JPH07206319A - 主ロープの自動張力調整装置 - Google Patents

主ロープの自動張力調整装置

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JPH07206319A
JPH07206319A JP218994A JP218994A JPH07206319A JP H07206319 A JPH07206319 A JP H07206319A JP 218994 A JP218994 A JP 218994A JP 218994 A JP218994 A JP 218994A JP H07206319 A JPH07206319 A JP H07206319A
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JP
Japan
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pressure
main rope
oil pump
tension
hydraulic jack
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JP218994A
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English (en)
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Yasuo Matsui
康夫 松井
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数の主ロープ9a、9bのテンションのア
ンバランスを圧力センサー27a及び27bにより検出
し、演算装置20の制御の下、オイルポンプ24により
油圧ジャッキ26a又は26bを作動させる。 【効果】 自動的かつ正確に主ロープテンションのアン
バランスを解消することができる。また、エレベーター
運転中においても、主ロープ9のテンションが自動的か
つ正確に調整されるため、エレベーター保守作業でのテ
ンション調整の必要がなくなり、生産性の向上を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2:1ローピング等
のエレベーターにおける主ロープの自動張力調整装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、2:1ローピングの主ロープテ
ンション(張力)のアンバランスを解消するには、手感
によるテンションバランスの確認と、ロープ止め部のナ
ットによるテンション調整をしなければならなかった。
【0003】従来の2:1ローピングのエレベーターの
構成について図7を参照しながら説明する。図7は、従
来の2:1ローピングのエレベーターの概略全体構成を
示す図である。
【0004】図7において、1は建物の屋上に設置され
たエレベーターの機械室、2は機械室1に設けられた制
御盤、3は機械室1の床に載置された機械台、4は機械
台3に設置された巻上機、5は巻上機4に連結された綱
車、6及び7はロープ止め部である。
【0005】また、8は昇降路、9は3〜6本並列に設
けられた主ロープ、10は主ロープ9に吊り下げられた
カウンター吊り車、11はカウンター吊り車10の軸に
連結されたカウンター、12は主ロープ9に吊り下げら
れたかご吊り車、13はかご吊り車12の軸に連結され
たかごである。
【0006】図8は、図7に示すロープ止め部6及び7
の一部断面で示す拡大図である。同図において、14は
ナット、15はコイルバネ、16はピン、17はシンプ
ルロッドである。
【0007】つぎに、従来の主ロープの張力の調整作業
について説明する。エレベーターの主ロープ9は、多く
の場合、3本から6本程使用されている。そこで、2:
1ローピングのエレベーターにおいて、複数の主ロープ
9のそれぞれのロープテンションのアンバランスをなく
すための作業は、まずエレベーターのかご13の上に乗
った作業員Aが主ロープ9を1本づつ引っ張り、手感に
よってテンションのアンバランスを確認し、調整すべき
主ロープ9を選択する。
【0008】次に、機械室1において、主ロープ9のロ
ープ止め部6又は7のナット14を作業員Bがスパナに
よって締めるか、あるいは緩めることにより主ロープ9
のテンションを調整する。この調整作業を繰り返すこと
により、複数の主ロープ9の各々のテンションを均一に
することが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
主ロープの張力の調整作業では、手感によりテンション
のアンバランスを確認して主ロープ9の各々のテンショ
ンを調整しなければならないため、作業効率が悪いとい
う問題点があった。また、経験的な感、こつ等の技能が
必要であり、作業員の判断の個人差によるばらつきが発
生しやすいという問題点があった。
【0010】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、主ロープテンションにアンバラン
スが生じたとき、主ロープテンションを自動的かつ正確
に調整することができる主ロープの自動張力調整装置を
得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る主ロープの自動張力調整装置は、次に掲げる手段を備
えたものである。 〔1〕 主ロープの端部を止める油圧ジャッキ内に電磁
弁を通じてオイルを供給するオイルポンプ。 〔2〕 前記油圧ジャッキ内の圧力を検出する圧力検出
手段。 〔3〕 前記圧力検出手段の出力に基づいて複数の主ロ
ープの張力が均等になるように前記電磁弁の開閉及び前
記オイルポンプの駆動を制御する演算手段。
【0012】この発明の請求項2に係る主ロープの自動
張力調整装置は、次に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 主ロープ毎にその端部を止める油圧ジャッキ内
に電磁弁を通じてオイルを供給するオイルポンプ。 〔2〕 前記油圧ジャッキ毎にその圧力を検出する複数
の圧力センサー。 〔3〕 前記複数の圧力センサーの出力に基づいて圧力
差が基準値を越えているとき前記複数の油圧ジャッキ内
の圧力が均等になるように該当電磁弁の開閉及び前記オ
イルポンプの駆動を制御する演算装置。
【0013】この発明の請求項3に係る主ロープの自動
張力調整装置は、次に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 主ロープ毎にその端部を止める油圧ジャッキ内
に電磁弁を通じてオイルを供給するオイルポンプ。 〔2〕 前記油圧ジャッキ毎にその圧力を検出する複数
の圧力センサー。 〔3〕 前記複数の圧力センサーの出力に基づいて圧力
差が基準値を越えているとき前記複数の油圧ジャッキ内
の圧力が均等になるように該当電磁弁の開閉及び前記オ
イルポンプの駆動を制御し、かつ、前記複数の圧力セン
サーの出力に基づいてその平均値を求め、前記平均値と
予め入力されてあったかご内負荷値とを比較してかごの
内部負荷を判定し、その判定データを制御盤へ送る演算
装置。
【0014】この発明の請求項4に係る主ロープの自動
張力調整装置は、次に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 主ロープ毎にその端部を止める油圧ジャッキ内
に電磁弁を通じてオイルを供給するオイルポンプ。 〔2〕 前記油圧ジャッキ毎にその圧力を検出する複数
の圧力センサー。 〔3〕 前記複数の圧力センサーの出力に基づいて圧力
差が基準値を越えているとき前記複数の油圧ジャッキ内
の圧力が均等になるように該当電磁弁の開閉及び前記オ
イルポンプの駆動を制御し、かつ、前記複数の圧力セン
サーの出力に基づいて圧力差が限界値を越えているとき
エレベーターの運転停止指令を制御盤へ送る演算装置。
【0015】
【作用】この発明の請求項1に係る主ロープの自動張力
調整装置においては、オイルポンプによって、主ロープ
の端部を止める油圧ジャッキ内に電磁弁を通じてオイル
が供給される。また、圧力検出手段によって、前記油圧
ジャッキ内の圧力が検出される。そして、演算手段によ
って、前記圧力検出手段の出力に基づいて複数の主ロー
プの張力が均等になるように前記電磁弁の開閉及び前記
オイルポンプの駆動が制御される。
【0016】この発明の請求項2に係る主ロープの自動
張力調整装置においては、オイルポンプによって、主ロ
ープ毎にその端部を止める油圧ジャッキ内に電磁弁を通
じてオイルが供給される。また、複数の圧力センサーに
よって、前記油圧ジャッキ毎にその圧力が検出される。
そして、演算装置によって、前記複数の圧力センサーの
出力に基づいて圧力差が基準値を越えているとき前記複
数の油圧ジャッキ内の圧力が均等になるように該当電磁
弁の開閉及び前記オイルポンプの駆動が制御される。
【0017】この発明の請求項3に係る主ロープの自動
張力調整装置においては、演算装置によって、前記複数
の圧力センサーの出力に基づいて圧力差が基準値を越え
ているとき前記複数の油圧ジャッキ内の圧力が均等にな
るように該当電磁弁の開閉及び前記オイルポンプの駆動
が制御され、かつ、前記複数の圧力センサーの出力に基
づいてその平均値が求められ、前記平均値と予め入力さ
れてあったかご内負荷値とを比較してかごの内部負荷が
判定され、その判定データが制御盤へ送られる。
【0018】この発明の請求項4に係る主ロープの自動
張力調整装置においては、演算装置によって、前記複数
の圧力センサーの出力に基づいて圧力差が基準値を越え
ているとき前記複数の油圧ジャッキ内の圧力が均等にな
るように該当電磁弁の開閉及び前記オイルポンプの駆動
が制御され、かつ、前記複数の圧力センサーの出力に基
づいて圧力差が限界値を越えているときエレベーターの
運転停止指令が制御盤へ送られる。
【0019】
【実施例】
実施例1.この発明の実施例1の構成を図1及び図2を
参照しながら説明する。図1は、この発明の実施例1の
構成を示す図である。また、図2は、この発明の実施例
1の演算装置の構成を示すブロック図である。なお、他
の構成は従来例と同様であり、各図中、同一符号は同一
又は相当部分を示す。
【0020】図1において、20は後述するようにCP
U等を含む演算装置、21は油をためておくオイルタン
ク、22は油(オイル)、23は油管、24は演算装置
20の制御下、オイルタンク21の油22をくみ出すオ
イルポンプである。また、25a及び25bは電磁弁、
26a及び26bは機械台3に取付された油圧ジャッ
キ、27a及び27bは油圧ジャッキ26a及び26b
に取付された圧力センサーである。さらに、主ロープ9
a及び9bは、機械台3に取付された油圧ジャッキ26
a及び26bとピン16a及び16bとにより接続され
ている。なお、油圧ジャッキ26a及び26bがロープ
止め部6Aを構成する。また、この実施例1に係る装置
を他方のロープ止め部(7)に設置してもよい。
【0021】図1において、電磁弁25a、25b、油
圧ジャッキ26a、26b及び圧力センサー27a、2
7bが2個づつしか描かれていないが、実際は主ロープ
9の本数に応じてそれぞれ3〜6個設けられている。
【0022】図2において、演算装置20は、圧力セン
サー27a及び27bに接続されたA/D変換器30
と、A/D変換器30に接続されたCPU31と、CP
U31に接続されたインターフェース(I/F)35と
を備えている。ただし、CPU31は、ROMに登録さ
れたソフトウエア等から構成されたテンション判定部3
2及び出力制御部33と、RAM等から構成されたメモ
リー34とを有する。なお、メモリー34には予めテン
ション調整が必要な圧力差の基準値が入力されており、
インターフェース35は、オイルポンプ24、電磁弁2
5a及び25bに接続されている。
【0023】ところで、この発明の請求項1に係る圧力
検出手段は、この実施例1では圧力センサー25a及び
25bから構成され、この発明の請求項1に係る演算手
段は、この実施例1では演算装置20に相当する。
【0024】つぎに、前述した実施例1の動作を図3を
参照しながら説明する。図3は、この発明の実施例1の
演算装置20の動作を示すフローチャートである。
【0025】圧力センサー27a及び27bは、油圧ジ
ャッキ26a及び26b内の圧力を検出し、その圧力変
化に対応した電圧を出力する。その電圧が演算装置20
のA/D変換器30によりディジタル信号に変換され数
値データとしてテンション判定部32に入力される。
【0026】テンション判定部32は、油圧ジャッキ2
6a及び26bの圧力状態の数値データの比較やメモリ
ー34に記憶されている基準値との比較を実行する。そ
の結果、テンション調整が必要と判定した場合、出力制
御部33にその旨の信号を出力する。
【0027】出力制御部33では、オイルポンプ24や
電磁弁25a及び25bの制御信号を生成し、インター
フェース(I/F)35を介しオイルポンプ24や電磁
弁25a及び25bを制御する。
【0028】例えば、主ロープ9aのテンションが弱い
油圧ジャッキ26aは圧力が低くなり、それを圧力セン
サー27aが検出する。演算装置20はその圧力変化に
基づいて制御信号を生成し、オイルポンプ24を駆動
し、かつ電磁弁25aを開いて上記油圧ジャッキ26a
へ油22を送り込み、テンション調整を行う。
【0029】ここで、図3に示す演算装置20の動作を
フローチャートに従って説明する。油圧ジャッキ26a
及び26bの圧力差がないか比較し(ステップ40)、
圧力差があればメモリー34内の基準値と比較する(ス
テップ41)。なお、上記基準値は正常な圧力差の例え
ば20%増しの値である。
【0030】圧力差が上記基準値を越えているときは調
整すべき油圧ジャッキ26a又は26bを指定し(ステ
ップ42)、オイルポンプ24に対して駆動指令を出す
(ステップ43)。
【0031】次に、指定された油圧ジャッキ26a又は
26bに対応する電磁弁25a又は25bに開くように
励磁指令を出す(ステップ44)。
【0032】ステップ40又は41において、圧力差が
ない場合又は圧力差が基準値を越えていない場合は、テ
ンション調整をしたときに該当電磁弁25a又は25b
に閉めるように励磁指令を出し(ステップ46)、オイ
ルポンプ24に停止指令を出す(ステップ47)。
【0033】図3に示す処理は、システム運用開始時の
全自動運転開始時から一定周期で実行され、点検時の手
動運転のときは実行されない。
【0034】この発明の実施例1は、前述したように、
複数の主ロープ9のテンションのアンバランスを圧力セ
ンサー27a及び27bにより検出し、演算装置20の
制御の下、オイルポンプ24により油圧ジャッキ26a
又は26bを作動させることで、自動的かつ正確に主ロ
ープテンションのアンバランスを解消することができ
る。この実施例1に係る装置を取り付けることにより、
エレベーター運転中においても、主ロープ9のテンショ
ンが自動的かつ正確に調整されるため、エレベーター保
守作業でのテンション調整の必要がなくなり、生産性の
向上を図ることができる。
【0035】実施例2.この発明の実施例2の演算装置
の構成を図4を参照しながら説明する。図4は、この発
明の実施例2の演算装置の構成を示すブロック図であ
り、A/D変換器30及びインターフェース(I/F)
35は上述した実施例1のものと同様である。なお、上
記演算装置20A以外は実施例1と同様である。また、
各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0036】図4において、CPU31Aは、実施例1
のCPU31に比べて、新たにかご内負荷判定部36を
有する。そして、このかご内負荷判定部36はテンショ
ン判定部32、メモリー34及び機械室1に設置された
制御盤2に接続されている。
【0037】つぎに、前述した実施例2の動作を説明す
る。実施例1では図2においてテンション判定部32の
出力は出力制御部33のみに出されていたが、この実施
例2では図4においてテンション判定部32の出力が出
力制御部33とかご内負荷判定部36に出されている。
メモリー34には、予めテンション調整が必要な圧力差
の基準値と、かご13の内部の乗客数や荷物の量の変化
による油圧ジャッキ26a及び26bの圧力変化に対応
できるかご内負荷値とを入力しておく。
【0038】なお、かご内負荷値は、例えば、かご13
が空の場合の圧力センサー27a及び27bの出力の平
均値がPのとき、Wとする。また、X人の乗客を乗せた
かご13の重量が空のときの2倍の場合の圧力センサー
27a及び27bの出力の平均値が2Pのとき、2Wと
する。そして、それらの間は比例するものとする。
【0039】かご内負荷判定部36は、テンション判定
部32から油圧ジャッキ26a及び26bの各々の圧力
データを入力し、それらの平均値を算出する。そして、
その平均値と上記かご内負荷値とを比較してかご13の
内部負荷を判定し、その判定データを制御盤2へ送る。
【0040】制御盤2は、上記送られてきた判定データ
に基づいて乗り過ぎ警報を出したり、上記判定データを
起動秤としてエレベーターの制御を行う。
【0041】この実施例2に係る装置を取り付けること
により、秤装置を有することになり、かご13の下に秤
装置を取り付ける必要がなくなる。
【0042】実施例3.この発明の実施例3の演算装置
の構成を図5を参照しながら説明する。図5は、この発
明の実施例3の演算装置の構成を示すブロック図であ
り、A/D変換器30及びインターフェース(I/F)
35は上述した実施例1のものと同様である。なお、上
記演算装置20B以外は実施例1と同様である。
【0043】図5において、CPU31Bは、実施例1
のCPU31に比べて、テンション判定部32が新たに
機械室1に設置された制御盤2に接続されている。
【0044】つぎに、前述した実施例3の動作を説明す
る。例えば、3本の主ロープ9の内、1本の主ロープ9
において破断又はピン16が抜け落ちる等のトラブルが
発生した場合、その油圧ジャッキ26の圧力は異常に低
下し、他の油圧ジャッキ26との圧力差は異常に大きく
なる。主ロープ9にトラブルが発生したと判定できる油
圧ジャッキ26間の圧力差の数値を圧力差の限界値とし
て、メモリー34に予め入力しておく。
【0045】図6に示すフローチャートにおいて、実施
例1との相違点は、ステップ52に「圧力差は限界値を
越えているか?」の判定項目を追加した点である。
【0046】ステップ52において、圧力差が限界値を
越えている場合は、ステップ59に進みエレベーターの
制御盤2へエレベーターの運転停止指令を出力する。
【0047】主ロープ9の破断やピン16の抜け落ち等
の主ロープ9の精密点検が必要となったとき、この実施
例3に係る装置を取り付けることにより、自動的にエレ
ベーターが運転停止となる。その結果、そのまま運転し
ていれば大事故に至る主ロープ9のトラブルも未然に防
止できる。
【0048】ところで、前述した各実施例の説明では、
2:1ローピングのエレベーターに利用する場合につい
て述べたが、その他の例えば1:1ローピングのエレベ
ーターにも利用できることはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る主ロープの自
動張力調整装置は、以上説明したとおり、主ロープの端
部を止める油圧ジャッキ内に電磁弁を通じてオイルを供
給するオイルポンプと、前記油圧ジャッキ内の圧力を検
出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段の出力に基づ
いて複数の主ロープの張力が均等になるように前記電磁
弁の開閉及び前記オイルポンプの駆動を制御する演算手
段とを備えたので、主ロープテンションにアンバランス
が生じたとき、主ロープテンションを自動的かつ正確に
調整することができるという効果を奏する。
【0050】この発明の請求項2に係る主ロープの自動
張力調整装置は、以上説明したとおり、主ロープ毎にそ
の端部を止める油圧ジャッキ内に電磁弁を通じてオイル
を供給するオイルポンプと、前記油圧ジャッキ毎にその
圧力を検出する複数の圧力センサーと、前記複数の圧力
センサーの出力に基づいて圧力差が基準値を越えている
とき前記複数の油圧ジャッキ内の圧力が均等になるよう
に該当電磁弁の開閉及び前記オイルポンプの駆動を制御
する演算装置とを備えたので、主ロープテンションにア
ンバランスが生じたとき、主ロープテンションを自動的
かつ正確に調整することができるという効果を奏する。
その結果、エレベーターの保守作業でのテンション調整
の必要がなくなり、生産性の向上を図ることができる。
【0051】この発明の請求項3に係る主ロープの自動
張力調整装置は、以上説明したとおり、前記演算装置が
前記複数の圧力センサーの出力に基づいてその平均値を
求め、前記平均値と予め入力されてあったかご内負荷値
とを比較してかごの内部負荷を判定し、その判定データ
を制御盤へ送るので、かごの下に秤装置を取り付ける必
要がなくなる。
【0052】この発明の請求項4に係る主ロープの自動
張力調整装置は、以上説明したとおり、前記演算装置が
前記複数の圧力センサーの出力に基づいて圧力差が限界
値を越えているときエレベーターの運転停止指令を制御
盤へ送るので、大事故に至る主ロープのトラブルを未然
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施例1の演算装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】この発明の実施例1の演算装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】この発明の実施例2の演算装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】この発明の実施例3の演算装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】この発明の実施例3の演算装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】従来のエレベーターの全体構成を示す図であ
る。
【図8】従来のエレベーターの主ロープのロープ止め部
を一部断面で示す拡大図である。
【符号の説明】
1 機械室 2 制御盤 3 機械台 6A ロープ止め部 8 昇降路 9、9a、9b 主ロープ 13 かご 20、20A、20B 演算装置 24 オイルポンプ 25a、25b 電磁弁 26a、26b 油圧ジャッキ 27a、27b 圧力センサー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ロープの端部を止める油圧ジャッキ内
    に電磁弁を通じてオイルを供給するオイルポンプ、前記
    油圧ジャッキ内の圧力を検出する圧力検出手段、並びに
    前記圧力検出手段の出力に基づいて複数の主ロープの張
    力が均等になるように前記電磁弁の開閉及び前記オイル
    ポンプの駆動を制御する演算手段を備えたことを特徴と
    する主ロープの自動張力調整装置。
  2. 【請求項2】 主ロープ毎にその端部を止める油圧ジャ
    ッキ内に電磁弁を通じてオイルを供給するオイルポン
    プ、前記油圧ジャッキ毎にその圧力を検出する複数の圧
    力センサー、並びに前記複数の圧力センサーの出力に基
    づいて圧力差が基準値を越えているとき前記複数の油圧
    ジャッキ内の圧力が均等になるように該当電磁弁の開閉
    及び前記オイルポンプの駆動を制御する演算装置を備え
    たことを特徴とする主ロープの自動張力調整装置。
  3. 【請求項3】 前記演算装置が前記複数の圧力センサー
    の出力に基づいてその平均値を求め、前記平均値と予め
    入力されてあったかご内負荷値とを比較してかごの内部
    負荷を判定し、その判定データを制御盤へ送ることを特
    徴とする請求項2記載の主ロープの自動張力調整装置。
  4. 【請求項4】 前記演算装置が前記複数の圧力センサー
    の出力に基づいて圧力差が限界値を越えているときエレ
    ベーターの運転停止指令を制御盤へ送ることを特徴とす
    る請求項2記載の主ロープの自動張力調整装置。
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