JPH07175870A - 帳票作成方法 - Google Patents

帳票作成方法

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JPH07175870A
JPH07175870A JP5317728A JP31772893A JPH07175870A JP H07175870 A JPH07175870 A JP H07175870A JP 5317728 A JP5317728 A JP 5317728A JP 31772893 A JP31772893 A JP 31772893A JP H07175870 A JPH07175870 A JP H07175870A
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JP
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item
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Application number
JP5317728A
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English (en)
Inventor
Osami Tsuchida
修己 土田
Tetsuya Maruoka
哲也 丸岡
Koichi Shimazaki
康一 嶋崎
Yoshimasa Kanamori
喜正 金森
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リレーショナル形式の表データから合計や平均
等の特殊行を作成し、本特殊行の表示レイアウトを変更
して、帳票内の指定した固定位置に表示できる方法を提
供する。 【構成】リレーショナル形式の表データ300を帳票配
置情報テーブルに基づき画面204へ表示し(10
1)、データの値によって段変えやページ変え(10
2)および集計結果の表示のための特殊行の生成(10
3)を行い、集計行配置情報テーブルを生成して特殊行
のレイアウトを別管理とし、この別管理情報に対してレ
イアウト変更を施し、同一の属性を持つ特殊行に対して
適用表示を行う。 【効果】 画面上のイメージを直接操作する簡便な方法
によって、合計や平均等の特殊な行データのレイアウト
を変更して帳票内の固定位置に配置することができ、利
用者にとって見易く理解が容易な帳票を簡便な操作で作
成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機を使用した帳票作
成の方法に係わり、特に帳票上の合計、小計、平均ある
いは件数といった特殊な意味を有するデータ部分を表形
式で配置および表示する帳票作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機を使用した帳票を作成する際に、
帳票上の合計、小計、平均あるいは件数といった特殊な
意味を有するデータ部分を表形式データから作成し、こ
の特殊な意味を有するデータ部分を他のデータ部分と区
別して帳票上の固定位置に配置および表示することが行
なわれている。特願平4-58366公報では、レコード記憶
手段から累計可能なデータからなるワードを読み出し、
ページ単位で指定ワードのデータ合計値を計算し、出力
装置の指定位置に出力する帳票作成装置について示して
いる。上記従来技術では、前記合計値を配置する所望の
座標値を予め指定しておき、その後に前記ワードおよび
前記合計値を出力装置に出力する方法を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、リ
レーショナル形式の表データに含まれる合計や平均等の
集計行のレイアウト変更を行う場合、直接操作による編
集が可能な方法では集計行を帳票内の固定位置に配置で
きない。また逆に、帳票内の固定位置に配置できる方法
では利用者が画面上で集計行を直接操作して集計行のレ
イアウトを変更することができない。
【0004】上記にみるように、従来方法ではより見易
く、把握が容易な帳票を効率的に作成する機能を十分に
備えておらず、利用者が画面上の直接操作によって表デ
ータ中の合計行や平均行等の集計行を帳票中の固定位置
に配置できない。
【0005】本発明の目的は、上記の課題を解決して、
表デ−タから生成した合計行や平均行を帳票中の固定位
置に配置でき、所望の帳票を作成できる方法を提供する
ことにある。すなわち、画面上に表示したリレーショナ
ル形式の表データから合計行や平均行等の集計行を生成
し、これを利用者が画面上の直接操作によってレイアウ
トを変更することで、帳票中の固定位置に配置でき、所
望の帳票を作成できる方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、リレーショナル形式の表データを同一の
配置形式で出力装置へ出力し、表示した表データ上で特
定の項目を指定する情報を入力装置より入力し、さらに
指定した項目の項目値が変化する行で改段、改ページま
たは集計を行うための情報を画面上で入力する。
【0007】さらに、集計結果の表示用の集計行を挿入
する。改段、改ページまたは集計を行うための情報、お
よび集計行の配置情報を記憶装置に蓄え、指定項目の項
目値が変化する全ての箇所に、記憶装置に蓄えた本配置
情報を適用して出力装置へ表示し直す。さらに、表示し
た表データ上で特定の集計行を指定する情報を入力装置
より入力して、指定行の配置を変更し、帳票中の段また
はブロック内の固定位置に配置する情報を画面上で入力
する。これに加えて、集計行の配置情報、および集計行
の影響で変更された通常の表データの配置情報を変更し
て記憶装置に蓄えることで、当初表示した帳票、また
は、改段、改ページまたは集計処理を施した帳票のいず
れとも異なる配置情報として保持する。そして、指定項
目の項目値が変化する各箇所に、記憶装置に蓄えた本配
置情報を適用して出力装置へ表示し直すことにより、帳
票のレイアウトを変更する。
【0008】
【作用】リレーショナル形式の表データを同一の配置形
式で出力装置へ出力することで、利用者が通常扱う形式
の表を画面上に提示することが可能となり、表示した表
データ上で特定の項目を指定する情報を画面上で入力装
置より入力して、本項目の値が本項目の1つ前の行の値
と異なる箇所で改段または改ページを行い、あるいは合
計、平均等を表示する集計行を挿入することを指定する
情報を入力装置より画面上で入力することで、利用者は
画面上で指定した集計行を帳票中の段内またはページ内
で固定位置に配置することが可能となる。さらに配置情
報を変更して記憶装置に蓄えることで、当初表示した形
式の配置情報とは別の配置情報として保持することが可
能となる。そして、指定項目の項目値が変化する各箇所
において、記憶装置に蓄えた本配置情報を適用して出力
装置へ表示し直すことにより、残りの行に対しても連動
して配置位置を変更して表示できる。
【0009】
【実施例】本発明は計算機を利用する帳票作成方法に関
しており、リレーショナル形式の表データを見易くかつ
理解が容易な帳票形式に変換することを目的としてい
る。
【0010】リレーショナル形式の表は、構造が単純で
あるために加工が容易であり、利用者の観点からも見易
く扱い易い形式である。このため、多くのデータ処理シ
ステムにおいてその基本データとして利用が行われてい
る。これらのシステムでは、最終的な処理結果を帳票の
形式で印刷機器から出力することが多く見受けられる
が、この場合、リレーショナル形式の表をそのままの形
式で出力するのではなく、利用者がより見易い形式に変
換してから印刷したいという要求がある。
【0011】リレーショナル形式の表データへの代表的
な処理として、合計や平均等の集計結果を求めることが
挙げられる。リレーショナル形式の表に対する集計処理
の形態の1つとして、区分集計を順次実行し、その集計
結果を元のリレーショナル形式の表自体に挿入していく
場合がある。こうして作られた合計や平均等の集計行を
強調し、帳票を分かり易いものにするために、他の一般
の行と区別して表示したいという要求が生じてくる。
【0012】また、リレーショナル形式の表を見易いも
のにするもう1つの方法として、ある項目の値が同一の
行同士を一纏めにして表示し、他の行とは区別すること
が挙げられる。帳票上で複数の行を一纏めにする単位と
しては、ページあるいは行が集まって構成される段、す
なわちブロックがある。
【0013】本発明では上記の要求を解決するために下
記の方法を採る。まず、画面上に表示したリレーショナ
ル形式の表上で利用者がキーとする項目を直接指定し、
同項目の値が変化する箇所で改ブロックまたは改ページ
を画面イメージ上で実行し、データ内容の視認度を上げ
る。しかる後に同一のキーに関してキー集計を行い、画
面イメージ上で改ブロックあるいは改ページを行った行
位置に集計結果を集計行として追加する。こうして作成
した集計行を直接画面イメージ上で指定して位置を移動
し、帳票中のブロックまたはページ内の固定位置に表示
させる。上記方法により、利用者が望む帳票が作成でき
るようにしたのが本発明である。
【0014】以下、本発明の実施例について説明を行
う。図1は本発明の処理手順の一実施例を示すフローチ
ャートである。図2は本発明を実施する計算機装置のハ
ードウェア構成を示したものである。図3に示したのは
記憶装置203に格納したリレーショナル形式の表デー
タの構成である。
【0015】図2において、ディスプレイ204はリレ
ーショナル形式の表データや、変更中あるいは変更終了
後の最終的な帳票の表示を行ったり、本システムが有す
る各種の機能を利用者が実行するためのメニュー等を表
示するための出力装置である。キーボード205は、本
システムに対して文字や数値で表現されたデータを入力
するための入力装置である。マウス206は、ディスプ
レイ204上においてデータを表示させたい位置や実行
メニューの位置を画面上で指定し入力するためのポイン
ティング型の入力装置である。プリンタ207は、最終
的な処理結果の帳票を紙の上に印刷を行うための出力装
置である。処理装置201は、リレーショナル形式の表
データ300や本システムにおける各種の処理に必要な
データを記憶保持するための記憶装置203を自身の内
部に保持しており、また、本記憶装置203およびキー
ボード205、マウス206、ディスプレイ204の各
入出力機器の制御を行い、これら各機器からの入力デー
タの受入れ、データの検査、および各機器へのデータの
出力を行う。処理装置201に格納されたプログラム2
02が、これら各機器の動作の制御を行う。
【0016】図3に示した表には、記憶装置203に格
納したリレーショナル形式の表データの構造を示してい
る。307はデータの項目名を表しており、それより下
部は具体的なデータを格納した領域である。同図例にお
いて、具体的な項目名は、"学年"301、"クラス"30
2、"氏名"303、"国語得点"304、"数学得点"30
5、"英語得点"306である。例えば表データの先頭行
のデータ308の示す内容を解釈すると、「1年A組の
田中の成績は国語が80点、数学が82点、英語が76
点」という意味になる。なおここで、本システムが処理
対象とするリレーショナル形式の表データは、1個また
はそれ以上の項目をキー項目として既にソート済みであ
ることを前提とする。
【0017】以降、図1のフローチャートに基づいて図
2の各部の動作について説明を行う。
【0018】まず、リレーショナル形式の表データ30
0をディスプレイ204へ出力表示する(101)。本
処理では帳票配置情報テーブル400を参照するので、
本テーブルの構造について図4を用いて説明を行う。
【0019】401、402、403、404について
は後述することとし、その下部にあるテーブル構造から
先に説明を行う。本テーブルはディスプレイ204へ表
示するデータに関して、表示位置と表示内容を関連させ
て記憶させたものであり、1行のデータが1つの表示デ
ータの単位となる。ここでは405、406、407が
各々1行を構成している。各表示データは、その表示デ
ータの識別番号を示す領域408、表示するデータが線
なのか、それともリレーショナル形式の表データ300
を指す可変的な文字、あるいは数値なのかの種別を区別
する領域409、およびリレーショナル形式の表データ
300を指し示す場合の対応する項目名を格納した領域
410、さらに線、文字、数値を表示するディスプレイ
204上の位置を示す領域X0(411)、Y0(41
2)、X1(413)、Y1(414)から構成され
る。ここで表示位置を示す411、412、413、4
14は、表示データが線の場合には、その線の始点およ
び終点の座標値がそれぞれ(X0、Y0)、(X1、Y
1)に対応し、文字あるいは数値データの場合にはデー
タの表示を行う矩形領域の左上と右下の2点がそれぞれ
(X0、Y0)、(X1、Y1)に対応する。例えば行
405の表示データは、リレーショナル形式の表データ
300の"学年"の項目の値を表するためのものであり、
左上座標(X0、Y0)、右下座標(X1、Y1)の矩
形内に文字で出力することを意味する。yマージン40
1は、表示データを繰返し表示する場合に、その表示位
置をディスプレイ204上で画面下方向(y軸の正方
向)へ順次どれだけずらすかの値を格納している。ym
ax(403)は、表示データを繰返し表示する場合
の、ディスプレイ204上で表示可能な位置のy座標の
値の最大値を格納している。同様に、xマージン402
は、画面右方向(x軸の正方向)ヘ順次どれだけずらす
かの値を格納し、xmax(404)は、表示可能な位
置のx座標の値の最大値を格納している。
【0020】なおここで、表示データを繰返し配置する
際の優先方向はy軸方向であり、表示すべきデータの表
示位置のy座標値がymax(403)を超えた時点
で、改めてx方向にxマージン分ずらしたy=0の座標
位置から繰返し配置を続ける。表示すべきデータのx座
標値がxmax(404)を超えた場合は、次のページ
におけるX座標値およびY座標値が0の位置から改めて
繰返し配置を再開する。
【0021】上記説明した帳票配置情報テーブル400
とリレーショナル形式の表データ300を使用してディ
スプレイ204へリレーショナル形式と同様のレイアウ
トで帳票を表示するのがステップ101である。この詳
細な手順を図5のフローチャートを用いて説明する。
【0022】まず帳票表示用の画面をディスプレイ20
4へ出力表示する(501)。表示画面の出力例を図6
に示す。図6の画面は本システムが有する各機能を実行
するためのコマンドメニュー領域610、および帳票の
表示領域611から構成される。ステップ501を実行
した時点では、帳票表示領域611は何も表示されてい
ない状態にある。ここで帳票表示領域611は、620
が座標原点(0、0)であり、右方向がX軸の正方向、
下方向がY軸の正方向となっている。
【0023】次に、画面上でこれから表データの表示を
開始したい位置をマウス206を用いて指定入力する。
図6の出力例では点621の座標値(XS、YS)が本
指定入力した表示開始位置である。
【0024】続いてプログラム変数iに1、プログラム
変数yおよびxに各々0を設定する(503)。変数i
はリレーショナル形式の表データ300のどの行のデー
タを表示対象にしているかを示している。初期値として
先頭の1行目を設定する。変数yは表データを繰返し表
示する場合の表示位置に関し、y軸方向に対して位置修
正を行うためのものであり、この値を加えた値が実際の
表示位置の座標値を示している。xに関しては後で述べ
ることとする。
【0025】次に、リレーショナル形式の表データ30
0のi行目にデータが存在するか否かを調べ(50
4)、もうデータが存在しなければ本処理ステップ10
1を終了し、データが存在すれば、帳票配置情報テーブ
ル400を参照して、本テーブルに記述されたデータを
取り出して帳票配置領域611に出力する(505)。
Y軸の座標Y0(412)とY1(414)の値に対し
て変数yの値を加えた値を実際の表示座標位置として処
理を行う。例えば帳票配置情報テーブル400の行40
5は、項目名"学年"の項目値である可変文字を帳票配置
領域611上の矩形(X0、Y0)、(X1、Y1)内
へ表示することを示している。同様に、行408は矩形
(X0、Y0)、(X1、Y1)内に項目名"国語成績"
の項目値である数値を文字列の形式で表示することを示
しており、行406は始点および終点の座標値が(X
0、Y0)、(Y1、Y1)の矩形線を表示することを
示している。
【0026】なお、処理ステップ502で点621の座
標値(XS、YS)が指定された時点で、帳票配置テー
ブル400におけるすべての識別番号408に対応する
前記矩形領域(X0、Y0)、(X1、Y1)を構成
し、これらの矩形領域をすべて包含する最小の矩形領域
の左上端が点621の座標値(XS、YS)に一致する
ように、帳票配置テーブル400におけるこれらX0、
Y0、X1、Y1の各座標値を改めて設定し直す。
【0027】なお、種別409の値が"可変文字"また
は"数値"の場合は、具体的にリレーショナル形式の表デ
ータ300から持ってくるデータは、変数iが示す値の
行数で、項目名410の値で示される項目のものであ
る。次に、変数iを1だけインクリメントして、配置処
理対象の行をリレーショナル形式の表データ300の次
の行へと進め、変数yにyマージン401の値を加える
(506)。その後ステップ504へと戻る。こうして
順次リレーショナル形式の表データの値を画面へ表示す
ることができる。
【0028】具体的には、帳票配置テーブル400の行
405は、学年301の項目のデータを表示するための
ものであり、ステップ505では、1回目は1行目のデ
ータ"1"が(X0、Y0)、(X1、Y1)の矩形内に
表示され、2回目では、2行目のデータ"1"が(X0、
Y0+y)、(X1、Y1+y)の矩形内に表示され
る。図6はリレーショナル形式の表データの1行目のデ
ータの表示が完了した状態の画面出力例を示している。
前記(X0、Y0)、(X1,Y1)の座標位置は点6
21、622に対応し、実際のデータ値623が表示さ
れている。
【0029】帳票配置情報テーブル400におけるym
ax(403)は、帳票配置領域611上で表データを
配置可能な座標位置のY座標の最大値を示している。上
記処理に従って表データの配置処理を順次続けていった
結果、YS+yの値がymaxを超えた時点で(50
7)、次の表データを表示する場合の座標位置を、X軸
方向にxマージン402の値だけ加え、かつ前記yの値
を0に戻した位置とする(508)。
【0030】なお以降では、帳票配置領域611上に表
示された、y=0から再びy=0となるまでの表データ
の表示配置の繰返しによる一続きの固まりを「ブロッ
ク」と呼称する。図7の表示例では、711が前記ブロ
ックの例であり、ステップ508で初めて改ブロックが
実行された後の最初の配置データが710である。
【0031】変数xは、このように表データを繰返し表
示する場合の表示位置に関し、X軸方向について位置修
正を行うためのものであり、この値を加えた値が実際の
表示位置の座標値を示している。この後は引き続き、表
データをY軸方向に繰返し表示しつつ、表データの表示
位置が繰返し表示下限のY座標値ymaxを超えないよ
うに、X軸方向に表データの表示座標位置をずらしなが
ら表データの画面出力を行っていく。
【0032】上記の処理では、表データの繰返し方向に
関し、X軸方向に対してY軸方向を優先方向としている
が、上記において、X軸方向とY軸方向に関する記述を
読み替えることで、右方向を表データの優先繰返し方向
とした場合にも、同様の処理が可能である。
【0033】帳票配置情報テーブル400におけるxm
ax(404)は、帳票配置領域611上で表データを
配置可能な座標位置のX座標の最大値を示している。上
記処理を続けた結果、帳票配置領域611上において、
次に表データを表示すべき座標位置のY座標値YS+y
の値がymax(403)を超え、かつX座標値XS+
xの値がxmax(404)を超えた場合には、現在の
帳票配置領域611に、現在の帳票配置領域と同様の構
造を有し、かつ未だ何も表示されていない空の「ペー
ジ」を新たに作成し、変数xおよびyの値を0に戻し、
再び座標位置(XS、YS)から表データの繰返し表示
を開始する。ここで、ページカウンタとして変数pを用
意し、改ページが実行されるごとにpの値を1だけ加算
する。この変数pは、現在画面に表示されているページ
位置の管理のために用いる。
【0034】ステップ101の実行後の画面出力例が図
7であり、リレーショナル形式の帳票が利用者に把握し
やすい形式で表示されていることが分かる。図7で、7
01はxマージン(401)を、702はyマージン
(402)を表している。
【0035】リレーショナル形式の帳票の画面出力を行
った後は、改ページ、改ブロック、およびキー集計を行
うためのキーとする項目を、マウス206を用いて利用
者が画面上で直接指定入力する(102)。リレーショ
ナル形式の表データ300および帳票配置情報テーブル
400のデータと対応を取り、利用者が指定した項目名
を求める。
【0036】図7の表示例において、リレーショナル形
式の表データ300において項目名が"クラス"の項目3
02をキー項目としたい場合には、帳票配置領域611
で本項目と対応するデータが配置された1行目の領域7
03をマウス206によって画面上で直接指定する。こ
の時入力した座標値と、帳票配置情報テーブル400に
おいて項目"クラス"302に対応する行407の配置座
標値から求められる矩形領域(X0+XS、Y0+Y
S)、(X1+XS、Y1+YS)との間で対応を取
り、利用者が項目"クラス"(302)を指定したことを
認別する。
【0037】続いて、処理ステップ102で指定された
項目をキーとして改ページ、改ブロックを実行する場合
には、前記ステップ102の後に、画面コマンドメニュ
ー:改ページ601または画面コマンドメニュー:改ブ
ロック602をマウス203で選択指定することで実行
する。
【0038】改ページ、改ブロックを実行する際の処理
(103)について、図8のフローチャートを用いて説
明する。なお前提として、改ブロックキー、改ページキ
ーとして指定できる項目はいずれも1個までとし、同一
の項目を改ブロック、改ページの両方のキーとして指定
することはできないものとする。また、キー項目の指定
に当たっては、下位のキーから上位のキーに向かって順
次指定していくものとし、改ブロックおよび改ページの
場合には、改ページキーは改ブロックキーより上位のキ
ーとみて、まず改ブロックキーとする項目を指定した上
で、改ページキーとする項目の指定を行う順序とする。
従って、既に改ページキーとする項目が指定されている
場合には、最早改ブロックキーとする項目を指定するこ
とはできないものとする。
【0039】まずステップ801で、前記選択したキー
項目が改ページまたは改ブロックのキーとして既に登録
されているか否かを、図12のキーブレイク情報テーブ
ル1200を参照して調べる(801)。
【0040】ここで、キーブレイク情報テーブル120
0を置く目的は、改ページ、改ブロックまたは集計のキ
ーとして利用者が指定した項目を以降の参照のために登
録しておくことにある。キー番号1201は、各キー項
目ごとに、利用者が指定した順に番号を付したものであ
り、項目名1202は、リレーショナル形式の表データ
300から取得したキー項目の名称である。前項目値1
203については以降で述べる。1204の欄の値は、
キー項目が改ブロックキー、または改ページキーである
場合には、それぞれ"改ブロック"、"改ページ"となる。
集計行属性1205については後述する。
【0041】ステップ801で、利用者がキーとして指
定した項目が改ページキーまたは改ブロックキーとして
既に登録されている場合には、ステップ103を終了す
る。そうでない場合は、ステップ802に進み、同じく
欄1202を参照して、他に改ページキー、改ブロック
キーが登録されているか否かを調べる。
【0042】改ページキー、改ブロックキーのどちらも
登録されていない場合には、ステップ803に進む。こ
こで、利用者が画面コマンドメニュー:改ブロック60
2を選択していた場合には、ステップ806に進み、選
択した項目を改ブロックキーとしてキーブレイク情報テ
ーブル1200に登録する。利用者が画面コマンドメニ
ュー:改ページ601を選択していた場合には、ステッ
プ804に進む。
【0043】ステップ802で、他に改ページキー、改
ブロックキーのいずれかが既に登録されている場合に
は、上記前提により、もはや改ブロックキーとする項目
を新たに指定することはできないので、ステップ804
に進む。ステップ802で、利用者が画面コマンドメニ
ュー:改ページ601を選択していた場合、ステップ8
04で欄1202を参照して、既に改ページキーが登録
されているか否かを調べる。既に改ページキーが登録さ
れている場合、ステップ103を終了する。登録されて
いない場合、ステップ805を経て、ステップ807
で、選択した項目を改ページキーとしてキーブレイク情
報テーブル1200に登録する。
【0044】ある1つのキー項目に対し、ステップ80
6または807でキーブレイク情報テーブル1200に
対し、改ブロックキーまたは改ページキーの登録を行っ
た場合は、即座に帳票配置領域611にこの変更を反映
させるために、ステップ1400で帳票の再表示を行
う。ステップ1400については後述する。
【0045】ステップ103の処理について、図7の表
示例を用いて説明する。帳票配置領域611上で、項
目"クラス"に対応する表示データの1行目に配置されて
いる"A"の表示領域703をマウス206を用いて画面
上で直接指定する。続いて画面コマンドメニュー:改ブ
ロック602を同様にマウス206により選択する。す
ると帳票配置領域611上の表示データの配置は図9の
ように変化する。
【0046】続いてキー集計を実行する。ステップ10
2でキー項目を選択した状態のまま、画面コマンドメニ
ュー:集計603を、マウス206を用いて画面上で選
択指定すると、ステップ104が起動される。以下、図
10に示すフローチャートを用いて説明を行う。まず、
ステップ102で選択したキー項目が、既に集計キーと
して登録されているか否かを、キーブレイク情報テーブ
ル1200を参照して調べる(1001)。既に登録済
みであればステップ104を終了する。続いて帳票配置
情報テーブル400およびキーブレイク情報テーブル1
200を参照して、まだキーとして登録されておらず、
かつ種別が数値である項目が1つ以上存在するかを調べ
る(1002)。存在しない場合にはステップ104を
終了する。画面コマンドメニュー:集計603が選択さ
れている場合は、実際の集計処理に移る(1003)。
まず、ステップ102で選択した項目を集計キーとして
キーブレイクテーブル1200および集計行配置情報テ
ーブル1300に登録する(1004)。
【0047】図13に示した集計行配置情報テーブル1
300は、集計行を他の一般の表データとは区別して表
示する目的で設けられている。集計行属性1301の番
号はキーブレイク情報テーブル1200に含まれ、集計
行属性1205の欄の番号に対応している。配置属性1
302は、"通常配置"、"固定配置"の2つの値をと
る。"通常配置"は、リレーショナル形式の表データ30
0と同一の形式で帳票配置領域611上に配置すること
を示している。"固定配置"および件数1303について
は後述する。番号1306は、集計行に含まれるデータ
に番号を振ったものである。帳票配置テーブルでの番号
1307は、各データと対応関係にある帳票配置情報テ
ーブル400中のデータの番号408を示している。こ
こで、集計行配置テーブル1300には、帳票配置テー
ブル400から種別409の値が"数値"および"線"であ
る番号(408)のデータのみを取得する。種別130
8は、各データが数値か線かの種別を示している。項目
名1309は、リレーショナル形式の表データの集計行
項目と対応する項目名を値として持つ。集計属性131
0は、各データに対する集計の内容を示している。種別
1308の値が"数値"であるデータだけが集計属性13
10の値を持つ、集計属性1310が取りうる値は"合
計"、"平均"、"件数"の3種であり、初期値として"合
計"が与えられる。和1311については後述する。ス
テップ104では、X0(1312)、Y0(131
3)、X1(1314)、Y1(1315)の各欄は使
用しない。
【0048】引き続き、ステップ1400で帳票の再表
示を行う。この段階までのステップ103の処理につい
て、図11の表示例を用いて説明する。図9の状態にあ
る帳票配置領域611上で、項目"クラス"に対応する表
示データの1行目に配置されている"A"の表示領域70
3をマウス206を用いて画面上で直接指定する。続い
て画面コマンドメニュー:集計603を同様にマウス2
06により選択すると、帳票配置領域611上の表示デ
ータの配置は図11のように変化する。行1101およ
び1102に示される集計行が追加されていることが分
かる。本図例では、1103、1104、1105で示
した各箇所に、項目"クラス"の値が"A"であるようなデ
ータに対し、"国語得点"、"数学得点"、"英語得点"の各
項目値の集計結果、ここでは合計値が帳票配置領域61
1上に表示されている。
【0049】ここで、ステップ1400について、図1
4のフローチャートを用いて説明する。ステップ501
で帳票の表示画面を出力した後、ステップ1402で、
以下の初期化処理を実行する。前記変数iの値に1をセ
ットし、前記変数x、y、pの値にはそれぞれ0をセッ
トする。変数nには処理ステップ102で利用者が指定
したキー項目の数をキーブレイク情報テーブル1200
から取得してセットする。さらに、キーブレイク情報テ
ーブル1200を参照して、集計行属性1205に値を
もつキー項目に各々対応する集計行配置情報テーブル1
300において、件数1303の値を0とし、さらに種
別1308の値が"数値"である各データに関しては、和
1311の欄の値を全て0とする。
【0050】以下、集計データを含んだ表データの帳票
配置領域611への表示配置について説明する。まず、
ステップ504については前記の通りである。続いてス
テップ1403は、リレーショナル形式の表データ30
0から1行目のデータだけを取ってきた時点では前行と
の値の比較ができないためによる例外処理であり、この
場合にはキーブレイク処理は行わない。
【0051】ステップ1404および1405の処理に
ついては後述する。ステップ1406では、キーブレイ
ク情報テーブル1200を参照して、集計行属性120
5をもつキー項目に各々対応する集計行配置情報テーブ
ル1300において、件数1303の値に1ずつ加算を
行い、同時に種別1308の値が"数値"である各データ
に関して、和1311の値に、リレーショナル形式の表
データ300における対応する項目のi行目の値を順次
加算する。
【0052】続くステップ505の処理については前記
の通りである。ステップ1408では、キーブレイク情
報テーブル1200の前項目値1203の欄に、リレー
ショナル形式の表データ300における利用者がキー項
目として指定した項目のi行目の値を各々記録する。以
下、ステップ506から510については前述した。
【0053】引き続き、ステップ1404の処理につい
て図15のフローチャートを用いて説明する。ステップ
1501では、変数kの値に1をセットする。以下、ス
テップ1502中の条件文、およびステップ1512中
の変数kの加算により、ステップ1503以下の処理が
n回ループする。ここで、変数kはキーブレイク情報テ
ーブル1200におけるキー番号(1201)の値を指
す。
【0054】ステップ1503では、キーブレイク情報
テーブル1200を参照して、キー番号(1201)が
kの項目が集計キーであるか否かを集計行属性1205
を参照して調べる。集計キーでない場合はステップ15
02に戻る。一方、集計キーである場合はステップ15
04に進む。
【0055】ステップ1504では、キーブレイク情報
テーブル1200の前項目値1203の欄の値を参照し
て、リレーショナル形式の表データ300における各キ
ー項目のi−1行目の値とi行目の値を比較し、異なる
場合にはステップ1505に進む。
【0056】ステップ1505では、集計行配置情報テ
ーブル1300を参照して、集計行のデータの表示を行
う。この処理は、ステップ505と同様の処理によって
行うが、表示するデータが和1311および線である点
がステップ505と異なる。ステップ1506では、k
番目のキー項目に対応する集計行配置情報テーブル13
00における件数1303および和1311の各欄の値
を0に初期化する。
【0057】次に、ステップ1405の処理について図
16のフローチャートを用いて説明する。変数kおよび
nの意味は前記の通りである。ステップ1601から1
608では、キーブレイク情報テーブル1200を参照
し、1つでも改ページキーが登録されていれば変数Fl
agの値を"改ページ"とし、改ブロックキーしか登録さ
れていなければ、変数Flagの値を"改ブロック"、改
ページ、改ブレイクキーのどちらも登録されていなけれ
ば、変数Flagの値は"No"とする。
【0058】以下、Flagの値が"改ブロック"の場合
には、508、509、510の各前記ステップを実行
して改ブロックを行い、Flagの値が"改ページ"の場
合には、1611および510のステップを実行して改
ページを行い、Flagの値が"No"の場合には何も実
行しない。
【0059】ここで図10のフローチャートに説明を戻
る。ステップ1005は、キー集計が終了した後の集計
行要素の編集処理に関している。ステップ1005につ
いて、図17のフローチャートを用いて説明を行う。ま
ず、帳票配置領域611上で、利用者がマウス206を
用いて、画面上での直接指定により不要な集計行要素を
選択する(1701)。続いて選択した対象に対する操
作内容を画面上で選択する。画面コマンドメニュー:編
集604を利用者がマウス206を用いて選択すると、
システムが図18のようなサブコマンドメニュー180
0を表示するので、このサブメニューの中から任意のメ
ニュー項目をマウス206を用いて選択する。本サブメ
ニューから削除1801を選択すると、ステップ170
2が起動され、集計行配置テーブル1300の対応する
データに関する記述が削除される。
【0060】上記処理を図11に示した帳票配置画面の
出力例を用いて説明する。帳票配置領域611におい
て、集計行1101内に表示された1106で示される
部分の線のデータを不要とみて、これを削除することを
考える。ステップ1701および1702の処理を線デ
ータ1106に対して適用すると、集計行配置テーブル
1300における番号(1306)が1、2、3のデー
タが集計行配置テーブル1300から削除される。続い
てステップ1400により帳票の再表示を行う。
【0061】次に、ステップ1701と同様の方法で、
集計属性を変更したい集計行項目の表示データを画面上
で指定する(1704)。続いて画面コマンドメニュ
ー:編集604を利用者がマウス206を用いて選択す
るとシステムがサブメニュー1800を表示するので、
このサブメニューから属性1802をマウス206で選
択指定する。すると図19のような対話操作画面190
0をシステムが表示するので、メニュー1903の中か
ら所望の集計属性をマウス206により選択し、画面コ
マンド:了解1904をマウス206により選択する。
すると集計行配置情報テーブル1300において、ステ
ップ1704で指定選択した集計行項目に対応する番号
(1306)の集計属性(1310)の値が、メニュー
1903で選択したものに変更される(1705)。な
おここで、1901、1902の画面表示は集計行配置
情報テーブル1300およびキーブレイク情報テーブル
1200が保持する情報を元に、システムが利用者への
ガイドのために表示するものである。続いてステップ1
400により帳票の再表示を行う。
【0062】上記処理を図11に示した帳票配置画面の
出力例を用いて説明する。帳票配置領域611におい
て、集計行1101内に表示された集計行項目110
3、1104、1105に対して、ステップ1704、
1705を適用して集計属性(1310)を"平均"に変
更した結果の帳票配置画面の出力例を図20に示す。集
計行項目2001、2002、2003がそれぞれ図1
1における集計行項目1103、1104、1105に
対応している。なお図20では、ステップ1005を通
じて行った編集処理を反映しており、本来線データが表
示されていた部分2004には何も表示されていない状
態にある。
【0063】図20の帳票出力表示例に対し、さらにキ
ーによる改ページ処理を施した処理結果の出力表示例を
図21に示す。リレーショナル形式の表データ300に
おける項目名"学年"に対応する表示データの1行目が配
置されている帳票配置領域611上の領域2101をマ
ウス206で画面上で指定し、次に画面コマンドメニュ
ー:集計603を画面上でマウス206で選択し、画面
上に"学年"をキー項目とする集計行を生成し、本集計行
に処理ステップ1005を適用して不要な線データを削
除した上で集計データの集計属性を"平均"に変更し、さ
らに画面コマンドメニュー:改ページ601を画面上で
マウス206で選択した結果が、図21の帳票出力表示
例で帳票配置領域611に表示されている表示データで
ある。
【0064】本図例において、リレーショナル形式の表
データ300における項目"クラス"をキー項目とする集
計行データは2103から2106に表示され、項目"
学年"をキー項目とする集計行データは2107および
2108に表示される。
【0065】ここで再び図1のフローチャートに説明を
戻す。以降、帳票配置領域611における集計行の位置
固定処理について説明を行う。集計行をマウス206で
画面上で選択すると(106)、システムは本集計行が
リレーショナル形式の表データ300におけるどの項目
をキー項目としているかを認別する(107)。次に画
面コマンドメニュー:固定配置化開始605を画面上で
マウス206で選択すると、図22に示す集計行配置情
報テーブル1300の配置属性2201の値が"通常配
置"から"固定配置"に変化する。また、画面上に配置さ
れた集計行をマウス206で画面上で直接指定すると、
選択状態のまま、マウス206で直接選択しながら画面
上で表示位置を帳票配置領域611の範囲内で変更でき
る(108)。
【0066】図21の帳票出力表示例では、集計行21
07を画面上でマウス206で選択した上で、画面コマ
ンドメニュー:固定配置化開始605をマウス206で
選択すると、コマンドメニュー領域610の表示が図2
3のように変化する。図21の集計行2107をマウス
206で選択したまま、図23の集計行2107の位置
まで直接移動し、その上で画面コマンドメニュー:ペー
ジ内固定2322を画面上でマウス206で選択する
と、図22の集計行配置情報テーブル1300におい
て、X0(1312)、Y0(1313)、X1(13
14)、Y1(1315)の各欄には、ページ座標原点
2311を座標原点とする絶対座標値が格納される(1
09)。例えばリレーショナル形式の表データ中の項
目"国語成績"に対応する集計行項目は、点2314(X
0,Y0)および点2315(X1、Y1)で規定され
る矩形領域内に配置されるので、集計行配置情報テーブ
ル1300において番号(1306)が1の行の131
2、1313、1314、1315の各欄の値はこれら
X0、Y0、X1、Y1の値となる。なおここで、配置
属性2201の値が既に"固定配置"に変更されているこ
とは前述した通りである。
【0067】この状態で画面コマンドメニュー:固定配
置化終了606をマウスで選択すると、集計行配置情報
テーブル1300におけるX0、Y0、X1、Y1の値
が確定し、ステップ111により帳票の再表示が行わ
れ、コマンドメニュー領域610の表示は図21の状態
に戻る。集計行2107に対して行ったページ内位置固
定化処理は、他のページの集計行、ここでは2108に
も伝播して表示される。本操作は、同一キー項目によっ
て生成された集計行であれば、帳票配置領域611上の
どの箇所のものであっても上記位置固定化処理を行うこ
とができ、位置固定化処理が終了した時点で他の集計行
も同様に位置固定化される。
【0068】上記説明では集計行のページ内位置固定処
理について述べたが、ブロック内位置固定を行った場
合、すなわち画面コマンドメニュー:ページ内固定23
22をマウス206で選択する代わりに、画面コマンド
メニュー:ブロック内固定2321を選択した場合に
は、集計行配置情報テーブル1300におけるX0、Y
0、X1、Y1の値は、ブロック原点、すなわち帳票配
置領域611における各ブロックの1行目の配置データ
の配置領域で、X座標値およびY座標値がいずれも最小
となる点を基準とした相対座標値とする。図23の例で
は、帳票配置領域611上の点2312、2313は各
々ブロック座標原点となっている。
【0069】図24は、図23の帳票出力表示例からさ
らに処理を進めて、リレーショナル形式の表データ30
0の項目"クラス"をキーとして生成した集計行241
1、2414、2415、2416をブロック内位置固
定化した状態を示している。集計行2411についてみ
ると、これに対応する集計行配置情報テーブル1300
に登録されるX0、Y0、X1、Y1の各値には、点2
412および点2413の、集計行2400が本来属す
るブロックのブロック座標原点2312からの相対座標
値がセットされる。
【0070】集計行固定配置のフローチャートは図14
に示したフローチャートを基本に、ステップ1404に
相当する部分を図25に示すフローチャートに置き換え
たものとなる。ステップ1404との相違点は、ステッ
プ1505で集計行のデータを帳票配置領域611に出
力配置する際に、集計行配置情報テーブル1300にお
ける配置属性1302の値を参照して、"通常配置"の場
合はステップ1404と同様の方法で集計行の配置を行
い、"固定配置"の場合には前述のページ座標原点、ブロ
ック座標原点を基準として集計行を配置する。
【0071】以下、ステップ110について、図24、
図26の帳票画面の出力例をもとに説明する。図24の
表示例では、集計行2411が帳票配置領域611上に
ブロック内位置固定により配置されている。本集計行を
再び別の位置に位置固定化した結果が図26の表示例で
ある。週計行2411を2611の位置に配置させよう
とした場合を考える。そのまま位置2611に表示させ
たのでは、他の一般データと重なり合ってしまう。そこ
で、2601の表示例のように、固定配置化した集計行
と他の一般データの繰返し表示領域が互いに重複しない
ようにするために、帳票配置情報テーブル400におけ
る表示データの繰返し限界ymax(403)の値を集
計行の表示領域の上限のy座標値よりも小さな値に更新
した上で帳票表示画面の再表示を行う。
【0072】なお、2401の表示例では、キー項目の
値による改ブロックを行った単位が帳票配置領域611
上で1ブロックとして表示されていたが、2601の例
では、表データの繰返し表示間隔が小さくなったため
に、2つのブロックに分断されている。この場合には、
改ブロックを行ったキー項目の値が同一である集計行の
集合の中で、最後に表示されるブロックの表示位置を基
準として、ブロック内位置固定化処理を行う。なお本処
理では、集計行2616も集計行2614に追随して帳
票配置領域611上で表示位置が変更されている。
【0073】本実施例は、ディスプレイ204に対して
出力表示するものであるが、プリンタ207を出力デバ
イスに選ぶことで、最終的な帳票を同様の処理手順で簡
単に紙の上に印刷出力できる。
【0074】
【発明の効果】以上で述べたように、本発明によれば、
利用者は画面上に表示したリレーショナル形式の表デー
タに対して、画面上のイメージを直接操作する簡便な方
法によって、合計や平均等の特殊な行データを作成し、
そのレイアウトを変更して帳票中の段内、ブロック内の
固定位置に配置を変更して表示することができる。これ
により、利用者にとって見易く理解が容易な帳票を簡便
な操作で作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を実現するための処理手順を
示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例を実現する計算機装置のハー
ドウェア構成である。
【図3】リレーショナル形式の表データである。
【図4】帳票配置情報テーブルである。
【図5】初期帳票の表示処理手順を示すフローチャート
である。
【図6】帳票処理画面の出力例の図である。
【図7】帳票処理画面の出力例の図である。
【図8】改ブロックおよび改ページの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】改ブロック処理を施した後の帳票処理画面の出
力例の図である。
【図10】キー集計の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】キー集計処理を施した後の帳票処理画面の出
力例の図である。
【図12】キーブレイク情報テーブルである。
【図13】集計行配置情報テーブルである。
【図14】キーブレイク指定を行った後の帳票の再表示
処理手順を示すフローチャートである。
【図15】集計行の表示処理手順を示すフローチャート
である。
【図16】改ブロックおよび改ページの表示処理手順を
示すフローチャートである。
【図17】集計行に対する編集処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図18】集計行項目編集のための対話画面の出力例の
図である。
【図19】集計行項目の集計属性変更用対話画面の出力
例の図である。
【図20】集計行に対して編集処理を施した後の帳票処
理画面の出力例の図である。
【図21】改ブロックおよび改ページおよびキー集計処
理を併用した帳票処理画面の出力例の図である。
【図22】集計行配置情報テーブルである。
【図23】集計行に対してページ内位置固定処理を施し
た後の帳票処理画面の出力例の図である。
【図24】集計行に対してブロック内位置固定処理を施
した後の帳票処理画面の出力例の図である。
【図25】集計行固定配置処理を施した後の帳票の再表
示処理手順を示すフローチャートである。
【図26】表示データの繰返し範囲が変わる場合の帳票
処理画面の出力例の図である。
【符号の説明】
201…処理装置、202…格納プログラム、203…
記憶装置、204…ディスプレイ装置、205…キーボ
ード入力装置、206…マウス入力装置、207…プリ
ンタ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸岡 哲也 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 嶋崎 康一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 金森 喜正 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング 株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力装置、出力装置および記憶装置を有す
    る計算機を用いた帳票作成方法であり、前記記憶装置に
    蓄えられた表データに基づき帳票を作成する場合におい
    て、(1)前記出力装置上に前記表データを出力し、
    (2)前記入力装置より前記表データの項目を特定する
    情報を入力し、(3)前記入力した項目の値が変化する
    行を識別し、(4)この識別された行に応じたデータ集
    計処理および出力領域を変化させる処理を行い、(5)
    前記集計処理の結果を表データの変化した行に挿入する
    ように前記表データを前記出力装置上へ出力しなおし、
    (6)さらに前記入力装置より、前記挿入した集計結果
    を前記出力装置上の固定場所に表示するための情報を入
    力し、(7)前記入力した固定場所の情報を前記記憶装
    置に蓄え、(8)前記蓄えた記憶装置上の固定場所デー
    タに基づいて、前記出力装置上の集計結果を固定場所に
    配置するように出力し直すことを特徴とする帳票作成方
    法。
  2. 【請求項2】前記ステップ(4)の出力領域を変化させ
    る処理は印刷処理における改ページ処理であることを含
    む請求項1記載の帳票作成方法。
  3. 【請求項3】前記ステップ(4)の出力領域を変化させ
    る処理は複数段組の印刷処理における改段組であること
    を含む請求項1記載の帳票作成方法。
  4. 【請求項4】前記ステップ(6)の集計結果を固定場所
    に表示するための情報入力は、前記入力装置であるポイ
    ンティングデバイス入力装置を用いて前記出力装置上の
    集計結果を直接指示して移動させることで行うことを特
    徴とする請求項1記載の帳票作成方法。
  5. 【請求項5】前記移動した集計結果の位置に応じて、表
    データの表示領域の大きさが変わることを特徴とする請
    求項4記載の帳票作成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100383724C (zh) * 2004-12-17 2008-04-23 佳能株式会社 用于处理表单的信息处理装置和方法
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