JPH0719574Y2 - コーティング装置 - Google Patents

コーティング装置

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JPH0719574Y2
JPH0719574Y2 JP1989076539U JP7653989U JPH0719574Y2 JP H0719574 Y2 JPH0719574 Y2 JP H0719574Y2 JP 1989076539 U JP1989076539 U JP 1989076539U JP 7653989 U JP7653989 U JP 7653989U JP H0719574 Y2 JPH0719574 Y2 JP H0719574Y2
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JP
Japan
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coating
belt
liquid
bottle
coating liquid
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JP1989076539U
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JPH0315677U (ja
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利明 吉森
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Kirin Brewery Co Ltd
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Kirin Brewery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビン等にコーティング液を塗布するコーティン
グ装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ビン等は箱詰め、運搬時等の際、互いにビン同
士が接触するために、ビンにすり傷が生じる。そのた
め、このように生じたすり傷を修繕、あるいはすり傷の
発生防止の目的で、すり傷部、あるいはすり傷の発生し
やすい部分にコーティングを施している。これはビン等
にコーティング液を液を塗布する塗布ベルトのスポンジ
部にコーティング液を供給し、さらに余分なコーティン
グ液を絞る目的で上記スポンジ部を絞りローラに通して
いる。ここで、この絞り作業は同一径の絞りローラによ
って行なわれているために、スポンジ部は全体に均一に
絞られることとなる。
ところが、ビンの形状によって、狭く深い傷部と、広く
浅い傷部とが1本のビンに同時に発生することがある。
このような場合には深い傷部には多くのコーティング液
を塗布しなければならないこととなる。しかし、上述の
ように全体を均一に絞るとすると、深い傷部に十分なコ
ーティング液を塗布することができない。
そのため、塗布ベルトを上下に分け、すり傷の生じる部
分にのみコーティング液を塗布するようにしたものがあ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、塗布ベルトを上下に分けると、各ベルト
の伸縮率が異なるために、使用上たいへん手間が掛か
る。また、動作中に隙間が生じてしまうために、十分な
コーティングを実施することができないといった問題点
がある。
本考案は上述のような問題点に鑑みてなされたものであ
り、ビンの形状に合わせてスポンジ部へのコーティング
液の浸透を調節することのできる絞りローラを有するコ
ーティング装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するために、容器を回転させ
ながら搬送し、その外表面に塗付ベルトを接触させて容
器にコーティング液を塗布するコーティング装置におい
て、 前記塗付ベルトの外表面にコーティング液が含浸される
含液性材料部が貼付され、この含液性材料部に、幅方向
に任意の間隔を開けて容器の搬送方向に延びる複数の切
込みが形成されており、コーティング液を絞るための絞
りローラが前記含液性材料部を押圧するように配置さ
れ、この絞りローラが、それぞれ含液性材料部に形成さ
れた前記切込みの間の間隔とほぼ同じ幅を有するととも
に径の異なる複数のローラが同心状にかつ隣り合うロー
ラの径が同じ径になることがないように組み合わされて
形成されていることを特徴としている。
〔作用〕
ビン等にコーティング液を塗布する塗布ベルトの外表面
に貼付された含液性材料部にコーティング液を浸透させ
る。その後、径の異なる複数のローラ間を含液性材料部
が通ることによって、径の大きさにより、コーティング
液の絞られ方が相違する。また、含液性材料部に切込み
を設けたことにより、各段部の影響を受けることがな
い。
〔実施例〕
以下、添附図面を参照して本考案の一実施例について説
明する。
第1図は本考案におけるコーティング装置の概略を示し
た斜視図である。図中符号1はビン2をコーティング装
置3に搬送するコンベアである。このコンベア1の側方
には塗布ベルト4がビン2の搬送方向に離間して配設さ
れた2つの塗布ベルト用プーリ5a,5bに張設されてい
る。この塗布ベルト4の外表面には上部より第1段スポ
ンジ部6a、第2段スポンジ部6b、第3段スポンジ部6c、
第4段スポンジ部6dからなるスポンジ部6が貼付されて
いる。ここで、この第1段スポンジ部6aと第2段スポン
ジ部6b,第2段スポンジ部6bと第3段スポンジ部6c、第
3段スポンジ部6cと第4段スポンジ部6dとの間には、そ
れぞれ第1切込み6e、第2切込み6f、第3切込み6gが形
成されている。これらの切込み6e,6f,6gは塗布ベルト4
内での液分布を確実にするとともに、各スポンジ部6a,6
b,6c,6dでの境界面ができ、隣接した部分の影響を受け
ず、上段に濃い液状態が存在しても、塗布液が重力によ
り下がることがない。また、塗布ベルト4の搬送方向下
流側には、吸い取りベルト7がビン2の搬送方向に離間
して配設された2つの吸い取りベルト用プーリ8a,8bに
張設されている。一方、上記塗布ベルト4および吸い取
りベルト7に対向してコンベア1の反対側に拭き取りベ
ルト9がビン2の搬送方向に離間して配設された2つの
拭き取りベルト用プーリ10a,10bに張設されている。さ
らに、この拭き取りベルト9の上方および下方にそれぞ
れビン回転ベルト11a,11bがビン回転ベルト用プーリ12
a,12bに張設されている。ここで、ビン回転ベルト11の
上流側のビン回転ベルト用プーリ12aは塗布ベルト4の
上流側の塗布ベルト用プーリ5aよりもコンベア1の上流
側に配設されており、コンベア1上を搬送されるビン2
は、まず、ビン回転ベルト11で予備回転を付与された状
態で塗布ベルト4に当接される。一方、塗布ベルト4の
上部に設けられた塗布液供給ノズル(図示せず)と塗布
ベルト用プーリ5aとの間に絞りローラ13と絞り補助ロー
ラ14とが設けられている(第2図)。この時、この絞り
ローラ13と絞り補助ローラ14との間の隙間に塗布ベルト
4を介在せしめ、この隙間は塗布ベルト4の厚さよりも
小さくなるように設定されている。さらに、絞りローラ
13は上記スポンジ部6に対応して第1段絞りローラ13
a、第2段絞りローラ13b、第3段絞りローラ13c、第4
段絞りローラ13dとして4段に形成されており、この段
部はそれぞれその径を異にしている。
第3図はこの絞りローラ13の駆動機構の一実施例につい
て示した斜視図である。これは基盤15の適所に塗布ベル
ト4の進行方向と直交する方向に延びる長穴16が穿設さ
れている。この長穴16には絞りローラ13の支軸17の下端
部が貫通されている。この支軸17の下端部には上記長穴
16と平行に設けられた位置決めボルト18が当接されてお
り、この位置決めボルト18によって絞りローラ13の位置
決めがなされる。また、支軸17の下端部には固定レバー
19が設けられており、支軸17の固定を行なっている。さ
らに、絞りローラ13と対向する位置に絞り補助ローラ14
が設けられている。また、基盤15の上面には塗布ベルト
4から絞られたコーティング液を受ける受皿20が設けら
れている。
このように構成されたコーティング装置3は、まず、コ
ーティングを行なうビン2の形状に合わせて、前後調整
ハンドル(図示せず)を調節して、拭き取りベルト9と
ビン回転ベルト11の位置を決定する。この時、ビン回転
ベルト11に貼付されたスポンジによって、ビン2の径の
誤差が吸収される。さらに、位置決めボルト18を調節
し、支軸17を長穴16に沿って移動させることにより、絞
りローラ13の位置調整を行なう。そして、固定レバー19
を固定側(第3図中矢印A)方向に移動させて支軸17の
位置が固定される。その後、コンベア1を作動させるこ
とにより、ビン2はコーティング装置3に搬送される。
このコーティング装置3に搬送されたビン2はビン回転
ベルト11に当接されるので、これにともない予備回転を
付与される。さらに、ビン2はこの予備回転している状
態で塗布液が塗布液供給ノズル(図示せず)を介して供
給された塗布ベルト4のスポンジ部6と、塗布液が付着
されたビン2を磨く拭き取りベルト9との間を搬送す
る。この時、ビン2は予備回転している状態で塗布ベル
ト4および拭き取りベルト9に当接するので、ビン2の
回転が安定したものとなる。また、コーティング液が浸
透された塗布ベルト4のスポンジ部6は絞りローラ13お
よび絞り補助ローラ14の間を通過するために、絞りロー
ラ13によりコーティング液は絞り出される。この時、各
段部でのスポンジ部6は径の異なる各段に相対する絞り
ローラ13により絞りが行なわれるので、各段部でのスポ
ンジ部6のコーティング液の浸透状態が相違する。ま
た、各段スポンジ部6の間に設けられた切込み6e,6f,6g
により相隣接するスポンジ部6の影響を受けない。すな
わち、深い傷部には多めのコーティング液の塗布を、浅
い傷部には少なめのコーティング液の塗布を確実に実施
することができる。このように、ビン2の表面には塗布
ベルト4によってコーティング液が塗布され、拭き取り
ベルト9によってビン2は磨かれる。その後、さらにビ
ン2の表面に塗布された余分なコーティング液は塗布ベ
ルト4の下流側に設けられた吸い取りベルト7によって
吸い取られる。この動作中、ビン2は常にビン回転ベル
ト11によって回転させられている。
ここで、コンベア1および各ベルトとの回転方向および
速度は以下のような関係にある。
塗布ベルト4および吸い取りベルト7の速度はコンベア
1の速度よりも遅く、吸い取りベルト7の速度は塗布ベ
ルト4の速度と同じか、若しくはそれよりも速い。ま
た、塗布ベルト4と吸い取りベルト7の方向はコンベア
1の方向と同じである。
また、拭き取りベルト9の速度はビン回転ベルト11の速
度と等しくならないように設定してあり、拭き取りベル
ト9の方向はコンベア1と逆方向である。
さらに、ビン回転ベルト11の速度はコンベア1の速度よ
りも速く、方向はコンベア1の方向と同じである。
なお、塗布ベルト4、吸い取りベルト7および拭き取り
ベルト9の方向はコンベア1の方向と逆でもよい。ただ
し、塗布ベルト4と吸い取りベルト7の方向は同じ方向
に設定される。
また、塗布ベルト4の外表面に貼付される材料は上記実
施例のようにスポンジに限定されるものではなく、含液
性材料であればよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、コーティング装置の絞りローラ
を径の異なる複数のローラを同心状に組み合わせて構成
したことにより、塗布ベルトの含液性材料部にコーティ
ング液を必要とする箇所に十分浸透させるとともに、あ
まりコーティング液を必要としない箇所では、コーティ
ング液を絞ることができるので、ビンの形状に影響され
ることなく、含液性材料部へのコーティング液の浸透を
調節することにより、十分なコーティングを実施するこ
とができる。また、隣接する段部の含液性材料部の間に
切込みを設けたことにより、相隣接する含液性材料部の
影響を受けることなく、より確実なコーティングを実施
することができる等の効果を奏する。さらに本考案は、
切込みが塗付ベルトの外面に貼付された含液性材料部に
のみ形成されるので、塗付ベルトを分割する必要はな
く、このため、切込みにより仕切られた部分の互いの位
置関係は一定であり、塗付ベルトの走行に伴って含液性
材料部の仕切られた各部分が容器のそれぞれ対応する塗
付部分から外れてしまうといった虞はない。また、含液
性材料部に切込みを入れるだけで、容器のコーティング
液を塗付する部分の幅に合せて容易にその幅を設定する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案におけるコーティング装置の概略を示す
斜視図、第2図は本考案における絞りローラを示す要部
拡大斜視図、第3図は本考案における絞りローラの駆動
機構を示した斜視図である。 2…ビン、4…塗布ベルト、6…スポンジ部、6e,6f,6g
…切込み、13…絞りローラ、14…絞り補助ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器を回転させながら搬送し、その外表面
    に塗付ベルトを接触させて容器にコーティング液を塗布
    するコーティング装置において、 前記塗付ベルトの外表面にコーティング液が含浸される
    含液性材料部が貼付され、この含液性材料部に、幅方向
    に任意の間隔を開けて容器の搬送方向に延びる複数の切
    込みが形成されており、 コーティング液を絞るための絞りローラが前記含液性材
    料部を押圧するように配置され、この絞りローラが、そ
    れぞれ含液性材料部に形成された前記切込みの間の間隔
    とほぼ同じ幅を有するとともに径の異なる複数のローラ
    が同心状にかつ隣り合うローラの径が同じ径になること
    がないように組み合わされて形成されていることを特徴
    とするコーティング装置。
JP1989076539U 1989-06-29 1989-06-29 コーティング装置 Expired - Lifetime JPH0719574Y2 (ja)

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JP1989076539U JPH0719574Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29 コーティング装置

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JPS6342764A (ja) * 1986-08-11 1988-02-23 Nikkei:Kk 匣鉢アルミナ塗布装置及び方法

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