JPH07214546A - ロール式混練り機からの帯状部材の切上げ装置 - Google Patents

ロール式混練り機からの帯状部材の切上げ装置

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JPH07214546A
JPH07214546A JP1379994A JP1379994A JPH07214546A JP H07214546 A JPH07214546 A JP H07214546A JP 1379994 A JP1379994 A JP 1379994A JP 1379994 A JP1379994 A JP 1379994A JP H07214546 A JPH07214546 A JP H07214546A
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JP
Japan
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roll
kneading
shaped member
rubber sheet
rubber
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Application number
JP1379994A
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Yoshihiro Takuri
義広 田栗
Yohachiro Nakagawa
洋八郎 中川
Eiji Yano
英治 矢野
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Original Assignee
Bridgestone Corp
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール式混練り機から帯状部材の始端部を、
確実かつ安全に切上げる装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 混練りロール12上のゴムシート15を縦、
横カッターによってコの字形に切断して帯状部材31の
始端部を切り出すとともに、該始端部に引き剥しロール
35の突起体37を喰い込ます。この状態で引き剥しロ
ール35が混練りロール12と逆方向に回転すると、始
端部は混練りロール12から離れていく方向に引き剥さ
れる。と同時に上部にある、突起体37を外周に形成し
た回転するガイドロール40により該始端部は強制的に
引き剥し方向にガイドされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロール式混練り機か
ら帯状部材を切上げる装置の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カレンダーロール装置等のロール
から帯状部材を切上げる装置としては、例えば特公昭5
3−31188号公報に記載されているようなものが知
られている。このものは、巻着シートが巻き付いている
ロールの外周近傍に設置され、該ロール上の巻着シート
を所定幅で円周方向に切断することができる一対のカッ
ターと、カッターによる切断によって形成された切れ目
より軸方向外側の巻着シートを剥離除去する剥離刃と、
残った巻着シートを所定位置においてロールの軸方向に
切断することにより、板状シートの始端部を切り出す切
断刃と、切断刃の近傍に設置され、板状シートの始端部
を吸着してロールから引き剥した後、コンベアまで移送
する吸着パッドとを、備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな切上げ装置にあっては、吸着パッドによって板状シ
ートの始端部を吸着してロールから引き剥すようにして
いるが、このような吸着パッドによる吸着力は比較的弱
いため、引き剥しに失敗することがあり、確実性に欠け
るという問題点がある。
【0004】ゆえに本出願人は、前述のような問題を解
決すべく特願平4−350638号公報にて、次のよう
な技術を提供している。バンクゴムの一部を一対の混練
りロール間を通過させることによりゴムシートに成形す
るとともに、該ゴムシートを一方の混練りロールの外周
に密着させた状態で再びバンクゴムに戻し、ゴムの混練
りを行うようにした混練り機において、一方の混練りロ
ールの外周近傍に設置され、該一方の混練りロール上の
ゴムシートを所定幅で円周方向に切断することができる
一対の縦カッターと、縦カッターより回転方向前方に設
置され、切断により形成された切れ目間のゴムシートを
混練りロールのほぼ軸方向に切断して帯状部材の始端部
をゴムシートから切り出す横カッターと、横カッターの
近傍に設置され、外周に多数の針状体が設けられるとと
もに、混練りロールの軸線に平行な軸線を中心として回
転することができ、前記針状体が帯状部材の始端部に突
き刺さった状態で回転することにより、該帯状部材の始
端部を一方の混練りロールから引き剥す引き剥しロール
と、を備えたことを特徴とするロール式混練り機からの
帯状部材の切上げ装置。
【0005】しかしこの技術においても、外周に多数の
針状体が設けられた前記引き剥しロールが一か所のた
め、前記混練りロールの外周に密着させた状態のゴムシ
ートの始端部が混練りロールの表面から引き剥がれない
ことがあり、確実性に問題があった。また、引き剥しロ
ールの外周に設けた多数の針状体を、帯状部材の始端部
に突き刺して引き剥しロールを回転させて、ゴムシート
の始端部を混練りロールの表面から引き剥がすときに、
針状体が折れて前記ゴムシートの中に残り、異物入りの
原因になる恐れがあった。そこで本発明は、これら上記
の問題を解決して、ロール式混練り機から帯状部材の始
端部を、確実かつ安全に切上げる装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るためには、バンクゴムの一部を一対の混練りロール間
を通過させることによりゴムシートに成形するととも
に、該ゴムシートを一方の混練りロールの外周に密着さ
せた状態で再びバンクゴムに戻し、ゴムの混練りを行う
ようにした混練り機において、一方の混練りロールの外
周近傍に設置され、該一方の混練りロール上のゴムシー
トを所定幅で円周方向に切断することができる一対の縦
カッターと、縦カッターより回転方向前方に設置され、
切断により形成された切れ目間のゴムシートを混練りロ
ールのほぼ軸方向に切断して帯状部材の始端部をゴムシ
ートから切り出す横カッターと、横カッターの下方に設
置され、外周に多数の突起体が設けられるとともに、混
練りロールの軸線に平行な軸線を中心として回転するこ
とができ、前記突起体が帯状部材の始端部に喰い込んだ
状態で回転することにより、該帯状部材の始端部を一方
の混練りロールから引き剥す引き剥しロールと、を備え
たロール式混練り機からの帯状部材の切上げ装置であっ
て、前記引き剥しロールの上方で前記横カッターと一体
的に混練りロールの軸線に平行な軸線を中心として前記
引き剥しロールとは逆方向に回転することができる外周
に多数の突起体が設けられたガイドロールを備えること
により達成することができる。
【0007】
【作用】今、一対の混練りロールが逆方向に回転するこ
とで、バンクゴムの一部がこれら混練りロール間を通過
してゴムシートに成形されるとともに、該ゴムシートが
一方の混練りロールの外周に密着した状態で移動するこ
とにより、再びバンクゴムに戻り、ゴムの混練りが行わ
れているとする。この状態において、前記ゴムシートか
ら所定幅の帯状部材を切り上げる場合には、まず、一対
の縦カッターによってゴムシートを所定幅で円周方向に
切断する。次に、縦カッターにより切断され切れ目が形
成されたゴムシートは、縦カッターより回転方向前方に
設置された横カッターによって前記切れ目間がほぼ軸方
向に切断される。この結果、ゴムシートにはコの字形の
切れ目が形成され、帯状部材の始端部が切り出される。
そして、この帯状部材の始端部には引き剥しロールの外
周に設けられた一部の突起体が喰い込むが、この引き剥
しロールは混練りロールの軸線に平行な軸線を中心とし
て回転するので、帯状部材の始端部はこれら突起体によ
り拘束されたまま混練りロールの外周から離れ、該混練
りロールから引き剥される。
【0008】さらに、混練りロールから前記引き剥しロ
ールにより引き剥された前記帯状部材の始端部は、引き
剥しロールの上方に配置され引き剥しロールとは逆回転
する外周に多数の突起体が設けられたガイドロールによ
りガイドされて該ガイドロールの下面を通ることにな
る。したがって、混練りロールから引き剥された前記帯
状部材の始端部は、下方の引き剥しロールと上方のガイ
ドロールの両方から、多数の突起体による喰い込み力を
受けて、混練りロールから引き剥される力が大きくな
り、混練りロールからの帯状部材の切上げが確実に出来
るようになる。また、前記引き剥しロールとガイドロー
ルの外周に多数の突起体を設けることにより、前記帯状
部材に喰い込んで引き剥し力を損なうことなく確保し
て、なおかつ、前記引き剥しロールとガイドロールの外
周に多数の針状体を設けた場合にこの針状体が折れて帯
状部材に入り、異物入りの原因となる恐れを排除してい
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1、2、3、5において、符号11はロー
ル式混練り機であり、このロール式混練り機11は一対
の水平な混練りロール12、13を有し、これら混練り
ロール12、13は図示していないモータによりお互い
に逆方向、ここでは互いに近接する外周が下方に向かう
よう回転される。また、これら混練りロール12、13
間にはバンクゴム14が設けられ、このバンクゴム14
の一部のゴムは前記混練りロール12、13の回転によ
りこれら混練りロール12、13間を通過して一定幅の
ゴムシート15に成形される。そしてこのようにして成
形されたゴムシート15は、いずれか一方の混練りロー
ル、ここでは混練りロール12の外周に密着した状態
で、該混練りロール12の回転とともに円周方向に移動
し、再びバンクゴム14へと戻される。これにより、バ
ンクゴム14におけるゴムは混練りされる。
【0010】前記混練りロール12の直前でこれより下
方には、混練りロール12に平行な回動軸18が設置さ
れ、この回動軸18には軸方向に離れた一対の縦カッタ
ー19が軸方向位置を変更可能に取り付けられている。
また、前記回動軸18に基端が固定されたレバー20の
先端にはシリンダー21のピストンロッド22の先端が
連結されている。そして、前記シリンダー21のピスト
ンロッド22が突出し、縦カッター19が回動軸18を
中心として回動すると、これら縦カッター19の先端が
混練りロール12の外周に接近して接触する。このと
き、前述のように混練りロール12の外周にはゴムシー
ト15が密着しているので、これら縦カッター19の先
端部はゴムシート15を突き通して該ゴムシート15を
それぞれ切断し、しかも、このとき、混練りロール12
は前述のように回転しているので、このゴムシート15
は前記一対の縦カッター19により所定幅(縦カッター
19間の間隔と同じ)Wで円周方向に切断され、一対の
切れ目23が形成される。
【0011】これら縦カッター19より混練りロール1
2の回転方向前方、ここでは縦カッター19の上方で混
練りロール12の直前には、横カッター26の切刃部2
7が混練りロール12の軸と平行で該混練りロール12
の表面の概略接線方向で上から下に向けて(つまり該混
練りロール12の反回転方向)設置されている。この切
刃部27の基端は回動可能な支持軸28に固定され、該
支持軸28は、ブラケット1に軸受2により回動自由に
取り付けられ、更に該ブラケット1は、シリンダー29
のピストンロッド30の先端及び該ピストンロッド30
に平行に可動な二本のガイドロッド3の一端に固定され
ている。そして前記シリンダー29は固定フレーム4に
取り付けられている。
【0012】前記支持軸28の一端にはアーム5の一端
が固定され、このアーム5の他端にはシリンダー7のピ
ストンロッド6の先端が回動自由に連結されている。そ
して前記シリンダー7はブラケット1と一体になってい
る座板8に固定されている。符号40はガイドロールで
あって、切刃部27に固定された軸受43によって回動
自在に支持された軸41と外周に突起体50(図5)を
設けられた例えばスプロケットホイール等の突起輪42
から構成されている。さらに軸41の一端にはスプロケ
ットホイール44が固定されている。さらに、符号39
は(図5)切刃部27とガイドロール40との間に帯状
部材31の始端部が入り込まないように設けたガイド板
である。そして全体的に、シリンダー7、ピストンロッ
ド6,30、二本のガイドロッド3、ブラケット1、座
板8、支持軸28、アーム5、切刃部27、ガイド板3
9及びガイドロール40で横カッター26を構成してい
る。 従って前述のように、前記シリンダー29は固定
フレーム4に取り付けられているので、シリンダー29
の作動によりピストンロッド30が出入りすれば横カッ
ター26が、上下に作動して前記混練りロール12の表
面にたいして接離する。そしてここで、前記横カッター
26が前記シリンダー29の作動により一番下に位置し
たときに、切刃部27の切刃先端が前記混練りロール1
2の表面に軽く接するようにしている。従って、この状
態で前記シリンダー7を作動させて前記ピストンロッド
6を引っ込めると、支持軸28を支点として前記切刃部
27及びガイドロール40は矢印Aのように動き前記帯
状部材31を、混練りロール12の表面から剥して、搬
送コンベア60へ容易に乗り移すことができる。
【0013】図1、2、3、5において、前記横カッタ
ー26の下方で前記縦カッター19の上方には、混練り
ロール12の軸線に平行な軸線を中心として混練りロー
ル12と逆方向に回転する引き剥しロール35が設置さ
れている。この引き剥しロール35は外周に突起体37
を設けられた例えばスプロケットホイール等の突起輪3
6とプーリ34を一個ずつ交互に軸33に固定的に配列
された構成となっている。この軸33は搬送コンベア6
0のフレーム52に回転自由に取り付けられ、軸33の
一端にはギア63が固定されている。前記突起体37は
図3に示すように半径方向に延びるとともに、半径方向
外側に向かうに従い細くなっているが針や釘のように細
くはなく、また先端は尖っていない公知のスプロケット
ホイールやギア等の歯と同じ形をしている。符号54は
プーリであって、引き剥しロール35と平行な軸53
に、前記プーリ34と向き合った同じ位置で固定され、
さらに軸53はフレーム52に軸受38で回転自由に支
持されている。これらプーリ54と34には細幅のエン
ドレスベルト55が複数本、実施例では10本平行して
かけてあり一対の縦カッター19により切り上げされた
帯状部材31をほぼ水平に運ぶ搬送コンベア60を構成
している。
【0014】搬送コンベア60のフレーム52の低部外
側には、板68が該フレーム52の直角方向に固定さ
れ、この板68にはシリンダー61のピストンロッド6
2の先端が固定されている。そして前記シリンダー61
は固定のフレーム69に取り付けられ、シリンダー61
の作動により搬送コンベア60全体が、混練りロール1
2に接近したり離れたりする。そして前記ピストンロッ
ド62が一番長く出た時に、搬送コンベア60の引き剥
しロール35の外周の突起体37がゴムシート15に食
い込むようになっている。従ってこの時、混練りロール
12が回転していると前記引き剥しロール35は、混練
りロール12から逆回転力を与えられる。
【0015】符号64は前記ギア63と噛み合うギア
で、軸65に固定され、軸65はフレーム52に固定さ
れた軸受66に回転自由に支持されている。そして軸6
5の回転を最終的には前記ガイドロール40の軸41へ
伝えるために、軸65の端部より少し内側にはスプロケ
ットホイール49が固定されている。前述したように、
前記ガイドロール40の軸41は上下方向に可動で、前
記搬送コンベア60のフレーム52に軸受66で支持さ
れている軸65は水平方向に可動である。従って軸41
と軸65の位置も相対的に変化する。図1、2で、符号
59は、このように位置が相対的に変化する軸41と軸
65へ回転を伝えるために設けた中間軸で、リンク48
の一端及びリンク45の一端に設けた軸受(図示してい
ない)にそれぞれ回転自由に支持されている。リンク4
8の他端は図示しない軸受で軸65に回転自由に支持さ
れ、リンク45の他端は図示しない軸受で軸41に回転
自由に支持されている。前記スプロケットホイール49
の回転は、中間軸59に固定されたスプロケットホイー
ル47に、ローラーチェーン57を経由して伝わり、さ
らにこの回転は中間軸59に固定されたスプロケットホ
イール46からローラーチェーン58を経由して前記ス
プロケットホイール44に伝わる。以上により、引き剥
しロール35の回転はガイドロール40へ逆回転となり
伝わる。
【0016】次に、この発明の一実施例の作用について
説明する。今、一対の混練りロール12、13が逆方向
に回転することで、バンクゴム14の一部がこれら混練
りロール12、13間を通過してゴムシート15に成形
されるとともに、該ゴムシート15が混練りロール12
の外周に密着した状態で円周方向に移動することにより
再びバンクゴム14に戻り、ゴムの混練りが行われてい
るとする。この状態において、前記ゴムシート15から
所定幅Wの帯状部材31を切り上げる場合には、シリン
ダー21のピストンロッド22を突出させ、一対の縦カ
ッター19をその先端が混練りロール12の外周に接触
するまで回動させる。このとき、混練りロール12の外
周にはゴムシート15が密着しているので、これら縦カ
ッター19の先端部はゴムシート15を突き通し、ゴム
シート15をそれぞれ切断する。 しかも、この時、混
練りロール12は前述のように回転しているので、この
ゴムシート15は前記一対の縦カッター19により所定
幅Wで円周方向に切断されて、一対の切れ目23が形成
される。
【0017】そして、このような切れ目23が混練りロ
ール12の回転により引き剥しロール35の直後を通過
すると、シリンダー61を作動させ引き剥しロール35
を混練りロール12に接近するように移動させる。この
結果、引き剥しロール35の突起体37の先端が切れ目
23間のゴムシート15に喰い込む。この状態で引き剥
しロール35は混練りロール12と逆方向に回転するの
で、引き剥しロール35の回転方向直前に位置する切れ
目23間のゴムシート15は、引き剥しロール35の突
起体37によって混練りロール12の外周から引き離さ
れ、図4に仮想線で示すように浮き上がる。
【0018】このとき、シリンダー29を作動させて横
カッター26の切刃部27を混練りロール12に接近さ
せる。これにより、横カッター26の切刃部27が前記
切れ目23間の浮き上がったゴムシート15を混練りロ
ール12のほぼ軸方向に切断する。この結果、ゴムシー
ト15にはコの字形の切れ目が形成され、帯状部材31
の始端部が切り出される。ここで、前記切り出された帯
状部材31の始端部には、前述のように引き剥しロール
35の突起体37が喰い込んでいるので、引き剥しロー
ル35がさらに回転すると、帯状部材31の始端部はこ
れら突起体37により拘束されたまま混練りロール12
から離れ、引き剥されるとともに、切り出された帯状部
材31は角度で約90。混練りロール12から離れる方
向に折れ曲がって搬送コンベア60のベルト55の上に
乗って搬送される。
【0019】しかし、剛性の高いゴムの場合は折れ曲り
抵抗が強いために角度約90。までは折れにくく上方に
逃げる場合がある。このとき、上部には表面に突起体5
0を形成したガイドロール40が設けられ、しかも引き
剥しロール35とは逆回転で、切り出された帯状部材3
1の始端部を上側から帯状部材31に突起体50が喰い
込むようにして引き出し方向に帯状部材31を強制的に
ガイドしているので、引き出し力が強くなる。そしてこ
のとき、ガイド板39により帯状部材31の始端部は切
刃部27とガイドロール40との間に入り込むことはな
い。この結果、剛性の高いゴムの場合でも確実に帯状部
材31を切り上げできる。
【0020】また別の例として、密着性の高いゴムの場
合は帯状部材31の始端部が混練りロール12の表面に
密着したままとなり、引き剥しロール35で引き剥し出
来ないときがある。このときは、シリンダー7を作動さ
せて前記ピストンロッド6を引っ込めると、切刃部27
及びガイドロール40は矢印Aのように動き前記帯状部
材31の始端部を、混練りロール12の表面から剥し
て、搬送コンベア60へ容易に乗り移すことができる。
この結果、密着性の高いゴムでも確実に帯状部材31を
切り上げできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、帯状部材の始端部を混練りロールから確実に切り上
げて引き剥すことが出来る。また、引き剥しロール及び
ガイドロールの外周に形成した突起体は、針状体のよう
に細くて長いものではないので、突起体の先端が折れて
帯状部材の中に入り異物入りの心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す全体の概略側面図で
ある。
【図2】図1のB−B矢視図である。
【図3】図2のC−C矢視図である。
【図4】引き剥しロール近傍の側面断面図である。
【図5】ガイドロール近傍の側面断面図である。
【符号の説明】
11:混練り機 12、13:混練り
ロール 14:バンクゴム 15:ゴムシート 19:縦カッター 23:切れ目 26:横カッター 31:帯状部材 34:プーリ 35:引き剥しロー
ル 36:突起輪 37:突起体 39:ガイド板 40:ガイドロール 42:突起輪 50:突起体 54:プーリ 55:ベルト 60:搬送コンベア W:所定幅 A:矢印

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンクゴムの一部を一対の混練りロール
    間を通過させることによりゴムシートに成形するととも
    に、該ゴムシートを一方の混練りロールの外周に密着さ
    せた状態で再びバンクゴムに戻し、ゴムの混練りを行う
    ようにした混練り機において、一方の混練りロールの外
    周近傍に設置され、該一方の混練りロール上のゴムシー
    トを所定幅で円周方向に切断することができる一対の縦
    カッターと、縦カッターより回転方向前方に設置され、
    切断により形成された切れ目間のゴムシートを混練りロ
    ールのほぼ軸方向に切断して帯状部材の始端部をゴムシ
    ートから切り出す横カッターと、横カッターの下方に設
    置され、外周に多数の突起体が設けられるとともに、混
    練りロールの軸線に平行な軸線を中心として回転するこ
    とができ、前記突起体が帯状部材の始端部に喰い込んだ
    状態で回転することにより、該帯状部材の始端部を一方
    の混練りロールから引き剥す引き剥しロールと、を備え
    たロール式混練り機からの帯状部材の切上げ装置であっ
    て、前記引き剥しロールの上方で前記横カッターと一体
    的に混練りロールの軸線に平行な軸線を中心として前記
    引き剥しロールとは逆方向に回転することができる外周
    に多数の突起体が設けられたガイドロールを、備えたこ
    とを特徴とするロール式混練り機からの帯状部材の切上
    げ装置。
JP1379994A 1994-02-07 1994-02-07 ロール式混練り機からの帯状部材の切上げ装置 Pending JPH07214546A (ja)

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