JPH07179124A - 自動車用固定窓 - Google Patents

自動車用固定窓

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Publication number
JPH07179124A
JPH07179124A JP32748893A JP32748893A JPH07179124A JP H07179124 A JPH07179124 A JP H07179124A JP 32748893 A JP32748893 A JP 32748893A JP 32748893 A JP32748893 A JP 32748893A JP H07179124 A JPH07179124 A JP H07179124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window glass
hard plate
automobile
elastic seal
body panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP32748893A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kano
利幸 加納
Takanobu Kondo
隆宣 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP32748893A priority Critical patent/JPH07179124A/ja
Publication of JPH07179124A publication Critical patent/JPH07179124A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車固定窓ガラスの脱落を防止する。 【構成】窓ガラス1の周縁部に固着した弾性シール体2
に組み込む硬質プレート3にネジ孔を設け、この窓ガラ
スを自動車開口部に嵌め込んだ状態で、開口部のボディ
パネル4と前記ネジ孔付き硬質プレートとをネジ止めし
固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用固定窓に関し、
さらに詳しくは脱落防止構造を有する自動車用固定窓に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車窓には開閉可能なものと固定式の
ものとがある。従来この固定式窓の取り付け構造とし
て、図3のように窓ガラス1の周縁部に一体成形した弾
性シール体2に硬質プレート7を埋設しておき、この窓
ガラスを自動車開口部のボディパネル4およびフレーム
モール6に、前記弾性シール体を介して取り付け、窓ガ
ラスに外力が付加したとき前記硬質プレートにより弾性
シール体の変形を抑制し、窓ガラスの離脱を防ぐものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法では窓ガラス
は単にボディプレートおよびフレームモールに嵌め込ま
れているだけであるので、弾性シール体および硬質プレ
ートを大きく変形させるような外力が内側からかかる
と、ボディプレートから離脱し、そして離脱した窓ガラ
スは何の束縛もないので、脱落してしまうという問題点
があった。
【0004】自動車用窓ガラスとしてより高い安全性を
得るためには、自動車の開口部に取り付けた窓ガラスが
離脱あるいは脱落しにくいことが重要である。一方、そ
の取り付けに当たっては、材料、形状、外観など自動車
固定窓としての固有の制約あるいは特質のほか、取り付
けの作業性の問題もあるので、これらの調和を図りなが
ら脱落を防止できるような取り付け構造を考えなければ
ならない。
【0005】本発明の目的は、従来の自動車固定窓にお
ける脱落の問題点を解消して安全性、信頼性の高い窓ガ
ラスを得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、窓ガラスの周縁部に
固着した弾性シール体にネジ孔付き硬質プレートを一体
的に組み込み、この窓ガラスを自動車開口部に嵌め込ん
だ状態で、開口部のボディパネルと前記ネジ孔付き硬質
プレートとをネジ止めすることにより、自動車用固定窓
の脱落を防止するものである。
【0007】すなわち、本発明は窓ガラスの周縁部に形
成する弾性シール体に設けられる硬質プレートにネジ孔
を設け、自動車開口部のボディパネルとこの硬質プレー
トとをネジ止めすることにより、弾性シール体を介して
窓ガラスを強固に固定し、脱落を防止することを特徴に
している。
【0008】本発明において、弾性シール体は窓ガラス
の周縁にシール、取り付け手段、外観化粧などの多機能
目的で設けられる合成樹脂部材で、適度の硬さを有する
成形体として通常は射出成形あるいはRIM成形などに
より直接ガラスの周縁部に一体成形される。ネジ孔付き
硬質プレートは、この一体成形の際にあらかじめ成形型
の所定の位置にセットしておき、弾性シール体を窓ガラ
スの周縁に成形するのと同時に、前記ネジ孔を露出させ
た状態でこの弾性シール体に組み込む。しかし、弾性シ
ール体はネジ孔付き硬質プレートを組み込んだ状態で別
成形しておき、これを窓ガラスの周縁に後付け方法で接
着することもできる。
【0009】本発明において窓ガラスの周縁に固着した
弾性シール体とは、これら一体成形と後付けの両方法に
より形成されるものの総称である。実際には、後者の後
付け方法はどうしても工程数が増加することから、前者
の一体成形の方が有利である。
【0010】ネジ孔付き硬質プレートは、金属あるいは
エンジニアリングプラスチックスなどの強度と加工性を
有する材料から形成され、その形態、組み込み位置ある
いは数は、窓ガラス形状や取り付け方式などにより適宜
に選択される。自動車後部サイドに設けられる比較的小
さい固定窓の場合には、窓ガラスの選択された辺位に通
常1乃至2個設ければよい。
【0011】なお、ネジ孔は硬質プレートに対し通常1
つ設けるが、複数のネジ孔を設けて複数カ所でネジ止め
するようにしてもよい。また、このネジ孔付き硬質プレ
ートは、前記したように弾性シール体に一体となってお
り、かつ弾性シール体が適度の硬さを有しているので、
ネジ止め機能の一部もしくは全部を弾性シール体に委ね
ることもできる。
【0012】一方、ボディパネルの材質および形状など
は従来と実質的に同じものでよいが、弾性シール体に組
み込んだ前記硬質プレートのネジ孔に対応する位置に、
ネジ止め時に使用する孔が設けられる。この孔は当然ネ
ジ寸法に合わせて形成され、ネジ止めの作業性をよくす
るために、通常は硬質プレートの周辺方向の寸法より大
きくした長孔が望ましい。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面にしたがって説明
する。
【0014】図2は本発明にかかわる固定窓ガラスの一
例で、全体形状は略三角形状をしている。図において、
1は窓ガラス、2はこの窓ガラス1の周縁に射出成形で
一体成形したPVC製の弾性シール体、3はこの弾性シ
ール体の所定位置に組み込んだネジ孔付き硬質プレート
である。この三角形状の窓ガラスの場合、前記孔付き硬
質プレート3は、窓ガラス1の差し込みで取り付けする
ことができない斜辺部のほぼ中央に、便宜的に1つ設け
ている。
【0015】図1はかかる窓ガラス1を自動車開口部に
取り付けしたときの、図2A−Aにおける断面図を示
す。図から明らかなように弾性シール体2に組み込まれ
た硬質プレート3には、ボディパネル4側にネジ孔が設
けられている。そして、このネジ孔付き硬質プレート3
はその一部が弾性シール体中に埋設し、かつ弾性シール
体2と一体構造になっているので、弾性シール体2に堅
固に固定される。
【0016】一方、ボディパネル4には上記硬質プレー
ト3のネジ孔に対応する位置に、ネジ5用の孔が設けら
れており、かつその外側にはフレームモール6が被着さ
れる。このフレームモールは従来のものと同じように自
動車の開口部に篏着され、その内側の前記ボディパネル
4とともに窓ガラス1を取り付け固定できるようになっ
ている。
【0017】かくして車体にセットされた状態におい
て、ネジ止めする箇所のフレームモール6をボディパネ
ル4から一時的に剥離して、ボディパネル4と硬質プレ
ート3とをネジ5により固定する。この際、ネジ5は弾
性シール体2に対しても螺合されるので、ネジ止めは一
層強固になりかつ運転時の振動等による弛緩をも防止で
きる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上記述したように弾性シー
ル体2に設けられている硬質プレートをボディパネルに
ネジ止めしているので、窓ガラス1に外力が加わっても
自動車開口部から外れて脱落することはない。しかも、
ネジ止め部分だけの少ないスペースでボディパネルに固
定できるので、非常にコンパクトな構造で窓の脱落を防
止できる。更に、弾性シール体自身でもネジ止め効果が
得られるとともに、振動などによりネジが弛むのを防ぐ
ことが可能となるので、長期間にわたりこのネジ止め固
定を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車窓ガラス取り付け構造を示
す断面図で、図2のA−A部を示す。
【図2】本発明に係る自動車窓ガラスの正面図。
【図3】従来の自動車窓ガラス取り付け構造を示す断面
図。
【符号の説明】
1:窓ガラス 2:弾性シール体 3:ネジ孔付き硬質プレート 4:ボディパネル 5:ネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスの周縁部に固着した弾性シール体
    に組み込む硬質プレートにネジ孔が設けてあり、この窓
    ガラスを自動車開口部に嵌め込んだ状態で、開口部のボ
    ディパネルと前記ネジ孔付き硬質プレートとをネジ止め
    した自動車用固定窓。
  2. 【請求項2】ネジ孔付き硬質プレートを組み込んだ状態
    で、弾性シール体を窓ガラスの周縁部に一体成形した請
    求項1記載の脱落防止構造を有する自動車用固定窓。
JP32748893A 1993-12-24 1993-12-24 自動車用固定窓 Pending JPH07179124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32748893A JPH07179124A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 自動車用固定窓

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32748893A JPH07179124A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 自動車用固定窓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07179124A true JPH07179124A (ja) 1995-07-18

Family

ID=18199720

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32748893A Pending JPH07179124A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 自動車用固定窓

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JP (1) JPH07179124A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120630A (ja) * 2008-10-24 2010-06-03 Aisin Seiki Co Ltd 車両用クォータウィンドウ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120630A (ja) * 2008-10-24 2010-06-03 Aisin Seiki Co Ltd 車両用クォータウィンドウ

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