JPH07199659A - 現像器および電子写真記録装置 - Google Patents
現像器および電子写真記録装置Info
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- JPH07199659A JPH07199659A JP5351985A JP35198593A JPH07199659A JP H07199659 A JPH07199659 A JP H07199659A JP 5351985 A JP5351985 A JP 5351985A JP 35198593 A JP35198593 A JP 35198593A JP H07199659 A JPH07199659 A JP H07199659A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 経時的な粗粉の増加を抑えることで、安定し
た良好な画像を得る。 【構成】 現像ローラ４aから中間ローラ４cを介してド
ラム状の感光体１の静電潜像を現像するタイプの現像器
４を装置本体に対して着脱可能なカートリッジ体とし、
さらに現像器４内に収納するトナーＴを粗粉含有率が２
％であり、微粉含有率が２％のものとする。
た良好な画像を得る。 【構成】 現像ローラ４aから中間ローラ４cを介してド
ラム状の感光体１の静電潜像を現像するタイプの現像器
４を装置本体に対して着脱可能なカートリッジ体とし、
さらに現像器４内に収納するトナーＴを粗粉含有率が２
％であり、微粉含有率が２％のものとする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、普通紙複写機，普通紙
ファクシミリ，レーザプリンタ等静電記録方式を適用し
た現像器および電子写真記録装置に関する。
ファクシミリ，レーザプリンタ等静電記録方式を適用し
た現像器および電子写真記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は従来の１成分現像方式を採用した
電子写真装置の概略構成を示す構成図であり、１はドラ
ム状の感光体、２は帯電器、３は光書き込みユニット、
４は現像器、５は転写器、６はクリーニング器を示す。
また、現像器４は、表面に磁性を帯びた現像ローラ４a
と、現像ローラ４aに当接しかつ導電性を有する薄層化
ブレード４bと、現像ローラ４aおよび感光体１に当接す
る弾性ローラである中間ローラ４cと、現像剤である１
成分磁性トナー(以下、単にトナーと称する)が収納され
る現像剤収納室４dとを備えている。
電子写真装置の概略構成を示す構成図であり、１はドラ
ム状の感光体、２は帯電器、３は光書き込みユニット、
４は現像器、５は転写器、６はクリーニング器を示す。
また、現像器４は、表面に磁性を帯びた現像ローラ４a
と、現像ローラ４aに当接しかつ導電性を有する薄層化
ブレード４bと、現像ローラ４aおよび感光体１に当接す
る弾性ローラである中間ローラ４cと、現像剤である１
成分磁性トナー(以下、単にトナーと称する)が収納され
る現像剤収納室４dとを備えている。
【０００３】感光体１に対し、まず帯電器２が感光体１
の表面を一様に帯電させ、次に光書き込みユニット３が
その表面を露光することによって静電潜像が形成され、
現像器４へ送られる。
の表面を一様に帯電させ、次に光書き込みユニット３が
その表面を露光することによって静電潜像が形成され、
現像器４へ送られる。
【０００４】現像器４においては、まず現像剤収納室４
dのトナーが現像ローラ４aに付着し運搬される。その
際、薄層化ブレード４bによってトナーが薄層化される
とともに摩擦帯電する。さらに電荷を帯びたトナーは、
電気的に中間ローラ４cに付着させられ、中間ローラ４c
上にトナー層を形成する。さらにまた、中間ローラ４c
にもある一定のバイアスが印加されているために、感光
体１上の静電潜像に選択的にトナーが付着し、静電潜像
が現像されて可視像化する。
dのトナーが現像ローラ４aに付着し運搬される。その
際、薄層化ブレード４bによってトナーが薄層化される
とともに摩擦帯電する。さらに電荷を帯びたトナーは、
電気的に中間ローラ４cに付着させられ、中間ローラ４c
上にトナー層を形成する。さらにまた、中間ローラ４c
にもある一定のバイアスが印加されているために、感光
体１上の静電潜像に選択的にトナーが付着し、静電潜像
が現像されて可視像化する。
【０００５】この可視像を転写器５が記録紙Ｐに転写さ
せ、さらにこの記録紙Ｐに可視像を定着させることでハ
ードコピーが完了する。なお、転写されずに感光体１上
に残留したトナーはクリーニング器６によって除去清掃
される。
せ、さらにこの記録紙Ｐに可視像を定着させることでハ
ードコピーが完了する。なお、転写されずに感光体１上
に残留したトナーはクリーニング器６によって除去清掃
される。
【０００６】ところで、現在現像方式としては一成分現
像方式と二成分現像方式が一般に使用されている。ま
た、感光体としてはベルト式とドラム式とがある。近年
のＯＡ機器に対する小型化，低価格化の要求に応えるに
は、一成分現像方式を採用し、かつドラム状感光体を適
用することが有利である。
像方式と二成分現像方式が一般に使用されている。ま
た、感光体としてはベルト式とドラム式とがある。近年
のＯＡ機器に対する小型化，低価格化の要求に応えるに
は、一成分現像方式を採用し、かつドラム状感光体を適
用することが有利である。
【０００７】前記従来例はそのような課題に対して鑑み
なされたものであり、現像ローラ４aから弾性体の中間
ローラ４cを介してドラム状の感光体１の静電潜像を現
像することにより、ＯＡ機器の小型化，低価格化を実現
した。
なされたものであり、現像ローラ４aから弾性体の中間
ローラ４cを介してドラム状の感光体１の静電潜像を現
像することにより、ＯＡ機器の小型化，低価格化を実現
した。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コピー枚数
が多くなるに従って現像器内部の粒径分布(例として図
６のＸ点付近)が変化し、図７に示すように粗粉の量が
増加する。図８はトナーの粒径分布の一例を示すグラフ
であり、範囲Ａに属するトナーが粗粉、範囲Ｂに属する
トナーが微粉である。初期的には粗粉の含有率が通常３
％以下であるが、トナーが消費されても粗粉は薄層化ブ
レードによって落され、現像器に溜り、さらに新たに現
像剤が補給されても同様に粗粉のみが蓄積されるため
に、図８における範囲Ａに属するトナーが増加し、図７
に示すように粗粉の量が上昇するようになる。
が多くなるに従って現像器内部の粒径分布(例として図
６のＸ点付近)が変化し、図７に示すように粗粉の量が
増加する。図８はトナーの粒径分布の一例を示すグラフ
であり、範囲Ａに属するトナーが粗粉、範囲Ｂに属する
トナーが微粉である。初期的には粗粉の含有率が通常３
％以下であるが、トナーが消費されても粗粉は薄層化ブ
レードによって落され、現像器に溜り、さらに新たに現
像剤が補給されても同様に粗粉のみが蓄積されるため
に、図８における範囲Ａに属するトナーが増加し、図７
に示すように粗粉の量が上昇するようになる。
【０００９】その結果、トナーの流動性が低下し補給性
が悪化し、さらに画像の濃度が低下して画像のかすれが
発生する。特に、前記従来例のような現像ローラ４aか
ら弾性体の中間ローラ４cを介してドラム状の感光体１
の静電潜像を現像するタイプのものにとってはその影響
が顕著である。
が悪化し、さらに画像の濃度が低下して画像のかすれが
発生する。特に、前記従来例のような現像ローラ４aか
ら弾性体の中間ローラ４cを介してドラム状の感光体１
の静電潜像を現像するタイプのものにとってはその影響
が顕著である。
【００１０】本発明は、このような課題に対して鑑みな
されたもので、経時的な粗粉の増加を抑え、安定した良
好な画像を得ることのできる現像器および電子写真記録
装置を提供することを目的とする。
されたもので、経時的な粗粉の増加を抑え、安定した良
好な画像を得ることのできる現像器および電子写真記録
装置を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、 (1)． 電子写真感光体上の静電潜像に対して現像剤を付
着させるための弾性体ローラと、この弾性体ローラに現
像剤を付着させるための現像剤担持体ローラと、新規現
像剤を収納した現像剤収納部とを備え、かつ電子写真記
録装置に対して着脱可能な現像器において、前記新規現
像剤を一成分の磁性トナーとし、前記現像剤の粗粉含有
率が２％以下であることを特徴とする。
に、本発明は、 (1)． 電子写真感光体上の静電潜像に対して現像剤を付
着させるための弾性体ローラと、この弾性体ローラに現
像剤を付着させるための現像剤担持体ローラと、新規現
像剤を収納した現像剤収納部とを備え、かつ電子写真記
録装置に対して着脱可能な現像器において、前記新規現
像剤を一成分の磁性トナーとし、前記現像剤の粗粉含有
率が２％以下であることを特徴とする。
【００１２】(2)． 電子写真感光体上の静電潜像に対し
て現像剤を付着させるための弾性体ローラと、この弾性
体ローラに現像剤を付着させるための現像剤担持体ロー
ラと、新規現像剤を収納した現像剤収納部とを備え、か
つ電子写真記録装置に対して着脱可能な現像器におい
て、前記新規現像剤を一成分の磁性トナーとし、前記現
像剤の粗粉含有率が２％以下で、さらに微粉含有率が10
％以下であることを特徴とする。
て現像剤を付着させるための弾性体ローラと、この弾性
体ローラに現像剤を付着させるための現像剤担持体ロー
ラと、新規現像剤を収納した現像剤収納部とを備え、か
つ電子写真記録装置に対して着脱可能な現像器におい
て、前記新規現像剤を一成分の磁性トナーとし、前記現
像剤の粗粉含有率が２％以下で、さらに微粉含有率が10
％以下であることを特徴とする。
【００１３】(3)． 電子写真感光体と、この感光体上に
形成された静電潜像に対して現像剤を付着させて可視像
化するための弾性体ローラとこの弾性体ローラに現像剤
を付着させるための現像剤担持体ローラと現像剤を収納
する現像剤収納部とを備えた現像器と、前記感光体上に
残留した廃現像剤を除去するクリーニング部を備えた電
子写真記録装置において、前記クリーニング部に収納さ
れた廃現像剤から小さな粒径の現像剤を選択して前記現
像剤収納部に送り込むフィルタを備えたことを特徴とす
る。
形成された静電潜像に対して現像剤を付着させて可視像
化するための弾性体ローラとこの弾性体ローラに現像剤
を付着させるための現像剤担持体ローラと現像剤を収納
する現像剤収納部とを備えた現像器と、前記感光体上に
残留した廃現像剤を除去するクリーニング部を備えた電
子写真記録装置において、前記クリーニング部に収納さ
れた廃現像剤から小さな粒径の現像剤を選択して前記現
像剤収納部に送り込むフィルタを備えたことを特徴とす
る。
【００１４】(4)． (3)の構成において、フィルタのメ
ッシュ穴の口径を、現像剤の平均体積粒径または平均個
数粒径の1.5倍以下としたことを特徴とする。
ッシュ穴の口径を、現像剤の平均体積粒径または平均個
数粒径の1.5倍以下としたことを特徴とする。
【００１５】(5)． (3)または(4)の構成において、フィ
ルタを交換可能なカートリッジ体としたことを特徴とす
る。
ルタを交換可能なカートリッジ体としたことを特徴とす
る。
【００１６】(6)． (3)または(4)の構成において、フィ
ルタと、現像剤収納部に新規トナーを供給するフレッシ
ュ現像剤タンクとを一体化し交換可能なカートリッジ体
としたことを特徴とする。
ルタと、現像剤収納部に新規トナーを供給するフレッシ
ュ現像剤タンクとを一体化し交換可能なカートリッジ体
としたことを特徴とする。
【００１７】(7)． (6)の構成において、フレッシュ現
像剤タンクとクリーニング部とを一体化し交換可能なカ
ートリッジ体としたことを特徴とする。
像剤タンクとクリーニング部とを一体化し交換可能なカ
ートリッジ体としたことを特徴とする。
【００１８】
【作用】(1)の構成によれば、粗粉含有量を規定した新
規現像剤を現像器内に収納しているので、現像器内に溜
る粗粉の量が低減される。
規現像剤を現像器内に収納しているので、現像器内に溜
る粗粉の量が低減される。
【００１９】(2)の構成によれば、粗粉および微粉含有
量を規定した新規現像剤を現像器内に収納しているの
で、現像器内に溜る粗粉の量が低減されるとともに、ク
リーニングされずに感光体上に残留する微粉の量が低減
され、さらに微粉によるトナー飛散が防止される。
量を規定した新規現像剤を現像器内に収納しているの
で、現像器内に溜る粗粉の量が低減されるとともに、ク
リーニングされずに感光体上に残留する微粉の量が低減
され、さらに微粉によるトナー飛散が防止される。
【００２０】(3)の構成によれば、廃現像剤をフィルタ
に通すことで、異物や粗粉を除去して小さな粒径の現像
剤を選択して前記現像剤収納部に送り込むので、現像剤
のリサイクル利用が可能になるとともに、粗粉含有量を
規定したリサイクル現像剤を現像器内に送るので、現像
器内に溜る粗粉の量の増加が抑制される。
に通すことで、異物や粗粉を除去して小さな粒径の現像
剤を選択して前記現像剤収納部に送り込むので、現像剤
のリサイクル利用が可能になるとともに、粗粉含有量を
規定したリサイクル現像剤を現像器内に送るので、現像
器内に溜る粗粉の量の増加が抑制される。
【００２１】(4)の構成により、リサイクル現像剤が原
因となって現像器内に溜る粗粉の量が低減される。
因となって現像器内に溜る粗粉の量が低減される。
【００２２】(5)の構成によれば、フィルタの交換を容
易にできるようになる。
易にできるようになる。
【００２３】(6)の構成によれば、外部から現像器内に
新規現像剤を補給するために、フレッシュ現像剤タンク
を交換すると同時にフィルタの交換もなされるようにな
る。
新規現像剤を補給するために、フレッシュ現像剤タンク
を交換すると同時にフィルタの交換もなされるようにな
る。
【００２４】(7)の構成によれば、フィルタとクリーニ
ング部とフレッシュ現像剤タンクと共に交換できるよう
になるため、廃現像剤の処理と新規現像剤の補給とフィ
ルタの交換とがユーザによって容易にできるようにな
る。
ング部とフレッシュ現像剤タンクと共に交換できるよう
になるため、廃現像剤の処理と新規現像剤の補給とフィ
ルタの交換とがユーザによって容易にできるようにな
る。
【００２５】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお、図６に示した従来例にお
ける部材と同一の部材に対しては同一の符号を付すこと
で、詳細な説明は省略した。
ながら詳細に説明する。なお、図６に示した従来例にお
ける部材と同一の部材に対しては同一の符号を付すこと
で、詳細な説明は省略した。
【００２６】図１は本発明の電子写真記録装置の第１実
施例を示す構成図であり、Ｔは現像剤収納室４d内に収
納された新規トナーを示す。図１において、現像器４は
装置本体に対して着脱可能で、かつ交換可能なカートリ
ッジ体である。現像器４の内部には既にトナーＴが収納
された状態にあり、トナーＴがなくなった場合には現像
器４の交換を行うことによってトナーＴの補給がなされ
る。
施例を示す構成図であり、Ｔは現像剤収納室４d内に収
納された新規トナーを示す。図１において、現像器４は
装置本体に対して着脱可能で、かつ交換可能なカートリ
ッジ体である。現像器４の内部には既にトナーＴが収納
された状態にあり、トナーＴがなくなった場合には現像
器４の交換を行うことによってトナーＴの補給がなされ
る。
【００２７】また、現像器４の内部には、粗粉含有率が
２％であり、微粉含有率が２％のトナーＴが収納されて
いる。なお、本発明においては、平均体積粒径または平
均個数粒径の1.5倍以上の粒径を有するものを粗粉、0.5
倍以下の粒径であるものを微粉とする。特に、本実施例
において使用するトナーＴは図８に示す分布曲線を描く
ものとする。そのため、図８から読み取れるように、ト
ナーＴの平均体積粒径は８μmであり、粗粉は1.5倍の粒
径12μm以上、微粉は0.5倍以下の４μm以下を本実施例
では指している。
２％であり、微粉含有率が２％のトナーＴが収納されて
いる。なお、本発明においては、平均体積粒径または平
均個数粒径の1.5倍以上の粒径を有するものを粗粉、0.5
倍以下の粒径であるものを微粉とする。特に、本実施例
において使用するトナーＴは図８に示す分布曲線を描く
ものとする。そのため、図８から読み取れるように、ト
ナーＴの平均体積粒径は８μmであり、粗粉は1.5倍の粒
径12μm以上、微粉は0.5倍以下の４μm以下を本実施例
では指している。
【００２８】このように構成することにより、現像器４
内における粗粉の蓄積を低く抑えることが可能であり、
図１に示すような現像ローラ４aから弾性体の中間ロー
ラ４cを介してドラム状の感光体１の静電潜像を現像す
るタイプの現像器４においても経時的に安定した画像が
得られるようになる。また、微粉含有率を２％以内とす
ることにより、トナー飛散やクリーニング不良等による
異常画像の発生を防止することができる。
内における粗粉の蓄積を低く抑えることが可能であり、
図１に示すような現像ローラ４aから弾性体の中間ロー
ラ４cを介してドラム状の感光体１の静電潜像を現像す
るタイプの現像器４においても経時的に安定した画像が
得られるようになる。また、微粉含有率を２％以内とす
ることにより、トナー飛散やクリーニング不良等による
異常画像の発生を防止することができる。
【００２９】図２は本発明の電子写真記録装置の第２実
施例を示す構成図であり、７はクリーニング部６に備え
られたメッシュ型のフィルタ、８はクリーニング器６と
現像剤収納室４dとの間を連結する輸送パイプ、９は輸
送パイプ８内に備えられたバネ状のスパイラルを示す。
また、フィルタ７のメッシュの直径はトナーＴの平均粒
径の1.5倍以下とする。さらにフィルタ７には、図３に
示すように取手７aが備えられており、フィルタ７がク
リーニング器６に対して着脱可能となっている。なお、
図１に示した第１実施例における部材と同一の部材には
同一の符号を付して詳細な説明は省略した。
施例を示す構成図であり、７はクリーニング部６に備え
られたメッシュ型のフィルタ、８はクリーニング器６と
現像剤収納室４dとの間を連結する輸送パイプ、９は輸
送パイプ８内に備えられたバネ状のスパイラルを示す。
また、フィルタ７のメッシュの直径はトナーＴの平均粒
径の1.5倍以下とする。さらにフィルタ７には、図３に
示すように取手７aが備えられており、フィルタ７がク
リーニング器６に対して着脱可能となっている。なお、
図１に示した第１実施例における部材と同一の部材には
同一の符号を付して詳細な説明は省略した。
【００３０】転写されずに感光体１上に残留したトナー
はクリーニング器６によって除去清掃され、クリーニン
グ器６内部に収納される。収納された廃トナーはフィル
タ７に通されて紙などの異物や平均粒径の1.5倍以上の
粗粉等が分別される。そして、フィルタ７を通った平均
粒径の1.5倍以下のトナーは、スパイラル９によって搬
送され、輸送パイプ８を通って現像器４の現像剤収納室
４dに送られて、次の現像のために再利用される。
はクリーニング器６によって除去清掃され、クリーニン
グ器６内部に収納される。収納された廃トナーはフィル
タ７に通されて紙などの異物や平均粒径の1.5倍以上の
粗粉等が分別される。そして、フィルタ７を通った平均
粒径の1.5倍以下のトナーは、スパイラル９によって搬
送され、輸送パイプ８を通って現像器４の現像剤収納室
４dに送られて、次の現像のために再利用される。
【００３１】このように構成することにより、廃トナー
のリサイクル利用が可能となり、ランニングコストを低
減することが可能となる。また、フィルタ７のメッシュ
の直径をトナーＴの平均粒径の1.5倍以下としたことに
より、前記第１実施例と同様に現像器４内における粗粉
の蓄積を低く抑えることが可能であり、経時的に安定し
た画像が得られるようになる。
のリサイクル利用が可能となり、ランニングコストを低
減することが可能となる。また、フィルタ７のメッシュ
の直径をトナーＴの平均粒径の1.5倍以下としたことに
より、前記第１実施例と同様に現像器４内における粗粉
の蓄積を低く抑えることが可能であり、経時的に安定し
た画像が得られるようになる。
【００３２】図４は本発明の電子写真記録装置の第３実
施例を示す構成図であり、10は現像器、11はフレッシュ
トナータンクを示す。現像器10は、第１，第２実施例に
おける現像器４(図１参照)に対し、フレッシュトナータ
ンク11の装着部10aを備え、外部より新規トナーＴの補
給を可能としたものである。またフレッシュトナータン
ク11にはフィルタ７が取手７aを介して設置されてお
り、一体的に構成されている。なお、図２に示した第２
実施例における部材と同一の部材には同一の符号を付し
て詳細な説明は省略した。
施例を示す構成図であり、10は現像器、11はフレッシュ
トナータンクを示す。現像器10は、第１，第２実施例に
おける現像器４(図１参照)に対し、フレッシュトナータ
ンク11の装着部10aを備え、外部より新規トナーＴの補
給を可能としたものである。またフレッシュトナータン
ク11にはフィルタ７が取手７aを介して設置されてお
り、一体的に構成されている。なお、図２に示した第２
実施例における部材と同一の部材には同一の符号を付し
て詳細な説明は省略した。
【００３３】図４に示すように、フレッシュトナータン
ク11が装着部10aに装着されたとき、フィルタ７がクリ
ーニング器６の所定位置に位置付けられ、かつ設置され
る。このため、現像剤収納室４dにはフレッシュトナー
タンク11からの新規トナーＴおよびクリーニング器６か
らのリサイクルトナーが供給されるようになる。
ク11が装着部10aに装着されたとき、フィルタ７がクリ
ーニング器６の所定位置に位置付けられ、かつ設置され
る。このため、現像剤収納室４dにはフレッシュトナー
タンク11からの新規トナーＴおよびクリーニング器６か
らのリサイクルトナーが供給されるようになる。
【００３４】このように構成することにより、フレッシ
ュトナータンク11による新規トナーＴの補給およびフィ
ルタ７の交換が同時にできるため、メンテナンスが容易
になる。また、前記第１，第２実施例と同様に、粗粉の
蓄積を低く抑えることで経時的に安定した画像が得られ
るようになるとともに、廃トナーのリサイクル利用が可
能となり、ランニングコストを低減することが可能とな
る。
ュトナータンク11による新規トナーＴの補給およびフィ
ルタ７の交換が同時にできるため、メンテナンスが容易
になる。また、前記第１，第２実施例と同様に、粗粉の
蓄積を低く抑えることで経時的に安定した画像が得られ
るようになるとともに、廃トナーのリサイクル利用が可
能となり、ランニングコストを低減することが可能とな
る。
【００３５】なお、第３実施例においては、フレッシュ
トナータンク11とフィルタ７とが一体的に構成されてい
るが、さらに、図５に示すようにフレッシュトナータン
ク11とフィルタ７とクリーニング器６とを一体的に構成
し、交換可能なカートリッジ体としてもよい。また、こ
のように構成することで、フレッシュトナータンク11と
フィルタ７とクリーニング器６とを同時に交換ができる
ため、メンテナンスがさらに容易になる。
トナータンク11とフィルタ７とが一体的に構成されてい
るが、さらに、図５に示すようにフレッシュトナータン
ク11とフィルタ７とクリーニング器６とを一体的に構成
し、交換可能なカートリッジ体としてもよい。また、こ
のように構成することで、フレッシュトナータンク11と
フィルタ７とクリーニング器６とを同時に交換ができる
ため、メンテナンスがさらに容易になる。
【００３６】
【発明の効果】以上、説明したとおりに構成された本発
明によれば、次に記載する効果を奏する。
明によれば、次に記載する効果を奏する。
【００３７】請求項１記載の構成により、現像器内に溜
る粗粉の量が低減されるため、経時でも安定した良好な
画像が得られるようになる。
る粗粉の量が低減されるため、経時でも安定した良好な
画像が得られるようになる。
【００３８】請求項２記載の構成によれば、現像器内に
溜る粗粉の量が低減されるとともに、クリーニングされ
ずに感光体上に残留する微粉の量が低減され、さらに微
粉によるトナー飛散が防止されるため、クリーニング不
良による異常画像や経時での画像かすれが防止できるよ
うになる。
溜る粗粉の量が低減されるとともに、クリーニングされ
ずに感光体上に残留する微粉の量が低減され、さらに微
粉によるトナー飛散が防止されるため、クリーニング不
良による異常画像や経時での画像かすれが防止できるよ
うになる。
【００３９】請求項３記載の構成によれば、異物や粗粉
を除去して小さな粒径の現像剤を選択して前記現像剤収
納部に送り込むので、現像剤のリサイクル利用が可能に
なるとともに、粗粉含有量を規定したリサイクル現像剤
を現像器内に送るので、現像器内に溜る粗粉の量の増加
が抑制されるため、効率的な現像剤の使用ができるほか
にランニングコストを低下させ、さらに経時でも安定し
た良好な画像が得られるようになる。
を除去して小さな粒径の現像剤を選択して前記現像剤収
納部に送り込むので、現像剤のリサイクル利用が可能に
なるとともに、粗粉含有量を規定したリサイクル現像剤
を現像器内に送るので、現像器内に溜る粗粉の量の増加
が抑制されるため、効率的な現像剤の使用ができるほか
にランニングコストを低下させ、さらに経時でも安定し
た良好な画像が得られるようになる。
【００４０】請求項４記載の構成によれば、リサイクル
現像剤が原因となって現像器内に溜る粗粉の量が低減さ
れるため、ランニングコストを低下させ、さらに経時で
も安定した良好な画像が得られるようになる。
現像剤が原因となって現像器内に溜る粗粉の量が低減さ
れるため、ランニングコストを低下させ、さらに経時で
も安定した良好な画像が得られるようになる。
【００４１】請求項５記載の構成によれば、フィルタの
交換を容易にできるようになるため、メンテナンスが容
易に可能となり、廃現像剤のリサイクル利用の効率化を
高めることができる。
交換を容易にできるようになるため、メンテナンスが容
易に可能となり、廃現像剤のリサイクル利用の効率化を
高めることができる。
【００４２】請求項６記載の構成によれば、外部から現
像器内に新規現像剤を補給するために、フレッシュ現像
剤タンクを交換すると同時にフィルタの交換もなされる
ようになるため、メンテナンスが容易に可能となる。
像器内に新規現像剤を補給するために、フレッシュ現像
剤タンクを交換すると同時にフィルタの交換もなされる
ようになるため、メンテナンスが容易に可能となる。
【００４３】請求項７記載の構成によれば、フィルタと
クリーニング部とフレッシュ現像剤タンクと共に交換で
きるようになり、廃現像剤の処理と新規現像剤の補給と
フィルタの交換とがユーザによって容易にできるように
なるため、メンテナンスがさらに簡略化される。
クリーニング部とフレッシュ現像剤タンクと共に交換で
きるようになり、廃現像剤の処理と新規現像剤の補給と
フィルタの交換とがユーザによって容易にできるように
なるため、メンテナンスがさらに簡略化される。
【図１】本発明の電子写真記録装置の第１実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図２】本発明の電子写真記録装置の第２実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図３】フィルタの構成図である。
【図４】本発明の電子写真記録装置の第３実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図５】フレッシュトナータンクとフィルタとクリーニ
ング器とを一体的に構成した状態を示す説明図である。
ング器とを一体的に構成した状態を示す説明図である。
【図６】従来の電子写真記録装置の構成図である。
【図７】コピー枚数に対する粗粉の増加を示すグラフで
ある。
ある。
【図８】通常のトナーにおける粒径の分布図である。
１…感光体、 ２…帯電器、 ３…光書き込みユニッ
ト、 ４，10…現像器、４a…現像ローラ、 ４b…薄層
化ブレード、 ４c…中間ローラ、 ４d…現像剤収納
室、 ５…転写器、 ６…クリーニング器、 ７…フィ
ルタ、 ７a…取手、 ８…輸送パイプ、 ９…スパイ
ラル、 10a…装着部、 11…フレッシュトナータン
ク。
ト、 ４，10…現像器、４a…現像ローラ、 ４b…薄層
化ブレード、 ４c…中間ローラ、 ４d…現像剤収納
室、 ５…転写器、 ６…クリーニング器、 ７…フィ
ルタ、 ７a…取手、 ８…輸送パイプ、 ９…スパイ
ラル、 10a…装着部、 11…フレッシュトナータン
ク。
Claims (7)
- 【請求項１】 電子写真感光体上の静電潜像に対して現
像剤を付着させるための弾性体ローラと、この弾性体ロ
ーラに現像剤を付着させるための現像剤担持体ローラ
と、新規現像剤を収納した現像剤収納部とを備え、かつ
電子写真記録装置に対して着脱可能な現像器において、
前記新規現像剤を一成分の磁性トナーとし、前記現像剤
の粗粉含有率が２％以下であることを特徴とする現像
器。 - 【請求項２】 電子写真感光体上の静電潜像に対して現
像剤を付着させるための弾性体ローラと、この弾性体ロ
ーラに現像剤を付着させるための現像剤担持体ローラ
と、新規現像剤を収納した現像剤収納部とを備え、かつ
電子写真記録装置に対して着脱可能な現像器において、
前記新規現像剤を一成分の磁性トナーとし、前記現像剤
の粗粉含有率が２％以下でさらに微粉含有率が10％以下
であることを特徴とする現像器。 - 【請求項３】 電子写真感光体と、この感光体上に形成
された静電潜像に対して現像剤を付着させて可視像化す
るための弾性体ローラとこの弾性体ローラに現像剤を付
着させるための現像剤担持体ローラと現像剤を収納する
現像剤収納部とを備えた現像器と、前記感光体上に残留
した廃現像剤を除去するクリーニング部を備えた電子写
真記録装置において、前記クリーニング部に収納された
廃現像剤から小さな粒径の現像剤を選択して前記現像剤
収納部に送り込むフィルタを備えたことを特徴とする電
子写真記録装置。 - 【請求項４】 フィルタのメッシュ穴の口径を、現像剤
の平均体積粒径または平均個数粒径の1.5倍以下とした
ことを特徴とする請求項３記載の電子写真記録装置。 - 【請求項５】 フィルタを交換可能なカートリッジ体と
したことを特徴とする請求項３または４記載の電子写真
記録装置。 - 【請求項６】 フィルタと、現像剤収納部に新規トナー
を供給するフレッシュ現像剤タンクとを一体化し交換可
能なカートリッジ体としたことを特徴とする請求項３ま
たは４記載の電子写真記録装置。 - 【請求項７】 フレッシュ現像剤タンクとクリーニング
部とを一体化し交換可能なカートリッジ体としたことを
特徴とする請求項６記載の電子写真記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35198593A JP3280504B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 電子写真記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35198593A JP3280504B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 電子写真記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07199659A true JPH07199659A (ja) | 1995-08-04 |
| JP3280504B2 JP3280504B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=18420987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35198593A Expired - Lifetime JP3280504B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 電子写真記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3280504B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101366635B1 (ko) * | 2012-07-02 | 2014-02-26 | 주식회사신도리코 | 잉크젯 프린터의 프리-코팅 장치 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5534431B2 (ja) | 2010-06-14 | 2014-07-02 | 株式会社リコー | 粉体収容器及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35198593A patent/JP3280504B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101366635B1 (ko) * | 2012-07-02 | 2014-02-26 | 주식회사신도리코 | 잉크젯 프린터의 프리-코팅 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3280504B2 (ja) | 2002-05-13 |
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