JPH0717849A - しわ改善剤及び角化改善剤 - Google Patents

しわ改善剤及び角化改善剤

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JPH0717849A
JPH0717849A JP4132494A JP4132494A JPH0717849A JP H0717849 A JPH0717849 A JP H0717849A JP 4132494 A JP4132494 A JP 4132494A JP 4132494 A JP4132494 A JP 4132494A JP H0717849 A JPH0717849 A JP H0717849A
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幸浩 大橋
Taketoshi Fujimori
健敏 藤森
Akira Kawamata
章 川俣
Yukihiro Yada
幸博 矢田
Kazuhiko Higuchi
和彦 樋口
Yoshinori Takema
吉則 武馬
Tsutomu Fujimura
努 藤村
Genji Imokawa
玄爾 芋川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(1)又は(2) (式中、R1 はヘテロ原子を含んでいてもよい、鎖C1
〜C40の炭化水素基を、R2 ,R3 はC1 〜C3 の2価
の炭化水素基を、R4 は水素又はC1 〜C3 の炭化水素
基を、R5 は水素原子、C1 〜C3 の炭化水素基又は−
P(O)(OH)2 を、R6 は水素原子又は1個以上の
水酸基を有していてもよいC1 〜C3 の炭化水素基を、
7 ,R8 は1〜3個の水酸基を有していてもよいC1
〜C3 の炭化水素基を、Yは水酸基、アルコキシ基、リ
ン酸基、カルボキシル基等の基を1個以上有するC1
10の炭化水素基を示す)で表わされるアミン誘導体か
らなるしわ改善剤又は角化改善剤。 【効果】 しわの発生抑制及び消滅作用に優れるととも
に不全角化、表皮肥厚、脂質代謝異常に対し抑制作用を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚外用剤に関し、更に
詳しくは、しわの予防・改善効果に優れ、皮膚の正常な
機能維持を可能にし抗フケ効果や日焼け後の改善効果に
優れる皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
健康で美しい肌を保つことが、老若男女を問わず、重大
な関心事となっている。ところが、肌は、温湿度、紫外
線、化粧品、加齢、疾病、ストレス、食習慣等により微
妙な影響を受け、そのため、肌の諸機能(生体からの水
分等の損失を防ぎ、体温の恒常的維持を司どる機能、外
界からの物理的・化学的刺激及び種々の細菌からの身体
保護機能、皮膚の弾力性を保持し、表面形態を決定する
機能等)の減退、肌の老化など、種々のトラブルが発生
する。
【0003】これらのうち、真皮のトラブルの1つであ
るしわは、加齢や太陽光線による皮膚の老化により発生
する。すなわち、真皮の線維組織を作る細胞は太陽光線
への露出や年齢の増加とともに小さくかつ少なくなり、
特にコラーゲン線維が大きく失われ、真皮の退化、皮下
脂肪組織の減少などにより皮膚が老化し、これが主にし
わ、弛緩及び弾力性喪失の原因となる。
【0004】従来、このような老化作用によるしわを抑
制したり、治療したりするために、種々の組成物や方法
が提案されている(特開昭62−185005号公報、
特開昭62−502546号公報、特開平2−7215
7号公報、特開平2−288822号公報等)。
【0005】しかし、これらはいずれも、満足のいくし
わ改善効果を奏するものではなかった。
【0006】一方、表皮における乾性、脂性肌、フケ症
等の尋常性の皮膚トラブルは、外環境の変化(季節変
化、紫外線等)や生理機能の変動(加齢や疾患に伴う)
といった生体に作用する体内外の因子による皮膚組織の
機能異常、これらにより誘起される皮膚肥厚や不全角化
等により発生する。このような皮膚トラブルを予防、改
善する主たる試みとしては、合成あるいは天然の保湿成
分の塗布により皮膚の乾燥を防ぎ皮膚の保湿能を高める
方法、血行促進剤の塗布により血行促進を改善する方法
等がなされてきた。
【0007】しかし、これらの方法は種々の皮膚トラブ
ルの予防、改善効果、その持続性、薬剤の安定性・安全
性等の点で、種々の問題を有している。すなわち、これ
らの方法は、一般に、表皮、特に角層表面の水分を補給
するもの又は保湿成分の一部を補うものであることか
ら、その効能及び効果は一時的なものであり、永続的な
皮膚の改善は期待できないものであった。
【0008】そこで、しわの発生を抑制し、かつ消滅せ
しめる作用に優れ、一方、皮膚の不全角化、表皮肥厚、
脂質代謝異常等に対し顕著な抑制作用を有する物質の開
発が望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、後述する特定のアミン誘導
体が、しわ改善及び角化改善に顕著な作用を示すことを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、下記一般式(1)又
は(2):
【0011】
【化4】
【0012】〔式中、R1 はヘテロ原子を含んでいても
よい、炭素数1〜40の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水
素基を示し、R2 及びR3 はそれぞれ炭素数1〜3の2
価の炭化水素基を示し、R4 は水素原子又は炭素数1〜
3の炭化水素基を示し、R5 は水素原子、炭素数1〜3
の炭化水素基又は
【0013】
【化5】
【0014】を示し、R6 は水素原子又は1若しくは2
以上の水酸基を有していてもよい炭素数1〜10の炭化
水素基を示し、R7 及びR8 はそれぞれ1〜3個の水酸
基を有していてもよい炭素数1〜3の炭化水素基を示
し、Yは水酸基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキルオ
キシ基、リン酸残基、カルボキシル基及びアルコキシカ
ルボニル基からなる群より選ばれる1又は2以上の基を
有する炭素数1〜10の炭化水素基を示す。但し、式
(1)において、R2 とR3 がともに-CH2- 、R4 とR
5 がともに水素原子、かつYが式(a):
【0015】
【化6】
【0016】(式中、R9 、R10、R11、R12はR6
同義である)である場合を除く〕で表わされるアミン誘
導体からなるしわ改善剤及び角化改善剤を提供するもの
である。
【0017】本発明に使用されるアミン誘導体(1)及
び(2)のうち、一部の化合物については既知の化合物
であり、従来、そのN−アシル体であるアミド誘導体の
製造中間体(特開昭63−216812号公報、特開昭
63−227513号公報)、乳化剤(特開昭61−9
3822号公報、特開昭62−14934号公報)、化
粧料(特開昭54−132242号公報)、プロテイン
キナーゼC阻害剤(特表平4−502149,ジャーナ
ル オブ メディシナル ケミストリー〔J.Med.
Chem.,)33巻,985頁(1990年)〕等と
して知られている。しかし、これらの化合物がしわ改善
及び角化改善に有効であることは全く知られていなかっ
た。
【0018】一般式(1)又は(2)中、R1 で示され
る炭化水素基は飽和でも不飽和でもよく、好ましくは炭
素数1〜25の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基であ
り、より好ましくは炭素数1〜25の直鎖又は分岐鎖の
炭化水素基であり、更に好ましくは炭素数1〜3又は炭
素数14〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基であり、
特に好ましくは炭素数1〜3又は炭素数14〜22の直
鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基である。
【0019】また、R1 のヘテロ原子としては、酸素原
子、窒素原子、ケイ素原子、イオウ原子が挙げられる
が、より好ましくは酸素原子及び/又は窒素原子であ
り、特に好ましくは酸素原子である。またR1 のヘテロ
原子は、1個以上のヘテロ原子を含む原子団として含ま
れるものであり、当該原子団としては例えばヒドロキシ
基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルカノ
イル基、アルカノイルアミノ基、アミノ基、モノ−、ジ
−又はトリ−アルキルアミノ基、トリアルキルシリル
基、アルキリデンジオキシ基等が挙げられる。当該原子
団に含まれるアルキル基やアルカノイル基の炭素数はそ
れぞれ1〜6が好ましい。
【0020】R1 の特に好ましい具体例としては、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、オクチル、
デシル、ドデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキ
サデシル、オクタデシル、ドコシル、ドトリアコンチ
ル、メチル分岐イソステアリル、2−エチルヘキシル、
2−ヘプチルウンデシル、5,7,7−トリメチル−2
−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクチル、9−
オクタデセニル、9,12−オクタデカジエニル、シク
ロヘキシル、フェニル、ベンジル、コレステリル、12
−ヒドロキシオクタデシル、12−ヒドロキシドデシ
ル、9−ヒドロキシノニル、9,10−ジヒドロキシオ
クタデシル、12−ヒドロキシ−9−オクタデセニル、
12−メトキシオクタデシル、10−(2−エチルヘキ
シル)デシル、11−カルボキシウンデシル、11−ブ
トキシカルボニルウンデシル、11−(2−エチルヘキ
サノイルアミノ)ウンデシル、11−(ブチルジメチル
シリル)ウンデシル、トコフェリル、9,10−イソプ
ロピリデンジオキシオクタデシル等の基が挙げられる。
このうち、特にメチル基、メチル分岐イソステアリル
基、12−ヒドロキシオクタデシル基が好ましい。
【0021】R2 及びR3 としては炭素数1〜3のアル
キレン又はアルキリデン基が好ましく、具体的にはメチ
レン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、エチリデ
ン、イソプロピリデン等が挙げられる。
【0022】R4 としては水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基が好ましく、具体例としては水素原子、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル等が挙げられ
る。
【0023】R5 のうち炭化水素基としては炭素数1〜
3のアルキル基又はアルケニル基が挙げられ、具体例と
してはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、ビニル基、アリル基が挙げられる。また、R5
が示すことがある基
【0024】
【化7】
【0025】はナトリウム、カリウム等と塩を形成して
いてもよい。これらのR5 のうち、水素原子、メチル基
が特に好ましい。
【0026】R6 、R9 、R10、R11及びR12で示され
る炭化水素基としては1又は2以上の水酸基を有してい
てもよい炭素数1〜10のアルキル、アルケニル、アリ
ール又はアラルキル基が好ましい。より好ましくは、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル
基等の炭素数1〜6のアルキル基;フェニル基、ベンジ
ル基、ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピ
ル、2,3,4−トリヒドロキシブチル、2,3,4,
5−テトラヒドロキシペンチル、2,3,4,5,6−
ペンタヒドロキシヘキシル基等の1〜6個の水酸基が置
換した炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。
【0027】R7 及びR8 で示される1〜3個の水酸基
を有していてもよい炭化水素基としては炭素数1〜3の
アルキル、アルケニル及びこれに1〜3個の水酸基が置
換した基が挙げられる。具体例としてはメチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、アリル基、ヒ
ドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基等が挙げら
れる。これらのR7 及びR8 のうち、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、2−ヒドロキシエチル基が好まし
く、メチル基が特に好ましい。
【0028】Yで示される炭素数1〜10の炭化水素基
としては、炭素数1〜10のアルキル、アルケニル、ア
リール又はアラルキル基が挙げられる。当該炭化水素基
に置換し得るアルコキシ基としては炭素数1〜6のアル
コキシ基が挙げられ;ヒドロキシアルキルオキシ基とし
ては炭素数1〜4のヒドロキシアルキルオキシ基が挙げ
られ;アルコキシカルボニル基としては炭素数2〜7の
アルコキシカルボニル基が挙げられる。
【0029】またYは下記式(a):
【0030】
【化8】
【0031】(式中、R9 、R10、R11及びR12は前記
と同じ)で示される基となる場合がある。一般式(1)
においては、Yがこの基であって、R2 とR3 がともに
メチレンであり、R4 とR5 がともに水素原子である場
合は除かれる。ここで、R9 及びR10としては、水素原
子、ヒドロキシメチル基、メチル基、エチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基が好ましく、特に水素原子、メチル
基、ヒドロキシメチル基が好ましい。また、R11及びR
12としては、水素原子、ヒドロキシメチル基、1,2,
3,4−テトラヒドロキシブチル基が好ましく、特に水
素原子が好ましい。
【0032】Yの具体例としては、
【0033】
【化9】
【0034】等の基が挙げられる。
【0035】アミン誘導体(2)は四級アンモニウム構
造を有しており、その対イオンとしては、塩素、硫酸、
硝酸、リン酸等の無機イオン、又はコハク酸、フマル
酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、酒石酸、安息香酸
等の有機酸のイオン等が挙げられる。
【0036】上記一般式(1)及び(2)のいずれの場
合も、Yが式(a)である化合物が好ましい。このう
ち、R1 がヘテロ原子を含んでいてもよい、炭素数1〜
25の直鎖又は分岐鎖、環状の炭化水素基であり、R5
は水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基であり、R6
又はR7 及びR8 が水酸基を有してもよい炭素数1〜3
の炭化水素基であり、R9 、R10、R11及びR12が水素
原子又は1若しくは2以上の水酸基を有してもよい炭素
数1〜10の炭化水素基であるものがより好ましい。更
にR1 が酸素原子を含んでいてもよい炭素数1〜22の
直鎖又は分岐鎖の炭化水素基であり、R5 が水素原子又
はメチル基であり、R6 又はR7 及びR8 が炭素数1〜
3の炭化水素であり、R9 及びR10が水素原子又はメチ
ル基、ヒドロキシメチル基であり、R11及びR12が水素
原子であるものが好ましい。更にまた、R1 が12−ヒ
ドロキシオクタデシル基であり、R5 が水素原子であ
り、R6 又はR7 及びR8 が炭素数1〜3の炭化水素基
であり、R9 及びR10が水素原子、メチル基又はヒドロ
キシメチル基であり、R11及びR12が水素原子であるも
のが好ましい。
【0037】本発明に使用されるアミン誘導体(1)、
(2)は、公知の種々の方法、例えば下記反応式I〜VI
に従い製造できる。
【0038】
【化10】
【0039】すなわち、エポキシド(2−A)にアミン
(3−A)を付加させることにより(1−A)を得る。
【0040】
【化11】
【0041】すなわち、アルコール(4−B)をp−ト
ルエンスルホン酸エステルとした後、アミン(3−A)
と反応させることにより(1−B)を得る。
【0042】
【化12】
【0043】すなわち、アルコール(4−C)をp−ト
ルエンスルホン酸エステルとし、アミン(3−A)と反
応させることにより(1−C)を得る。
【0044】
【化13】
【0045】すなわち、前記反応式I又はIII で得られ
たアミン誘導体(1′−D)をPOCl 3 、H3PO4 等のリン
酸化剤の存在下にリン酸化し、(1−D)を得る。
【0046】
【化14】
【0047】(式中、Zは水酸基、アルコキシ基、ヒド
ロキシアルキルオキシ基、カルボキシ基、アルコキシカ
ルボニル基のうち1種又は2種以上を含有してもよい炭
素数1〜10の炭化水素基を示し、他は前記と同義であ
る。)
【0048】すなわち、前記反応式I〜IVにより得られ
るアミン誘導体(1′−E)をPOCl 3 、P2O5 等のリン
酸化剤によりリン酸化し、(1−E)を得る。
【0049】
【化15】
【0050】すなわち、前記反応式I〜Vで得られたア
ミン誘導体(1−F)をハロゲン化アルキル(6−F)
により四級化し、(2)を得る。前記アミン誘導体
(1)又は(2)は、しわの発生を抑制し、また、しわ
を消滅させる作用を有することから、しわ改善剤として
使用できる。本発明のしわ改善剤は、内服、外用その他
いずれの方法によっても投与可能であり、また有効成分
として、前記アミン誘導体(1)又は(2)の他に通常
使用される抗炎症剤、ビタミン類等を必要に応じ適宜配
合できる。
【0051】一方、前記アミン誘導体(1)又は(2)
は、表皮細胞DNA合成を抑制し、分化誘導を促進し、
表皮肥厚を抑制する作用を有する。すなわち、皮膚の表
皮細胞の異常角化を正常化する作用を有し、角化改善剤
として使用できる。また、前記アミン誘導体(1)又は
(2)は、皮膚の角化を促す作用があることから、日焼
けなどにより引き起こされる皮膚の色素沈着の原因物質
であるメラニン代謝を早めることによって皮膚の色素沈
着の改善効果(美白効果)を有し、美白剤として使用で
きる。角化改善剤及び美白剤は、上記しわ改善剤と同
様、内服、外用その他いずれの方法によっても投与可能
であり、また有効成分として、前記アミン誘導体(1)
又は(2)の他に通常使用される抗炎症剤、ビタミン類
等を必要に応じ適宜配合できる。
【0052】本発明のアミン誘導体(1)又は(2)は
皮膚外用剤に配合される。皮膚外用剤としては、薬用皮
膚外用剤、化粧薬用皮膚外用剤、化粧料等の種々の使用
形態をとることができる。
【0053】薬用皮膚外用剤及び化粧薬用皮膚外用剤と
しては、例えば、薬効成分を含有する各種の軟膏剤が挙
げられる。軟膏剤としては、油性基剤をベースとするも
の、油/水、水/油型の乳化系基剤をベースとするもの
のいずれであってもよい。上記油性基剤としては、特に
制限はなく、例えば、植物油、動物油、合成油、脂肪
酸、及び天然又は合成のグリセライド等が挙げられる。
また、上記薬効成分としては、特に制限はなく、例え
ば、鎮痛消炎剤、鎮痛剤、殺菌消毒剤、収斂剤、皮膚軟
化剤、ホルモン剤、ビタミン類等を必要に応じて適宜使
用することができる。
【0054】また、化粧料として使用する場合は、化粧
料成分として一般に使用されている油分、保湿剤、紫外
線吸収剤、美白剤、アルコール類、キレート剤、pH調整
剤、防腐剤、増粘剤、色素、植物エキス、香料等を任意
に組み合わせて配合することができる。化粧料として
は、種々の用途及び形態、例えば、水/油又は油/水型
の乳化化粧料、クリーム、化粧乳液、化粧水、油性化粧
料、口紅、ファンデーション、皮膚洗浄剤、ヘアートニ
ック、整髪剤、養毛剤、育毛剤、入浴剤として用いるこ
とができる。本発明の皮膚外用剤は、常用の方法により
上記種々の形態のものに調製することができる。
【0055】ジアミン誘導体(1)又(2)の皮膚外用
剤への配合量は、特に制限されないが、通常、乳化系又
は油性の皮膚外用剤の場合にはそれぞれ全組成量の0.
0001〜5重量%(以下、「%」で示す)、特に0.
0001〜0.1%が好ましい。また、スクワラン等の
液状炭化水素を基剤とする油性の皮膚外用剤の場合では
それぞれ全組成量の0.0001〜10%、特に0.0
001〜0.1%が好ましい。
【0056】
【発明の効果】本発明のしわ改善剤は、しわの発生を顕
著に抑制し、またしわを消滅させる効果に優れるもので
あり、一方、角化改善剤は紫外線その他種々の因子の影
響による不全角化、表皮肥厚、脂質代謝異常などに対し
顕著な抑制作用を有しており、しかも、皮膚の正常な機
能を回復させ、更に恒常性の維持に資するものであり、
特に優れた抗フケ効果や日焼け後の肌の改善効果を有す
る。また、本発明のアミン誘導体(1)又は(2)を含
有する皮膚外用剤は、皮膚の角化を促す作用があること
から、日焼けなどにより引き起こされる皮膚の色素沈着
の原因物質であるメラニンの代謝を早めることによっ
て、皮膚の色素沈着の改善効果(美白効果)を有する。
【0057】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0058】製造例1 1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチル−3
−テトラデシロキシ−2−プロパノール(1−a)の製
【0059】
【化16】
【0060】攪拌装置を備えた200mlフラスコに、テ
トラデカノール10g(46.6mmol)、ジメチルホル
ムアミド50ml、60%NaH2.86g(71.5mm
ol)及びメタリルクロリド5.96g(65.8mmol)
を仕込み、60℃にて15時間攪拌した。反応終了後、
水を加え、ヘキサンで抽出し、溶媒を減圧留去した。得
られた残渣を攪拌装置を備えた300mlのフラスコに仕
込み、m−クロロ過安息香酸12.24g(70.9mm
ol)及びジクロロメタン200mlを加え、室温にて19
時間攪拌し、生成してきた固体を濾別した。得られた溶
液を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製して1,2−エポキシ−2−メチル−3−テトラ
デシロキシプロパン10.54g(収率79.4%)を
中間体として得た。次に攪拌装置及び滴下ロートを備え
た100mlフラスコに、エタノールアミン16.8g
(280mmol)及びエタノール15gを仕込み、80℃
にて攪拌しながら1,2−エポキシ−2−メチル−3−
テトラデシロキシプロパン5.00g(17.6mmol)
のエタノール溶液を3時間かけて滴下し、更に2時間攪
拌を続けた。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製することにより、表記化合物4.
13g(収率68%)を得た。
【0061】淡黄色固体 融点:49.1−50.2℃ IR(KBr,cm-1):3324,2924,285
6,1462,1378,1110,1058.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.88(t,J=
6.4Hz,3H),1.08−1.68(m,27
H),3.34(s,2H),3.43(t,J=6.
6Hz,2H),3.70(td,J=5.1Hz,
1.2Hz,2H),3.99(brs,3H).
【0062】製造例2 製造例1において、メタリルクロリドの代わりに、クロ
チルクロリド、プレニルクロリド及びp−トルエンスル
ホン酸 3−メチル−3−ブテニルを用いて、製造例1
と同様に反応を行い、下記に示すアミン誘導体(1−
b)〜(1−d)を得た。
【0063】
【化17】
【0064】(1−b)淡黄色固体 融点:37.5−38.8℃ IR(KBr,cm-1):3464,2920,285
2,1466,1376,1102,1054.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.88(t,J=
6.4Hz,3H),1.07(d,J=6.5Hz,
3H),1.22−1.82(m,24H),2.60
−3.15(m,6H),3.32−3.39(m,7
H).
【0065】(1−c)淡黄色油状物 IR(NaCl,cm-1):3320,2924,285
2,1462,1382,1108.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.88(t,J=
6.4Hz,3H),1.10(s,3H),1.16
(s,3H),1.18−1.70(m,24H),
2.72−2.86(m,2H),2.92−3.35
(m,3H),3.36−3.76(m,7H).
【0066】(1−d)淡黄色油状物 IR(NaCl,cm-1):3380,2928,285
6,1462,1372,1112,1060.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.82−0.95
(m,3H),1.11−1.42(m,21H),
1.48−1.74(m,3H),1.87−2.03
(m,1H),2.56(d,J=11.7Hz,1
H),2.58(br,3H),2.62(d,J=1
1.7Hz,1H),2.77−2.85(m,2
H),3.41(t,J=6.5Hz,2H),3.5
4−3.75(m,4H).
【0067】製造例3 1−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−3−テトラデ
シロキシ−2−プロパノール(1−e)の製造
【0068】
【化18】
【0069】攪拌装置及び滴下ロートを備えた300ml
の2口フラスコに、3−アミノ−1−プロパノール2
5.1g(0.33mol )、エタノール6.00gを入
れ、窒素雰囲気下80℃に加熱攪拌した。テトラデシル
グリシジルエーテル9.00g(33mmol)を2時間か
けて滴下した後、更に1時間攪拌した。氷水400ml中
に注ぎ、1時間攪拌したのち、生成した結晶を濾別し
た。得られた結晶をメタノールから再結晶し、表記化合
物(1−e)15.4g(収率92%)を得た。
【0070】無色固体 融点:63.9−65.2℃ IR(KBr,cm-1):3320,2920,285
2,1462,1306,1116,1052.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.88(t,J=
6.29Hz,3H),1.16−1.80(m,26
H),2.46−3.50(m,11H),3.66−
3.96(m,3H).
【0071】製造例4 製造例3において、3−アミノ−1−プロパノールの代
わりにそれぞれ5−アミノ−1−プロパノール、2−
(2−アミノエトキシ)エタノール、3−(3−アミノ
−2−ヒドロキシプロピル)−1,2−プロパンジオー
ル、3−アミノ−1−グルコピラノシルオキシ−2−プ
ロパノールを用いて製造例3と同様に反応を行い、下記
のアミン誘導体(1−f)〜(1−i)を製造した。
【0072】
【化19】
【0073】(1−f)無色固体 融点:69.4−70.5℃ IR(KBr,cm-1):3296,2920,285
2,1462,1378,1116,1056.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.88(t,J=
5.66Hz,3H),1.10−1.68(m,30
H),2.50−2.76(m,4H),3.28−
3.50(m,7H),3.56−3.68(m,2
H),3.77−3.92(m,1H).
【0074】(1−g)無色固体 融点:56.5−57.6℃ IR(KBr,cm-1):3376,2920,285
2,1466,1378,1126,1070.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.88(t,J=
6.29Hz,3H),1.10−1.68(m,24
H),2.50−2.88(m,4H),2.86−
3.76(m,13H),3.80−3.98(m,1
H).
【0075】(1−h)無色固体 融点:111.8−113.0℃ IR(KBr,cm-1):3440,2924,285
6,1470,1124.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.86(t,J=
6.40Hz,3H),1.20−1.41(m,28
H),2.48−2.57(m,4H),3.23−
3.60(m,15H),3.67−3.90(m,3
H).
【0076】(1−i)無色固体 IR(KBr,cm-1):3368,2920,285
2,1470,1120,1070,1032.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.85−1.70
(m,31H),2.40−5.00(m,26H).
【0077】製造例5 4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−1−ドデシロキ
シ−2−メチル−2−ブタノール(1−j)の製造
【0078】
【化20】
【0079】攪拌装置を備えた100mlフラスコに、1
−ドデカノール11.18g(60mmol)、60%Na
H 0.20g(5mmol)、及び1,2−エポキシ−2
−メチル−3−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ブ
タン3.73g(20mmol)を仕込み、120℃で16
時間攪拌し、過剰の1−ドデカノールを減圧留去した。
得られた反応混合物に水を加え、イソプロピルエーテル
で抽出し、減圧下に溶媒を留去した。この残渣にメタノ
ール100ml、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム
1.01g(4mmol)を加え、40℃で24時間攪拌
し、NaHCO3 水溶液で中和後、イソプロピルエーテ
ルで抽出し、減圧濃縮した。次に攪拌装置を備えた20
0mlフラスコに、上記残渣及びピリジン70mlを仕込
み、塩化p−トルエンスルホニル3.82g(20mmo
l)を5℃で加え、6時間攪拌した。次いで反応混合物
に水を加え、イソプロピルエーテルで抽出後、減圧濃縮
した。得られた残渣を、攪拌装置を備えた200mlフラ
スコに仕込み、エタノールアミン24.4g(0.4mo
l )及びエタノール50mlを加え、80℃で18時間攪
拌した。反応終了後、KOH水溶液を加え、クロロホル
ムで抽出し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製することにより、表記
化合物(1−j)2.00g(収率30.2%)を得
た。
【0080】淡黄色ペースト状物 IR(NaCl,cm-1):3380,2920,285
2,1462,1378,1110.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.82−0.94
(m,3H),1.14−1.41(m,21H),
1.46−1.97(m,4H),2.83−2.94
(m,2H),2.99(t,J=6.3Hz,2
H),3.26(d,J=9.1Hz,1H),3.3
0(d,J=9.1Hz,1H),3.43(t,J=
6.6Hz,2H),3.52−3.81(m,2
H),4.46(br,3H).
【0081】製造例6 (3−テトラデシロキシ−2−ヒドロキシプロピルアミ
ノ)酢酸 塩酸塩〔(1k)塩酸塩〕の製造
【0082】
【化21】
【0083】攪拌装置を備えた300mlフラスコに、グ
リシン7.51g(0.1mol )、48%NaOH8.
3g(0.1mol )及びエタノール200mlを仕込み、
80℃にて攪拌しながらテトラデシルグリシジルエーテ
ル2.70g(10mmol)のエタノール溶液を加え、3
時間攪拌した。エタノールを留去後、メタノール及び塩
酸を加えて酸性とし、クロロホルムで抽出した。減圧濃
縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製して表記化合物〔(1−k)の塩酸塩〕1.17g
(収率30.7%)を得た。
【0084】無色固体 融点:180℃(分解) IR(KBr,cm-1):3340,3008,291
6,2852,1750,1594,1468,142
4,1364,1274,1224,1130.1 H−NMR(CDCl3 ;CD3OD=2:1,δ):
0.80−0.99(m,3H),1.09−1.74
(m,24H),3.00−3.33(m,2H),
3.40−3.62(m,4H),3.71−3.92
(m,2H),3.98−4.20(m,1H).
【0085】製造例7 製造例3において、3−アミノ−1−プロパノールの代
わりに2−アミノブタン二酸ジメチルを用い、他は製造
例3と同様に反応を行い、下記アミン誘導体(1−l)
を合成し、更にこれをエタノール中で塩酸と反応させ、
溶媒を減圧留去することにより、アミン誘導体(1−
l)塩酸塩を製造した。
【0086】
【化22】
【0087】無色固体 IR(KBr,cm-1):3356,2920,285
2,1734,1464,1254,1214,113
8,1116.1 H−NMR(CDCl3 ;CD3OD,δ):0.88
(t,J=6.6Hz,3H),1.08−1.64
(m,28H),2.35−2.75(m,3H),
2.80−3.32(m,2H),3.34−3.62
(m,2H),3.64−3.90(m,10H),
4.04−4.22(m,1H).
【0088】製造例8 2−(3−メチル分岐イソステアリルオキシ−2−メト
キシプロピルアミノ)−1−エタノール(1−m)の製
【0089】
【化23】
【0090】攪拌装置を備えた100mlフラスコに、3
−メチル分岐イソステアリルオキシ−2−メトキシ−1
−プロパノール3.59g(10mmol)及びピリジン3
0mlを仕込み、塩化p−トルエンスルホニル3.82g
(20mmol)を5℃にて加え、6時間攪拌した。反応混
合物に水を加え、イソプロピルエーテルで抽出し、溶媒
を減圧留去した。得られた残渣を攪拌装置を備えた10
0mlフラスコに移し、エタノールアミン12.2g
(0.2mol )及びエタノール50mlを加え、80℃で
18時間攪拌した。反応終了後、KOH水溶液を加え、
クロロホルムで抽出し、溶媒を減圧留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
ことにより、表記化合物(1−m)2.58g(収率6
4.2%)を得た。
【0091】淡黄色油状物 IR(NaCl,cm-1):3316,2924,285
6,1456,1114.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.75−0.98
(m,6H),1.00−1.76(m,29H),
2.52(brs,2H),2.62−2.88(m,
4H),3.30−3.68(m,10H).
【0092】製造例9 ヨウ化 N−(2−ヒドロキシエチル)−N,N−ジメ
チル−N−〔3−(メチル分岐イソステアリルオキシ)
−2−ヒドロキシプロピル〕アンモニウム(2−n)の
製造
【0093】
【化24】
【0094】製造例3と同様にしてメチル分岐イソステ
アリルグリシジルエーテルとN−メチルエタノールアミ
ンより製造した3−(メチル分岐イソステアリル−1−
〔N−メチル−N−2−(ヒドロキシエチル)アミノ〕
−2−プロパノール5.05g(12.6mmol)及びジ
エチルエーテル100mlを攪拌装置を備えた300mlフ
ラスコに仕込み、0℃で攪拌しながらヨードメタン9.
13g(64.3mmol)を加え、更に室温にて14時間
攪拌した。得られた反応混合物を減圧濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによ
り、表記化合物(2−n)3.01g(収率44%)を
得た。
【0095】黄色油状物 IR(NaCl,cm-1):3360,2920,285
6,1464,1368,1112,970.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.72−0.96
(m,6H),0.98−1.80(m,29H),
3.30−3.75(m,12H),3.80−4.2
5(m,6H),4.42−4.60(m,1H).
【0096】製造例10 臭化 N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメ
チル−N−〔3−(メチル分岐イソステアリルオキシ)
−2−メトキシプロピル〕アンモニウム(2−o)の製
【0097】
【化25】
【0098】製造例8で得たアミン誘導体(1−m)
1.00g(2.5mmol)、臭化メチル2.33g(2
5mmol)及びエタノール30mlを100mlのオートクレ
ーブに仕込み、50℃で72時間攪拌した。得られた反
応混合物を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製することにより、表記化合物(2−
o)0.78g(収率61%)を得た。
【0099】黄色油状物 IR(NaCl,cm-1):3304,2924,285
6,1464,1374,1120,1076.1 H−NMR(CDCl3 ,δ):0.75−0.96
(m,6H),1.00−1.65(m,29H),
3.05−4.25(m,20H),4.95−5.0
8(m,1H),
【0100】製造例11 リン酸 2−(2−ヒドロキシ−3−テトラデシロキシ
プロピルアミノ)エチル モノナトリウム塩〔(1−
p)のモノナトリウム塩〕の製造
【0101】
【化26】
【0102】製造例3と同様にしてテトラデシルグリシ
ジルエーテルとエタノールアミンよた製造した3−(2
−ヒドロキシエチルアミノ)−1−テトラデヒロキシ−
2−プロパノール5.13g(14.8mmol)を、攪拌
装置を備えた300mlフラスコに仕込み、ここにテトラ
ヒドロフラン70ml、85%リン酸1.95g(16.
9mmol)及びP2O5 3.54g(30.7mmol)を加え
て、65℃にて10時間攪拌した。室温まで冷却後、水
0.56gを加え30分攪拌し、更に48%NaOH水
溶液5.0gを加えた。減圧濃縮後、得られた残渣をソ
ックスレー抽出器を用いてエタノールで抽出を行った。
減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製を行い、表記化合物(1−p)モノナトリウム
塩2.32g(収率34.9%)得た。
【0103】無色固体 IR(KBr,cm-1):3408,2924,286
0,1652,1470,1116,978.1 H−NMR(D2O,δ):0.80−1.10(m,
3H),1.26−1.95(m,24H),3.02
−4.64(m,11H).
【0104】製造例12 リン酸 3−〔N−メチル−N−(2−ホスホリルオキ
シエチル)アミノ〕−1−テトラデシロキシ−2−プロ
ピル(1−q)の製造
【0105】
【化27】
【0106】製造例3と同様にしてテトラデシルグリシ
ジルエーテルとN−メチルエタノールアミンより製造し
た3−〔N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)ア
ミノ〕−1−テトラデシロキシ−2−プロパノール2.
94g(8.52mmol)のクロロホルム溶液を、攪拌装
置を備えた100mlフラスコに仕込んだPOCl3 1.46
g(9.52mmol)及びピリジン2.20g(25.6
mmol)のクロロホルム30ml溶液に、−20℃で攪拌し
ながら5分間で滴下した。−20℃で更に30分攪拌
し、水20mlを加え、クロロホルムで抽出した。得られ
たクロロホルム溶液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製することにより、表記化
合物(1−q)2.88g(収率66.9%)を得た。
【0107】無色固体 IR(KBr,cm-1):3464,2924,285
2,1462,1072.1 H−NMR(CDCl3 ;CD3OD,δ):0.82
−1.03(m,3H),1.06−1.75(m,2
4H),2.20−3.04(m,7H),3.18−
4.62(m,7H).
【0108】製造例13 ヨウ化 N−(2−ヒドロキシエチル)−N,N−ジメ
チル−N−(3−メトキシ−2−ヒドロキシプロピル)
アンモニウム(2−r)の製造
【0109】
【化28】
【0110】まず、下記式で示すN−(3−メトキシ−
2−ヒドロキシプロピル)−N−メチル−2−ヒドロキ
シエチルアミンを製造した。
【0111】
【化29】
【0112】還流冷却管、攪拌装置を備えた100mlの
2口フラスコに、メチルグリシジルエーテル8.8g
(0.1mol )、2−(メチルアミノ)エタノール9.
0g(0.12mol )及びエタノール1.8gを入れ、
窒素雰囲気下80℃で3時間加熱攪拌した。反応終了
後、蒸留により表記化合物14.5g(収率89%)を
得た。
【0113】無色油状物 IR(NaCl,cm-1):3396,2892,144
8,1324,1192,1030,874. 1 H−NMR(CDCl3 ,δ):2.33(s,3
H),2.37−2.72(m,4H),3.32−
3.47(m,2H),3.39(s,3H),3.6
4(t,2H,J=5.2Hz),3.84−3.96
(m,1H).
【0114】次に、攪拌装置を備えた100mlフラスコ
に、上記で得られたN−(3−メトキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)−N−メチル−2−ヒドロキシエチルアミ
ン1.00g(6.13mmol)及びジエチルエーテル1
0mlを仕込み、ヨウ化メチル0.45mlを加え、10時
間攪拌した。減圧濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製することにより、表記化
合物(2−r)1.31g(収率70%)を得た。
【0115】無色油状物 IR(NaCl,cm-1):3368,2932,289
6,1480,1114,972.1 H−NMR(D2O,δ):3.26(s,6H),
3.41(s,3H),3.46−3.75(m,6
H),4.00−4.15(m,2H),4.35−
4.55(m,1H).
【0116】製造例14 臭化 N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメ
チル−N−〔3−(12−ヒドロキシオクタデシル)−
2−ヒドロキシプロピル〕アンモニウム(2−s)の製
【0117】
【化30】
【0118】まず、製造例13におけるN−(3−メト
キシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−メチル−2−ヒ
ドロキシエチルアミンの製造と同様にして、12−ヒド
ロキシオクタデシルグリシジルエーテルとN−メチルエ
タノールアミンとから1−〔N−メチル−N−(2−ヒ
ドロキシエチル)アミノ〕−3−(12−ヒドロキシオ
クタデシル)−2−プロパノールを製造し、これを6.
3g(15mmol)、ジエチルエーテル100ml、臭化メ
チル14.2g(0.15mol )を200mlのオートク
レーブに仕込み、40℃で8時間攪拌した。次に反応液
を減圧濃縮し、得られた残渣をメタノールに溶解し、ジ
エチルエーテルを加えて結晶を生成させ、この結晶を濾
別し、表記化合物(2−s)6.9g(収率90%)を
得た。
【0119】無色結晶 IR(KBr,cm-1):3320,2920,285
2,1470,1122,598.1 H−NMR(CD3OD,δ):0.90(t,3H,
J=6.5Hz),1.20−1.58(m,30
H),3.25(s,6H),3.33−4.29
(m,12H).
【0120】実施例1 表皮角化細胞のDNA合成に対するアミン誘導体の抑制
効果 a)ヒト表皮角化細胞の培養 表皮角化細胞は、クラボウ(株)より発売されているヒ
ト正常角化細胞(商品名:エピパック)を購入し使用し
た。なお、細胞の維持、継代には同社より発売されてい
るヒト正常角化細胞用培地(商品名:K−GM)を用い
た。 b)DNA合成(チミジン取り込み)の測定 24穴プレート中で増殖状態に培養された角化細胞を使
用した。まず、各ウエルの培地を吸引除去し、脳下垂体
抽出液を添加していないK−GMを450μl加え培地
交換を行った。その後、前記製造例で得られたアミン誘
導体(表1に示す)をそれぞれ添加した。更に、経時的
に0.2μCi/ml〔3H〕チミジンを加え、4時間イン
キュベートした。その後、上清を吸引除去し、PBS
(−)で3回洗浄後、500μl の2N NaOHを加
えた。37℃で10分間インキュベートした後、同量の
2N HClを加え中和し、氷冷した10%トリクロロ
酢酸を4ml加え30分間静置した。ガラスフィルターで
沈澱物を回収した後、氷冷10%トリクロロ酢酸3mlで
3回洗浄した。更に氷冷エタノール3mlで1回フィルタ
ーを洗浄したのち、ガラスフィルターを風乾し、液体シ
ンチレーションカウンターでその放射活性を測定するこ
とにより細胞へのチミジンの取り込みを算定した。結果
を合わせて表1に示す。
【0121】
【表1】
【0122】表1に示す結果より明らかなように、チミ
ジンの取り込みが上記アミン誘導体の添加により著しく
減少すること、すなわち、ヒト表皮角化細胞のDNA合
成が阻害されることが明らかとなった。また、同条件下
で処理したヒト表皮角化細胞を4日目に観察したとこ
ろ、ほとんどの細胞は不溶膜(コーニファイド エンベ
ロープ)となり、角化していることがわかった。このこ
とから、アミン誘導体(1)及び(2)は表皮の角化を
促進する活性を有することがわかる。
【0123】実施例2 表皮角化細胞のトランスグルタミナーゼ活性に対するア
ミン誘導体の効果 (1)トランスグルタミナーゼ活性の測定 6穴プレート中で増殖状態に培養された角化細胞を使用
した。各ウエルの培地を吸引除去し、脳下垂体抽出液を
添加していないK−GMを2ml加え培地交換を行った。
そののち、アミン誘導体(2−n)を添加した。24時
間後各ウエルをPBS(−)で3回洗浄したのちラバー
ポリスマンにより細胞を剥離回収した。得られた細胞懸
濁液を2,500rpm 、10分間遠心分離し沈渣を回収
した。沈渣に緩衝液(a)〔10mM Tris−HCl
緩衝液、10mM DTT、0.5mM EDTA;pH7.
4〕200μlを加え、1分間、2回超音波によりソニ
ケーションした。得られた懸濁液を25,000rpm 、
30分間超遠心分離し、上澄を得た。この上澄を一定量
ずつ分配したのち、それぞれに反応液〔300mMTri
s−HCl緩衝液、pH8.1、60mM CaCl2 、1
00μl、30mMDTT 100μl、ジメチルカゼイ
ン540μgを含む蒸留水100μl、12mMプトレシ
ン50μl、2.5μCi〔14C〕プトレシン50μ
l、蒸留水100μlを混合した溶液〕を加え、37℃
で1時間インキュベーションした。次に10%トリクロ
ロ酢酸600μlを加え、30分間静置したのち、0.
45μmニトロセルロースメンブランを用いて沈渣を回
収した。このメンブランを5%濃度の氷冷トリクロロ酢
酸15ml(1%プトレシン含有)で洗浄後、メンブラン
上の放射活性を液体シンチレーションカウンターにより
算定した。
【0124】(2)結果 表2にアミン誘導体(2−n)を10μM添加したとき
のトランスグルタミナーゼ活性値(dpm)を示す。
【0125】
【表2】
【0126】表2の結果から、アミン誘導体(1)及び
(2)は、表皮角化細胞のトランスグルタミナーゼ活性
を顕著に向上させる作用を有することがわかる。
【0127】実施例3 UVB照射によりヘアレスマウスに生成したしわへのア
ミン誘導体の作用:ヘアレスマウス(HR/ICR,実
験開始時9週齢)に、東芝健康線用ランプ20SEを6
本使用してUVB光を週3回照射した。エネルギー量は
TOKYOOPTICAL社製のUV−Radiome
ter UVR−305/365Dを用いて測定した。
1回の照射量は1MED以下とし、0.28mW/cm2
エネルギー量で65mJとした。照射期間は20週間で、
ヘアレスマウス背部にしわが形成されていることを確認
した後、8匹ずつの群に分け、0.025%濃度のアミ
ン誘導体(表3に示す)のそれぞれのエタノール溶液を
80μl ずつ週5回、6週間塗布し続けた。コントロー
ルとしてエタノールのみ80μl ずつサンプル同様に塗
布した。塗布終了後、しわの度合を肉眼により、下記の
基準(しわ指数)で評価した。結果を表3に示す。
【0128】(しわ指数評価基準) 1:しわが完全に消滅。 2:しわがあるのかないのかわからない。 3:しわが少しある。 4:しわが非常にある。
【0129】更に、しわの詳細を解析するため、各マウ
スについて、ハイドロフィリックエクザフレックス親水
性ビニルシリコーン印象材を用いて、皮膚のレプリカを
直径1cm2 の大きさで3ケ所から採取した。このレプリ
カを水平状態にして30度方向から光を照射し、しわに
よってできる陰の割合を画像解析装置を用いて面積率と
して求めた。結果を併せて表3に示す。
【0130】
【表3】
【0131】表3に示す結果から明らかなように、アミ
ン誘導体を塗布することによりヘアレスマウス背部に生
成したしわを消滅させることができる。
【0132】実施例4 以下に組成を示すW/Oクリームを下記製造方法により
得た。
【0133】
【表4】 (組成) (重量%) (1)アミン誘導体(1−a) 0.08 (2)コレステロール 0.5 (3)コレステロールイソステアレート 1.0 (4)ポリエーテル変性シリコーン 1.5 (5)環状シリコーン 20.0 (6)メチルフェニルポリシロキサン 2.0 (7)メチルポリシロキサン 2.0 (8)硫酸マグネシウム 0.5 (9)55%エタノール 5.0 (10)カルボキシメチルキチン (一丸ファルコス社製,キチンリキッドHV) 0.5 (11)精製水 バランス
【0134】(製造方法)(1)〜(7)を80℃に加
温して溶解し、これに(8)〜(11)を加えて均一に
混合し、W/Oクリームを調製した。
【0135】実施例5 以下に組成を示すO/Wクリームを下記製造方法により
得た。
【0136】
【表5】 (組成) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0 (2)モノステアリン酸ソルビタン 0.5 (3)ステアロイルメチルタウリンナトリウム 0.5 (4)セトステアリルアルコール 2.0 (5)ステアリン酸 1.8 (6)アミン誘導体(1−d) 0.001 (7)コレステロール 1.5 (8)コレステリルイソステアレート 1.0 (9)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 8.0 (10)メチルポリシロキサン 5.0 (11)グリセリン 5.0 (12)精製水 バランス
【0137】(製造方法)(1)〜(10)を80℃に
加温して溶解し、これに(11)〜(12)を加えて均
一に混合し、O/Wクリームを調製した。
【0138】実施例6 以下に組成を示す保湿サンスクリーンクリームを下記製
造方法により得た。
【0139】
【表6】 (組成) (重量%) (1)アミン誘導体(1−q) 0.0005 (2)シリコン被覆酸化亜鉛 7.0 (3)p−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 3.0 (4)コレステリルイソステアレート 1.0 (5)ポリエーテル変性シリコーン 2.0 (6)メチルポリシロキサン 5.0 (7)環状シリコーン 15.0 (8)硫酸マグネシウム 1.0 (9)グリセリン 5.0 (10)精製水 バランス
【0140】(製造方法)(1)〜(7)を80℃に加
温して溶解し、これに(8)〜(10)を加えて均一に
混合し、保湿サンスクリーンクリームを調製した。
【0141】実施例7 以下に組成を示すパック剤を下記製造方法により得た。
【0142】
【表7】 (組成) (重量%) (1)アミン誘導体(1−k)塩酸塩 0.05 (2)ポリビニルアルコール 15.0 (3)カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0 (4)プロピレングリコール 3.0 (5)エタノール 8.0 (6)精製水 バランス (7)香料 0.5 (8)防腐剤、酸化剤 適量
【0143】(製造方法)(1)〜(8)を70℃に加
温して溶解した後冷却し、パック剤を製造した。
【0144】実施例8 以下に組成を示す軟膏を下記製造方法により得た。
【0145】
【表8】 (組成) (重量%) (1)アミン誘導体(2−n) 0.005 (2)白色ワセリン バランス (3)コレステリルイソステアレート 3.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)グリセリルエーテル 1.0 (6)グリセリン 10.0
【0146】(製造方法)(1)〜(6)を80℃に加
温して溶解した後冷却し、軟膏を調製した。
【0147】実施例4〜8で調製した本発明の外用剤
(実施例4〜8)はしわの発生抑制及び消滅効果に優れ
るとともに不全角化、表皮肥厚、脂質代謝異常を抑制
し、正常機能回復及び恒常性維持に優れるものであっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/195 ADA 9454−4C 31/22 9454−4C 31/66 9454−4C (72)発明者 樋口 和彦 栃木県芳賀郡市貝町市塙4594 (72)発明者 武馬 吉則 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606−6 (72)発明者 藤村 努 栃木県芳賀郡市貝町市塙4594 (72)発明者 芋川 玄爾 栃木県宇都宮市氷室町1022−89

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)又は(2): 【化1】 〔式中、R1 はヘテロ原子を含んでいてもよい、炭素数
    1〜40の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を示し、
    2 及びR3 はそれぞれ炭素数1〜3の2価の炭化水素
    基を示し、R4 は水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素
    基を示し、R5 は水素原子、炭素数1〜3の炭化水素基
    又は 【化2】 を示し、R6 は水素原子又は1若しくは2以上の水酸基
    を有していてもよい炭素数1〜10の炭化水素基を示
    し、R7 及びR8 はそれぞれ1〜3個の水酸基を有して
    いてもよい炭素数1〜3の炭化水素基を示し、Yは水酸
    基、アルコキシ基、、ヒドロキシアルキルオキシ基、リ
    ン酸残基、カルボキシル基及びアルコキシカルボニル基
    からなる群より選ばれる1又は2以上の基を有する炭素
    数1〜10の炭化水素基を示す。但し、式(1)におい
    て、R2 とR3 がともに-CH2- 、R4 とR5 がともに水
    素原子、かつYが式(a) 【化3】 (式中、R9 、R10、R11、R12はR6 と同義である)
    である場合を除く〕で表わされるアミン誘導体からなる
    しわ改善剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(1)又は(2)
    で表わされるアミン誘導体からなる角化改善剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の一般式(1)又は(2)
    で表わされるアミン誘導体を0.1重量%未満含有する
    皮膚外用剤。
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