JPH07183927A - 多相位相変調信号の遅延検波装置 - Google Patents

多相位相変調信号の遅延検波装置

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JPH07183927A
JPH07183927A JP5326772A JP32677293A JPH07183927A JP H07183927 A JPH07183927 A JP H07183927A JP 5326772 A JP5326772 A JP 5326772A JP 32677293 A JP32677293 A JP 32677293A JP H07183927 A JPH07183927 A JP H07183927A
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Mikio Fukushi
幹雄 福士
Hideho Tomita
秀穂 冨田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プリアンブル信号期間中に検出した周波数オフ
セットに基づく位相回転量をデータ信号の復調に用い、
ビット誤り率を抑制する。 【構成】多相(2のN乗相)位相変調した信号を受信
し、この多相位相変調信号を直交成分ことにAD変換
し、AD変換出力から直交成分I,Qが互いになす角度
を精度Mビットで計算し、角度検出出力を遅延検波して
復調する。周波数オフセット補償器16が、プリアンブ
ル信号期間における位相回転量Mビットについて、隣接
するシンボル間の差分を数シンボル機関に亙って相加平
均して周波数オフセットに基づく位相回転量を求め、こ
の位相回転量をデータ信号期間中も保持して復調出力か
ら減算することにより、復調歪を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリアンブル信号期間
中に周波数オフセットに基づく位相回転量を求め、この
位相回転量を用いてデータ信号の復調出力に含まれる周
波数オフセットを補償するようにした多相位相変調信号
の遅延検波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】親局と複数の子局間でバースト状に行わ
れる多方向通信システムには、PSK(位相シフトキー
イング)変調を用いたシステムが多く、搬送周波数のず
れ、すなわち周波数オフセットが復調歪みとなって誤り
率特性に重大な影響を及ぼす。
【0003】このため、周波数オフセットに基づく位相
回転量が自動的に補償できるよう、例えば受信側で搬送
波再生を行って入力波との位相比較を行い、位相同期発
振器の発振周波数を入力周波数に自動追随させる位相同
期ループ式同期検波装置などが提案されている。しか
し、この種の同期検波装置は、親局側から見たバースト
の位相が子局ごとに異なるために、時分割で複数の子局
に対応する親局の位相同期ループによる追随即応性にど
うしても限界があり、バーストに対する初期同期を短縮
する目的で、例えば図3に示したように、送信データ信
号の先端にプリアンブル信号を付加する送信方式が提案
された。ただし、プリアンブル信号の付加された送信デ
ータ信号を受信する構成とした場合、同期検波装置はプ
リアンブル信号から搬送波を再生するための回路が複雑
化しやすく、製造コストも高くつく欠点があり、そこで
入力信号対雑音比と誤り率の関係は多少犠牲になるが、
搬送波再生が不要で回路規模も小さくて済む遅延検波装
置の有用性が注目されるようになった。
【0004】遅延検波装置は、プリアンブル信号と後続
のデータ信号を直交成分に分けて多相位相変調された信
号を受信アンテナにて捕捉し、直交2相復調した後、直
交成分ごとにAD変換して遅延検波する。遅延検波は、
受信した多相位相変調信号を1ビット分遅延して遅延ロ
ーカル信号とし、この遅延ローカル信号を遅延前の多相
位相変調信号と位相比較して位相回転量を検出すること
により行われ、復調信号S(t)は、多相位相変調信号
R(t)に遅延ローカル信号L(t)を乗算したものと
等価である。
【0005】ここで、搬送角速度をωc 、シンボル周期
をTとしたときに、2のN乗相位相変調の第M相に対し
ては、位相変調信号θ(t)の1シンボル期間差分Δθ
(t)=θ(t)−θ(t−T)を、 Δθ(t)=2πk/M ただし、kは0,1,
…,M−1なる整数 ωc T=(π/M)+2πn ただし、nは整数 のごとく選ぶことにより、 I(t)=Re[S(t)]=cos[Δθ+(π/
M)]=αcosΔθ−βsinΔθ Q(t)=Im[S(t)]=sin[Δθ+(π/
M)]=αsinΔθ+βcosΔθ ただし、α=cos(π/M),β=sin(π/M) なる直交復調により復調できることが分かる。
【0006】しかしながら、こうした遅延検波では、搬
送周波数がΔωc だけずれると、初期位相設定ωc Tに
対してΔωc Tの位相ずれとなって表れるため、例えば
2相PSKの場合すなわちM=2(N=1)の場合は、
位相ずれが零のときの復調信号が S(t)=±1 であるのに対し、 S(t)=±cos(Δωc T) だけ復調振幅が減少し、耐雑音特性すなわち誤り率特性
が劣化してしまう問題があった。
【0007】そこで、こうした周波数オフセットに起因
する復調歪を低減するため、例えば特公昭63−381
43号公報「遅延検波回路」に開示された装置では、各
バーストのプリアンブル信号期間内で位相比較器の出力
をサンプル保持し、この値で遅延ローカル信号の位相を
変化させ、搬送周波数のずれすなわち周波数オフセット
を自動的に補償する構成が採用されている。
【0008】図4に概略構成を示す遅延検波装置は、入
力位相変調信号を第1の位相比較器2の一方の比較入力
端子に供給するとともに、1ビット遅延器3と可変移相
器4を介して第1の位相比較器2の他方に位相比較入力
端子に供給し、さらに入力位相変調信号を、π/2移相
器5にてπ/2だけ位相したのち第2の位相比較器6に
供給し、可変移相器4の出力と位相比較して得られる位
相差をサンプル保持回路7に保持させ、サンプル保持回
路7が入力位相変調信号の先頭に配置されたプリアンブ
ル信号期間中に位相差を保持し、この位相差をもってデ
ータ信号期間中の可変移相器4の可変移相量を制御する
ことにより、搬送周波数のずれによる復調歪みを補償す
る構成とされている。すなわち、サンプル保持回路7の
出力電圧が正のときは可変移相器4が位相を遅らせるよ
うな極性をもたせることで、位相差が零となるようなル
ープ制御が働くようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来の多相位相変
調信号の遅延復調装置は、第1の位相比較器2と1ビッ
ト遅延器3という遅延検波方式の骨格をなす基本的構成
要素の外に、可変移相器4やπ/2の移相器5或いは第
2の位相比較器6や、さらにはサンプル保持回路7等が
必要であり、このため装置全体の構成が複雑である。
【0010】また無変調搬送波からなるプリアンブル信
号から抽出される周波数オフセットは実質的にはプリア
ンブル信号期間の最後で決定された周波数オフセットで
あり、仮にフェージングの影響でプリアンブル信号自体
の搬送周波数が時間的に変動したような場合には、特定
の時点でサンプル保持回路7に保持された値が必ずしも
最も信頼できる周波数オフセットを示す値であるとは限
らず、プリアンブル信号期間に得られる周波数オフセッ
トに関する情報を最大限有効活用しきっていないといっ
た課題を抱えていた。
【0011】本発明の目的は、データ信号に先行して送
られくる無変調搬送波であるプリアンブル信号期間に、
周波数オフセットに基づく復調誤差を相加平均し、確率
論的に見て最も妥当な方法で復調歪を補償することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、プリアンブル
信号と後続のデータ信号を直交成分に分けて多相(2の
N乗相)位相変調した信号を受信し、該多相位相変調信
号を直交成分ごとにAD変換するAD変換器と、該AD
変換器の出力から前記直交成分が互いになす角度を精度
Mビットで計算する角度計算器と、該角度検出器の出力
を遅延検波して位相回転量を求め復調する復調器と、前
記プリアンブル信号期間における該復調器の出力位相回
転量のMビットについて、隣接するシンボル間の差分を
数シンボル期間に亙って相加平均して周波数オフセット
に基づく位相回転量を求め、この位相回転量をデータ信
号期間中も保持して前記復調器の復調出力から減算する
周波数オフセット補償手段とを具備することを特徴とす
る多相位相変調信号の遅延検波装置を提供することによ
り、前記目的を達成するものである。
【0013】また、本発明は、前記周波数オフセット補
償手段が、前記プリアンブル信号期間における前記復調
器の出力位相回転量のMビットについて、隣接するシン
ボル間の差分を数シンボル機関に亙って積算する差分積
算器と、該差分積算器の出力を積算区間のシンボル数で
除し、平均値として得られた周波数オフセットに基づく
位相回転量をデータ信号期間中も保持する位相回転量保
持器と、該位相回転量保持器が保持する位相回転量を前
記復調器の復調出力から減算する減算器とからなること
を特徴とする多相位相変調信号の遅延検波装置を提供す
ることにより、前記目的を達成するものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、プリアンブル信号と後続のデ
ータ信号を直交成分に分けて多相(2のN乗相)位相変
調した信号を受信し、該多相位相変調信号を直交成分ご
とにAD変換し、AD変換出力から前記直交成分が互い
になす角度を精度Mビットで計算し、角度検出出力を遅
延検波して位相回転量を求め復調し、プリアンブル信号
期間における復調出力のMビットについて、隣接するシ
ンボル間の差分を数シンボル期間に亙って相加平均して
周波数オフセットに基づく位相回転量を求め、この位相
回転量をデータ信号期間中も保持して復調出力から減算
することにより、周波数オフセットを補償して復調歪を
低減することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1,図2
を参照して説明する。図1は、本発明の多相位相変調信
号の遅延検波装置の一実施例を示す概略回路構成図、図
2は、4相位相変調信号を復調した場合の信号点配置図
である。
【0016】図1に示す多相位相変調信号の遅延検波装
置11は、プリアンブル信号と後続のデータ信号を直交
成分に分けて4相位相変調した信号を受信するものであ
り、受信信号のデータ構成は図3に示した通りである。
すなわち、例えば各4シンボルのSD(開始データ)お
よびNWID(ネットワークIDデータ)と4シンボル
のED(終了データ)との間に適宜シンボル数のデータ
信号が挟まれており、プリアンブル信号はSDの直前に
148シンボルが付加されている。
【0017】受信アンテナにて補足された4相位相変調
信号は、直交復調器12にて直角2相復調された後、直
交成分ごとすなわちI成分(同相成分)とQ成分(直交
成分)ごとに対応するAD変換器13i,13qに送り
出され、例えば4ビットAD変換される。両AD変換器
13i,13qのAD変換出力は角度計算器14に供給
され、ここで直交成分IとQが互いになす角度θが精度
M(例えば6)ビットで計算される。角度計算器14に
て得られた直交成分のなす角度データは、復調器15に
供給され遅延検波により位相回転量が求められる。
【0018】復調器15には、周波数オフセット補償器
16が接続してあり、プリアンブル信号期間内に求めた
復調誤差の平均値がデータ信号に対して補償されるよう
になっている。周波数オフセット補償器16は、プリア
ンブル信号期間における復調器15の出力位相回転量の
うち、M(ここでは6)ビットについて、隣接するシン
ボル間の差分を数シンボル期間に亙って積算する差分積
算器17と、差分積算器17の出力を積算区間のシンボ
ル数L(例えば30)で除し、平均値として得られた周
波数オフセットに基づく位相回転量をデータ信号期間中
も保持する位相回転量保持器18と、位相回転量保持器
18が保持する位相回転量を復調器15の復調出力から
減算する減算器19とから構成される。実施例に示した
差分積算器17は、差分演算用の減算器20と、減算器
20の出力を保持し、ラッチ出力を減算器20の被減算
入力とするレジスタ回路21とで構成される。
【0019】ところで、AD変換器の出力4ビットは、
2の補数形式であり、最上位ビットの「1」は−を表
し、「0」は+を表す。このため、QPSKすなわち2
の二乗相(N=2)PSKで変調された位相変調信号を
受信した場合は、図2に示したように、4ビットのうち
下位3ビットが角度π/4を8分割した位相情報を担う
ことになる。また、角度計算器14の出力6ビットb1
〜b6のうち、最上位ビットb1と続く第2位のビット
b2は、計算された角度θが第1〜第4象限のうちの第
何象限の角度であるかを表しており、第3位ビットb3
は象限の正負を表している。さらにまた、下位3ビット
b3〜b6は、角度θがπ/4の範囲を8分割した領域
のいずれに該当するかを表す。
【0020】復調器15における位相回転量の計算は、
1シンボル前の角度計算値と現在の角度計算値との差を
とって位相回転量を算出することで行われる。この場
合、復調器15の復調出力のうち、上位2ビットがデー
タであり、下位4ビットはデータ品質を意味する。
【0021】実施例の場合、差分積算器17は、プリア
ンブル受信中に全64ビットの1シンボルごとの差をL
(=30)シンボル区間に亙って区間積算する。具体的
には、減算器20の出力を保持するレジスタ回路21の
出力から、1シンボルごとの復調出力を減算器20にて
減算し、再びレジスタ回路21に保持させることによ
り、区画積算が行われる。減算器20の出力は、位相回
転量保持器18に保持され、ここで積算シンボル数Lに
より除算され、この平均値演算により周波数オフセット
に基づく位相回転量が算出される。
【0022】こうして算出された周波数オフセットに基
づく位相回転量は、プリアンブル信号に連なる1回のデ
ータ受信中は、固定値としてずっと出力され続け、デー
タ信号から算出された位相回転量に含まれるオフセット
値を相殺する値として、減算器19において復調器15
の出力から減算される。
【0023】このように、本実施例は、プリアンブル信
号期間における復調出力のうちM(=6)ビットについ
て、隣接するシンボル間の差分を30シンボル期間に亙
って相加平均して周波数オフセットに基づく位相回転量
を求め、この位相回転量をデータ信号期間中も保持して
復調出力から減算する構成としたから、ただ単にプリア
ンブル信号期間中の特定の時点で周波数オフセットを求
めるのと異なり、データ信号の先頭に付されたプリアン
ブル信号から、位相回転量に基づいて数シンボル期間に
亙る搬送周波数ずれすなわち周波数オフセットの平均値
を導き出すことができる。このため、仮にフェージング
の影響でプリアンブル信号自体の搬送周波数が時間的に
変動することがあっても、フェージングによる一過性の
周波数オフセットは平滑化され、確率論的に最も妥当な
周波数オフセットが導き出されることで、歪の少ない安
定した復調が可能である。さらに、平均値演算に必要な
時間からプリアンブル信号期間を逆指定することによ
り、プリアンブル信号期間を必要最小限の長さに短縮し
て通信効率を高めることが可能である。
【0024】また、周波数オフセット補償器16は、補
償結果を帰還させないオープンループ式であり、差分積
算器と位相回転量保持器18と減算器19とから構成す
ることができるため、周波数オフセット補償に必要な部
分の回路構成が簡単であり、また差分積算器17も、減
算器20とその減算出力を保持して減算器の被減算入力
とするレジスタ回路21から構成できるため、複雑な回
路構成とすることなく、確実に周波数オフセットの補償
が可能であり、しかもクローズドループ式の自動周波数
制御に比べても遜色のない周波数オフセット補償が可能
である。
【0025】なお、上記実施例では、4相位相変調した
信号を遅延検波する場合を例にとったが、多相(2のN
乗相)位相変調の相数を規定する値Nは2に限定され
ず、例えば2相位相変調(N=1)や8相位相変調(N
=3)或いは16相位相変調(N=4)のごとく、Nは
任意の整数に選ぶことができる。また、本発明の遅延検
波装置は、情報変調として多相位相変調した信号をさら
にスペクトラム拡散変調した信号を検波することも可能
であり、その場合はFDMA(周波数分割多重方式)や
TDMA(時分割多重方式)やCDMA(符号分割多重
方式)など、いずれの送信方式にも対応することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多相位相
変調信号の遅延検波装置は、仮にフェージングの影響で
プリアンブル信号自体の搬送周波数が時間的に変動する
ことがあっても、相加平均によりフェージングに起因す
る一過性の周波数オフセットを平滑化し、確率論的に最
も妥当な周波数オフセットを導き出すことができる。こ
れにより歪の少ない安定した復調が可能となり、さらに
また平均値演算に必要な時間からプリアンブル信号期間
を逆指定することにより、プリアンブル信号期間を必要
最小限の長さに短縮して通信効率を高めることができる
等の優れた効果を奏する。
【0027】また、本発明は、周波数オフセット補償手
段を、位相回転量保持器と減算器とから構成したので、
複雑な回路構成とすることなく、確実に周波数オフセッ
トの補償が可能であり、クローズドループ式の自動周波
数制御に比べても遜色のない周波数オフセット補償が可
能である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多相位相変調信号の遅延検波装置の一
実施例を示すブロック図である。
【図2】4相位相変調信号を復調した場合の信号点配置
を位相面上に示した図である。
【図3】バースト送信信号のデータ構成を示す図であ
る。
【図4】従来の多相位相変調信号の遅延検波装置の一例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 遅延検波装置 12 直交復調器 13i,13q AD変換器 14 角度計算器 15 復調器 16 周波数オフセット補償器 17 差分積算器 18 位相回転量保持器 19 減算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリアンブル信号と後続のデータ信号を
    直交成分に分けて多相(2のN乗相)位相変調した信号
    を受信し、該多相位相変調信号を直交成分ごとにAD変
    換するAD変換器と、該AD変換器の出力から前記直交
    成分が互いになす角度を精度Mビットで計算する角度計
    算器と、該角度検出器の出力を遅延検波して位相回転量
    を求め復調する復調器と、前記プリアンブル信号期間に
    おける該復調器の出力位相回転量のMビットについて、
    隣接するシンボル間の差分を数シンボル期間に亙って相
    加平均して周波数オフセットに基づく位相回転量を求
    め、この周波数オフセットによる位相回転量をデータ信
    号期間中も保持して前記復調器の復調出力から減算する
    周波数オフセット補償手段とを具備することを特徴とす
    る多相位相変調信号の遅延検波装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数オフセット補償手段は、前記
    プリアンブル信号期間における前記復調器の出力位相回
    転量のMビットについて、隣接するシンボル間の差分を
    数シンボル期間に亙って積算する差分積算器と、該差分
    積算器の出力を積算区間のシンボル数で除し、平均値と
    して得られた周波数オフセットに基づく位相回転量をデ
    ータ信号期間中も保持する位相回転量保持器と、該位相
    回転量保持器が保持する位相回転量を前記復調器の復調
    出力から減算する減算器とからなることを特徴とする請
    求項1記載の多相位相変調信号の遅延検波装置。
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