JPH0718088A - 樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

樹脂組成物の製造方法

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JPH0718088A
JPH0718088A JP19095993A JP19095993A JPH0718088A JP H0718088 A JPH0718088 A JP H0718088A JP 19095993 A JP19095993 A JP 19095993A JP 19095993 A JP19095993 A JP 19095993A JP H0718088 A JPH0718088 A JP H0718088A
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JP
Japan
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polyamide resin
resin
component
resin composition
ethylene
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Application number
JP19095993A
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English (en)
Inventor
Masahiro Wakayama
昌弘 若山
Mihoko Abe
美穂子 阿部
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリアミド系樹脂とポリオレフィン系重合体
のブレンドの際にポリアミド系樹脂がマトリクスとなる
構造を持ち、力学的物性にはポリアミド系樹脂の優れた
性質を反映させ、さらにポリオレフィン系重合体がポリ
アミド系樹脂より多い場合、表面に多く露出するドメイ
ンの部分がポリオレフィン系重合体であることにより、
ポリアミド系樹のもつ化学的な弱点を、ポリオレフィン
系重合体により物理的に保護できる樹脂組成物の製造方
法を提供する。 【構成】 下記の(A)〜(C)の成分: (A)ポリアミド系樹脂、(B)ポリオレフィン系重合
体、(C)相溶化剤、からなる樹脂組成物の製造方法に
おいて、(A)成分と(C)成分の混合物の溶融粘度
が、同一温度、同一剪断速度、同一混練機での(B)成
分の溶融粘度の1/3以下の条件で(A)〜(C)成分
を混練することにより、(A)成分がマトリックス、
(B)成分がドメインとなることを特徴とする樹脂組成
物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂組成物の製造方法に
関し、詳しくは、ポリアミド系樹脂とポリオレフィン系
重合体を相溶化剤でアロイ化した樹脂組成物の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂等のエンジニアプラスチ
ック(以下、エンプラという)はその優れた物性から、
機械部品、自動車用部品、ハウジング材等の様々な用途
に使用されている。しかし、その足りない性質を補うた
め、あるいは低コスト化のためにポリオレフィン系重合
体とのブレンドがよく行われている。
【0003】例えば、ポリアミド系樹脂にポリオレフィ
ン系重合体を配合し、耐衝撃性および吸水性を改善する
こと、またその際に相溶化剤として、特にカルボン酸、
カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、酸無水物、酸
ハロゲン化物等のカルボン酸またはその誘導体、ケト
ン、アルデヒド、ラクトン、ラクタムといったカルボニ
ル基またはそれらの誘導体を含有したモノマー、エポキ
シ含有モノマ−、ヒドロキシ基含有モノマー、アミノ基
含有モノマー、ニトリル基含有モノマー、環状イミノエ
ーテル基含有モノマーまたはその誘導体等をグラフト変
性した組成物を用いることに関しては、現在までに数多
くの特許出願がなされている。
【0004】ところで、上記の手段を用いてブレンドし
たポリマーアロイにおいては、その組成比によって物性
は様々に変化する。特に、ポリマーアロイの物性は、マ
トリクスを占めるポリマーの性質に大きく依存する。従
って、例えば、ポリオレフィン系重合体のような、比較
的耐熱性の劣る樹脂に、エンプラをブレンドして、耐熱
性、剛性等の向上を狙う場合、耐熱性、剛性の高いエン
プラをマトリクスにする方がより効果的である。しかし
ながら、一般に、相溶化剤を用いた場合、エンプラの粘
度が著しく上昇し、粘度が高いがゆえにドメインとなる
傾向があり、マトリクスとなったポリオレフィン系重合
体の物性が反映されやすく、充分な耐熱性や剛性の向上
が見られない。また、ポリオレフィン系重合体よりもエ
ンプラの量を多くすればそのような欠点は改善されると
考えられるが、エンプラの結晶化速度がポリオレフィン
系重合体よりも高い場合が多く、ポリオレフィン系重合
体との相対粘度その他の影響から、単に組成比を変えた
だけではエンプラがマトリクスにならないこともある。
ポリオレフィン系重合体がマトリクスを占める以上は、
組成物の物性はポリオレフィン系重合体が支配的であ
る。さらに、そうしたエンプラの量を増やすことによっ
てエンプラがマトリクスを占める構造を造れた場合にお
いても、そうした構造はエンプラが表面に多く露出する
形になるために、力学的な特性は改善されても、吸水性
あるいは耐薬品性その他の、いってみれば化学的な弱点
が劇的に改善されることはない。
【0005】例えばポリアミド系樹脂を例にとった場合
は、ポリアミド系樹脂の吸水による物性の低下がそれほ
ど改善されない。さらに、ポリアミド系樹脂は、ポリオ
レフィン系重合体を始めとする汎用樹脂と比較して、一
般に高価であり、これを多く使用することは価格的にも
不利となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の課題の解決を図り、ポリアミド系樹脂とポリオレ
フィン系重合体のブレンドの際にポリアミド系樹脂がマ
トリクスとなる構造を持ち、力学的物性にはポリアミド
系樹脂の優れた性質を反映させ、さらにポリオレフィン
系重合体がポリアミド系樹脂より多い場合、表面に多く
露出するドメインの部分がポリオレフィン系重合体であ
ることにより、ポリアミド系樹脂のもつ化学的な弱点
を、ポリオレフィン系重合体により物理的に保護できる
樹脂組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の(A)
〜(C)の成分: (A)ポリアミド系樹脂、(B)ポリオレフィン系重合
体、(C)相溶化剤、からなる樹脂組成物の製造方法に
おいて、(A)成分と(C)成分の混合物の溶融粘度
が、同一温度、同一剪断速度、同一混練機での(B)成
分の溶融粘度の1/3以下の条件で(A)〜(C)成分
を混練することにより、(A)成分がマトリックス、
(B)成分がドメインとなることを特徴とする樹脂組成
物の製造方法にある。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明において、ポリアミド系樹脂は主として工業用用途
または構造素材用のプラスチックであり、融点が270
℃以下、好ましくは250℃以下の樹脂が望ましい。
【0009】具体的な(A)ポリアミド系樹脂として
は、ジアミンとジカルボン酸との重縮合、ω−アミノ酸
の自己縮合、ラクタム類の開環重合等により得られるも
のである。このようなポリアミド系樹脂としては、ナイ
ロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン69、
ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12、ナイロ
ン1212等の脂肪族ナイロン、およびナイロンMXD
6等の、一部または全部が芳香族環からなるナイロンが
あり、これらは単独でも混合物でもよい。
【0010】本発明において(B)ポリオレフィン系重
合体としては、超低密度ポリエチレン高圧法低密度ポリ
エチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1
−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン等のα−オ
レフィン重合体、エチレン、プロピレン、ブテン−1、
ヘキセン−1、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレ
フィンの相互共重合体、エチレン・不飽和カルボン酸エ
ステル共重合体、エチレン・カルボン酸不飽和エステル
共重合体等のエチレンと極性基モノマーとの共重合体、
エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−ブテン
−1共重合体ゴム等のオレフィン系ゴム、エチレン−酢
酸ビニル共重合体等のエチレンビニルエステル共重合
体、エチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共
重合体等のエチレン−α,β−カルボン酸またはその誘
導体との共重合体等のエチレン系(共)重合体等が挙げ
られる。
【0011】上記超低密度ポリエチレン(VLDPE)
とは、密度が0.860〜0.910g/cm3であ
り、かつ直鎖状低密度ポリエチレンとエチレン−α−オ
レフィン共重合体ゴムとの中間の性状を示すポリエチレ
ンを指す。例えば密度0.860〜0.910g/cm
3、示差走査熱量測定法(DSC)による最大ピーク温
度(Tm)60℃以上、かつ好ましくは沸騰n−ヘキサ
ン不溶分10重量%以上の性状を有する特定のエチレン
−α−オレフィン共重合体であり、少なくともチタンお
よび/またはバナジウムを含有する固体触媒成分と有機
アルミニウム化合物とからなる触媒を用いて重合され、
直鎖状低密度ポリエチレンが示す高結晶部分とエチレン
−α−オレフィン共重合体ゴムが示す非晶部分とを合わ
せ持つ樹脂であって、前者の特徴である機械的強度、耐
熱性等と、後者の特徴であるゴム状弾性、低温耐衝撃性
等がバランスよく共存しており、本発明に用いるときは
極めて有用である。
【0012】該α−オレフィンとしてはプロピレン、ブ
テン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オ
クテン−1、デセン−1、ドデセン−1等を挙げること
ができる。
【0013】本発明に用いられるオレフィン系ゴムとし
ては、エチレン−プロピレン−ジェンランダム共重合体
ゴム、エチレン−プロピレンランダム共重合体ゴムが特
に好ましい。
【0014】この2つのゴムは、他のゴム状物質に比べ
て熱可塑性に優れ、溶融混練による分散が容易であり、
SBR、イソプレンゴム、ニトリルゴムあるいはブタジ
エンゴム等と比較すると独特の臭気を有しない点、ある
いはペレット状で入手できるために、配合する際の計量
や取扱いが容易であり、かつ組成物の製造装置の形式に
ついても選択の自由度が大きいこと等、操作上の利点を
有することが挙げられる。
【0015】上記エチレン−プロピレン−ジエンランダ
ム共重合体ゴムのジエン成分については、エチリデンジ
ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−シクロ
ヘキサジエン等いずれも使用できる。
【0016】また、これらのゴム状物質のムーニー粘度
(ML1+4,100℃)は10〜100、好ましくは
(ML1+4,100℃)20〜90の範囲である。ムー
ニー粘度(ML1+4,100℃)が10未満のものを使
用すると、耐衝撃性の改良効果がほとんど得られず、ム
ーニー粘度(ML1+4,100℃)100を超えるもの
であると、分散が悪くなる恐れを生じる。
【0017】本発明におけるプロピレン系あるいはブテ
ン系軟質ポリオレフィンはチーグラー系触媒を用いて製
造されるプロピレン−α−オレフィンランダム共重合
体、ブテン−1−α−オレフィンランダム共重合体等で
あり、低結晶性ないしは非結晶性ポリオレフィンであ
る。
【0018】本発明に用いられるエチレン−ビニルエス
テル共重合体は、高圧ラジカル重合法で製造されるエチ
レンを主成分とするプロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、
カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニ
ル、ステアリン酸ビニル等のビニルエステル単量体との
共重合体である。これらの中でも特に好ましいものとし
ては、酢酸ビニルを挙げることができる。すなわち、エ
チレン50〜99.5重量%、ビニルエステル0.5〜
50重量%、他の共重合可能な不飽和単量体0〜49.
5重量%からなる共重合体が好ましい。
【0019】本発明に用いられるエチレン−α,β−不
飽和カルボン酸またはその誘導体との共重合体として
は、エチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合体、エ
チレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体、
それらの金属塩、アミド、イミド等が挙げられるが、好
ましくは高圧ラジカル重合法で製造されるエチレン50
〜99.5重量%、α,β−不飽和カルボン酸もしくは
エステル0.5〜50重量%、および他の共重合可能不
飽和単量体0〜49.5重量%からなる共重合体が好ま
しい。
【0020】上記のα,β−不飽和カルボン酸もしくは
エステルの具体的な例としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、無水イ
タコン酸等の不飽和カルボン酸類、アクリル酸メチル、
メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル,メタクリル酸
エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、
アクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソプロピル、
アクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸−n−ブチル、
アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、アク
リル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、マレイン
酸モノメチルエステル、マレイン酸モノエチルエステ
ル、マレイン酸ジエチルエステル、フマル酸モノメチル
エステル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシ
ジル等の不飽和カルボン酸エステル類を挙げることがで
きる。この中でも特に好ましいものとして、(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルを挙げることができ、さらに
好ましいものとしてアクリル酸エチルを挙げることがで
きる。
【0021】金属塩としてはナトリウム塩、カリウム
塩、カルシウム塩、リチウム塩、アルミニウム塩、マグ
ネシウム塩、亜鉛塩等が挙げられる。
【0022】上記の共重合体の具体例としては、エチレ
ン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン
−アクリル酸−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル
酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸グリシジル
共重合体、エチレン−メタクリル酸グリシジル−アクリ
ル酸エチル共重合体等、あるいはこれらの金属塩(アイ
オノマー)等が挙げられる。これらの共重合体は混合し
て使用してもよい。
【0023】本発明における(B)成分のポリオレフィ
ン系重合体はこれらを混合したものであってもよい。
【0024】本発明において(C)相溶化剤としては、
カルボン酸、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、
酸無水物、酸ハロゲン化物等のカルボン酸またはその誘
導体、ケトン、アルデヒド、ラクトン、ラクタムといっ
たカルボニル基またはそれらの誘導体を含有したモノマ
ー、エポキシ含有モノマー、ヒドロキシ基含有モノマ
ー、アミノ基含有モノマー、ニトリル基含有モノマー、
環状イミノエーテル基含有モノマーまたはその誘導体等
の反応性モノマーとα−オレフィンとの共重合体、ポリ
オレフィン系重合体を前記反応性モノマーでグラフト変
性した組成物、マクロマー系相溶化剤等、あらゆる相溶
化剤が使用できる。これらは単独でも混合物でもよい。
【0025】本発明では(A)ポリアミド系樹脂と
(C)相溶化剤成分のブレンド物の溶融粘度が、同一温
度、同一剪断速度、同一混練機での(B)成分の溶融粘
度の1/3以下の条件で(A)〜(C)成分を混練する
ことにより、(A)成分がマトリックス、(B)成分が
ドメインとなることが必要である。このようにポリアミ
ド系樹脂がマトリックスとなることは、ポリアミド系樹
脂の量がポリオレフィン系重合体よりも少ないときに意
味がある。
【0026】具体的には、(A)ポリアミド系樹脂と
(C)相溶化剤成分のブレンド物の溶融粘度が、同一温
度、同一剪断速度、同一混練機での(B)ポリオレフィ
ン系重合体成分の混練温度での溶融粘度の1/3以下、
好ましくは1/5以下、特に好ましくは1/10以下で
ある。
【0027】上記の条件を満たすためには、(A)ポリ
アミド系樹脂において、数平均分子量が5,000〜3
00,000、好ましくは8,000〜100,00
0、より好ましくは10,000〜50,000の範囲
にあることが望ましい。該数平均分子量が5,000未
満であると、ポリアミド系樹脂による組成物の補強効果
が得られなくなり、該数平均分子量が300,000を
超えると、溶融粘度を低く抑えることが困難であり、ま
た、組成物の成形性にも問題がある。また、これに関連
して、溶融粘度のひとつの目安として、MFRを用いる
ことができる。MFRは、通常230℃で測定するの
が、ポリオレフィン系重合体との相関を考える上で望ま
しいが、ポリアミド系樹脂の融点が230℃を超える場
合はこの限りではない。このMFRを用いた場合、23
0℃において、MFRが5.0〜120g/10mi
n、好ましくは8.0〜100g/10min、さらに
好ましくは12〜90g/10minのポリアミド系樹
脂が好ましい。
【0028】従来より、ポリアミド系樹脂と相溶化剤と
の反応によって、ポリアミド系樹脂の分子量が増大し、
溶融粘度が上昇する傾向があるが、溶融粘度が高くなる
とマトリクスとして存在しなくなるので、相溶化剤の濃
度を調節して、ポリアミド系樹脂の粘度上昇を抑える必
要がある。そのための相溶化剤の適当量は、ポリアミド
系樹脂の種類および粘度、ポリオレフィン系重合体の粘
度等によって異なるが、ポリアミド系樹脂100重量部
に対して、反応性モノマーの量にして0.001〜5重
量部、好ましくは0.01〜3重量部、さらに好ましく
は0.03〜1重量部である。
【0029】該添加量が0.001重量部未満の場合
は、変性反応が充分に進行せず、従ってポリアミド系樹
脂とポリオレフィン系重合体の界面の接着力が充分でな
く、5重量部を超えると、ポリアミド系樹脂の溶融粘度
が上昇し過ぎ、また樹脂の着色あるいはコストの増大等
を招くので好ましくない。
【0030】例えば無水マレイン酸変性ポリプロピレン
を相溶化剤として使用し、230℃におけるMFRが約
30g/10minのナイロン6樹脂に添加する場合に
は、100重量部のナイロン6樹脂に対して、グラフト
された無水マレイン酸が0.05〜2重量部、好ましく
は0.08〜1重量部、さらに好ましくは0.12〜
0.5重量部となるように配合するのがよい。
【0031】ポリオレフィン系重合体については、上記
の(A)ポリアミド系樹脂単独または(C)相溶化剤と
のブレンド物の溶融粘度に対して、少なくとも3倍以上
の溶融粘度が必要であるので、数平均分子量にして1
5,000〜150,000、好ましくは30,000
〜120,000、より好ましくは45,000〜11
5,000のものが好ましい。
【0032】本発明においては溶融混練時および/また
は溶融混練後に軟化剤を配合してもよい。該軟化剤とし
ては、パラフィン系、ナフテン系および芳香族系等の
油、さらにこれらの石油留分に限らず、液状ポリイソブ
テンのような合成油も使用できる。 該軟化剤の配合量
は、目的、用途等により異なるものの、通例は樹脂10
0重量部に対して、100重量部まで配合される。
【0033】また本発明により得られる樹脂組成物に
は、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
滑剤、発泡材、帯電防止剤、難燃剤、充填剤、可塑剤、
染料、顔料等を適宜配合することができる。また、本発
明においては、ポリオレフィン系重合体に造該材を入れ
てもよい。
【0034】これらの添加成分は有機化合物でも無機化
合物でもよく、また形状も粉粒状、鱗片状、針状、球
状、中空状および繊維状のものいずれも使用できる。
【0035】より具体的にはヒンダードフェノール系化
合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ヒンダードアミン
系化合物、アミド系化合物に代表される安定剤;水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウム等の無機難燃剤;炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、珪
酸カルシウム、クレー、珪藻土、タルク、アルミナ、ガ
ラス粉、酸化鉄、金属粉、グラファイト、炭化珪素、シ
リカ、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、カーボンブラッ
ク、雲母、ガラス板、セリサイト、パイロフィライト、
アルミフレーク、黒鉛、シラスバルーン、金属バルー
ン、軽石、ガラス繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、
ウイスカー、金属繊維、シリコンカーバイド繊維、アス
ベスト、ウォラストナイト等に代表される無機充填剤;
アゾ染料、インジゴ染料等の染料;ベンガラ等の顔料等
を使用することができる。
【0036】特に上述の無機化合物を充填する際は、シ
ランカップリング剤や有機チタネートカップリング剤や
金属塩等で表面処理したものを使用してもよい。
【0037】また、本発明により得られる樹脂組成物
は、特に極性基を持っていることから無機充填剤等の配
合剤の高充填が可能である。
【0038】これらの充填剤成分はいつでも配合できる
が、溶融混練時に同時に混練することが望ましい。
【0039】本発明により得られる樹脂組成物を製造す
るためには、ポリアミド系樹脂と相溶化剤をタンブラー
等でドライブレンドしたり、あるいはバンバリーミキサ
ー、加圧ニーダー、混練押出機、2軸押出機、ロール等
の通常の混練機で溶融混練して均一に分散したものを公
知の溶融押出法等によってペレット化したものを、ポリ
オレフィン系重合体と所望によりフィラー等と上記の方
法で均一に分散させることが望ましいが、すべての成分
を同時に混合しブレンドすることも可能である。このよ
うに樹脂組成物を製造するには、通常行われる製造方法
すべてが採用できるが、好ましくは後述する実施例の製
造方法である。
【0040】本発明により得られる樹脂組成物は、ポリ
オレフィン系重合体よりもポリアミド系樹脂の方が結晶
化速度が早いときは、溶融混練したのち水等により急冷
することが望ましい。
【0041】また、本発明により得られる樹脂組成物は
塗装性に優れているが、さらにその効果を向上させるた
め、紫外線やプラズマ等の高エネルギー光線を照射して
もよい。
【0042】本発明における樹脂組成物は接着性に優れ
るため、塗装、印刷および接着を要する用途での樹脂材
料として用いることができる。また該組成物は、優れた
特性を有し、例えば、繊維、電気、電子、自動車、船
舶、航空機、建築、土木等の様々な分野で、パネル、包
装資材、家具、家庭用品等として活用され、射出成形
法、押出成形法および圧縮成形法等のプラスチックのあ
らゆる成形法により成形し得る。より具体的には、次の
通りである。
【0043】(1) リアフィニッシャー、シル、リア
コーターパネル、エンジンフード、トランクリッド、フ
ェンダー、ドアパネル、プロテクター、バンパーフェイ
シャー、エネルギー吸収体、エアースポイラー、サイド
モール、ウエザーストリップ、ショックアプソーバーダ
ストブーツ、バキュームオネクター、ラックアンドピニ
オンブーツ、インストルメントパネル、アームレスト、
ドアライナー、シートバック、ダクトカバー、マッドガ
ード等の自動車部品等。
【0044】(2) クーラー、冷蔵庫の内装および外
装等の家電部品等。 (3) ルーフパネル、断熱壁等の住宅用材料等。
【0045】(4) 食卓、机の表面、家具パネル、台
所キャビネット、アイスボックス等の日用品、家具等。 (5) その他。
【0046】他にシート、フィルム等の押出成形品、射
出成形品等の成形用途向け樹脂組成物として利用される
ものである。
【0047】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
【0048】実施例1〜24および比較例1〜12 表1〜3に示した割合で、まず(A)ポリアミド系樹脂
と(C)相溶化剤を溶融混練し、可能なものは230℃
でMFRを測定した。次にこれに(B)ポリオレフィン
系重合体を加えてさらに溶融混練した。試験片は特に記
載のない限り、射出成形によって得られたものをアニー
リング処理して使用した。組成物の製造方法、射出成形
による試験片の製作条件および試験方法は以下の通りで
ある。
【0049】[組成物の製造方法] (1)(A)ポリアミド系樹脂と(C)相溶化剤を表1
〜3の配合割合に調合しヘンシェルミキサーで混合し
た。
【0050】(2)上記で得られた混合物を2軸連続混
練押出機(30mmφ、プラスチック工学研究所(株)
製)を用いて、樹脂温度230〜300℃、回転数20
0rpmで溶融混練し、ペレット化した。なお、混練の
際には窒素雰囲気とした。
【0051】(3)樹脂温度200〜300℃の範囲に
ついて、(A)と(C)の混合物(上記ペレット)と
(B)について溶融粘度を測定した。
【0052】(4)上記のように得られたペレットと
(B)ポリオレフィン系重合体とを表1〜3の配合割合
に調合し、ヘンシェルミキサーで混合した。
【0053】(5)上記で得られた混合物を2軸連続混
練押出機(30mmφ、プラスチック工学研究所(株)
製)を用いて、樹脂温度200〜280℃、回転数20
0rpmで溶融混練し、ペレット化した。混練の際には
窒素雰囲気とした。なお、軟化剤の注入が必要な場合
は、ベント口に連結した往復動定量ポンプから添加し
た。
【0054】ところで溶融混練の際、変性したポリアミ
ド系樹脂の溶融粘度がポリオレフィン系重合体の溶融粘
度の1/3以下であることが、組成物においてポリアミ
ド系樹脂がマトリクスを占める条件である。図1に実施
例5の混練温度における流動曲線を示した。これによれ
ば、ほぼすべての剪断速度域で変性ポリアミド系樹脂の
溶融粘度はポリオレフィン系重合体の1/3よりも小さ
いことが分かる。このような系ではポリアミド系樹脂が
少量でもマトリクスになり得る。ところが一方、比較例
6の流動曲線である図2においては、ポリアミド系樹脂
とポリプロピレンがほぼ同等の溶融粘度を示しており、
このような系では量の少ないポリアミド系樹脂はマトリ
クスとならない。
【0055】この実施例5および比較例6の樹脂組成物
の粒子構造を示す顕微鏡写真を図3および図4にそれぞ
れ示す。
【0056】[射出成形の条件] 成形機 IS−90B(東芝機械(株)製) 射出圧力 1,000kg/cm2 成形温度 230〜270℃ 金型温度 50℃
【0057】[試験・測定方法] (1)定荷重押出式レオメーター(島津製作所製)を用
い、(A)成分と(C)成分の混合物と(B)成分につ
いて、200〜300℃の範囲で溶融温度を測定した。
(A)成分と(B)成分の混合物の溶融粘度が(B)成
分の溶融粘度の1/3以下のものを○、それ以外を×と
した。
【0058】(2)メルトフローレート(MFR) JIS K−6760、6758に従って測定した。
【0059】(3)曲げ弾性率 ASTM D−790に従って測定した。
【0060】(4)アイゾット衝撃強度 JIS K−6758に従って測定した。
【0061】(5)荷重たわみ温度(HDT) JIS K−7207に従って測定した。
【0062】(6)飽和吸水率 ASTM D−570に従って測定した。
【0063】(7)フローマーク 100mm×200mm×3mmの形状を持つ金型に、
次に示す条件で試料を射出成形し、成形物を目視で判断
した。 射出成形の条件 成形機 IS−90B(東芝機械(株)製) 射出圧力 1,000kg/cm2 成形温度 180〜260℃ 金型温度 50℃ 目視の判断として、よい順番に◎、○、△、×までの4
段階評価とした。
【0064】(8)マトリクス/ドメインの観察 2mm厚の平板をヒートプレスにより作成し、断面を走
査型電子顕微鏡で観察した。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】
【発明の効果】上述のように本発明の製造方法によって
得られる樹脂組成物は、樹脂自身の優れた機械的強度、
熱的性質および成形加工性、経済性を保持しつつ、組成
物表面の化学的特性を著しく改善し、また接着性および
反応性を飛躍的に向上させることができ、塗装性も著し
く改良することができる。
【0069】また、本発明の製造方法により得られる樹
脂組成物のように、ポリアミド系樹脂がマトリックスと
なることは、ポリアミド系樹脂の量がポリオレフィン系
重合体よりも少ないときに特に意味がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例5の溶融粘度と剪断強度の関係を示す
グラフ。
【図2】 比較例6の溶融粘度と剪断強度の関係を示す
グラフ。
【図3】 実施例5の樹脂組成物の粒子構造を示す顕微
鏡写真。
【図4】 比較例6の樹脂組成物の粒子構造を示す顕微
鏡写真。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)〜(C)の成分: (A)ポリアミド系樹脂、(B)ポリオレフィン系重合
    体、(C)相溶化剤、からなる樹脂組成物の製造方法に
    おいて、(A)成分と(C)成分の混合物の溶融粘度
    が、同一温度、同一剪断速度、同一混練機での(B)成
    分の溶融粘度の1/3以下の条件で(A)〜(C)成分
    を混練することにより、(A)成分がマトリックス、
    (B)成分がドメインとなることを特徴とする樹脂組成
    物の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記(A)成分と(C)成分を混合し、
    次に(B)成分を混合する請求項1に記載の樹脂組成物
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 (B)成分を(A)成分より多く配合す
    る請求項1または2に記載の樹脂組成物の製造方法。
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