JPH07216341A - シロキシ化されたポリエーテルワックスを添加剤として含有するホットメルトシリコーン感圧接着剤組成物 - Google Patents

シロキシ化されたポリエーテルワックスを添加剤として含有するホットメルトシリコーン感圧接着剤組成物

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JPH07216341A
JPH07216341A JP7005037A JP503795A JPH07216341A JP H07216341 A JPH07216341 A JP H07216341A JP 7005037 A JP7005037 A JP 7005037A JP 503795 A JP503795 A JP 503795A JP H07216341 A JPH07216341 A JP H07216341A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剪断強さ、タック、接着強さ、剥離強さとっ
た感圧接着剤の特性を維持しながら親水性を改良したホ
ットメルトシリコーン感圧接着剤を提供する。 【構成】 (A)(i) シリコーン樹脂と(ii)シリコーン
流体の混合物、又は(i)と(ii)の縮合生成物から選ばれ
た、粘着性と接着力を示すシリコーン感圧接着剤を含
み、且つ、(B)次の式 【化1】 (この式の各R2 は、炭素原子数1〜4のアルキル基、
フェニル基、及びヒドロキシル基から選ばれ、R3 は炭
素原子数が6以上のアルキル基であり、Aはポリエチレ
ンオキサイド基)を有し、37℃〜200 ℃の融点を有する
シロキシ化されたポリエーテルワックスを、(i) と(ii)
の総重量を基にして1〜20重量%含んでなる、ホットメ
ルトシリコーン感圧接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剪断強さ、タック、接
着強さ、そして剥離強さという感圧接着剤の特性を維持
しながら親水性を改良したホットメルトシリコーン感圧
接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】感圧接
着剤は、わずかな圧力で表面に付着し且つその表面から
剥がれる物質であって、その表面への物質の移行が無視
できるものである。当該技術において知られているシリ
コーン感圧接着剤は、典型的には溶液型の接着剤であ
る。ここで使用される溶媒は、主に、シリコーン感圧接
着剤の粘度を低下させて選ばれた基材への塗布を容易に
するものであり、これらの溶媒は塗布後に除去される。
【0003】ホットメルト感圧接着剤は、加熱すると溶
融して塗布するのに適した粘度になるが、冷却されると
一般に流動しない状態になる接着剤である。溶液型感圧
接着剤と比較したホットメルト感圧接着剤の利点が知ら
れており、それらには安全性、環境上及び適用上の問題
が含まれる。その上、ホットメルト感圧接着剤は、感圧
接着剤への他の成分の添加を妨げる溶媒を含有しない。
シリコーン感圧接着剤は、多くの用途において、特に医
療領域で、他のタイプの感圧接着剤以上に好ましいもの
である。感圧接着剤は、包帯、検知用モニター等を人間
の皮膚に結合するのに使用されている。このほかに、シ
リコーン感圧接着剤は、薬物を含有しているパッチを患
者の皮膚に付着することを必要とする経皮性薬物を供給
する用途で使用されている。
【0004】従来技術を代表するものは、米国特許第 4
865920号明細書、米国特許第 5162410号明細書、及びヨ
ーロッパ特許出願公開第443759号明細書である。これら
のホットメルト組成物は、経皮性薬物供給系からの親水
性薬物の放出には不十分であることが分かっている。親
水性であるホットメルト組成物を得ることにはいくつか
の利点がある。一つの利点は、感圧接着剤を破壊せずに
親水性薬物の用量をより多くすることができることであ
る。もう一つの利点は、放出される薬物の量を増加しあ
るいは制御することができることである。最後に、パッ
チがすり減りかねない条件が大いに改善される。
【0005】本発明は、剪断、タック、接着そして剥離
という感圧接着剤の特性を維持しながら親水特性の改良
されたホットメルトシリコーン感圧接着剤を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明は、
ホットメルト接着剤であり且つ局所的な適用において非
常に満足できる材料から構成されるという二重の利益を
有するホットメルト感圧接着剤組成物をもたらす。本発
明のホットメルトシリコーン感圧接着剤は、(A)(i)
シリコーン樹脂と(ii)シリコーン流体の混合物、又は
(i) と(ii)の縮合生成物から選ばれたシリコーン感圧接
着剤を含んでなる。このシリコーン感圧接着剤は粘着性
(tackiness)と接着性(adhesiveness)の両方を示す。次
に、本発明のシリコーン感圧接着剤は、(B)(i) と(i
i)の総重量を基にして1〜20重量%の、シロキシ化され
たポリエーテルワックスと混合される。本発明はまた、
上記の組成物を使用する方法、ホットメルトシリコーン
感圧接着剤を塗布された基材を製造する方法、そしてそ
れらの組成物を使って作られた種々の装置(devices) を
も包含する。
【0007】本発明の成分(i) は、R3SiO1/2シロキサン
単位及びSiO4/2単位を含む可溶性のヒドロキシル官能性
オルガノポリシロキサン樹脂であり、これらの式のRは
炭素原子数が1〜20の炭化水素基及びハロゲン化炭化水
素基から選ばれる。「可溶性」という語は、オルガノポ
リシロキサンを、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘプ
タン等の如き炭化水素液体か、あるいは環状又は線状の
ポリジオルガノシロキサンのようなシリコーン液体に、
実質的に完全に溶解させることができることを意味す
る。好ましくは、この樹脂はシリコーン流体(ii)に可溶
性である。
【0008】シリコーン樹脂(i) についての式におい
て、Rは、炭素原子数が好ましくは20未満の、最も好ま
しくは1〜10の、炭化水素基及びハロゲン化炭化水素基
から選ばれる一価の基を表す。好適なR基の例には、ア
ルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ペ
ンチル基、オクチル基、ウンデシル基及びオクタデシル
基のようなものや、脂環式基、例えばシクロヘキシル基
の如きものや、アリール基、例えばフェニル基、トリル
基、キシリル基、ベンジル基、α−メチルスチリル基及
び2−フェニルエチル基のようなものや、アルケニル
基、例えばビニル基のようなものや、塩素化した炭化水
素基、例えば3−クロロプロピルジクロロフェニル基の
ごときものや、そのほかのものが含まれる。
【0009】成分(i) の成分(ii)への溶解度を高めるた
めに、前者の主有機基を選択してその主有機基を後者の
主有機基に合わせることが望ましい。成分(i) について
の式中の好ましくは少なくとも三分の一、より好ましく
は実質的に全てのR基は、メチル基である。好ましいR3
SiO1/2シロキサン単位の例には、 Me3SiO1/2、 PhMe2Si
O1/2及び Ph2MeSiO1/2が含まれ、これらの式のMeはメチ
ル基を表し、Phはフェニル基を表している。
【0010】SiO4/2単位に対するR3SiO1/2シロキサン単
位のモル比は0.5 〜1.2 であるのが好ましい。更に好ま
しくは、SiO4/2単位に対する全R3SiO1/2シロキサン単位
のモル比は0.6 〜0.8 である。
【0011】成分(i) は周知の方法で調製することがで
きる。それは好ましくは、米国特許第 3627851号及び同
第 3772247号明細書により修正された、米国特許第 267
6182号明細書のシリカヒドロゾルキャッピング法により
調製される。これらの米国特許明細書は、本発明で有用
である可溶性オルガノポリシロキサンをどのようにして
調製するかを教示している。結果として得られた樹脂
は、更に変性することなしに本発明において使用するこ
とができ、あるいはそれをトリアルキルシリル基でキャ
ップしてシラノール含有量を低下させることができる。
これは、周知の方法によって、例えば樹脂をトリメチル
クロロシランとかヘキサメチルジシラザンとかいうよう
な化合物と反応させることで、達成することができる。
【0012】本発明の成分(ii)は、シリコーン流体、好
ましくは末端にヒドロキシル基を持つジオルガノポリシ
ロキサンポリマーである。成分(ii)の繰返し単位はR2Si
O2/2シロキシ単位であり、この式のRは、成分(i) につ
いて定義されたのと同じ炭化水素基及びハロゲン化炭化
水素基から独立に選ばれる。この成分は単一のポリマー
もしくはコポリマーから構成することができ、あるいは
それはそのようなポリマーの2種以上のものの混合物で
もよい。本発明のためには、各ポリジオルガノシロキサ
ンポリマーは、25℃において 100〜500,000mPa・s (セ
ンチポアズ(cP))、好ましくは 500〜50,000 mPa・s 、
最も好ましくは 1,000〜20,000mPa ・sの粘度を有する
べきである。成分(ii)の鎖に沿った有機基のうちの少な
くとも50%、好ましくは少なくとも85%は、メチル基で
あるのが好ましく、これはジオルガノポリシロキサンに
おいてどのようにでも分布させることができる。更に、
成分(ii)は、粘度の要件を満たすことを条件として、最
高10モル%までのシロキサンの枝分かれ部位を含むこと
ができる。
【0013】シリコーン樹脂(i) は、シリコーン感圧接
着剤中において約40〜70重量部の量で使用され、そして
シリコーン流体(ii)は30〜60重量部が使用され、シリコ
ーン樹脂とシリコーン流体の合計の部数は100 部であ
る。通常は、シリコーン樹脂は50〜60重量部が使用さ
れ、それに応じて、シリコーン流体は40〜50重量部が使
用されるのが好ましく、ここでの合計の重量部数は100
に等しい。
【0014】更に、シロキシ化されたポリエーテルワッ
クスと混合されるシリコーン感圧接着剤は、既に知られ
ている種々のシリコーン感圧接着剤から選ぶことがで
き、(i) と(ii)の縮合生成物であってもなくてもよい。
本発明のホットメルトシリコーン感圧接着剤は、旧来の
感圧接着剤において見られる溶媒を使用しない。
【0015】本発明のホットメルト組成物で使用される
感圧接着剤の好適な部類は、(i) トリメチルシリル基で
末端をブロックされたポリシリケート樹脂と(ii)シリコ
ーン流体との混合物からなる。成分(i) は、ケイ素に結
合したヒドロキシル基を含有していて且つ式R1 3SiO1/2
のトリオルガノシロキシ単位と式SiO4/2の四官能性シロ
キシ単位から本質的になるベンゼン可溶性の樹脂状コポ
リマーからなるシリコーン樹脂であり、このコポリマー
中に存在している四官能性シロキシ単位に対するトリオ
ルガノシロキシ単位の比率は0.6 〜0.9 である。上記の
式で、R1 は、炭素原子数1〜6の炭化水素基からなる
群より独立に選ばれる一価の有機基である。成分(ii)
は、例えばポリジメチルシロキサン流体のような、シラ
ノールで末端をキャップされたポリジオルガノシロキサ
ン流体である。このタイプの代表的な感圧接着剤組成物
は、米国特許第 2736721号明細書及び米国特許第 28146
01号明細書に教示されている。
【0016】本発明に従って使用するための適当な感圧
接着剤のもう一つのタイプは、米国特許第 2857356号明
細書に記載されている。それは、(i) トリアルキル加水
分解性シランとアルキルシリケートの共加水分解生成物
(この共加水分解生成物は複数のケイ素結合ヒドロキシ
基を有する)と、(ii)ケイ素結合ヒドロキシ基を含有し
ている線状の高粘度オルガノポリシロキサン流体とを含
む成分の混合物からなるシリコーン感圧接着剤を開示し
ている。
【0017】上記のシリコーン樹脂(i) と上記のシリコ
ーン流体(ii)は、カナダ国特許第711756号明細書に記載
された方法のような方法に従って、任意的に一緒に縮合
させてもよい。この縮合反応では、シリコーン樹脂(i)
とシリコーン流体(ii)を触媒量のシラノール縮合触媒の
存在下で一緒に混合し、そして次に還流条件下で1〜20
時間加熱して(i) と(ii)を縮合させる。シラノール縮合
触媒の例は、第一アミン、第二アミン、第三アミン、こ
れらのアミンのカルボン酸、及び第四アンモニウム塩で
ある。
【0018】本発明のシロキシ化ポリエーテルワックス
と共に用いるのに好適な感圧接着剤のもう一つのクラス
は、米国特許第 4591622号、同第 4584355号、同第 458
5836号及び同第 4655767号各明細書に記載されている組
成物である。一般に、これらの感圧接着剤は、(i) シリ
コーン樹脂と(ii)シリコーン流体の混合物からなり、こ
の混合物のケイ素と結合したヒドロキシル基の含有量を
低下させるためこれらのシリコーン樹脂及びシリコーン
流体は化学的に処理される。これらの接着剤は、化学処
理に先立って、先に記載したように、任意的に縮合させ
てもよい。
【0019】本発明で有用なシリコーン感圧接着剤は、
満足に使用できるものでないシリコーンゴムと混同すべ
きでない。シリコーン感圧接着剤は、通常、充填剤なし
であるかあるいは5%未満という少量の充填剤を含有し
ている。対照的に、シリコーンゴムは典型的に15〜35%
の充填剤を含有している。シリコーン感圧接着剤におい
ては、一般に充填剤は大量には必要とされない。と言う
のは、多量の充填剤はしばしば、シリコーン感圧接着剤
にタックと接着力を失わせ、あるいは動的粘度を増大さ
せて、シリコーン感圧接着剤の被覆を適用するのをより
困難にするからである。
【0020】本発明の成分(B)は、シロキシ化された
ポリエーテルワックスである。一般に、アルキルワック
ス(≧C6)官能価とポリエチレンオキサイド官能価の両
方を含む任意のポリマーが本発明に有用であろう。本発
明で有用なシロキシ化されたポリエーテルワックス
(B)は、次の一般式で表され、
【0021】
【化2】
【0022】この式中の各R2 は、炭素原子数1〜4の
アルキル基、フェニル基、及びヒドロキシル基から独立
して選ばれ、R3 は6以上の炭素原子を有するアルキル
基であり、Aは -R4O(CH2CH2O)a R5又は -R4O(CH2CH2O)
a (CH2(CH3)CHO) b R5(この式におけるR4 は1〜6の
炭素原子を有するアルキレン基)から選択されるポリエ
チレンオキサイド基であり、R5 は -H 又は-COCH3から
選択され、aは少なくとも1の値を有し、bは少なくと
も1の値を有し、xは0より大きい値を有し、yは0よ
り大きい値を有し、zは1〜100 の値を有する。
【0023】シロキシ化ポリエーテルワックス(B)に
ついての上記の式において、R2 は、炭素原子数1〜4
のアルキル基、フェニル基、及びヒドロキシル基からな
る群より選ばれる。好適なR2 の例は、メチル基、エチ
ル基、フェニル基、及びヒドロキシル基である。好まし
くは、R2 基のうちの少なくとも90モル%はメチル基で
あり、より好ましくはR2 基の全てがメチル基である。
シロキシ化ポリエーテルワックスのR3 は6以上の炭素
原子を有するアルキル基から選ばれる。R3 の例はヘキ
シル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘ
キサデシル、オクタデシル、エイコシル、テトラコシ
ル、トリアコンチルがある。
【0024】シロキシ化されたポリエーテルワックスの
式中のAは、-R4O(CH2CH2O) a R5又は-R(CH2CH2O) a (C
H2(CH3)CHO) b R5から選択されるポリエチレンオキサイ
ド基であり、この式におけるR4 は1〜6の炭素原子を
有するアルキレン基、R5 は-H 又は-COCH3から選択さ
れ、aは少なくとも1、好ましくは少なくとも20の値を
有し、bは少なくとも1の値を有する。当該技術におい
て、一般に、ポリプロピレンオキサイド基の存在は親水
性に有害なことがあると認識されている。したがって、
Aは-R4O(CH2CH2O) a (CH2(CH3)CHO) b R5の基であり、
bが1〜20の値を有し、a+b≧50である場合のほうが
より好ましい。当業者は、ワックスの親水性を失うこと
なく存在することができるポリプロピレンオキサイドの
量を容易に決めることができるであろう。R4 はメチレ
ン、エチレン、プロピレン、ブチレン等で代表される。
【0025】前記のシロキシ化されたポリエーテルワッ
クスの式において、xは0より大きい値を有し、好まし
くは1〜70であり、yは0より大きい値を有し、好まし
くは1〜70であり、zは1〜400 の値を有し、好ましく
は1〜100 である。本発明で使用するシロキシ化ポリエ
ーテルワックスの高分子構造は特に限定されないが、融
点が37℃以上で、200 ℃未満であるようなワックスを選
択すべきである。好ましくは、本発明で使用するシロキ
シ化ポリエーテルワックスは50℃〜150 ℃の融点を有す
る。本発明で有用なシロキシ化ポリエーテルワックス
は、当該技術で一般に知られている。
【0026】シロキシ化されたポリエーテルワックス
(B)は、シリコーン樹脂(i) とシリコーン流体(ii)の
総重量を基準にして1〜20重量%、好ましくは5〜15重
量%の量で使用される。
【0027】シロキシ化されたポリエーテルワックス
は、200 ℃に等しいかそれより低い温度での本発明のホ
ットメルト感圧接着剤の動的粘度を低下させる働きをす
る。200 ℃に等しいかそれより低い温度でのワックス含
有接着剤の望ましい動的粘度は、80Pa・s (800ポアズ)
に等しいかそれ未満である。
【0028】少量の追加の成分も、本発明の組成物に加
えることができる。例えば、酸化防止剤、顔料、安定
剤、充填剤その他を、それらが所望の組成物の要求条件
を実質的に変えない限り、加えることができる。本発明
のホットメルトシリコーン感圧接着剤組成物が充填剤を
含有する場合には、その充填剤は、シリコーン樹脂とシ
リコーン流体の総重量を基準に5重量%以下の量で存在
するのが望ましい。
【0029】更に、動的粘度を低下させるのに有効であ
る、当該技術で知られているホットメルト感圧接着剤添
加物、例えば、米国特許第 4865920号明細書に記載され
たエステル類、米国特許第 5162410号明細書に記載され
たポリフェニルシロキサン流体、ヨーロッパ特許出願公
開第443759号明細書に記載された難燃性炭化水素等を、
本発明のホットメルトシリコーン感圧接着剤組成物に取
り入れてもよい。
【0030】本発明のホットメルトシリコーン感圧接着
剤組成物は、シロキサン(i) と(ii)から構成されたシリ
コーン感圧接着剤を選ばれたシロキシ化されたポリエー
テルワックスと単に混合することで調製される。次いで
このホットメルトシリコーン感圧接着剤を加熱して塗布
可能な粘度にし、そして基材へ塗布する。任意的に、塗
布した組成物を硬化させてもよい。本発明の組成物を硬
化させる場合、組成物は更に硬化触媒を含有してもよ
い。そのような触媒は、室温とホットメルト塗布工程の
間に到達する温度において不活性のままであることが好
ましい。従って、ホットメルトの温度より高い温度で活
性になるかあるいはほかのエネルギー源、例えば紫外線
もしくは電子線放射のようなものにさらされると活性に
なる触媒が、最も適している。触媒の使用量は、組成物
の硬化を加速するのに十分であるべきである。この量
は、当業者が日常的な実験によりたやすく決めることが
でき、典型的には、全組成物の重量を基準にして0.1 〜
1.0 %である。
【0031】本発明のホットメルトシリコーン感圧接着
剤組成物を使って基材に塗布する場合には、本発明の方
法は、(a) ホットメルトシリコーン感圧接着剤組成物を
25℃より高い塗布可能な温度に加熱する工程、(b) この
加熱したホットメルトシリコーン感圧接着剤組成物を基
材へ塗布する工程、そして(c) 塗布したホットメルトシ
リコーン感圧接着剤を一般的に非流動状態になるまで冷
却する工程を含む。典型的には、本発明のホットメルト
シリコーン感圧接着剤組成物を100 ℃より高い、好まし
くは150 ℃より高い温度に加熱すると、塗布するのに適
した粘度になる。これらの塗布可能な温度は十分に低
く、そのため感圧接着剤組成物の分解は起こらない。使
用する塗布装置、所望される最終製品、そしてホットメ
ルトシリコーン感圧接着剤組成物の配合に応じて、もっ
と低い温度で塗布可能な粘度になることがある。例え
ば、所望される感圧接着剤の層が厚くなればなるほど、
塗布粘度はより高くすることができる。
【0032】本発明のホットメルトシリコーン感圧接着
剤組成物を支持材あるいは基材に適用する場合には、こ
の処理は、任意の通常の手段、例えばローラー塗布、浸
漬塗布、押出し、ナイフ塗布あるいは吹付け塗布といっ
たような手段を使用して果たすことができる。
【0033】本発明のホットメルトシリコーン感圧接着
剤組成物は、紙、布、ガラス布、シリコーンゴム、ポリ
エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ガラス、木材、金属及び皮膚といった
ような、多くの基材に付着する。従って、本発明のホッ
トメルトシリコーン感圧接着剤組成物には多くの用途が
ある。所望の用途に応じて、基材表面に接着促進剤を適
用し、その上にホットメルトシリコーン感圧接着剤組成
物を配置するのが望ましいかもしれない。
【0034】本発明のホットメルトシリコーン感圧接着
剤組成物は、薬物のような生物活性剤を患者の皮膚とい
ったような生物活性剤受容基体に供給するのを助けるの
に特に好適である。本発明のホットメルトシリコーン感
圧接着剤組成物は、いくつかのタイプの生物活性剤供給
様式で使用することができる。一つの様式は、供給を開
始するために後に基体にくっつけられる不透過性の裏地
上のホットメルトシリコーン感圧接着剤組成物中に生物
活性剤を取り入れるものである。第二の様式は、透過性
の膜、本発明のホットメルトシリコーン感圧接着剤組成
物の膜を用いる生物活性剤受容基体に、透過性の膜の材
料をくっつけ、次いで、このくっつけた透過性の膜に生
物活性剤の貯蔵体(reservoir)を接触させるものであ
る。この場合、生物活性剤はその貯蔵体から、透過性の
膜を通して、吸収のために基体へと通過していくことが
できる。この様式については、(a) 容器(コンテナ)、
(b) この容器に収容される生物活性剤、及び(c) この容
器を生物活性剤受容基体にくっつけるための手段を提供
するための当該容器上の本発明のホットメルトシリコー
ン感圧接着剤組成物、を含む生物活性剤供給装置を作る
ことができる。別の供給方法は、上記の第一の又は第二
の様式を含むが、しかしながら接着剤は、不透過性の支
持材か又は透過性の膜の上に、これらの支持材か膜の外
周に沿って配置される。
【0035】本発明のホットメルトシリコーン感圧接着
剤組成物中にはシロキシ化されたポリエーテルワックス
が存在しているために、結果として得られる接着剤は向
上した親水性を有し、かくして本質において親水性であ
る薬物をより速く供給するのを可能にする。更に、本発
明のシロキシ化されたポリエーテルワックスを用いるこ
とは、感圧接着剤の動的粘度を低下させて、200 ℃以下
の温度でのホットメルトシリコーン感圧接着剤の塗布能
力を向上させる。
【0036】
【実施例】当業者がここに教示された発明を理解し且つ
認識することができるように、以下に掲げる例を提供す
る。
【0037】下記の例において、樹脂Aは、米国特許第
2676182号明細書の方法により45部のケイ酸ナトリウム
と20部の(CH3)3SiClから調製された樹脂状コポリマーシ
ロキサンのキシレン溶液である。樹脂AはMe3SiO1/2
位とSiO4/2単位をおよそ0.75:1.0 の比率で有し、不揮
発分含有量が典型的に69〜71%であり、酸価が0.3 〜1.
4 の範囲内であり、25℃での粘度が90 mm2/s (cSt)であ
って、ケイ素に結合したヒドロキシル基の含有量が不揮
発分含有量100 %において2.5 重量%である。
【0038】流体Aは、25℃における粘度が13,500 mPa
・s (cP)である、ヒドロキシル基で末端をブロックされ
たポリジメチルシロキサン流体である。
【0039】感圧接着剤1は、27.2部の流体A、47.5部
の樹脂A、及び11.6部のキシレンを混合して調製され
た。この混合物を115 ℃に加熱し、そして無水アンモニ
アにこの混合物を通過させてシラノール縮合を促進し
た。縮合から生じた水を、所望の粘度に達するまで連続
的に除去した。次いでアンモニアを停止した。次いで残
存シラノールをキャップし生成物を非反応性にするた
め、13.6部のヘキサメチルジシラザンを添加した。得ら
れた生成物を、不揮発分含有量が99%になるまでストリ
ッピングして揮発分を取り除き、感圧接着剤を得た。
【0040】感圧接着剤2は、15.7部の流体A、31.1部
の樹脂A、及び6.7 部のキシレンを混合して調製され
た。この混合物を115 ℃に加熱し、無水アンモニアにこ
の混合物を通過させてシラノール縮合を促進した。縮合
から生じた水を、所望の粘度に達するまで連続的に除去
した。次いでアンモニアを停止した。次に、9.0 部のヘ
キサメチルジシラザンを加えて残留シラノール基をキャ
ップして、生成物を非反応性にした。得られた生成物を
ストリッピングして揮発分を取り除いた。それから、1,
000 mm2/s(cSt)のポリジメチルシロキサン流体を15重量
部加えた。
【0041】感圧接着剤3は、31.5部の流体A、55部の
樹脂A、及び13.5部のキシレンを混合して調製された。
この混合物を115 ℃に加熱し、無水アンモニアにこの混
合物を通過させてシラノール縮合を促進した。縮合から
生じた水を、所望の粘度に達するまで連続的に除去し
た。次いでアンモニアを停止した。次に、100 mm2/s(cS
t)のポリジメチルシロキサン流体を7重量部加えた。得
られた生成物をストリッピングして揮発分を除去し、99
%の不揮発分とした。
【0042】ワックス1は下式を有するシロキシ化され
たポリエーテルワックスである。
【化3】 ここで、A1 は -(CH2)3O(CH2CH2O)32COCH3 である。ワ
ックス1は45℃の融点を有する。
【0043】ワックス2は下式を有するシロキシ化され
たポリエーテルワックスである。
【化4】 ここで、A1 は -(CH2)3O(CH2CH2O)32COCH3 である。ワ
ックス2は37℃の融点を有する。
【0044】ワックス3は下式を有するシロキシ化され
たポリエーテルワックスである。
【化5】 ここで、A2 は -(CH2)3O(CH2CH2O)24COCH3 である。ワ
ックス3は36℃の融点を有する。
【0045】ワックス4は下式を有するシロキシ化され
たポリエーテルワックスである。
【化6】 ここで、A1 は -(CH2)3O(CH2CH2O)32COCH3 である。ワ
ックス4は43℃の融点を有する。
【0046】ワックス5は下式を有するシロキシ化され
たポリエーテルワックスである。
【化7】 ここで、A3 は -(CH2)3O(CH2CH2O)100COCH3である。ワ
ックス5は55℃の融点を有する。
【0047】ホットメルトシリコーン感圧接着剤につい
て、剥離、接着及び剪断の物理的性質を測定した。測定
値は、その上にシリコーン感圧接着剤を有する25.4mm
(1インチ)幅のポリエステルテープを試験して得られ
た。本発明のホットメルトシリコーン感圧接着剤を、米
国ミネソタ州セント・ポールの3M社から入手できる剥
離コーティングで被覆されたポリエステルフィルムの"S
COTCH-PAK"(商標)1022剥離ライナー上に、0.05mm(2
ミル)の乾燥接着剤の厚さが得られるように流延した。
塗布後、2.04kg(4.5 ポンド)のゴムのトランスファー
ローラーを用いて、塗布された各試料にマイラー( Myl
ar、商標)ポリエステルフィルムを付着させた。
【0048】次に、この積層体を、感圧テープ評議会
(Pressure Sensitive Tape Council)から受け取った2
5.4mm(1インチ)テープ試験片カッターを用いて切断
して、25.4mm(1インチ)幅のスリップにした。それか
ら、次に掲げる性質を測定した。
【0049】・剥離強さ 剥離強さの値は、引張試験機に取り付けて、テープをSC
OTCH-PAK 1022 剥離ライナーから 101.6cm/min(40イン
チ/分)の速度にて 180°の角度で剥がして得られたも
のである。ライナーの全長にわたる平均値を記録した。
50g/cm未満の剥離強さの値が許容可能であると考えられ
る。
【0050】・接着強さ 接着強さの値は次のようにして得られたものである。そ
の上にシリコーン感圧接着剤組成物を有するテープを、
2.04kg(4.5 ポンド)のローラーを用いてステンレス鋼
のパネルに付着させ、20分間そのままにしておいた。引
張試験機に取り付けて、各テープをパネルから30.5cm/m
in(12インチ/分)の速度にて 180°の角度で剥がし
て、接着強さの測定値を得た。望ましい値は 100〜2000
g/cmの範囲にある。
【0051】・剪断強さ 剪断強さの値は、幅2.5 cm及び長さ7.5 cmの調製された
積層体の三つのストリップを切り取って測定した。この
接着ストリップに、長さ方向に2.5 cmの重なりができる
ようにマイラー(商標)の幅3.5 cm及び長さ5.0 cmのス
トリップを当てた。これらを2.04kg(4.5 ポンド)のロ
ーラーを使って貼り合わせ、20分間平衡させた。この試
験片をインストロン・コーポレーションから手に入るイ
ンストロン(Instron、商標)・モデル1122の張力計のあ
ごに取り付け、 0.5cm/minの速度で引っ張った。積層体
を剪断して切り離すのに要するピークの負荷を、kg/6.
25cm2 で記録した。望ましい値は4〜25kg/6.25cm2
範囲にある。
【0052】・水膨潤度 接着剤の5〜7gの試料を剥離ライナーの間で125 ℃で
ホットプレスして、3.3 mm(0.130 インチ)の厚さの乾
燥接着剤フィルムを得た。冷却したなら、これらの試料
を秤量し、そして剥離ライナーで内張りしたペトリ皿に
入れた。次に、これらの試料を覆って蒸留水を24時間入
れた。試料を取り出し、空気を吹きつけて乾燥させて表
面の水を除去した。次いで、試料を再び秤量して水分重
量増加を測定した。それから、試料を水に戻し、上記の
手順を48時間で繰り返した。プラス(正)の水分重量増
加が望ましい。
【0053】・動的粘度(n* )、貯蔵弾性率(G’)
及び流動損失弾性率(G”) 接着剤組成物について、米国ニュージャージー州Piscat
awayのRheometrics 社から入手できるレオメトリクス(R
heometrics、商標)・ダイナミック・スペクトロメータ
ー、モデル RDS2 を使用して、動的粘度、貯蔵弾性率
(elastic storage moduli)及び流動損失弾性率(flui
d loss moduli)を測定した。厚さが1mmの4gの試料に
ついて温度走査を行い、試験機を50mmのカップとプレー
トを使って1%のひずみで、100 ラジアン/秒の周期で
操作した。望ましい動的粘度(n*)は、200 ℃以下に
おいて80Pa・s (800ポアズ)に等しいかそれ未満である
べきである。
【0054】・貯蔵弾性率(G’) 貯蔵弾性率はダイスウェルと弾性記憶に関係づけられ
る。ダイスウェルが大きくなればなるほど、所定の塗布
厚さについて必要とされるオリフィスの寸法が小さくな
る。従って、貯蔵弾性率が小さくなればなるほど、基材
(基体)へ塗布するのがより容易となるので、より良好
となる。これらの例において行ったのと同様の試験はAS
TM 4065-82に記載されている。望ましい貯蔵弾性率の値
は、200 ℃以下において45,000ダイン/cm2 未満である
べきである。
【0055】例1〜10 例1〜5、7、及び9では、表1に示した組成物を100
℃で均一に混合されるまで混合し、次いでこの混合物を
室温まで冷却させて、ホットメルトシリコーン感圧接着
剤組成物を調製した。例6、8、10は、シロキシ化され
たポリエーテルワックスを含有しない種々のシリコーン
感圧接着剤の特性を示すために提示するものである。
【0056】 表 1 使用した 使用した ワックス量* 例番号 感圧接着剤のタイプ ワックス (重量%) 1 1 1 10% 2 1 2 10% 3 1 3 10% 4 1 4 10% 5 1 5 10% 6 1 なし 0% 7 2 5 10% 8 2 なし 0% 9 3 5 10% 10 3 なし 0% *感圧接着剤組成物中のシリコーン流体とシリコーン樹
脂の総重量を基にする。
【0057】表2に示したように、これらの接着剤を剥
離強さ(g/cm)、接着強さ(g/cm)、剪断強さ(kg/6.2
5cm2) 、及び水膨潤度(%、24時間及び48時間)の物理
的性質について評価した。剥離強さの値は4〜24の範囲
にあって、全ての試料が50g/cm以下という許容範囲内に
あった。接着強さの値は0〜350g/cm の範囲にあって、
試料4、5、7、9が 100〜2,000 g/cmの許容範囲内に
あった。剪断強さの値は0〜11.6 kg/6.25cm2 の範囲内
にあり、試料5と7が5〜25 kg/6.25cm2 の許容範囲内
にあった。試料の全てがプラスの水膨潤度を示し、この
ことは本発明の感圧接着剤が本質において親水性である
ことを示している。これらの結果は、本発明の感圧接着
剤にシロキシ化されたポリエーテルワックスを加えるこ
とがその感圧接着剤の物理的性質に不利な影響を与えな
いことを示している。
【0058】 表 2 剥離強さ 接着強さ 剪断強さ 水膨潤度(%) 例番号 (g/cm) (g/cm)kg/6.25cm2 ) 24hr 48hr 1 14 23 0.7 2.4 2.8 2 10 0 0.0 1.4 2.0 3 25 3 0.7 1.6 2.3 4 4 299 4.1 1.4 2.4 5 7 347 11.6 1.9 2.7 6 4 597 13.5 -- 0.4 7 6 184 5.0 1.2 1.9 8 16 206 8.0 0.03 0.15 9 5 331 3.0 3.3 4.4 10 13 310 4.5 0.04 0.2 *測定せず
【0059】動的粘度、貯蔵弾性率、及び流動損失弾性
率の結果を表3に示す。溶剤なしで塗布能力を向上させ
るためには、動的粘度の値が低下するのが望ましい。本
発明のシロキシ化されたポリエーテルワックスを含有し
ている各試料は、対照の感圧接着剤と比べて動的粘度が
望ましく低下することを証明した。
【0060】 表 3 50℃ 200℃ 例番号 G' G" N* G' G" N* 1 640,000 180,000 6,600 33,000 44,000 550 2 640,000 190,000 6,600 37,000 49,000 620 3 630,000 190,000 6,600 31,000 42,000 510 4 670,000 180,000 6,900 20,000 28,000 350 5 560,000 210,000 5,900 25,000 35,000 460 6 702,500 148,800 7,180 84,500 92,400 1250 7 480,000 1,000,000 12,000 7,800 17,000 190 8 550,000 1,500,000 16,000 12,000 29,000 310 9 * * * * * * 10 340,000 490,000 66,000 6,000 18,000 190 *材料をプレート間で1mmの間隙に圧縮することができ
ず、試験を行わなかった。
フロントページの続き (72)発明者 ローレン ディーン ダーフィー アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,スコット ストリート 1408

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(i) シリコーン樹脂と(ii)シリコ
    ーン流体の混合物、又は(i) と(ii)の縮合生成物から選
    ばれた、粘着性と接着力を示すシリコーン感圧接着剤を
    含み、且つ、(B)次の式 【化1】 (この式の各R2 は、炭素原子数1〜4のアルキル基、
    フェニル基、及びヒドロキシル基から選ばれ、R3 は炭
    素原子数が6以上のアルキル基であり、Aは -R4O(CH2C
    H2O)a R5又は -R4O(CH2CH2O)a (CH2(CH3)CHO) b R5(こ
    の式におけるR4は1〜6の炭素原子を有するアルキレ
    ン基、R5 は -H 又は-COCH3から選択され、aは少なく
    とも1の値を有し、bは少なくとも1の値を有する)か
    ら選択されたポリエチレンオキサイド基であり、xは0
    より大きい値を有し、yは0より大きい値を有し、zは
    1〜100 の値を有する)を有し、37℃〜200 ℃の融点を
    有するシロキシ化されたポリエーテルワックスを、(i)
    と(ii)の総重量を基にして1〜20重量%含んでなる、ホ
    ットメルトシリコーン感圧接着剤組成物。
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