JPH0717238A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0717238A
JPH0717238A JP19090093A JP19090093A JPH0717238A JP H0717238 A JPH0717238 A JP H0717238A JP 19090093 A JP19090093 A JP 19090093A JP 19090093 A JP19090093 A JP 19090093A JP H0717238 A JPH0717238 A JP H0717238A
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JP
Japan
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door
failure
motor
target position
actual
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JP19090093A
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English (en)
Inventor
Sadao Mochiki
貞夫 持木
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアセンサが故障しても空調を継続できる両
用空調装置を提供する。 【構成】 車両用空調装置において、ステップ102で
ミックスドアの目標開度θx'(目標位置)が決定され
る。ステップ103でドアセンサが故障と判定された
時、上記ミックスドアの推定実開度θxiを決定し(ステ
ップ112、114、115)、このミックスドアの推
定実開度θxiが上記目標開度θx'に達するようにモータ
の駆動時間Tを演算し(ステップ119)、モータの回
転すべき方向を決定する(ステップ120)。この駆動
時間Tと回転方向に基づいてモータを制御し(ステップ
121、122)、ミックスドアが達したこの目標開度
θx'をミックスドアの推定実開度θxiとする(ステップ
123)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置に係
り、特に空気の調節を行うドアのドアセンサ故障時のフ
ェールセーフに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置はインテークドア、ミッ
クスドア、モードドアを有しており、それらの実位置を
検出するためにそれぞれのドアにドアセンサを設けてい
る。これらドアセンサはドアの実位置を検出する。他
方、ドアの目標位置は各種センサ(温度センサ)からの
検出値や設定温度に基づき演算されるか、使用者により
設定される。上記実位置が上記目標位置に一致するよう
に、マイクロコンピュータはドア回動用モータを駆動さ
せる。特開平2ー162117号公報ではマイクロコン
ピュータがドアセンサの故障判定を実行する。すなわ
ち、ドアセンサからの実位置と目標位置の差が所定量を
越えて所定時間継続した時に、ドアセンサの故障と判定
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報には
故障判定後にいかにしてドア制御をするか開示されてい
なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空調装置
は、図1に示すように、一般の車両用空調装置と同様
に、空気の流れを調節するドア1を回動させるモータ2
と、ドア1の目標位置を決定する目標位置決定手段3
と、ドア1の実位置を検出するドアセンサ4と、上記ド
アセンサ4で検出された実位置が目標位置決定手段3で
決定された目標位置に一致するように上記モータ2を制
御する通常時制御手段5とを備えている。さらに、本発
明の車両用空調装置は、ドアセンサ4の故障を判定する
故障判定手段6と、上記故障判定手段6により故障と判
定された時、上記ドア1の実位置を推定する位置推定手
段7と、上記位置推定手段7により得られたドア1の推
定実位置と上記目標位置に基づいてドア1が目標位置に
達するようにモータ2の回転方向と駆動時間を演算し、
この演算結果に基づいてモータ2を制御する故障時制御
手段8と、を備えたことを特徴とする。請求項2の発明
では、上記故障判定手段6により故障と判定された時、
上記位置推定手段7は上記モータ2を回動範囲の限界に
向かって所定時間駆動させ、この回動範囲の限界に対応
するドア位置を上記ドア1の実位置と推定する。請求項
3の発明では、上記故障判定手段6により故障と判定さ
れた時、上記位置推定手段7は、上記故障判定の直前に
ドアセンサ4により検出された実位置を上記ドア1の実
位置と推定する。請求項4の発明では、上記故障判定手
段6は、ドア1を目標位置に到達させるべくモータ2を
駆動させている最中に、ドアセンサ4からの信号が目標
位置より先の位置を表した時に、故障と判定し、上記位
置推定手段7は、上記故障判定手段6により故障と判定
した時、ドアセンサ4により検出された上記目標位置よ
り先の位置を上記ドア1の実位置と推定する。
【0005】
【作用】請求項1の発明においてドアセンサ4が故障と
判定された時、まず上記ドア1の推定実位置を推定す
る。推定されたドア1の推定実位置が目標位置と異なる
場合にはドア1が目標位置に達するようにモータ2の回
転方向と駆動時間を演算し、この演算結果に基づいてモ
ータ2を制御する。このように、ドアセンサ4からの信
号は用いずにドア1を目標位置まで回動させることがで
きる。請求項2の発明において、上記故障と判定された
時、ドア1を回動範囲の限界に向かって所定時間駆動さ
せる。その結果モータ2は回動範囲の限界に達する。こ
のモータ2の回動範囲限界に対応するドア位置を推定実
位置と決定する。この場合、正確にドア実位置を推定で
きる。請求項3の発明において、故障と判定された時の
直前にドアセンサ4により検出された実位置を正確なも
のとして上記ドア1の推定実位置と決定する。この場
合、ドア実位置の推定のためにドアを回動させなくても
済む。請求項4の発明において、ドアセンサ4により検
出された上記目標位置より先の位置を上記ドア1の推定
実位置と決定する。この場合もドア実位置の推定のため
にドアを回動させなくても済む。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。図2は実施例の車両用空調装置の概略構成を
示す。この装置においては、空調ダクト10の最上流部
は、内気入口10aと外気入口10bが2股に分かれる
形で形成され、その分かれた部分にインテークドア11
が設けられている。そして、このインテークドア11を
回動制御することにより、外気導入と内気循環のいずれ
かを選択することができる。空調ダクト10には下流側
に行くに従って順に、ブロア12、エバポレータ13、
エアミックスドア14、ヒータコア15が設けられてい
る。エバポレータ13は、コンプレッサ16、コンデン
サ17、レシーバタンク18、及びエクスパンションバ
ルブ19と共に配管結合されて、冷却サイクル20を構
成している。上記コンプレッサ16は電磁クラッチ21
を介してエンジンに連結、駆動される。ヒータコア15
はエンジンの冷却水を熱源として通過空気を加熱する。
エアミックスドア14は、開度θxに応じてヒータコア
15を通過する空気とヒータコア15をバイパスする空
気との割合を調節する。そして、ヒータコア15を通過
した空気とバイパスした空気は、ヒータコア15の下流
側で混合され、吹出口から車内に吹き出される。空調ダ
クト10の複数の吹出口30a、30b、30cにはそ
れぞれモードドア31、32が設けられている。
【0007】上述したインテークドア11、エアミック
スドア14はそれぞれモータ60、61により回動制御
される。また、モードドア31、32も1つのモータ6
2により複雑なリンク機構を介して回動制御される。す
なわち、モータ62が一方向に回転されるとモードドア
31、32が回動して、吹出モードがVENT、B/
L、FOOT、D/F、DEFの順に変化する。モータ
62はVENTモードで回動範囲の一方の限界に達し、
DEFモードで回動範囲の他方の限界に達する。これら
各モータ60、61、62、ブロア12、電磁クラッチ
21はそれぞれコントロールユニット40により駆動制
御される。コントロールユニット40は、モータ60、
61、62、ブロア12、電磁クラッチ21を駆動する
駆動回路と、各駆動回路に制御信号を供給するマイクロ
コンピュータを含むものである。そして、このコントロ
ールユニット40には、車室内に入る日射量Qsを検出
する日射センサ50と、外気温度Taを検出する外気温
度センサ51と、車室内の温度Trを検出する車室内温
度センサ52からのデータが入力されるようになってい
る。
【0008】また、インテークドア11、エアミックス
ドア14の実開度(実位置)、モードドア31、32の
回動位置に対応するモータ62の回動位置、すなわち実
モード位置(実位置)を検出するインテークドアセンサ
53(ドアセンサ)、ミックスドアセンサ54(ドアセ
ンサ)、モードドアセンサ55(ドアセンサ)と温度設
定をおこなう温度設定器56からの信号もコントロール
ユニット40に入力される。
【0009】次に、上記空調装置のコントロールユニッ
ト40により実行されるミックスドア14の制御ルーチ
ンを図3、図4のフローチャートに基づいて説明する。
ステップ101で各種センサ類や設定温度の信号を入力
する。次にステップ102で上記センサ類50、51、
51、温度設定器56からの信号に基づいて次式により
目標吹出温度T0を演算する。 T0=ATset−BTa−CQs−DTr+E 上記Tsetは設定温度、Aはそのゲイン、Taは外気温
度、Bはそのゲイン、Qsは日射量、Cはそのゲイン、
Trは車室内温度、Dはそのゲイン、Eは補正項であ
る。この目標吹出温度T0に対応してミックスドア14
の目標開度θx'(目標位置)を決定する。目標開度θx’
はパーセント表示される。この実施例においては、ミッ
クスドア14の目標開度θx'が「0%」の時フルクール
であり、「100%」のときフルホットである。次のス
テップ103で上記ミックスドアセンサ54からの出力
電圧が開度0%〜100%の範囲に相当する電圧範囲か
ら外れているか否かを判断し、故障判定を行う。ステッ
プ103で否定判断されると、すなわちミックスドアセ
ンサ54が正常であると判定されると図4のステップ1
04で目標開度θx'と実開度θxの差の絶対値|θx'
ーθx|が所定値αより小さいか否かを判断する。すな
わち、実開度θxが目標開度θx'と実質的に一致するか
否かを判断する。ステップ104で否定判断されるとス
テップ105で目標開度θx'が実開度θxより大きい
か否かを判断する。ステップ105で肯定判断されると
ステップ106でモータ61にミックスドア14をHO
T側へ駆動させる駆動指令信号を出力し、ステップ10
9に進む。ステップ105で否定判断されるとステップ
107でモータ61にミックスドア14をCOOL側へ
駆動させる駆動指令信号を出力し、ステップ109に進
む。ステップ104で肯定判断されるとステップ108
でモータ61を駆動停止し、ステップ109に進む。ス
テップ109では後述するFLAGを0にセットしてス
テップ101に戻る。つまり、ステップ103で故障と
判定されるまでステップ101、102、103、10
4〜109を繰り返し実行することにより通常時(非故
障時)の制御を実行する。
【0010】ステップ103で故障と判断されると本発
明の特徴である故障時制御を実行する。この場合上記ミ
ックスドアセンサ54からの実開度θxの代わりに推定
された実開度θxiが用いられる。まず、図3のステップ
110でFLAGが「1」にセットされているか否かを
判断する。このFLAGは故障判定をし、推定実開度θx
iを用いた制御実行中であるという事実を示すものであ
る。最初のルーチンではセットされておらず、ステップ
110で否定判断されて、次のステップ111でイグニ
ションキースイッチがオンされて最初のルーチンである
か否かを判断する。ステップ111で否定判断された場
合、すなわち空調実行中にミックスドアセンサ54が故
障と判定した場合、ステップ112で前回のルーチンで
入力された正常な実開度(すなわち故障直前に検出され
た実開度)を推定実開度θxiとし、ステップ116に進
む。ステップ111で肯定判断された場合、すなわち空
調開始時点ですでにドアセンサ54が故障していたと判
断した場合には、ステップ113で目標開度θx'が50
%より大きいか否かを判断する。ステップ113で肯定
判断されるとステップ114でミックスドア14をHO
T側に向かって回動させるようにモータ61を所定時間
駆動(通電)させる。この所定時間はミックスドア14
が50%以上のどの開度にあってもフルホットすなわち
開度100%に達し、ダクト10に当たるのに十分な時
間に設定される。モータ61の回動範囲の一方の限界
は、このミックスドア14の開度100%に対応してい
る。そして推定実開度θxiを100%としステップ11
6に進む。ステップ113で否定判断されるとステップ
115で上記ミックスドア14を所定時間COOL側に
駆動し推定実開度θxiを0%と推定し、ステップ116
に進む。ステップ116で上記FLAGを「1」にセッ
トする。ステップ117で目標開度θx'と上記推定実開
度θxiの差の絶対値が所定値αより小さいか否かを判断
する。ステップ117で肯定判断されるとステップ11
8でミックスドア14のモータ61に駆動指令信号を送
らず、ステップ101に戻る。
【0011】ステップ117で否定判断されるとステッ
プ119で駆動時間Tを次式により演算する。 T=K|θx'ーθxi| ここでKはミックスドア14の単位角回動に必要とする
モータ61の駆動時間を表す係数である。ステップ12
0で上記目標開度θx'が推定実開度θxiより大きいか否
かを判断する。ステップ120で肯定判断されるとステ
ップ121でミックスドア14をHOT側に回動させる
ような回転方向に上記演算された駆動時間Tだけモータ
61を駆動し、ステップ123に進む。ステップ120
で否定判断されるとステップ122でミックスドア14
をCOOL側に回動させるような回転方向に上記演算さ
れた駆動時間Tだけモータ61を駆動し、ステップ12
3に進む。このようにして故障したミックスドアセンサ
54の信号を用いずにミックスドア14を制御すること
ができる。ステップ123で上記推定実位置θxiを目標
開度θx'に設定して再びステップ101以降を実行す
る。このように推定実開度θxiを更新するので、目標開
度変更の度にミックスドア14を制御することができ
る。なお、ステップ123の次に再びステップ101に
戻るので例えばドアセンサ54からの信号がノイズによ
り異常となり再び正常に復帰した場合には、ステップ1
03で否定判断され、通常の制御に復帰することができ
る。
【0012】次に、モードドア31、32の制御ルーチ
ンを図5、図6、図7のフローチャートに基づいて説明
する。図5のステップ201でモードが自動制御モード
かマニュアル設定モードであるかを判断する。ステップ
201で自動制御モードであればステップ202で上記
目標吹出温度T0に基づいて目標吹出モード位置(目標
位置)が設定される。ステップ201でマニュアルモー
ドであればステップ203でマニュアル設定の目標位置
がVENT位置であるか否かを判断する。ステップ20
3で肯定判断されると目標位置をVENT位置と設定
し、図6のステップ301に進む。ステップ203で否
定判断されるとステップ205に進む。ステップ205
でマニュアル設定の目標位置がB/L位置であるか否か
を判断する。ステップ205で肯定判断されるとステッ
プ206で目標位置をB/L位置と設定しステップ30
1に進む。ステップ205で否定判断されるとステップ
207に進む。ステップ207でマニュアル設定の目標
位置がFOOT位置であるか否かを判断する。ステップ
207で肯定判断されるとステップ208で目標位置を
FOOT位置と設定しステップ301に進む。ステップ
207で否定判断されるとステップ209でマニュアル
設定の目標位置がD/F位置であるか否かを判断する。
ステップ209で肯定判断されるとステップ210で目
標位置をD/F位置と設定しステップ301に進む。
ステップ209で否定判断されるとステップ211に進
む。ステップ211で目標位置をDEF位置と設定しス
テップ301に進む。
【0013】図6のステップ301で実位置の検出信号
が異常であるか否か、すなわち予期される所定コードと
一致しないか否かを判断する。ステップ301で肯定判
断されるとステップ304に進む。ステップ304で実
位置を直前のルーチンの実位置に推定し後述する図7の
ステップ401に進むステップ301で否定判断される
とステップ302に進む。ステップ302で実位置とし
て検出位置を読み込む。次にステップ303で後述する
FLAGが「1」にセットされているか否かを判断す
る。ステップ303で肯定判断されるとステップ401
に進む。ステップ303で否定判断されるとステップ3
05で目標位置が実位置に一致しているか否かを判断す
る。ここで、目標位置が変更された場合、ステップ30
5で否定判断され、ステップ306でタイマをカウント
させる。このタイマはモータ62の駆動時間を計測する
ものである。ステップ307で目標位置以降の位置が検
出されたか否かを判断する。センサが故障のない通常時
は上記目標位置以降の位置は検出されないので、ステッ
プ307で否定判断され、ステップ308でタイマが所
定時間経過したか否かを判断する。モータ等の故障でな
ければ通常上記所定時間経過することはないので、ステ
ップ308は否定判断されステップ309に進む。ステ
ップ309で目標位置が実位置から見てVENT位置側
に位置するか否かを判断する。ステップ309で肯定判
断されるとステップ310でモードドア31、32のモ
ータ62をVENT位置側に駆動させ、ステップ312
に進む。ステップ309で否定判断されるとステップ3
11でモードドア31、32のモータ62をDEF側に
駆動させ、ステップ312でFLAGを「0」にリセッ
トして、ステップ201に戻る。ステップ305で肯定
判断されるまで繰り返しステップ310、311を実行
する。
【0014】上記制御を繰り返す内、目標位置と実位置
が一致すると、ステップ305で肯定判断されステップ
313で上記タイマをリセットしてステップ320に進
み、モードドア31、32のモータ62を駆動停止にさ
せる。接触不良等に伴いドアセンサ55が目標位置を検
出できない場合、モードドア31、32が目標位置を通
り過ぎて目標位置より先の位置まで達し、ここでドアセ
ンサ55が目標位置よりさきの位置を検出する。この場
合、ステップ307で肯定判断され、ステップ314に
進む。ステップ314では上記タイマをリセットし後述
するFLAGを「1」にセットする。このFLAGはド
アセンサ55の故障が検出された事実を示す。次にステ
ップ320に進む。また、モータ62を十分に長い所定
時間駆動しているにも拘わらず、ドアセンサ55が目標
位置に相当する位置信号を出力しない場合には、ドアセ
ンサ55の故障であるとして、ステップ308で肯定判
断され、ステップ315に進む。ステップ315でタイ
マをリセットし、ステップ316で目標位置が駆動開始
位置から見てVENT位置側であったか否かを判断す
る。ステップ316で肯定判断されるとステップ317
で実位置をVENT位置に推定し、ステップ319に進
む。ステップ316で否定判断されるとステップ318
で実位置をDEF位置に推定し、ステップ319でFL
AGを「1」にセットしステップ320に進む。
【0015】図7のステップ401でイグニションキー
スイッチがオンされて、このルーチンが初回であるか否
かを判断する。ステップ401で否定判断されるとステ
ップ405に進む。ステップ401で肯定判断されると
ステップ402で目標位置がVENT位置またはB/L
位置であるか否かを判断する。ステップ402で肯定判
断されるとステップ403でモードドア31、32はV
ENT位置側に所定時間回動され実位置はVENT位置
に推定され、ステップ405に進む。ステップ402で
否定判断されると、すなわち目標位置がFOOT、D/
F、DEFのいずれかであると判断されると、モードド
ア31、32はDEF位置側に所定時間回動され実位置
はDEF位置に推定される。ステップ405で目標位置
と上記実位置が一致するか否かを判断する。ステップ4
05で否定判断されるとステップ406で駆動時間Tを
次式により演算する。 T=K×β ここで、βはひとつの吹出モードから次の吹出モードへ
変更されるときの単位駆動時間で、Kは目標位置と上記
実位置により決定される整数である。例えばVENTか
らFOOTへB/Lを経由しての吹出モードの変更に場
合、VENT位置からB/L位置、B/L位置からFO
OT位置にそれぞれβの単位駆動時間が必要で、合計2
×βの駆動時間が必要である。この場合Kは2である。
次にステップ407で目標位置が上記実位置からみてV
ENT位置側であるか否かを判断する。ステップ407
で肯定判断されると408でモードドア31、32のモ
ータ62を上記駆動時間T、VENT位置側に駆動し、
ステップ410に進む。ステップ407で否定判断され
るとステップ409でモードドア31、32のモータ6
2を上記駆動時間T、DEF位置側に駆動し、ステップ
410に進む。ステップ410で実位置を上記目標位置
に推定して後の制御に利用する。次に、ステップ201
に戻る。ステップ405が肯定判断されるとステップ4
11でモードドア31、32のモータ62は駆動停止
し、ステップ201以降のステップを実行する。
【0016】本発明は上記実施例に制約されず種々の態
様が可能である。上記実施例ではミックスドア14及び
モードドア31、32について詳述したがインテークド
ア11についてもミックスドア14同様の適用が可能で
ある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よればドアセンサが故障しても、モータの回転方向、駆
動時間に基づいて、ドアセンサからのフィードバック信
号なしにドア制御できる。また請求項2の発明によれ
ば、故障時のドア位置を正確に推定でき、請求項3、4
の発明によれば、ドア位置をドアを回動させずに容易に
推定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例となる空調装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図3】図2のマイクロコンピュータで実行されるミッ
クスドア制御ルーチンを示すフローチャートの一部であ
る。
【図4】図3のフローチャートの残部である。
【図5】他の実施例のモードドア制御ルーチンを示すフ
ローチャートの一部である。
【図6】図5に続くモードドア制御ルーチンを示すフロ
ーチャートの一部である。
【図7】図6に続くモードドア制御ルーチンを示すフロ
ーチャートの一部である。
【符号の説明】
1 ドア 2 モータ 3 目標位置決定手段 4 ドアセンサ 5 通常時制御手段 6 故障判定手段 7 位置推定手段 8 故障時制御手段 11 インテークドア(ドア) 14 ミックスドア(ドア) 31、32 モードドア(ドア) 40 コントロールユニット 53 インテークドアセンサ(ドアセンサ) 54 ミックスドアセンサ(ドアセンサ) 55 モードドアセンサ(ドアセンサ) 60、61、62 モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気の流れを調節するドアを回動させるモ
    ータと、ドアの目標位置を決定する目標位置決定手段
    と、ドアの実位置を検出するドアセンサと、上記ドアセ
    ンサで検出された実位置が目標位置決定手段で決定され
    た目標位置に一致するように上記モータを制御する通常
    時制御手段とを備えている車両用空調装置において、さ
    らに、(イ)ドアセンサの故障を判定する故障判定手段
    と、(ロ)上記故障判定手段により故障と判定された
    時、上記ドアの実位置を推定する位置推定手段と、
    (ハ)上記位置推定手段により得られたドアの推定実位
    置と上記目標位置に基づいてドアが目標位置に達するよ
    うにモータの回転方向と駆動時間を演算し、この演算結
    果に基づいてモータを制御する故障時制御手段と、を備
    えたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】上記故障判定手段により故障と判定された
    時、上記位置推定手段は上記モータを回動範囲の限界に
    向かって所定時間駆動させ、この回動範囲の限界に対応
    するドア位置を上記ドアの実位置と推定することを特徴
    とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】上記故障判定手段により故障と判定された
    時、上記位置推定手段は、上記故障判定の直前にドアセ
    ンサにより検出された実位置を上記ドアの実位置と推定
    することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装
    置。
  4. 【請求項4】上記故障判定手段は、ドアを目標位置に到
    達させるべくモータを駆動させている最中に、ドアセン
    サからの信号が目標位置より先の位置を表した時に、故
    障と判定し、上記位置推定手段は、上記故障判定手段に
    より故障と判定された時、ドアセンサにより検出された
    上記目標位置より先の位置を上記ドアの実位置と推定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
JP19090093A 1993-07-02 1993-07-02 車両用空調装置 Pending JPH0717238A (ja)

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