JPH07222152A - 画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法 - Google Patents

画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法

Info

Publication number
JPH07222152A
JPH07222152A JP2493894A JP2493894A JPH07222152A JP H07222152 A JPH07222152 A JP H07222152A JP 2493894 A JP2493894 A JP 2493894A JP 2493894 A JP2493894 A JP 2493894A JP H07222152 A JPH07222152 A JP H07222152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
compressed data
data
bits
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2493894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Yamamoto
和弘 山本
Eiji Yokogawa
英二 横川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP2493894A priority Critical patent/JPH07222152A/ja
Publication of JPH07222152A publication Critical patent/JPH07222152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 指定した圧縮率以下にデータサイズを制御
し、また、メモリ管理を容易にして、メモリ容量を節約
し、1度の画像読み込みのみで符号化を行い、標準的な
JPEG方式における圧縮処理速度と変わらない処理速
度、画質を実現できる画像処理装置及びそれにおける圧
縮データ制御方法を提供する。 【構成】 ブロック単位で画像情報を読み込み、DCT
演算、量子化を行い、圧縮データサイズ制御処理手段1
4で予め設定した圧縮データサイズから1ブロックに割
り当て可能なビット数を算出し、エントロピー符号化器
13において画像データの符号化を行う時に、割り当て
ビット数を超える場合に超える分のデータ以降について
符号化を止めてEOBを付加し、1ブロックの符号化が
割り当てビット数以下で終わった場合は、余ったビット
数を次のブロックの割り当てビット数に加算して行く画
像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、JPEG方式の画像圧
縮・伸張を行う画像処理装置に係り、特にハフマン符号
化における圧縮データのデータサイズを制御し、圧縮デ
ータのメモリ管理を容易にしてメモリ容量を節約できる
画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮のための符号化及び画像伸張の
ための復号化を行うJPEG(JointPhotographic Expe
rt Group )方式の従来の画像処理装置について図7を
使って説明する。図7は、従来の画像処理装置の構成ブ
ロック図である。
【0003】従来の画像処理装置は、DCTをベースと
した符号化器1と、DCTをベースとした復号化器2
と、符号化器1側のメモリ(a)5と、復号化器2側の
メモリ(b)7と、メモリ5からメモリ7へ圧縮データ
を伝送する伝送路6と、量子化の際に用いられる量子化
テーブル3と、符号化・復号化の際に用いられる符号化
テーブル4とから構成されている。
【0004】更に、符号化器1内には、DCT(Discre
te Cosine Transform )演算を行うDCT演算手段11
と、量子化を行う量子化器12と、エントロピー符号化
を行うエントロピー符号化器13とが設けられている。
また、復号化器2内には、圧縮データのエントロピー復
号化を行うエントロピー復号化器23と、逆量子化を行
う量子化器22と、逆DCT(IDCT)演算を行うI
DCT演算手段21とが設けられている。
【0005】従来の画像処理装置における動作は、原画
像を入力し、符号化器1内のDCT演算手段11でDC
T演算を行い、量子化器12で量子化テーブル3を用い
て量子化を行い、エントロピー符号化器13で符号化テ
ーブル4を用いてエントロピー符号化を行って、メモリ
5にパラメータと符号データを格納する。そして、伝送
路6を介してメモリ5からメモリ7へパラメータと符号
データが伝送され、メモリ7に格納される。
【0006】更に、メモリ7内のパラメータと符号デー
タが復号化器2内に取り込まれ、エントロピー復号化器
23で符号化テーブル4を用いてエントロピー復号化を
行い、復号化されたデータを量子化器22で量子化テー
ブル3を用いて逆量子化を行い、IDCT演算手段21
で逆DCT(IDCT)演算を行って、画像を再生する
ものである(インターフェース「カラー静止画像の国際
標準符号化方式」遠藤俊明著 1991年12月号p1
60〜p182参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のJPEG方式による画像圧縮技術では、画像データ
サイズの制御は一般的に行われておらず、同じ量子化テ
ーブルを使用しても画像の細かさによって圧縮データサ
イズが大きく変動してしまい、指定した圧縮率に圧縮で
きず、よって量子化テーブルは圧縮率のおおよその目安
にしかならず、以下のような問題点があった。
【0008】つまり、ICメモリカード等に圧縮した画
像データを記録する場合、圧縮データサイズが事前に正
確に見積れないために、1枚の画像の圧縮画像データを
格納するのにかなり余裕を持った領域を確保するか、又
はメモリ領域を節約するために複雑なメモリ管理処理が
必要となっていた。
【0009】また、従来技術として、圧縮データサイズ
を制御する方法があるが、その制御方法が、1度画像を
読み込んで細かさを確認した後、細かさに応じて量子化
テーブルを操作してデータサイズを制御するという方法
(デレビジョン学会誌「画像情報工学と放送技術」Vol.
46 No.3 1992,参照)であるため、1回の圧縮処理で2
度画像を読み込まなければならず、圧縮処理速度が遅く
なって圧縮処理に時間がかかってしまい、かつ量子化テ
ーブルを操作するため比較的変化の小さいブロックに関
しても同等に高圧縮がかけられてしまい、圧縮処理効率
が悪いという問題点があった。
【0010】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、指定した圧縮率(データサイズ)以下にデータサイ
ズを制御し、また、圧縮データを格納するメモリの管理
を容易にし、メモリ容量を節約し、更に、1度の画像読
み込みのみで符号化を行い、標準的なJPEG方式にお
ける圧縮処理速度と変わらない処理速度、並びに標準的
なJPEG方式における圧縮処理に近い画質を実現でき
る画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、画像処理装置にお
いて、入力された画像情報をブロック単位にDCT変換
を行い、量子化テーブルを用いて量子化を行い、符号化
テーブルを用いてエントロピー符号化を行って画像デー
タの圧縮が為される画像処理装置において、予め設定し
た圧縮データのサイズから1ブロックに割り当てられる
圧縮データのビット数を算出し、前記1ブロックに割り
当てられる圧縮データのビット数以内でエントロピー符
号化を行う圧縮データサイズ制御処理手段を設けたこと
を特徴としている。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置におけ
る圧縮データ制御方法において、量子化されたデータを
符号化テーブルを用いてブロック毎にエントロピー符号
化して行く際に、算出された1ブロックに割り当てられ
る圧縮データのビット数を超える場合には、前記1ブロ
ックに割り当てられる圧縮データのビット数を超えるデ
ータ以降のデータについてのエントロピー符号化を止
め、ブロックの終了を示す終了符号を付加することを特
徴としている。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項2記載の画像処理装置におけ
る圧縮データ制御方法において、1ブロックに割り当て
られる圧縮データのビット数を超えるデータ以降のデー
タについてエントロピー符号化を止めた場合で、前記1
ブロックに割り当てられる圧縮データのビット数に対し
て実際にエントロピー符号化された圧縮データのビット
数が小さくて余りのビット数が生じた時には、該余った
ビット数を次のブロックの1ブロックに割り当てられる
圧縮データのビット数に加算することを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、予め設定した圧
縮データサイズから1ブロックに割り当てられる圧縮デ
ータのビット数を算出し、そのビット数以内でエントロ
ピー符号化を行う圧縮データサイズ制御処理手段を設け
た画像処理装置としているので、設定した圧縮率(デー
タサイズ)以下にデータを圧縮することができ、圧縮デ
ータを格納するメモリの管理を容易にし、メモリ容量を
節約できる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、ブロック毎
にエントロピー符号化していく過程で、算出された1ブ
ロックに割り当てられる圧縮データのビット数を越える
場合に、越える分のデータ以降についてエントロピー符
号化を止め、ブロックの終了を示す終了符号を付加する
請求項1記載の画像処理装置の圧縮データ制御方法とし
ているので、設定した圧縮率(データサイズ)以下にデ
ータを圧縮することができ、圧縮データを格納するメモ
リの管理を容易にし、メモリ容量を節約できる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、1ブロック
に割り当てられる圧縮データのビット数に対して実際に
エントロピー符号化された圧縮データのビット数が小さ
くて、余りのビット数が生じた時に、余ったビット数を
次のブロックの1ブロックに割り当てられる圧縮データ
のビット数に加算する請求項2記載の画像処理装置の圧
縮データ制御方法としているので、設定した圧縮率(デ
ータサイズ)以下にデータを圧縮することができ、更に
1画像を格納する為のメモリ容量を最大限に利用し圧縮
データを格納するメモリの管理を容易にし、メモリ容量
を節約できる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明の一実施例に係る画像処理
装置の構成ブロック図である。尚、図7と同様の構成を
とる部分については同一の符号を付して説明する。
【0018】本実施例の画像処理装置は、図1に示すよ
うに、従来の画像処理装置と比べて、符号化器1内に、
エントロピー符号化器13とメモリ(a)5との間に圧
縮データサイズ制御処理手段14を設けたことが特徴で
ある。その他の構成部分は、従来の画像処理装置とほぼ
同様であり、また、その各部の処理動作も前述したイン
ターフェース「カラー静止画像の国際標準符号化方式」
に具体的に記載されている。
【0019】本実施例の圧縮データサイズ制御処理手段
14での処理の前段階について簡単に説明すると、例え
ば、原画像を8×8画素毎のブロック単位で読み込み、
8×8画素の原画像データを8×8の平均値(DC成
分)と平均値との差分(AC成分)の8×8の行列に変
換するDCT変換をDCT演算手段11で行い、DCT
変換されたデータと量子化テーブル3の値で割り算を行
い、差分の小さなデータ、高周波成分データを0にし、
圧縮率を制御する量子化を量子化器12で行う。尚、こ
の0の数を多くすればするほど圧縮率は高くなるもので
ある。
【0020】次に、エントロピー符号化器13におい
て、前述したインターフェース「カラー静止画像の国際
標準符号化方式」のp167〜のハフマン符号化に記載
されているように、DC係数及びAC係数の符号化を各
々のグループ表とハフマン符号テーブルを用いて複数ビ
ットの符号に割り当てるハフマン符号化を行う。
【0021】そして、本実施例の圧縮データサイズ制御
処理手段14における圧縮データサイズ制御の処理概要
は、予め設定した圧縮データサイズから、1ブロック
(8×8画素[ピクセル])に割り当て可能なビット数
を算出しておき、エントロピー符号化器13において画
像データの符号化を行う時に、割り当てビット数を越え
る場合は符号化を止め、EOB(End Of Block)のブロ
ック終了符号をセットするものである。また、1ブロッ
クの符号化が割り当てビット数以下で終わった場合は、
余ったビット数を次のブロックの割り当てビット数に加
算してゆくようにしている。
【0022】この結果、予め設定したデータサイズを最
大限に利用し、それを越えない圧縮画像データを作成す
ることができる。
【0023】ここで、1ブロックに割当可能なビット数
を60ビットとすると、1ブロックの符号化データが6
0ビットを越えてしまう場合(細かい画像の場合)はデ
ータが失われてしまうが、失われるデータは比較的高周
波成分のデータで、1ブロックの画像に与える影響は少
ないものと考えられる。また、1ブロックの符号化デー
タが60ビット以下の場合(平淡な画像の場合)は1ブ
ロック全てが符号化され、データが失われることはな
い。
【0024】次に、本実施例の画像処理装置における圧
縮データ制御方法を説明する前に、正規のハフマン符号
化について、図2、図3を用いて簡単に説明する。図2
は、1ブロックの量子化データの例を示す説明図であ
り、図3は、図2の量子化データを従来の正規のハフマ
ン符号化方法で符号化した結果を示す説明図である。
尚、図2において量子化データのDC成分値”2”は、
前のブロックのDC成分値との差分を示している。
【0025】前述したインターフェース「カラー静止画
像の国際標準符号化方式」のp167〜のハフマン符号
化に記載されているように、DC係数及びAC係数の符
号化を各々のグループ表とハフマン符号テーブルを用い
て複数ビットの符号に割り当てるハフマン符号化方法
で、図2に示す1ブロックの量子化データをDC成分
値”2”からジグザグ・スキャンしながらAC成分値”
25”,”−6”,”−1”,”16”,・・・,”
1”,”−2”,”0”,”4”までを順次符号化し、
残りのAC成分値がすべて”0”となった時にEOB符
号を書き込んで、図3に示すような符号データを作成す
ることになる。
【0026】次に、本実施例の画像処理装置における圧
縮データ制御方法について、図2、図4を用いて簡単に
説明する。図4は、図2の量子化データを本実施例の圧
縮データ制御方法を用いて符号化した結果を示す説明図
である。尚、図4では1ブロックの割り当てビット数を
60ビットとして符号化した場合の例を示している。
【0027】本実施例の画像処理装置における圧縮デー
タ制御方法では、正規のハフマン符号化方法と同様に、
図2に示す1ブロックの量子化データをDC成分値”
2”からジグザグ・スキャンしながらAC成分値”2
5”,”−6”,”−1”,”16”,・・・を順次符
号化し、その都度符号データ長の累積と割り当てビット
数(60ビット)とを比較し、60ビット以下の場合は
符号データをメモリ5に格納して行く。但し、実際は最
後にEOB符号を書き込まなければならばないので、割
り当てビット数からEOB符号分を差し引いた値で比較
していく。図4の例では、AC成分値”1”までは60
ビット以下である)。
【0028】そして,60ビットを越えてしまう時点
(図4の例では、AC成分値”−2”を符号化した時)
で符号化を中止し、EOB符号を書き込み、図4に示す
ような符号データを作成することになる。尚、余った3
ビットは次のブロックの1ブロックの割り当てビット数
に加算されるようになっている。
【0029】次に、本実施例の画像処理装置における圧
縮データ制御方法を実現する処理動作について、圧縮デ
ータサイズ制御処理手段14を中心に、図5及び図6を
用いて説明する。図5及び図6は、本実施例の圧縮デー
タ制御方法における1ブロックのデータ圧縮処理動作を
示すフローチャート図である。尚、図5,6において、
1ブロックの残りビット数をカウントするために1ブロ
ックビットカウンターを使用する。つまり、本実施例の
圧縮データサイズ制御処理手段14内には、1ブロック
ビットカウンターが設けられている。
【0030】本実施例の圧縮データ制御方法における1
ブロックのデータ圧縮処理動作は、図5に示すように、
まず、初期処理として、原画像データサイズを圧縮率で
割って圧縮画像のデータサイズを算出し(100)、間
引き比から1画面の総ブロック数を算出し(102)、
圧縮画像データサイズを1画面総ブロック数で割って1
ブロックの割り当てビット数(1ブロックビット数)を
算出し(104)、1ブロックの残りビット数をカウン
トする1ブロックビットカウンターに1ブロックビット
数をセットする(106)。尚、間引き比については、
前述のインターフェース「カラー静止画像の国際標準符
号化方式」に具体的に記載されている。
【0031】次に、ブロック単位の処理として、DCT
変換を行い(110)、量子化を行い(120)、輝度
データか色差データかによって輝度データであればEO
Bビット数を4(”1010”)とし(132)、色差
データであればEOBビット数を2(”00”)とする
(134)。尚、DCT変換及び量子化技術は従来のも
のと同様である。
【0032】次に、正規ハフマン符号化と同様の方法で
符号化を行い(140)、そして本実施例の特徴部分で
ある圧縮データサイズ制御処理手段14の動作として、
1ブロックビットカウンターの値とEOBビット数とを
比較し(150)、1ブロックビットカウンターの値の
方が大きい場合は、ハフマン符号化データビット数と
(1ブロックビットカウンターの値−EOBビット数)
とを比較する(152)。
【0033】そして、ハフマン符号化データビット数の
方が小さいか、又は同じ場合は、ハフマン符号化データ
の内容が”FFh(11111111)”であるか判断
し(160)、”FFh”である場合は、ハフマン符号
化データビット数に8を加え(162)、ハフマン符号
化データビット数と(1ブロックビットカウンターの値
−EOBビット数)とを比較する(164)。
【0034】尚、処理160〜処理164の処理は、正
規のハフマン符号化において符号化データが”FFh”
であった場合は、その直後に必ず”00h(00000
000)”の8ビットを付加しなければならないという
規則に基づく処理である。
【0035】処理160において、ハフマン符号化デー
タの内容が”FFh”でない場合、及び処理164にお
いてハフマン符号化データビット数の方が小さいか、又
は同じ場合は、ハフマン符号化データを書き込む(17
0)。但し、ハフマン符号化データの内容が”FFh”
である場合は、ハフマン符号化データと”00h”を書
き込むものである。
【0036】そして、1ブロックビットカウンターから
ハフマン符号化データビット数を引算し(172)、1
ブロックの処理が終了していない場合は、処理140に
戻り、1ブロックの処理が終了した場合は、1ブロック
ビットカウンターに1ブロックビット数を加算する(1
90)。これにより、余ったビットを次のブロックの1
ブロックの割り当てビット数に加算する処理を行い、1
ブロックのデータ圧縮処理を終了する。
【0037】尚、処理150において、1ブロックビッ
トカウンターの値の方がEOBビット数より小さいか、
又は同じ場合と、処理152において、ハフマン符号化
データビット数の方が(1ブロックビットカウンターの
値−EOBビット数)より大きい場合と、処理164に
おいて、ハフマン符号化データビット数の方が(1ブロ
ックビットカウンターの値−EOBビット数)より大き
い場合は、符号化処理を中止してEOBを書き込み(1
80)、1ブロックビットカウンターからEOBビット
数を引算し(182)、処理190に移る。
【0038】本実施例の画像処理装置及びそれにおける
圧縮データ制御方法によれば、予め設定した圧縮データ
サイズから、1ブロックに割り当て可能なビット数を算
出しておき、エントロピー符号化器13において画像デ
ータの符号化を行う時に、割り当てビット数を超える場
合に、超える分のデータ以降について符号化を止めてブ
ロック終了符号のEOBを付加し、また1ブロックの符
号化が割り当てビット数以下で終わった場合は、余った
ビット数を次のブロックの割り当てビット数に加算して
ゆくものであるので、予め設定したデータサイズを最大
限に利用し、それを超えない圧縮画像データを作成する
ことができ、その結果、圧縮画像データをメモリに保存
する場合のメモリ管理が容易になり、メモリ容量を節約
することができる効果がある。
【0039】更に、本実施例の画像処理装置及びそれに
おける圧縮データ制御方法によれば、エントロピー符号
化器13において画像データの符号化を行う時に、指定
した圧縮率(データサイズ)以下にデータサイズを制御
でき、また、1度の画像読み込みのみで符号化を行い、
標準的なJPEG方式における圧縮処理速度と変わらな
い処理速度で画像データの圧縮を実現できる効果があ
る。
【0040】また、本実施例の画像処理装置及びそれに
おける圧縮データ制御方法を使用すれば、事前に使用す
る最大のメモリ容量を計算することができるため、無駄
なメモリを実装する必要がなく、画像処理装置のコスト
を削減することができる効果がある。また、複雑なメモ
リ管理機能を持たなくて済む。
【0041】更に、本実施例の画像処理装置及びそれに
おける圧縮データ制御方法によれば、予め算出した1ブ
ロックに割り当て可能なビット数の範囲内では、従来と
同様の符号化技術を用いた符号化を行い、残りの部分は
すべて値”0”としたことになるので、他のJPEG方
式のファイルとの互換性を保つことができ、標準的なJ
PEG方式における圧縮処理に近い画質を実現できる効
果がある。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、予め設定
した圧縮データサイズから1ブロックに割り当てられる
圧縮データのビット数を算出し、そのビット数以内でエ
ントロピー符号化を行う圧縮データサイズ制御処理手段
を設けた画像処理装置としているので、設定した圧縮率
(データサイズ)以下にデータを圧縮することができ、
圧縮データを格納するメモリの管理を容易にし、メモリ
容量を節約できる効果がある。
【0043】請求項2記載の発明によれば、ブロック毎
にエントロピー符号化していく過程で、算出された1ブ
ロックに割り当てられる圧縮データのビット数を越える
場合に、越える分のデータ以降についてエントロピー符
号化を止め、ブロックの終了を示す終了符号を付加する
請求項1記載の画像処理装置の圧縮データ制御方法とし
ているので、設定した圧縮率(データサイズ)以下にデ
ータを圧縮することができ、圧縮データを格納するメモ
リの管理を容易にし、メモリ容量を節約できる効果があ
る。
【0044】請求項3記載の発明によれば、1ブロック
に割り当てられる圧縮データのビット数に対して実際に
エントロピー符号化された圧縮データのビット数が小さ
くて、余りのビット数が生じた時に、余ったビット数を
次のブロックの1ブロックに割り当てられる圧縮データ
のビット数に加算する請求項2記載の画像処理装置の圧
縮データ制御方法としているので、設定した圧縮率(デ
ータサイズ)以下にデータを圧縮することができ、更に
1画像を格納する為のメモリ容量を最大限に利用し圧縮
データを格納するメモリの管理を容易にし、メモリ容量
を節約できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成ブ
ロック図である。
【図2】1ブロックの量子化データの例を示す説明図で
ある。
【図3】図2の量子化データを従来の正規のハフマン符
号化方法で符号化した結果を示す説明図である。
【図4】図2の量子化データを本実施例の圧縮データ制
御方法を用いて符号化した結果を示す説明図である。
【図5】本実施例の圧縮データ制御方法における1ブロ
ックのデータ圧縮処理動作を示すフローチャート図であ
る。
【図6】本実施例の圧縮データ制御方法における1ブロ
ックのデータ圧縮処理動作を示すフローチャート図であ
る。
【図7】従来の画像処理装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1…符号化器、 2…復号化器、 3…量子化テーブ
ル、 4…符号化テーブル、 5…メモリ(a)、 6
…伝送路、 7…メモリ(b)、 11…DCT演算手
段、 12、22…量子化器、 13…エントロピー符
号化器、 14…圧縮データサイズ制御処理手段、 2
1…IDCT演算手段、 23…エントロピー復号化器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像情報をブロック単位にD
    CT変換を行い、量子化テーブルを用いて量子化を行
    い、符号化テーブルを用いてエントロピー符号化を行っ
    て画像データの圧縮が為される画像処理装置において、
    予め設定した圧縮データのサイズから1ブロックに割り
    当てられる圧縮データのビット数を算出し、前記1ブロ
    ックに割り当てられる圧縮データのビット数以内でエン
    トロピー符号化を行う圧縮データサイズ制御処理手段を
    設けたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 量子化されたデータを符号化テーブルを
    用いてブロック毎にエントロピー符号化して行く際に、
    算出された1ブロックに割り当てられる圧縮データのビ
    ット数を超える場合には、前記1ブロックに割り当てら
    れる圧縮データのビット数を超えるデータ以降のデータ
    についてのエントロピー符号化を止め、ブロックの終了
    を示す終了符号を付加することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置における圧縮データ制御方法。
  3. 【請求項3】 1ブロックに割り当てられる圧縮データ
    のビット数を超えるデータ以降のデータについてエント
    ロピー符号化を止めた場合で、前記1ブロックに割り当
    てられる圧縮データのビット数に対して実際にエントロ
    ピー符号化された圧縮データのビット数が小さくて余り
    のビット数が生じた時には、該余ったビット数を次のブ
    ロックの1ブロックに割り当てられる圧縮データのビッ
    ト数に加算することを特徴とする請求項2記載の画像処
    理装置における圧縮データ制御方法。
JP2493894A 1994-01-28 1994-01-28 画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法 Pending JPH07222152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2493894A JPH07222152A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2493894A JPH07222152A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07222152A true JPH07222152A (ja) 1995-08-18

Family

ID=12152004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2493894A Pending JPH07222152A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07222152A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8229235B2 (en) 2005-10-06 2012-07-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Hybrid image data processing system and method
CN108989800A (zh) * 2017-06-03 2018-12-11 上海天荷电子信息有限公司 以字节为单元产生压缩数据字节流的数据压缩方法和装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8229235B2 (en) 2005-10-06 2012-07-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Hybrid image data processing system and method
CN108989800A (zh) * 2017-06-03 2018-12-11 上海天荷电子信息有限公司 以字节为单元产生压缩数据字节流的数据压缩方法和装置
CN108989800B (zh) * 2017-06-03 2024-01-09 上海天荷电子信息有限公司 以字节为单元产生压缩数据字节流的数据压缩方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5677689A (en) Fixed rate JPEG compliant still image compression
US6233359B1 (en) File size bounded JPEG transcoder (FSBJT)
US6330369B1 (en) Method and apparatus for limiting data rate and image quality loss in lossy compression of sequences of digital images
JPH05316360A (ja) 画像信号の符号化復号装置
US6968088B2 (en) Modification of detected quantization step size from the encoded bitstream based on a region of interest (ROI) bitmask
JPH0832037B2 (ja) 画像データ圧縮装置
JP2000115548A (ja) デジタル画像の圧縮方法及び圧縮解除方法
JPH0487460A (ja) 画像処理装置
JPH07222152A (ja) 画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法
JP2915922B2 (ja) 画像信号圧縮符号化装置
JPH05227519A (ja) 画像デ―タの符号化装置および復号化装置
JPH05176171A (ja) 画像データ圧縮方法と装置
JP2993212B2 (ja) 画像の合成方法
JP3230336B2 (ja) 再圧縮装置及び再圧縮システム
JPH0575867A (ja) 画像データ符号化装置
JP2931328B2 (ja) 画像信号圧縮符号化装置
JPH0548914A (ja) 画像データ符号化装置
JP3001758B2 (ja) ハフマン符号化装置およびハフマン符号化方法
JPH07170515A (ja) 画像符号化・復号化装置及び符号化テーブル情報記憶装置
JPH03238970A (ja) 変換符号化方式
JP3200073B2 (ja) 画像処理装置
JPH0746407A (ja) 画像データ圧縮装置および画像データ復元装置
JPH029271A (ja) 画像データの圧縮率変換方法
JPH0730889A (ja) 画像データ符号化装置
JPH07184202A (ja) 画像データ符号化装置