JPH0717873Y2 - 変速機のリバースアイドラギヤ支持装置 - Google Patents

変速機のリバースアイドラギヤ支持装置

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JPH0717873Y2
JPH0717873Y2 JP1988113710U JP11371088U JPH0717873Y2 JP H0717873 Y2 JPH0717873 Y2 JP H0717873Y2 JP 1988113710 U JP1988113710 U JP 1988113710U JP 11371088 U JP11371088 U JP 11371088U JP H0717873 Y2 JPH0717873 Y2 JP H0717873Y2
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JP
Japan
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reverse idler
transmission
idler shaft
gear
shaft
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秀明 清水
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Suzuki Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は変速機のリバースアイドラギヤ支持装置に係
り、特に車両用変速機を後退状態に切り換えるリバース
アイドラギヤをリバースアイドラシャフトに固定させ、
このリバースアイドラシャフトの支持を果たす変速機の
リバースアイドラギヤ支持装置に関する。
[従来の技術] 車両用変速機には、例えば1速〜5速、あるいはリバー
ス状態に切換を行うべく各種ギヤが設けられており、こ
れらギヤのいずれか1つを変速レバーの操作によって選
択し、所望の変速状態に切換操作している。
前記変速機は、第4図に示す如く、トランスミッション
ケース128とクラッチハウジング130間にリバースアイド
ラシャフト134が装着され、このリバースアイドラシャ
フト134にはリバースアイドラギヤ132が固定されてい
る。
また、前記変速機のリバースアイドラギヤ支持装置とし
ては、実公昭60-39575号公報に開示されるものがある。
この公報に開示される変速機のリバースアイドルギヤ支
持装置は、リバースアイドラシャフトの中空室にブリー
ザ通路を設け、加工工数の減少を果たしている。
更に、実公昭62-12121号公報に開示されるものがある。
この公報に開示される歯車支持軸の取付け構造は、歯車
支持軸の軸方向に対して直交する方向の止めボルトをミ
ッションケースに螺着され、この止めボルトの先端を挿
支部に嵌合させて歯車支持軸の抜け止めを果たすととも
に、歯車支持軸の中間に形成される鍔の外周に係合する
回動規制体を設け、歯車支持軸の回り止めを果たしてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来の変速機のリバースアイドラギヤ支持装
置においては、第4図に示す如く、前記トランスミッシ
ョンケース128に貫通孔136を穿設するとともに、前記ク
ラッチハウジング130に穴部138を形成し、前記リバース
アイドラシャフト134の一端134aを穴部138に挿入させる
とともに、他端134bに大径の支持部140を一体的に設
け、この支持部140を前記貫通孔136部位に固定具たる固
定ボルト144により固定させている。
しかし、前記リバースアイドラシャフト134の組み付け
時に、リバースアイドラシャフト134の他端134bに設け
た支持部140が3、4速切換用ハイスピードスリーブ124
の外周部位に接触するおそれがあり、組み付け作業が困
難となり、作業性が著しく低下するという不具合があっ
た。
このため、第5、6図に示す如く、前記ハイスピードス
リーブ124側に位置する支持部140の外周部位の径を略半
円周分だけ小とし、組み付け作業時のハイスピードスリ
ーブ124とリバースアイドラシャフト134の他端134bとの
接触を防止している。
しかし、リバースアイドラシャフト134の取付時にリバ
ースアイドラシャフト134の位置決めを果たすべく、第
5図に示す如く、けがき等による目印200や、第6図に
示す如く、リバースアイドラシャフト134の回り止め用
ピン202が必要となり、目印やピンなどの部品点数が増
加するとともに、各種加工行程数が増加し、製作が困難
となってコストが大となり、経済的に不利であるという
不都合がある。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去するため
に、変速機のリバースアイドラギヤ支持装置のリバース
アイドラシャフトの組み付け時に3、4速切換用ハイス
ピードスリーブへの接触を防止するとともに位置決めを
果たすべくハイスピードスリーブの外周形状に合致する
円弧状に切除した逃げ部をリバースアイドラシャフトの
他端に形成したことにより、リバースアイドラシャフト
の組み付け作業時のリバースアイドラシャフトとハイス
ピードスリーブとの接触を確実に防止でき、作業性を向
上し得るとともに、逃げ部によってリバースアイドラシ
ャフトの位置決めが果たされ、位置決め用加工が不要と
なり、構成を簡略化でき、コストを低減し得る変速機の
リバースアイドラギヤ支持装置を実施するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、リバースアイド
ラギヤを固定したリバースアイドラシャフトの一端をク
ラッチハウジングに形成した穴部に挿入させるとともに
他端をトランスミッションケースにより支持する変速機
のリバースアイドラギヤ支持装置において、前記リバー
スアイドラシャフトの組み付け時に3、4速切換用ハイ
スピードスリーブへの接触を防止するとともに位置決め
を果たすべくハイスピードスリーブの外周形状に合致す
る円弧状に切除した逃げ部を前記リバースアイドラシャ
フトの他端に形成したことを特徴とする。
[作用] 上述の如く構成したことにより、リバースアイドラシャ
フトの組み付け作業時には、リバースアイドラシャフト
の他端に形成した円弧状の逃げ部によってリバースアイ
ドラシャフトとハイスピードスリーブとの接触を防止
し、作業性を向上させるとともに、リバースアイドラシ
ャフトの位置決め用加工を不要とし、構成を簡略化して
コストを低減させている。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜3図はこの考案の実施例を示すものである。第3
図において、2は例えば5速仕様の車両用手動変速機、
4は減速・前輪用差動機、6はトランスファである。
前記手動変速機2は、図示しない内燃機関からの駆動力
を入力する入力軸8と、この入力軸8の回転力を前記差
動機4に伝達させるカウンタ軸10とを有し、前記入力軸
8とカウンタ軸10とには、1速用第1歯車12と、2速用
第2歯車14と、3速用第3歯車16と、4速用第4歯車18
と、5速用第5歯車20と、1、2速切換用ロースピード
スリーブ22と、3、4速切換用ハイスピードスリーブ24
と、5速スリーブ26とが夫々固着されている。
すなわち、前記入力軸8に、入力側つまり第3図におい
て右側から1速用第1歯車12と、3速用第3歯車16と、
3、4速切換用ハイスピードスリーブ24と、5速スリー
ブ26とが順次設けられるとともに、前記カウンタ軸10に
は、第3図において右側から1、2速切換用ロースピー
ドスリーブ22と、2速用第2歯車14と、4速用第4歯車
18と、5速用第5歯車20とが順次設けられている。
また、前記手動変速機2のトランスミッションケース28
とクラッチハウジング30間には、リバースアイドラギヤ
32を固定させたリバースアイドラシャフト34を設ける。
第2図に示す如く、前記トランスミッションケース28に
貫通孔36を穿設するとともに、前記クラッチハウジング
30には図示しないクラッチ側に突出すべく穴部38を形成
する。
そして、前記リバースアイドラシャフト34の一端34aを
穴部38に挿入させるべく形成するとともに、他端34bに
大径の支持部40を一体的に形成し、この支持部40に取付
孔部42を穿設する。取付孔部42には前記貫通孔36をトラ
ンスミッションケース28の外側から貫通する固定具たる
固定ボルト44を螺合させて固定すべく設けられる。
このとき、前記支持部40には、前記リバースアイドラシ
ャフト34の組み付け作業時に前記3、4速切換用ハイス
ピードスリーブ24への接触を防止するとともに位置決め
を果たすべく円弧状に切除した逃げ部46を設ける。
詳述すれば、この逃げ部46は、第1、2図に示す如く、
前記リバースアイドラシャフト34の支持部40のハイスピ
ードスリーブ24側の外周を、ハイスピードスリーブ24の
外周形状に合致すべく凹弧面たる逆円弧状、つまり円弧
状に切除している。すなわち、第1図から明らかな如
く、逃げ部46は、ハイスピードスリーブ24の外径に対し
て同芯円形状を有している。
また、前記貫通孔36及び取付孔部42は、位置決めを果た
すべく、リバースアイドラシャフト34の組み付け作業時
に各孔部が一致する位置に形成されている。
次に作用について説明する。
前記リバースアイドラシャフト34の組み付け時に、前記
クラッチハウジング30の穴部38にリバースアイドラシャ
フト34の一端34aを挿入させ、トランスミッションケー
ス28とクラッチハウジング30とを所定部位において図示
しない固定具により固定するとともに、前記トランスミ
ッションケース28の貫通孔36に固定ボルト44によってリ
バースアイドラシャフト34の他端34bの支持部40を固定
させる。
これにより、前記支持部40に形成される円弧状の逃げ部
46によって前記3、4速切換用ハイスピードスリーブ24
と支持部40との接触を防止でき、リバースアイドラシャ
フト34の組み付け作業を容易に果たし得て、作業性を向
上させることができ、実用上有利である。
また、前記支持部40の円弧状の逃げ部46によって貫通孔
36と取付孔部42とを確実に一致させることができること
により、リバースアイドラシャフト34の位置決めを正確
に行い得て、けがき等による目印や、リバースアイドラ
シャフト34の回り止め用ピンが不要となり、目印やピン
などの部品点数を減少できるとともに、各種加工行程数
をも減少でき、製作が容易となってコストを低減させる
ことができ、経済的に有利である。
なお、この考案は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この考案の実施例においては、前記支持部を円
弧状に切除して逃げ部を形成したが、第3、4速切換用
ハイスピードスリーブと支持部との接触を防止できると
ともに、前記リバースアイドラシャフトの位置決めを果
たし得る形状であればよく、偏平状と円弧状とを併合さ
せた形状、あるいはその他の形状とすることもできる。
[考案の効果] 以上詳細に説明した如くこの考案によれば、変速機のリ
バースアイドラギヤ支持装置のリバースアイドラシャフ
トの組み付け時に3、4速切換用ハイスピードスリーブ
への接触を防止するとともに位置決めを果たすべくハイ
スピードスリーブの外周形状に合致する円弧状に切除し
た逃げ部をリバースアイドラシャフトの他端に形成した
ので、リバースアイドラシャフトの他端に形成される逃
げ部が3、4速切換用ハイスピードスリーブとリバース
アイドラシャフトとの接触を防止し得て、リバースアイ
ドラシャフトの組み付け作業を容易に果たし、作業性を
向上させ得て、実用上有利である。また、前記リバース
アイドラシャフトの他端の逃げ部によってリバースアイ
ドラシャフトの位置決めをすることができることによ
り、けがき等による目印やリバースアイドラシャフトの
回り止め用ピンが不要となり、目印やピンなどの部品点
数を減少させることができるとともに、各種加工行程数
をも減少し得て、製作が容易となり、コストを低減させ
得て、経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の実施例を示し、第1図は第2図
の矢視I部分の概略拡大図、第2図はリバースアイドラ
シャフトの取付状態を示す要部拡大断面図、第3図は車
両用変速機の要部切欠き断面図である。 第4〜6図はこの考案の従来技術を示し、第4図はリバ
ースアイドラシャフトの取付状態を示す要部拡大断面
図、第5図はハイスピードスリーブとリバースアイドラ
シャフトとの概略拡大図、第6図はハイスピードスリー
ブとリバースアイドラシャフトとの概略拡大図である。 図において、2は車両用手動変速機、4は減速・前輪用
差動機、6はトランスファ、8は入力軸、10はカウンタ
軸、12は1速用第1歯車、14は2速用第2歯車、16は3
速用第3歯車、18は4速用第4歯車、20は5速用第5歯
車、22は1、2速切換用ロースピードスリーブ、24は
3、4速切換用ハイスピードスリーブ、26は5速スリー
ブ、28はトランスミッションケース、30はクラッチハウ
ジング、32はリバースアイドラギヤ、34はリバースアイ
ドラシャフト、34aは一端、34bは他端、36は貫通孔、38
は穴部、40は支持部、42は取付孔部、44は固定ボルト、
46は逃げ部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リバースアイドラギヤを固定したリバース
    アイドラシャフトの一端をクラッチハウジングに形成し
    た穴部に挿入させるとともに他端をトランスミッション
    ケースにより支持する変速機のリバースアイドラギヤ支
    持装置において、前記リバースアイドラシャフトの組み
    付け時に3、4速切換用ハイスピードスリーブへの接触
    を防止するとともに位置決めを果たすベくハイスピード
    スリーブの外周形状に合致する円弧状に切除した逃げ部
    を前記リバースアイドラシャフトの他端に形成したこと
    を特徴とする変速機のリバースアイドラギヤ支持装置。
JP1988113710U 1988-08-30 1988-08-30 変速機のリバースアイドラギヤ支持装置 Expired - Lifetime JPH0717873Y2 (ja)

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JPH0234849U JPH0234849U (ja) 1990-03-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4506106B2 (ja) * 2003-06-11 2010-07-21 マツダ株式会社 変速機のアイドルギヤ支持構造
JP5867822B2 (ja) 2012-03-19 2016-02-24 スズキ株式会社 変速機のリバースアイドラ軸支持構造

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