JPH0717043A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH0717043A
JPH0717043A JP15003093A JP15003093A JPH0717043A JP H0717043 A JPH0717043 A JP H0717043A JP 15003093 A JP15003093 A JP 15003093A JP 15003093 A JP15003093 A JP 15003093A JP H0717043 A JPH0717043 A JP H0717043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
wiper member
recording head
head
wiper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15003093A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Tomikawa
伊知朗 富川
Takaaki Sekiyama
隆明 関山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP15003093A priority Critical patent/JPH0717043A/ja
Publication of JPH0717043A publication Critical patent/JPH0717043A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動面の摩耗を少なくすることによりエッジ
効果を長期に維持でき、記録ヘッドの吐出口面に付着し
たインクを確実に除去できるワイパー部材を備えたイン
クジェット記録装置を提供する。 【構成】 記録ヘッド50がホームポジションに位置し
たとき、記録ヘッド50の吐出口に対向して位置するワ
イパー部材60は、断面を円形状とする頭部62と、可
撓性を有する板部63と、板部63の下端に連結する多
孔体よりなるインク吸収体65とを備えている。板部6
3には、頭部62からインク吸収体65に連結する溝6
4が設けられ、ワイパー部材60の頭部62が記録ヘッ
ド50のインク吐出口面に接触したとき、溝64は記録
ヘッド50のインク吐出方向に延設される状態となる。
ワイパー部材60の頭部62の曲面が線接触して拭き取
ったインクは吐出方向の延びる溝64内をスムーズに流
下し、インク吸収体65に吸収され、不用インクが記録
ヘッド50の吐出面に残留したり、固化したインクが吐
出口に入っておこす目づまりによる印字不良を発生させ
ることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドの吐出口か
らインクを吐出させて記録を行なうインクジェット記録
装置に関し、特に記録ヘッドの吐出口の清掃手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置において、記録
ヘッドの吐出口に付着するインクを拭い取るための清掃
手段として可撓性を有する清掃部材を備えたものがあ
る。しかし、従来の清掃部材(ワイパー)の形状は、図
4に示すような板状ワイパー2aを支持部材2に取り付
けた構成となっていた。この清掃部材により記録ヘッド
1の吐出口面1aに付着したインク20をふく際、ワイ
パー2aの先端部分のエッジ効果により、付着している
インク等を効率良く拭い取ることができた。しかし拭い
取ったインク20aはインクの表面張力により清掃部材
の先端部分に付着することがあり、ワイパー2aの先端
にインク20aを付着した状態で吐出口面1aを拭くと
吐出口面をよごしたり、また付着したインク20aが固
化すると吐出口内部に固化インクが混入し、吐出不良を
引き起こしてしまう問題が発生した(図5(a)(b)参
照)。また、清掃部材(ワイパー)2aの先端は摺動使
用により先端部分2bが摩耗し、吐出面1aと面接触す
るようになってしまい、エッジ効果を満足に達成させる
ことができなかった(図5(c)参照)。
【0003】上記の問題を解決した技術が特開平4−3
7555号公報に開示されている(図6、図7参照)。
このインクジェット記録装置のワイパー部材10は、吐
出口1a面と平行に伸びている溝12を設け、さらに一
端を溝12と連通し、他端を廃インク容器16に連絡し
た排出溝14を設けた構成となっている。このワイパー
部材10においては拭い取ったインクは、溝12を通り
排出溝14を流下して廃インク容器16に溜る構成とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、開示されたワ
イパー部材10の場合、拭い取られたインクが廃インク
容器16内に流入するまでの経路が長く、かつ、インク
の流下経路が溝12から溝14へと連なって曲折が多く
残留インクの排除性が悪くなり、ワイパー部材10が吐
出口面1aを清掃して溝12内に入った拭き取ったイン
ク20aがスム−ズに流下できず、溝部12,14内に
残留した後、固化したりすることが考えられる。また、
インクが溝内で固化した状態でインク吐出口1a面を拭
き取ると、固化したインクが吐出口1a内部に混入し印
字不良の原因となる可能性があった。また、この種の清
掃装置における記録ヘッドに対するワイパー部材12の
拭きとり代は寸法hと長く設計されているが、吐出口1
a面に多量のインクが付着している時は溝12にインク
を溜めたワイパー部材10で吐出口1a面を拭くと、吐
出口1aに対してワイパー部材10は面接触となり、エ
ッジ効果が発生せず、拭きとり代(寸法h)の拭き取っ
たインク20を吐出口1a面に逆に付着させて引き延ば
してしまう不都合が考えられる。またワイパー部材10
での拭き取りしろが構造上多くなるため、可撓性がある
材料(ゴム等)であるとワイパー部材10で拭いた後ワ
イパーが変形前に復帰すると、その弾性モーメントが作
用しワイパー10に付着したインク20を飛散させ、装
置を汚染させる不都合が生じた。
【0005】そこで本発明は上記の問題を解決すべく、
ワイパー部材の摩耗を極力少なくすることによりエッジ
効果を長期に維持し、かつ、吐出口面に付着したインク
を確実に除去できるワイパー部材を備えたインクジェッ
ト記録装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、インクを吐出する吐出口を設けた記録ヘッ
ドと、記録ヘッドがホームポジションに位置したとき、
記録ヘッドの吐出口に対向して位置し、記録ヘッドが記
録作動方向に移動するとき、記録ヘッドの吐出口面に接
触し吐出口面を相対的に摺動する、断面を円形状とする
頭部と、頭部に連結する可撓性を有する板状体の板部
と、板部下端を連結する多孔体よりなるインク吸収体と
を有し、頭部からインク吸収体に連通する溝が形成され
たワイパー部材とを具備する。
【0007】
【作用】本発明のインクジェット記録装置は、インクを
吐出口から吐出させて記録を行う記録ヘッドの吐出口面
にワイパー部材の頭部が当接され、可撓性を有する板状
体の板部を撓ませながら吐出口面と相対的に摺動する。
このとき、吐出口面に付着していた不用インクはワイパ
ー部材の円形状頭部で拭き取られる。拭き取られたイン
クはワイパー部材の溝を伝ってインク吸収体に吸収され
る。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。図3はインクジェット記録装置に
おける回復装置と記録ヘッドの構成説明図である。回復
装置は記録ヘッド50の記録(印字)動作における運動
域の範囲外に配設されている。回復装置には記録ヘッド
50の乾燥を防ぐキャップ70と記録ヘッド50に付着
するインクを拭き取るワイパー部材60とを複数配設し
たステージ80が、記録ヘッド50に対向して設けられ
ている。ステージ80は回転駆動されるシャフト90に
連結したカム95に連結し、対向する記録ヘッド50方
向への上下移動自在な構成となっている。なお、ステ−
ジ80には記録ヘッド50にキャップ70が当接したと
き、キャップ70の押圧力を一定にするためのバネ75
が装備され、バネ75はキャップ70を保持するキャッ
プホルダー77に係合されている。
【0009】記録ヘッド50は印字終了後のヘッド回復
動作の際に、回復装置が配設されている位置(ホームポ
ジション)へ向かう。このとき、ステージ80は下部位
置にあり、ワイパー部材60は記録ヘッド50に当接し
ない状態となっている。記録ヘッド50が図3に示すキ
ャッピング待機位置に停止したときは、ステージ80は
上昇して、ワイパー部材60が記録ヘッド50と当接可
能な位置となる。そして、記録ヘッド50が記録動作の
方向(印字領域側)へ移動するに従い、ワイパー部材6
0は記録ヘッド50のインク吐出面50aに接触し、付
着したインクを拭き取る。
【0010】ワイパー部材60は図1に示すような、断
面が円形となっている円柱形の頭部62を上端に備え、
可撓性を有する板部63よりなる板状体であって、板部
63の下端は多孔性のインク吸収体65に連結してい
る。ワイパー部材60には頭部62から板部63を通っ
てインク吸収体65まで延びる溝64を形成する。この
溝64はワイパー部材60を記録ヘッド50に対向させ
たとき、インク吐出方向に延びている。インク吸収体6
5を備えたワイパー部材60はブレードホルダー66に
収納され、ブレードホルダー押え68によりステージ8
0に装着されている。
【0011】次に図2を参照してワイパー部材60の作
用を説明する。記録ヘッド50がキャッピング待機位置
に停止したとき、ワイパー部材60は記録ヘッド50に
当接可能な位置まで上昇する。そして、記録ヘッド50
が矢印X方向である印字領域側へ移動する際、記録ヘッ
ド50がワイパー部材60に当接する。記録ヘッド50
の移動に従って、ワイパー部材60の可撓性を有する板
部63が撓み、ワイパー部材60の頭部62の曲面がイ
ンク吐出口面50aに接触し、インク吐出面50aに付
着するインク55を拭き取る。拭き取られたインク55
は溝64に案内されて流下し、インク吸収体65に吸収
される。また、溝64を形成していない頭部62に付着
したインク55は円形状の頭部62の曲面をながれおち
て、板部63との境界部分に溜る。この溜ったインクは
重力で板部63の壁面上をインク吸収体65方向に流下
し、インク吸収体65に吸収される。そして、記録ヘッ
ド50が通過するとワイパー部材60は撓んだ板部63
が直立状態に復帰する。このとき、残留しているインク
55はインク吸収体65に向かって直線となっている溝
64に案内されて、あるいは板部63の壁に沿って流下
する。
【0012】このワイパー部材60のインクの拭き取り
において、拭き取り作用を果たす頭部は断面が円形であ
って、曲面部分が記録ヘッド50の吐出面50aに接触
するので、拭き取り面は常時線接触となりエッジ効果に
よりインクをきれいに拭き取ることができる。また、ワ
イパー部材60と記録ヘッド50の吐出口面50aとの
当接量が多少変化しても、ワイパー部材60の頭部62
は円形であるため、ワイパーと吐出口面が当接可能状態
であればエッジ効果を発生し、これにより不要インクを
引き延ばすことなく確実に拭き取ることができる。さら
に、ワイパー部材60の端部62の摩耗に対しては、頭
部の断面形状を円形として、接触面を曲面としているた
め、摩耗が少なくエッジ効果を保つことが可能となっ
た。また、溝14は複数本形成することにより、より多
量の拭き取ったインク55をスムーズにインク吸収体6
5の方向に流すことが可能となる。
【0013】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録装置は、記
録ヘッドの吐出口面を清掃するワイパー部材の頭部を円
形断面としたことにより、吐出口面の拭き取りは、頭部
の曲面部分が当接して線接触となり、常時エッジ効果が
発揮でき不用インクを残留させず確実に拭き取ることが
できる。また、ワイパー部材と吐出口面との当接量が多
少変化したり、当接面が摩耗したとしても、絶えず線接
触状態が保持され、面接触となることがなく、従来のワ
イパー部材のように不用インクを引き延ばすことなく確
実に拭き取ることができる。さらに、記録ヘッドのイン
ク吐出方向に溝を形成して不用インクを直線的に流下さ
せ、インク吸収体に連通させたため、ワイパー部材の拭
き取り面に不用インクを残留させることがない。このよ
うに、ワイパー部材の摩耗を極力少なくでき、エッジ効
果が長期に保持できるので、記録ヘッドの吐出口に付着
するインクが確実に除去でき、インクジェット記録装置
の印字精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイパー部材の説明図。
【図2】 記録ヘッドのワイパー部材による拭き取り状
態説明図。
【図3】 インジェクト記録装置における記録ヘッドと
回復装置の構成説明図。
【図4】 ワイパー部材の従来例の斜視図。
【図5】 従来のワイパー部材の拭き取り状態説明図。
【図6】 ワイパー部材の他の従来例の斜視図。
【図7】 他の従来例のワイパー部材の拭き取り説明
図。
【符号の説明】
50 記録ヘッド、 60 ワイパー部材、 62 頭
部、 63 板部、64 溝、 65 インク吸収体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する吐出口を設けた記録ヘ
    ッドと、記録ヘッドがホームポジションに位置したと
    き、記録ヘッドの吐出口に対向して位置し、記録ヘッド
    が記録作動方向に移動するとき、記録ヘッドの吐出口面
    に接触し吐出口面を相対的に摺動するワイパー部材とを
    備え、 ワイパー部材は、断面を円形状とする吐出面に接触する
    頭部と、頭部に連結する板状体の板部と、板部下端を連
    結する多孔体よりなるインク吸収体とを有し、ワイパ−
    部材の板部は可撓性を有すると共に、頭部からインク吸
    収体に連通する溝が形成されてなるインクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 ワイパー部材の溝は記録ヘッドのインク
    吐出方向に延設されている請求項1記載のインクジェッ
    ト記録装置。
JP15003093A 1993-06-22 1993-06-22 インクジェット記録装置 Pending JPH0717043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15003093A JPH0717043A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP15003093A JPH0717043A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 インクジェット記録装置

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JPH0717043A true JPH0717043A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15487970

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15003093A Pending JPH0717043A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 インクジェット記録装置

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JP (1) JPH0717043A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0939259A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェットプリンタ
US6294632B1 (en) 1996-07-24 2001-09-25 Chisso Corporation Biaxially oriented polypropylene film
US6395071B1 (en) 1999-10-01 2002-05-28 Chisso Corporation Breathing film
US6716921B1 (en) 1999-09-07 2004-04-06 Chisso Corporation Propylene resin composition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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