JP3230876B2 - 電気量測定器 - Google Patents
電気量測定器Info
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- JP3230876B2 JP3230876B2 JP01826993A JP1826993A JP3230876B2 JP 3230876 B2 JP3230876 B2 JP 3230876B2 JP 01826993 A JP01826993 A JP 01826993A JP 1826993 A JP1826993 A JP 1826993A JP 3230876 B2 JP3230876 B2 JP 3230876B2
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホール素子を利
用した電流検出器や電子式電力量計に適用できる電気量
測定器に関する。
用した電流検出器や電子式電力量計に適用できる電気量
測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気量測定器は、例えば
図3に示すようになっている。
図3に示すようになっている。
【0003】同図において、接続端子1から供給される
被測定電流は導線2を通じている。電流−磁気変換素子
3は、例えばリング状を有する磁路の一部に空隙部を有
する磁性体コアからなっており、導線2が巻回され(図
3においては、導線2が1回だけ貫通するようになって
いる)、この導線2に通じる電流に比例した磁界が前述
の空隙部に発生する。また、電流−磁気変換素子3はケ
ース4に挿入され、ねじ5により筺体9に固定されてい
る。
被測定電流は導線2を通じている。電流−磁気変換素子
3は、例えばリング状を有する磁路の一部に空隙部を有
する磁性体コアからなっており、導線2が巻回され(図
3においては、導線2が1回だけ貫通するようになって
いる)、この導線2に通じる電流に比例した磁界が前述
の空隙部に発生する。また、電流−磁気変換素子3はケ
ース4に挿入され、ねじ5により筺体9に固定されてい
る。
【0004】一方、プリント基板6は図示しない電子回
路が備えられ、例えば感磁素子であるホール素子や磁気
抵抗素子のような磁気−電圧変換素子7が装着される。
このプリント基板6もポスト8により筐体9に固定され
ている。
路が備えられ、例えば感磁素子であるホール素子や磁気
抵抗素子のような磁気−電圧変換素子7が装着される。
このプリント基板6もポスト8により筐体9に固定され
ている。
【0005】プリント基板6に装着された磁気−電圧変
換素子7は、電流−磁気変換素子3の空隙部に挿入さ
れ、この空隙部に生じている磁界の強さに比例した電圧
を出力する。この磁気−電圧変換素子7の出力電圧に基
づいて、プリント基板6に備えられた図示しない電子回
路が演算処理を行う。
換素子7は、電流−磁気変換素子3の空隙部に挿入さ
れ、この空隙部に生じている磁界の強さに比例した電圧
を出力する。この磁気−電圧変換素子7の出力電圧に基
づいて、プリント基板6に備えられた図示しない電子回
路が演算処理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電気量測定器では、電流−磁気変換素子3が
挿入されたケース4、および磁気−電圧変換素子7が装
着されたプリント基板6がそれぞれ別々に筐体9に固定
されるので、電流−磁気変換素子3と磁気−電圧変換素
子7の位置決めが難しい。この位置決めが不適切である
と、磁気−電圧変換素子7の出力電圧の精度が劣ってし
まい、信頼性に欠けてしまう。さらに、ケース4の分だ
け電流−磁気変換素子3の空隙部が実質的に広がること
になるので、この空隙部に発生する磁界が弱まって結果
的に磁気−電圧変換素子7から十分な出力電圧を得るこ
とができず、ますます精度が劣ってしまう。また、ケー
ス4をねじ5により筐体9に固定していたので、組立作
業性が悪いうえ、ケース4・ネジ5による高コスト化を
招くことにもなる。本発明の目的は、高精度で組立作業
性を改善できる電気量測定器を提供することにある。
うな従来の電気量測定器では、電流−磁気変換素子3が
挿入されたケース4、および磁気−電圧変換素子7が装
着されたプリント基板6がそれぞれ別々に筐体9に固定
されるので、電流−磁気変換素子3と磁気−電圧変換素
子7の位置決めが難しい。この位置決めが不適切である
と、磁気−電圧変換素子7の出力電圧の精度が劣ってし
まい、信頼性に欠けてしまう。さらに、ケース4の分だ
け電流−磁気変換素子3の空隙部が実質的に広がること
になるので、この空隙部に発生する磁界が弱まって結果
的に磁気−電圧変換素子7から十分な出力電圧を得るこ
とができず、ますます精度が劣ってしまう。また、ケー
ス4をねじ5により筐体9に固定していたので、組立作
業性が悪いうえ、ケース4・ネジ5による高コスト化を
招くことにもなる。本発明の目的は、高精度で組立作業
性を改善できる電気量測定器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、供給線からの電気信号に比例した磁界を発
生する電流−磁気変換手段と、この電流−磁気変換手段
からの磁界の強さに比例した電圧信号を出力する磁気−
電圧変換手段と、電子回路が備えられ且つ前記磁気−電
圧変換手段が装着された基板とを有し、この基板の一部
を外方に延出させてつめ状の固定部を一体に形成させて
前記電流−磁気変換手段を固定したことを要旨とする。
に本発明は、供給線からの電気信号に比例した磁界を発
生する電流−磁気変換手段と、この電流−磁気変換手段
からの磁界の強さに比例した電圧信号を出力する磁気−
電圧変換手段と、電子回路が備えられ且つ前記磁気−電
圧変換手段が装着された基板とを有し、この基板の一部
を外方に延出させてつめ状の固定部を一体に形成させて
前記電流−磁気変換手段を固定したことを要旨とする。
【0008】
【作用】このような構成において、電流−磁気変換手段
は磁気−電圧変換手段が装着された基板の固定部に固定
されるので、電流−磁気変換手段と磁気−電圧変換手段
との位置決めが容易になる。
は磁気−電圧変換手段が装着された基板の固定部に固定
されるので、電流−磁気変換手段と磁気−電圧変換手段
との位置決めが容易になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、従来と同様のものについては、同一番号を
付して説明を省略する。
する。なお、従来と同様のものについては、同一番号を
付して説明を省略する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す電気量測定
器の構成図であり、図2は図1のプリント基板6の要部
拡大図である。これらの図において、従来の電気量測定
器を示す図3と異なるところは、電流−磁気変換素子3
の固定手段にある。
器の構成図であり、図2は図1のプリント基板6の要部
拡大図である。これらの図において、従来の電気量測定
器を示す図3と異なるところは、電流−磁気変換素子3
の固定手段にある。
【0011】すなわち、本実施例においては、電流−磁
気変換素子3をプリント基板6の固定部10に固定する
ようにし、従来のケース4、ねじ5を不要とした。この
固定部10は、例えばつめ状にプリント基板6に形成さ
れるとともに電流−磁気変換素子3の大きさや形状に合
わせており、電流−磁気変換素子3が簡単に(例えば、
ワンタッチで可)係合できるようになっている。また、
電流−磁気変換素子3が固定部10に係合したことによ
り固定された際に、プリント基板6に装着された磁気−
電圧変換素子7が電流−磁気変換素子3の空隙部に適確
に配置されるようになっており、電流−磁気変換素子3
からの被測定電流に比例した磁界を十分に得られるよう
になっている。
気変換素子3をプリント基板6の固定部10に固定する
ようにし、従来のケース4、ねじ5を不要とした。この
固定部10は、例えばつめ状にプリント基板6に形成さ
れるとともに電流−磁気変換素子3の大きさや形状に合
わせており、電流−磁気変換素子3が簡単に(例えば、
ワンタッチで可)係合できるようになっている。また、
電流−磁気変換素子3が固定部10に係合したことによ
り固定された際に、プリント基板6に装着された磁気−
電圧変換素子7が電流−磁気変換素子3の空隙部に適確
に配置されるようになっており、電流−磁気変換素子3
からの被測定電流に比例した磁界を十分に得られるよう
になっている。
【0012】本実施例によれば、電流−磁気変換素子3
も磁気−電圧変換素子7もプリント基板6に装着または
固定させているので両者の位置決めが容易になる。従っ
て、電流−磁気変換素子3からの磁界を磁気−電圧変換
素子7へ十分に供給することができ、精度を向上させる
ことができる。さらに従来のケース4を除去したので、
電流−磁気変換素子3の空隙部の実質的な広がりを防
げ、より一層精度を向上できるだけでなく、ねじ5を除
去したことと併せて組立作業の容易化、低コスト化も可
能になる。また、電流−磁気変換素子3をプリント基板
6の固定部10に固定する際に、プリント基板6に装着
された磁気−電圧変換素子7と略直交するように、つま
り電流−磁気変換素子3の空隙部に対して磁気−電圧変
換素子7を略直交して配置されるように電流−磁気変換
素子3を固定すれば、高精度化はますます顕著になる。
も磁気−電圧変換素子7もプリント基板6に装着または
固定させているので両者の位置決めが容易になる。従っ
て、電流−磁気変換素子3からの磁界を磁気−電圧変換
素子7へ十分に供給することができ、精度を向上させる
ことができる。さらに従来のケース4を除去したので、
電流−磁気変換素子3の空隙部の実質的な広がりを防
げ、より一層精度を向上できるだけでなく、ねじ5を除
去したことと併せて組立作業の容易化、低コスト化も可
能になる。また、電流−磁気変換素子3をプリント基板
6の固定部10に固定する際に、プリント基板6に装着
された磁気−電圧変換素子7と略直交するように、つま
り電流−磁気変換素子3の空隙部に対して磁気−電圧変
換素子7を略直交して配置されるように電流−磁気変換
素子3を固定すれば、高精度化はますます顕著になる。
【0013】なお、本実施例では電流検出器を例にとり
説明してきたが、電子式電力量計の乗算手段としても適
用できる。すなわち、図示しない供給線からの電圧信号
を例えば抵抗を介して電流信号(電流−磁気変換素子3
へ供給される電流信号とは異なる)に変換し、この電流
信号を磁気−電圧変換素子7へ供給すれば、磁気−電圧
変換素子7はこの電流信号と電流−磁気変換素子3が変
換した磁界の強さとの積に比例した電圧信号を出力する
ことになる。この電圧信号は、換言すれば、供給線から
の電圧信号と電流信号との積に比例した信号、つまり電
力に比例した信号である。このように、本発明は電子式
電力量計としても適用でき、電流検出器の場合と同様の
効果が得られる。
説明してきたが、電子式電力量計の乗算手段としても適
用できる。すなわち、図示しない供給線からの電圧信号
を例えば抵抗を介して電流信号(電流−磁気変換素子3
へ供給される電流信号とは異なる)に変換し、この電流
信号を磁気−電圧変換素子7へ供給すれば、磁気−電圧
変換素子7はこの電流信号と電流−磁気変換素子3が変
換した磁界の強さとの積に比例した電圧信号を出力する
ことになる。この電圧信号は、換言すれば、供給線から
の電圧信号と電流信号との積に比例した信号、つまり電
力に比例した信号である。このように、本発明は電子式
電力量計としても適用でき、電流検出器の場合と同様の
効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、供給線か
らの電気信号に比例した磁界を発生する電流−磁気変換
手段と、電流−磁気変換手段からの磁界の強さに比例し
た電圧信号を出力する磁気−電圧変換手段と、電子回路
が備えられ且つ磁気−電圧変換手段が装着された基板と
を有し、基板の一部を外方に延出させてつめ状の固定部
を一体に形成させて電流−磁気変換手段を固定するよう
にしたので、高精度で組立作業性を改善できる電気量測
定器を得ることができる。
らの電気信号に比例した磁界を発生する電流−磁気変換
手段と、電流−磁気変換手段からの磁界の強さに比例し
た電圧信号を出力する磁気−電圧変換手段と、電子回路
が備えられ且つ磁気−電圧変換手段が装着された基板と
を有し、基板の一部を外方に延出させてつめ状の固定部
を一体に形成させて電流−磁気変換手段を固定するよう
にしたので、高精度で組立作業性を改善できる電気量測
定器を得ることができる。
【図1】 本発明の電気量測定器の一実施例を示す構成
図。
図。
【図2】 [図1]の要部拡大図。
【図3】 従来の電気量測定器の構成図。
3……電流−磁気変換素子、6……プリント基板、7…
…磁気−電圧変換素子 10……固定部
…磁気−電圧変換素子 10……固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 尾崎 淳史 (56)参考文献 実開 平1−132978(JP,U) 実開 昭61−17674(JP,U) 実開 平4−81070(JP,U) 実開 平5−6373(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 15/20 G01R 11/04 G01R 21/08
Claims (2)
- 【請求項1】 供給線からの電気信号に比例した磁界を
発生する電流−磁気変換手段と、この電流−磁気変換手
段からの磁界の強さに比例した電圧信号を出力する磁気
−電圧変換手段と、電子回路が備えられ且つ前記磁気−
電圧変換手段が装着された基板とを有し、この基板の一
部を外方に延出させてつめ状の固定部を一体に形成させ
て前記電流−磁気変換手段を固定したことを特徴とする
電気量測定器。 - 【請求項2】 前記磁気−電圧変換手段は、前記供給線
の電気信号に比例した信号が与えられるとともに、この
信号と前記電流−磁気変換手段からの磁界の強さとの積
に比例した電圧信号を出力するようにしたことを特徴と
する請求項1記載の電気量測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01826993A JP3230876B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 電気量測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01826993A JP3230876B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 電気量測定器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06230038A JPH06230038A (ja) | 1994-08-19 |
JP3230876B2 true JP3230876B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=11966941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01826993A Expired - Fee Related JP3230876B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 電気量測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230876B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP01826993A patent/JP3230876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06230038A (ja) | 1994-08-19 |
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Legal Events
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