JPH071768A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH071768A
JPH071768A JP5168406A JP16840693A JPH071768A JP H071768 A JPH071768 A JP H071768A JP 5168406 A JP5168406 A JP 5168406A JP 16840693 A JP16840693 A JP 16840693A JP H071768 A JPH071768 A JP H071768A
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JP5168406A
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Katsuhiko Anzai
勝彦 安西
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Canon Inc
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0025Handling copy materials differing in width
    • B41J11/003Paper-size detection, i.e. automatic detection of the length and/or width of copy material

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙するカット紙のサイズに最適なページレ
イアウトを行える。 【構成】 給紙手段から給紙されるカット紙の前後端お
よび左右端を紙前後端検知センサ7,紙左右端検知セン
サ10が検知してカット紙サイズを検出し、該検出した
カット紙サイズをあらかじめ記憶された複数の補正情報
に基づいてCPU4が補正し、該補正されたカット紙サ
イズに応じて出力部6によるカット紙へのページレイア
ウトを制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ機
器等の外部装置から印字データを受信し、用紙等に印字
する印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印字装置は、特定の定型紙専用の
カセット式給紙等により用紙サイズ毎にカセットに設け
られた凹凸等を検出して用紙サイズ検知を行っていた。
そして、この情報に基づいてページプリンタは、ページ
のフォーマットを行っていた。トレイタイプの給紙機構
や、手差しによる給紙処理の場合、用紙サイズがわから
なかった。
【0003】また、シリアル系のプリンタにおける給紙
機構の場合は、幅方向のサイズのみ検知し、インクやリ
ボンが紙の無いところに付着しないような処理のみを行
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではトレイタイプの給紙機構の場合、ユーザが印字
装置に対して操作パネルや、制御命令で用紙サイズを指
示する方法を行って対応しようとしていたが、実際に搬
送された用紙とのミスマッチにより意図した印字結果が
得られないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、給紙されるカット紙のサイズを検出す
るとともに、記憶された複数の補正情報に基づいてカッ
ト紙サイズを補正または登録された登録用紙サイズに設
定することにより、カット紙を給送位置に設定するだけ
で、定型紙を給送された場合でも、ユーザ固有のサイズ
のカット紙が給送された場合でも、給紙するカット紙の
サイズに最適なページレイアウトを行える印字装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の印字
装置は、外部装置から入力される印字情報を解析してペ
ージ情報に従うページレイアウトを決定してカット紙に
印字を行う出力手段と、前記カット紙を給紙する給紙手
段と、この給紙手段から給紙される前記カット紙の前後
端および左右端を検知してカット紙サイズを検出するサ
イズ検出手段と、このサイズ検出手段が検出したカット
紙サイズをあらかじめ記憶された複数の補正情報に基づ
いて補正する補正手段と、この補正手段により補正され
たカット紙サイズに応じて出力手段による前記カット紙
へのページレイアウトを制御する制御手段とを有するも
のである。
【0007】本発明に係る第2の印字装置は、補正手段
は、サイズ検出手段が検出したカット紙サイズをあらか
じめ記憶された前記サイズ検出手段に依存した誤差補正
情報および定型用紙サイズに対する補正情報に基づいて
補正するように構成したものである。
【0008】本発明に係る第3の印字装置は、ユーザが
使用する所望サイズのカット紙サイズデータを入力する
入力手段と、この入力手段から入力された所望サイズの
カット紙サイズデータを記憶する登録用紙情報記憶手段
と、外部装置から入力される印字情報を解析してページ
情報に従うページレイアウトを決定してカット紙に印字
を行う出力手段と、前記カット紙を給紙する給紙手段
と、この給紙手段から給紙される前記カット紙の前後端
および左右端を検知してカット紙サイズを検出するサイ
ズ検出手段と、このサイズ検出手段が検出したカット紙
サイズを前記登録用紙情報記憶手段に記憶されたカット
紙サイズデータに基づいて補正する補正手段と、この補
正手段により補正されたカット紙サイズに応じて出力手
段による前記カット紙へのページレイアウトを制御する
制御手段とを有するものである。
【0009】本発明に係る第4の印字装置は、外部装置
から入力される印字情報を解析してページ情報に従うペ
ージレイアウトを決定してカット紙に印字を行う出力手
段と、前記カット紙を給紙する給紙手段と、この給紙手
段から給紙される前記カット紙の前後端および左右端を
検知してカット紙サイズを検出するサイズ検出手段と、
このサイズ検出手段が検出したカット紙サイズをあらか
じめ記憶された前記サイズ検出手段に依存した誤差補正
情報および定型用紙サイズに対する補正情報に基づいて
定型紙サイズに補正する補正手段と、この補正手段によ
り補正された定型紙サイズを表示する表示手段と、この
表示手段に表示された定型紙サイズを無効とし、前記サ
イズ検出手段が検出したカット紙サイズをあらかじめ記
憶された前記サイズ検出手段に依存した誤差補正情報で
補正したカット紙サイズを有効とする定型紙サイズ無効
手段と、前記補正手段により補正されたカット紙サイズ
または前記定型紙サイズに応じて出力手段による前記カ
ット紙へのページレイアウトを制御する制御手段とを有
するものである。
【0010】本発明に係る第5の印字装置は、ページレ
イアウト方向をポートレートまたはランドスケープのい
ずれかを指定するページ方向指定手段と、外部装置から
入力される印字情報を解析してページ情報に従うページ
レイアウトを決定してカット紙に印字を行う出力手段
と、前記カット紙を給紙する給紙手段と、この給紙手段
から給紙される前記カット紙の前後端および左右端を検
知してカット紙サイズを検出するサイズ検出手段と、こ
のサイズ検出手段が検出したカット紙サイズの縦向きま
たは横向きを判定する判定手段と、前記サイズ検出手段
が検出したカット紙サイズをあらかじめ記憶された複数
の補正情報に基づいて補正する補正手段と、前記判定手
段が判定したカット紙サイズの向きと前記指定手段によ
り指定されたページレイアウト方向指定状態とを比較し
て前記出力手段が出力する描画データを回転する回転手
段と、この補正手段により補正されたカット紙サイズに
応じて前記回転手段により回転された描画データの前記
カット紙へのページレイアウトを制御する制御手段とを
有するものである。
【0011】本発明に係る第6の印字装置は、外部装置
から入力される印字情報を解析してページ情報に従うペ
ージレイアウトを決定してカット紙に印字を行う出力手
段と、前記カット紙を給紙する給紙手段と、この給紙手
段から給紙される前記カット紙の前後端および左右端を
検知してカット紙サイズを検出するサイズ検出手段と、
このサイズ検出手段が検出したカット紙サイズをあらか
じめ記憶された複数の補正情報に基づいて補正する補正
手段と、この補正手段により補正されたカット紙サイズ
情報を前記外部装置に対する制御情報に変換して転送す
る転送手段とを有するものである。
【0012】
【作用】第1の発明において、給紙手段から給紙される
前記カット紙の前後端および左右端をサイズ検出手段が
検知してカット紙サイズを検出し、該検出したカット紙
サイズをあらかじめ記憶された複数の補正情報に基づい
て補正手段が補正し、該補正されたカット紙サイズに応
じて制御手段が出力手段による前記カット紙へのページ
レイアウトを制御するので、ユーザが定型紙でレイアウ
トした情報を給紙するカット紙に対して確実にページフ
ォーマットすることが可能となる。
【0013】第2の発明において、補正手段は、サイズ
検出手段が検出したカット紙サイズをあらかじめ記憶さ
れた前記サイズ検出手段に依存した誤差補正情報および
定型用紙サイズに対する補正情報に基づいて補正するの
で、サイズ検出手段が検出したサイズに誤差があっても
ユーザが定型紙でレイアウトした情報を給紙するカット
紙に対して確実にページフォーマットすることが可能と
なる。
【0014】第3の発明において、給紙手段から給紙さ
れる前記カット紙の前後端および左右端を検知してサイ
ズ検出手段がカット紙サイズを検出し、該検出したカッ
ト紙サイズを補正手段が前記登録用紙情報記憶手段に記
憶されたカット紙サイズデータに基づいて補正し、該補
正されたカット紙サイズに応じて制御手段が出力手段に
よる前記カット紙へのページレイアウトを制御するの
で、定型紙サイズに近似するサイズのカット紙が給紙さ
れた場合でも、登録されたユーザの使用する所望サイズ
のカット紙に対して確実にページフォーマットすること
が可能となる。
【0015】第4の発明において、サイズ検出手段が検
出したカット紙サイズを補正手段があらかじめ記憶され
た前記サイズ検出手段に依存した誤差補正情報および定
型用紙サイズに対する補正情報に基づいて定型紙サイズ
に補正し、該補正された定型紙サイズを表示手段に表示
し、該表示された定型紙サイズを無効とし、前記サイズ
検出手段が検出したカット紙サイズを定型紙サイズ無効
手段があらかじめ記憶された前記サイズ検出手段に依存
した誤差補正情報で補正したカット紙サイズを有効とす
ると、前記補正手段により補正されたカット紙サイズま
たは前記定型紙サイズに応じて制御手段が出力手段によ
る前記カット紙へのページレイアウトを制御するので、
検出手段が検出したカット紙のサイズに近似するカット
シートが給紙されて該定型紙サイズに補正されたことを
ユーザが確認して、その定型紙サイズまたはカットシー
トサイズのいずれかを選択することが可能となる。
【0016】第5の発明において、給紙手段から給紙さ
れる前記カット紙の前後端および左右端を検知してサイ
ズ検出手段がカット紙サイズを検出し、該検出したカッ
ト紙サイズを補正手段があらかじめ記憶された複数の補
正情報に基づいて補正し、前記判定手段が判定したカッ
ト紙サイズの向きと前記指定手段により指定されたペー
ジレイアウト方向指定状態とを比較して回転手段が前記
出力手段が出力する描画データを回転し、制御手段が補
正手段により補正されたカット紙サイズに応じて該回転
された描画データの前記カット紙へのページレイアウト
を制御するので、ユーザが指定したカット紙のページレ
イアウト方向指定状態とカット紙の置かれた方向が異な
っていても、ユーザからのページレイアウト方向指定に
合致する印字出力を得ることが可能となる。
【0017】第6の発明において、サイズ検出手段が給
紙手段から給紙される前記カット紙の前後端および左右
端を検知してカット紙サイズを検出し、該検出したカッ
ト紙サイズを補正手段があらかじめ記憶された複数の補
正情報に基づいて補正し、該補正されたカット紙サイズ
情報を転送手段が外部装置に対する制御情報に変換して
転送するので、外部装置側のプログラムが印字装置のカ
ット紙に対応したページフォーマットを認知して、プロ
グラムに登録された用紙サイズに加えて給紙されたカッ
ト紙のサイズも用紙選択可能とする。
【0018】
【実施例】
〔第1実施例〕本発明をシリアルプリンタであるバブル
ジェットプリンタ(BJプリンタと呼ぶ)を例として説
明する。本実施例に使用するBJプリンタには、既存の
機能として用紙端検知機構並びにインクが用紙の無いと
ころに噴射されないように幅方向のセンサが取り付けら
れている。これらのセンサ出力に基づいて印字領域フォ
ーマットの設定を制御する。
【0019】図1は本発明の第1実施例を示す印字装置
の制御構成を説明するブロック図である。
【0020】図において、1はホストコンピュータ等の
外部機器で、印字装置にデータを送るものであり、アプ
リケーションソフトウエア等を実行するものである。
【0021】2は本印字装置に対して送られてきたデー
タを受信する入力部である。3は制御プログラムや各種
情報を格納するROMである。該ROM3には、後述す
る垂直方向補正係数および水平方向補正係数等の情報も
あらかじめ記憶されている。
【0022】4は前記ROM3に格納された制御プログ
ラムを実行するCPUで、制御プログラムによって入力
部2で受信した印字データや制御命令の解析等を行って
ページのフォーマットを行い、実際の展開処理等を行う
ことを主たる機能とし、さらに装置全体の制御管理等を
行う。
【0023】5は前記CPU4によって処理された描画
データを格納したり、フレームメモリとしてビットマッ
プ展開を行うRAMである。また、水平方向カウンタ
値,垂直方向カウンタ値等を保持する変数等もここに格
納される。
【0024】6は前記RAM5に展開されたビットマッ
プイメージデータを用紙等に印字を行う出力部である。
本出力部6は、用紙の給紙処理,印字処理を行う。7は
給紙した用紙の前端を検出した時点でONになり、用紙
の後端を検出した時点でOFFになる出力部を備えた紙
前後端検知センサである。従って、紙前後端検知センサ
7がオンの間は、センサ上を用紙が通過していることを
意味する。
【0025】8は搬送用ローラを駆動する部分で、搬送
用ローラをステップ単位に駆動し、1ステップ単位に特
定数のパルスを出力する機能を備えている。ただし、こ
のパルスを出力する条件は、本搬送用ローラ駆動部8に
接続された紙前後端検知センサ7の出力がオンの間だけ
になるように構成されている。搬送用ローラ駆動部8
は、搬送信号により搬送動作の開始を行い、搬送終了時
に搬送終了信号の送出を行う。
【0026】9は搬送方向の用紙サイズを調べるため
に、搬送に用いる搬送用ローラ駆動部8からの搬送パル
スを計数する垂直方向カウンタである。該垂直方向カウ
ンタ9は、カウンタのカウント入力とクリア入力、並び
にカウンタ値の読み出しが行えるように構成されてい
る。
【0027】10は紙左右端検知センサで、印字領域の
幅方向を走査しながら用紙の存在を検出している間、常
時オンを示す信号を出力し続けるように構成されてい
る。11は紙左右端検知センサ駆動部で、紙左右端検知
センサ10を印字領域全体の幅方向を走査できるように
移動させるものである。紙左右端検知センサ駆動部11
は、紙左右端検知センサ10をステップ単位に駆動し、
その1ステップ単位に特定数のパルスを出力する機能を
備えている。また、紙左右端検知センサ駆動部11は、
幅検出信号により幅方向の走査動作の開始を行い、最大
走査点に紙左右検知センサ10を駆動した時点で幅検出
終了信号を送出する機能を備えている。ただし、これよ
り先に、紙左右端検知センサ10からの出力がオンから
オフになった場合は、これを待つことなく幅検出終了信
号を送出する。
【0028】12は用紙の左右幅を検出するために紙左
右端検知センサ10の紙左右端検知センサ駆動部11の
水平移動パルスを計数する水平方向カウンタである。該
水平方向カウンタ12は、カウンタのカウント入力とク
リア入力、並びにカウンタ値の読み出しが行えるように
構成されている。
【0029】この様に構成された第1の印字装置におい
て、給紙手段(搬送用ローラ駆動部8の駆動によりトレ
イまたは手差しされたカット紙を給紙する)から給紙さ
れる前記カット紙の前後端および左右端をサイズ検出手
段(紙前後端検知センサ7,紙左右端検知センサ10)
が検知してカット紙サイズを検出し、該検出したカット
紙サイズをあらかじめ記憶された複数の補正情報(RO
M3に記憶される)に基づいて補正手段(CPU4)が
補正し、該補正されたカット紙サイズに応じて制御手段
(CPU4)が出力手段(出力部6)による前記カット
紙へのページレイアウトを制御するので、ユーザが定型
紙でレイアウトした情報を給紙するカット紙に対して確
実にページフォーマットすることが可能となる。
【0030】また、図1に示されるように構成された第
2の印字装置において、補正手段は、サイズ検出手段が
検出したカット紙サイズをあらかじめ記憶された前記サ
イズ検出手段に依存した誤差補正情報および定型用紙サ
イズに対する補正情報に基づいて補正するので、サイズ
検出手段が検出したサイズに誤差があってもユーザが定
型紙でレイアウトした情報を給紙するカット紙に対して
確実にページフォーマットすることが可能となる。
【0031】なお、図中の細線矢印はそれぞれ信号線を
示し、CPU4が出力部6を通して信号線の状態を制御
できるものとする。
【0032】また、用紙サイズ検出開始の指示は、ユー
ザが図示していない印字装置に取り付けられたパネル操
作や、印字装置に対する制御命令等で行う。以下、図2
に示すフローチャートに基づいて本発明の第1実施例を
示す印字装置における用紙サイズ検出処理動作について
説明する。
【0033】図2は本発明の第1実施例を示す印字装置
における用紙サイズ検出処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(10)は各ステップを
示し、これらの手順をROM3からCPU4が読み出し
て実行する。
【0034】まず、垂直方向カウンタゼロクリア信号に
より垂直方向カウンタ9を、水平方向カウンタゼロクリ
ア信号により水平方向カウンタ12をそれぞれ「0」に
初期化する(1)。次いで、CPU4は出力部6に対し
て給紙指示を与え、既存の給紙手段に用紙を給紙する
(2)。この給紙処理により用紙がある程度引き込ま
れ、水平方向の用紙センスが可能な状態となる。次い
で、出力部6から出力される幅検出信号をオンにするこ
とによって(3)、紙左右端検知センサ駆動部11が紙
左右端検知センサ10を駆動して、用紙上を走査するこ
とにより、用紙の最左端になった時点で紙左右端検知セ
ンサ10の出力がオンになり、これ以降紙左右端検知セ
ンサ10を走査させるのに必要な水平移動パルスを水平
方向カウンタ12に送出する。水平方向カウンタ12は
これを計数する。
【0035】紙左右端検知センサ駆動部11が紙左右端
検知センサ10を印字領域の最右端まで走査している間
に、紙左右端検知センサ10が用紙の最右端を検出し
て、その出力をオフした時点で、紙左右端検知センサ駆
動部11は水平方向カウンタ12に対するパルス送出を
停止し、これより幅検出終了信号を出力部6に送出す
る。
【0036】次いで、幅検出終了信号がオンとなるのを
待機し(4)、幅検出終了信号がオンになったのを認識
したCPU4は、水平方向カウンタ12のカウンタ値を
読み込み、該値をRAM5に格納する(5)。水平方向
カウンタ12の値を読み込んだCPU4は、幅検出信号
をオフ状態とする(6)。この信号により、紙左右端検
知センサ駆動部11は幅検出終了信号をオフにし、紙左
右端検知センサ10をホームポジションに戻す。次い
で、搬送信号をオンとし(7)、搬送用ローラ駆動部8
が図示しない搬送用ローラをステップ単位に駆動して用
紙の搬送を開始する。搬送された用紙は、紙前後端検知
センサ7上を通過することにより、紙前後端検知センサ
7がオンになり、この信号により搬送用ローラ駆動部8
は、これ以降の搬送ローラの駆動パルスを垂直方向カウ
ンタ9に送出する。さらに、搬送を継続して、紙前後端
検知センサ7が用紙の最後端を検出し、その出力をオフ
することにより、搬送用ローラ駆動部8は、垂直方向カ
ウンタ9への駆動パルスの送出を終え、搬送終了信号を
送出する。
【0037】次いで、CPU4は、搬送終了信号がオン
になるのを待ち(8)、そして、搬送終了信号がオンに
なったのを認識したCPU4は、垂直方向カウンタ9の
カウンタ値を読み込み、該カウンタ値をRAM5に格納
する(9)。次いで、搬送信号をオフすることで(1
0)、搬送用ローラ駆動部8は、搬送終了信号をオフに
戻して、用紙サイズ検出処理を終了する。
【0038】なお、本実施例では、BJ方式のプリンタ
なので、電子写真方式のような熱定着を行わないため、
用紙に対する負荷は搬送だけではほとんどなく、再給紙
を行っても問題がないため、ユーザは一旦使用した用紙
をもとのトレイに戻す作業をこのあと行えば、用紙の無
駄が省ける。
【0039】次に、用紙サイズによってCPU4がペー
ジレイアウトに使用する変数について説明する。
【0040】CPU4は、ページレイアウトを行う上
で、用紙のサイズを左上端を原点として、用紙の右端ま
でのドット数をページ右端ドット数、用紙の下端までの
ドット数をページ下端ドット数として、RAM5上に変
数として記憶する。そして、入力部2より入力した制御
命令や印字データをこの範囲内に収まるようにページレ
イアウトする機能を備えている。通常、使用可能な定型
紙に応じてあらかじめ決められたドット数がROM3に
格納されたテーブルを参照することによってページ右端
ドット数や、ページ下端ドット数が初期化されている。
あるいは、制御命令により使用する用紙のサイズを指定
することによって、ページ右端ドット数,ページ下端ド
ット数が決められる。
【0041】本実施例では、先に仮搬送して得た実際の
用紙サイズをCPU4が使用できるようにする。もし、
CPU4がそのまま使用できる形態のパルス数を出力で
きるような搬送用ローラ駆動部8と紙左右端検知センサ
駆動部11であれば補正処理は不要であるが、本実施例
ではCPU4が出力部6の解像度(例えば360ドット
/インチ(DPI))で制御し、出力部6の紙左右端検
知センサ駆動部11は、720パルス/インチ、搬送用
ローラ駆動部8も720パルス/インチで駆動パルスを
出力するものとして補正処理を行う場合について以下説
明する。
【0042】前記条件において、このパルス数を出力部
6の解像度である360DPIに補正するには、垂直方
向補正係数0.5、水平方向補正係数0.5となるの
で、この情報をROM3にあらかじめ格納しておく。C
PU4は、これらの情報からページをレイアウトするの
に必要なサイズ情報である、ページ右端ドット数、ペー
ジ下端ドット数を計算する。ROM3から垂直方向補正
係数、水平方向補正係数を読み出し、RAM5上の水平
方向カウンタ値と垂直方向カウンタ値を用いて、 ページ右端ドット数=水平方向カウンタ値×水平方向補
正係数 ページ下端ドット数=垂直方向カウンタ値×垂直方向補
正係数 で補正計算する。そして、以後はここで計算したページ
右端ドット数とページ下端ドット数を用紙サイズとし
て、ページレイアウトを行うようにする。この時、図示
しない操作パネルや、制御命令等により、定型紙検索指
示が行われている場合は、CPU4はさらに用紙サイズ
情報から定型紙検索処理を行う。これは、紙サイズ検知
による機構的、光学的な誤差から用紙サイズ情報に誤差
が発生し、ユーザが事前に期待した定型紙を置いたにも
関わらずサイズ検知結果が異なる場合に補正を行うため
である。これには、検知したサイズ情報を、それぞれの
方向における検知誤差をマージンとしてあらかじめRO
M3に格納しておく。このマージンは、垂直方向の正負
方向,水平方向の正負方向の4つの値が必要であるが、
本実施例では、垂直,水平方向のそれぞれに正負方向同
一の2つのマージン値を使用し、CPU4の使用する単
位系に基づいたものである。
【0043】図3は、図1に示したROM3に記憶され
る定型紙検索用の定型紙情報テーブルの一例を示す図で
ある。
【0044】この図に示すように、定型用紙に応じて
縦,横の2つの数値組をサポートする定型紙数分を並べ
た状態に対応し、インデックスで示すことにより特定の
定型紙の縦,横情報を読み出せるように構成されてい
る。以下、図4に示すフローチャートを参照しながら本
発明の第1実施例を示す印字装置における定型紙検索処
理動作について説明する。
【0045】図4は本発明の第1実施例を示す印字装置
における定型紙検索処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(11)は各ステップを示
す。また、ページ右端ドット数,ページ下端ドット数に
関しては、図中ではそれぞれ右端ドット数,下端ドット
数と略して記してある。
【0046】まず、定型紙情報テーブルのインデックス
番号を示す変数idxを「0」にする(1)。次いで、
ページ下端ドット数とページ右端ドット数とを比較して
(2)、用紙の置かれた向きにより定型紙情報テーブル
に合うように分岐させる。
【0047】この比較により、ページ下端ドット数がペ
ージ右端ドット数より大きい場合は、該状態を示すフラ
グflgに「0」を設定し、縦方向,横方向のマージン
を考慮して、縦最大値にページ下端ドット数+縦マージ
ンをセットし、縦最小値にページ下端ドット数−縦マー
ジンをセットし、横最大値にページ右端ドット数+横マ
ージンをセットし、横最小値にページ右端ドット数−横
マージンをセットする(3)。これにより、誤差範囲を
考慮した検知サイズ範囲が求められる。
【0048】一方、ステップ(2)の比較で、ページ下
端ドット数がページ右端ドット数より小さい場合は、該
状態を示すフラグflgに「1」を設定し、縦方向,横
方向が逆転しているので、縦最大値にページ右端ドット
数+横マージンをセットし、縦最小値にページ右端ドッ
ト数−横マージンをセットし、横最大値にページ下端ド
ット数+縦マージンをセットし、横最小値にページ下端
ドット数−縦マージンをセットして(4)、ステップ
(5)以降に進む。これにより、検知サイズ範囲が求め
られる。この処理により以降の検索処理は、同一に行う
ことができる。
【0049】次いで、縦方向のチェックを行うため、変
数idx値の示す定型紙情報テーブルの縦の値を読み出
し、定型紙情報テーブル(変数(インデックス)id
x))の縦の値が上記ステップ(3)またはステップ
(4)で求めた縦最小値以上で、かつ縦最大値以下であ
るかどうかの条件を満たしているかどうかを判定し
(5)、条件を満たしている場合は、横方向のチェック
を行うため、縦方向と同様に変数idx値の示す定型紙
情報テーブルの横の値を読み出し、定型紙情報テーブル
(変数(インデックス)idx))の横の値が、上記ス
テップ(3)またはステップ(4)で求めた横最小値以
上で、かつ横最大値以下であるかどうかの条件を満たし
ているかどうかを判定し(6)、該条件を満たす場合に
は、変数idx値で示された定型紙であると判断する。
縦方向または横方向での条件を満足しなかった場合は
(7)、変数idx値を「1」進める。この時、変数i
dx値が定型紙情報テーブルの範囲を越えているかどう
か(テーブル終了)を判定し(8)、変数idx値が定
型紙情報テーブルの範囲を越えていない場合は、次の定
型紙情報を検索するため、ステップ(5)に戻り検索を
継続する。
【0050】一方、定型紙情報テーブルの範囲を越えて
いた場合は、サポートしている定型紙に該当するものが
存在しないので、検索処理を終了しページ下端ドット
数、並びにページ右端ドット数は、何も補正しなまま非
定型紙として処理する。
【0051】一方、ステップ(6)の判定でYESの場
合には、状態フラグflgが「0」かどうかを判定し
(9)、YESの場合は搬送方向に対して用紙が縦向き
に置かれていたものと判定し、ページ下端ドット数に定
型紙情報テーブルの変数idxの縦の値をセットし、ペ
ージ右端ドット数に定型紙情報テーブルの変数idxの
横の値をセットして(10)、定型紙情報テーブルとマ
ージン値による定型紙検索処理を終了する。これによ
り、それぞれの方向の検知結果は、定型紙情報に補正さ
れる。
【0052】一方、状態フラグflgが「1」の場合に
は、搬送方向に対して用紙が横向きに置かれていたもの
と判定し、ページ下端ドット数に定型紙情報テーブルの
変数idxの横の値をセットし、ページ右端ドット数に
定型紙紙情報テーブルの変数idxの縦の値を設定し
(11)、定型紙情報テーブルとマージン値による定型
紙検索処理を終了する。これにより、それぞれの方向の
検知結果は、定型紙情報に補正される。
【0053】なお、上記実施例においては、定型紙情報
テーブル並びに検知誤差補正用のマージン値をあらかじ
めROM3に保持する場合について説明したが、これら
の情報をRAM5に備え、後述する実施例に示すように
図示しないパネルや制御命令によりユーザが設定できる
ように構成してもよい。この場合、CPU4がRAM5
上にこれらの情報設定処理を行うことはいうまでもな
い。 〔第2実施例〕図5は、図1に示したRAM5上に構築
される登録用紙検索用の登録用紙情報テーブルの一例を
示す図であり、(a)は未登録状態に対応し、(b)は
登録状態に対応する。
【0054】図5の(a)に示すように本実施例では、
登録用紙に応じて縦,横の2つの数値を組にして保持す
る。登録用紙に名称を付加するこも可能なデータ構造と
なっており、登録可能な紙数分(本実施例では5枚)テ
ーブル領域が確保されている。
【0055】また、テーブルはインデックスを示すこと
により、特定の登録用紙の縦,横情報並びに用紙名称を
読み出し可能に構成されている。
【0056】さらに、テーブルに図示していない操作パ
ネルや、制御命令でユーザは用紙サイズ情報を登録す
る。
【0057】本実施例では、特に次に示す書式の制御命
令で本テーブルに登録を行うものとする。 <用紙サイズ登録命令> 用紙サイズ登録命令:書式{dc}<縦サイズ>;<横サ
イズ>p <用紙名称>{st} 上記の制御命令では、用紙の縦サイズ(長辺方向)と横
サイズ(短辺方向)で用紙サイズを指定し、さらに用紙
名称を付けることが可能に構成されている。この時の単
位系は別途制御命令で指定することも可能であるが、本
実施例では1/100mm単位で指定するものとしてい
る。これにより、例えば制御命令で、{dc}<2000
>;<1500>p <ORG1>{st},{dc}<25
40>;<2032>p <USER>{st}と入力され
た場合には、図5の(b)に示すように、テーブル内に
対応するデータがセットされる。なお、テーブル内の数
値は、上記制御命令で指定された数値データを、CPU
4が使用する解像度(360DPI)に基づいて変換し
た値である。
【0058】以下、図6,図7を参照しながら本発明の
第2実施例を示す印字装置における登録用紙検索用の登
録用紙情報テーブル登録処理動作について説明する。
【0059】図6は本発明の第2実施例を示す印字装置
における登録用紙検索用の登録用紙情報テーブル初期化
処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)はステップを示す。
【0060】まず、印字装置起動時の初期化処理として
変数tblsizeを「0」に初期化する(1)。な
お、変数tblsizeは、テーブルに登録されている
登録用紙数を示すものである。そして、実際に上記制御
命令を解釈する場合には、既存の制御命令解釈により、
図7に示すフローチャートに示す手順を開始する。
【0061】図7は本発明の第2実施例を示す印字装置
における登録用紙検索用の登録用紙情報テーブル登録処
理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(12)は各ステップを示す。
【0062】まず、登録する登録用紙情報テーブルのイ
ンデックス番号として、変数idxに変数tblsiz
eの値を代入する(1)。次いで、変数idxを調べ、
既に登録用紙情報テーブルが一杯の場合は、制御命令を
無効にする。次いで、登録用紙情報テーブルに空きがあ
るかどうかを判断し(2)、NOならば処理を終了し、
YESならば用紙縦サイズを取得する(3)。そして、
この値が実施する印字装置における搬送,印字可能な用
紙サイズの縦方向の最大サイズ,最小サイズの範囲に収
まっているかどうかを判定し(4)、範囲外の場合には
登録命令を無効として、処理を終了する。
【0063】一方、ステップ(4)の判定で紙サイズが
有効であれば、用紙横サイズを取得する(5)。そし
て、この値が印字装置における印字の可能な用紙サイズ
の横方向の最大サイズ,最小サイズの範囲に収まってい
るかどうかを判定し(6)、範囲外の場合は、命令無効
として、処理を終了する。
【0064】一方、ステップ(6)の判定でYES、す
なわち、横サイズも有効な場合は、縦サイズと横サイズ
とを比較して縦サイズの方が大きいかどうかを判定する
(7)。これは、登録用紙サイズ情報の縦横を正しく設
定するためである。
【0065】この判断でNOの場合は、処理を終了し、
YESの場合、すなわち、サイズの情報が全て条件を満
たしている場合は、用紙名称を取得し(8)、不正文字
や名称長が正しいかどうかを判定し(9)、不正の場合
には、処理を終了し、正しい場合は、縦サイズ,横サイ
ズを内部処理用の360DPIの値に変換し(10)、
登録用紙情報テーブルのインデックスとしての変数id
xの縦値に縦サイズを、登録用紙情報テーブルのインデ
ックスとしての変数idxの横値に横サイズをそれぞれ
設定し、登録用紙情報テーブルの名称に用紙名称を設定
する(11)。次いで、次の用紙サイズ登録命令実行時
に、登録するインデックスとして、変数tblsize
を「1」つ進めて(12)、処理を終了する。
【0066】この様にして、図5の(b)に示す登録用
紙サイズ情報テーブルに情報を設定する。
【0067】以下、図8に示すフローチャートを参照し
ながら本発明の第2実施例を示す印字装置における登録
用紙検索処理動作について説明する。
【0068】図8は本発明の第2実施例を示す印字装置
における登録用紙検索処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(11)は各ステップを示
す。また、図中において、ページ右端ドット数,ページ
下端ドット数に関しては、それぞれ右端ドット数,下端
ドット数と略してある。
【0069】まず、登録用紙情報テーブルのインデック
ス番号を示す変数idxを「0」にする(1)。次い
で、ページ下端ドット数とページ右端ドット数とを比較
して(2)、用紙の置かれた向きにより登録用紙情報テ
ーブルに合うように分岐する。この比較により、ページ
下端ドット数がページ右端ドット数より大きい場合は、
この状態を示すフラグflgに「0」を設定し、縦方
向,横方向のマージンを考慮して、縦最大値にページ下
端ドット数に縦マージンを加算した値をセットし、縦最
小値にページ下端ドット数から縦マージンを減算した値
をセットし、横最大値にページ右端ドット数に横マージ
ンを加算した値をセットし、横最小値にページ右端ドッ
ト数から横マージンを減算した値をセットして(3)、
誤差範囲を考慮した検知サイズ範囲を求める。
【0070】同様にページ下端ドット数がページ右端ド
ット数より小さい場合は、この状態を示すフラグflg
に「1」を設定し、縦方向,横方向が逆転しているの
で、縦最大値にページ右端ドット数に横マージンを加算
した値をセットし、縦最小値にページ右端ドット数から
横マージンを減算した値をセットし、横最大値にページ
下端ドット数に縦マージンを加算した値をセットし、横
最小値にページ下端ドット数から縦マージンを減算した
値をセットして(4)、誤差範囲を考慮した検知サイズ
範囲を求める。この処理により、以後の検索処理は同一
に行うことができる。
【0071】次いで、縦方向のチェックを行う。まず、
登録用紙情報テーブルのインデックスとしての変数id
xの値が示す縦の値を読み出し、縦最小値以上縦最大値
以下(縦最小値≦登録用紙情報テーブル<idx>の縦
の値≦縦最大値)であるかどうかを判定し(5)、該条
件を満足している場合には、横方向のチェックを行い、
すなわち、登録用紙情報テーブルのインデックスとして
の変数idxの値が示す横の値を読み出し、縦最小値以
上縦最大値以下(横最小値≦登録用紙情報テーブル<i
dx>の横の値≦横最大値)であるかどうかを判定し
(6)、該条件を満足する場合は、変数idxで示され
た登録用紙であると判断する。縦方向または横方向での
条件を満足しなかった場合は、ステップ(7)に進み、
変数idxの値を「1」進め、この時、変数idxが登
録用紙情報テーブルの範囲を越えているかどうかを判定
し(8)、越えていなければ次の登録用紙情報を検索す
るため、ステップ(5)に戻り、検索を継続する。
【0072】一方、ステップ(8)の判定で登録用紙情
報テーブルの範囲を越えていた場合には、登録されてい
る登録用紙に該当するものが存在しないので、検索処理
を終了しページ下端ドット数、並びにページ右端ドット
数は、何の補正もないまま非登録用紙として処理する。
【0073】一方、ステップ(6)の判定で横方向の条
件も満足していた場合は、フラグflgの状態が「0」
かどうかを判断し(9)、「0」の場合は、搬送方向に
対して縦向きに用紙が置かれていたので、ページ下端ド
ット数に登録用紙情報テーブルの変数idxの縦の値を
セットし、ページ右端ドット数に登録用紙情報テーブル
の変数idxの横の値をセットして(10)、登録用紙
情報テーブルとマージン値による登録用紙検索処理を終
了する。これにより、それぞれの方向の検知結果は登録
用紙情報に補正される。
【0074】一方、ステップ(9)の判定でフラグfl
gが「1」の場合は、搬送方向に対して横向きに用紙が
置かれていたので、ページ下端ドット数に登録用紙情報
テーブルの変数idxの横の値をセットし、ページ右端
ドット数に登録用紙情報テーブルの変数idxの縦の値
をセットして(11)、登録用紙情報テーブルとマージ
ン値による登録用紙検索処理を終了する。これにより、
それぞれの方向の検知結果は登録用紙情報に補正され
る。
【0075】この様に図1に示した印字装置と同様に構
成された第2の印字装置において、給紙手段(搬送用ロ
ーラ駆動部8の駆動によりカット紙を給紙する)から給
紙される前記カット紙の前後端および左右端を検知して
サイズ検出手段(紙前後端検知センサ7,紙左右端検知
センサ10)がカット紙サイズを検出し、該検出したカ
ット紙サイズを補正手段(CPU4)が前記登録用紙情
報記憶手段(RAM5)に記憶されたカット紙サイズデ
ータに基づいて補正し、該補正されたカット紙サイズに
応じて制御手段(CPU4)が出力手段(出力部6)に
よる前記カット紙へのページレイアウトを制御するの
で、定型紙サイズに近似するサイズのカット紙が給紙さ
れた場合でも、登録されたユーザの使用する所望サイズ
のカット紙に対して確実にページフォーマットすること
が可能となる。
【0076】なお、上記実施例では、検知誤差補正用の
マージン値をあらかじめROM3に保持する場合につい
て説明したが、これらの情報をRAM5に記憶させ、図
示しないパネルや、制御命令によりユーザが設定できる
ように構成してもよい。この場合は、CPU4がRAM
5上にこれらの情報設定を行うものとする。
【0077】また、登録用紙情報テーブルはユーザの指
定値のみを格納する場合について説明したが、初期化時
に定形紙情報等を登録する処理等を追加できるように構
成してもよい。
【0078】〔第3実施例〕上記実施例では、BJプリ
ンタの既存の各種センサを利用して用紙サイズ検出処理
を行う場合について説明したが、図9に示す様に水平方
向に走査可能な紙左右端検知センサのみ使用しても上記
同様の用紙サイズ検出処理が行うことができる。
【0079】図9は本発明の第3実施例を示す印字装置
の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のもの
には同じ符号を付してある。
【0080】この図に示されるように、搬送用ローラ駆
動部8は、紙左右端検知センサ駆動部11からの搬送許
可信号を入力するように構成され、搬送信号がオンとな
っても、搬送許可信号がオンになるまで搬送処理を行わ
ないように構成されている。
【0081】また、紙左右端検知センサ駆動部11は、
出力部6から新たに搬送信号を受けて、搬送用ローラ駆
動部8に対する搬送許可信号を出力するように構成され
ている。紙左右端検知センサ駆動部11は、搬送信号と
幅検出信号が同時にオンになっている場合、紙左右端検
知センサ10を紙前後端検知センサの代わりに使用する
ため、先の実施例に示す紙前後端検知センサ位置まで紙
左右端検知センサ10を移動させる。この時、紙左右端
検知センサ10を定位置に移動させている間に搬送が行
われるのを防ぐため、搬送許可信号を禁止状態にしてお
き、定位置に達した時点で許可状態にする。そして、通
常の搬送時のために幅検出信号がオフの間は、搬送許可
状態にするようにしている。以下、図10に示すフロー
チャートを参照しながら本発明の第3実施例を示す印字
装置における用紙サイズ検出処理動作について説明す
る。
【0082】図10は本発明の第3実施例を示す印字装
置における用紙サイズ検出処理手順の一例を示すフロー
チャートである。なお、(1)〜(14)は各ステップ
を示す。
【0083】まず、垂直方向カウンタゼロクリア信号に
より垂直方向カウンタ9を「0」に初期化する(1)。
次いで、既存の給紙手段により用紙を給紙する(2)。
そして、搬送信号と幅検出信号をオンにすることにより
(3)、紙左右端検知センサ駆動部11は、搬送許可信
号を禁止状態にして、紙左右端検知センサ10を上述し
たように紙前後センサ位置まで移動させ、搬送許可状態
にする。このとき、搬送用ローラ駆動部8は、搬送信号
がオンになっていて、かつ紙左右端検知センサ駆動部1
1からの搬送許可信号が許可状態になった時点から用紙
搬送を開始する。
【0084】次いで、CPU4は、垂直方向カウンタ値
を監視し、垂直方向カウンタ値が「0」を越えた時点で
(4)、搬送信号と幅検出信号を一旦オフにする
(5)。この動作によって紙左右端検知センサ駆動部1
1は、紙左右端検知センサ10をホームポジションに移
動させ、搬送用ローラ駆動部8は、搬送を停止する。垂
直方向カウンタ9は、クリアせずに現状の値を保持す
る。この時点で用紙は、紙左右端検知センサ10の直下
に存在するので、水平方向の用紙センスが可能な状態と
なる。
【0085】次いで、水平方向カウンタゼロクリア信号
により水平方向カウンタ12を「0」に初期化する
(6)。
【0086】次いで、幅検出信号のみをオンにすること
によって(7)、紙左右端検知センサ駆動部11が紙左
右端検知センサ10を駆動して、用紙上を走査すること
により、用紙の最左端になった時点で紙左右端検知セン
サ10の出力がオンになり、これ以降紙左右端検知セン
サ10を走査させるのに必要な水平移動パルスを水平方
向カウンタ12に送出する。水平方向カウンタ12がこ
れを計数する。紙左右端検知センサ駆動部11が紙左右
端検知センサ10を印字領域の最右端まで走査している
間に、紙左右端検知センサ10が用紙の最右端を検出し
てその出力をオフにした時点で、紙左右端検知センサ駆
動部11は水平方向カウンタ12に対するパルス送出を
停止し、これにより幅検出終了信号を送出する。次い
で、CPU4は幅検出終了信号がオンになるのを待つ
(8)。該幅検出終了信号がオンであることを認識した
CPU4は、水平方向カウンタ12のカウンタ値を読み
込み、該カウンタ値をRAM5に格納する(9)。そし
て、幅検出信号をオフにすることにより(10)、紙左
右端検知センサ駆動部11は紙左右端検知センサ10を
ホームポジションに移動させ、幅検出終了信号をオフに
戻す。
【0087】次に、用紙後端を検出するため、再び搬送
信号と幅検出信号がオンにすることにより(11)、紙
左右端検知センサ駆動部11が紙左右端検知センサ10
を紙前後端検知センス位置まで移動し、紙左右端検知セ
ンサ10がオンの状態のまま、搬送許可信号を許可状態
にすることで搬送用ローラ駆動部8が図示しない搬送ロ
ーラをステップ単位に駆動して用紙の搬送を再開始す
る。再搬送された用紙は、紙左右端検知センサ10上を
通過しているのでオン状態を保持し、この信号により搬
送用ローラ駆動部8は、搬送ローラの駆動パルスを垂直
方向カウンタ9に送出する。さらに、搬送を継続して紙
左右端検知センサ10が、用紙の最後端を検出しその出
力をオフにすることにより、搬送用ローラ駆動部8は、
垂直方向カウンタ9への駆動パルスの送出を終え、搬送
終了信号を送出する。
【0088】一方、CPU4は、搬送終了信号がオンと
なるのを待機し(12)、該搬送終了信号がオンである
ことを認識すると、垂直方向カウンタの9のカウンタ値
を読み込み、該カウンタ値をRAM5に格納する(1
3)。そして、搬送信号と幅検出信号をオフすることに
より(14)、紙左右端検知センサ駆動部11は、紙左
右端検知センサ10をホームポジションに移動させ、搬
送用ローラ駆動部8は、搬送終了信号をオフに戻す。以
上で出力部6における用紙サイズ検出処理を終了する。
以後の用紙サイズ補正処理等は上記実施例に準ずるので
説明は省略する。 〔第4実施例〕図11は本発明の第4実施例を示す印字
装置の制御構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同じ符号を付してある。
【0089】図において、13は操作パネルであり、ユ
ーザとのインタフェースを行うための、図示しない液晶
表示部とスイッチから構成されており、ユーザへのメッ
セージの表示やユーザからの指示を印字装置に入力す
る。
【0090】この様に構成された第4の印字装置におい
て、サイズ検出手段(紙前後端検知センサ7,紙左右端
検知センサ10)が検出したカット紙サイズを補正手段
(CPU4)があらかじめ記憶された前記サイズ検出手
段に依存した誤差補正情報および定型用紙サイズに対す
る補正情報に基づいて定型紙サイズに補正し、該補正さ
れた定型紙サイズを表示手段(操作パネル11)に表示
し、該表示された定型紙サイズを無効とし、前記サイズ
検出手段が検出したカット紙サイズを定型紙サイズ無効
手段(操作パネル13のスイッチ)があらかじめ記憶さ
れた前記サイズ検出手段に依存した誤差補正情報(RO
M3)で補正したカット紙サイズを有効とすると、前記
補正手段により補正されたカット紙サイズまたは前記定
型紙サイズに応じて制御手段(CPU4)が出力手段に
よる前記カット紙へのページレイアウトを制御するの
で、検出手段が検出したカット紙のサイズに近似するカ
ットシートが給紙されて該定型紙サイズに補正されたこ
とをユーザが確認して、その定型紙サイズまたはカット
シートサイズのいずれかを選択することが可能となる。
【0091】図12は本発明の第4実施例を示す印字装
置における定型紙検索用の定型紙情報テーブルの一例を
示す図であり、例えば、図1に示したROM3上に構築
される。
【0092】この図に示すように、定型用紙に応じて
縦,横の2つの数値とその用紙名を格納するデータ構造
を有し、これらをサポートする定型紙分(本実施例では
B4,B5,A4,A5の計4つ)格納している。
【0093】以下、図13に示すフローチャートを参照
しながら本発明の第4実施例を示す印字装置における定
型紙検索処理動作について説明する。
【0094】図13は本発明の第4実施例を示す印字装
置における定型紙検索処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(8)は各ステップを示
す。また、ページ右端ドット数,ページ下端ドット数に
関しては、図中ではそれぞれ右端ドット数,下端ドット
数と略して記してある。
【0095】まず、定型紙情報テーブルのインデックス
番号を示す変数idxを「0」にする(1)。次いで、
ページ下端ドット数とページ右端ドット数とを比較して
(2)、用紙の置かれた向きにより定型紙情報テーブル
に合うように分岐させる。
【0096】この比較により、ページ下端ドット数がペ
ージ右端ドット数より大きい場合は、該状態を示すフラ
グflgに「0」を設定し、縦方向,横方向のマージン
を考慮して、縦最大値にページ下端ドット数+縦マージ
ンをセットし、縦最小値にページ下端ドット数−縦マー
ジンをセットし、横最大値にページ右端ドット数+横マ
ージンをセットし、横最小値にページ右端ドット数−横
マージンをセットする(3)。これにより、誤差範囲を
考慮した検知サイズ範囲が求められる。
【0097】一方、ステップ(2)の比較で、ページ下
端ドット数がページ右端ドット数より小さい場合は、該
状態を示すフラグflgに「1」を設定し、縦方向,横
方向が逆転しているので、縦最大値にページ右端ドット
数+横マージンをセットし、縦最小値にページ右端ドッ
ト数−横マージンをセットし、横最大値にページ下端ド
ット数+縦マージンをセットし、横最小値にページ下端
ドット数−縦マージンをセットして(4)、ステップ
(5)以降に進む。これにより、検知サイズ範囲が求め
られる。この処理により以降の検索処理は、同一に行う
ことができる。
【0098】次いで、縦方向のチェックを行うため、変
数idx値の示す定型紙情報テーブルの縦の値を読み出
し、定型紙情報テーブル(変数(インデックス)id
x))の縦の値が上記ステップ(3)またはステップ
(4)で求めた縦最小値以上で、かつ縦最大値以下であ
るかどうかの条件を満たしているかどうかを判定し
(5)、条件を満たしている場合は、横方向のチェック
を行うため、縦方向と同様に変数idx値の示す定型紙
情報テーブルの横の値を読み出し、定型紙情報テーブル
(変数(インデックス)idx))の横の値が上記ステ
ップ(3)またはステップ(4)で求めた横最小値以上
で、かつ横最大値以下であるかどうかの条件を満たして
いるかどうかを判定し(6)、該条件を満たす場合に
は、変数idx値で示された定型紙であると判断する。
縦方向または横方向での条件を満足しなかった場合は、
変数idx値を「1」進める(7)。この時、変数id
x値が定型紙情報テーブルの範囲を越えているかどうか
(テーブル終了)を判定し(8)、変数idx値が定型
紙情報テーブルの範囲を越えていない場合は、次の定型
紙情報を検索するため、ステップ(5)に戻り検索を継
続する。
【0099】定型紙情報テーブルの範囲を越えていた場
合は、サポートしている定型用紙に該当するものがない
ので、検索処理を終了し非定型用紙として処理し、変数
idxはこの時テーブルサイズ(本実施例では「4」)
に等しい値となっている。以上で定型用紙検索処理を終
了する。この時点で有効な変数はidx,フラグfl
g,ページ下端ドット数,ページ右端ドット数の4つで
ある。
【0100】次に、操作パネル13上に設けられた液晶
表示部に検知した用紙に関する情報を表示し、ユーザに
確認する作業を催促する場合の処理について説明する。
なお、本実施例での確認処理は、定型紙に合致したと判
断された場合に限って行うものとする。
【0101】図14は、図11に示した操作パネル13
の液晶表示部における用紙情報表示状態の一例を示す図
であり、(a)はCPU4の処理する解像度に合わせて
検出した用紙サイズをドット数表示した状態に対応し、
(b)は該検出した用紙サイズをインチ単位で表示した
状態に対応し、(c)は該検出した用紙サイズをmm単
位で表示した状態に対応し、(d)は登録された定型用
紙サイズに合致した場合に対応し、定型紙情報テーブル
(図12参照)の用紙名とその用紙がどのようにトレイ
に載せられたかを表示する。本実施例では、サイズ単位
を別途指定可能としているが、これは特に重要ではな
く、全ての表示を順に行うように表示を制御しても良
い。
【0102】以下、図15に示すフローチャートを参照
しながら本発明の第4実施例を示す印字装置における表
示確定処理動作について説明する。
【0103】図15は本発明の第4実施例を示す印字装
置における表示確定処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(15)は各ステップを示
す。
【0104】まず、変数idxの値を参照して定型紙情
報テーブルのインデックス値の範囲かどうかを判断し
(1)、YESならば定型紙情報テーブルのインデック
スidxの用紙名を取得する(2)。次いで、フラグf
lgを参照してその値が「0」かどうかを判定し
(3)、YESならば図13に示したステップ(3)で
設定したようにページ下端ドット数がページ右端ドット
数よりも大きいのでこれを縦置きとし、操作パネル13
の液晶表示部に用紙名と「タテオキ」を図14の(e)
に示す様に表示する(4)。フラグflgが「1」だっ
た場合には、ページ下端ドット数がページ右端ドット数
よりも小さかったので横置きとし、操作パネル13の液
晶表示部に用紙名と「ヨコオキ」を図14の(d)に示
す様に表示する(5)。そして、表示された情報に関し
てユーザの確認を行う。次いで、操作パネル13のスイ
ッチが押下されるのを待機し(6)、スイッチが押下さ
れた場合には、該スイッチが確認を示す確認スイッチか
どうかを判断する(7)。これはあらかじめ操作パネル
13上のどのスイッチが確認スイッチかを定義してお
き、そのスイッチを用紙名と用紙の向きを表示している
際に押下すると確認となり、それ以外のスイッチを押下
すると定型紙検索処理を無効とするものである。
【0105】一方、ステップ(7)の判定で確認スイッ
チであった場合には、フラグflgの値を参照し、該値
が「0」かどうかを判定し(8)、フラグflgが
「0」の場合は搬送方向に対して縦向きに用紙が置かれ
ていたので、ページ下端ドット数に定型紙情報テーブル
のインデックスidxの縦の値をセットし、ページ右端
ドット数に定型紙情報テーブルのインデックスidxの
横の値をセットし(9)、処理を終了する。これによ
り、それぞれの方向の検知結果は、定型紙情報に補正さ
れる。
【0106】一方、ステップ(8)の判定でフラグfl
gが「1」と判定された場合には、搬送方向に対して横
向きに用紙が置かれていたので、ページ下端ドット数に
定型紙情報テーブルのインデックスidxの横の値をセ
ットし、ページ右端ドット数に定型紙情報テーブルのイ
ンデックスidxの縦の値をセットし(10)、処理を
終了する。これにより、それぞれの方向の検知結果は、
定型紙情報に補正される。
【0107】一方、ステップ(7)の判定で確認スイッ
チ以外のスイッチが押下された場合には、ユーザの使用
する非定型紙が定型紙サイズに近似していたため定型紙
と判断した、それを無効とする処置を行う。この時点で
は、ページ下端ドット数,ページ右端ドット数を更新し
ていないため、ステップ(1)で非定型紙と判断された
場合と同様に扱うことができ、用紙サイズ表示の単位指
定がミリメートル表示かどうかを判断し(11)、YE
Sの場合は、ミリメートル単位にページ下端ドット数と
ページ右端ドット数を解像度で除して25.4mmを乗
算して、図14の(c)に示す様にミリメートル表示に
変換して表示し(12)処理を終了する。
【0108】一方、ステップ(11)の判定でミリメー
トル表示指示でないと判断された場合には、インチ表示
指示かどうかを判断し(13)、YESならばインチ単
位にページ下端ドット数とページ右端ドット数を解像度
で除して、図14の(b)に示す様に変換表示して(1
4)、処理を終了し、どちらでもない場合には、ドット
単位でページ下端ドット数とページ右端ドット数を、図
14の(a)に示す様にドット数でサイズ表示して(1
5)、処理を終了する。
【0109】以上で表示確認処理を終了し、ここまでで
最終的に設定されたページ下端ドット数とページ右端ド
ット数をもとにCPU4はページレイアウトを行う。
【0110】なお、上記実施例では定型紙情報テーブル
並びに、検知誤差補正用のマージン値をあらかじめRO
M3に保持する場合について説明したが、これらの情報
をRAM5に記憶させ、操作パネル13からの指定や、
制御命令によりユーザが設定できるように構成してもよ
い。この場合は、CPU4がRAM5上にこれらの情報
設定処理を行う。
【0111】また、用紙サイズ検知処理は、センサを移
動させる方式を採用しているが、印字装置の搬送経路幅
全体を検知するセンサ等に変更すれば可動部が減少し信
頼性を高めることが可能となる。
【0112】さらに、上記実施例では仮給紙した用紙を
そのまま排紙する場合について説明したが、給紙搬送構
造を逆搬送可能な構成とすることにより、用紙サイズ検
知に使用した用紙を再び給紙することが可能となり、ユ
ーザが仮給紙した用紙をもとに戻すことなく用紙の再給
紙が可能となる。
【0113】また、定型紙情報テーブルは、ユーザ登録
を可能とすることにより、定型紙以外にも利用が可能で
ある。この時は本処理終了後、ユーザ登録用紙情報を検
索する。 〔第5実施例〕図16は本発明の第5実施例を示す印字
装置におけるレイアウト決定処理を説明する模式図であ
る。以下、用紙の置かれた向きと、指定されたオリエン
テーションから描画データをどのようにレイアウトする
かについて説明する。
【0114】図において、(a)はポートレートオリエ
ンテーションを示し、(b)はランドスケープオリエン
テーションを示す。なお、図中の論理下端ドット数と論
理右端ドット数は、CPU4がページをレイアウトする
上で用いる論理的な座標系における用紙の下端,右端を
意味する。この座標系は、用紙の向きやオリエンテーシ
ョンを意識せずにレイアウト処理を行うために用いる
(該座標系を論理座標系と呼ぶ)。論理座標系における
ポートレートとランドスケープの区別は、用紙を縦方向
に使用するか、横方向に使用するかの違いにより、それ
ぞれの論理下端ドット数と論理右端ドット数が反対にな
っているだけである。この論理座標系を実際の用紙上に
表現する時には、図16の(c)〜(f)に示すよう
に、用紙の向きとオリエンテーションによって様々な回
転描画処理が必要になってくる。これを行わなかった場
合が、図16の(g),(h)に示す破線の論理座標系
と用紙向きとが一致しない場合であり、意図した印字結
果が得られなくなる。そこで、縦置きと横置きにより描
画データをどのように回転させれば良いかを以下のよう
に処理を行う。
【0115】まず、基本的な処理として、ポートレート
時の回転角度を「0」度とした場合、ランドスケープ時
は反時計周りに+90度としているとみなすことができ
る(図16の(c),(d)参照)。そして、用紙の縦
置きと横置きに関しては、図16の(c)と(d)のポ
ートレートの縦置きと横置きとを比較すると、縦置きの
場合は回転角度「0」度、横置きされた場合は、−90
度(270度)回転しているとみなすことができる。
【0116】同様に、ランドスケープの場合である、図
16の(d)と(f)とを比較すると、(d)を基準と
すれば、(f)は−90度(270度)回転していると
みなすことができる。そこで、描画データの回転角度
は、用紙が縦置きの場合は、「0」度、横置きの場合
は、−90度(270度)が基準となる。
【0117】次いで、オリエンテーションの指定がポー
トレートの場合は、+0度、ランドスケープの場合は、
+90度したものである。
【0118】一方、ページレイアウトの必要な論理座標
系の右端ドット数,下端ドット数の決定方法は単純で、
ポートレートの場合は、用紙の長辺を論理ページ下端と
し、用紙の短辺を論理ページ右端とし、ランドスケープ
の場合は、用紙の短辺を論理ページ下端とし、用紙の長
辺を論理ページ右端とするだけで良い。これらの回転角
度,論理ページ下端,論理ページ右端の実際の決定処理
について以下図17に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0119】図17は本発明の第5実施例を示す印字装
置におけるページレイアウト決定処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(9)は各ステ
ップを示す。また、図中の下端ドット数,右端ドット数
は、上述した用紙サイズ取得時の結果であるページ下端
ドット数とページ右端ドット数に対応する。
【0120】まず、ページ下端ドット数とページ右端ド
ット数を比較して、用紙が縦置きか横置きかを判断する
(1)。縦置きの場合は、ページ下端ドット数の方が大
きいので、回転角度を「0」に初期化する(2)。
【0121】一方、ステップ(1)の判断で横置きと判
断された場合には、ページ下端ドット数がページ右端ド
ット数よりも小さいので、回転角度270度(−90
度)に初期化するとともに、ページ下端ドット数側が長
辺方向になるように、ページ下端ドット数とページ右端
ドット数の内容を交換しておく(3)。これ以後の処理
を共通化することができる。
【0122】次いで、指定されたオリエンテーションが
ポートレートかランドスケープかを判断し(4)、ポー
トレートと判断された場合は、論理下端ドット数に用紙
の長辺方向のサイズであるページ下端ドット数を設定
し、論理右端ドット数には用紙の短辺方向のサイズであ
るページ右端ドット数を設定し(5)、処理を終了す
る。この場合は、回転角度補正は不要となる。
【0123】一方、ステップ(4)の判定でランドスケ
ープと判定された場合には、論理下端ドット数に用紙の
短辺方向のサイズであるページ右端ドット数を設定し、
論理右端ドット数に用紙の長辺方向のサイズであるペー
ジ下端ドット数を設定する(6)。次いで、ランドスケ
ープは+90度回転しなければならないので、ここで回
転角度に「90」を加算し、回転処理を行う(7)。次
いで、回転角度が360度以上かどうかを判定し
(8)、NOならば処理を終了し、YESの場合は、
「360」を減算することにより、回転角度を360度
未満の角度に補正し(9)し、ステップ(8)に戻る。
【0124】以上で回転角度,論理下端ドット数,論理
右端ドット数の取得を終了する。
【0125】この様に図11に示された印字装置と同様
の構成となる第5の印字装置において、給紙手段から給
紙される前記カット紙の前後端および左右端を検知して
サイズ検出手段(紙前後端検知センサ7,紙左右端検知
センサ10)がカット紙サイズを検出し、該検出したカ
ット紙サイズを補正手段(CPU4)があらかじめ記憶
された複数の補正情報に基づいて補正し、前記判定手段
(CPU4)が判定したカット紙サイズの向きと前記指
定手段(操作パネル13)により指定されたページレイ
アウト方向指定状態とを比較して回転手段(CPU4)
が前記出力手段(出力部6)が出力する描画データを回
転し、制御手段(CPU4)が補正手段により補正され
たカット紙サイズに応じて該回転された描画データの前
記カット紙へのページレイアウトを上述したフローチャ
ートに従って制御するので、ユーザが指定したカット紙
のページレイアウト方向指定状態とカット紙の置かれた
方向が異なっていても、ユーザからのページレイアウト
方向指定に合致する印字出力を得ることが可能となる。
【0126】これらの情報に基づいてCPU4はページ
レイアウトと回転描画処理を行う。論理座標系から実際
のメモリへの展開時の補正処理等は、公知の回転処理を
行うものとするため、詳細は省略する。 〔第6実施例〕以下、図1を参照しながら本発明の第6
実施例を示す印字装置における検知した用紙サイズ情報
の外部装置への転送処理動作について説明する。
【0127】外部機器1からの制御命令により入力部2
の双方向インタフェースにより外部機器1に検知した用
紙サイズを返送する。これは、上述したように用紙サイ
ズ情報を取得した時点で勝手に外部機器1に検知結果を
返送してもよいが、外部機器1側が常にそれを監視して
いなければならず、時間的に無駄になるからである。そ
こで、本実施例では、外部機器1との同期を取るために
制御命令を使用し、返送フォーマットを定義することで
外部機器1が情報を取得しやすくなるように制御してい
る。以下、本実施例で使用する制御命令の一例を示す。
【0128】用紙サイズ返送命令:書式[cs]?<単
位>n ただし、csは「9Bh」とする。上記制御命
令例では、<単位>を指定することにより、例えば印字
装置の解像度単位、ミリメートル単位、インチ単位等で
返送データの種類を決定することができる。この指定に
より印字装置は、ページ右端ドット数とページ下端ドッ
ト数を指定のサイズに数値変換し、それを文字列化し、
次のようにフォーマットして外部機器1に返送する。
【0129】返送データ例(ドット指定の場合) :書式[dc]5100;3501[st][cr]
[lf] 返送データ例(1/10mm指定の場合) :書式[dc]3598;2470[st][cr]
[lf] 返送データ例(1/100インチ指定の場合) :書式[dc]1416;973[st][cr][l
f] ただし、[dc]は「90h」とし、[st]は「9C
h」とし、[cr]は「0Dh」とし、[lf]は「0
Ah」とする。
【0130】制御命令による用紙サイズ情報返送処理
は、先の用紙サイズ返送命令を既存の命令解釈により、
用紙サイズ返送命令解釈に移り、まず、<単位>情報を
取得する。この単位指定が1/10mm単位指定の場合
は、返送下端ドット数にページ下端ドット数に「10」
および「25.4」を乗算した値を解像度で除した値を
セットし、返送右端ドット数にページ右端ドット数に
「10」および「25.4」を乗算した値を解像度で除
した値をセットする。
【0131】なお、単位指定が1/100インチ指定の
場合は、返送下端ドット数にページ下端ドット数に「1
00」を乗算した値を解像度で除した値をセットし、返
送右端ドット数にページ右端ドット数に「100」を乗
算した値を解像度で除した値をセットする。
【0132】また、単位指定がドット指定の場合は、返
送下端ドット数にページ下端ドット数をそのままセット
し、返送右端ドット数にページ右端ドット数をそのまま
セットする。
【0133】そして、返送下端ドット数と返送右端ドッ
ト数をそれぞれ文字列化して、前述したように返送デー
タ書式に基づいたヘッダ([dc]とセパレータ(;)
と終端([st][cr][lf])とともに、入力部
2の双方向インタフェースの送信処理により外部機器1
に送る。
【0134】この様に図1に示した印字装置と同様に構
成された第6の印字装置において、サイズ検出手段(紙
前後端検知センサ7,紙左右端検知センサ10)が給紙
手段から給紙される前記カット紙の前後端および左右端
を検知してカット紙サイズを検出し、該検出したカット
紙サイズを補正手段(CPU4)があらかじめ記憶され
た複数の補正情報に基づいて補正し、該補正されたカッ
ト紙サイズ情報を転送手段(入力部2の双方向インタフ
ェースによる)が外部装置1に対する制御情報に変換し
て転送するので、外部装置1側のプログラムが印字装置
のカット紙に対応したページフォーマットを認知して、
プログラムに登録された用紙サイズに加えて給紙された
カット紙のサイズも用紙選択可能とする。
【0135】なお、上記実施例では使用した用紙サイズ
返送命令は、事前に検知した用紙サイズを返送するもの
であったが、再給紙可能な搬送機構を備えている場合に
は、アプリケーション側が現在の用紙サイズ検知要求機
能をも含めることができる。これは、アプリケーション
プログラムから先の用紙サイズ返送命令を発行すると、
印字装置が仮給紙を行い現在トレイに載っている用紙サ
イズの検知を行い、その結果を返すのである。そして、
用紙を逆搬送して再給紙可能な状態にすることもでき
る。
【0136】以下、図18を参照しながら、本発明に係
る印字装置を適用可能なインクジェットプリンタの構成
について説明する。なお、本印字装置には図1に示した
制御構成を備えているものとする。
【0137】図18は本発明を適用可能な印字装置の構
成を示す外観斜視図であり、例えばインクジェットプリ
ンタ(IJRA)の場合を示す。
【0138】図において、駆動モータ5013の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア5011,5010,50
09を介して回転するリードスクリュー5005の螺旋
溝5004に対して係合するキャリッジHCはピン(図
示しない)を有し、矢印a,b方向に往復移動される。
このキャリッジHCには、インクジェットカートリッジ
IJCが搭載されている。5002は紙押え板であり、
キャリッジ移動方向にわたって紙をプラテン5000に
対して押圧する。5007,5008はフォトカプラ
で、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認して、モータ5013の回転方向切換え等を行うため
のホームポジション検知手段として機能する。5016
は記録ヘッドの全面をキャップするキャップ部材502
2を指示する部材、5015はキャップ内を吸引する吸
引手段で、キャップ内開口5023を介して記録ヘッド
の吸引回復を行う。5017はクリーニングブレード
で、部材5019により前後方向に移動可能となる。5
018は本体指示板で、上記5017,5019を指示
する。5012は吸引回復の吸引を開始するためのレバ
ーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に伴っ
て移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切換え等
の公知の伝達手段により移動制御される。
【0139】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復はキャリッジがホームポジション側領域に来たと
きにリードスクリュー5005の作用によってそれらの
対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うように構成さ
れていれば良い。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、給紙手段から給紙される前記カット紙
の前後端および左右端をサイズ検出手段が検知してカッ
ト紙サイズを検出し、該検出したカット紙サイズをあら
かじめ記憶された複数の補正情報に基づいて補正手段が
補正し、該補正されたカット紙サイズに応じて制御手段
が出力手段による前記カット紙へのページレイアウトを
制御するので、ユーザが定型紙でレイアウトした情報を
給紙するカット紙に対して確実にページフォーマットす
ることができる。
【0141】第2の発明によれば、補正手段は、サイズ
検出手段が検出したカット紙サイズをあらかじめ記憶さ
れた前記サイズ検出手段に依存した誤差補正情報および
定型用紙サイズに対する補正情報に基づいて補正するの
で、サイズ検出手段が検出したサイズに誤差があっても
ユーザが定型紙でレイアウトした情報を給紙するカット
紙に対して確実にページフォーマットすることができ
る。
【0142】第3の発明によれば、給紙手段から給紙さ
れる前記カット紙の前後端および左右端を検知してサイ
ズ検出手段がカット紙サイズを検出し、該検出したカッ
ト紙サイズを補正手段が前記登録用紙情報記憶手段に記
憶されたカット紙サイズデータに基づいて補正し、該補
正されたカット紙サイズに応じて制御手段が出力手段に
よる前記カット紙へのページレイアウトを制御するの
で、定型紙サイズに近似するサイズのカット紙が給紙さ
れた場合でも、登録されたユーザの使用する所望サイズ
のカット紙に対して確実にページフォーマットすること
ができる。
【0143】第4の発明によれば、サイズ検出手段が検
出したカット紙サイズを補正手段があらかじめ記憶され
た前記サイズ検出手段に依存した誤差補正情報および定
型用紙サイズに対する補正情報に基づいて定型紙サイズ
に補正し、該補正された定型紙サイズを表示手段に表示
し、該表示された定型紙サイズを無効とし、前記サイズ
検出手段が検出したカット紙サイズを定型紙サイズ無効
手段があらかじめ記憶された前記サイズ検出手段に依存
した誤差補正情報で補正したカット紙サイズを有効とす
ると、前記補正手段により補正されたカット紙サイズま
たは前記定型紙サイズに応じて制御手段が出力手段によ
る前記カット紙へのページレイアウトを制御するので、
検出手段が検出したカット紙のサイズに近似するカット
シートが給紙されて該定型紙サイズに補正されたこをユ
ーザが確認して、その定型紙サイズまたはカットシート
サイズのいずれかを選択することができる。
【0144】第5の発明によれば、給紙手段から給紙さ
れる前記カット紙の前後端および左右端を検知してサイ
ズ検出手段がカット紙サイズを検出し、該検出したカッ
ト紙サイズを補正手段があらかじめ記憶された複数の補
正情報に基づいて補正し、前記判定手段が判定したカッ
ト紙サイズの向きと前記指定手段により指定されたペー
ジレイアウト方向指定状態とを比較して回転手段が前記
出力手段が出力する描画データを回転し、制御手段が補
正手段により補正されたカット紙サイズに応じて該回転
された描画データの前記カット紙へのページレイアウト
を制御するので、ユーザが指定したカット紙のページレ
イアウト方向指定状態とカット紙の置かれた方向が異な
っていても、ユーザからのページレイアウト方向指定に
合致する印字出力を得ることができる。
【0145】第6の発明によれば、サイズ検出手段が給
紙手段から給紙される前記カット紙の前後端および左右
端を検知してカット紙サイズを検出し、該検出したカッ
ト紙サイズを補正手段があらかじめ記憶された複数の補
正情報に基づいて補正し、該補正されたカット紙サイズ
情報を転送手段が外部装置に対する制御情報に変換して
転送するので、外部装置側のプログラムが印字装置のカ
ット紙に対応したページフォーマットを認知して、プロ
グラムに登録された用紙サイズに加えて給紙されたカッ
ト紙のサイズも用紙選択することができる。
【0146】従って、カット紙を給送位置に設定するだ
けで、定型紙を給送された場合でも、ユーザ固有のサイ
ズのカット紙が給送された場合でも、給紙するカット紙
のサイズに最適なページレイアウトを行える等の優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す印字装置の制御構成
を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す印字装置における用
紙サイズ検出処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図3】図1に示したROMに記憶される定型紙検索用
の定型紙情報テーブルの一例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す印字装置における定
型紙検索処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図1に示したRAM上に構築される定型紙検索
用の定型紙情報テーブルの一例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す印字装置における登
録用紙検索用の登録用紙情報テーブル初期化処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例を示す印字装置における登
録用紙検索用の登録用紙情報テーブル登録処理手順の一
例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例を示す印字装置における登
録用紙検索処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の第3実施例を示す印字装置の構成を説
明するブロック図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す印字装置における
用紙サイズ検出処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図11】本発明の第4実施例を示す印字装置の制御構
成を説明するブロック図である。
【図12】本発明の第4実施例を示す印字装置における
定型紙検索用の定型性情報テーブルの一例を示す図であ
る。
【図13】本発明の第4実施例を示す印字装置における
定型紙検索処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図14】図11に示した操作パネルの液晶表示部にお
ける用紙情報表示状態の一例を示す図である。
【図15】本発明の第4実施例を示す印字装置における
表示確定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第5実施例を示す印字装置における
レイアウト決定処理を説明する模式図である。
【図17】本発明の第5実施例を示す印字装置における
ページレイアウト決定処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図18】本発明を適用可能な印字装置の構成を示す外
観斜視図である。
【符号の説明】
1 外部機器 2 入力部 3 ROM 4 CPU 5 RAM 6 出力部 7 紙前後端検知センサ 8 搬送用ローラ駆動部 9 垂直方向カウンタ 10 紙左右端検知センサ 11 紙左右端検知センサ駆動部 12 水平方向カウンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置から入力される印字情報を解析
    してページ情報に従うページレイアウトを決定してカッ
    ト紙に印字を行う出力手段と、前記カット紙を給紙する
    給紙手段と、この給紙手段から給紙される前記カット紙
    の前後端および左右端を検知してカット紙サイズを検出
    するサイズ検出手段と、このサイズ検出手段が検出した
    カット紙サイズをあらかじめ記憶された複数の補正情報
    に基づいて補正する補正手段と、この補正手段により補
    正されたカット紙サイズに応じて出力手段による前記カ
    ット紙へのページレイアウトを制御する制御手段とを有
    することを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 補正手段は、サイズ検出手段が検出した
    カット紙サイズをあらかじめ記憶された前記サイズ検出
    手段に依存した誤差補正情報および定型用紙サイズに対
    する補正情報に基づいて補正することを特徴とする請求
    項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 ユーザが使用する所望サイズのカット紙
    サイズデータを入力する入力手段と、この入力手段から
    入力された所望サイズのカット紙サイズデータを記憶す
    る登録用紙情報記憶手段と、外部装置から入力される印
    字情報を解析してページ情報に従うページレイアウトを
    決定してカット紙に印字を行う出力手段と、前記カット
    紙を給紙する給紙手段と、この給紙手段から給紙される
    前記カット紙の前後端および左右端を検知してカット紙
    サイズを検出するサイズ検出手段と、このサイズ検出手
    段が検出したカット紙サイズを前記登録用紙情報記憶手
    段に記憶されたカット紙サイズデータに基づいて補正す
    る補正手段と、この補正手段により補正されたカット紙
    サイズに応じて出力手段による前記カット紙へのページ
    レイアウトを制御する制御手段とを有することを特徴と
    する印字装置。
  4. 【請求項4】 外部装置から入力される印字情報を解析
    してページ情報に従うページレイアウトを決定してカッ
    ト紙に印字を行う出力手段と、前記カット紙を給紙する
    給紙手段と、この給紙手段から給紙される前記カット紙
    の前後端および左右端を検知してカット紙サイズを検出
    するサイズ検出手段と、このサイズ検出手段が検出した
    カット紙サイズをあらかじめ記憶された前記サイズ検出
    手段に依存した誤差補正情報および定型用紙サイズに対
    する補正情報に基づいて定型紙サイズに補正する補正手
    段と、この補正手段により補正された定型紙サイズを表
    示する表示手段と、この表示手段に表示された定型紙サ
    イズを無効とし、前記サイズ検出手段が検出したカット
    紙サイズをあらかじめ記憶された前記サイズ検出手段に
    依存した誤差補正情報で補正したカット紙サイズを有効
    とする定型紙サイズ無効手段と、前記補正手段により補
    正されたカット紙サイズまたは前記定型紙サイズに応じ
    て出力手段による前記カット紙へのページレイアウトを
    制御する制御手段とを有することを特徴とする印字装
    置。
  5. 【請求項5】 ページレイアウト方向をポートレートま
    たはランドスケープのいずれかを指定するページ方向指
    定手段と、外部装置から入力される印字情報を解析して
    ページ情報に従うページレイアウトを決定してカット紙
    に印字を行う出力手段と、前記カット紙を給紙する給紙
    手段と、この給紙手段から給紙される前記カット紙の前
    後端および左右端を検知してカット紙サイズを検出する
    サイズ検出手段と、このサイズ検出手段が検出したカッ
    ト紙サイズの縦向きまたは横向きを判定する判定手段
    と、前記サイズ検出手段が検出したカット紙サイズをあ
    らかじめ記憶された複数の補正情報に基づいて補正する
    補正手段と、前記判定手段が判定したカット紙サイズの
    向きと前記指定手段により指定されたページレイアウト
    方向指定状態とを比較して前記出力手段が出力する描画
    データを回転する回転手段と、この補正手段により補正
    されたカット紙サイズに応じて前記回転手段により回転
    された描画データの前記カット紙へのページレイアウト
    を制御する制御手段とを有することを特徴とする印字装
    置。
  6. 【請求項6】 外部装置から入力される印字情報を解析
    してページ情報に従うページレイアウトを決定してカッ
    ト紙に印字を行う出力手段と、前記カット紙を給紙する
    給紙手段と、この給紙手段から給紙される前記カット紙
    の前後端および左右端を検知してカット紙サイズを検出
    するサイズ検出手段と、このサイズ検出手段が検出した
    カット紙サイズをあらかじめ記憶された複数の補正情報
    に基づいて補正する補正手段と、この補正手段により補
    正されたカット紙サイズ情報を前記外部装置に対する制
    御情報に変換して転送する転送手段とを有することを特
    徴とする印字装置。
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