形成された基板表面に現像液を供給し、その時に、
現像液が溌水することなく基板全面を覆うことができた
時の現像液量、すなわち、現像に要する最小の液量を示
すグラフである。
【0044】図6(b)に示されるように従来のプリウ
ェット処理を行なった現像方法では、30cc程度の現
像液量を要するが、本発明に係る超音波によるプリウェ
ット処理を行なった現像方法によれば、20cc程度で
あり、30%程度の現像液量を節約することができる。
これは、超音波の印加によって基板表面から微小気泡が
除去されているので、感光性樹脂膜が形成された基板表
面の現像液に対する濡れ性が向上するために基板表面へ
の現像液の広がりが妨げられることがないためである。
したがって、現像処理に要する現像液量を節約すること
ができ、現像処理装置のランニングコストを低減するこ
とができる。
【0045】なお、本発明は、回転式の基板現像装置に
限定されるものではなく、感光性樹脂膜が形成された基
板表面に現像液を供給して行なう現像方法であれば、種
々の現像方法(例えば、基板を処理液中に浸漬するディ
ップ式の現像方法)に適用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、現像処理の前に超音波を印加
したプリウェット液を基板表面に供給し、微小気泡を残
留させることなくその表面を親水性に改質しているの
で、現像液が基板表面の全面にわたって均一に供給さ
れ、結果、現像ムラを防止することができる。
【0047】また、請求項2に記載の発明によれば、プ
リウェット液供給手段のノズルから超音波印加手段によ
って超音波が印加されたプリウェット液が基板表面に供
給されるので、プリウェット液と基板表面の界面で発生
した微小気泡は、除去され、現像液が基板表面にわたっ
て均一に供給される。結果、現像ムラを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る回転式基板現像装置の平面図であ
る。
【図2】図1に示す回転式基板現像装置のA−A線矢視
縦断面図である。
【図3】処理液供給ノズルの要部拡大図である。
【図4】プリウェット液供給ノズルの一部断面図であ
る。
【図5】現像処理の動作説明に供する図である。
【図6】従来の現像方法と本発明の現像方法との比較結
果を示す図である。
【符号の説明】
W … 基板 1 … 吸引式スピンチャック 10 … カップ 101 … 上カップ 102 … 下カップ 20 … 処理液供給ノズル 100 … プリウェット液供給ノズル 102 … ノズル胴部 106 … ノズル 108 … 振動板 110 … ケーブル 112 … 超音波印加手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性樹脂膜が形成された基板表面に対
    して所望パターンを露光した後、プリウェット液や現像
    液などを順次に供給することによって基板表面にそのパ
    ターンを作成する現像方法において、 現像液の供給に先立って超音波を印加したプリウェット
    液を基板表面に供給し、 前記プリウェット液の供給後に現像液などを順次に基板
    表面に供給することを特徴とする現像方法。
  2. 【請求項2】 感光性樹脂膜が形成された基板表面に対
    して所望パターンを露光した後、プリウェット液や現像
    液などを順次に供給することによって基板表面にそのパ
    ターンを作成する現像処理装置において、 現像液の供給前にプリウェット液を基板表面に吐出する
    ノズルと、 前記プリウェット液に超音波振動を加える超音波印加手
    段と、 からなるプリウェット液供給手段を備えたことを特徴と
    する現像処理装置。
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