JPH035715Y2 - - Google Patents

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JPH035715Y2
JPH035715Y2 JP1347385U JP1347385U JPH035715Y2 JP H035715 Y2 JPH035715 Y2 JP H035715Y2 JP 1347385 U JP1347385 U JP 1347385U JP 1347385 U JP1347385 U JP 1347385U JP H035715 Y2 JPH035715 Y2 JP H035715Y2
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transmission
shift
shaft
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JP1347385U
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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分〕 本考案は農用トラクタ等で代表される作業車に
搭載されて使用されるもので、詳しくはミツシヨ
ンケース内の同一伝動軸に、独立して伝動軸軸心
方向に摺動作動可能な複数のシフトスリーブを支
承するとともに、これらシフトスリーブに対する
各々のシフトフオークを前記伝動軸軸心に平行な
同一支軸に支承し、更に、前記ミツシヨンケース
外方に前記シフトフオークを駆動操作するシフト
操作レバーを前記伝動軸軸心に直交する軸心周り
で揺動可能に設け、これらシフトフオークとシフ
ト操作レバーとを前記軸心に平行な軸心周りで揺
動可能なカム機構付回転カムプレートを介して連
動連結してあり、もつて、前記回転カムプレート
のカム機構を、前記複数のシフトスリーブが同時
噛合いを起こさない所定パターンで摺動可能に形
成してある作業車の変速操作構造に関する。
〔従来の技術〕 この種の変速操作構造において、前記カムプレ
ートをミツシヨンケースに枢支するに、従来は、
第8図に示すように、前記カムプレート038に
支承用の枢支軸部038Aを突設するとともに、
ミツシヨンケース側カバー036内面に前記枢支
軸部038Aを嵌入支承可能なボス部036Bを
形成し、更に前記枢支軸部038A外周面に円周
凹溝057を形成するとともに、この枢支軸部0
38Aを前記ボス部036Bに嵌入支承した状態
で前記円周凹溝057に半径方向外方から係合離
脱可能な係止ピン058を前記ボス部に設け、も
つて、前記係止ピンの前記円周凹溝への係合作用
で、前記枢支軸部自身の軸心周りでの回転を許容
し乍ら、軸心方向への抜出しを防止するように構
成してあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記構成のものは、前記係止ピンを前
記ボス部に固定保持する為ネジ止め構造を採るの
が一般的であるが、この場合には前記ピンを固定
するに専用の締付工具が必要であるとともに、機
体振動等の影響を受けないように緩み止め機構を
施こさねばならず、構造が複雑になる欠点もあつ
た。
本考案の目的は簡単な構造であり乍ら、確実な
抜止め構造を得られるものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は前記カムプレートのミ
ツシヨンケースへの枢支軸部の外周に1つの突起
を設けるとともに、前記ミツシヨンケース側ボス
部内周面に、前記突起の前記枢支軸部の挿入にか
かる移動を許容する凹溝、及び、前記凹溝の終端
に前記枢支軸部の軸心周りでの回動を許容する円
周凹溝を設け、前記凹溝を、前記カムプレートの
その揺動基準位置から360゜に満たない回転作動位
相以外の非作動位相部分に設定してある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、前記シフト操作レバーの切換作動に連
動する前記回転カムプレートの回転角が360゜に満
たない点に着目して、前記枢支軸部を前記ボス部
に挿入した作用状態では、前記突起と円周凹溝と
の係合作用によつて、枢支軸部の軸心周りでの回
転を許容し乍ら抜止めが行えるとともに、前記枢
支軸部をボス部に対して取付・取外す作業を行う
場合には前記凹溝と突起とを一致係合させて行え
ばよい。よつて、前記凹溝を形成しているが、前
記回転カムプレートの非作動位相部分に設けてあ
るので回転カムプレートが作用姿勢で抜出すこと
はない。
従つて、抜止めにかかる機構として、双方に突
起と係合用の凹溝を設けるだけでよく、又、取付
取外しも突起を凹溝に沿つて挿入し、挿入端で円
周凹溝に係合させて基準位置に回転させるだけの
簡単な操作でよく、従来構造のようにピンを締込
む為の工具を必要とすることもなく、特別な緩み
止め機構として構造の複雑さを招来する機構も必
要としない。
〔考案の効果〕
その結果、前記回転カムプレートの取付取外し
が容易・迅速に行えるようになるとともに、その
為の構造も本来構成部品に大幅な改造を要するこ
となく、簡易な構造のものにできた。
〔実施例〕
第7図に示すように、機体フレーム1の前部に
エンジン2及びエンジン2後端に連結した主クラ
ツチハウジング4を搭載するとともに、後部にミ
ツシヨンケース3を設置し、前記機体フレーム1
の中間部上方に左右方向一杯に略扁平なデツキ4
8を張設して操縦部49を形成した機体を前後車
輪5,6で支持して走行可能な、かつ、機体後端
に耕耘装置等の対地作業装置を昇降駆動するリフ
トアーム7及び前記作業装置に動力伝達する後
PTO軸8を突設して対地作業可能な作業車の一
つである農用トラクタを構成してある。
第5図及び第6図に示すように、ミツシヨンケ
ース3内の伝動構造を詳述すると、入力軸9に対
して第1伝動軸10を軸心を一致させた状態で相
対回転可能に連結するとともに、第1伝動軸10
の下方に第2伝動軸11及び第3伝動軸12を配
置して、第1伝動軸及び第2伝動軸11との間に
PTO変速機構13、かつ、第2伝動軸11と第
3伝動軸12との間に主変速機構14を設けてあ
る。前記第3伝動軸12と同軸心に相対回転自在
に連設された第4の伝動軸15、及び、この第4
伝動軸15の上方に、後輪デフ機構16への出力
ギヤ17を嵌着した第5伝動軸18を夫々配置し
て、第3伝動軸12と第4伝動軸15との間に前
後進切換機構19及び第4伝動軸15と第5伝動
軸18との間に副変速機構20を夫々設けてあ
る。そして、前記第1伝動軸10の後端にはトル
クリミツタ21を介してPTO系伝動軸22を連
動連結するとともに、このPTO系連動軸22を
後輪デフ機構16上方迂回する状態で後方に延出
し、この延出端に減速機構23を介して後PTO
軸8を連動連結してある。ミツシヨンケース3下
端には前車輪5への出力軸24を配置するととも
に、この出力軸24の後端に設けられたシフトギ
ヤ50の切換作動によつて、後輪6による2輪駆
動と前後輪5,6による4輪駆動とに切換可能に
構成してある。
第5図及び第6図に示すように、前記主変速機
構14について更に詳述すると、第3伝動軸12
に大小3つのギヤ51,52,53を遊嵌支承す
るとともに、小径ギヤ53と中間径ギヤ52との
間に第1シフトスリーブS1を設け、更に、前記大
径ギヤ51と前記副変速機構20への出力ギヤ5
4との間に第2シフトスリーブS2を設け、もつ
て、第1、第2シフトスリーブS1,S2の1つだけ
の作動によつて、このシフトスリーブを前記大小
3つのギヤ51,52,53の一つと択一咬合さ
せ、同時噛合を防止し乍ら、3速に切換可能に構
成してある。前記出力ギヤ54は図外のアイドル
ギヤ及び前記出力軸に遊嵌された中間ギヤ40を
介して副変速機構20の入力ギヤ55に連動さ
れ、前後進切換機構19のシフトスリーブの切換
作動によつて、伝動状態を切換えるように構成し
てある。
次に主変速機構の操作構造について説明する。
第1図乃至第4図に示すように、主変速機構9の
二つのシフトスリーブS1,S2を操作するシフトフ
オーク30,31は共通の固定支軸32に摺動自
在に支持されるとともに、夫々に回転ローラから
なるカムフオロア33,34がケース外方に向け
て装着されている。ミツシヨンケース3の左側壁
には大きい開口35が形成され、これを蓋するカ
バー36に、前記カムフオロア33,34を係入
するカム溝37が側面に形成されたデイスク状の
回転カムプレート38が軸心Z周りに揺動可能に
軸支されている。また、カバー36には外部から
回動操作される操作軸39が支承されるととも
に、この軸39と回転カムプレート38の枢支軸
部38Aとが大小ギヤ41,42からなるギヤ機
構29によつて増速連動されている。そして、前
記操作軸39の外端に取付けたアーム43が第3
図中に示すP1位置で前記第1速、P2位置で第2
速、P3位置で第3速、かつ、各N位置で中立が
得られるように前記カム溝37の形状が設定され
ている。又、ミツシヨンケース3の上方に取付け
たフレーム44にレバー支軸45が横架固定さ
れ、これの左側端部で前記第3伝動軸軸心Xに直
交する軸心Y周りで揺動可能に支承したシフト操
作レバーの一つである主変速レバー46と前記ア
ーム43とをロツド47で連係し、主変速レバー
46の前後直線揺動で3段の主変速操作を行うよ
う構成されている。
尚、図中28は副変速機構20用操作レバー、
27はPTO変速機構13用操作レバーである。
前記操作軸39の一端に嵌着された大径ギヤ4
1には前記主変速レバー46の作動回転角に対応
したギヤ部41Aが略半周を閉める状態で設けら
れ、残りの半周部分に対応する外周面に半径方向
内方に向けて凹入する係合孔41aが設けられて
いる。この係合孔41aに対応して、前記カバー
36の内壁面36Aにスプリングボール機構26
を内装し、前記主変速レバー46の切換操作に連
動して、前記ボール26と係合孔41aの嵌係合
作用によつて、前記主変速レバー46の操作位置
を保持解除可能なデテント機構25を構成してあ
る。
第1図及び第2図に示すように、前記回転カム
プレート38に枢支軸部38Aを突設するととも
に、前記カバー36内壁面36Aに前記枢支軸部
38Aを嵌入保持するボス部36Bを設けてあ
る。そして、このボス部36Bの内周面36a
に、このボス部36Bの軸心方向に平行な凹溝3
6bを形成するとともに、この凹溝36bの終端
部に円周方向に沿つた円周凹溝36cを前記凹溝
36bと連通する状態で形成してある。従つて、
前記枢支軸部38A外周面に、前記枢支軸部38
Aを前記ボス部36Bに挿入保持する状態で、前
記凹溝36b及び円周凹溝36cに係合相対摺動
可能なボール56を枢支軸部38Aの外周面から
突出する状態で嵌入保持して設け、もつて、前記
枢支軸部38Aをボス部36Bに挿入して、終端
位置で円周凹溝36cに沿つて回転させることに
よつて、前記回転カムプレート38を揺動基準位
置にセツト可能である。しかも、前記凹溝36b
は前記カムプレート38の前記揺動基準位置Aか
らの360゜に満たない回転作動位相以外の非作動位
相部分に設定してあるので、前記カムプレート3
8の揺動作動にかかわらず、前記枢支軸部38A
がボス部36Bから抜け出すことを防止できる。
〔別実施例〕
(イ) 前記ボール56の替わりに、前記枢支軸部3
8Aから一体に突設する突設部を設けて突起に
構成してもよい。
(ロ) 上記実施例のものはトラクタ以外の運搬車等
の作業車に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の変速操作構造の実
施例を示し、第1図は回転カムプレートの枢支軸
部をカバーボス部に装着した状態を示す縦断面
図、第2図は回転カムプレートと拡大ギヤ機構の
縦断側面図、第3図は第2図の−線断面図、
第4図はミツシヨンケース外側面に設けられた操
作レバーを示す側面図、第5図は主変速機構の作
動状態を示す縦断面図、第6図はミツシヨンケー
ス内伝動機構の概略図、第7図はトラクタの側面
図、第8図は回転カムプレートの枢支軸部をカバ
ー部に装着した従来の状態を示す縦断面図であ
る。 3……ミツシヨンケース、12……同一伝動
軸、30,31……シフトフオーク、32……支
軸、36B……ボス部、36a……内周面、36
b……凹溝、36c……円周凹溝、38……回転
カムプレート、38A……枢支軸部、46……シ
フト操作レバー、56……突起、X,Y,Z……
軸心、S1,S2……シフトスリーブ、A……揺動基
準位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミツシヨンケース3内の同一伝動軸12に、独
    立して伝動軸軸心X方向に摺動作動可能な複数の
    シフトスリーブS1,S2を支承するとともに、これ
    らシフトスリーブS1,S2に対する各々のシフトフ
    オーク30,31を前記伝動軸軸心に平行な同一
    支軸32に支承し、更に、前記ミツシヨンケース
    3外方に前記シフトフオーク30,31を駆動操
    作するシフト操作レバー46を前記伝動軸軸心X
    に直交する軸心Y周りで揺動可能に設け、これら
    シフトフオーク30,31とシフト操作レバー4
    6とを前記軸心Yに平行な軸心Z周りで揺動可能
    なカム機構37付回転カムプレート38を介して
    連動連結してある作業車の変速操作構造におい
    て、前記カムプレート38のミツシヨンケース3
    への枢支軸部38Aの外周に1つの突起56を設
    けるとともに、前記ミツシヨンケース3側ボス部
    36B内周面36aに、前記突起56の前記枢支
    軸部38Aの挿入にかかる移動を許容する凹溝3
    6b、及び、前記凹溝36bの終端に前記枢支軸
    部38Aの軸心Z周りでの回動を許容する円周凹
    溝36cを設け、前記凹溝36bを、前記カムプ
    レート38のその揺動基準位置Aから360゜に満た
    ない回転作動位相以外の非作動位相部分に設定し
    てある作業車の変速操作構造。
JP1347385U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH035715Y2 (ja)

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