JPH07188694A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH07188694A JPH07188694A JP33504693A JP33504693A JPH07188694A JP H07188694 A JPH07188694 A JP H07188694A JP 33504693 A JP33504693 A JP 33504693A JP 33504693 A JP33504693 A JP 33504693A JP H07188694 A JPH07188694 A JP H07188694A
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Abstract
いては、従来と同等の性能を有し、耐硬水性及び使用時
のきしみ感が改善された新規界面活性剤を見いだし、そ
れを用いた洗浄剤組成物を提供すること。 【構成】 下記一般式(I)で表されるN−(N´−長
鎖アシルアラニル)アラニン塩を含有することを特徴と
する洗浄剤組成物。 【化1】 (式中、RCOは炭素原子数8〜22の直鎖または分岐
鎖の脂肪酸アシル基を表わし、Mはアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、
アルカノールアンモニウムまたは塩基性アミノ酸を表わ
す。)
Description
起泡力及び泡の保持を増加し、洗浄時のきしみ感をなく
し、耐硬水性に優れ、更に洗い上り感に優れた洗浄剤組
成物に関するものである。
用洗剤などアニオン界面活性剤を主成分とする洗浄剤組
成物には、高級脂肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩などが
用いられていた。一方、N−アシル酸性アミノ酸塩、N
−アシル中性アミノ酸塩等は皮膚や毛髪に対して穏和な
作用と優れた洗浄力を有するため、前記洗浄剤組成物に
使用されるようになってきているが、泡立ち、洗浄時の
きしみ等、使用感の点で問題があった。
決する方法として、N−(N´−長鎖アシルグリシル)
グリシン塩またはN−(N´−長鎖アシル−β−アラニ
ル)−β−アラニン塩を用いることが特開昭59−84
994号公報、特開昭59−152999号公報、特開
平5−51356号公報および特開平5−78693号
公報に開示されている。しかしながら、これらグリシン
およびβ−アラニン誘導体は、起泡力及びすすぎ時の泡
切れは改善されるものの、耐硬水性やきしみ感、特に洗
髪時のきしみ感の改善については充分とはいえなかっ
た。
力、泡の保持及びすすぎ時の泡切れについては、従来と
同等の性能を有し、耐硬水性及び使用時のきしみ感が改
善された新規界面活性剤を見いだし、それを用いた洗浄
剤組成物を提供することである。
情に鑑み鋭意検討した結果、N−(N´−長鎖アシルア
ラニル)アラニン塩が従来知られていたN−(N´−ア
シルグリシル)グリシン塩およびN−(N´−長鎖アシ
ル−β−アラニル)−β−アラニン塩と比較して、耐硬
水性および使用時、特に洗髪時のきしみ感において優れ
ていることを見い出し、本発明を完成するに至った。
されるN−(N´−長鎖アシルアラニル)アラニン塩を
含有することを特徴とする洗浄剤組成物に関するもので
ある。
鎖の脂肪酸アシル基を表わし、Mはアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、
アルカノールアンモニウムまたは塩基性アミノ酸を表わ
す。)
されるN−(N´−長鎖アシルアラニル)アラニン塩及
びN−長鎖アシルアミノ酸塩を含有することを特徴とす
る洗浄剤組成物をも包含するものである。
式(I)で表わされるN−(N´−長鎖アシルアラニ
ル)アラニン塩のRCOで表される脂肪酸アシル基とし
ては、炭素原子数8〜22の飽和または不飽和脂肪酸よ
り誘導されるアシル基で、例えばカプリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソ
ステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、オレイン酸
等の単一組成の脂肪酸によるアシル基のほかに、ヤシ油
脂肪酸、牛脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等の天然より得られ
る脂肪酸(分岐脂肪酸を含む)のアシル基であってもよ
い。
ム、カリウム等が挙げられ、アルカリ土類金属としては
カルシウム、マグネシウム等が挙げられ、アルキルアン
モニウムとしては、トリメチルアンモニウム、トリエチ
ルアンモニウム等が挙げられ、アルカノールアンモニウ
ムとしては、モノエタノールアンモニウム、ジエタノー
ルアンモニウム、トリエタノールアンモニウム等が挙げ
られ、塩基性アミノ酸としては、リジン、アルギニン、
オルニチン等が挙げられる。
長鎖アシルアラニル)アラニンは、例えばN−アラニル
アラニンを水または水−有機溶剤混合溶媒中に溶解した
後、脂肪酸ハライド等によりアシル化反応を行うことに
より、またはN−長鎖アシルアラニンを酸ハライドに変
換した後、アラニンと反応させるなど、公知の方法によ
り製造することができる。
−長鎖アシルアラニル)アラニン塩の配合量は、その使
用目的に応じて適宜決定すればよいが、主たる界面活性
剤として用いる場合には、通常洗浄剤組成物中1〜90
重量%、好ましくは5〜80重量%であり、添加剤とし
て用いる場合には0.1〜10重量%、好ましくは1〜
5重量%である。
ン塩は、特にN−長鎖アシル−アミノ酸塩と組み合わせ
て用いると、N−長鎖アシル−アミノ酸塩の欠点であっ
た起泡力、耐硬水性、きしみ感などが改善された洗浄剤
組成物を得ることができる。この場合における、N−
(N´−長鎖アシルアラニル)アラニン塩とN−長鎖ア
シル−アミノ酸塩の合計の配合量はその使用目的に応じ
て適宜決定すればよいが、通常洗浄剤組成物中1〜90
重量%、好ましくは5〜80重量%である。またN−長
鎖アシル−アミノ酸塩に対するN−(N´−長鎖アシル
アラニル)アラニン塩の割合は0.5/99.5以上で
あり、好ましくは2/98〜90/10である。0.5
/99.5未満の場合には、N−(N´−長鎖アシルア
ラニル)アラニン塩の添加効果が十分ではなく、満足な
使用感を得ることができない。
用洗浄剤、シャンプー、洗顔料、身体洗浄剤等の用途に
用いることができるが、特にシャンプーに適している。
また、本洗浄剤組成物には、通常用いられる香料、着色
料、保湿剤、ビルダー、防腐剤等を適宜添加することが
できる。
オン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤
を、泡立ちや洗浄性を調整するため併用することは何等
差し支えない。これらのものには、脂肪酸石鹸、高級ア
ルコール硫酸塩、ポリオキシエチレン高級アルコール硫
酸塩、高級アルコールリン酸エステル塩、スルホン化高
級脂肪酸塩、スルホン化高級脂肪酸アルコールエステル
塩、イセチオン酸高級脂肪酸エステル塩、N−長鎖アシ
ルアミノ酸塩等のアニオン界面活性剤、高級アルキルト
リメチルアンモニウム塩、ジ高級アルキルジメチルアン
モニウム塩、高級アルキルジメチルベンジルアンモニウ
ム塩等のカチオン界面活性剤、高級アルキルジメチル酢
酸ベタイン、高級脂肪酸アミドプロピルベタイン、イミ
ダゾリニウム型ベタイン等の両性界面活性剤、高級脂肪
酸ジエタノールアミド、高級脂肪酸モノエタノールアミ
ド、アルキルグルコシド等のノニオン界面活性剤が挙げ
られるが、これらに限定されることはない。
り製造することができる。また洗浄剤としての剤型は特
に制限されず、液体状、ペースト状、ゲル状、固体状、
粉末状等任意の剤型とすることができる。
明する。
及び洗髪時のきしみ感の評価を行った。
を20倍に希釈して、ミキサーで5秒間攪拌し、1分後
の泡量と10分後の泡量を測定した。
ラーに毛髪の洗浄を実施させ、各官能について下に示す
ような評価基準により評価し、各評価値を平均し4.5
以上を◎、3.5〜4.4を○、2.5〜3.4を△、
2.4以下を×とした。
は、泡安定性が良く、洗髪時及びすすぎ時のきしみを軽
減することがわかる。
製し、実施例1と同様の方法により起泡力及び泡保持に
ついて、評価した。
が、耐硬水性に優れていることが分かる。
官能評価を行った。
が、起泡力に優れ、洗浄時及びすすぎ時のきしみのない
ものであることが分かる。
した。このボディーシャンプーは、N−アシルアミノ酸
塩特有のぬめり感がなく、又きしみ感もない、使用感に
優れたものであった。
保持ともに優れ、耐硬水性及び使用時のきしみ感が改善
されたものであって、頭髪の洗浄に特に好適である。
Claims (3)
- 【請求項1】下記一般式(I)で表されるN−(N´−
長鎖アシルアラニル)アラニン塩を含有することを特徴
とする洗浄剤組成物。 【化1】 (式中、RCOは炭素原子数8〜22の直鎖または分岐
鎖の脂肪酸アシル基を表わし、Mはアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、
アルカノールアンモニウムまたは塩基性アミノ酸を表わ
す。) - 【請求項2】前記一般式(I)で表わされるN−(N´
−長鎖アシルアラニル)アラニン塩及びN−長鎖アシル
アミノ酸塩を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項3】洗浄剤組成物が頭髪用である請求項1また
は2記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33504693A JP3296062B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33504693A JP3296062B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07188694A true JPH07188694A (ja) | 1995-07-25 |
JP3296062B2 JP3296062B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=18284140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33504693A Expired - Lifetime JP3296062B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3296062B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021527118A (ja) * | 2018-06-04 | 2021-10-11 | ▲蘇▼州欧▲麗▼特生物医▲薬▼有限公司 | 新規なアミノ酸自己組織化超分子ポリマーおよびその製造方法と使用 |
US11566110B2 (en) | 2018-06-04 | 2023-01-31 | Suzhou Oulit Biopharm Co., Ltd | Self-assembled amino acid supramolecular polymer, preparation therefor, and application thereof |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33504693A patent/JP3296062B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021527118A (ja) * | 2018-06-04 | 2021-10-11 | ▲蘇▼州欧▲麗▼特生物医▲薬▼有限公司 | 新規なアミノ酸自己組織化超分子ポリマーおよびその製造方法と使用 |
US11540993B2 (en) * | 2018-06-04 | 2023-01-03 | Suzhou Oulit Biopharm Co., Ltd | Self-assembled amino acid supramolecular polymer, preparation method therefor, and application thereof |
US11566110B2 (en) | 2018-06-04 | 2023-01-31 | Suzhou Oulit Biopharm Co., Ltd | Self-assembled amino acid supramolecular polymer, preparation therefor, and application thereof |
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JP3296062B2 (ja) | 2002-06-24 |
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