JPH0720154A - 電気量測定器 - Google Patents
電気量測定器Info
- Publication number
- JPH0720154A JPH0720154A JP5144784A JP14478493A JPH0720154A JP H0720154 A JPH0720154 A JP H0720154A JP 5144784 A JP5144784 A JP 5144784A JP 14478493 A JP14478493 A JP 14478493A JP H0720154 A JPH0720154 A JP H0720154A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- current
- board
- magnetic
- shield
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度で組立作業が容易な電気量測定器を得
る。 【構成】 コア11は端子ブロック14のコア収納用溝に挿
入され、このとき丸穴部から突出した端子金具16に電流
線3が配線される。また、磁電変換素子10が備えられた
PC板5は端子ブロック14のPC板収納用溝18に挿入さ
れ、このとき磁電変換素子10はコア11の空隙部に配置さ
れる。
る。 【構成】 コア11は端子ブロック14のコア収納用溝に挿
入され、このとき丸穴部から突出した端子金具16に電流
線3が配線される。また、磁電変換素子10が備えられた
PC板5は端子ブロック14のPC板収納用溝18に挿入さ
れ、このとき磁電変換素子10はコア11の空隙部に配置さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホール素子を利
用した電流検出器や電子式電力量計に適用できる電気量
測定器に関する。
用した電流検出器や電子式電力量計に適用できる電気量
測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば電力量計においては、電力
量に比例して回転する円板の動作によって電力量を得る
機械式(誘導式)電力量計から、電子回路で所定の演算
を行って電力量を得る電子式電力量計へ移行されてきて
いる。電子式電力量計は、電力供給線からの電圧信号と
電流信号をそれぞれ変成器と変流器により内部回路で処
理できる信号に変換し、これらの変換された信号を例え
ば周知の時分割乗算回路で乗算して積分することにより
電力量を測定している。
量に比例して回転する円板の動作によって電力量を得る
機械式(誘導式)電力量計から、電子回路で所定の演算
を行って電力量を得る電子式電力量計へ移行されてきて
いる。電子式電力量計は、電力供給線からの電圧信号と
電流信号をそれぞれ変成器と変流器により内部回路で処
理できる信号に変換し、これらの変換された信号を例え
ば周知の時分割乗算回路で乗算して積分することにより
電力量を測定している。
【0003】しかしながら電子式電力量計は高精度化を
図れるが、機械式電力量計と比較して高コストになって
しまう。このため、上記のような変流器を不要として低
コスト化と共に小形化も図った電子式電力量計の開発が
進められている。電流検出器等においても、変流器を不
要にすることについては同様である。
図れるが、機械式電力量計と比較して高コストになって
しまう。このため、上記のような変流器を不要として低
コスト化と共に小形化も図った電子式電力量計の開発が
進められている。電流検出器等においても、変流器を不
要にすることについては同様である。
【0004】そこで、この種の電流検出器や電子式電力
量計等の電気量測定器として、ホール素子等の磁電変換
素子を利用したものが考えられてきた。すなわち、電流
−磁気変換手段、例えば磁性体コアにより電流信号を磁
界に変換し、この磁界をコアの空隙部に挿入された磁電
変換素子に印加させるようにして磁電変換素子の出力信
号を得るというものである。
量計等の電気量測定器として、ホール素子等の磁電変換
素子を利用したものが考えられてきた。すなわち、電流
−磁気変換手段、例えば磁性体コアにより電流信号を磁
界に変換し、この磁界をコアの空隙部に挿入された磁電
変換素子に印加させるようにして磁電変換素子の出力信
号を得るというものである。
【0005】ところで、このような電子式電力量計の場
合、上記のコアや磁電変換素子の取付けが作業性に影響
を及ぼしている。ここで、従来の取付けについて図2を
参照して説明する。
合、上記のコアや磁電変換素子の取付けが作業性に影響
を及ぼしている。ここで、従来の取付けについて図2を
参照して説明する。
【0006】同図において、コア1は筐体6内の他の場
所に固定されるとともに、コアケース2の中に挿入され
ており、この状態で筐体6にネジ7により固定される。
また、外部から電流信号や電圧信号が供給される端子ブ
ロック4に配線された電流線3は、コア1を貫通して巻
回されている。
所に固定されるとともに、コアケース2の中に挿入され
ており、この状態で筐体6にネジ7により固定される。
また、外部から電流信号や電圧信号が供給される端子ブ
ロック4に配線された電流線3は、コア1を貫通して巻
回されている。
【0007】一方、PC板5は図示しない電子回路が備
えられているとともに、磁電変換素子(例えば、感磁素
子であるホール素子や磁気抵抗素子)10が装着され、磁
電変換素子10がコア1の空隙部に位置するようにネジ
8、ポスト9により筐体6に固定される。
えられているとともに、磁電変換素子(例えば、感磁素
子であるホール素子や磁気抵抗素子)10が装着され、磁
電変換素子10がコア1の空隙部に位置するようにネジ
8、ポスト9により筐体6に固定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな取付けでは、コア1をコアケース2へ挿入した状態
で筐体6に固定するため組立作業が行いにくい。またP
C板5がネジ8やポスト9により筐体6に固定するため
コア1と磁電変換素子10の位置決めが困難となり、同時
にコアケース2の分だけコア1の空隙部が実質的に広が
ることによりコア1が発生する磁界が弱まることも加わ
って、精度が劣ってしまう。本発明の目的は、高精度で
作業性を改善した電気量測定器を提供することにある。
うな取付けでは、コア1をコアケース2へ挿入した状態
で筐体6に固定するため組立作業が行いにくい。またP
C板5がネジ8やポスト9により筐体6に固定するため
コア1と磁電変換素子10の位置決めが困難となり、同時
にコアケース2の分だけコア1の空隙部が実質的に広が
ることによりコア1が発生する磁界が弱まることも加わ
って、精度が劣ってしまう。本発明の目的は、高精度で
作業性を改善した電気量測定器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、供給線からの電流信号を得る入力手段と、
入力手段で得られた電流信号に比例した磁界に変換する
電流−磁気変換手段と、電流−磁気変換手段からの磁界
の強さに基づいて電気信号を出力する磁電変換手段を備
えた基板とを有し、電流−磁気変換手段と基板を入力手
段に固定するようにしたことを要旨とする。
に本発明は、供給線からの電流信号を得る入力手段と、
入力手段で得られた電流信号に比例した磁界に変換する
電流−磁気変換手段と、電流−磁気変換手段からの磁界
の強さに基づいて電気信号を出力する磁電変換手段を備
えた基板とを有し、電流−磁気変換手段と基板を入力手
段に固定するようにしたことを要旨とする。
【0010】
【作用】このような構成において、電流−磁気変換手段
と基板を直接入力手段に固定するようにしたので、基板
の磁電変換手段と電流−磁気変換手段との位置決めが容
易になり、組立作業も簡単になる。
と基板を直接入力手段に固定するようにしたので、基板
の磁電変換手段と電流−磁気変換手段との位置決めが容
易になり、組立作業も簡単になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の一実施例を示す電子式電力量計
の構成図である。同図(a)において、11はコアであ
り、12はコアシールドで、コア11が外部磁界の影響を受
けるのを防ぐためにコア11の周囲に設けられるものであ
り、両者はプッシュワッシャ13で押さえられ固定され
る。
明する。図1は本発明の一実施例を示す電子式電力量計
の構成図である。同図(a)において、11はコアであ
り、12はコアシールドで、コア11が外部磁界の影響を受
けるのを防ぐためにコア11の周囲に設けられるものであ
り、両者はプッシュワッシャ13で押さえられ固定され
る。
【0012】14は端子ブロックで、外部からの電流、電
圧が供給されるものであり、コア11、コアシールド12、
PC板5を収納する溝が設けられており、図1(b)に
示すように、コア収納用溝(11)、コアシールド収納用溝
(12)、PC板収納用溝(18)にそれぞれ収納されるように
なっている。なお、PC板5は筐体6の内側のPC板お
さえツメ17によっても挟み込まれるようにして固定され
ている。
圧が供給されるものであり、コア11、コアシールド12、
PC板5を収納する溝が設けられており、図1(b)に
示すように、コア収納用溝(11)、コアシールド収納用溝
(12)、PC板収納用溝(18)にそれぞれ収納されるように
なっている。なお、PC板5は筐体6の内側のPC板お
さえツメ17によっても挟み込まれるようにして固定され
ている。
【0013】また、コア11、コアシールド12が端子ブロ
ック14のそれぞれの収納用溝に挿入されると、コア11の
丸穴部から端子ブロック14の端子金具16が突出するよう
になっており、電流線3が端子金具16にネジ15によって
配線されている。このとき、コア11と端子金具16は十分
に絶縁されている。
ック14のそれぞれの収納用溝に挿入されると、コア11の
丸穴部から端子ブロック14の端子金具16が突出するよう
になっており、電流線3が端子金具16にネジ15によって
配線されている。このとき、コア11と端子金具16は十分
に絶縁されている。
【0014】このような構成において、コア11やPC板
5は端子ブロック14のそれぞれの収納用溝に挿入するだ
けで固定できる。このとき、PC板5に実装された磁電
変換素子10にコア11が発生する磁界を十分に印加できる
ように、コア11は端子金具16に垂直方向に貫通するよう
にして溝に挿入されるとともに、PC板5が端子ブロッ
ク14のPC板収納用溝18に挿入されると磁電変換素子10
がコア11の空隙部に略直交するように配置されるように
なっている。また、磁界を取扱うときに必ず問題となる
外部磁界の影響については、コアシールド12がコア11の
周囲に設けることで解決でき、このときの組立作業につ
いても、コアシールド12も端子ブロック14のコアシール
ド収納用溝に挿入するだけで良いので簡単である。
5は端子ブロック14のそれぞれの収納用溝に挿入するだ
けで固定できる。このとき、PC板5に実装された磁電
変換素子10にコア11が発生する磁界を十分に印加できる
ように、コア11は端子金具16に垂直方向に貫通するよう
にして溝に挿入されるとともに、PC板5が端子ブロッ
ク14のPC板収納用溝18に挿入されると磁電変換素子10
がコア11の空隙部に略直交するように配置されるように
なっている。また、磁界を取扱うときに必ず問題となる
外部磁界の影響については、コアシールド12がコア11の
周囲に設けることで解決でき、このときの組立作業につ
いても、コアシールド12も端子ブロック14のコアシール
ド収納用溝に挿入するだけで良いので簡単である。
【0015】以上のように本実施例によれば、コア11、
コアシールド12、PC板5を固定する場合、端子ブロッ
ク14のコア収納用溝(11)、コアシールド収納用溝(12)、
PC板収納用溝18に挿入するだけでよく、組立作業性が
著しく改善され、さらに従来のようなネジやポストが不
要になって部品点数の削減、低コスト化を図ることがで
きる。
コアシールド12、PC板5を固定する場合、端子ブロッ
ク14のコア収納用溝(11)、コアシールド収納用溝(12)、
PC板収納用溝18に挿入するだけでよく、組立作業性が
著しく改善され、さらに従来のようなネジやポストが不
要になって部品点数の削減、低コスト化を図ることがで
きる。
【0016】また、コア11とPC板5に実装された磁電
変換素子10との位置決めが容易になり、磁電変換素子10
にコア11が発生する磁界を十分に印加できるだけでな
く、従来のようなコアケースも不要になったのでコア11
が発生する磁界を弱めることはない。従って、高精度化
を図ることができる。さらに、コア11を固定するのに従
来のようなスペースをとる必要がないので、小形化を図
ることができる。
変換素子10との位置決めが容易になり、磁電変換素子10
にコア11が発生する磁界を十分に印加できるだけでな
く、従来のようなコアケースも不要になったのでコア11
が発生する磁界を弱めることはない。従って、高精度化
を図ることができる。さらに、コア11を固定するのに従
来のようなスペースをとる必要がないので、小形化を図
ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力手段
から得られる電流信号に比例した磁界に変換する電流−
磁気変換手段と、電流−磁気変換手段からの磁界の強さ
に基づいて電気信号を出力する磁電変換手段を備えた基
板とを入力手段に固定するようにしたので、高精度で組
立作業が容易な電気量測定器を得ることができる。
から得られる電流信号に比例した磁界に変換する電流−
磁気変換手段と、電流−磁気変換手段からの磁界の強さ
に基づいて電気信号を出力する磁電変換手段を備えた基
板とを入力手段に固定するようにしたので、高精度で組
立作業が容易な電気量測定器を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す電気量測定器の構成
図。
図。
【図2】従来の電気量測定器におけるコア1とPC板5
の固定を説明するための図。
の固定を説明するための図。
5…PC板、10…磁電変換素子、11…コア、14…端子ブ
ロック。
ロック。
Claims (3)
- 【請求項1】 供給線からの電流信号を得る入力手段
と、この入力手段で得られた電流信号に比例した磁界に
変換する電流−磁気変換手段と、この電流−磁気変換手
段からの磁界の強さに基づいて電気信号を出力する磁電
変換手段を備えた基板とを有し、前記電流−磁気変換手
段と基板を前記入力手段に固定するようにしたことを特
徴とする電気量測定器。 - 【請求項2】 前記電流−磁気変換手段の周囲にシール
ド部を設け、このシールド部を前記入力手段に固定する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の電気量測定
器。 - 【請求項3】 前記基板の磁電変換手段と前記電流−磁
気変換手段が略直交するように前記電流−磁気変換手段
と基板を前記入力手段に固定するようにしたことを特徴
とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の電気
量測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5144784A JPH0720154A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 電気量測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5144784A JPH0720154A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 電気量測定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720154A true JPH0720154A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15370369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5144784A Pending JPH0720154A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 電気量測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720154A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6155367U (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-14 | ||
JPH03109174U (ja) * | 1990-02-22 | 1991-11-08 | ||
JPH04282461A (ja) * | 1991-03-12 | 1992-10-07 | Mitsubishi Electric Corp | 電流検出器 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP5144784A patent/JPH0720154A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6155367U (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-14 | ||
JPH03109174U (ja) * | 1990-02-22 | 1991-11-08 | ||
JPH04282461A (ja) * | 1991-03-12 | 1992-10-07 | Mitsubishi Electric Corp | 電流検出器 |
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