JPH10248295A - アクチュエータ制御装置 - Google Patents

アクチュエータ制御装置

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JPH10248295A
JPH10248295A JP9063856A JP6385697A JPH10248295A JP H10248295 A JPH10248295 A JP H10248295A JP 9063856 A JP9063856 A JP 9063856A JP 6385697 A JP6385697 A JP 6385697A JP H10248295 A JPH10248295 A JP H10248295A
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JP
Japan
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actuator
origin
return
power supply
supply voltage
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Application number
JP9063856A
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Inventor
Kunio Mizuno
邦男 水野
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G21/00Mechanical apparatus for control of a series of operations, i.e. programme control, e.g. involving a set of cams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00835Damper doors, e.g. position control
    • B60H1/00842Damper doors, e.g. position control the system comprising a plurality of damper doors; Air distribution between several outlets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原点リセットを行なう場合、電源電圧等の環
境条件の変動によって、原点リセットの作動条件を補正
し、適切な原点リセットを行なう。 【解決手段】 アクチュエータの環境条件の変動を検出
し、該アクチュエータの環境条件が前記被駆動部材の駆
動力を減じる方向に変動する場合には、初期リセット制
御設定手段によって初期リセット制御時の駆動トルクを
大きくする方向に補正し、且つ戻し制御設定手段によっ
て戻し制御時の駆動トルクを大きくするように補正する
と共に戻しステップ量を少なく補正し、また該アクチュ
エータの環境条件が前記被駆動部材の駆動力を増大させ
る方向に変動する場合には、前記初期リセット制御手段
によって初期リセット制御時の駆動トルクを小さくする
方向に補正し、且つ戻し制御設定手段によって戻し制御
時の駆動トルクを小さくするように補正すると共に戻し
ステップ量を多く補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用空調装置
のインテーク切換ドア、ミックスドア及びモードドアを
駆動するアクチュエータであって、アクチュエータの位
置合わせ差動時にアクチュエータの環境変動に伴って該
アクチュエータの差動条件の補正を行なうようにしたア
クチュエータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−294403号公報に開示さ
れる数値制御ステップモータの位置ずれ検出方法は、ス
テップモータが原点復帰する都度、原点検出器の信号を
取り込んで確認し、原点位置か否かを判断するものであ
る。具体的には、ステップモータの回転軸に取り付けた
円板に原点穴を空け、この原点穴を光電的に検出する原
点検出器を前記円板の外周近傍に配置し、原点出し指令
がでた場合、NC装置がステップモータを一定方向へ高
速で回転させて原点出しを開始し、さらに原点検出器か
らの通光信号が入力しているか否かを判断するものであ
る。そして、通行信号が入力されている場合にはステッ
プモータを低速回転とし、遮光信号が入力された場合に
はステップモータを停止させる。さらに原点穴の半径分
だけデータ送りしてステップモータを逆転して原点補正
し、前記通光信号が再度入力されていることを確認して
原点出し制御を完了するものである。
【0003】また、特開昭60−216793号公報に
開示されるステッピングモータ駆動回路は、ステッピン
グモータの回転を制御するクロック信号を発生するクロ
ック回路と、各ステータコイルに印加される駆動信号を
上記クロック信号に基づいて発生する分配回路と、モー
タ電流検出部にて検出されたモータ電流が予め設定され
た基準値になるように駆動信号のパルス幅を制御するP
WM制御回路とを具備し、さらに前記クロック信号の周
波数に基づいてPWM制御回路の基準値を制御する補正
制御回路を設け、クロック信号の周波数が低くなった時
モータ電流を制御するようにしたものである。これによ
って、低速域での共振付近においてトルクが必要以上に
大きくなって騒音が大きくなると共に、共振が強くなっ
て異常回転が起きることを防止するようにしたものであ
る。
【0004】さらに、特開昭63−1515765号公
報に開示される車両の4輪操舵装置は、ステッピングモ
ータに印加される電源電圧を検出する電圧検出手段と、
該電圧検出手段の出力を受け、電圧が所定値以上の場合
にはステッピングモータに対する駆動パルス信号のパル
スレートを増大させるように補正するものである。これ
によって、駆動パルス信号の飽和領域を短くすることが
できるので、ステッピングモータの発熱量を低下できる
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−294403号公報に開示されるものにおいては、
回転軸の位置ずれを検出して補正するために回転軸に円
板及び原点検出器を設ける必要があり、特に自動車の部
品の駆動に使用するには省スペース化及び部品点数の低
減という意図に逆行することとなる。
【0006】また、自動車のようにアクチュエータが使
用される環境条件の変化が大きく、またアクチュエータ
によって駆動される部材が軽量化等によって樹脂などで
形成され、比較的トルクにより変形する用が変動する場
合、正しい初期設定位置へリセットできない不具合が生
じる。これを解消するために、アクチュエータを高トル
クで駆動する場合には、作動音がうるさいという問題が
生じる。
【0007】しかしながら、特開昭60−216793
号公報に開示されるステッピングモータ駆動回路の場合
には、電源電圧が変動して低くなった場合には、さらに
駆動トルクが小さくなるために、アクチュエータによっ
て駆動される部材が所定の位置まで到達できないという
問題が生じ、また電源電圧が変動して高くなった場合に
は、目標位置よりも押し込んでしまうために、騒音と共
に原点位置がずれるという不具合が発生する。この場合
の電源電圧の変動に対する不具合は、特開昭63−15
15765号公報に開示される電源電圧の補正方法では
解消しない。
【0008】このため、この発明は、原点リセットを行
なう場合、電源電圧等の環境条件の変動によって、原点
リセットの作動条件を補正し、適切な原点リセットを行
なうことのできるアクチュエータ制御装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】よって、この発明は、被
駆動部材を所定の位置に配するために該被駆動部材に連
結される駆動軸を原点から所定ステップ回動させる通常
制御手段と、前記被駆動手段を回動終端まで移動させる
初期リセット制御手段及び前記被駆動手段を回動終端か
ら原点まで戻す戻し制御手段からなる原点リセット制御
手段とを具備するアクチュエータ制御装置において、ア
クチュエータの環境条件の変動を検出する環境変動検出
手段と、該環境変動検出手段によって検出された検出結
果にしたがって、前記初期リセット制御手段の駆動トル
クを選択する初期リセット制御設定手段と、前記環境変
動検出手段によって検出された検出結果にしたがって、
前記戻し制御手段の駆動トルク及び戻し量を選択する戻
し制御設定手段とを具備することにある(請求項1)。
【0010】したがって、この発明においては、アクチ
ュエータの環境条件の変動を検出し、該アクチュエータ
の環境条件が前記被駆動部材の駆動力を減じる方向に変
動する場合には、前記初期リセット制御設定手段によっ
て初期リセット制御時の駆動トルクを大きくする方向に
補正し、且つ戻し制御設定手段によって戻し制御時の駆
動トルクを大きくするように補正すると共に戻しステッ
プ量を少なく補正し、また該アクチュエータの環境条件
が前記被駆動部材の駆動力を増大させる方向に変動する
場合には、前記初期リセット制御手段によって初期リセ
ット制御時の駆動トルクを小さくする方向に補正し、且
つ戻し制御設定手段によって戻し制御時の駆動トルクを
小さくするように補正すると共に戻しステップ量を多く
補正する。これによって、被駆動部材を確実に原点に移
動させることができるため、被駆動部材を確実に所定の
位置に移動させることができるものである。
【0011】尚、前記被駆動部材としては、車両用空調
装置の内気導入口と外気導入口を開閉するインテークド
ア、エバポレータを通過した空気をヒータコアを通過す
る空気とヒータコアをバイパスする空気に分けるミック
スドア、且つ/又は、複数の吹出口を開閉するモードド
アであることが望ましい。
【0012】また、この発明において、前記アクチュエ
ータの環境条件は、アクチュエータに印加される電源電
圧であること(請求項2)が望ましい。この場合、電源
電圧が低い場合には、前記初期リセット制御設定手段に
よって初期リセット制御時の駆動トルクを大きくする方
向に補正し、且つ戻し制御設定手段によって戻し制御時
の駆動トルクを大きくするように補正すると共に戻しス
テップ量を少なく補正し、また該アクチュエータの電源
電圧が高い場合には、前記初期リセット制御手段によっ
て初期リセット制御時の駆動トルクを小さくする方向に
補正し、且つ戻し制御設定手段によって戻し制御時の駆
動トルクを小さくするように補正すると共に戻しステッ
プ量を多く補正する。これによって、被駆動部材を確実
に原点に移動させることができるため、被駆動部材を確
実に所定の位置に移動させることができるものである。
【0013】さらに、前記アクチュエータの環境温度を
検出する温度検出手段と、該温度検出手段によって検出
された環境温度によって前記戻し制御設定手段によって
設定された戻し量を補正する戻し量補正手段とを具備す
ること(請求項3)が望ましい。これによって、アクチ
ュエータの環境温度を検出することによって、アクチュ
エータの環境温度によって生じる不具合、例えば被駆動
部材等の膨張による回動終端と原点位置までの距離の変
動を補正できるため、被駆動部材を確実に原点位置に移
動させることができるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面により説明する。
【0015】図1は、本発明の係るアクチュエータ制御
装置が用いられる車両用空調装置1を示すものである。
この車両用空調装置1は、空調ダクト2を有し、この空
調ダクト2の最上流側には内気導入口3及び外気導入口
4が開口する。これら内気導入口3と外気導入口4は、
アクチュエータ28によって駆動されるインテークドア
5によって開閉される。また、前記内気導入口3及び外
気導入口4の下流側には、送風機6が設けられ、前記内
気導入口3及び外気導入口4から空気を吸引して下流側
に送風するものである。尚、前記アクチュエータ28、
及び下記するアクチュエータ29,30は、この発明の
実施の形態においてはステッピングモータにて駆動する
アクチュエータを使用する。
【0016】前記送風機6の下流側には、冷却用熱交換
器としてのエバポレータ7が配される。このエバポレー
タ7は、電磁クラッチ21を介してエンジン19と連結
されて駆動するコンプレッサ16、コンデンサ15、膨
張弁14及びレシーバタンク17とに直列に接続され、
エバポレータ7によって吸熱した熱をコンデンサ15に
よって放熱する熱交換サイクルを構成するものである。
これによって、エバポレータ7は通過する空気を冷却す
る。
【0017】前記エバポレータ7の下流側には、加熱用
熱交換器としてのヒータコア8が設けられる。このヒー
タコア8はエンジン19の冷却水を熱源とするもので、
ラジエータ20から循環するようになっている。尚、前
記コンデンサ15とラジエータ20は送風機18によっ
て冷却される。
【0018】前記ヒータコア8の上流側であって、前記
エバポレータ7との間には、エバポレータ7を通過した
空気を、ヒータコア8を通過する空気とヒータコア8を
バイパスする空気に分流するミックスドア9が設けられ
る。このミックスドア9はアクチュエータ29によって
駆動される。このミックスドア9によって分流されたエ
バポレータ7を通過したままの冷却された空気とヒータ
コア8を通過して加熱された空気は、ヒータコア8の下
流側で混合されて所定の温度の空気となるもので、前記
ミックスドア8の開度によってこの空気の温度を調節す
ることができるものである。
【0019】この混合された空気は、前記空調ダクト2
の最下流側に開口するデフ吹出口10、ベント吹出口1
1及びフット吹出口12から車室内に吹き出すものであ
る。これらデフ吹出口10、ベント吹出口11及びフッ
ト吹出口12は各々の吹出口を開閉するドアからなるモ
ードドア13によって選択的に開閉されるもので、この
複数のドアからなるモードドア13は一つのアクチュエ
ータ30によって駆動されるリンク機構によって開閉さ
れるものである。
【0020】上記構成の車両用空調装置1は、コントロ
ールユニット26によって制御されるもので、このコン
トロールユニット26にはマルチプレクサ(MPX)2
4及びA/D変換器25を介してセンサ22、23等か
らの検出信号、例えば、エバポレータ温度Te、冷却水
温度Tw、外気温度Ta、車室内温度Tr、日射検出量
Tqが入力され、さらに操作パルス27からの設定信号
(温度設定信号Ts及び手動による各モードの設定信号
等)が入力され、所定のプログラムで処理去れた後、各
制御機器、例えば電磁クラッチ21、送風機6,18、
アクチュエータ28,29,30等へ出力信号(C1〜
C5)が出力されるものである。
【0021】例えば、自動制御モードの場合、前記検出
信号及び設定信号から熱負荷信号としての熱負荷総合信
号Tを演算し、この熱負荷総合信号Tから図2に示す特
性線図にしたがって各制御機器の制御が選択され実行さ
れるもので、送風機6に印加されるファン電圧は、熱負
荷が大きく冷房要求が高い場合(図中左端)及び熱負荷
が小さく暖房要求が高い場合(図中右端)では風量が大
きくなるように高く(HIGH)設定され、熱負荷が丁
度良い中央部分では風量が小さいなるように低く(LO
W)設定される。特に両側では急速冷房、急速暖房の要
求が高い場合には最大(MAX HIGH)が設定され
るようになっている。
【0022】同様に、ミックスドア9も熱負荷総合信号
Tによって、開度0〔%〕から開度100〔%〕が設定
されるもので、この設定された開度に従ってアクチュエ
ータ29に駆動信号が出力されるものである。この駆動
信号は、ミックスドア7の初期位置(0ステップ)から
のステップ数によって設定されるもので、具体的には0
ステップで開度0〔%〕、70ステップで開度1
〔%〕、540ステップで開度50〔%〕、970ステ
ップで開度99〔%〕、そして1060ステップで開度
100〔%〕が設定されるものである。
【0023】また、モードドア30の場合、熱負荷総合
信号Tによって、ベント吹出口11のみを開口するベン
トモード(VENT)、ベント吹出口11及びフット吹
出口12を開口するバイレベルモード(BI−L)、フ
ット吹出口12及びデフ吹出口10を開口するデフフッ
トモード(D/F1及びD/F2)が設定されるもの
で、これらのモードは、アクチュエータ30のステップ
数によって設定される位置で決定されるようになってい
る。具体的には、アクチュエータ30の0ステップの位
置はVENTが設定される位置であり、430ステップ
でBI−L、さらには810ステップでD/F1、95
0ステップでD/F2、そして手動によってデフモード
が設定された場合のデフ吹出口10のみを開口する位置
が1350ステップに設定されているものである。
【0024】さらに、インテークドア5の場合、熱負荷
総合信号Tによって、内気導入口3のみを開口する内気
循環モード(REC)、外気導入口4を少し開口して2
0〔%〕外気を導入する混合気モード(MIX)、そし
て外気導入口4のみを開口する外気導入モード(FR
E)が設定されるもので、これらのモードは、アクチュ
エータ28のステップ数によって設定される位置で決定
されるようになっている。具体的には、0ステップでR
EC、240ステップでMIX、770ステップでFR
Eが設定されているものである。
【0025】以上のアクチュエータ28,29,30に
よってインテークドア5、ミックスドア9及びモードド
ア13を確実に所定の位置の配するために、各ドア5,
9,13を確実に初期位置(原点:0ステップ)を設定
する必要がある。このため、各ドア5,9,13を確実
に初期位置に戻す原点リセット制御は、各ドア5,9,
13をまず回動一端(リセット位置)に当接させる初期
リセット制御と、このリセット位置から初期位置まで戻
す戻し制御とによって構成し、前記各ドア5,9、13
を一旦リセット位置に押しつけた後初期位置まで戻し
て、各ドア5,9、13を確実に初期位置に設定するよ
うにしたものである。尚、前記リセット位置は、通常、
インテークドア5のアクチュエータ28の場合−100
ステップ、ミックスドア9のアクチュエータ29場合−
100ステップ、モードドア13のアクチュエータ30
の場合−150ステップが設定される。
【0026】前記原点リセット制御は、図3で示すアク
チュエータ(ACT)原点ソフトリセット制御と、図7
で示すアクチュエータ(ACT)原点強制リセット制御
がある。前記ACT原点ソフトリセット制御はアクチュ
エータの駆動騒音を低減するようにした原点リセット制
御であり、原点強制リセット制御は、現在の各ドア5,
9,13の位置が認識されない状態において実行される
原点リセット制御である。
【0027】これらの原点リセット制御は、前述した空
調制御のメイン制御ルーチンの一部として組み込まれて
いるもので、所定の設定によって実行されるものであ
る。例えば、前記ACT原点ソフトリセット制御はメイ
ン制御ルーチンにおいてフラグ1に1が設定された場合
(FLG1=1)に分岐実行されるものである。
【0028】図3に示されるACT原点ソフトリセット
制御は、FLG1に1が設定された場合(FLG1=
1)にステップ100から開始されるもので、通常下記
するフラグ3の設定回数をカウントし、60回カウント
毎に実行されるもので、ステップ110において各ドア
5,9,15の目標位置が設定される。この目標位置
は、各アクチュエータ28,29,30の0ステップで
ある初期位置である。具体的には、ミックスドア8には
開度0〔%〕、モードドア13にはVENT、インテー
クドア5にはRECがそれぞれ設定される。そして、ス
テップ120において、この設定位置に前記ドア5,
9,13を駆動するためのアクチュエータ(ACT)駆
動処理N(通常モード)が実行される。
【0029】このACT駆動処理Nは、図4に示すよう
に、ステップ300においてアクチュエータの印加され
る電源電圧(VB)の変動を判定する。この判定は、電
源電圧V1(9V)及びV2(9.5V)の値において
ヒステリシスを有する2つの判定α及びβ、また電源電
圧V3(11.8V)及びV4(12.3V)の値にお
いてヒステリシスを有する2つの判定β及びγを有する
特性線によって判定されるもので、V1とV2間のヒス
テリシスにおいてはαが、V3とV4間のヒステリシス
においてはγが優先されるようになっている。
【0030】この電源電圧(VB)の判定において、電
源電圧がV4(12.3V)以上に変動した場合若しく
はV3(11.8V)以上である場合には判定γが選択
されてステップ320に進み、駆動トルク小が設定され
る。また電源電圧がV3(11.8V)以上から以下に
変動した場合、若しくはV2(9.5V)以下から以上
に変動した場合には判定βが選択されてステップ330
に進み、駆動トルク大が設定される。具体的には、ステ
ップ320においてはアクチュエータの駆動信号のパル
ス数が250PPSに設定され、ステップ330におい
てはアクチュエータの駆動信号のパルス数が166PP
Sに設定され、250PPSの場合よりも駆動トルクを
大きくすることができるものである。
【0031】ステップ360においてフラグ3が1か否
かの判定を行ない、フラグ3が1の場合にはステップ3
40に進んで、1ステップ戻し駆動が設定され、そして
ステップ350でフラグ3を初期値に戻し、ステップ3
80において上記設定に基づいてアクチュエータ28,
29,30が2相励磁で駆動される。また、ステップ3
60の判定において、フラグ3に1が設定されていない
場合には、ステップ370において前回停止位置から駆
動することが設定され、ステップ380においてこれら
の設定に基づいて2層励磁にてアクチュエータ28,2
9,30が駆動される。前記フラグ3は1STEP戻し
フラグであり、電源低下によってアクチュエータ停止が
行なわれた時のずれを補正するものである。通常電源電
圧はコントロールユニット26内のマイクロコンピュー
タによって監視されているが、該マククロコンピュータ
による停止命令の出力と実際にアクチュエータが停止す
るまでの間に時間遅れがあるため、これを補正するため
に1ステップ戻し駆動が行なわれるものである。前記フ
ラグ3の設定は、アクチュエータ(ACT)監視ルーチ
ンで、電源低下によってアクチュエータ停止が行なわれ
た時セットされる位置ズレフラグをみて、メイン制御ル
ーチンの信号演算処理ルーチン内において設定されるも
のである。
【0032】これによって、電源電圧が大きい場合には
駆動騒音を低減するために小さい駆動トルクを設定して
騒音を低減し、また電源電圧が低い場合には駆動トルク
を大きく設定することによって前記各ドア5,9,13
を確実に初期位置まで移動させることができるものであ
る。尚、2相励磁は、複数のコイルの内2つのコイルの
導通状態を順次変化させることによって1ステップずつ
回動させるもので、1相励磁に比してトルクが大きいた
め騒音が大きいが作動が確実である。
【0033】また、前記ステップ300の判定におい
て、電源電圧がV1(9V)以上からV1以下に変動し
た場合若しくはV2(9.5V)以下である場合には判
定αが判定され、停止モードが選択される。この場合に
は、ステップ390に進んで原点ソフトリセット制御で
あるか否か(FLG1=1であるか否か)が判定され、
原点ソフトリセット制御でないと判定された場合にはこ
の制御を抜けて次ぎ成る制御に進み、また原点ソフトリ
セット制御であると判定された場合には、ステップ40
0にてタイマを始動させ、ステップ410にて時間の経
過を計る。このステップ410の判定において時間がt
(2秒)経過していない場合にはステップ300の判定
に回帰させ、判定αがt時間以上継続して判定された場
合には、ステップ420においてリセットの中断が設定
され、このACT駆動処理制御Nを抜ける。これによっ
て、アクチュエータ28,29,30に印加される電源
電圧が低すぎる場合にはリセット制御が十分に実行でき
ないと判定してリセットを中断するものである。
【0034】そして、再び図3に示すフローチャートに
戻り、ステップ130においてリセット中断が設定され
たか否かが判定される。このステップ130の判定にお
いてリセット中断が設定されたと判定された場合には、
このACT原点ソフトリセット制御を抜けてメイン制御
ルーチンに回帰し、ACT原点ソフトリセット制御は中
止される。しかし、ステップ130の判定においてリセ
ット中断が設定されていないと判定された場合にはステ
ップ140に進んで、リセット基準ステップ及び駆動方
向が設定される。
【0035】このステップ140において、初期位置か
らリセット位置まで前記各ドア5,9、13を駆動する
ためのリセット基準ステップが設定される。このリセッ
ト基準ステップは、初期位置からリセット位置までのス
テップ数よりも多めに設定されており、確実に前記各ド
ア5,9,13をリセット位置まで移動させるステップ
数が設定される。具体的には、インテークドア5及びミ
ックスドア9には、130ステップ(実際のステップ数
100+30)が設定され、モードドア13には180
ステップ(実際のステップ数150+30)が設定され
る。
【0036】そして、ステップ150においてACT駆
動処理R(リセットモード)が設定される。図5に示さ
れるACT駆動処理Rは、ステップ500においてアク
チュエータ28,29,30に印加される電源電圧VB
の変動の判定を行なう。この判定は、電源電圧V5(9
V)及びV6(9.5V)の値においてヒステリシスを
有する2つの判定α及びβ、また電源電圧V7(12.
5V)及びV8(13V)の値においてヒステリシスを
有する2つの判定β及びγを有する特性線によって判定
されるもので、V5とV6間のヒステリシスにおいては
αが、V7とV8間のヒステリシスにおいてはγが優先
されるようになっている。
【0037】この電源電圧(VB)の判定において、電
源電圧がV8(13V)以上に変動した場合若しくはV
7(12.5V)以上である場合には判定γが選択され
てステップ520に進み、駆動トルク小が設定される。
また電源電圧がV7(12.5V)以上から以下に変動
した場合、若しくはV6(9.5V)以下から以上に変
動した場合には判定βが選択されてステップ350に進
み、駆動トルク大が設定される。具体的には、ステップ
520においてはアクチュエータの駆動信号のパルス数
が250PPSに設定され、ステップ530においては
アクチュエータの駆動信号のパルス数が166PPSに
設定され、250PPSの場合よりも駆動トルクを大き
くすることができるものである。
【0038】そして、ステップ540において上記設定
に基づいてアクチュエータ28,29,30が1相励磁
で駆動される。これによって、電源電圧が大きい場合に
は駆動騒音を低減するために小さい駆動トルクを設定し
て騒音を低減し、また電源電圧が低い場合には駆動トル
クを大きく設定することによって前記各ドア5,9,1
3を確実に初期位置まで移動させることができるもので
ある。尚、1相励磁は、複数のコイルの内1つのコイル
の導通状態を順次変化させることによって1ステップず
つ回動させるもので、2相励磁に比してトルクが小さい
ため騒音が小さいという利点を有する。
【0039】また、前記ステップ500の判定におい
て、電源電圧がV4(9V)以上からV1以下に変動し
た場合若しくはV5(9.5V)以下である場合には判
定αが判定され、停止モードが選択される。この場合に
は、ステップ550に進んでタイマを始動させ、ステッ
プ560にて時間の経過を計る。このステップ560の
判定において時間がt(2秒)経過していない場合には
ステップ500の判定に回帰させ、判定αがt時間以上
継続して判定された場合には、ステップ570において
リセットの中断が設定され、このACT駆動処理制御R
を抜ける。これによって、前述と同様に、アクチュエー
タ28,29,30に印加される電源電圧が低すぎる場
合にはリセット制御が十分に実行できないと判定してリ
セットを中断するものである。
【0040】図3に示すフローチャートにおいて、ステ
ップ150のACT駆動処理制御Rの後、ステップ16
0においてリセット中断が設定されたか否かの判定を行
なう。この判定においても、前記ステップ130と同様
に、リセット中断が設定されたと判定された場合には、
このACT原点ソフトリセット制御を抜けてメイン制御
ルーチンに回帰するものである。しかし、前記ステップ
160の判定においてリセット中断が設定されていない
と判定された場合には、ステップ170に進んでACT
駆動戻し量が算出される。
【0041】このACT駆動戻し量の算出は、図6のフ
ローチャートで示されるもので、ステップ600におい
て前記ACT駆動処理N若しくは前記ACT駆動処理R
で設定された駆動トルクが小(判定γ)か大(判定β)
かが判定される。この判定において、駆動トルク大(判
定β)であると判定された場合には、ステップ610に
進んで電源電圧VBによる戻し補正量が演算される。こ
のステップ610内の特性線図は、電源電圧Va(10
V)が戻し補正量−S1(−30ステップ)に、電源電
圧Vb(11V)が戻し補正量0に、電源電圧Vc(1
2V)が戻し補正量S2(30ステップ)に、そして電
源電圧Vd(13V)が戻し補正量S3(60ステッ
プ)に対応するように設定されるものである。そして、
この特性線図によって、電源電圧VBから戻し補正量R
1が演算される。
【0042】さらに、ステップ620に進んで、車室内
温度Trによる戻し補正量R2が演算される。この特性
線図は、例えば、車室内温度T1(−30℃)が戻し補
正量−S8(−30ステップ)に、車室内温度T2(2
5℃)が戻し量0に、車室内温度T3(55℃)が戻し
補正量S9(30ステップ)に対応するように設定され
るものである。そして、この特性線図において、車室内
温Trから戻し補正量R2が演算される。
【0043】また、前記ステップ600のの判定におい
て、駆動トルク小(判定γ)であると判定された場合に
は、ステップ630に進んで電源電圧VBによる戻し補
正量が演算される。このステップ630内の特性線図
は、電源電圧Ve(12.5V)が戻し補正量−S4
(−28ステップ)に、電源電圧Vf(13V)が戻し
補正量−S5(−15ステップ)に、電源電圧Vg(1
4V)が戻し補正量0に、電源電圧Vc(15V)が戻
し補正量S6(15ステップ)に、そして電源電圧Vd
(16V)が戻し補正量S7(30ステップ)に対応す
るように設定されるものである。そして、この特性線図
によって、電源電圧VBから戻し補正量R1が演算され
る。このステップ630における電源電圧の判定におい
て、駆動トルク小が判定される場合は電源電圧が高いと
判定された場合であるため、ステップ610の判定に比
べて電源電圧は高めに設定されているものであり、駆動
トルクが小さく設定されていることから、電圧変動に対
する補正量の変動はステップ610の判定に比べて小さ
く設定されている。
【0044】さらに、ステップ640に進んで、車室内
温度Trによる戻し補正量R2が演算される。この特性
線図は、例えば、車室内温度T4(−30℃)が戻し補
正量−Sa(−20ステップ)に、車室内温度T5(2
5℃)が戻し量0に、車室内温度T6(55℃)が戻し
補正量Sb(20ステップ)に対応するように設定され
るものである。そして、この特性線図において、車室内
温Trから戻し補正量R2が演算される。これによっ
て、電源電圧の変動による駆動トルクの変動によって、
各ドア5,9,13が空調ダクト2に押しつけられる力
が変動し、樹脂等で形成された空調ダクト2の変形の具
合が変化したり、また各ドア5,9,13に装着された
インシュレータの変形量が変動することから生じるリセ
ット位置までのステップ数の変動、また温度の変動によ
る前記空調ダクト2の膨張若しくは縮小によるリセット
位置までのステップ数の変動を補正できるものである。
【0045】そして、ステップ650において、前記ス
テップ610若しくは630で設定された電源電圧の変
動による戻し補正量R1と、前記ステップ620若しく
は640で設定された車室内温度の変動による戻し補正
量R2とによって、戻し補正量R(R=R1+R2)が
演算される。
【0046】このステップ170によって設定された補
正量にしたがって、ステップ180でリセット戻し基準
ステップが設定される。具体的には,インテークドア5
及びミックスドア9のリセット戻し基準ステップとして
は100ステップ+Rが設定され、モードドア13のリ
セット戻し基準ステップとしては150ステップ+Rが
設定されるものである。これによって、ステップ190
において前記ステップ120と同様のACT駆動処理N
が実行されてアクチュエータ28,29,30が駆動
し、前記各ドア5,9,13が初期位置に移動し、ステ
ップ200にてフラグ1に初期値0を設定(FLG1←
0)して、ACT原点ソフトリセット制御を終了させる
ものである。
【0047】また、図7に示す原点強制リセット制御
は、例えばバッテリー接続当初で最初に電源は入った状
態、若しくはアクチュエータ原点リセット制御中にイグ
ニッションスイッチがOFFされて中断した場合におい
て、各ドア5,9,13の現在位置が特定されない場合
に実行されるもので、フラグ2(FLG2)に1が設定
された場合に、メイン制御ルーチンからこの原点強制リ
セット制御に制御が移行するものである。
【0048】ステップ210から開始される原点強制リ
セット制御は、ステップ220においてリセット基準ス
テップが設定される。このステップ220におけるリセ
ット基準ステップは、例えばインテークドア5には97
0ステップ、ミックスドア9には1260ステップ、そ
してモードドア13には1600ステップが設定され
る。これは、インテークドア5のリセット位置からフル
回動位置までのステップ数が870ステップ(770ス
テップ+100ステップ)、ミックスドア9のリセット
位置からフル回動位置までのステップ数が1160ステ
ップ(1060ステップ+100ステップ)、モードド
ア13のリセット位置からフル回動位置までのステップ
数が1500ステップ(1350ステップ+150ステ
ップ)であることから、各ドア5,9,13を確実にリ
セット位置に戻すことができるステップ数として設定す
るものである。
【0049】このステップ220によって設定されたリ
セット基準ステップによって、ステップ230では図5
で示すACT駆動処理R(ステップ150)が実行さ
れ、電源電圧の変動を判定することによって選択された
駆動トルクによって各ドア5,9,13がリセット位置
まで移動される。そして、ステップ240においてリセ
ット中断が設定されたと判定された場合にはステップ2
95に進んで再度フラグ2に1を設定してメイン制御ル
ーチンに回帰させ、再度原点強制リセット制御を実行さ
せるようにする。また、ステップ240の判定において
リセット中断が設定されていないと判定された場合に
は、ステップ250に進んで前述したステップ170と
同様に電源電圧の変動による戻し補正量R1と車室内温
度の変動による戻し補正量R2とによって、戻し補正量
R(R=R1+R2)が演算される。
【0050】このステップ250によって設定された補
正量にしたがって、ステップ260でリセット戻し基準
ステップが設定される。具体的には,インテークドア5
及びミックスドア9のリセット戻し基準ステップとして
は100ステップ+Rが設定され、モードドア13のリ
セット戻し基準ステップとしては150ステップ+Rが
設定されるものである。これによって、ステップ270
において前記ステップ120及びステップ190と同様
のACT駆動処理Nが実行されてアクチュエータ28,
29,30が駆動し、前記各ドア5,9,13が初期位
置に移動し、ステップ280にてフラグ2に初期値0を
設定(FLG2←0)し、さらにステップ290にてフ
ラグ1に初期値0を設定(FLG1←0)してACT原
点強制リセット制御を終了させるものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電源電圧等の環境因子によって、アクチュエータの
駆動トルクを選択することによって、駆動トルクの必要
な条件下では大きい駆動トルクを選択し、駆動トルクが
十分な条件下では騒音を低減するために小さい駆動トル
クを選択するようにしたことによって、原点リセットを
行なう場合に作動音を抑えつつ、正確なリセットを行な
うことができる。
【0052】また、選択された駆動トルクに合わせてア
クチュエータの戻し量を補正するようにしたことによっ
て、アクチュエータによって駆動される被駆動部材を確
実に初期位置に移動できるために、被駆動部材の制御性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクチュエータ制御装置が装着された
車両用空調装置の構成図である。
【図2】前記車両用空調装置における空調制御機器の制
御状態を決定する熱負荷総合信号から各制御機器の制御
状態を設定する特性線図である。
【図3】原点ソフトリセット制御を示したフローチャー
ト図である。
【図4】ACT駆動処理N(通常モード)を示したフロ
ーチャート図である。
【図5】ACT駆動処理R(リセットモード)を示した
フローチャート図である。
【図6】駆動戻し補正量を算出するフローチャート図で
ある。
【図7】原点強制リセット制御を示したフローチャート
図である。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 2 空調ダクト 5 インテークドア 9 ミックスドア 13 モードドア 14 膨張弁 15 コンデンサ 16 コンプレッサ 26 コントロールユニット 28,29,30 アクチュエータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被駆動部材を所定の位置に配するために
    該被駆動部材に連結される駆動軸を原点から所定ステッ
    プ回動させる通常制御手段と、前記被駆動手段を回動終
    端まで移動させる初期リセット制御手段及び前記被駆動
    手段を回動終端から原点まで戻す戻し制御手段からなる
    原点リセット制御手段とを具備するアクチュエータ制御
    装置において、 アクチュエータの環境条件の変動を検出する環境変動検
    出手段と、 該環境変動検出手段によって検出された検出結果にした
    がって、前記初期リセット制御手段の駆動トルクを選択
    する初期リセット制御設定手段と、 前記環境変動検出手段によって検出された検出結果にし
    たがって、前記戻し制御手段の駆動トルク及び戻し量を
    選択する戻し制御設定手段とを具備することを特徴とす
    るアクチュエータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータの環境条件は、アク
    チュエータに印加される電源電圧であることを特徴とす
    る請求項1記載のアクチュエータ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の前記アクチュエー
    タ制御装置において、さらに 前記アクチュエータの環境温度を検出する温度検出手段
    と、 該温度検出手段によって検出された環境温度によって前
    記戻し制御設定手段によって設定された戻し量を補正す
    る戻し量補正手段とを具備することを特徴とするアクチ
    ュエータ制御装置。
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